JP2014143499A - 通信システム、通信装置および通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送路の測定を効率よく行うこと。
【解決手段】第1通信装置101aは、入力部111と、検出部112と、送信部113と、設定部114と、を備える。検出部112は、入力部111に入力されたユーザパケット131の第1累積量を検出する。送信部113は、入力部111に入力されたユーザパケット131を伝送路140へ送信するとともに、検出部112によって検出された第1累積量が閾値に達した場合に通知用パケット132を伝送路140へ送信する。第2通信装置101bは、受信部121と、検出部122と、出力部123と、を備える。検出部122は、受信部121によって受信されたユーザパケット131の第2累積量を検出する。出力部123は、受信部121によって通知用パケット132が受信されるまでに検出部112によって検出された第1累積量と、該閾値とに基づく測定情報を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信装置および通信方法に関する。
従来、複数の通信装置が接続されるネットワークにおいて、通信装置間のパケットの損失量の測定など、伝送路を測定する技術がある。たとえば、一方の通信装置において擬似パケットを生成し、他の通信装置において擬似パケットを受信して計測することにより、パケット損失を測定する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、たとえば、前回の測定パケットの送信から今回の測定パケットの送信までの間に所望の測定方向へ流れたパケットの計測値に応じて、通信品質に対して重み付けを行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
また、ITU(International Telecommunication Union)−TY.1731標準のETH(Ethernet)−SL(1SL:1−Way Synthetic Loss Measurement)が知られている。Ethernetは登録商標である。ETH−SLにおいては、ネットワーク中の1SLパケットの計測区間における損失数が算出され、伝送品質が計測される。
また、ITU−TY.1731標準のETH−LM(Loss Measurement)が知られている。ETH−LMにおいては、ネットワーク中に流れているユーザパケットの計測区間における損失数が算出され、伝送品質が計測される。
特開2003−244237号公報 特開2004−007339号公報
しかしながら、上述した従来技術では、送信側からのパケット送信数をパケットに挿入して受信側へ通知するため、処理量が多くなり、伝送路の測定を効率よく行うことができないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、伝送路の測定を効率よく行うことを目的とする。
本発明の一側面によれば、入力されたデータを伝送路へ送信し、前記入力されたデータの第1累積量を検出し、検出した第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信する第1通信装置と、前記第1通信装置によって前記伝送路へ送信されたデータを受信し、受信したデータの第2累積量を検出し、前記通知用データを受信した場合に、検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する第2通信装置と、を含む通信システムが提案される。
本発明の一態様によれば、伝送路の測定を効率よく行うことができるという効果を奏する。
図1は、通信システムの基本構成の一例を示す説明図である。 図2は、通信システムを適用可能なネットワークの一例を示す説明図である。 図3は、通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、通信部の構成の一例を示す説明図である。 図5は、通信部の構成の一例を示す別の説明図である。 図6は、Ethernetフレームの一例を示す説明図である。 図7は、OAMフレームを有するEthernetフレームの一例を示す説明図である。 図8−1は、OAMフレームのフォーマットの一例を示す説明図である。 図8−2は、閾値変更パケットの一例を示す説明図である。 図9は、通信部が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、通信部が行う受信処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、通信部の他の構成の一例を示す説明図である。 図12は、通信部の他の構成の一例を示す別の説明図である。 図13は、各論理フローのクラス毎の閾値を表したテーブルの一例を示す説明図である。 図14は、通信部が行う論理フロー毎の各クラスの送信処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、通信部が行う論理フロー毎の各クラスの受信処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、メモリの構成例を示す説明図である。 図17は、1SLベースのOAMフレームのフォーマットの一例を示す説明図である。 図18は、変形例2にかかる通信部が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、変形例2にかかる通信部が行う受信処理の一例を示すフローチャートである。 図20は、1SLベースのOAMフレームのフォーマットの他の一例を示す説明図である。 図21は、測定方式の切替えを行う場合の送信処理の一例を示すフローチャートである。 図22は、測定方式の切替えを行う場合の受信処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、1SLパケットによるパケットロスの測定方式の一例を示す説明図である。 図24は、1SLパケットフォーマットの一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(通信システムの基本構成)
図1は、通信システムの基本構成の一例を示す説明図である。図1に示すように通信システム100は、複数の通信装置101を有する。なお、図1においては、送信側の通信装置101を第1通信装置101aとし、受信側の通信装置101を第2通信装置101bとして説明する。通信装置101は、たとえば、ルータやコンピュータ装置などのノードである。
第1通信装置101aは、入力部111と、検出部112と、送信部113と、設定部114と、を備える。入力部111は、データを入力する。データは、たとえば、ユーザパケット131である。検出部112は、入力部111に入力されたユーザパケット131の第1累積量を検出する。第1累積量は、たとえばユーザパケット131の累積数であり、検出部112は、ユーザパケット131の累積数をカウントする。
送信部113は、入力部111へ入力されたユーザパケット131を伝送路140へ送信する。また、送信部113は、検出部112によって検出された第1累積量が設定部114に設定される閾値に達した場合に通知用パケット132を伝送路140へ送信する。たとえば、設定部114に設定される閾値を1000カウントとした場合、送信部113は、検出部112によってユーザパケット131が1000カウントされた場合に、通知用パケット132を伝送路140へ送信する。
第2通信装置101bは、受信部121と、検出部122と、出力部123と、設定部124と、を備える。受信部121は、第1通信装置101aによって伝送路140へ送信されたユーザパケット131または通知用パケット132を受信する。
検出部122は、受信部121によって受信されたユーザパケット131の第2累積量を検出する。第2累積量は、たとえばユーザパケット131の累積数であり、検出部122は、ユーザパケット131の累積数をカウントする。
出力部123は、通知用パケット132を受信した場合に、検出部122によって検出された第2累積量と設定部124に設定される閾値とに基づく測定情報を出力する。設定部124に設定される閾値と、第1通信装置101aの設定部114に設定される閾値とは、同じ値である。たとえば、設定部124に設定される閾値を1000カウントとし、通知用パケット132を受信したときの、検出部122によって検出された第2累積量を900としたとする。この場合、測定情報は、たとえば、単に、閾値が「1000」、第2累積量が「900」といった情報としてもよい。
また、出力部123は、検出部122によって検出された第2累積量と閾値とに基づいてユーザパケット131の損失量を算出し、測定情報として出力する。損失量は、たとえば、閾値と第2累積量との差分(損失数)や、閾値に対するこの差分の割合(損失率)である。損失率は、具体的には、閾値を「1000」、第2累積量を「900」とした場合、「(閾値1000−第2累積量900)/閾値1000=10%」となる。
閾値は、たとえば、一定値(たとえば1000)である。検出部112は、第1累積量が閾値に達した場合に、たとえばユーザパケット131のカウント数である第1累積量をリセットする。また、検出部122は、受信部121によって通知用パケット132が受信された場合に、たとえばユーザパケット131のカウント数である第2累積量をリセットする。
また、閾値を、1000,2000,3000,4000,…というように、複数の設定値としてもよい。この場合、検出部112は、第1累積量が閾値に達した場合に、第1累積量をリセットしないでもよい。同様に、検出部122は、受信部121によって通知用パケット132が受信された場合に、第2累積量をリセットしないでもよい。
また、第1通信装置101aは、不図示の受信部を備えている。受信部は、第2通信装置101bから測定情報を受信する。設定部114は、受信部によって受信された測定情報に基づいて、設定されている閾値を変更する。設定部124は、出力部123から出力される測定情報に基づいて、設定されている閾値を変更する。設定部114によって変更される閾値と、設定部124によって変更される閾値とは、同じ値である。
