JP6882684B2 - 通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやスマートフォンのみならず、あらゆるものがインターネットに接続されるようになってきている。そのため、IoT(Internet of Things)が注目されている。
IoTとは、例えば、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され、情報交換することにより、相互に制御することが可能な仕組みである、とされる。ここでいう「物」とは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスを持つスマートフォン、IPアドレスを持つセンサで検知可能な商品、IPアドレスを持つ機器に格納されたコンテンツなどがある。IoTによって、例えば、大量の情報が円滑に流通することが可能となり、国民生活における生産性や効率性が向上し、新しい社会システムが実現され得るものと考えられている。
IoTネットワークは、無線通信を利用して構築される場合がある。しかし、無線通信は、外部環境に影響を受け、障害が発生する場合がある。従って、IoTネットワークによるIoTサービスに支障が出る場合がある。
例えば、工場においてIoTが導入されるケースが増加している。このような工場では、工場内において、ISM(Industry Science Medical)バンドでマグネトロンを使用する半導体製造機器や乾燥機器などを稼働させている場合がある。このような機器は、同じ周波数帯域で無線通信を行うIoT機器に対して干渉源となり得る。マグネトロンのオンとオフの周期的な制御により、同じ周波数帯域の無線通信に対して、周期的な干渉を発生させることが知られている。
このような周期的な干渉により、無線区間において送信パケットが通信途中で欠落し、IoTネットワークにおいて、データのスループットが低下する場合がある。
周期的な干渉に対する無線通信の技術としては、例えば、以下がある。
すなわち、測定した干渉波の周期データを送信データの一部として送信パケットに挿入して他の無線通信装置へ送信し、他の無線通信装置では干渉波の周期データに基づいて1回の送信時間を調整する無線通信装置がある。
この技術によれば、他の無線通信装置との無線通信において、周期的に発生する干渉波を低減するとともに、送信電力が不適切に増加することを防止することができる、とされる。
また、他の装置からの信号が検出されない無信号区間の時間長を特定し、通信の相手装置へ送信するデータの時間長と、無信号区間の時間長とに基づいて、データを送信する回数を決定し、決定された回数だけ、相手装置へデータを送信する通信装置がある。
この技術によれば、通信システムにおいて、送信信号が他の装置からの信号と衝突する確率を低減しながら遅延を低減することができる、とされる。
雑音信号に周期性があると判定したとき、雑音レベルに対する目的信号レベルが十分大きく通信に支障がない場合には、動作状態の切り替えを行うことなく通常の動作状態のまま通信を行い、そうでない場合には、伝送速度を低減させる通信装置がある。
この技術によれば、周期性のある雑音信号が存在する環境下においても、支障なくパケット通信を行うことができる、とされる。
特開2012−80448号公報 特開2015−41821号公報 特開2007−158976号公報
しかし、干渉波の周期データを送信パケットに挿入して送信する技術は、他の無線通信装置において送信時間を調整するためであって、その送信時間における無線品質については何ら考慮されていない。そのため、かかる技術では、送信時間において、他の無線通信装置が送信データを送信しても、無線品質の悪化により、無線通信装置において正常に受信することができない場合がある。よって、かかる技術では、データのスループットが低下する場合がある。
また、通信の相手装置へ送信するデータの時間長と無信号区間の時間長とに基づいて、データの送信回数を決定する技術も、データを送信する時間内における無線品質については何ら考慮されていない。従って、かかる技術も、データのスループットが低下する場合がある。
さらに、雑音レベルに対する目的信号レベルが十分大きく通信に支障がない場合、通常の動作状態のまま通信を行う技術は、雑音信号が存在する場合でも、パケット通信が行われる場合がある。従って、かかる技術では、雑音信号がパケット通信に影響を与え、受信側において送信パケットを正常に受信することができない場合がある。よって、かかる技術では、データのスループットが低下する場合がある。
そこで、一つの側面では、データのスループットの低下を防止するようにした通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラムを提供することにある。
一つの態様では、他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置において、第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信する無線受信部と、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定するデータ収集効率算出部と、前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出する制御パラメータ算出部と、前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する無線送信部とを備える。
一つの側面では、データのスループット低下を防止することができる。
図1は通信システムの構成例を表す図である。 図2はデータ収集端末装置の構成例を表す図である。 図3はセンサ装置の構成例を表す図である。 図4は良好区間と悪化区間の例を表す図である。 図5はデータ収集端末装置の動作例を表すフローチャートである。 図6(A)は応答時間の測定例、図6(B)は無線品質の周期的な悪化の検出方法の例をそれぞれ表す図である。 図7は第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。 図8(A)と図8(B)はパケット送信区間と通信規格におけるパケット最大長との関係例、図8(C)はセンサ通信制御パケットの例をそれぞれ表す図である。 図9(A)は無線品質の測定例、図9(B)はデータ収集効率の算出例をそれぞれ表す図である。 図10は第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。 図11は第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。 図12は制御テーブルの例を表す図である。 図13は制御テーブルの例を表す図である。 図14は制御テーブルの例を表す図である。 図15はセンサ装置における動作例を表すフローチャートである。 図16(A)から図16(C)は良好区間と悪化区間の例を表す図である。 図17はデータ収集端末装置の動作例を表すフローチャートである。 図18はデータ収集端末装置の動作例を表すフローチャートである。 図19はセンサ装置の構成例を表す図である。 図20(A)は良好区間と悪化区間の例、図20(B)はセンサ通信制御パケットの例をそれぞれ表す図である。 図21(A)はデータ収集端末装置、図21(B)はセンサ装置のハードウェア構成例をそれぞれ表す図である。 図22は通信システムの例を表す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。そして、各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[第1の実施の形態]
<通信システムの構成例>
図1は、第1の実施の形態における通信システム10の構成例を表す図である。
通信システム10は、データ収集端末装置(以下、「端末」と称する場合がある。)100と、センサ装置(以下、「センサ」と称する場合がある。)200−1〜200−4を備える。図1に示す通信システム10は、例えば、IoTネットワークシステムである。
端末100は、センサ200−1〜200−4とサーバ装置との間で無線通信を行う通信装置である。端末100は、センサ200−1〜200−4とサーバ装置との間においてゲートウェイとしての役割を果たす。
端末100は、センサ200−1〜200−4から送信されたパケットデータ(以下、「パケット」と称する場合がある。)を受信し、受信したパケットデータから、センサ200−1〜200−4で測定された測定データを抽出する。そして、端末100は、抽出した測定データをサーバ装置(又はクラウド装置)へ送信する。サーバ装置への送信は、例えば、無線でもよいし有線でもよい。サーバ装置へ送信された測定データは、例えば、インターネット経由で、サーバ装置からパーソナルコンピュータなどへ送信することが可能であり、IoTデータとして、様々な利用に供することができる。
また、端末100は、センサ通信制御パラメータなどを含むパケットデータを、センサ200−1〜200−4へ送信する。センサ通信制御パラメータは、例えば、センサ200−1〜200−4がパケットデータを送信するときの制御用のパラメータである。詳細は後述する。
センサ200−1〜200−4は、例えば、端末100と無線通信を行う通信装置である。センサ200−1〜200−4は、例えば、様々な事象を測定し、温度、湿度、電気使用量、ガス使用量など、測定データを端末100へ送信する。測定データは、例えば、IoTデータと称される場合もある。本第1の実施の形態では、測定データのことを、例えば、ユーザデータと称する場合がある。センサ200−1〜200−4は、端末100から送信されたセンサ通信制御パラメータに従って、ユーザデータを含むパケットを端末100へ送信する。
なお、端末100と各センサ200−1〜200−4間の無線通信の方式は、例えば、キャリアセンス方式でもよいし、周波数ホッピング方式などであってもよい。キャリアセンス方式は、例えば、端末100や各センサ200−1〜200−4が無線通信を行うときに他の端末による同一周波数の占有の有無を確認し、同一の周波数を利用して同時に複数の搬送波を送信しないようにした方式である。キャリアセンス方式としては、例えば、WifiやZigBeeなどがある、一方、周波数ホッピング方式は、所定の周波数帯域の中で周波数を切り替えながら無線通信を行う方式である。周波数ホッピング方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)などがある。
また、図1に示すように、各センサ200−1〜200−4は、センサ200−1,200−2のように、端末100と直接無線通信を行うことも可能である。また、センサ200−3のように、他のセンサ200−4を介して(又は中継して)、端末100と無線通信を行うことも可能である。さらに、図1の例では、センサ200−1〜200−4は、4台の例を示しているが、1台でもよいし、複数台でもよい。
以下では、センサ200−1〜200−4は、いずれも同一構成のため、センサ200−1〜200−4のことを、センサ200と称する場合がある。
次に、端末100とセンサ200の各構成例について説明する。
<データ収集端末装置の構成例>
図2は、端末100の構成例を表す図である。端末100は、無線受信部101、ユーザデータDB(Data Base)102、WAN(Wide Area Network)側送信部103、無線品質DB104、悪化区間検知部105、データ収集効率算出部106、制御テーブル107、制御パラメータ算出部108、及び無線送信部109を備える。
