JP2001111169A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JP2001111169A
JP2001111169A JP29060599A JP29060599A JP2001111169A JP 2001111169 A JP2001111169 A JP 2001111169A JP 29060599 A JP29060599 A JP 29060599A JP 29060599 A JP29060599 A JP 29060599A JP 2001111169 A JP2001111169 A JP 2001111169A
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semiconductor laser
inp
grating
laser device
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JP29060599A
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Norihiro Iwai
則広 岩井
Masaki Funahashi
政樹 舟橋
Tomokazu Mukohara
智一 向原
Akihiko Kasukawa
秋彦 粕川
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/10Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
    • H01S5/12Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region the resonator having a periodic structure, e.g. in distributed feedback [DFB] lasers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振器長が短く、ウエハ1枚当たりの半導体
レーザ素子の取得数が多くなる構成を備えた半導体レー
ザ素子を提供する。 【解決手段】 本DFB半導体レーザ素子20は、発振
波長が1.55μmであって、n−InP基板21上
に、順次、エピタキシャル成長させた、n−InPクラ
ッド層22、活性層23、p−InPクラッド層24、
及び、p−AlInAs層を酸化してなるAl酸化層2
5Aで形成されたグレイティング(回折格子)25A’
を有し、更にp−InP保護層26’、グレイティング
を埋め込んだp−InP層26、及びp−GaInAs
コンタクト層27からなる積層構造を有する。グレイテ
ィングは、240nm(λ=1.55μm)のピッチで
ある。活性層上の半導体層は、ストライプ状リッジに加
工されている。リッジ上部のコンタクト層を露出させた
窓31を除く領域には、SiNX 膜28が形成され、窓
上を含むSiNX 膜上にp側電極29が、基板の裏面に
は、n側電極30が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折格子を備えた
半導体レーザ素子に関し、更に詳細には、従来に比べ
て、ウエハ1枚当たりから取得できる半導体レーザ素子
の数を増加できる構成を備えた半導体レーザ素子に関す
るものである。特に、本発明は、DFB半導体レーザ素
子に適用した時には、共振器長を短くできる構成を備え
た半導体レーザ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分布帰還型(DFB:Distributed Feed
back)半導体レーザは、活性層に隣接してグレイティン
グ(回折格子)を備える半導体レーザであって、グレイ
ティングのピッチ(λ/4n)により決まる特定の波長
のみに対して反射が起こり、選択した波長のみでレーザ
発振するので、単一縦モード動作が可能になり、光通信
用の光源として多用されている。
【0003】ここで、図5を参照して、従来のDFB半
導体レーザ素子の構成を説明する。図5は従来のDFB
半導体レーザ素子の構成を示す断面図である。DFB半
導体レーザ素子15は、発振波長1.55μmの半導体
レーザであって、図5に示すように、n−InP基板1
上に、MOCVD法により、順次、n−InPクラッド
層2、SCH−MQW活性層3、p−InPクラッド層
4、及びp−GaInAsP(λg=1.1μm)光導
波路層5をエピタキシャル成長させ、そして、光導波路
層5をエッチングしてグレイティング(回折格子)5A
が形成され、更に、グレイティング5Aを埋め込むため
に、MOCVD法により、p−InP層6を形成した積
層構造を備えている。SCH−MQW活性層3は、波長
1.55μmで発振し、グレイティング5Aはピッチが
240nm(λ=1.55μm)で形成されている。
【0004】積層構造のp−InP層6、光導波路層
5、p−InPクラッド層4、及び活性層3、並びに、
n−InPクラッド層2の上部は、エッチングされて、
図5に示すように、幅約1.5μm程度のストライプ状
メサに加工されている。ストライプ状メサの両側は、選
択成長法を使ってMOCVD法により成長させたp−I
nP層7とn−InP層8とからなる電流ブロッキング
層で埋め込まれている。ストライプ状メサ上及び電流ブ
ロッキング層上には、MOCVD法により、p−InP
クラッド層9、及びp−GaInAsコンタクト層10
が成膜されている。コンタクト層10上にはp側電極1
1が、基板1の裏面にはn側電極12が形成されてい
る。
【0005】次いで、図6及び図7を参照して、従来の
DFB半導体レーザの作製方法を説明する。図6(a)
から(c)及び図7(d)から(f)は、それぞれ、従
来のDFB半導体レーザを作製する際の工程毎の断面図
である。先ず、図6(a)に示すように、n−InP基
板1に、MOCVD法により、n−InPクラッド層
2、波長1.55μmで発振するSCH−MQW活性層
3、p−InPクラッド層4,p−GaInAsP(λ
g=1.1μm)光導波路層5を、順次、エピタキシャ
ル成長させて積層する。次に、フォトリソグラフィー及
び干渉露光装置を用い、ピッチが240nm(λ=1.
