JP2001284219A - 荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム装置用試料室 - Google Patents
荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム装置用試料室Info
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Abstract
る、温度変動に伴う試料室の熱膨張によって、試料室内
壁に固定してあるレーザー干渉計の固定鏡の位置が変動
を低減することである。 【解決手段】 レーザー干渉計用の固定鏡(18)が内
壁に設置され、かつ、上面に開口部を有する試料室(1
4)と、前記試料室内に配置される試料に、前記開口部
を通過して荷電粒子ビームを照射する電子銃(12)
と、前記電子銃が設けられた光学鏡筒(11)を有し、
前記試料室のうち、前記開口部から前記固定鏡が設置さ
れている部分までの領域の材質がインバー合金であるこ
とを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
Description
描画あるいはパターン転写に用いられる電子ビーム露光
装置等の荷電粒子ビーム装置に関し、特に荷電粒子ビー
ム装置用試料室に関する。
て、LSIの製造に用いられるリソグラフィ装置の描画
精度及びスループットに対する要求は、ますます厳しく
なる。現在、リソグラフィ装置として用いられている電
子ビーム露光装置等の荷電粒子ビーム装置では、十分な
スループットを確保するために、可変成形ビーム(Vari
able Shaped Beam:VSB)方式、またはキャラクタプ
ロジェクション(CharacterProjection:CP)方式、あ
るいは、パターン転写方式等の描画方式が採用されてい
る。
の模式図である。これについて、順を追って説明する。
電子銃51から放出された電子ビームは、コンデンサレ
ンズ52を通り、第1成形アパーチャ53を照明する。
ここで、第1成形アパーチャ53は、例えば100μm
□の矩形であり、この第1成形アパーチャ53を通過し
た電子ビームは、一辺100μmの矩形に成形されてい
る。成形された電子ビームは、投影レンズ54を通っ
て、第2成形アパーチャ56に投影される。ここで、第
2成形アパーチャ56は、例えば一辺100μmの矩形
である。この第2成形アパーチャ56の上流には、成形
偏向器55が設けられている。この成形偏向器55に適
当な電圧を印可することによって、電子ビームの進行方
向を変え、その結果、第2成形アパーチャ56上に投影
される第1成形アパーチャ像の位置を変えることができ
る。このように投影位置を変えることによって、第1成
形アパーチャ像と第2成形アパーチャの重なり方が変わ
り、大きさの異なる矩形ビームに成形することができ
る。矩形に成形されたビームは、縮小レンズ(不図示)
によって縮小され、また副偏向器57、及び主偏向器5
9によって位置決めされ、さらに対物レンズによって焦
点位置を決められて、試料60の所定の位置に到達す
る。
と呼ばれる移動機構によって移動することができる。こ
の移動機構によって、ステップ アンド リピート方式、
あるいはステージ連続移動方式による描画を行う。ここ
で、ステージ連続移動方式について説明する。ステージ
連続移動方式では、描画しようとするパターンをストラ
イプ状に分割し、ストライプ毎に描画していく。この
時、各ストライプの描画中に、ステージ(例えばXステ
ージ)を連続的に移動させていく。一つのストライプを
描画し終わると、次のストライプを描画するために、ス
テージ(この場合、Xステージと直交するYステージ)
をストライプの幅分だけステップ移動させる。こうする
ことによって、大きな描画面積をもつLSIパターンを
効率よく、高速に描画することができる。
試料の位置が刻々と変化していくため、ビームの到達す
べき位置の情報には、このステージの移動分を加味しな
ければならない。そのためには、それぞれの時刻におけ
るステージの位置を正確に知らなければならない。ステ
ージの位置を測定するためには、普通、レーザー干渉計
を用いる。
ための模式図である。まず、レーザー光源61から射出
されたレーザー光は、ビームスプリッタ63によって2
方向に分割され、固定鏡62と可動鏡64とにそれぞれ
入射する。固定鏡62及び可動鏡64によって反射され
たレーザー光は、ビームスプリッタ63上で合流し、干
渉縞が発生する。この干渉成分を検出器65によって検
出し、さらに分析器66によって分析することによっ
て、可動鏡64の位置を知ることができる。
る。また、固定鏡62は、試料室内の、例えば天井部分
に固定されている。