無線受信部101は、センサ200から送信されたパケットを受信する。パケットの種類としては、例えば、ユーザデータを含むパケット(以下、「データパケット」と称する場合がある。)や、ユーザデータと運用管理データとを含むパケット(以下、「運用管理パケット」)などがある。運用管理データは、例えば、無線品質のモニタリングに利用されるデータのことである。運用管理データとしては、例えば、pingの応答時間、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)、LQI(Link Quality Indicator:リンク品質)などがある。詳細は動作例で説明する。無線受信部101は、例えば、センサ200から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号に対して復調処理などを施すことで、無線信号からパケットを抽出する。
無線受信部101は、パケットからユーザデータを抽出し、抽出したユーザデータをユーザデータDB102に記憶する。また、無線受信部101は、パケットから運用管理データを抽出し、抽出した運用管理データを、センサ側の無線品質として、無線品質DB104に記憶する。さらに、さらに、無線受信部101は、抽出したパケットをデータ収集効率算出部106へ出力する。
ユーザデータDB102は、センサ200から送信されたユーザデータを記憶する。
WAN側送信部103は、ユーザデータDB102からユーザデータを読み出して、ユーザデータを含むパケットを生成し、生成したパケットをサーバ装置へ送信する。
無線品質DB104は、例えば、センサ側の無線品質を記憶する。上述したように、センサ側の無線品質としては、例えば、pingの応答時間、RSSI、LQIなどがある。
悪化区間検知部105は、無線品質DB104から、pingの応答時間を読み出す。悪化区間検知部105は、読み出したpingの応答時間に基づいて、無線品質の周期的な悪化区間(又は悪化期間。以下、「悪化区間」と称する場合がある。)を検知する。悪化区間以外の区間は、良好区間(又は良好期間。以下、「良好区間」と称する場合がある。)となる。周期的な悪化区間の検知方法については動作例で説明する。悪化区間検知部105は、例えば、悪化区間の開始時刻と終了時刻、良好区間の開始時刻と終了時刻とを、制御パラメータ算出部108へ出力する。悪化区間検知部105は、例えば、周期的な悪化区間を検知することで、良好区間を設定している。
なお、以下では、「区間」と「期間」とを区別しないで用いる場合がある。例えば、通知区間と通知期間とは区別しないで用いる場合があり、パケット送信区間とパケット送信期間も区別しないで用いる場合がある。
データ収集効率算出部106は、例えば、端末100で受信したパケットに基づいて、センサ200から送信されたパケットの送信データ量に対して、端末100で受信したパケットの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出する。データ収集効率の算出方法については動作例で説明する。データ収集効率算出部106は、算出したデータ収集効率を、制御テーブル107に記憶する。
また、データ収集効率算出部106は、無線受信部101から受け取ったパケットに基づいて、端末100とセンサ200との間の無線区間における無線品質を測定する。データ収集効率算出部106は、測定した無線品質を、端末側の無線品質として、制御テーブル107に記憶する。
制御テーブル107は、無線品質DB104に記憶されたセンサ側の無線品質と、端末側の無線品質、データ収集効率、及びセンサ通信制御パラメータを記憶する。
図12は、制御テーブル107の例を表す図である。図12に示すように、パケット送信区間ごとに、無線品質、データ収集効率、センサ通信制御パラメータが制御テーブル107に記憶される。なお、図12の例では、センサ通信制御パラメータの例として、送信回数が制御テーブル107に記憶されている。図12の詳細は動作例で説明する。図2に戻り、制御テーブル107は、例えば、制御パラメータ算出部108により、無線品質DB104からセンサ側無線品質が読み出されて、読み出されたセンサ側無線品質が制御テーブル107に記憶される。
制御パラメータ算出部108は、データ収集効率と無線品質とに基づいて、センサ200から送信されるパケットのパケット長と送信回数とを決定する。パケット長は、例えば、パケット送信区間において送信されるデータパケットや運用管理パケットのパケット長である。また、送信回数は、例えば、パケット送信区間において、センサ200から端末100へ送信されるパケットの個数を表す。パケット長と送信回数の決定方法は動作例で説明する。なお、制御パラメータ算出部108で決定されたパケット長と送信回数とを、例えば、センサ通信制御パラメータと称する場合がある。制御パラメータ算出部108は、センサ通信制御パラメータを無線送信部109へ出力する。
また、制御パラメータ算出部108は、悪化区間検知部105から受け取った良好区間の開始時刻と終了時刻とに基づいて、パケット送信区間の開始時刻と終了時刻とを決定する。なお、パケット送信区間の開始時刻と終了時刻を、例えば、パケット送信区間情報と称する場合がある。制御パラメータ算出部108は、パケット送信区間情報を無線送信部109へ出力する。
無線送信部109は、制御パラメータ算出部108から、センサ通信制御パラメータとパケット送信区間情報とを受け取ると、これらを含むセンサ通信制御パケットを生成し、生成したセンサ通信制御パケットをセンサ200へ送信する。例えば、無線送信部109は、通信制御パケットに対して変調処理などを施すことで、通信制御パケットを無線信号へ変換し、変換後の無線信号をセンサ200へ送信する。センサ200は、センサ通信制御パラメータに従って、パケットを端末100へ送信する。
<センサ装置の構成例>
図3は、センサ200の構成例を表す図である。センサ200は、無線受信部201、無線品質測定部202、ユーザデータ測定部203、バッファ204、パラメータ設定部205、及び無線送信部206を備える。
無線受信部201は、端末100から送信されたセンサ通信制御パケットを受信する。例えば、無線受信部201は、端末100から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号に対して復調処理などを施すことで、無線信号からセンサ通信制御パケットを抽出する。そして、無線受信部201は、センサ通信制御パケットからセンサ通信制御パラメータを抽出し、パラメータ設定部205へ出力する。また、無線受信部201は、抽出したセンサ通信制御パケットを無線品質測定部202へ出力する。
無線品質測定部202は、無線受信部201から受け取ったセンサ通信制御パケットに基づいて、無線品質を測定する。無線品質としては、RSSIとLQI、及び応答時間などがある。測定方法については動作例で説明する。無線品質測定部202は、測定した無線品質を、バッファ204に記憶する。
ユーザデータ測定部203は、例えば、センサであって、対象となる事象を測定することで、ユーザデータを生成する。ユーザデータ測定部203は、生成したユーザデータをバッファ204へ記憶する。
バッファ204は、無線品質とユーザデータとを記憶する。
パラメータ設定部205は、センサ通信制御パラメータに従って、無線送信部206に対してパケットの送信について設定する。例えば、パラメータ設定部205は、パケット送信区間の開始時刻と終了時刻とを無線送信部206に設定することで、無線送信部206は、パケット送信区間の開始時刻から終了時刻まで、データパケットや運用管理パケットを送信することが可能となる。
無線送信部206は、バッファ204から無線品質やユーザデータを読み出し、ユーザデータを含むデータパケットや、無線品質とユーザデータとを含む運用管理パケットなどを生成し、端末100へ送信する。例えば、無線送信部206は、パケットを生成すると、生成したパケットに対して変調処理などを施すことで、パケットを無線信号へ変換し、変換後の無線信号を端末100へ送信する。
<パケット送信区間>
パケット送信区間について説明する。図4はパケット送信区間の例を表す図である。本第1の実施の形態においては、端末100は、良好区間と悪化区間を設定し、良好区間の一部をパケット送信区間とし、その他の区間を通知区間に設定する。端末100は、通知区間で、センサ通信制御パケットを送信する。一方、センサ200は、パケット送信区間において、運用管理パケットを送信する。悪化区間では、端末100とセンサ200はパケットの交換を行わないで、良好区間で行われる。
端末100は、通知区間において、パケット長と送信回数とを含むセンサ通信制御パケットを送信する。センサ200は、パケット送信区間において、指示されたパケット長を有する運用管理パケットを、指示された送信回数、端末100へ送信する。
端末100は、受信した運用管理パケットに基づいて、無線品質とデータ収集効率とを算出する。そして、端末100は、算出した無線品質とデータ収集効率に基づいて、次の良好区間において、センサ200から送信される運用管理パケットのパケット長と送信回数とを決定する。
次に到来する良好区間において、端末100は、通知区間においてセンサ通信制御パケットを送信する。この場合、端末100は、1つ前のパケット送信区間で決定したパケット長と送信回数とを、センサ通信制御パケットに含めて送信する。次の良好区間におけるパケット送信区間では、センサ200は、この通信制御パケットに含まれるパケット長と送信回数とに基づいて、運用管理パケットを送信する。
以降、センサ通信制御パケットの送信と運用管理パケットの送信が、所定回数、繰り返し行われる。
<動作例>
最初に、端末100側の動作例について説明し、次に、センサ200側の動作例について説明する。
<1.端末側の動作例>
図5は、端末100における動作例を表すフローチャートである。
端末100は、処理を開始すると(S10)、応答時間を測定する(S11)。
図6(A)は、応答時間の測定例を表す図である。端末100は、pingコマンドを含むパケットをセンサ200へ送信する(S110)。pingコマンドは、例えば、応答時間測定コマンドの一つである。このpingコマンドを含むパケットは、例えば、応答時間測定パケットとなる。
このとき、端末100は、pingコマンドを含むパケットの送信時刻を記録する(S111)。端末100は、例えば、以下の処理を行う。
すなわち、悪化区間検知部105は、pingコマンドの送信指示を制御パラメータ算出部108へ出力する。制御パラメータ算出部108はこの指示を受けて、無線送信部109に対して、pingコマンドの送信を指示する。無線送信部109は、この指示を受けて、pingコマンドを含むパケットを生成し、センサ200へ送信する。無線送信部109は、pingコマンドを含むパケットを送信すると、その送信時刻を悪化区間検知部105へ通知し、悪化区間検知部105は、内部メモリに送信時刻を記憶する。
センサ200は、pingコマンドを含むパケットを受信すると、pingコマンドに対するping応答を生成し、ping応答を含むパケットを端末100へ送信する(S112)。ping応答を含むパケットは、例えば、応答時間測定パケットに対する応答パケットとなる。端末100は、ping応答を含むパケットを受信すると、受信時刻を記録する(S113)。そして、端末100は、受信時刻(S113)から送信時刻(S111)を減算し、応答時間を測定する。センサ200と端末100は、例えば、以下の処理を行う。
すなわち、センサ200の無線受信部201は、pingコマンドを含むパケットを受信すると、受信した旨を、パラメータ設定部205を介して、無線送信部206へ通知する。無線送信部206は、この通知を受けて、ping応答を含むパケットを生成し、端末100へ送信する。端末100の無線受信部101は、ping応答を含むパケットを受信すると、受信時刻と受信した旨を悪化区間検知部105へ通知する。悪化区間検知部105は、内部メモリに受信時刻を記憶する。そして、悪化区間検知部105は、内部メモリから送信時刻と受信時刻とを読み出し、受信時刻と送信時刻との差分を応答時間として計算する。
図5に戻り、次に、端末100は、無線品質の周期的な悪化が存在するか否かを判別する(S12)。周期的な悪化の検出方法について説明する。
<無線品質の周期的な悪化の検出方法>