55μm)のグレイティング(回折格子)パターンを光
導波路層5上にパターニングした後、図6(b)に示す
ように、ケミカルエッチングにより光導波路層5をエッ
チングしてグレーティング5Aを形成する。次に、MO
CVD法により、図6(c)に示すように、p−InP
層6を光導波路層(グレイティング)5上にエピタキシ
ャル成長させ、グレイティング5Aを埋め込む。
【0006】次に、SiNX 膜をコンタクト層6上に成
膜し、パターニングしてエッチングマスク13を形成
し、次いでエッチングマスク13をマスクとして使い、
臭素系のエッチング液を使ったウエットエッチング法に
より、p−InP層6、光導波路層5(グレイティング
5A)、p−InPクラッド層4、及び活性層3、並び
に、n−InPクラッド層2の上部をエッチングして、
図7(d)に示すように、幅約1.5μm程度のストラ
イプ状メサに加工する。次いで、エッチングマスク13
を選択成長用のマスクとしてそのまま用い、MOCVD
法により、図7(e)に示すように、p−InP層7及
びn−InP層8からなる電流ブロッキング層をメサ上
部を除く領域に選択的に成長させる。続いて、エッチン
グマスク13を除去した後、MOCVD法により、メサ
上及び電流ブロッキング層上に、p−InPクラッド層
9、及びp−GaInAsコンタクト層10を形成す
る。最後に、p、n両側電極11、12をそれぞれ形成
すると、図5に示すDFB半導体レーザ素子15を得る
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のDF
B半導体レーザでは、レーザ光とグレイティング(回折
格子)との結合係数が小さいため、単一縦モードの確率
を上げるためには、400μmから600μm程度の比
較的長い共振器長にする必要がある。しかし、半導体レ
ーザ素子の共振器長が長くなるということは、一枚のウ
エハから作製できる半導体レーザ素子の数が減少するこ
とであって、半導体レーザ素子の製造コストを低下させ
ることが難しくなる。
【0008】以上の理由から、本発明の目的は、共振器
長が短く、ウエハ1枚当たりの半導体レーザ素子の取得
数が大きくなる構成を備えた半導体レーザ素子を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、レ
ーザ光とグレイティングとの結合係数を大きくすること
により、共振器長(素子サイズ)を小さくし、ウエハ1
枚当たりの取得素子数の増加を図ることを着想し、グレ
イティングの層と、グレイティングを埋め込んだ層との
屈折率比を大きくすることにより、レーザ光とグレイテ
ィングとの結合係数を大きくすることを考え、実験を重
ねて、本発明を完成するに到った。
【0010】上記目的を達成するために、本発明に係る
半導体レーザ素子は、基板上に形成された共振器構造内
に、又は導波路領域に回折格子を備えた半導体レーザ素
子において、回折格子が、Al含む被酸化半導体層をエ
ッチングして形成され、かつ、回折格子を構成するAl
含む被酸化半導体層は、層中のAlが選択的に酸化され
てAl酸化層に転化していることを特徴としている。
【0011】Al含む被酸化半導体層中のAlを選択的
に酸化させてなるAl酸化層で回折格子を形成すること
により、屈折率が約2.4と小さくなるため、回折格子
を埋め込んだ層との屈折率差が大きくなる。即ち、本発
明に係る半導体レーザ素子では、屈折率のコントラスト
が大きくなるので、結合係数が大きくなり、ひいては、
400μmから600μmの従来の共振器長より共振器
長を短くしても、半導体レーザ素子は、確実に単一縦モ
ード動作を行う。更には、共振器長が短い半導体レーザ
では、縦モード間隔が広がるので、単一縦モード性が従
来の半導体レーザ素子に比べて格段に改善される。
【0012】本発明の好適な実施態様では、基板がIn
Pで、Al含む被酸化半導体層がAlInAs層であ
る。
【0013】本発明は、Al含む被酸化半導体層で回折
