JP2001284712A - 分布帰還リッジ型半導体レーザ - Google Patents

分布帰還リッジ型半導体レーザ

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 屈折率結合及び利得結合を用いた分布帰還リ
ッジ型半導体レーザを提供する。 【解決手段】半導体活性層10と、半導体活性層上に突
出して形成されかつ互いに積層されたクラッド層及びコ
ンタクト層からなるリッジと、リッジの両横側の側面か
ら半導体活性層上に延在する複数のグレーティング溝2
0からなりリッジの伸長方向において周期構造を有する
グレーティングと、を有する分布帰還リッジ型半導体レ
ーザにおいて、隣接するグレーティング溝に励起光を吸
収する吸収層40を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分布帰還(Distri
buted Feedback:DFB)半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】分布ブラッグ反射型半導体レーザととも
にDFB半導体レーザは、周期構造すなわち回折格子(グ
レーティング)を励起された光の導波方向に沿って設け
て、前進波及び後進波の結合を利用し、光帰還による波
長選択性を持たせたレーザとして知られている。DFB半
導体レーザは、光ディスクから信号を読み出し/書き込
む光学式情報記録再生装置における光ピックアップ装置
の光源に用いられる他に、光CATVなどの光通信シス
テム、光計測分野などに応用されている。
【0003】DFB半導体レーザの製造では、光結合を大
きくするために活性層近傍に周期構造を作り込む必要が
あるので、通常、例えば、有機金属化合物気相成長法(M
OCVD)により、活性層を含むレーザ構造を成長させ、エ
ッチングなどにより周期構造を作り、ふたたびレーザ構
造を再成長させる、という再成長工程が必要となる。再
成長工程の煩雑さを回避するために、再成長工程が必要
ないリッジ型半導体レーザの一例として、非対称クラッ
ディング導波路構造を有する利得結合DFBレーザが提
案されている(M.L. Osowski, J.S. Hughes, R.M. Lamm
ert, and J.J. Coleman "An Asymmetric Cladding Gain
-Coupled DFB Laser with Oxide Defined Metal Surfac
e Grating by MOCVD" IEEE Photonics Technology Lett
ers, Vol.9, No.11, November 1997 P1460-P1462)。こ
の利得結合DFBレーザは、図1に示すように、リッジ
のある上部クラッド層3上に、周期的に設けられたSi
2の複数の絶縁部6及びこれら全体を囲むTi−Pt
−Auの金属電極7で構成されるグレーティングを有
し、活性層2を挟む上部クラッド層3及び下部クラッド
層1の内、上部クラッド層3を薄くする(光強度分布が
導波路伸長方向の垂直方向に対して非対称する)ことに
特徴がある。このリッジ型利得結合DFBレーザでは、
グレーティング領域の上部クラッド層3が薄く、トップ
層の吸収が小さいGaAs系レーザであるため、クラッ
ド3層上部表面まで発振光がしみ出る。したがって、発
振光はクラッド3層上部表面のグレーティングの金属電
極7により変調を受け、単一軸モードでレーザ発振す
る。
【0004】この表面グレーティング利得結合DFBレ
ーザをInGaAsP系で作製しようとすると、トップ
層すなわちコンタクト層の吸収が大きすぎてスロープ効
率などにおいて満足な特性が得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の問題に鑑み、グレーティングと導波光の結合は、屈
折率結合と利得結合の複合結合のDFB半導体レーザを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、半導体活性層と、前記半導体活性層上に突出して形
成されかつ互いに積層されたクラッド層及びコンタクト
層からなるリッジと、前記リッジの両側面から前記半導
体活性層上に延在する複数のグレーティング溝からなり
前記リッジの伸長方向において周期構造を有するグレー
ティングと、を有する分布帰還リッジ型半導体レーザで
あって、隣接する前記グレーティング溝に励起光を吸収
する吸収層を有することを特徴とする。
【0007】本発明の半導体レーザにおいては、前記吸
収層は、前記グレーティング溝に接する第1絶縁層と前
記絶縁層上に積層された金属層と前記金属層上に積層さ
れた第2絶縁層とからなることを特徴とする。本発明の
半導体レーザにおいては、前記吸収層は、絶縁材料に金
属を分散させた絶縁層からなることを特徴とする。
【0008】本発明の半導体レーザにおいては、前記リ
ッジの側面と前記グレーティング溝の各々とを結合しか
つ前記リッジのクラッド層の上部から前記グレーティン
グ溝の上部まで伸長する傾斜面を有するブラケット状グ
レーティング部分を有することを特徴とする。本発明の
半導体レーザにおいては、前記活性層がIn1-xGax
1-yy(但し、0≦x<1,0≦y≦1)を主成分と