図6(B)は、無線品質の周期的な悪化の検出方法の例を表す図である。例えば、悪化区間検知部105は、以下の処理を行う。
すなわち、悪化区間検知部105は、pingコマンドの送信指示を複数回行い、これに応じて、無線受信部101を介して、ping応答を複数回受信する。悪化区間検知部105は、複数回の応答時間を計算することになるが、計算した各応答時間について、その都度、応答時間閾値と比較する。悪化区間検知部105は、応答時間が応答時間閾値以下のとき、無線品質は「良」(又は良好)、応答時間が応答時間閾値より長いときは「悪」(又は悪化)と判別する。すなわち、悪化区間検知部105は、応答時間が応答時間閾値以下で、応答遅延が発生していないときは、無線品質は「良好」と判別する。一方、悪化区間検知部105は、応答時間が応答時間閾値より長く、応答遅延が発生しているときは「悪化」と判別する。悪化区間検知部105は、計算した応答時間の個数に応じて、複数回の「良」又は「悪」を判別する。
図6(B)では、無線品質が連続して「良」となり、その時間がDgood_1として表されている。その後、無線品質は「悪」となり、連続して「悪」となっており、その時間がDbad_1として表されている。以降、無線品質が「良」となる時間と「悪」となる時間が交互に存在している。悪化区間検知部105は、以下の条件を満たすときに、周期的な悪化が存在している(S12でYes)と判別する。
1.diffgood_i=|Dgood_i-Dgoo_i+1|≦TH ・・・(1)
がi=1,…,Mのすべてで成立ち、かつ、
2.diffbad_i=|Dbad_i-Dbad_i+1|≦TH ・・・(2)
がi=1,…,Mのすべてで成立
式(1)は、例えば、図6(B)に示すように、無線品質が「良」となっている前後する2つの区間(Dgood_1,Dgood_2)において、その差分の絶対値(|Dgood_1−Dgood_2|)が、悪化区間閾値TH以内であることが、全区間i=1〜Mにおいて成立しているか否かを、判別している。
また、式(2)は、例えば、無線品質が「悪」となっている前後する2つの区間(Dbad_1,Dbad_2)において、その差分の絶対値(|Dbad_1−Dbad_2|)が、悪化区間閾値TH以内であることが、全区間i=1〜Mにおいて成立しているか否かを、判別している。
式(1)と式(2)が同時に成立することは、無線品質が「良」と「悪」となっている各時間の長さはいずれも悪化区間閾値以内であること、すなわち、良好区間と悪化区間とが周期的に存在していることを表している。
従って、悪化区間検知部105は、式(1)と式(2)が同時に満たすときは、周期的な悪化が存在し(S12でYes)、満たさないときは、周期的な悪化が存在しない(S12でNo)、と判別することが可能である。
なお、式(1)と式(2)は、悪化区間検知部105の内部メモリに保持され、悪化区間検知部105は、内部メモリから適宜読み出して、本処理(SS12)における判別を行う。悪化区間検知部105は、検知した悪化区間に対して、悪化区間の開始時刻と終了時刻、良好区間の開始時刻と終了時刻とを、制御パラメータ算出部108へ出力する。
以上が、無線品質の周期的な悪化の検出方法の例である。
図5に戻り、端末100は、無線品質の周期的な悪化が存在しないと判別したとき(S12でNo)、一連の処理を終了する(S13)。一方、端末100は、無線品質の周期的な悪化が存在すると判別したとき(S12でYes)、第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理を行う(S14)。第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理について説明する。
<第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理>
図7は、第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。ここでは、端末100は、第1パケット送信区間におけるパケット長Lと送信回数Nとを決定する。
端末100は、第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理を開始すると(S140)、通信規格上最大となるパケット長がパケット送信区間よりも長いか否かを判別する(S141)。
図8(A)と図8(B)は、通信規格上最大となるパケット長Lmaxと、パケット送信区間の長さLsendable(以下、「パケット送信区間Lsendable」と称する場合がある。)との関係例を表す図である。
センサ200から端末100へ送信するパケットには、通信規格上最大となるパケット長Lmaxが存在する。他方、端末100において設定したパケット送信区間Lsendableも有限である。第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理においては、この2つの区間を比較して、第1パケット送信区間におけるパケットのパケット長Lと送信回数Nとを決定する。
図8(A)の場合は、通信規格上最大となるパケット長Lmaxがパケット送信区間Lsendableよりも長い場合(Lmax>Lsendable)である。この場合は、パケット送信区間において送信可能なパケット長Lは、パケット送信区間Lsendableの全体の長さとなる。この場合の送信回数Nは「1」となる。
一方、図8(B)の場合は、通信規格上最大となるパケット長Lmaxがパケット送信区間Lsendable以下の場合(Lmax≦Lsendable)である。この場合は、パケット送信区間において送信可能なパケット長Lは、通信規格上最大となるパケット長Lmaxの長さとしてよい。この場合の送信回数Nは[Lsendable/L]となる。すなわち、送信回数Nは、パケット送信区間Lsendableを、パケット長L(=通信規格上最大となるパケット長Lmax)で除算した値に対して小数点以下を切り捨てた数となる。図8(B)の例では、送信回数Nは「2」となっている。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、制御パラメータ算出部108は、悪化区間検知部105から受け取った良好区間の開始時刻と終了時刻に基づいて、パケット送信区間Lsendableの開始時刻と終了時刻を設定する。
制御パラメータ算出部108は、内部メモリから通信規格上最大となるパケット長Lmaxを読み出し、パケット長Lmaxとパケット送信区間Lsendableとを比較する。
制御パラメータ算出部108は、Lmax>Lsendablとなっているとき(図7のS141でYes)、パケット長Lをパケット送信区間Lsendableとし、送信回数Nを「1」に決定する。
一方、制御パラメータ算出部108は、Lmax≦Lsendableのときは(S141でNo)、パケット長Lを通信規格上最大となるパケット長Lmaxとし、送信回数Nを[Lsendable/L]に決定する。
図7に戻り、端末100は、パケット長Lと送信回数Nとを決定すると(S142,S143)、第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理を終了する(S144)。以上が、第1のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例である。
図5に戻り、次に、端末100は、通知区間が開始されたか否かを判別し(S15)、通信区間が開始されていないときは、通知区間が開始されるまで待つ(S15でNo)。例えば、制御パラメータ算出部108は、タイマによる現在時刻が、S14で設定した通知区間の開始時刻となっているか否かを判別し、開始時刻となっていないときは、開始時刻まで待つ。
端末100は、通知区間が開始されると(S15でYes)、センサ通信制御パケットを送信する(S16)。例えば、制御パラメータ算出部108は、現在時刻が通知区間の開始時刻となったとき、無線送信部109に対して、センサ通信制御パラメータを出力し、センサ通信制御パケットの送信を指示する。これにより、無線送信部109からセンサ通信制御パケットが送信される。
図8(C)は、無線送信部109で生成されるセンサ通信制御パケットの構成例を表す図である。センサ通信制御パケットは、ヘッダ領域とペイロード領域とを含む。ペイロード領域に、センサ通信制御パラメータとパケット送信区間情報などが挿入される。無線送信部109は、制御パラメータ算出部108からセンサ通信制御パラメータとパケット送信区間情報とを受け取り、これらの情報を含むセンサ通信制御パケットを生成する。
なお、制御パラメータ算出部108は、センサ通信制御パラメータを制御テーブル107に記憶する。
図5に戻り、次に、端末100は、パケット送信区間が開始されたか否かを判別し(S17)、パケット送信区間が開始されていないときは、パケット送信区間が開始されるまで待つ(S17でNo)。例えば、制御パラメータ算出部108は、現在時刻が、S14で設定したパケット送信区間の開始時刻となっているか否かを判別し、開始時刻となっていないときは、開始時刻まで待つ。
端末100は、パケット送信区間が開始されると(S17でYes)、ユーザデータと運用管理データとを受信する(S18)。端末100は、S16の処理により、センサ通信制御パケットをセンサ200へ送信し、センサ通信制御パラメータに従って、運用管理パケットを端末100へ送信する。端末100は、この運用管理パケットを受信することで、ユーザデータと運用管理データとを受信する。例えば、無線受信部101が運用管理パケットを受信し、センサ側の受信品質を無線品質DB104へ、ユーザデータをユーザデータDB102へそれぞれ出力する。また、無線受信部101は、例えば、運用管理パケットを受信した旨をデータ収集効率算出部106へ通知する。
次に、端末100は、パケット送信区間が終了したか否かを判別し(S19)、パケット送信区間が終了していないときは、パケット送信区間が終了するまで待つ(S19でNo)。例えば、制御パラメータ算出部108は、現在時刻が、S14で設定したパケット送信区間の終了時刻になったか否かを判別し、終了時刻となっていないときは、終了時刻まで待つ。
端末100は、パケット送信区間が終了したとき(S19でYes)、無線品質を測定し、データ収集効率を算出する(S20)。例えば、制御パラメータ算出部108は、現在時刻が、パケット送信区間の終了時刻になったとき、データ収集効率算出部106にその旨を通知する。データ収集効率算出部106は、例えば、この通知を受けて、無線品質を測定し、データ収集効率を算出する。無線品質の測定方法について説明し、次に、データ収集効率の算出方法について説明する。
<無線品質の測定方法>
図9(A)は無線品質の測定方法の例を表す図である。無線品質には、センサ側で測定した無線品質と、端末側で測定した無線品質とがある。
センサ200は、例えば、以下のようにしてセンサ側の無線品質を測定する。すなわち、センサ200は、端末100から受信したセンサ通信制御パケットに基づいて、センサ側のRSSIとLQIとを測定する(S163)。例えば、無線品質測定部202は、無線受信部201で受信したセンサ通信制御パケットの受信電力などを測定することで、RSSIとLQIとを測定する。
そして、センサ200は、測定したRSSIとLQIとを含む運用管理パケットを生成し、生成した運用管理パケットを端末100へ送信する(S165)。例えば、無線品質測定部202は、測定したRSSIとLQIをバッファ204に記憶し、無線送信部206はバッファ204からRSSIとLQIとを読み出し、これらを含む運用管理パケットを生成し、端末100へ送信する。端末100は、センサ200側のRSSIとLQIとを取得することが可能となる。
一方、端末100は、例えば、以下のようにして端末側の無線品質を測定する。すなわち、端末100は、センサ200から受信した運用管理パケット(S165)に基づいて、端末側のRSSIとLQIとを測定する(S167)。例えば、データ収集効率算出部106は、無線受信部101において運用管理パケットを受信したときのRSSI(以下、端末側のRSSIを「RSSI’」と称する場合がある。)とLQI(以下、端末側のLQIを「LQI’」と称する場合がある。)とを測定する。