具体的には、設定部114は、受信部によって受信された測定情報に基づくユーザパケット131の損失量が第1損失量(たとえば損失率5%)である場合に閾値を第1の値(1000)にする。また、設定部114は、損失量が第1損失量より多い第2損失量(たとえば損失率10%)である場合に閾値を第1の値より小さい第2の値(たとえば900)にする。
同様に、設定部124は、出力部123から出力される測定情報に基づくユーザパケット131の損失量が第1損失量(たとえば損失率5%)である場合に閾値を第1の値(1000)にする。また、設定部124は、損失量が第2損失量(たとえば損失率10%)である場合に閾値を第2の値(たとえば900)にする。
また、設定部114は、入力部111に入力されるユーザパケット131のユーザ毎に閾値を設定する。検出部112は、入力部111に入力されたユーザパケット131の第1累積量をユーザ毎に検出する。送信部113は、検出部112によって検出された第1累積量が閾値に達したユーザについての通知用パケット132を伝送路140へ送信する。
検出部122は、第2累積量をユーザ毎に検出する。出力部123は、受信部121によって通知用パケット132が受信された場合に、通知用パケット132に対応するユーザについて検出された第2累積量と、通知用パケット132に対応するユーザの閾値とに基づく測定情報を出力する。
また、設定部114は、入力部111に入力されるユーザパケット131のサービス種別毎に閾値を設定する。検出部112は、入力部111に入力されたユーザパケット131の第1累積量をサービス種別毎に検出する。送信部113は、検出部112によって検出された第1累積量が閾値に達したサービス種別についての通知用パケット132を伝送路140へ送信する。
検出部122は、第2累積量をサービス種別毎に検出する。出力部123は、受信部121によって通知用パケット132が受信された場合に、通知用パケット132に対応するサービス種別について検出された第2累積量と、通知用パケット132に対応するサービス種別の閾値とに基づく測定情報を出力する。
なお、測定対象を、ユーザ毎やサービス種別毎とするほかにも、ユーザおよびサービスの組合せとすることもできる。具体的には、ユーザ毎に複数のサービス種別が設定されている場合、それぞれの組み合わせを測定対象とすればよい。
また、送信部113は、連続する識別情報を付した通知用パケット132を送信する。連続する識別情報とは、たとえばシーケンス番号であるが、文字や記号でもよい。出力部123は、受信部121によって受信された通知用パケット132に付された第1識別情報が前回受信した通知用パケット132に付された第2識別情報と連続しない場合、第1識別情報および第2識別情報の差を用いて測定情報を出力する。
たとえば、第1識別情報が「4」であり、第2識別情報が「1」であったとすると、第1識別情報および第2識別情報の差「3」が、通知用パケット132の受信できなかった期間となる。そのため、出力部123は、検出部122によって検出される第2累積量が3周期分であることを考慮して損失量を算出して出力する。たとえば、通知用パケット132が受信できなかった期間が3周期分である場合、閾値を3倍にしたり、第2累積量を1/3倍にしたりし、損失量を算出すればよい。
送信部113は、第1累積量が閾値に達した場合に通知用パケット132を伝送路140へ送信する第1状態と、周期的に測定用パケットを伝送路140へ送信する第2状態と、を切り替え可能である。第2状態は、たとえば、ITU(International Telecommunication Union)−TY.1731標準のETH(Ethernet)−SL(1SL:1−Way Synthetic Loss Measurement)によって測定が行われる状態である。ETH−SLを以下では「1SL」という。1SLにおいては、ネットワーク中の測定用パケット(1SLパケット)の計測区間における損失数が算出され、伝送品質が計測される。
送信部113は、第2通信装置101bへ、通知用パケット132に基づく伝送路140の測定が可能か否かを問い合わせる信号を送信する。送信部113は、第2通信装置101bからの応答に応じて第1状態または第2状態へ切り替わる。
出力部123は、測定用データを受信した場合に、第2累積量と閾値とに基づく測定情報を出力する第1状態と、受信した測定用データの累積量に基づく測定情報を出力する第2状態と、を切り替え可能である。出力部123は、第1通信装置101aが第1状態に切り替え可能であることを示す情報が受信部121によって受信された場合、第1状態に切り替わる。
また、第1累積量および第2累積量は、ユーザパケット131の累積数に限らず、ユーザパケット131の累積データ量とすることもでき、この場合について説明する。検出部112は、入力部111に入力されたユーザパケット131の第1累積データ量を検出する。送信部113は、検出部112によって検出されたユーザパケット131数の第1累積データ量が設定部114に設定される閾値に達した場合に通知用パケット132を送信する。
また、検出部122は、受信部121によって受信されたユーザパケット131の第2累積データ量を検出する。出力部123は、受信部121によって通知用パケット132が受信された場合に、検出部122によって検出された第2累積データ量と設定部124に設定される閾値とに基づく測定情報を出力する。
(通信システムを適用可能なネットワークの一例)
図2は、通信システムを適用可能なネットワークの一例を示す説明図である。図2に示すように、通信システム100は、複数の通信装置101と、複数のユーザ端末200と、を備える。ユーザ端末200は、たとえば、ユーザが使用するコンピュータ装置である。ユーザ端末200は、通信装置101を介してそれぞれ接続されている。通信装置101およびユーザ端末200は、通信装置101とユーザ端末200との間や、ユーザ端末200同士の間や、通信装置101同士の間で、それぞれデータの送受信を行う。
通信装置101は、他の通信装置101やユーザ端末200からデータを受信し、データ内に格納されたアドレス情報等に基づいて特定される通信装置101やユーザ端末200へデータを転送する。たとえば、通信装置101は、Ethernet(登録商標)フレームやIPフレームを転送する場合、Ethernetフレーム内に格納されたMACアドレスやIPフレーム内に格納されたIPアドレス等に基づいてデータの転送処理を行う。
図1に示した通信システム100は、たとえば、互いに接続された各通信装置101や、互いに接続された通信装置101およびユーザ端末200に適用することができる。
(通信装置の構成)
図3は、通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、通信装置101は、複数の回線I/F回路301と、SW回路302と、制御回路303と、を備える。なお、図3において、各回路301,302,303を接続する実線はデータ信号の送受信を表し、破線は制御信号の送受信を表している。回線I/F回路301のそれぞれは、受信処理や送信処理を行う回路を有し、外部装置とのインタフェースとして機能する。
たとえば、回線I/F回路301のそれぞれは、複数の通信部310と、他の通信装置に接続される複数の回線ポート320と、を有する。通信部310は、回線ポート320を介して他の通信装置とデータの送受信を行う。回線I/F回路301は、たとえば着脱可能なモジュールやカードによって実現される。
SW回路302は、通信装置101内の回線I/F回路301と接続され、回線I/F回路301間のデータ転送のスイッチ機能を有する回路である。SW回路302は、たとえば着脱可能なモジュールやカードによって実現される。
制御回路303は、回線I/F回路301およびSW回路302と接続され、通信装置101内の各回路の各種設定やアラームや統計情報の収集等、通信装置101全体の制御を司る。また、制御回路303は、外部モニタなどの制御端末304に接続される。制御回路303は、たとえば着脱可能なモジュールやカードによって実現される。なお、回線I/F回路301、SW回路302および制御回路303は、着脱可能ではなく、通信装置101のマザーボード(マザーカード)と一体化されているものでもよい。
(通信部の構成)
図4は、通信部の構成の一例を示す説明図である。図4においては、互いに接続された2つの通信装置101の通信部310における、データを送信する機能と、データを受信する機能とについて説明する。図4に示す例では、送信側の通信装置101の通信部310を通信部310aとし、受信側の通信装置101の通信部310を通信部310bとして説明する。
通信部310aには、ユーザパケットが順次入力される。通信部310aは、送信カウンタ401と、送信制御部402と、OAM(Operation Administration and Maintenance)生成部403と、多重処理部404と、を備える。送信カウンタ401は、通信部310aへ入力されたユーザパケットをカウントし、カウントしたカウント値(ユーザパケット数)を送信制御部402へ通知する。具体的には、送信カウンタ401は、通信部310aへユーザパケットが入力される毎にカウント値をインクリメントする。また、送信カウンタ401は、送信制御部402からリセット信号が出力されると、カウント値を0にリセットする。
送信制御部402は、送信カウンタ401から通知されたカウント値が予め定められた所定の閾値(たとえば1000)に達した場合に、トリガ信号をOAM生成部403に出力するとともに、リセット信号を送信カウンタ401へ出力する。
OAM生成部403は、送信制御部402からトリガ信号を入力すると、ユーザパケット数が閾値に達したことを示すOAMパケット420を生成し、生成したOAMパケット420を多重処理部404へ出力する。OAMパケット420は、たとえば、図1の通知用パケット132によって実現される。
多重処理部404は、OAM生成部403から出力されたOAMパケット420と、通信部310aへ入力されたユーザパケットとを多重化(時間分割多重)して、回線ポート320を介して通信部310bへ送信する。たとえば1000個目のユーザパケットのつぎにOAMパケット420を出力させる場合、多重処理部404は、1000個目のユーザパケットの送信後にOAMパケット420を送信するまで1001個目のユーザパケットの送信を止めておく。そして、OAMパケット420を送信後に1001個目のユーザパケットを送信する。