するバルク層又は単一量子井戸若しくは多量子井戸層で
あり、前記クラッド層がInPであることを特徴とす
る。
【0009】本発明の半導体レーザにおいては、前記コ
ンタクト層がInGaAsP若しくはInGaAsであ
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による分布帰還リ
ッジ型半導体レーザについて実施の形態の一例を図面を
用いて説明する。図2は、横結合分布帰還リッジ型半導
体レーザの断面図を示す。かかる半導体レーザは、半導
体活性層10と、半導体活性層10上に突出して形成さ
れかつ互いに積層されたクラッド層11及びコンタクト
層13からなるリッジ15と、を有している。また、半
導体レーザは、リッジ15の両横側の側面のみから半導
体活性層上に延在するクラッド層の材料からなる複数の
グレーティング溝20からなりリッジ15の伸長方向に
おいて周期構造を有するグレーティングを備える。
【0011】さらに、半導体レーザは、図3に示すよう
に、グレーティングにおける隣接する各々のグレーティ
ング溝20の間に励起光を吸収する吸収層40を有す
る。吸収層40は、グレーティング溝20に接する第1
絶縁層40aと、その上に積層された金属層40bと、
その上に積層された第2絶縁層40cとからなる。ま
た、他の例では、図4に示すように、吸収層は、絶縁材
料に金属を分散させた絶縁層21としてもよい。
【0012】さらに、半導体レーザでは、リッジ15の
側面とグレーティング溝20の各々とを結合しかつリッ
ジ15のクラッド層11の上部からグレーティング溝2
0で画定されるランド部の上部まで伸長する傾斜面20
bを有するブラケット状グレーティング部分20aを備
えている。このDFB半導体レーザ構造においては、グ
レーティングと導波光との結合は、主に、屈折率結合を
生じるように機能しているが、その一方で、周期的に設
けられた吸収層により変調されているため、光の吸収す
なわち損失が変調されることとなる。よって、その結
果、利得も変調されることになるため利得結合も併せて
機能する。したがって、本発明における横結合DFB半
導体レーザでは、デバイスとしてのグレーティングと導
波光の結合は、屈折率結合と利得結合の複合結合とな
る。以下に、実施の形態のInGaAsP/InP系の
DFBリッジ型半導体レーザを製造する方法を説明す
る。
【0013】1.基板成膜 まず、図5に示すように、所定面方位面例えば(10
0)のn−InP結晶基板9のウエハを用意し、化学エ
ッチングで表面を清浄し、MOCVDにより、それぞれIn
1-xGaxAs1-yy(但し、0≦x<1,0≦y≦1)
のガイド層、活性層及びガイド層を順に形成してSCH
(Separate Confinement Heterostracture)構造の活性層
領域10を積層して半導体層構造を基板上に作製する。
すなわち、活性層がIn1-xGaxAs1-yy(但し、0
≦x<1,0≦y≦1)を主成分とするバルク層又は単
一量子井戸若しくは多量子井戸層である。
【0014】次に、この活性層10上にリッジ材料例え
ばp−InPでクラッド層11aを積層する。次に、こ
のクラッド層11aの次に、p−InGaAsP又はp
−InGaAsのウエットエッチング用エッチング停止
層12が設けられる。その後、p−InPのクラッド層
11bを再度積層して、最後にp−InGaAs又はp
−InGaAsPのコンタクト層13を形成する。この
ようにして、図5に示すように、レーザ構造を有するレ
ーザ基板を形成する。レーザ構造は、MOCVDの他に、液
相成長法、分子線成長法などののエピタキシャル成長方
法でも形成できる。
【0015】2.リッジ形成 次に、図6に示すように、SiO2膜を形成して、フォ
トレジストを用いたリソグラフィによって、パターニン
グし、SiO2パターンを用いて半導体のリッジを形成
する。まず、リッジの長手方向を結晶方位、例えば、<
0−11>に伸長するようにSiO2等からなる所定幅
のリッジマスク14を、コンタクト層13上に形成し
て、ドライエッチングを用いて、コンタクト層13をエ
ッチングする。
【0016】次に、ウエットエッチングを用いて、リッ
ジ材料のクラッド層11bをエッチングして、図6に示
すように、両側平坦部Fと、これから突出する平坦上面
部Tを有するリッジ15とを形成する。ウエットエッチ
ングによりリッジ構造を形成し、結晶面(111)及び
エッチング条件で決定する0〜55°程度の緩やかな傾
斜角を有するリッジ側面20bを画定する。
【0017】3.電子線(EB)描画によるグレーティ
ングマスクパターン形成 次に、図7に示すように、クラッド層の両側平坦部F及
びリッジ平坦上面部T上にわたって、グレーティング加
工用のSiO2等のエッチングマスク16をスパッタリ
ングなどで成膜する。次に、両側平坦部並びにリッジの
平坦上面部及び傾斜側面にわたって、EB描画用レジス
トをスピンコーティング後、ベークしてレジスト層を形
成する。
【0018】その後、図8に示すように、リッジ上面部
をも含め、所望のレーザ発振波長に合わせた周期で、ラ
インを所定結晶方位に沿ってEB描画し、レジスト層1
7上に、リッジの伸長方向に交差し周期Λで変化する周
期構造を有するグレーティングマスクの潜像を形成す
る。この後、グレーティングマスクの潜像を現像して、