また、端末100は、無線品質の一つとして応答時間RT(Response Time)を測定する。図9(A)に示すように、応答時間RTは、例えば、下り方向(端末100からセンサ200への通信方向)の通信所要時間と、上り方向(センサ200から端末100への通信方向)の通信所要時間との加算時間である。
すなわち、端末100は、センサ通信制御パケットの送信時刻を記録し(S160)、センサ200は、センサ通信制御パケットの受信時刻を記録する(S162)。この受信時刻は、運用管理パケットにより、センサ200から端末100へ送信される(S165)。従って、端末100は、受信時刻から送信時刻を減算することで、下り方向の通信所要時間を得る。
端末100とセンサ200は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、端末100の無線送信部109はセンサ通信制御パケットを送信したときの送信時刻を記録し、送信時刻をデータ収集効率算出部106へ出力する。また、センサ200の無線受信部201は、センサ通信制御パケットを受信したときの受信時刻を記録し、受信時刻を、無線品質測定部202を経由してバッファ204へ出力する。無線送信部206は、バッファ204から受信時刻を読み出して、運用管理パケットに含めて端末100へ送信する。端末100の無線受信部101は、運用管理パケットに含まれる、センサ通信制御パケットの受信時刻を、データ収集効率算出部106へ出力する。データ収集効率算出部106は、この受信時刻から、無線送信部109から受け取った送信時刻を減算することで、下り方向の通信所要時間を取得する。
他方、センサ200は、運用管理パケットを送信するときに、運用管理パケットの送信時刻を記録し(S164)、運用管理パケットに送信時刻を含めて送信する(S165)。端末100は、運用管理パケットを受信したときに受信時刻を記録する(S166)。従って、端末100は、運用管理パケットの受信時刻から、運用管理パケットに含まれる運用管理パケットの送信時刻を減算することで、上り方向の通信所要時間を計算する。
端末100とセンサ200は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、センサ200の無線送信部206は、運用管理パケットを送信するときの送信時刻を記録し、送信時刻を運用管理パケットに挿入して送信する。この運用管理パケットは端末100の無線受信部101で受信される。無線受信部101は、運用管理パケットから送信時刻を抽出し、送信時刻をデータ収集効率算出部106へ出力する。また、端末100の無線受信部101は、運用管理パケットを受信したときに受信時刻を記録し、受信時刻をデータ収集効率算出部106へ出力する。データ収集効率算出部106は、この受信時刻から、無線受信部101から受け取った送信時刻を減算することで、上り方向の所要時間を計算する。
そして、端末100は、下り方向の通信所要時間と上り方向の通信所要時間とを加算することで、応答時間RTを算出する。例えば、データ収集効率算出部106は、下り方向の通信所要時間と上り方向の通信所要時間とを加算することで、応答時間RTを算出する。
以上が無線品質の測定方法の例である。次に、データ収集効率の算出方法の例について説明する。
<データ収集効率の算出>
図9(B)はデータ収集効率の算出例を表す図である。端末100は、例えば、以下の式を利用して、データ収集効率を算出する。
データ収集効率=(受信パケット長−オーバーヘッド長)×受信成功回数/送信回数 ・・・(3)
端末100とセンサ200との間で交換されるパケットは、例えば、図8(C)に示すようにデータが含まれるペイロード領域と、データ以外のヘッダ領域とが含まれる。式(3)におけるオーバーヘッド長は、例えば、図8(C)のヘッダ領域の長さを表す。従って、(受信パケット長−オーバーヘッド長)は、例えば、図8(C)のペイロード領域(又はデータ領域)の長さ、すなわち、1つのパケットにおける、データの長さを表している。この長さを、受信成功回数/送信回数で乗算することで、式(3)は、例えば、受信データ量/送信データ量、すなわち、センサ200から送信されたパケットのデータ量に対して、端末100で受信したパケットのデータ量の比率を表している。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、制御パラメータ算出部108が算出した送信回数は、制御テーブル107に記憶されているため、データ収集効率算出部106は、式(3)の「送信回数」を、制御テーブル107から取得する。また、無線受信部101は、センサ200から送信された運用管理パケットを受信すると、受信の度に、その旨を制御パラメータ算出部108へ通知する。従って、データ収集効率算出部106は、無線受信部101からの通知回数をカウントすることで、式(3)の「受信成功回数」を得る。そして、制御パラメータ算出部108は、内部メモリに記憶された式(3)を読み出して、式(3)の「送信回数」と「受信成功回数」とに、それぞれの回数を代入することで、データ収集効率を得ることができる。この場合、(受信パケット長−オーバーヘッド長)は固定値として、式(3)とともに内部メモリに記憶されてもよい。
以上のようにして、端末100は、無線品質を測定し、データ収集効率を算出する。図5に示すように、無線品質の測定とデータ収集効率の算出は、パケット送信区間毎(又はパケット送信区間終了毎)に行われる。
次に、端末100は、第k(kは、1≦k≦jを満たす整数)パケット送信区間のkをインクリメントする(S21)。例えば、制御パラメータ算出部108やデータ収集効率算出部106は、kを管理しており、これをインクリメントする。
次に、端末100は、kがパケット送信区間閾値j以上か否かを判別する(S22)。端末100は、kがパケット送信区間閾値jより小さいとき(S22でNo)、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S23)を行う。端末100は、例えば、k番目のパケット送信区間のkが「2」(=第2パケット送信区間)から「j−1」(=第(j−1)パケット送信区間)まで、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S23)を行う。第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理について説明する。
<第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理>
図10は、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。
端末100は、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理を開始すると(S230)、次のパケット送信区間におけるセンサ通信制御パラメータを以下に更新する(S231)。
送信回数N=Nk−1+1 ・・・(4)
パケット長L=[Lsendable/N] ・・・(5)
式(4)に示すように、第2パケット送信区間から第k(2≦k≦j−1)パケット送信区間までの各パケット送信区間における送信回数Nは、前のパケット送信区間(k−1(=j−2))における送信回数Nk−1に「1」を加えたものである。例えば、第2パケット送信区間の送信回数Nは、第1パケット送信区間の送信回数N(S14で決定した送信回数)に「1」を加えたものであり、第3パケット送信区間の送信回数Nは、第2パケット送信区間の送信回数Nに「1」を加えたものである。パケット送信区間が次に進むごとに、送信回数Nは「1」だけインクリメントされる。
このように、パケット送信回数Nを「1」毎インクリメントしているのは、パケット送信区間が次に進む毎に、1つずつパケットの送信回数を増加させることで、データ収集効率(S20)がどのように変化するのかを、端末100において確認するためである。
一方、パケット長Lは、パケット送信区間の長さLsendableに対して、送信回数Nを除算した値を小数点以下切り捨てた整数値となっている。
例えば、制御パラメータ算出部108は、内部メモリから式(4)と式(5)を読み出して、前回のパケット送信区間で計算した送信回数Nk−1を式(4)に代入して送信回数Nを計算し、次に、式(5)に送信回数Nを代入することで、パケット長Lを得る。
そして、端末100は、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理を終了する(S232)。以上が、第2のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例である。
図5に戻り、次に、端末100は、S15へ移行して、上述の処理を繰り返す。すなわち、パケット送信区間kが「2」から「j−1」までは、例えば、図4で示すように、端末100は、各パケット送信区間において、運用管理パケットに基づいて、無線品質とデータ収集効率とを算出する(S20)。
図12は、パケット送信区間kが「j−1」のときの制御テーブル107の例を表す図である。制御テーブル107には、パケット送信区間毎に、センサ側の無線品質である「RSSI」と「LQI」、応答時間を示す「RT」、端末側の無線品質である「RSSI’」と「LQI’」、「送信回数」、及び「データ収集効率」が記憶される。
センサ側の「RSSI」と「LQI」は、センサ側の無線品質測定部202で測定されて、センサ200から送信されて、端末100の無線受信部101と無線品質DB104とを経由して、制御テーブル107に記憶されたものである。また、端末側の「RSSI’」と「LQI’」は、データ収集効率算出部106で算出されて、制御テーブル107に記憶されたものである。さらに、「送信回数」は、制御パラメータ算出部108により算出されて、制御テーブル107に記憶されたものである。さらに、「データ収集効率」は、データ収集効率算出部106により算出されて、制御テーブル107に記憶されたものである。
端末100は、図12に示す制御テーブル107への書き込みが終了すると、パケット送信区間kをインクリメントし(図5のS21)、kがパケット送信区間閾値j以上か否かを判別する(S22)。
パケット送信区間kがパケット送信区間閾値j以上のとき(S22でYes)、端末100は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S24)を行う。第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理について説明する。
<第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理>
図11は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例を表すフローチャートである。
端末100は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理を開始すると(S240)、制御テーブル107に記憶された(j−1)個のレコードに対して、無線品質を変数としてクラスタリングを行う(S241)。例えば、制御パラメータ算出部108は、制御テーブル107に記憶された「RSSI」と「LQI」、「RT」、「RSSI’」と「LQI’」の各無線品質に基づいて、各パケット送信区間をクラスタリングする。
図13は、クラスタ情報を含む制御テーブル107の例を表す図である。例えば、クラスタ「A」に属するパケット送信区間の無線品質は、ある一定の範囲内にあり、クラスタ「B」に属するパケット送信区間の無線品質もある一定の範囲内にある。ただし、クラスタ「A」に即するパケット送信区間の無線品質と、クラスタ「B」に属するパケット送信区間の無線品質とは、一定の範囲外となる。