通信部310bは、受信パケット識別部411と、受信カウンタ412と、受信制御部413と、格納処理部414と、メモリ415と、を備える。受信パケット識別部411は、回線ポート320が受信したパケットがユーザパケットであるか、OAMパケット420であるかを識別する。受信パケット識別部411は、回線ポート320が受信したパケットがユーザパケットである場合、その旨を示す信号を受信カウンタ412へ出力する。また、受信パケット識別部411は、回線ポート320が受信したパケットがOAMパケット420である場合、OAMパケット420を受信制御部413へ出力する。
受信カウンタ412は、受信パケット識別部411からの信号に基づいて、通信部310bにおけるユーザパケットの受信をカウントする。具体的には、受信カウンタ412は、受信パケット識別部411から信号が出力される毎にカウント値をインクリメントする。また、受信カウンタ412は、カウントしたユーザパケット数を受信制御部413へ通知する。また、受信カウンタ412は、受信制御部413からリセット信号が出力されると、カウント値を0にリセットする。
受信制御部413は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力した場合、受信カウンタ412から通知されたカウント値(ユーザパケット数)と、予め設定された閾値(たとえば1000)とに基づいて、ユーザパケットロス情報を算出する。受信制御部413に設定された閾値と、送信制御部402に設定された閾値とは、同値である。
ユーザパケットロス情報は、ユーザパケットの損失量であり、たとえば、ユーザパケットロス数や、ユーザパケットロス率が挙げられる。ユーザパケットロス数は、閾値と受信カウンタ412によって通知されたユーザパケット数との差分である。たとえば、閾値を1000とし、通知されたユーザパケット数を900とした場合、ユーザパケットロス数は、「閾値(1000)−通知されたユーザパケット数(900)=100」となる。
また、ユーザパケットロス率は、閾値に対するユーザパケットロス数の割合である。たとえば、閾値を1000とし、通知されたユーザパケット数を900とした場合、ユーザパケットロス率は、「(1000−900)/1000=10%」となる。
受信制御部413は、算出したユーザパケットロス情報を格納処理部414へ通知する。また、受信制御部413は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力した場合、リセット信号を受信カウンタ412へ出力する。
格納処理部414は、受信制御部413から通知されたユーザパケットロス情報をメモリ415に格納する処理を行う。メモリ415は、格納処理部414の処理により、ユーザパケットロス情報を格納する。
図5は、通信部の構成の一例を示す別の説明図である。図5において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。互いに接続された2つの通信装置101の通信部310のそれぞれには、たとえば図5に示す通信部310を適用することができる。図5に示すように、通信部310は、送信カウンタ401と、送信制御部402と、OAM生成部403と、多重処理部404と、受信パケット識別部411と受信カウンタ412と、受信制御部413と、格納処理部414と、メモリ415と、を備える。
送信制御部402は、閾値処理部501と、OAMパケット生成命令部502と、閾値変更パケット生成命令部503と、閾値変更命令部504と、を備える。
送信カウンタ401は、ユーザパケットをカウントし、カウントしたパケット数を閾値処理部501へ出力する。閾値処理部501には、ユーザパケット数の閾値(たとえば1000)が設定されている。送信カウンタ401は、閾値処理部501からリセット信号を入力すると、カウント値をリセットする。
閾値処理部501は、設定された閾値に、送信カウンタ401から出力されたパケット数が達した場合、その旨を示す信号をOAMパケット生成命令部502へ出力するとともに、リセット信号を送信カウンタ401へ出力する。また、閾値処理部501は、閾値変更命令部504から変更信号を入力すると、閾値の変更を行う。
OAMパケット生成命令部502は、閾値処理部501から信号を入力すると、OAM生成部403にトリガ信号を出力する。また、OAMパケット生成命令部502は、後述するOAMパケット受信部511からOAMパケット420を入力した旨を示す信号を入力すると、OAM生成部403にトリガ信号を出力する。
閾値変更パケット生成命令部503は、後述する閾値変更通知処理部513から所定の信号を入力すると、トリガ信号をOAM生成部403へ出力する。所定の信号とは、たとえばユーザパケットロス率が所定値以上または所定値以下である旨(所定範囲内にない旨)を示すエラー信号、または閾値変更パケットを入力した旨のパケット信号である。OAM生成部403は、閾値変更パケット生成命令部503から出力されたトリガ信号に基づいて、閾値変更パケットを生成する。OAM生成部403に閾値変更パケットを生成させることにより、送信先(上流)の通信装置101の閾値を変更させることができる。
閾値変更命令部504は、閾値変更通知処理部513から上述した所定の信号(エラー信号またはパケット信号)を入力すると、変更信号を閾値処理部501へ出力する。
受信制御部413は、OAMパケット受信部511と、閾値処理部512と、閾値変更通知処理部513とを備える。受信カウンタ412は、受信パケット識別部411から信号が出力される毎にカウント値をインクリメントし、インクリメントしたカウント値(ユーザパケット数)を閾値処理部512へ通知する。
受信パケット識別部411は、受信したパケットがOAMパケット420である場合、OAMパケット420をOAMパケット受信部511へ出力する。また、受信パケット識別部411は、受信したパケットが閾値変更パケットである場合、閾値変更パケットを閾値変更通知処理部513へ出力する。
OAMパケット受信部511は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力すると、OAMパケット420を入力した旨を示す信号をOAMパケット生成命令部502および閾値処理部512へ出力する。閾値処理部512は、OAMパケット受信部511から信号を入力すると、受信カウンタ412によって通知されたカウント値と、閾値処理部501によって設定されている閾値(たとえば1000)とを用いて、ユーザパケットロス情報を算出する。そして、閾値処理部512は、算出したユーザパケットロス情報を格納処理部414および閾値変更通知処理部513へ通知する。
閾値変更通知処理部513は、閾値処理部512から通知されたユーザパケットロス情報(ユーザパケットロス率)が、所定値(たとえば10%)以上である場合、エラー信号を閾値変更パケット生成命令部503および閾値変更命令部504へ出力する。また、閾値変更通知処理部513は、受信パケット識別部411から閾値変更パケットを入力すると、パケット信号を閾値変更パケット生成命令部503および閾値変更命令部504へ出力する。
(Ethernetフレームの一例)
図6は、Ethernetフレームの一例を示す説明図である。図6において、Ethernetフレーム600は、MAC(Media Access Control) DA601と、MAC SA602と、E−TYPE(Ethernet−TYPE)603と、PDU(Protocol Data Unit)604と、FCS(Frame Check Sequence)605とを有する。Ethernetフレーム610は、上記に加えて、さらに、VLAN Tag611を有する。なお、図6において括弧内の数字はビット数を表す。
MAC DA601は、宛先のMACアドレスを示す。MAC SA602は、送信元のMACアドレスを示す。E−TYPE603は、PDU604に格納されるメッセージタイプを示す。たとえば、0x0800のE−TYPE603は、IPv4フレームを示す。標準のE−TYPE603は、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)により規定される。PDU604には、上位レイヤのメッセージが格納される。FCS605は、フレームの誤りを検出するための符号である。
VLAN Tag611は、TPID(Tag Protocol ID)612と、Priority613と、DEI(Drop Eligible Indication)614と、VLAN ID615とを有する。TPID612は、Ethernet−Typeの一種であり、VLAN ID615が後段に格納されていることを示すIDであり、たとえばIEEE802.1Qで規定される0x8100が設定される。Priority613は、VLAN Tagフレームの優先度を示す。Priority613は、3ビットであり、8クラスの優先度を表示可能である。
DEI614は、廃棄優先度を示す。たとえば、輻輳時にDEI=1のフレームが優先的に廃棄される。VLAN ID615は、ユーザを特定するための識別値を示す。Ethernetフレーム600およびEthernetフレーム610は、たとえば、ユーザパケットに用いられる。
(OAMフレームを有するEthernetフレームの一例)
図7は、OAMフレームを有するEthernetフレームの一例を示す説明図である。図7において、図6に示したEthernetフレーム610と同様の構成については説明を省略する。図7において、Ethernetフレーム700は、PDU604に代えて、OAMフレーム701を有する点で、図6のEthernetフレーム610と異なる。OAMフレーム701の詳細構成について、以下に図8−1を用いて説明する。
(OAMフレームのフォーマットの一例)
図8−1は、OAMフレームのフォーマットの一例を示す説明図である。図8−1に示すOAMフレーム701の各段は、4Byte分の領域を示している。図8−1に示すように、OAMフレーム701は、たとえば、MEL、Version、OpCode、Flags、TLV Offset、Source MEP ID、End TLVといったデータを有している。なお、OAMフレーム701は、後述する1SLパケットフォーマット(図24参照)と比較して、Test IDや、TxSeqfを含まない。
(閾値変更パケットの一例)