で、常に位置が固定されている必要がある。さもなけれ
ば、可動鏡の位置の変化を正確に検出することができな
くなるからである。
て、熱膨張あるいは収縮が起こる。そのため、試料室が
設置されている環境に温度の変化があると、試料室の内
壁に取り付けられている固定鏡の位置が変化してしまう
という問題が生じる。
れている。ステンレス鋼の線膨張係数αは、室温付近で
は15×10-6/℃・mである。これは、例えば長さ1
mのステンレス鋼の線膨張が、1℃当たり15μmであ
ることを意味する。
を±0.1℃で行っているとする。この時、ステンレス
製の試料室の中心から150mm離れた地点では、熱膨
張によって±0.225μm程度の位置の変化が生じる
ことになる。したがって、この地点に取り付けられてい
る固定鏡の位置も0.225μm変化してしまうことに
なる。電子ビームの到達位置は、前述のように、ステー
ジの位置情報を参照して決められるため、固定鏡の位置
変化に呼応した誤差が生じ、描画精度を著しく劣化させ
てしまう。これは、ナノメータ級の寸法精度を要求され
る描画においては、まさに致命的になる。
粒子ビーム装置の温度変動に伴い、試料室内壁に固定し
てあるレーザー干渉計の固定鏡の位置変動を低減するこ
とである。
ザー干渉計用の固定鏡が内壁に設置され、かつ、上面に
開口部を有する試料室と、前記試料室内に配置される試
料に、前記開口部を通過して荷電粒子ビームを照射する
電子銃と、前記電子銃が設けられた光学鏡筒を有し、前
記試料室のうち、前記開口部から前記固定鏡が設置され
ている部分までの領域の材質がインバー合金であること
を特徴とする荷電粒子ビーム装置である。
ンバーであることを特徴とする本願第1の発明に記載の
荷電粒子ビーム装置である。
ーパーインバーであることを特徴とする本願第1の発明
に記載の荷電粒子ビーム装置である。
定鏡が内壁に設置され、かつ、上面に開口部を有し、イ
ンバー合金からなる試料室と、前記試料室内に配置され
る試料に、前記開口部を通過して荷電粒子ビームを照射
する電子銃と、前記電子銃が設けられた光学鏡筒を備え
る荷電粒子ビーム装置である。
定鏡が内壁に設置され、かつ、上面に開口部を有する荷
電粒子ビーム装置用試料室であって、前記試料室のう
ち、前記開口部から前記固定鏡が設置されている部分ま
での領域の材質がインバー合金であることを特徴とする
荷電粒子ビーム装置用試料室である。
ら固定鏡が設置されている部分までの領域の材質がイン
バー合金という熱膨張係数の小さな材質であるので、熱
膨張・収縮によるレーザー干渉系の固定鏡の位置変動を
低減することができる。
として、いわゆるインバーと呼ばれる合金がある。イン
バーはニッケルを36重量%程度含んだ鉄合金がある。
図2は、鉄に添加するニッケルの量によって変動する線
膨張係数αを示すグラフである。このグラフより、ニッ
ケルを36重量%程度含んだ鉄合金が線膨張係数が低く
なることがわかる。この36ニッケル−鉄合金の室温付
近での線膨張係数αは、1.2×10-6/℃・m程度で
ある(図3)。同様に、ニッケルを32重量%、コバル
トを5重量%含んだ鉄合金、いわゆるスーパーインバー
では、線膨張率は0.4×10-6/℃・m程度と、非常
に小さくなる。これらインバー、またはスーパーインバ
ーを総称してインバー合金という。
ため、試料室を構成する材質としては、大気圧や、ある
いは試料室の上部に搭載される部品の重量に十分耐えら
れることが必要である。また、脱ガスが十分に小さいこ
とも、よい真空を保つために必要である。さらに、容器
の形状に加工できること、真空フランジやポートを取り
付けられることが必要になる。インバー合金は、十分な
剛性を持っているので、真空容器に用いても十分な強度
を持つ。
室の開口部から固定鏡が設置される部分までの領域を、
上記のインバーまたはスーパーインバーで製作し、干渉
計の構成部品である固定鏡をこれらに固定する。
などに比べて非常に小さい、インバー、あるいはスーパ
ーインバーを用いて試料室を製作する。そして、この試
料室の内壁に、干渉計の部品、特に固定鏡を固定する。
これによって、描画装置が設置される環境の温度変動に
よる、試料室の熱膨張によって引き起こされる固定鏡の
位置変動を従来のステンレス製、あるいは鉄製の試料室
の場合に比べて、1桁以上小さくすることが可能とな
る。このようにして、ステージの位置情報を正確に知る
ことによって、環境の温度変動に影響されずに、高精度
の描画をすることが可能となる。例えば、スーパーイン
バー製の試料室の場合、試料室の中心から150mmの
地点に固定鏡を設置したとする。環境の温度変動が±
0.1℃とすると、熱膨張による位置の変動は±6nm
となる。これは、上記のステンレス製試料室の場合の位
置変動±0.25μmに対して、1/40になってい