クラスタリングの具体的な手法は、公知のものでよく、その一例として、X−means法やk平均法などであってもよい。例えば、k平均法では、パケット送信区間の無線品質を、パケット送信区間毎にランダムにクラスタを割り振り、各クラスタの中心Vを計算し、各無線品質と中心Vとの距離を求めるなどして、クラスタリングすることが知られている。
例えば、制御パラメータ算出部108は、無線品質に基づいて、パケット送信区間毎に存在する各レコードをクラスタリングし、その結果を、「クラスタ」に記憶する。
図11に戻り、次に、端末100は、第(j−1)パケット送信区間が属するクラスタにおいて、データ収集効率が最大となる第N(Nは、1≦N≦j−1を満たす整数)パケット送信区間を抽出する(S242)。
図13の例においては、例えば、制御パラメータ算出部108は、現在のパケット送信区間「j」の1つ前の送信区間である第(j−1)パケット送信区間が属するクラスタを確認する。制御パラメータ算出部108が1つ前の第(j−1)パケット送信区間を確認したのは、無線品質が第jパケット送信区間に最も近いからである。第(j−1)パケット送信区間の無線品質は、他のパケット送信区間の無線品質と比較して、第jパケット送信区間の無線品質に最も近いと想定できるからである。図13の例では、第(j−1)パケット送信区間が属するクラスタは「B」であるため、制御パラメータ算出部108は、「B」を確認する。
そして、制御パラメータ算出部108は、例えば、同一のクラスタ「B」に属するレコード、データ収集効率が最大となる第Nパケット送信区間を抽出する。図13の例では、クラスタ「B」に属する各パケット送信区間において、第Nパケット送信区間のデータ収集効率ηNが、クラスタ「B」に属する他のパケット送信区間の中で最も受信効率が良いものとなっている。
図11に戻り、次に、端末100は、センサ通信制御パラメータを、抽出した第Nパケット送信区間における送信回数Nとパケット長Lへ更新する(S243)。例えば、制御パラメータ算出部108は、送信回数N=N、パケット長L=Lへ更新する。第jパケット送信区間における送信回数Nとパケット長Lは、例えば、1つ前のパケット送信区間が属するクラスタの中で最もデータ収集効率の良い送信回数Nとパケット長Lとなる。図13は、更新後のパケット制御パラメータの例を表している。
図11に戻り、次に、端末100は、第N区間のレコードを制御テーブル107から削除する(S244)。
図14は、第N区間のレコードの削除後の制御テーブル107の例を表す図である。例えば、制御パラメータ算出部108は、S242で抽出した第Nパケット送信区間のレコードを、制御テーブル107から削除する。
図11に戻り、そして、端末100は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理を終了する(S245)。以上が第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理の例である。
図5に戻り、端末100は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理を終了すると(S24)、S15へ移行して上述した処理を繰り返す。この場合、端末100は、第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理で決定したセンサ通信制御パラメータを、S16の処理において、センサ200へ送信する。
以後、センサ200は、例えば、通知された送信回数N(=N)と、パケット長L(=L)とに従って、データパケットを送信することになる。その後、例えば、端末100がデータパケットの欠落を検出すると、S10から処理を開始して、上述した処理を行えばよい。
<2.センサ側の動作例>
図15は、センサ側の動作例を表すフローチャートである。
センサ200は処理を開始すると(S30)、pingコマンドを受信したか否かを判別する(S31)。例えば、無線受信部201は、pingコマンドを含むパケットを受信したか否かを判別する。
センサ200は、pingコマンドを受信していないとき(S31でNo)、一連の処理を終了する(S32)。
一方、センサ200は、pingコマンドを受信したとき(S31でYes)、pingコマンドに応答する(S33)。例えば、無線受信部201は、pingコマンドを含むパケットを受信したとき、ping応答を含むパケットの送信指示を、パラメータ設定部205を介して無線送信部206に出力する。無線送信部206は、送信指示に従って、ping応答を含むパケットを生成し、端末100へ送信する。
次に、センサ200は、センサ通信制御パケットを受信したか否かを判別し(S34)、センサ制御パケットを受信していないとき(S34でNo)、S31へ移行して上述の処理を繰り返す。
一方、センサ200は、センサ通信制御パケットを受信したとき(S34でYes)、無線品質を測定し、センサ通信制御パラメータを設定する(S35)。
例えば、パラメータ設定部205は、センサ通信制御パラメータに従って、パケットが送信されるよう無線送信部206に設定を行う。また、無線品質測定部202は、例えば、無線受信部201で受信したセンサ通信制御パケットに基づいて、RSSIとLQIとを測定する。
次に、センサ200は、パケット送信区間が開始されたか否かを判別する(S36)。例えば、無線送信部206は、タイマから取得した現在時刻が、センサ通信制御パラメータにより示されたパケット送信区間の開始時刻になったか否かにより判別する。
センサ200は、パケット送信区間が開始されるまで待ち(S36でNo)、パケット送信区間が開始されると(S36でYes)、ユーザデータと運用管理データとを送信する(S37)。例えば、無線送信部206は、パケット送信区間の開始時刻になると、バッファ204からユーザデータと運用管理データとを読み出して、これらを含む運用管理パケットを生成して、端末100へ送信する。
次に、センサ200は、パケット送信区間が終了したか否かを判別し(S38)、パケット送信区間が終了していないときは(S38でNo)、S37へ移行して上述の処理を繰り返す。
一方、センサ200は、パケット送信区間が終了したとき(S38でYes)、S34へ移行して上述の処理を繰り返す。例えば、無線受信部201や無線送信部206は、現在時刻がパケット送信区間の終了時刻になっていないと判別したときはS37へ移行し、現在時刻が終了時刻になったと判別したときは、S34へ移行して、上述の処理を繰り返す。
以上、説明したように、端末100は、無線品質に基づいて制御テーブル107のレコードをクラスタリングし、第(j−1)パケット送信区間が属するクラスタにおいてデータ収集効率が最大となる第Nパケット送信区間のレコードを抽出している(例えば図11のS241〜S242)。そして、端末100は、抽出した第Nパケット送信区間における送信回数Nとパケット長Lとを、センサ200へ送信し(例えば図5のS16)、端末100は、第jパケット送信区間において、このパケット長Lのパケットを、送信回数N、端末100へ送信する(例えば図15のS35,S37)。従って、センサ200は、無線品質が良好区間となっている区間において、データ収集効率も最も良いパケット長のパケットを送信回数分、端末100へ送信することが可能となる。よって、パケットに含まれるユーザデータなど、データのスループットの低下を防止することが可能となる。
なお、第(j+1)パケット送信区間以降も、例えば、センサ200は、パケット長Lのデータパケットを、送信回数N、端末100へ送信してもよい。
また、図12から図14に示す制御テーブル107において、センサ側の無線品質RSSIとLQI、端末側の無線品質RSSI’とLQI’の2つの無線品質が記憶される例について説明した。例えば、センサ側の無線品質RSSIとLQIは、制御テーブル107に記憶されなくてもよい。端末100は、センサ200から送信された運用管理パケットやデータパケットを受信できればよいため、上り方向の無線品質に基づいて処理を行えばよいからである。この場合、制御パラメータ算出部108は、センサ側の無線品質RSSIとLQIを利用することなく、端末100で測定された無線品質RSSI’とLQI’とを利用してクラスタリングを行う。以降は、上述した例と同様に、制御パラメータ算出部108は、第(j−1)パケット送信区間と同一のクラスタを有するレコードの中で最もデータ収集効率の最も高いレコードを選択すればよい。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、悪化区間に変化がない場合の例で説明した。第2の実施の形態では、悪化区間が変化する場合の例について説明する。端末100では、悪化区間が変化する場合でも、その変化に対応してデータ収集効率が最もよいパケット長Lと送信回数Nを決定することが可能となる。
図16(A)から図16(C)は、良好区間と悪化区間の例を図である。
図16(A)は、悪化区間に変化がない場合の例を表す。
一方、図16(B)は悪化区間がなくなり全て良好区間となった場合の例を表す。図16(B)に示すように、これまで悪化区間とされた区間においても、時間の経過によって、無線品質が良好となり、端末100がpingコマンドをセンサ200へ送信しても、応答遅延がなくなる場合もある。
或いは、図16(C)に示すように、時間の経過により、悪化区間の一部において、応答遅延が解消され、悪化区間が短くなる場合がある。或いは、時間の経過により、良好区間の一部で応答遅延が発生し、悪化区間の一部で応答遅延が解消されることで、悪化区間がずれる場合もある。
本第2の実施の形態では、そのような悪化区間の変化に対応して、端末100において、パケット送信区間におけるパケット長と送信区間とを算出する例について説明する。
図17と図18は、本第2の実施の形態における端末100の動作例、図19はセンサ200の動作例をそれぞれ表すフローチャートである。図17から図19において、第1の実施の形態と同一の処理は同一の符号が付されている。
図17に示すように、本第2の実施の形態では、端末100は、第2及び第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S23,S24)を終了すると、pingコマンドによる応答時間の測定を行う(図18のS51)。応答時間の測定自体は、S11(図17)と同一である。端末100は、第2及び第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S23,S24)の終了後の悪化区間において、その悪化区間が終了するまで、応答時間の測定を行う(S52でNo)。
端末100は、悪化区間が終了すると(S52でYes)、応答遅延が発生していないか否かを判別する(S53)。例えば、悪化区間検知部105は、無線受信部101からping応答を受信した旨の通知を受けるため、この回数をカウントし、カウント値が応答遅延閾値よりも少ないか否かにより判別する。
端末100は、応答遅延が発生していると判別したとき(S53でNo)、応答遅延が常に発生しているか否か判別する(S54)。例えば、端末100は、悪化区間における応答時間の測定回数のうち、応答遅延が発生した回数の割合が応答遅延割合閾値(例えば95%など)以上となっているか否かにより判別する。
具体的には、端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、悪化区間検知部105は、端末100がセンサ200へpingコマンドの送信したときに無線送信部109から送信した旨の通知を受ける。悪化区間検知部105は、悪化区間において、その回数を応答時間の測定回数とする。悪化区間検知部105は、測定回数に対して、S53でカウントしたping応答の受信回数で除算することで、その割合を算出し、内部メモリから読み出した応答遅延割合閾値と比較することで、S54の処理を行う。
端末100は、応答遅延が常に発生していると判別したとき(S54でYes)、干渉期間と周期が変化したことを検知する(S55)。