つぎに、1SLベースのOAMフレームのフォーマットによる閾値変更パケットの一例について説明する。図8−2は、閾値変更パケットの一例を示す説明図である。なお、1SLは、ネットワーク中の1SLパケットが計測区間で何個ロスしたのかを算出し、伝送品質を大まかに計測することが可能なパケットロスの計測方式である。図8−2に示すように、OAMフレーム820のFlagsには、閾値変更通知のデータ(0x02)が含まれる。たとえば、OAMフレーム820のFlagsに閾値変更通知のデータを含むパケットが、閾値変更パケットである。
(通信部が行う送信処理)
図9は、通信部が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、通信部310は、通信部310にパケットが入力される毎に、たとえば以下の各ステップを実行する。パケットの入力には、通信部310が送信すべきユーザパケットの入力、閾値変更パケットの受信およびその他のパケットの入力が含まれる。
まず、通信部310は、入力されたパケットがユーザパケットであるか否かを判断する(ステップS901)。入力されたパケットがユーザパケットである場合(ステップS901:Yes)、通信部310は、送信するユーザパケット数を表す送信カウンタ401のカウント値Cをインクリメントする(ステップS902)。つぎに、通信部310は、カウント値Cが閾値X(たとえば1000)であるか否かを判断する(ステップS903)。
カウント値Cが閾値Xではない場合(ステップS903:No)、通信部310は、ステップS907の処理に移行する。カウント値Cが閾値Xである場合(ステップS903:Yes)、通信部310は、カウント値Cを「0」にリセットする(ステップS904)。また、通信部310は、OAMパケット420を生成する(ステップS905)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットにOAMパケット420を多重化して送信する(ステップS906)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットを送信し(ステップS907)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS901において、入力されたパケットがユーザパケットではない場合(ステップS901:No)、通信部310は、入力されたパケットが閾値変更パケットであるか否かを判断する(ステップS908)。閾値変更パケットは、たとえば、ユーザパケットやOAMパケット420の送信先(下流側)の通信装置101から受信するパケットであり、後述する受信処理(図10のステップS1008)において生成される。
ステップS908において、入力されたパケットが閾値変更パケットである場合(ステップS908:Yes)、通信部310は、送信カウンタのカウント値Cが「0」であるか否かを判断する(ステップS909)。送信カウンタのカウント値Cが「0」ではない場合(ステップS909:No)、通信部310は、送信カウンタのカウント値Cが「0」になるまで待機する。
送信カウンタのカウント値Cが「0」になると(ステップS909:Yes)、通信部310は、閾値変更処理を実行し(ステップS910)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。閾値変更処理では、通信部310は、たとえば、ユーザパケットロス率Yを用いて、閾値X×(1−Y)として算出した値を新たな閾値Xとして変更する。具体的には、閾値X=1000,ユーザパケットロス率Y=0.1(10%)とすると、新たな閾値Xは、1000×(1−0.1)=900となる。
ステップS908において、入力されたパケットが閾値変更パケットではない場合(ステップS908:No)、通信部310は、入力されたパケットを廃棄して(ステップS911)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(通信部が行う受信処理)
図10は、通信部が行う受信処理の一例を示すフローチャートである。図10において、通信部310は、通信部310にパケットが入力される毎に、たとえば以下の各ステップを実行する。
図10に示すように、通信部310は、受信したパケットがユーザパケットであるか否かを判断する(ステップS1001)。受信したパケットがユーザパケットである場合(ステップS1001:Yes)、通信部310は、受信したユーザパケット数を表す受信カウンタ412のカウント値Dをインクリメントし(ステップS1002)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
受信したパケットがユーザパケットではない場合(ステップS1001:No)、通信部310は、受信したパケットがOAMパケット420であるか否かを判断する(ステップS1003)。受信したパケットがOAMパケット420である場合(ステップS1003:Yes)、通信部310は、ユーザパケットロス率を算出する(ステップS1004)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットロス率をメモリ415に格納するとともに(ステップS1005)、受信カウンタ412のカウント値Dを「0」にリセットする(ステップS1006)。
つぎに、通信部310は、算出したユーザパケットロス率が設定されているユーザパケットロス率Y以上であるか否かを判断する(ステップS1007)。算出したユーザパケットロス率が設定されているユーザパケットロス率Y未満である場合(ステップS1007:No)、通信部310は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
算出したユーザパケットロス率が設定されているユーザパケットロス率Y以上である場合(ステップS1007:Yes)、通信部310は、閾値変更パケットを生成する(ステップS1008)。つぎに、通信部310は、閾値変更処理を実行する(ステップS1009)。閾値変更処理では、たとえば、ユーザパケットロス率Yを用いて、閾値X×(1−Y)として算出した値を新たな閾値Xとして変更する。具体的には、閾値X=1000,ユーザパケットロス率Y=0.1(10%)とすると、新たな閾値は、1000×(1−0.1)=900となる。
つぎに、通信部310は、各種パケットの送信元(上流側)となる通信装置101にも同様に閾値を変更させるための閾値変更パケットを送信し(ステップS1010)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS1003において、受信したパケットがOAMパケット420ではない場合(ステップS1003:No)、通信部310は、パケットを廃棄して(ステップS1011)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
上述したように、実施の形態によれば、簡易な構成および簡易な処理でユーザパケットロス情報を測定することができ、伝送路の測定を効率よく行うことができる。また、複数の回路を実装することなく、回路規模が大きくなることを抑えることができる。
また、実施の形態では、ユーザパケットロス情報(ユーザパケットロス率)が所定値(10%)以上である場合に閾値を小さくするようにした。したがって、ユーザパケットロス率が高い場合に、ユーザパケットロス率の測定精度を高めることができる。これにより、たとえばパケットロスが離散的に発生しているのか、または局所的に発生しているのか、といったエラーの状態を把握することができる。
また、実施の形態では、ユーザパケットロス率が所定値以上である場合に、閾値を小さくしたが、これに限らず、ユーザパケットロス率が所定値以下である場合に、閾値を大きくしてもよい。これにより、パケットロス率が低い場合に、測定精度を低くすることができ、測定における回線の負荷や各通信部310の処理負担を軽減することができる。
(通信部の他の構成の一例)
図11は、通信部の他の構成の一例を示す説明図である。図11において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示す通信部310は、ユーザパケット数をカウントするのではなく、ユーザパケットのバイト数をカウントする点で、図4に示した構成と異なる。
図11に示すように、通信部310aは、送信バイト数演算部1101を備える。送信バイト数演算部1101は、ユーザパケットのバイト数を累積し、累積した累積バイト数を送信制御部402へ通知する。送信バイト数演算部1101は、送信制御部402からリセット信号が出力されると、累積バイト数を0にリセットする。
送信制御部402は、送信バイト数演算部1101から通知された累積バイト数が予め定められた所定の閾値(たとえば1Gバイト)に達した場合に、トリガ信号をOAM生成部403に出力するとともに、リセット信号を送信バイト数演算部1101へ出力する。
通信部310bは、受信バイト数演算部1112を備える。受信パケット識別部411は、回線ポート320によって受信されたパケットがユーザパケットである場合、その旨を示す信号を受信バイト数演算部1112へ出力するとともに、ユーザパケットを回線I/F回路301へ出力する。また、受信パケット識別部411は、回線ポート320によって受信されたパケットがOAMパケット420である場合、OAMパケット420を受信制御部413へ出力する。
受信バイト数演算部1112は、受信パケット識別部411からの信号に基づいて、通信部310bにおけるユーザパケットバイト数を累積する。具体的には、受信バイト数演算部1112は、受信パケット識別部411から出力されるユーザパケットバイト数を累積する。また、受信カウンタ412は、累積したユーザパケットバイト数を受信制御部413へ通知する。また、受信バイト数演算部1112は、受信制御部413からリセット信号が出力されると、カウント値を0にリセットする。
受信制御部413は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力した場合、受信バイト数演算部1112から通知されたユーザパケットバイト数と、予め設定される所定の閾値とに基づいて、ユーザパケットロス情報を算出する。受信制御部413に定められる閾値と、送信制御部402に定められた閾値とは、同値である。
