JP2001283654A - 酸化物超電導線材の製造方法 - Google Patents

酸化物超電導線材の製造方法

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JP2001283654A JP2000095130A JP2000095130A JP2001283654A JP 2001283654 A JP2001283654 A JP 2001283654A JP 2000095130 A JP2000095130 A JP 2000095130A JP 2000095130 A JP2000095130 A JP 2000095130A JP 2001283654 A JP2001283654 A JP 2001283654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、製造工程が短縮でき、かつ高
い導体電流密度を維持し、更にコンパクト化が可能な酸
化物超電導線材とその製造方法を提供する。 【解決手段】複数の酸化物超電導層が金属層を介して交
互に配置されている複数の集合構造体を有する酸化物超
電導線材であって、該線材はその長手方向に対して垂直
に切断した横断面において個々の前記集合構造体が互い
に3回以上の回転対称性を持って配置していること、更
に、酸化物超電導性粉末或いはその仮焼結体粉末を用
い、酸化物超電導体の理論密度に対して40%以上の密
度で平板状の圧粉成型体を製造する工程と、前記平板状
の圧粉成型体と平板状の金属とを交互に複数枚積層して
積層体を形成する工程と、前記積層体を金属シース内に
充填する工程と、前記金属シースの断面形状を減少させ
る塑性加工する工程とを有することを特徴とする製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体ヘリウム、液
体窒素もしくは冷凍機等の冷媒を用いて運転する酸化物
超電導コイルもしくは酸化物超電導送電ケーブル等に適
用可能な酸化物超電導線材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導材料としてはNbTi,N
3Sn等の金属系のものが知られている。しかし、こ
れらの金属系超電導材料は臨界温度(Tc)が最も高い
Nb3Geでも23K(ケルビン)であり、その冷却に
高価な液体ヘリウムを用いる必要があった。
【0003】ところが、1986年になって酸化物系超
電導体が発見され、続いて、Tcが液体窒素の沸点(7
7K)を超えるイットリウム(Y)系、ビスマス(B
i)系、タリウム(Tl)系というような各酸化物系超
電導体が相次いで発見された。これらの酸化物超電導体
は、Tcが高いため安価で入手が容易な液体窒素を冷媒
に用いることができるため、超電導線材を使用する各種
の技術分野に大きな影響を与えることになった。
【0004】また、これらの酸化物超電導体は、Tcが
高いだけでなく、上部臨界磁場(Hc2)が高いという
性質を兼ね備えている。特に、Bi系超電導体は、液体
ヘリウム温度(4.2K)以下の極低温におけるHc2
が50T(テスラー)乃至100Tを超えるものであ
る。この性質を利用することにより、従来の金属系超電
導材料では達成が困難であった、22Tを超えるような
強い磁場を発生する超電導マグネットの実現が可能とな
ってきた。
【0005】現在、「第61回1999年秋季低温工学
・超電導学会講演概要集」7頁に紹介されているよう
な、酸化物超電導原料粉末を銀(Ag)等の金属パイプ
内に充填した後、それを伸線加工及び圧延加工した後、
再度金属パイプ内に組込んで作製した高性能の超電導線
材において、温度4.2K、印加磁場28Tという条件
で、約1,000A/mm2の実用的な臨界電流密度(J
c)が得られている。
【0006】しかし、このような工程で作製した酸化物
超電導線材は加工工程が多く、コストの面では従来金属
系超電導線材と比較して高価なものになると予想され
る。また、上記線材内部のマトリックス中における酸化
物占積率が20乃至30%と比較的低く、線材を導体と
してみた場合の導体電流密度(Je)はコア部の臨界電
流密度(Jc)と比べて約1/5程度まで減少する。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】上記従来技術における
問題点を解決し、好適な酸化物超電導線材を得るために
は、工程の短縮による低コスト化が可能で、かつ高いJ
eを有することが望まれる。
【0008】しかし、これらを同時に実現することは極