例えば、応答遅延が常に発生している区間が、S12で設定した悪化区間とずれている場合、悪化区間検知部105は、図16(C)で示すように、悪化区間がずれていることを検知する。或いは、例えば、応答遅延が常に発生している区間が、S12で設定した悪化区間よりも短くなっている場合、悪化区間検知部105は図16(C)で示すように、悪化区間が短くなっていることを検知する。すなわち、悪化区間検知部105は、例えば、悪化区間の時間変化を検知する。悪化区間のずれや時間変化を検知した場合、S11の処理により再度応答時間を測定し、S12においてその周期性を判断する。悪化区間検知部105では、変化後の悪化区間の情報(と、変化後の良好区間の情報)を、制御パラメータ算出部108へ通知する。これにより、端末100からセンサ200へ、変化後の悪化区間の情報が送信される。以後、端末100とセンサ200は、変化後の悪化区間により、第2及び第3のセンサ通信制御パラメータ決定処理(S23,S24)などを行う。
図18に戻り、一方、端末100は、応答遅延が常に発生していないと判別したとき(S54でNo)、図17のS15へ移行して、上述した処理を繰り返す。この場合は、端末100は、悪化区間に変化がないと判別して、以後の処理を行うことになる。
図18に戻り、一方、応答遅延が発生していないとき(S53でYes)、端末100は、干渉が解消されたと判別し(S56)、センサ200へ制御終了を通知する(S57)。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、悪化区間検知部105は、ping応答の受信回数が応答遅延閾値よりも少ないとき、悪化区間において応答遅延が発生していないと判別する。このとき、悪化区間検知部105は、干渉が解消され、悪化区間もなくなったと判別して、制御パラメータ算出部108へ、制御終了通知を出力する。制御パラメータ算出部108は、制御終了通知を含むセンサ通信制御パラメータを生成し、無線送信部109を介して、センサ200へ送信する。以後、無線送信部109は、センサ通信制御パケットの送信を停止し、無線受信部101も、運用管理パケットの受信を停止する。
そして、端末100は、一連の処理を終了する(S58)。
図19は、本第2の実施の形態におけるセンサ200側の動作例を表すフローチャートである。図19において、第1の実施の形態と同一の処理については同一の符号が付されている。
センサ200は、pingコマンド応答後(S33)、制御終了を受信したとき(S61でYes)、一連の処理を終了し(S62)、制御終了を受信していないとき(S61でNo)、S34以降の処理を行う。例えば、無線受信部201は、制御終了通知を含むセンサ通信制御パラメータを受信すると、パラメータ設定部205に対して、制御終了を出力し、パラメータ設定部205は、無線送信部206に設定したセンサ通信制御パラメータをクリアする。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、端末100は、例えば、センサ通信制御パケットを送信後、パケット送信区間でパケットを受信しないとき、通知区間を増加させて、良好区間をさらに分割する例である。
図20(A)は良好区間が分割された場合のパケット送信区間の例を表す図である。端末100は、パケット送信区間で、パケットを受信できなかったので、良好区間を分割し、分割後の通知区間において、再度、センサ通信制御パケットを送信している。
良好区間の分割により、分割しない場合と比較して、端末100において、センサ通信制御パケットの送信機会が増加するため、センサ200におけるセンサ通信制御パケットの受信確率を上げることが可能となる。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、無線受信部101は、パケット送信区間の開始後(図5のS17でYes)、運用管理パケットを受信しないとき、S18の処理を行うことなく、その旨を悪化区間検知部105へ通知する。悪化区間検知部105は、その通知を受けると、S12で設定した良好区間を、2分割し、分割後の良好区間の情報を制御パラメータ算出部108へ通知する。制御パラメータ算出部108は、分割後の通知区間において、センサ通信制御パラメータを、無線送信部109を介して、センサ200へ送信する。以降は、端末100は、S19以降の処理を行う。
なお、図20(A)の例では、2分割の例を表しているが、良好区間が分割できれば、3分割以上の複数に分割されてもよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、センサ通信制御パラメータが前回送信したものと同一であるときは、センサ通信制御パラメータの送信がキャンセルされる例である。
第1の実施の形態では、例えば、図8(B)に示すように、センサ通信制御パケットには、センサ通信制御パラメータとパケット送信区間情報とが含まれる。本第4の実施の形態では、例えば、図20(B)に示すように、センサ通信制御パケットにはセンサ通信制御パラメータが含まれずに、パケット送信区間情報が含まれる。このように、本第4の実施の形態では、センサ通信制御パケットに含まれる情報量が少なくなることから、センサ通信制御パケットのパケットサイズを小さくすることができる。そして、パケットサイズが小さくなることで、無線区間の無線リソースを他の無線通信に利用することが可能となり、無線リソースの有効活用化を図ることもできる。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、制御パラメータ算出部108は、センサ通信制御パケットを送信後(図5のS16)、送信したセンサ通信制御パケットに含まれるセンサ通信制御パラメータを内部メモリに保持する。そして、次に、通知区間において、制御パラメータ算出部108は、算出したセンサ制御パラメータと、内部メモリに保持したセンサ通信制御パラメータとを比較して、両者が一致するとき、センサ通信制御パラメータを無線送信部109へ出力しないようにする。この場合、制御パラメータ算出部108は、パケット送信区間情報を無線送信部109へ出力することで、無線送信部109は、パケット送信区間情報を含み、センサ通信制御パラメータを含まないセンサ通信制御パケットを送信することが可能となる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、良好区間をセンサ200の台数分、分割する例である。
図20(A)は、センサ200がセンサ(#1)200−1と、センサ(#2)200−2の2台に対して、良好区間が2つに分割された場合の良好区間と悪化区間の例を表す図である。
端末100は、センサ200の台数に合せて、良好区間を分割する。そして、その割り当てられた区間で、端末100は、センサ200−1,200−2へ、センサ通信制御パケットを送信し、センサ200−1,200−2は、端末100へ、パケットを送信する。
これにより、各センサ200−1,200−2では、センサ通信制御パケットを、混信することなく受信することができる。そのため、第5の実施の形態では、良好区間が分割されない場合と比較して、センサ200−1,200−2における受信確率を上げることができる。
また、各センサ200−1,200−2も、割り当てられた区間で、端末100へパケットを送信することができる。そのため、第5の実施の形態では、良好区間が分割されない場合と比較して、端末100における各パケットの受信確率を上げることができる。
端末100は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、無線受信部101は、pingコマンド応答の際(図5のS11)、pingコマンド応答を含むパケットの送信元アドレスに基づいて、センサ200の台数を検知し、悪化区間検知部105へ通知する。悪化区間検知部105は、通知された台数に応じて、良好区間を分割し、分割後の各区間の情報を制御パラメータ算出部108へ出力する。制御パラメータ算出部108は、各区間の情報を含むパケット送信区間情報を無線送信部109へ出力することで、分割後の各区間の情報がセンサ200へ通知される。これにより、端末100は、各通知区間において、各センサ200宛のセンサ通信制御パケットを送信し、センサ200は、各パケット送信区間において、運用管理パケットなどを端末100へ送信する。
[その他の実施の形態]
図21(A)は端末100、図21(B)はセンサ200のハードウェア構成例をそれぞれ表す図である。
端末100は、メモリ120、CPU(Central Processing Unit)121、無線通信IF(Interface)122、WAN用通信IF123、HDD(Hard Disk Drive)124を備える。HDD124は、悪化区間検知プログラム125、DB(Data Base)126、制御パラメータ算出プログラム127、データ収集効率算出プログラム128を記憶する。
CPU121は、悪化区間検知プログラム125をHDD124から読み出して実行することで、悪化区間検知部105の機能を実現する。また、CPU121は、制御パラメータ算出プログラム127をHDD124から読み出して実行することで、制御パラメータ算出部108の機能を実現する。さらに、CPU121は、データ収集効率算出プログラム128をHDD124から読み出して実行することで、データ収集効率算出部106の機能を実現する。CPU121は、例えば、悪化区間検知部105、制御パラメータ算出部108、及びデータ収集効率算出部106に対応する。
また、無線通信IF122は、例えば、無線受信部101と無線送信部109に対応する。さらに、WAN用通信IF123は、例えば、WAN側送信部103に対応する。さらに、DB126は、例えば、無線品質DB104と制御テーブル107に対応する。
センサ200は、メモリ220、CPU221、無線通信IF222、センサ223、及びHDD224を備える。HDD224には、パラメータ設定プログラム225、バッファ226、無線品質及びユーザデータ測定プログラム227を備える。
CPU221は、HDD224からパラメータ設定プログラム225を読み出して実行することで、パラメータ設定部205の機能を実現する。また、CPU221は、無線品質及びユーザデータ測定プログラム227を実現することで、無線品質測定部202の機能を実現する。CPU221は、例えば、パラメータ設定部205と無線品質測定部202に対応する。
また、無線通信IF222は、例えば、無線受信部201と無線送信部206に対応する。さらに、センサ223は、例えば、ユーザデータ測定部203に対応する。さらに、バッファ226は、例えば、バッファ204に対応する。
なお、図21(A)と図21(B)のCPU121,221に代えて、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、或いはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサやコントローラなどであってもよい。
図22は、通信システム10の他の構成例を表す図である。通信システム10は、第1及び第2の通信装置200,100を備える。第1の通信装置200は、例えば、第1の実施の形態におけるセンサ200である。また、第2の通信装置100は、例えば、第1の実施の形態における端末100である。
第2の通信装置100は、無線受信部101、データ収集効率算出部106、制御パラメータ算出部108、無線送信部109を備える。
無線受信部101は、第1のパケット送信期間において、第1の通信装置200から送信された第1のパケットデータを受信する。
データ収集効率算出部106は、受信した第1のパケットデータに基づいて、第1の通信装置200から送信された第1のパケットデータの送信データ量に対して、第2の通信装置で受信した第1のパケットデータの比率を示すデータ収集効率を算出する。また、データ収集効率算出部106は、受信した第1のパケットデータに基づいて、第1の無線通信装置200との間の無線区間における第1の無線品質を測定する。