ユーザパケットロス情報としては、ユーザパケットロスバイト数や、ユーザパケットロス率が挙げられる。ユーザパケットロスバイト数は、閾値と受信カウンタ412によって通知されたユーザパケット数との差分である。たとえば、閾値を1G(ギガ)バイト(=1000M(メガ)バイト)、通知されたユーザパケットバイト数を900Mバイトとしたとする。この場合、ユーザパケットロスバイト数は、「閾値(1000Mバイト)−通知されたユーザパケットバイト数(900Mバイト)=100Mバイト」となる。
また、ユーザパケットロス率は、閾値に対するユーザパケットロスバイト数の割合である。たとえば、閾値を1000Mバイト、通知されたユーザパケットバイト数を900Mバイトとした場合、ユーザパケットロス率は、「(1000−900)/1000=10%」となる。
また、受信制御部413は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力した場合、リセット信号を受信カウンタ412へ出力する。
図12は、通信部の他の構成の一例を示す別の説明図である。図12において、図5および図11に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、送信制御部402は、バイト数閾値処理部1201を備える。
送信バイト数演算部1101は、ユーザパケットバイト数を累積し、累積したユーザパケットバイト数をバイト数閾値処理部1201へ出力する。送信バイト数演算部1101は、バイト数閾値処理部1201からリセット信号を入力すると、累積したユーザパケットバイト数をリセットする。
バイト数閾値処理部1201には、ユーザパケットバイト数の閾値(たとえば1Gバイト=1000Mバイト)が設定されている。バイト数閾値処理部1201は、送信バイト数演算部1101から入力したユーザパケットバイト数が閾値に達した場合、その旨を示す信号をOAMパケット生成命令部502へ出力するともに、リセット信号を送信バイト数演算部1101へ出力する。バイト数閾値処理部1201は、閾値変更命令部504から変更信号を入力すると、閾値の変更を行う。
OAMパケット生成命令部502は、バイト数閾値処理部1201から信号が出力されると、OAM生成部403にトリガ信号を出力する。
閾値変更命令部504は、閾値変更通知処理部513から所定の信号を入力すると、変更信号をバイト数閾値処理部1201へ出力する。所定の信号とは、たとえばユーザパケットロス率が所定範囲内にない旨を示すエラー信号、または閾値変更パケットを入力した旨のパケット信号である。
受信制御部413は、バイト数閾値処理部1212を備える。受信バイト数演算部1112は、受信パケット識別部411から信号を入力すると、ユーザパケットバイト数を累積し、累積したユーザパケットバイト数をバイト数閾値処理部1212へ通知する。
OAMパケット受信部511は、受信パケット識別部411からOAMパケット420を入力すると、OAMパケット420を入力した旨を示す信号をOAMパケット生成命令部502およびバイト数閾値処理部1212へ出力する。バイト数閾値処理部1212は、OAMパケット受信部511から信号を入力すると、バイト数閾値処理部1212によって累積されたユーザパケットバイト数と、設定されている閾値(1000Mバイト)とを用いて、ユーザパケットロス率を算出する。そして、バイト数閾値処理部1212は、算出したユーザパケットロス率を格納処理部414および閾値変更通知処理部513へ出力する。
このような構成としても、簡易な処理でユーザパケットロス情報を検出することができる。また、ネットワーク上で何バイト廃棄されたかのデータ量を検出することができる。また、図9および図10に示した処理と同様に、ユーザパケットロス情報に応じて、測定精度を可変にすることもできる。
また、ユーザパケットバイト数からユーザパケットロス情報を検出する構成と、ユーザパケット数からユーザパケットロス情報を検出する構成と、の双方を用いた構成にすることも可能である。このような構成とすることにより、ユーザパケットロス情報として、廃棄パケット数および廃棄バイト数を検出することが可能になる。
(実施の形態の変形例1)
つぎに、実施の形態の変形例1について説明する。変形例1では、各論理フローのクラス毎に閾値を設定する場合について説明する。なお、変形例1において、既に説明した箇所と同様の箇所については同様の符号を付し、その説明を省略する。
(各論理フローのクラス毎の閾値を表したテーブルの一例)
図13は、各論理フローのクラス毎の閾値を表したテーブルの一例を示す説明図である。図13に示すテーブル1300において、論理フローは、ユーザを表す。クラスは、サービス種別(品質)を表す。閾値は、OAMパケット420を生成する条件である、ユーザパケット数の出力数を表している。
テーブル1300では、論理フロー毎に各クラスの閾値がそれぞれ設定されている。たとえば、テーブル1300の論理フロー1において、クラス1がONになっている。クラス1に対応する閾値1は「1000」になっている。つまり、論理フロー1では、クラス1のユーザパケット数が閾値1「1000」に達した場合に、OAMパケット420が生成されることを示している。また、たとえば、クラス2がONになっており、クラス2に対応する閾値を500とした場合を仮定したとすると、クラス2のユーザパケット数が閾値2「500」に達した場合に、OAMパケット420が生成されることになる。
(通信部が行う論理フロー毎の各クラスの送信処理)
図14は、通信部が行う論理フロー毎の各クラスの送信処理の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、通信部310は、ユーザパケットを入力したか否かを判断する(ステップS1401)。通信部310は、ユーザパケットを入力するまで待機する(ステップS1401:No)。通信部310は、ユーザパケットを入力すると(ステップS1401:Yes)、入力したユーザパケットに基づいて、論理フローの「1〜n」のいずれかを示す「i」を特定する(ステップS1402)。
つぎに、通信部310は、ステップS1401において入力したユーザパケットに基づいて、論理フロー「i」のクラス「1〜m」のいずれかを示す「j」を特定する(ステップS1403)。つぎに、論理フロー「i」のクラス「j」に対応する閾値「Xij」を特定する(ステップS1404)。つぎに、通信部310は、論理フロー「i」のクラス「j」に対応する送信カウンタ401のカウント値Cijをインクリメントする(ステップS1405)。
つぎに、通信部310は、カウント値Cijが閾値Xij(たとえば1000)であるか否かを判断する(ステップS1406)。カウント値Cijが閾値Xijではない場合(ステップS1406:No)、通信部310は、ステップS1410の処理に移行する。カウント値Cijが閾値Xijである場合(ステップS1406:Yes)、通信部310は、カウント値Cijを「0」にリセットする(ステップS1407)。
また、通信部310は、論理フロー「i」のクラス「j」に対応するOAMパケット420を生成する(ステップS1408)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットにOAMパケット420を多重化して送信する(ステップS1409)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットを送信し(ステップS1410)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(通信部が行う論理フロー毎の各クラスの受信処理)
図15は、通信部が行う論理フロー毎の各クラスの受信処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すように、通信部310は、受信したパケットがユーザパケットであるか否かを判断する(ステップS1501)。ユーザパケットである場合(ステップS1501:Yes)、通信部310は、受信したユーザパケットに基づき、論理フロー「i」のクラス「j」に対応する受信カウンタ412のカウント値Dijをインクリメントし(ステップS1502)、処理を終了する。
受信したパケットがユーザパケットではない場合(ステップS1501:No)、通信部310は、受信したパケットがOAMパケット420であるか否かを判断する(ステップS1503)。受信したパケットがOAMパケット420である場合(ステップS1503:Yes)、通信部310は、受信したパケットがOAMパケット420に基づき、論理フロー「i」のクラス「j」のユーザパケットロス率を算出する(ステップS1504)。
つぎに、通信部310は、論理フロー「i」のクラス「j」のユーザパケットロス率をメモリ415に格納する(ステップS1505)。また、通信部310は、論理フロー「i」のクラス「j」に対応する受信カウンタ412のカウント値Dijを「0」にリセットし(ステップS1506)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS1503において、受信したパケットがOAMパケット420ではない場合(ステップS1503:No)、通信部310は、パケットを廃棄して(ステップS1507)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
変形例1によれば、各ユーザのサービス種別毎にそれぞれ閾値を設定することができ、簡易な構成で、サービス種別毎のユーザパケットロス情報を測定することができる。また、論理フロー1〜n毎にそれぞれ閾値1〜mを設定することも可能であり、このような構成によれば、ユーザ毎に閾値を設定することができ、ユーザ毎のユーザパケットロス情報を測定することができる。したがって、サービス種別毎の伝送路の測定を効率よく行うことができる。
また、変形例1においても、クラス毎のユーザパケットロス情報に基づいて、各クラスのユーザパケットロス情報の測定精度を可変にすることも可能である。このようにすれば、クラス毎にユーザパケットロス率に応じたユーザパケットロス情報の測定を行うことができる。
(実施の形態の変形例2)
つぎに、実施の形態の変形例2について説明する。変形例2では、シーケンス番号を付したOAMパケット420を送信する場合について説明する。なお、変形例2において、既に説明した箇所と同様の箇所については同様の符号を付し、その説明を省略する。
(メモリの構成例)