格子を形成し、Al含む被酸化半導体層中のAlを選択
的に酸化させることができる限り、基板上に形成された
共振器構造内に回折格子を有するDFB半導体レーザ素
子、及び基板上に形成された導波路領域に回折格子を有
する分布反射型(DBR:Distributed Bragg Reflecto
r )半導体レーザ素子に適用できる。また、半導体レー
ザ素子の素子構造にも制約はなく、例えばストライプ状
リッジ導波路型構造、及び、Al酸化層による埋め込み
型電流狭窄構造(ACIS)に適用できる。例えば、素
子構造として、Al酸化層による電流狭窄構造を用いた
場合、Al酸化層からなる電流狭窄用酸化層及び回折格
子用酸化層を同時に形成することができるので、プロセ
ス工程数を少なくすることができる。また、本発明は、
基板の導電型や、発振波長等にも制約を受けない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る半導体レーザ素子の実施
形態の一例であって、図1は本実施形態例の半導体レー
ザ素子の構成を示す、共振器方向に直交する方向の断面
図、図2は図1の線I−1での断面図、すなわち共振器
方向に平行な方向の断面図である。本実施形態例の半導
体レーザ素子20は、発振波長が1.55μmのDFB
半導体レーザ素子であって、図1に示すように、厚さ1
00μm程度のn−InP基板21上に、MOCVD法
により、順次、エピタキシャル成長させた、n−InP
クラッド層22、波長1.55μmで発振するSCH−
MQW活性層23、p−InPクラッド層24、グレイ
ティング(回折格子)25A’、グレイティング25
A’上に設けられた同じグレイティング状のp−InP
保護層26’、更にp−InP保護層26’及びグレイ
ティング25A’を埋め込むと共に更にその上に成長さ
せたp−InP層26、及び、p−GaInAsコンタ
クト層27からなる積層構造を有する。
【0015】グレイティング25A’は、図2に示すよ
うに、離隔して240nm(λ=1.55μm)のピッ
チでp−InPクラッド層24上に配置された、多数本
の細条のAl酸化層25Aで構成され、Al酸化層25
AとAl酸化層25Aとの間は、p−InP層26で埋
め込まれた狭幅のp−InP埋め込み層となっている。
Al酸化層25Aからなるグレイティング25A’は、
後述するように、p−AlInAs層25をグレイティ
ング状にパターニングし、パターニングしたp−AlI
nAs層25中のAlを選択的に酸化したものであっ
て、p−AlInAs層25をパターニングする際の保
護層としてp−InP保護層26’をAl酸化層25A
上に備えている。
【0016】活性層23上のp−InPクラッド層2
4、Al酸化層25A(グレイティング25A’)、p
−InP保護層26’、p−InP層26、及びコンタ
クト層27は、エッチングされて、ストライプ状リッジ
に加工されている。リッジ上部のコンタクト層27を露
出させた窓31を除く領域には、SiNX膜28が絶縁
膜として形成され、窓31上を含むSiNX 膜28上に
p側電極29が形成されている。また、n−InP基板
21の裏面には、n側電極30が形成されている。
【0017】図3から図4を参照して、本実施形態例の
DFB半導体レーザ素子20を作製する方法を説明す
る。図3(a)から(c)及び図4(d)と(e)は、
それぞれ、本実施形態例のDFB半導体レーザ素子を作
製する際の工程毎の断面図である。尚、図3(b)は、
図3(a)の線II−IIでの断面図であって、共振器方向
に平行な方向の断面図である。先ず、図3(a)に示す
ように、n−InP基板21上に、MOCVD法によ
り、n−InPクラッド層22、波長1.55μmで発
振するSCH−MQW活性層23、p−InPクラッド
層24、p−AlInAs層25、及び、p−InP保
護層26’を、順次、エピタキシャル成長させ、積層構
造を形成する。
【0018】次に、フォトリソグラフィー技術及び干渉
露光装置を用い、ピッチが240nm(λ=1.55μ