制御パラメータ算出部108は、データ収集効率と第1の無線品質とに基づいて、第1の通信装置200から送信されるパケットデータのパケット長と送信回数とを算出する。パケットデータは、例えば、第1のパケットデータやそれ以外のパケットデータも含む。
無線送信部109は、パケット長と送信回数とを含む第2のパケットデータを第1の通信装置200へ送信する。
このように、第2の通信装置100は、第1のパケット送信期間で受信した第1のパケットデータに基づいてデータ収集効率を算出し、第1のパケット送信期間で受信した第1のパケットデータに基づいて無線品質を測定している。そして、第2の通信装置100は、データ収集効率と無線品質とに基づいて、パケットデータのパケット長と送信回数とを算出している。
従って、第2の通信装置100は、パケットデータが送信可能な第1のパケット送信期間での無線品質を考慮して、パケット長と送信回数とを算出しているため、無線品質の良好な場合のパケット長と送信回数とを算出することも可能である。よって、本通信システム10は、第1のパケット送信期間での無線品質を考慮しない場合と比較して、第1の通信装置200から送信されるパケットデータのスループットの低下を防止させることが可能となる。
また、第2の通信装置100は、第1のパケット送信期間でのデータ収集効率を考慮して、パケット長と送信回数とを算出しているため、データ収集効率を考慮しない場合と比較して、パケットデータのスループットの低下を防止させることが可能となる。
以上、まとめると付記のようになる。
(付記1)
他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置において、
第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信する無線受信部と、
受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定するデータ収集効率算出部と、
前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出する制御パラメータ算出部と、
前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する無線送信部と
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)
更に、前記無線送信部から送信される前記応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、応答時間を測定し、前記応答時間に基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知する悪化区間検知部を備え、
前記無線受信部と前記無線送信部は、前記悪化状態となる期間以外の第1の期間で、それぞれ、前記第1のパケットデータを受信し、前記第2のパケットデータを送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記データ収集効率算出部は、前記第1のパケット送信期間において、前記他の無線通信装置から送信された前記第1のパケットデータの前記送信回数と、前記第1のパケットの前記無線受信部での受信回数とに基づいて、前記データ収集効率を算出することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記4)
前記データ収集効率算出部は、前記送信回数に対する前記受信回数の比率と、前記第1のパケットデータのペイロード領域の長さとを乗算した値を、前記データ収集効率として算出することを特徴とする付記3記載の通信装置。
(付記5)
更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知する悪化区間検知部を備え、
前記無線送信部は、前記悪化状態となる期間以外の第1の期間であって、該第1の期間に含まれる通知期間で前記第2のパケットデータを送信し、
前記無線受信部は、前記第1の期間に含まれる前記第1のパケット送信期間で前記第1のパケットデータを受信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記6)
更に、前記第1の無線品質と、前記他の通信装置で測定された第1の無線品質とを記憶する制御テーブルを備え、
前記データ収集効率算出部は、測定した前記第1の無線品質を前記制御テーブルへ記憶し、
前記無線受信部は、前記第1のパケットデータから前記第2の無線品質を抽出して前記制御テーブルへ前記第1の無線品質を記憶し、
前記制御パラメータ算出部は、前記制御テーブルに記憶された前記第1及び第2の無線品質と、前記データ収集効率とに基づいて、前記パケット長と前記送信回数とを決定することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記7)
前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間の長さと、前記第1のパケットデータの通信規格上最大となる最大パケット長とに基づいて、前記第1のパケット送信期間において前記他の通信装置から送信される前記第1のパケットデータの前記パケット長と前記送信回数とを決定することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記8)
前記制御パラメータ算出部は、
前記最大パケット長が前記第1のパケット送信期間よりも長いとき、前記第1のパケットデータのパケット長は前記パケット送信期間、前記第1のパケットデータの送信回数は「1」とし、
前記最大パケット長が前記パケット送信期間以下のとき、前記第1のパケットデータのパケット長は前記最大パケット長、前記第1のパケットデータの送信回数は、前記最大回数を前記最大パケット長で除算した値を小数点以下切り捨てた整数値とする
ことを特徴とする付記7記載の通信装置。
(付記9)
前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間の次に到来する第2のパケット送信期間から、前記第2のパケット送信期間以降、順次到来する第(j−1)(jは3以上の整数)のパケット送信期間までの各パケット送信期間における前記送信回数は、第(j−2)パケット送信期間における前記第1のパケットデータの前記送信回数に「1」を加算した第1の回数とし、前記各パケット送信期間における前記パケット長は、前記パケット送信期間を、前記第1の回数で除算した値を小数点以下切り捨てた整数値とすることを特徴とする付記7記載の通信装置。
(付記10)
前記データ収集効率は、前記各送信期間において前記他の通信装置から受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記各送信期間における前記データ収集効率を算出することを特徴とする付記9記載の通信装置。
(付記11)
前記制御パラメータ算出部は、前記第(j−1)パケット送信期間の前記第1の無線品質と所定範囲内にある無線品質を有する前記パケット送信期間の前記データ収集効率の中で、最もデータ収集効率の高い第N(Nは1≦N≦j−1を満たす整数)パケット送信期間の前記送信回数と前記パケット長を、それぞれ第jパケット送信期間における前記第1のパケットデータの送信回数とパケット長とすることを特徴とする付記10記載の通信装置。
(付記12)
前記データ収集効率算出部は、前記第1のパケット送信期間から前記第(j−1)パケット送信期間までの前記各パケット送信期間において受信した前記第1のパケットデータに基づいて、第1’から第(j−1)’の無線品質を測定し、
前記制御パラメータ算出部は、前記第1’から第(j−1)’の無線品質と、それぞれ所定範囲内にある無線品質を有するパケット送信期間における前記データ収集効率の中で、最もデータ収集効率の高い前記第Nパケット送信期間の前記送信回数と前記パケット長を、それぞれ前記第jパケット送信期間における前記送信回数と前記パケット長とすることを特徴とする付記11記載の通信装置。
(付記13)
前記制御パラメータ算出部は、前記第Nパケット送信期間の無線品質を前記制御テーブルから削除することを特徴とする付記12記載の通信装置。
(付記14)
更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知する悪化区間検知部を備え、
前記無線受信部と前記無線送信部は、前記悪化区間検知部において、前記周期的な悪化状態の解消を検知したとき、前記第1のパケットデータの受信と前記第2のパケットデータの送信をそれぞれ停止し、前記悪化区間検知部において、前記悪化状態の時間変化を検知したときは、変化後の前記悪化状態以外の期間で、それぞれ、前記第1のパケットデータを受信し、前記第2のパケットデータを送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記15)
更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知して、悪化状態以外の期間である第1の期間を設定する悪化区間検知部を備え、
前記悪化区間検知部は、前記第1のパケット送信期間において、前記無線受信部において前記第1のパケットデータを受信しなかったとき、前記第1の期間を第2及び第3の期間に分割し、
前記無線送信部は、前記第3の期間に含まれる通知期間で前記第2のパケットデータを送信し、前記無線受信部は、前記第3の期間に含まれるパケット送信期間で前記第1のパケットデータを受信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記16)
前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間において前記無線受信部で前記第1のパケットデータを受信したときに算出した前記パケット長と前記送信回数とが、次に到来する第2のパケット送信期間において前記無線受信部で前記第1のパケットデータを受信したときに算出したパケット長と送信回数とがそれぞれ同じとき、前記第2のパケット送信期間の次に到来する第3のパケット送信期間において前記パケット長と前記送信回数を前記第2のパケットデータに含めて送信しないようにすることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記17)
更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知して、悪化状態以外の期間である第1の期間を設定する悪化区間検知部を備え、
前記悪化区間検知部は、前記第1の期間を、前記他の通信装置の台数に応じて分割することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記18)
第1の通信装置と、
前記第1の通信装置と無線通信によりパケットデータを送受信する第2の通信装置とを備える通信システムにおいて、
前記第2の通信装置は、
第1のパケット送信期間において、前記第1の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信する無線受信部と、
受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記第1の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記第2の通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記第1の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定するデータ収集効率算出部と、
前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記第1の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出する制御パラメータ算出部と、