グレーティングマスクを形成する。
【0019】4.グレーティング形成 次に、グレーティング形成工程として、グレーティング
マスクを介して、CF 4ガスを用いたドライエッチング
でSiO2の保護膜16にグレーティングを形成する。
これにより、リッジの両横側の側面のみから延在するク
ラッド層の材料からなる複数のグレーティング溝20か
らなるグレーティングを選択的に形成する。このよう
に、両側平坦部からグレーティングを形成するとともに
リッジの根本部分を画定する。
【0020】その後、塩酸系エッチャントでウエットエ
ッチングを行い保護膜16を除去して、図9に示す構
造、すなわちリッジ15の両横側の側面のみから半導体
活性層上に延在するクラッド層の材料からなる複数のグ
レーティング溝20からなりリッジ15の伸長方向にお
いて周期構造を有するグレーティングと、リッジ15の
側面とグレーティング溝20の各々とを結合しかつリッ
ジ15のクラッド層11の上部からグレーティング溝2
0を画定するランド部の上部まで伸長する傾斜面20b
を有するブラケット状グレーティング部分20aとを備
えた構造が得られる。
【0021】このドライエッチングにおいて、リッジ平
坦上面部Tのリッジマスク14及び保護膜16の合計積
層と両側平坦部Fの保護膜16とのリッジマスク14に
相当する膜厚差があるために、リッジ平坦上面部のコン
タクト層13がドライエッチングから免れ、それ以外の
露出しているリッジ側面20b及び両側平坦部Fのクラ
ッド層が食刻される。
【0022】このように、ドライエッチングによりクラ
ッド層両側平坦部並びにリッジの側面にてグレーティン
グの溝を掘り込んで、さらにウェットエッチングするの
で、リッジ側面においては鉛直側面の結晶面(011)
が現れ、グレーティング部の凸部側面においては鉛直側
面の結晶面(01−1)が現れ、リッジのほぼ垂直な側
面Vとグレーティング溝20のランド部各々とを結合し
かつリッジ15の平坦上面部からグレーティング溝20
のランド部平坦上面部まで傾斜面を有するブラケット状
グレーティング部分20aが形成される。リッジ側面か
ら非常に深いグレーティングが形成でき、光結合係数を
大きく取れることになる。
【0023】5.絶縁膜埋め込み及び電極形成 次に、リッジ平坦上面部のコンタクト層13上のみを保
護膜で被覆して、グレーティングにおける隣接する各々
のグレーティング溝20に積層されるように、図10に
示すように、グレーティング溝20に接する第1絶縁層
40aをスパッタ法などにより形成する。
【0024】その後、図11に示すように、第1絶縁層
40aの上に金属層40bをスパッタ法などにより形成
する。金属層40bの材料は励起する光に対応する吸収
係数を有する材料から選択される。その後、図12に示
すように、リッジ15及びグレーティング溝20のある
全面に水ガラス(Spin On Glass)などの珪素化合物又
はポリイミドなどの樹脂を塗布し、これを硬化させて第
2絶縁層40cを形成する。この電流ブロック用保護膜
である第2絶縁層40cは、リッジ15の平面上部では
グレーティングの上部よりも薄い膜厚で形成される。第
2絶縁層40cは、レーザ光に対して吸収のない誘電体
や樹脂を用いる。
【0025】図10〜図12では吸収材料としては金属
/誘電体多層膜を用いているが、他の例では、金属を適
量ドープし分散した水ガラスすなわち上記の第2絶縁層
40cだけからも構成できる。その後、図13に示すよ
うに、リッジ上面部Tが露出するまで第2絶縁層40c
を除去する。リッジ15の平面上部とグレーティング溝
20のランド部上部との第2絶縁層40cの膜厚差が生
じた状態で、ドライエッチングすることによって、リッ
ジ15の平面上部Tだけを露出させることができる。こ
れはいわゆるセルフアライン法による電極窓形成であ
る。
【0026】次に、図14に示すように、露出したリッ
ジ上面部Tのコンタクト層上に電極30を形成する。こ
の際、リッジ上面部Tにはグレーティングがなく平坦に
なっているので接触不良のない電極を形成することがで
きる。そして、n−InPの基板9の対向面にも対向電
極31を形成する。電極には整流性を有しないオーミッ
ク接触の金属が選択される。一般にn側にはTi/Pt
/Au、p側にはTi/Pt/Auが真空蒸着により形
成される。このように、n側、p側両方に電極を形成し
て横結合分布帰還リッジ型半導体レーザが完成する。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明によれば、横結合型
DFBレーザは、予め形成した半導体リッジ導波路の横
にグレーティングを設け、このグレーティングと、導波
光のエバネセント波を光学的に結合させ単一波長発振を
実現している。このときグレーティングと光の結合は屈
折率結合及び利得(損失)結合が達成できる。
【0028】屈折率結合のみのDFBレーザに比べ、利
得(損失)結合のDFBレーザは、その単一モード歩留
まりや雑音の原因となるファイバーからの戻り光に対し
て耐性が優れている。本発明では、吸収材料の吸収層に
よるグレーティングを適用することにより、損失性グレ
ーティングとなり、導波路に沿って、光学損失が変調さ
れ、損失結合型DFBレーザが実現される。本発明によ