る。このように、±6nm程度の位置変動であれば、ナ
ノメータ級の寸法精度を要求される描画の描画精度に大
きな影響を与えることはない。したがって、環境の温度
に左右されずに、高精度の描画が実現できることにな
る。
バーを用いることによる、もう1つの効果として磁気シ
ールド効果がある。従来のステンレス製の試料室の場合
には、ステンレスの透磁率が小さいので、磁気シールド
効果を期待できない。そのため、高透磁率材料であるパ
ーマロイを試料室の内壁、あるいは外壁に貼り付けるな
どの方法を用いている。この場合、パーマロイ板の厚さ
は、通常1mm程度である。これによって、環境の磁気
変動によって電子ビームの軌道が変えられることに生じ
る、描画精度の劣化を抑えることができる。
磁率μは、2,000〜3,000である(図3)。これ
は、鉄の10倍以上になる。したがって、鉄製の試料室
の場合よりも、格段に優れた磁気シールド効果が実現で
きる。一方、パーマロイに比べると、透磁率は1桁小さ
くなる。しかし、インバー製試料室では、真空容器とし
ての機能を持たせるために、壁の肉厚を数cm〜10c
m程度にしている。そのため、1mm厚程度のパーマロ
イ板を用いる場合に比べて、遜色のない磁気シールド効
果を得ることができる。
明の実施形態について説明する。
ビーム描画装置の概略断面図である。スーパーインバー
を用いて製作した試料室14の大きさは、700mm×
700mm×500mm(高さ)で、容器の壁の厚さは
50mmである。この試料室14の上部には、電子光学
鏡筒11が取り付けられている。レーザ干渉計で用いる
固定鏡18は、この試料室14の天井部分に取り付けら
れている。固定鏡から電子ビーム12が通るビーム軸ま
での距離は、150mmである。このような構成であれ
ば、上述したように、±0.1℃の環境の温度変動に起
因する寸法精度の誤差成分は、±6nm以下になり、十
分に高精度な描画を行うことができる。
を用いているため、電磁軟鉄製の試料室の場合よりも、
さらによい磁気シールド効果が得られ、またステンレス
製の試料室に1mm厚程度のパーマロイパネルを貼った
場合に比べても遜色のない磁気シールド効果が得られ
る。
搬入、搬出用の開口がある。この開口は、ゲートバルブ
を介して、ロードロック室等の前室と結合されている。
さらに、真空引き用の開口が設けられており、ターボ分
子ポンプ、またはイオンポンプ等が取り付けられてい
る。また、他にもいくつかの開口が設けられている。
ンバー(以下、総称してインバー合金と呼ぶ)で製作す
るには、以下のような工程を用いる。まず、材料となる
インバー合金は、不純物、特にリン(P)とイオウ
(S)とを極力少なくすることが、後の溶接工程に問題
を生じさせないために重要である。これらの不純物が多
いと、溶接箇所に割れやひびなどが生じやすくなる。不
純物のリンとイオウとは、それぞれ0.005重量%以
下、0.002重量%以下にするのが望ましい。インバ
ー合金を真空炉で溶解し、冷却した後、所望の大きさと
形とに鍛造、または圧延する。次いで、表面の切削を行
う。次いで、熱処理を行う。これは、鍛造、圧延や切削
工程において生じた歪みを除去するための処理である。
歪みを除去しないと、インバーとしての特性が発揮され
ないことがある。熱処理工程では、真空炉、もしくは
(窒素)雰囲気炉で、950℃まで1時間以上かけて昇
温し、950℃で保持する。保持時間は25mm当たり
約1時間あればよい。次いで、炉内で徐冷し、500℃
程度まで冷えたら、フォーミングガス(窒素+水素)、
あるいは窒素ガスで冷却する。水素ガスを添加した場合
には、表面が還元され、金属面が出る。窒素のみの場合
には、表面に曇りが生じる。その場合には、適当な研磨
処理を行えばよい。
のパネルを組合せて、真空容器に加工する。まず、1次
加工を行う。これは、真空フランジ、ゲートバルブ、試
料搬出入口などの取付け用開口の形成や、試料台取付け
座を固定するための表面加工(平行度、水平度の高い表
面にする)、種々のネジ穴の形成、リークチェック用の
溝の形成、あるいは表面の研磨処理などを含む。次い
で、1次加工されたパネルを組合せて溶接を行い、容器
形状に加工する。溶接は、電子ビーム(EB)溶接によ
って行う。このEB溶接は、容器が構造的に十分な強度
を持つようにするために行う。さらに、真空を保持する
ための溶接加工として、容器内壁のパネル接合部分のテ
ィグ(TIG,Tungsten Inert Gas Arc Welding)溶接
を行う。これらの溶接後、再び熱処理を行う。これは、
開口部の切削や溶接工程で生じた歪みを除去するために
行う。熱処理工程の内訳は、最初の熱処理工程に準じ
る。次いで、2次加工を行う。これは、ICFフランジ
類のTIG溶接、O−リング用の溝の加工などを含む。