m)のグレイティング(回折格子)25A’のパターン
をp−InP保護層26’上にパターニングした後、図
3(b)に示すように、ドライエッチングによりp−A
lInAs層25及びp−InP保護層26’をエッチ
ングしてグレーティング状にする。次に、図3(c)に
示すように、グレイティング状のp−AlInAs層2
5及びp−InP保護層26’を埋め込むように、MO
CVD法によりp−InP層26をエピタキシャル成長
させ、グレイティング状のp−InP保護層26’及び
AlInAs層25を埋め込み、更にその上に成長さ
せ、続いて、p−InP層26上にp−GaInAsコ
ンタクト層27を積層する。
【0019】次に、SiO2 膜をコンタクト層27上に
成膜し、パターニングしてエッチングマスク32を形成
し、図4(d)に示すように、エッチングマスク32を
使ってコンタクト層27、p−InP層26、p−In
P保護層26’、グレイティング状AlInAs層2
5、及び、p−InPクラッド層24の上部をエッチン
グして除去し、幅10μmのストライプ状リッジを形成
する。これにより、リッジ底部両脇に活性層23が露出
すると共にリッジ側面にはグレイティング状AlInA
s層25も露出する。次に、エッチングマスク32を残
したまま、ストライプ状リッジを有する積層構造を水蒸
気中にて約500℃の温度で150分間熱処理を施すこ
とにより、図4(e)に示すように、グレイティング状
AlInAs層25をリッジ側面から全層にわたり酸化
させ、Al酸化層25Aに転化させてグレイティング2
5A’を形成する。
【0020】次に、エッチングマスク32を除去した
後、リッジ上部のコンタクト層27を露出させる窓31
を除く部分に、SiNX 膜28を形成し、次いで窓31
上及びSiNX 膜28上にp側電極29を形成する。ま
た、n−InP基板21の裏面を研磨して基板厚さを1
00μm程度に仕上げた後、n−InP基板21の裏面
にn側電極30を形成する。
【0021】上述の工程を経て作製したDFB半導体レ
ーザ素子20は、AlInAs層25が酸化されてAl
酸化膜25Aに転化することにより、屈折率が約2.4
と小さくなるため、グレイティング25A’を埋め込ん
だInP層26との屈折率差が大きくなる。即ち、Al
酸化層からなるグレーティングを有する本DFB半導体
レーザ素子20の構造では、屈折率のコントラストを大
きくとれるので、レーザ光とグレイティングの結合係数
を大きくすることができ、ひいては、共振器長を短くし
た場合でも、確実に単一縦モード動作をさせることがで
きる。また、共振器長が短くした半導体レーザ素子の別
のメリットとして、縦モード間隔が広がるので、シング
ルモード性が従来に比べて格段に改善される。
【0022】尚、本実施形態例では、DFB半導体レー
ザ素子を例に挙げて説明したが、Al含む被酸化半導体
層で回折格子を形成し、Al含む被酸化半導体層中のA
lを選択的に酸化させて、Al酸化層からなるグレイテ
ィングを形成することができるかぎり、DBR半導体レ
ーザ素子に応用することもできる。また、素子構造は、
本実施形態例のようにリッジ導波路型構造である必要は
なく、例えば、Al酸化層による電流狭窄構造(ACI
S)を用いた埋め込み型にも適用できる。その場合に
は、Al含む被酸化半導体層中のAlを選択的に酸化さ
せて電流狭窄用酸化層及び回折格子用酸化層を同時に形
成することができるので、プロセス工程数が減り、経済
的である。また、基板の導電型や、発振波長等も制約を
受けない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、Al含む被酸化半導体
層中のAlを選択的に酸化させてなるAl酸化層で回折
格子を形成することにより、屈折率が約2.4と小さく
なるため、回折格子を埋め込んだ層との屈折率差が大き
くなるので、レーザ光とグレイティングとの結合係数が
大きくなり、ひいては、従来に比べて共振器長を短くし