れば、確実な横光結合が達成されたグレーティング構造
を形成でき、高歩留り、低コストな、横結合型の利得
(損失)結合DFBレーザが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DFB半導体レーザの部分切欠斜視図。
【図2】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
部分切欠斜視図。
【図3】 図2の線AAにおける部分拡大断面図。
【図4】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
部分拡大断面図。
【図5】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【図6】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
製造工程中におけるレーザ基板の概略部分拡大斜視図。
【図7】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【図8】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
製造工程中におけるレーザ基板の概略部分拡大斜視図。
【図9】 本発明による実施例のDFB半導体レーザの
製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【図10】 図9の線AAにおける部分拡大断面図。
【図11】 図9の線AAにおける部分拡大断面図。
【図12】 本発明による実施例のDFB半導体レーザ
の製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【図13】 本発明による実施例のDFB半導体レーザ
の製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【図14】 本発明による実施例のDFB半導体レーザ
の製造工程中におけるレーザ基板の概略斜視図。
【符号の説明】
9 基板 10 活性層領域 11 クラッド層 12 ウエットエッチング停止層 13 コンタクト層 14 リッジマスク 15 リッジ 16 保護膜 17 レジスト層 20 グレーティング溝又はランド部 20a ブラケット状グレーティング部分 20b リッジ側面 30 電極 31 対向電極 F 両側平坦部 T リッジ平坦上面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 清 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 竹間 清文 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5F073 AA13 AA51 AA53 AA64 CA12 CB10 CB22 DA22 DA24 EA29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体活性層と、前記半導体活性層上に
    突出して形成されかつ互いに積層されたクラッド層及び
    コンタクト層からなるリッジと、前記リッジの両側面か
    ら前記半導体活性層上に延在する複数のグレーティング
    溝からなり前記リッジの伸長方向において周期構造を有
    するグレーティングと、を有する分布帰還リッジ型半導
    体レーザであって、隣接する前記グレーティング溝に励
    起光を吸収する吸収層を有することを特徴とする半導体
    レーザ。
  2. 【請求項2】 前記吸収層は、前記グレーティング溝に
    接する第1絶縁層と前記絶縁層上に積層された金属層と
    前記金属層上に積層された第2絶縁層とからなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 前記吸収層は、絶縁材料に金属を分散さ
    せた絶縁層からなることを特徴とする請求項1記載の半
    導体レーザ。
  4. 【請求項4】 前記リッジの側面と前記グレーティング
    溝の各々とを結合しかつ前記リッジのクラッド層の上部
    から前記グレーティング溝の上部まで伸長する傾斜面を
    有するブラケット状グレーティング部分を有することを
    特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 前記活性層がIn1-xGaxAs1-y
    y(但し、0≦x<1,0≦y≦1)を主成分とするバ
    ルク層又は単一量子井戸若しくは多量子井戸層であり、
    前記クラッド層がInPであることを特徴とする請求項
    1記載の半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 前記コンタクト層がInGaAsP若し
    くはInGaAsであることを特徴とする請求項5記載
    の半導体レーザ。
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Cited By (6)

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