なお、これらのTIG溶接においては、溶接棒にインバ
ー合金を用いる。また、フランジをインバー合金を用い
て製作すれば、フランジと容器との溶接による接合に、
割れ、ひびなどの問題が生じ難い。次いで、表面のバフ
研磨を行い、さらにカニゼンメッキ、もしくはニッケル
メッキなどのメッキ処理を行う。最後に、インバー合金
の磁気変曲点(インバーで190℃程度、スーパーイン
バーで120℃程度)を超える温度で再度熱処理を行う
とよい。
を用いて製作されるが、これをインバー合金を用いて製
作してもよい。インバー製フランジを用いることによっ
て、熱処理工程で生じる可能性がある、溶接部分での割
れやひびなどを抑えることができる。
変形例1について説明する。この変形例の特徴は、試料
室14の天井部のうち、電子ビーム13が通るために設
けられた開口部周辺から固定鏡が取付けられる部分まで
の領域(以下、取付け部20という)をインバー合金で
作成したことである。この変形例も前述した実施形態同
様、レーザー干渉計の固定鏡の位置が変動するのを低減
することができる。
て説明する。ここでは、試料室をインバー合金で製作し
ていることに加えて、電子光学鏡筒(図1の11)の構
造的な部分(機械的強度を担う部分)をインバー合金で
製作している。
作していた。電磁軟鉄は、ステンレスや、通常の鉄鋼な
どに比べて、透磁率が大きい。したがって、磁気シール
ド効果を期待して、電磁軟鉄を用いている。電磁軟鉄の
熱膨張率は、10×10-6/℃・m程度である。したが
って、±0.1℃程度の環境の温度変動があった場合、
長さ800mmの電子光学鏡筒は、±0.8μm程度の
熱膨張が生じる。電子光学鏡筒11と試料室14との接
続(普通ボルトを用いる)の強度が、各々のボルトで均
一でない場合、電子光学鏡筒11が傾いてしまう。この
傾きによっても、電子ビームの到達位置が変化してしま
う。例えば、鏡筒の直径が300mm、対物偏向器であ
る主偏向器から試料面までの距離、すなわち、試料室1
4の天井から試料面15までの距離が100mmとし、
電子光学鏡筒の片側部分のみが伸びたという最悪ケース
を想定すると、0.8μmの伸びに対して、電子ビーム
が本来のビーム軸から傾いて試料に入射することによる
位置ずれは、0.27μm程度にもなる。これは、ナノ
メータ級の寸法制御を要求される描画においては、許容
される値ではない。
ー合金で製作することによって、環境の温度変動に起因
する、上記のような電子光学鏡筒の傾きによる位置ずれ
を、ほとんど無くすることができる。また、インバー合
金は、電磁軟鉄と比較して、透磁率が1桁以上大きいの
で、磁気シールド効果も、さらに大きくなるという利点
もある。
る描画精度の劣化を著しく小さくすることができ、さら
に、ステンレスや電磁軟鉄を用いていた従来の場合より
も、大きな磁気シールド効果を得ることもできる。
おける、温度変動に伴う試料室の熱膨張によって、試料
室内壁に固定してあるレーザー干渉計の固定鏡の位置が
変動するのを低減することができる。
装置の概略断面図。
線膨張係数αを示すグラフ。
図。
ビーム描画装置の概略断面図。
式図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザー干渉計用の固定鏡が内壁に設置
され、かつ、上面に開口部を有する試料室と、 前記試料室内に配置される試料に、前記開口部を通過し
て荷電粒子ビームを照射する電子銃と、 前記電子銃が設けられた光学鏡筒を有し、 前記試料室のうち、前記開口部から前記固定鏡が設置さ
れている部分までの領域の材質がインバー合金であるこ
とを特徴とする荷電粒子ビーム装置。 - 【請求項2】 前記インバー合金がインバーであること
を特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム装置。 - 【請求項3】 前記インバー合金がスーパーインバーで
あることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム装
置。 - 【請求項4】 レーザー干渉計用の固定鏡が内壁に設置
され、かつ、上面に開口部を有し、インバー合金からな
る試料室と、 前記試料室内に配置される試料に、前記開口部を通過し
て荷電粒子ビームを照射する電子銃と、 前記電子銃が設けられた光学鏡筒を備える荷電粒子ビー
ム装置。 - 【請求項5】 レーザー干渉計用の固定鏡が内壁に設置
され、かつ、上面に開口部を有する荷電粒子ビーム装置
用試料室であって、 前記試料室のうち、前記開口部から前記固定鏡が設置さ
れている部分までの領域の材質がインバー合金であるこ
とを特徴とする荷電粒子ビーム装置用試料室。
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