前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記第1の通信装置へ送信する無線送信部と
を備え、
前記第1の通信装置は、
前記第2のパケットデータを受信する無線受信部と、
前記パケット長と前記送信回数とに基づいて、第1のパケットデータを送信する無線送信部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記19)
無線受信部と、データ収集効率算出部と、制御パラメータ算出部と、無線送信部とを有し、他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置における通信制御方法であって、
前記無線受信部により、第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信し、
前記データ収集効率算出部により、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定し、
前記制御パラメータ算出部により、前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出し、
前記無線送信部により、前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記20)
他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置のコンピュータに実行させる通信制御プログラムであって、
第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信し、
受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定し、
前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出し、
前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
10:通信システム 100:データ収集端末装置
101:無線受信部 104:無線品質DB
105:悪化区間検知部 106:データ収集効率算出部
107:制御テーブル 108:制御パラメータ算出部
109:無線送信部 121:CPU
200(200−1〜200−4):センサ装置
201:無線受信部 202:無線品質測定部
203:ユーザデータ測定部 205:パラメータ設定部
206:無線送信部 221:CPU

Claims (12)

  1. 他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置において、
    第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信する無線受信部と、
    受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定するデータ収集効率算出部と、
    前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出する制御パラメータ算出部と、
    前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する無線送信部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記データ収集効率算出部は、前記第1のパケット送信期間において、前記他の無線通信装置から送信された前記第1のパケットデータの前記送信回数と、前記第1のパケットの前記無線受信部での受信回数とに基づいて、前記データ収集効率を算出することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間の長さと、前記第1のパケットデータの通信規格上最大となる最大パケット長とに基づいて、前記第1のパケット送信期間において前記他の通信装置から送信される前記第1のパケットデータの前記パケット長と前記送信回数とを決定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間の次に到来する第2のパケット送信期間から、前記第2のパケット送信期間以降、順次到来する第(j−1)(jは3以上の整数)のパケット送信期間までの各パケット送信期間における前記送信回数は、第(j−2)パケット送信期間における前記第1のパケットデータの前記送信回数に「1」を加算した第1の回数とし、前記各パケット送信期間における前記パケット長は、前記パケット送信期間を、前記第1の回数で除算した値を小数点以下切り捨てた整数値とすることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記データ収集効率は、前記各送信期間において前記他の通信装置から受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記各送信期間における前記データ収集効率を算出することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 前記制御パラメータ算出部は、前記第(j−1)パケット送信期間の前記第1の無線品質と所定範囲内にある無線品質を有する前記パケット送信期間の前記データ収集効率の中で、最もデータ収集効率の高い第N(Nは1≦N≦j−1を満たす整数)パケット送信期間の前記送信回数と前記パケット長を、それぞれ第jパケット送信期間における前記第1のパケットデータの送信回数とパケット長とすることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知する悪化区間検知部を備え、
    前記無線受信部と前記無線送信部は、前記悪化区間検知部において、前記周期的な悪化状態の解消を検知したとき、前記第1のパケットデータの受信と前記第2のパケットデータの送信をそれぞれ停止し、前記悪化区間検知部において、前記悪化状態の時間変化を検知したときは、変化後の前記悪化状態以外の期間で、それぞれ、前記第1のパケットデータを受信し、前記第2のパケットデータを送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 更に、前記無線送信部から送信される応答時間測定パケットの送信時刻と、前記応答時間測定パケットに応答して前記他の無線通信装置から送信される応答パケットの前記無線受信部での受信時刻とに基づいて、前記無線区間の周期的な悪化状態を検知して、悪化状態以外の期間である第1の期間を設定する悪化区間検知部を備え、
    前記悪化区間検知部は、前記第1のパケット送信期間において、前記無線受信部において前記第1のパケットデータを受信しなかったとき、前記第1の期間を第2及び第3の期間に分割し、
    前記無線送信部は、前記第3の期間に含まれる通知期間で前記第2のパケットデータを送信し、前記無線受信部は、前記第3の期間に含まれるパケット送信期間で前記第1のパケットデータを受信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  9. 前記制御パラメータ算出部は、前記第1のパケット送信期間において前記無線受信部で前記第1のパケットデータを受信したときに算出した前記パケット長と前記送信回数とが、次に到来する第2のパケット送信期間において前記無線受信部で前記第1のパケットデータを受信したときに算出したパケット長と送信回数とがそれぞれ同じとき、前記第2のパケット送信期間の次に到来する第3のパケット送信期間において前記パケット長と前記送信回数を前記第2のパケットデータに含めて送信しないようにすることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  10. 第1の通信装置と、
    前記第1の通信装置と無線通信によりパケットデータを送受信する第2の通信装置とを備える通信システムにおいて、
    前記第2の通信装置は、
    第1のパケット送信期間において、前記第1の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信する無線受信部と、
    受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記第1の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記第2の通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記第1の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定するデータ収集効率算出部と、
    前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記第1の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出する制御パラメータ算出部と、
    前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記第1の通信装置へ送信する無線送信部と
    を備え、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2のパケットデータを受信する無線受信部と、
    前記パケット長と前記送信回数とに基づいて、第1のパケットデータを送信する無線送信部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  11. 無線受信部と、データ収集効率算出部と、制御パラメータ算出部と、無線送信部とを有し、他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置における通信制御方法であって、
    前記無線受信部により、第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信し、
    前記データ収集効率算出部により、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定し、
    前記制御パラメータ算出部により、前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出し、
    前記無線送信部により、前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する
    ことを特徴とする通信制御方法。
  12. 他の通信装置との間で無線通信によりパケットデータを送受信する通信装置のコンピュータに実行させる通信制御プログラムであって、
    第1のパケット送信期間において、前記他の通信装置から送信された第1のパケットデータを受信し、
    受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置から送信された前記第1のパケットデータの送信データ量に対して、前記通信装置で受信した前記第1のパケットデータの受信データ量の比率を示すデータ収集効率を算出し、受信した前記第1のパケットデータに基づいて、前記他の通信装置との間の無線区間における第1の無線品質を測定し、
    前記データ収集効率と前記第1の無線品質とに基づいて、前記他の通信装置から送信される前記パケットデータのパケット長と送信回数とを算出し、
    前記パケット長と前記送信回数とを含む第2のパケットデータを前記他の通信装置へ送信する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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