た場合でも、半導体レーザ素子は、確実に単一縦モード
動作を行う。そして、半導体レーザ素子の共振器長を短
くすることにより、ウエハ1枚当たりの素子取得数を増
加させることができ、半導体レーザ素子の低コスト化を
図ることができる。また、共振器長が短い半導体レーザ
では、縦モード間隔が広がるので、単一縦モード性が格
段に改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の半導体レーザ素子の構成を示す断
面図である。
【図2】図1の線I−1での断面図である。
【図3】図3(a)から(c)は、それぞれ、DFB半
導体レーザ素子を作製する際の工程毎の断面図である。
尚、図3(b)は、図3(a)の線II−IIでの断面図で
ある。
【図4】図4(d)と(e)は、それぞれ、図3(c)
に続いて、DFB半導体レーザ素子を作製する際の工程
毎の断面図である。
【図5】従来のDFB半導体レーザ素子の構成を示す断
面図である。
【図6】図6(a)から(c)は、それぞれ、従来のD
FB半導体レーザ素子を作製する際の工程毎の断面図で
ある。
【図7】図7(d)から(f)は、それぞれ、図6
(c)に続いて、従来のDFB半導体レーザ素子を作製
する際の工程毎の断面図である。
【符号の説明】
1 n−InP基板 2 n−InPクラッド層 3 SCH−MQW活性層 4 p−InPクラッド層 5 p−GaInAsP(λg=1.1μm)光導波路
層 5A グレイティング(回折格子) 6 p−InP層 7 p−InP層 8 n−InP層 9 p−InPクラッド層 10 p−GaInAsコンタクト層 11 p側電極 12 n側電極 13 エッチングマスク 15 従来のDFB半導体レーザ素子 20 実施形態例の半導体レーザ素子 21 n−InP基板 22 n−InPクラッド層 23 SCH−MQW活性層 24 p−InPクラッド層 25 p−AlInAs層 25A p−AlInAs層を酸化してなるAl酸化層 25A’ Al酸化層で形成されたグレイティング(回
折格子) 26’ p−AlInAs層の保護層として設けられた
p−InP層 26 p−InP層 27 p−GaInAsコンタクト層 28 SiNX 膜 29 p側電極 30 n側電極 31 窓 32 エッチングマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向原 智一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 粕川 秋彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA13 AA51 AA64 AA74 CA12 DA05 DA24 DA27 EA03 EA29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された共振器構造内に、又
    は導波路領域に回折格子を備えた半導体レーザ素子にお
    いて、 回折格子が、Al含む被酸化半導体層をエッチングして
    形成され、かつ、回折格子を構成するAl含む被酸化半
    導体層は、層中のAlが選択的に酸化されてAl酸化層
    に転化していることを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 基板がInPで、Al含む被酸化半導体
    層がAlInAs層であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体レーザ素子。
JP29060599A 1999-10-13 1999-10-13 半導体レーザ素子 Pending JP2001111169A (ja)

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Cited By (2)

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