図16は、メモリの構成例を示す説明図である。図16に示すデータベース1600は、メモリ415に記憶される。データベース1600は、シーケンス番号フィールドと、閾値フィールドと、受信ユーザパケット数フィールドと、ユーザパケットロス数フィールドと、ユーザパケットロス率フィールドと、を有する。
シーケンス番号Sは、通信部310aからOAMパケット420が送信された回数を通し番号で表したものである。シーケンス番号フィールドには、この通し番号が記憶される。閾値フィールドには、シーケンス番号おきの閾値Xが記憶されている。閾値Xは、OAMパケット420が送信される間隔を、ユーザパケットが送信される回数で表している。たとえば、閾値1000とは、OAMパケット420の送信間隔が、ユーザパケットの1000回の送信毎であることを表している。
受信ユーザパケット数フィールドには、通信部310がOAMパケット420を受信したときのユーザパケットのカウント数(カウント値)Zが記憶される。ユーザユーザパケットロス数フィールドには、閾値フィールドに記憶される値から、受信ユーザパケット数フィールドを減算したユーザパケットロス情報が記憶される。ユーザパケットロス率フィールドには、閾値に対するユーザパケットロス数Lの割合を表したユーザパケットロス情報が記憶される。
各フィールドに情報を設定することにより、データベース1600にはシーケンス番号Sと、閾値Xと、受信ユーザパケット数Zと、ユーザパケットロス数Lと、ユーザパケットロス率Rとの組み合わせ毎のパケット情報1601がレコードとして記憶される。
パケット情報1601−1を例に挙げて説明する。パケット情報1601−1は、シーケンス番号Sが「1」、閾値Xが「1000」、受信ユーザパケット数Zが「900」、ユーザパケットロス数Lが「100」、ユーザパケットロス率Rが「10%」となっている。ユーザパケットロス数L「100」は、閾値X「1000」から受信ユーザパケット数Z「900」を減算した値を表している。ユーザパケットロス率R「10%」は、「ユーザパケットロス数L(100)/閾値X(1000)=10%」を表している。
また、パケット情報1601−2は、シーケンス番号Sが「4」、閾値Xが「1000」、受信ユーザパケット数Zが「3000」、ユーザパケットロス数Lが「−2000」、ユーザパケットロス率Rが「0%」となっている。ユーザパケットロス数L「−2000」は、閾値X「1000」から受信ユーザパケット数Z「3000」を減算した値である。ここで、シーケンス番号フィールドには、シーケンス番号S「1」が記憶された後、シーケンス番号S「4」が記憶されるまでの間に、シーケンス番号S「2,3」が記憶されていない。つまり、シーケンス番号S「2,3」のそれぞれに対応する受信ユーザパケット数Zが抜け落ちていることを表している。
ここで、シーケンス番号S「4」から前回のシーケンス番号S「1」を減算したものに、「1」を加算したものが、抜け落ちた間隔を表すこととなる。つまり、「4−1=3」によって算出される3周期分、抜け落ちていることを表している。3周期分の閾値は、「1000×3=3000」である。
受信ユーザパケット数Zは、「3000」を表している。つまり、3周期の間に受信ユーザパケット数Zが「3000」カウントされたことを表している。ユーザパケットロス数Lは、実質的には「−2000」ではなく、図16中に括弧書きで示すように、3周期分の閾値X「3000」から受信ユーザパケット数Z「3000」を減算した値「0」となる。したがって、ユーザパケットロス率Rも「0%」となる。
(1SLベースのOAMフレームのフォーマットの一例)
つぎに、1SLベースのOAMフレームのフォーマットの一例について説明する。図17は、1SLベースのOAMフレームのフォーマットの一例を示す説明図である。なお、1SLは、ネットワーク中の1SLパケットが計測区間で何個ロスしたのかを算出し、伝送品質を大まかに計測することが可能なパケットロスの計測方式である。図17に示すように、OAMフレーム1700は、Test IDを含む。Test IDには、たとえば、4Byteのシーケンス番号S(図16参照)のデータが記憶される。
(実施の形態の変形例2にかかる通信部が行う送信処理)
図18は、変形例2にかかる通信部が行う送信処理の一例を示すフローチャートである。図18に示すように、通信部310は、ユーザパケットを入力したか否かを判断する(ステップS1801)。通信部310は、ユーザパケットを入力するまで待機する(ステップS1801:No)。通信部310は、ユーザパケットを入力すると(ステップS1801:Yes)、送信カウンタ401のカウント値Cをインクリメントする(ステップS1802)。
つぎに、通信部310は、カウント値Cが閾値X(たとえば1000)であるか否かを判断する(ステップS1803)。カウント値Cが閾値Xではない場合(ステップS1803:No)、通信部310は、ステップS1808の処理に移行する。カウント値Cが閾値Xである場合(ステップS1803:Yes)、通信部310は、カウント値Cを「0」にリセットする(ステップS1804)。
また、通信部310は、OAMパケット420を生成する(ステップS1805)。つぎに、OAMパケット420にインクリメントしたシーケンス番号Sを記憶させる(ステップS1806)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットにOAMパケット420を多重化して送信する(ステップS1807)。つぎに、通信部310は、ユーザパケットを送信し(ステップS1808)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(実施の形態の変形例2にかかる通信部が行う受信処理)
図19は、変形例2にかかる通信部が行う受信処理の一例を示すフローチャートである。図19に示すように、通信部310は、受信したパケットがユーザパケットであるか否かを判断する(ステップS1901)。受信したパケットがユーザパケットである場合(ステップS1901:Yes)、通信部310は、受信カウンタ412のカウント値Dをインクリメントし(ステップS1902)、一連の処理を終了する。
受信したパケットがユーザパケットではない場合(ステップS1901:No)、通信部310は、受信したパケットがOAMパケット420であるか否かを判断する(ステップS1903)。受信したパケットがOAMパケット420である場合(ステップS1903:Yes)、通信部310は、ユーザパケットロス数Lを算出する(ステップS1904)。また、通信部310は、ユーザパケットロス率Rを算出する(ステップS1905)。
つぎに、通信部310は、シーケンス番号S、閾値X、受信ユーザパケット数Z、ユーザパケットロス数L、およびユーザパケットロス率Rを、メモリ415に格納する(ステップS1906)。つぎに、通信部310は、受信カウンタのカウント値Dを「0」にリセットする(ステップS1907)。
つぎに、通信部310は、シーケンス番号Sが不連続であるか否かを判断する(ステップS1908)。シーケンス番号Sが連続している場合(ステップS1908:No)、通信部310は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。シーケンス番号Sが不連続である場合(ステップS1908:Yes)、通信部310は、抜け落ちた周期を算出するとともにこの周期分の閾値を算出し、ユーザパケットロス数Lおよびユーザパケットロス率Rを再算出し(ステップS1909)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS1903において、受信したパケットがOAMパケット420ではない場合(ステップS1903:No)、通信部310は、パケットを廃棄して(ステップS1910)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
このように、変形例2では、シーケンス番号Sを記憶したOAMパケット420を用いることにより、OAMパケット420が受信できなかった期間を考慮して、ユーザパケットロス情報を算出することができる。したがって、伝送路の測定精度を高めることができ、伝送路の測定をより効率よく行うことができる。
(実施の形態の変形例3)
つぎに、実施の形態の変形例3について説明する。変形例3では、パケットロスの測定方式の切替えを行う場合について説明する。なお、変形例3において、既に説明した箇所と同様の箇所については同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1SLベースのOAMフレームのフォーマットの他の一例)
図20は、1SLベースのOAMフレームのフォーマットの他の一例を示す説明図である。図20では、図17のOAMフレームのフォーマットにおいて説明した箇所については説明を省略する。図20に示すように、OAMフレーム2000のFlagsには、相互接続チェック用のデータが含まれる。相互接続チェック用のデータは、通信を行う相手方が、たとえば図10に示した受信処理を行う機能を有しているか否かを確認するためのデータである。
(測定方式の切替えを行う場合の送信処理)
図21は、測定方式の切替えを行う場合の送信処理の一例を示すフローチャートである。図21に示すように、通信部310は、測定方式の選択を行う(ステップS2101)。測定方式の選択は、ユーザパケット数のカウントによる測定機能の有無によるもの、ユーザ選択によるもの、回線の混雑状態に基づくもの、など任意に設定されるものである。つぎに、通信部310は、ステップS2101における測定方式の選択の結果が、ユーザパケット数のカウントによる測定であるか否かを判断する(ステップS2102)。ユーザパケット数のカウントによる測定は、具体的には、図9および図10に示したパケットロスの測定である。
ユーザパケット数のカウントによる測定である場合(ステップS2102:Yes)、通信部310は、相互接続チェックデータ(図20参照)を含む相互接続チェック1SLパケットを送信する(ステップS2103)。つぎに、通信部310は、相互接続チェック1SLパケットを受信したか否かを判断する(ステップS2104)。相互接続チェック1SLパケットを受信した場合(ステップS2104:Yes)、通信部310は、ユーザパケット数のカウントによる測定を開始し(ステップS2105)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS2102において、測定方式の選択の結果がユーザパケット数のカウントによる測定ではない場合(ステップS2102:No)、1SL測定用パケットを送信する(ステップS2106)。つぎに、通信部310は、測定用パケット数のカウントによる測定を開始し(ステップS2107)、一連の処理を終了する。
測定用パケット数のカウントによる測定とは、具体的には、ITU−TY.1731標準の1SLパケットによるパケットロスの測定である。ステップS2104において、相互接続チェック1SLパケットを受信しない場合(ステップS2104:No)、通信部310は、ステップS2107に移行し、測定用パケット数のカウントによる測定を開始して、一連の処理を終了する。
(測定方式の切替えを行う場合の受信処理)
図22は、測定方式の切替えを行う場合の受信処理の一例を示すフローチャートである。図22に示すように、通信部310は、相互接続チェックデータ(図20参照)を含む相互接続チェック1SLパケットを受信したか否かを判断する(ステップS2201)。相互接続チェック1SLパケットを受信すると(ステップS2201:Yes)、通信部310は、測定方式の選択を行う(ステップS2202)。
測定方式の選択は、ユーザパケット数のカウントによる測定機能の有無によるもの、ユーザ選択によるもの、回線の混雑状態に基づくもの、など任意に設定されるものである。つぎに、通信部310は、ステップS2202における測定方式の選択の結果が、ユーザパケット数のカウントによる測定であるか否かを判断する(ステップS2203)。
ユーザパケット数のカウントによる測定である場合(ステップS2203:Yes)、通信部310は、相互接続応答1SLパケットを送信する(ステップS2204)。そして、通信部310は、ユーザパケット数のカウントによる測定を開始し(ステップS2205)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。ステップS2201において、相互接続チェック1SLパケットを受信しない場合(ステップS2201:No)、1SL測定用パケットを受信したか否かを判断する(ステップS2206)。
1SL測定用パケットは、送信側の通信部310において測定用パケット数のカウントによる測定が選択されている場合や、送信側の通信部310がこの測定機能しか有していない場合に送信される。1SL測定用パケットを受信しない場合(ステップS2206:No)、通信部310は、ステップS2201に戻り、送信元の通信部310からのパケットの受信を待つ。
1SL測定用パケットを受信した場合(ステップS2206:Yes)、通信部310は、測定用パケット数のカウントによる測定(ITU−TY.1731標準の1SLパケットによるパケットロスの測定)を開始し(ステップS2207)、処理を終了する。また、ステップS2203において、測定方式の選択の結果がユーザパケット数のカウントによる測定ではない場合(ステップS2203:No)、通信部310は、ステップS2207に移行する。
図21および図22に示した処理によれば、接続する相手方の通信部310の機能に応じて、図9および図10に示したOAMパケット420を用いたパケットロスの測定、または、1SLパケットによるパケットロスの測定、の切替えを行うことができる。また、1種類の回線のみで、2種類の伝送路測定を行うことができる。
(1SLパケットによるパケットロスの測定方式)
つぎに、図23を用いて、1SLパケットによるパケットロスの測定方式について説明する。図23は、1SLパケットによるパケットロスの測定方式の一例を示す説明図である。図23に示すように、送信側の通信装置101の通信部310aは、1SLパケットの送信カウント値(TxSeqf)を1SLパケット中に挿入し、100ms/1s/10sのいずれかの送信周期で、受信側の通信装置101の通信部310bへ1SLパケットを送信する。
通信部310bは、1SLを受信した後、1SLの受信カウント値(RxSeql)を内部に保持しておく。通信部310bは、以下のITU−TY.1731標準に定められた下記(1)式を用いて、ユーザパケットロス数を演算する。
Frame Lossnear-end=|TxSeqf[tc]−TxSeqf[tp]|−|RxSeql[tc]−RxSeql[tp]|・・・(1)式
tc:End time of the measurement period.
tp:Start time of the measurement period.
(1SLパケットフォーマットの一例)
図24は、1SLパケットフォーマットの一例を示す説明図である。図24に示す1SLパケットフォーマット2400は、たとえば、MEL、Version、OpCode、Flags、TLV Offset、Source MEP ID、Test ID、TxSeqf、End TLVといったデータを有している。1SLパケットフォーマット2400は、Test IDや、TxSeqfを含んでいる点で、上述したOAMフレーム701(図8−1参照)と異なる。
1SLを用いたパケットロス測定方式は、1SLパケットのみの送受信数から伝送品質を検出するものであり、ユーザパケットロス数自体を検出するものではない。1SLを用いたパケットロス測定方式は、1SLパケットのみを測定するため、回路規模が小さくてよく、コストを抑えることができる。
一方で、ユーザパケット数のカウントによる測定(図9および図10に示したOAMパケット420を用いた測定)では、簡易な構成および簡易な処理でパケットロスを測定することができる。また、ユーザパケット数のカウントによる測定では、ユーザパケットロス数自体を検出することができるため、信頼性の高い測定結果を得ることができる。このように、ユーザパケット数のカウントによる測定では、伝送路の測定を効率よく行うことができる。
このように、測定方式の切替えを行うことにより、1種類の回線で、2種類の伝送路の測定を行うことができる。また、回線状態に応じて測定方式を切り替えるようにすれば、回路全体の負荷を軽減した伝送路の測定を行うことができる。また、ユーザ選択に応じて測定方式を切り替えるようにすれば、ユーザの意向に添った測定を行うことができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入力されたデータを伝送路へ送信し、前記入力されたデータの第1累積量を検出し、検出した第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信する第1通信装置と、
前記第1通信装置によって前記伝送路へ送信されたデータを受信し、受信したデータの第2累積量を検出し、前記通知用データを受信した場合に、検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する第2通信装置と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記第1通信装置は、前記第1累積量が前記閾値に達した場合に前記第1累積量をリセットし、
前記第2通信装置は、前記通知用データを受信した場合に前記第2累積量をリセットすることを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記第1通信装置は、前記第1累積量が前記閾値に達した場合に前記通知用データを前記伝送路へ送信する状態と、周期的に測定用データを前記伝送路へ送信する状態と、を切り替え可能であり、
前記第2通信装置は、前記測定用データを受信した場合に、前記第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する状態から、受信した前記測定用データの累積量に基づく測定情報を出力する状態に切り替わることを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)前記第2通信装置は、検出した第2累積量と前記閾値とに基づいて算出したデータの損失量を含む前記測定情報を出力することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記5)前記第1累積量は、前記入力されたデータの累積数であり、
前記第2累積量は、前記受信したデータの累積数であることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記6)前記第1累積量は、前記入力されたデータの累積データ量であり、
前記第2累積量は、前記受信したデータの累積データ量であることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記7)前記第1通信装置は、前記第2通信装置から前記測定情報を受信し、受信した前記測定情報に基づいて前記閾値を変更し、
前記第2通信装置は、前記測定情報に基づいて前記閾値を変更することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記8)前記第1通信装置は、前記測定情報に基づくデータの損失量が第1損失量である場合に前記閾値を第1の値にし、前記損失量が前記第1損失量より多い第2損失量である場合に前記閾値を前記第1の値より小さい第2の値にし、
前記第2通信装置は、前記測定情報に基づくデータの損失量が前記第1損失量である場合に前記閾値を前記第1の値にし、前記損失量が前記第2損失量である場合に前記閾値を前記第2の値にすることを特徴とする付記7に記載の通信システム。
(付記9)前記第1通信装置は、前記入力されたデータのユーザ毎に前記閾値を設定し、前記入力されたデータの第1累積量を前記ユーザ毎に検出し、検出した第1累積量が前記閾値に達したユーザについての前記通知用データを送信し、
前記第2通信装置は、前記第2累積量を前記ユーザ毎に検出し、前記通知用データを受信した場合に、前記通知用データに対応するユーザについて検出した第2累積量と、前記通知用データに対応するユーザの前記閾値とに基づく測定情報を出力することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記10)前記第1通信装置は、前記入力されたデータのサービス種別毎に前記閾値を設定し、前記入力されたデータの累積量を前記サービス種別毎に検出し、検出した第1累積量が前記閾値に達したサービス種別についての前記通知用データを送信し、
前記第2通信装置は、前記第2累積量を前記サービス種別毎に検出し、前記通知用データを受信した場合に、前記通知用データに対応するサービス種別について検出した第2累積量と、前記通知用データに対応するサービス種別の前記閾値とに基づく測定情報を出力することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記11)前記第1通信装置は、連続する識別情報を付した通知用データを送信し、
前記第2通信装置は、受信した前記通知用データに付された第1識別情報が前回受信した前記通知用データに付された第2識別情報と連続しない場合、前記第1識別情報および前記第2識別情報の差と、前記閾値と、前記第2累積量と、に基づく前記測定情報を出力することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記12)データを入力する入力部と、
前記入力部によって入力されたデータの第1累積量を検出する検出部と、
前記入力部によって入力されたデータを伝送路へ送信するとともに、前記検出部によって検出された第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信する送信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記13)前記送信部は、
前記伝送路へ送信されたデータを受信し、受信したデータの第2累積量を検出し、前記通知用データを受信した場合に、検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する通信装置へ、
前記データおよび前記通知用データを送信することを特徴とする付記12に記載の通信装置。
(付記14)前記送信部は、
前記第1累積量が前記閾値に達した場合に前記通知用データを前記伝送路へ送信する第1状態と、周期的に測定用データを前記伝送路へ送信する第2状態と、を切り替え可能であり、
前記伝送路による送信先の通信装置へ、前記通知用データに基づく前記伝送路の測定が可能か否かを問い合わせる信号を送信し、前記通信装置からの応答に応じて前記第1状態または前記第2状態への切り替えを行うことを特徴とする付記12または13に記載の通信装置。
(付記15)伝送路からデータを受信する受信部と、
前記受信部によって受信されたデータの第1累積量を検出する検出部と、
前記受信部によって通知用データが受信された場合に、前記検出部によって検出された第1累積量と、設定されている閾値とに基づく測定情報を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記16)前記受信部は、
入力されたデータを前記伝送路へ送信し、前記入力されたデータの第2累積量を検出し、検出した第2累積量が前記閾値に達した場合に前記通知用データを前記伝送路へ送信する通信装置から、
データを受信することを特徴とする付記15に記載の通信装置。
(付記17)前記出力部は、
前記第1累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する第1状態と、前記伝送路の送信元の通信装置によって周期的に送信される測定用データの累積量に基づく測定情報を出力する第2状態と、を切り替え可能であり、
前記伝送路へ送信されるデータの累積量が前記閾値に達した場合に前記通信装置から前記通知用データを前記伝送路へ送信することが可能なことを示す情報が受信部によって受信された場合に前記第1状態に切り替わることを特徴とする付記15または16に記載の通信装置。
(付記18)第1通信装置が、
入力されたデータを伝送路へ送信し、
前記入力されたデータの第1累積量を検出し、
検出した第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信し、
第2通信装置が、
前記第1通信装置によって前記伝送路へ送信されたデータを受信し、
受信したデータの第2累積量を検出し、
前記通知用データを受信した場合に、
検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する、
ことを特徴とする通信方法。
100 通信システム
101 通信装置
101a 第1通信装置
101b 第2通信装置
111 入力部
112 検出部
113 送信部
114 設定部
121 受信部
122 検出部
123 出力部
124 設定部
131 ユーザパケット
132 通知用パケット
200 ユーザ端末
301 回線I/F回路
310 通信部
401 送信カウンタ
402 送信制御部
403 OAM生成部
404 多重処理部
411 受信パケット識別部
412 受信カウンタ
413 受信制御部
414 格納処理部
415 メモリ
420 OAMパケット
501 閾値処理部
502 OAMパケット生成命令部
503 閾値変更パケット生成命令部
504 閾値変更命令部
511 OAMパケット受信部
512 閾値処理部
513 閾値変更通知処理部
701 OAMフレーム
1101 送信バイト数演算部
1112 受信バイト数演算部
1201 バイト数閾値処理部
1212 バイト数閾値処理部

Claims (10)

  1. 入力されたデータを伝送路へ送信し、前記入力されたデータの第1累積量を検出し、検出した第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信する第1通信装置と、
    前記第1通信装置によって前記伝送路へ送信されたデータを受信し、受信したデータの第2累積量を検出し、前記通知用データを受信した場合に、検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する第2通信装置と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1通信装置は、前記第1累積量が前記閾値に達した場合に前記第1累積量をリセットし、
    前記第2通信装置は、前記通知用データを受信した場合に前記第2累積量をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1通信装置は、前記第1累積量が前記閾値に達した場合に前記通知用データを前記伝送路へ送信する状態と、周期的に測定用データを前記伝送路へ送信する状態と、を切り替え可能であり、
    前記第2通信装置は、前記測定用データを受信した場合に、前記第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する状態から、受信した前記測定用データの累積量に基づく測定情報を出力する状態に切り替わることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第1通信装置は、前記第2通信装置から前記測定情報を受信し、受信した前記測定情報に基づいて前記閾値を変更し、
    前記第2通信装置は、前記測定情報に基づいて前記閾値を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. 前記第1通信装置は、前記入力されたデータのユーザ毎に前記閾値を設定し、前記入力されたデータの第1累積量を前記ユーザ毎に検出し、検出した第1累積量が前記閾値に達したユーザについての前記通知用データを送信し、
    前記第2通信装置は、前記第2累積量を前記ユーザ毎に検出し、前記通知用データを受信した場合に、前記通知用データに対応するユーザについて検出した第2累積量と、前記通知用データに対応するユーザの前記閾値とに基づく測定情報を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
  6. 前記第1通信装置は、前記入力されたデータのサービス種別毎に前記閾値を設定し、前記入力されたデータの累積量を前記サービス種別毎に検出し、検出した第1累積量が前記閾値に達したサービス種別についての前記通知用データを送信し、
    前記第2通信装置は、前記第2累積量を前記サービス種別毎に検出し、前記通知用データを受信した場合に、前記通知用データに対応するサービス種別について検出した第2累積量と、前記通知用データに対応するサービス種別の前記閾値とに基づく測定情報を出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
  7. 前記第1通信装置は、連続する識別情報を付した通知用データを送信し、
    前記第2通信装置は、受信した前記通知用データに付された第1識別情報が前回受信した前記通知用データに付された第2識別情報と連続しない場合、前記第1識別情報および前記第2識別情報の差と、前記閾値と、前記第2累積量と、に基づく前記測定情報を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の通信システム。
  8. データを入力する入力部と、
    前記入力部によって入力されたデータの累積量を検出する検出部と、
    前記入力部によって入力されたデータを伝送路へ送信するとともに、前記検出部によって検出された累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  9. 伝送路からデータを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信されたデータの累積量を検出する検出部と、
    前記受信部によって通知用データが受信された場合に、前記検出部によって検出された累積量と、設定されている閾値とに基づく測定情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  10. 第1通信装置が、
    入力されたデータを伝送路へ送信し、
    前記入力されたデータの第1累積量を検出し、
    検出した第1累積量が閾値に達した場合に通知用データを前記伝送路へ送信し、
    第2通信装置が、
    前記第1通信装置によって前記伝送路へ送信されたデータを受信し、
    受信したデータの第2累積量を検出し、
    前記通知用データを受信した場合に、
    検出した第2累積量と前記閾値とに基づく測定情報を出力する、
    ことを特徴とする通信方法。
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