めて困難である。すなわち、工程の短縮化については、
1パス当たりの加工度を大きくすることや、圧延工程を
なくすといったことが試されている。しかし、加工度を
上げると、線材表面に割れや亀裂が発生し、最悪のケー
スでは断線するという問題がある。また、圧延工程を経
ない場合には、Jcの向上に不可欠な酸化物の高密度化
及び結晶配向化が達成しづらいという問題がある。この
ため、高い線材性能を保ちながら量産化を達成すること
は極めて困難であると考えられている。
【0009】一方、Jeを向上させる方法としては、超
電導体内に含有するカーボン量を低減させたり、熱処理
の温度や雰囲気を最適化する等の方法で、線材自身のJ
cを向上させる検討がなされてきた。また、線材内部の
マトリックス中における酸化物の占積率を増大させる検
討も進められている。現状、超電導相の厚さ数μm以下
のもの、あるいは数cm長さの短尺線レベルのものでは
実用領域のJcを得ることができているが、実用的な線
材サイズや長さを確保しながら、その性能を達成するこ
とは難しいという問題がある。
【0010】また、コイル等に用いる導体として実用化
するには、高いJeを確保する必要がある。特に、コイ
ル等の導体はコンパクト化により、コスト低減が図れる
が、これを実現するには、JcよりもJeを向上させる
必要がある。例えば、Jcが極めて高い線材を用いてコ
イルを製作する場合においても、実質的なJeが仮に1
/2に減少したなら、コイルのターン数は2倍にしなけ
ればならない。これでは、コイルサイズが増大し、実用
には不向きとなることが考えられる。
【0011】本発明の目的は、高い導体電流密度を有
し、かつ製造工程を短縮出来る酸化物超電導線材及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の酸化物
超電導層が金属層を介して交互に配置されている複数の
集合構造体を有する酸化物超電導線材であって、該線材
はその長手方向に対して垂直に切断した横断面において
個々の前記集合構造体が互いに3回以上の回転対称性を
持って配置していること、又は前記各集合構造体の酸化
物超電導層はいずれもその幅方向が一方向に配列してお
り、前記各々の集合構造体が最密構造になるように配列
していること、又は前記酸化物超電導層はその長手方向
に対して垂直に切断した横断面において面積率で30〜
70%好ましくは35〜65%とすることを特徴とし、
又これらの組み合わせを有する。
【0013】本発明は、熱処理後に超電導性を示す酸化
物粉末、酸化物超電導粉末、或いはその仮焼結体粉末を
用い、酸化物超電導体の理論密度に対して40%以上の
密度で平板状の圧粉成型体を製造する工程と、前記平板
状の圧粉成型体と平板状の金属とを交互に複数枚積層し
て積層体を形成する工程と、前記積層体を金属シース内
に充填する工程と、前記金属シースを好ましくは円形、
楕円形、六角形又は平角形の横断面形状に減少させる塑
性加工する工程とを備えることである。又、本発明は、
前述の酸化物超電導粉末或いはその仮焼結体粉末を、当
該酸化物超電導体の理論密度に対して40%以上の密度
となるように複数の平板状金属の間に配置した積層体を
形成する工程と、前記積層体を金属シース内に充填する
工程と、前記積層体を有する前記金属シースを好ましく
は円形、楕円形、六角形又は平角形の横断面形状に減少
させる塑性加工する工程とを有することである。酸化物
粉末は仮焼結したものであることが好ましい。
【0014】また、本発明は、平板状の圧粉成型体と平
板状の金属とを積層して形成された各積層体の外形状を
概ね菱形形状に好ましくは金属フオイルで巻回する工程
と、複数の前記積層体を3回の回転対称性を持たせて金
属パイプに充填する工程を備えることである。3回の回
転対称性を持たせるということは、具体的には、平板状
の圧粉成型体と平板状の金属とを積層して形成された積
層体を3組作製し、これらの外形状を概ね菱形形状にし
た後、各々の積層体を隣接する積層体と、圧粉成型体の
積層方向が概ね120度の幾何学的回転対称性を有し、
かつ該菱形断面形状における少なくとも1辺が隣接する
積層体を接するようにして充填することである。そし
て、それを塑性加工して得られた酸化物超電導線材も同
様の3回の回転対称性を有するものが得られる。
【0015】これは、言い換えるならば、円形断面の線
材の長手方向に対して、垂直の断面をみたとき、酸化物
のコアが、断面内で幾何学的な配置において回転対称で
あるといえる。円形断面で回転対称性を発現するには、
3回以外にも、4回、6回等の回転対称性が考えられる
が、正三角形を2つ合わせて作った菱形形状で3回の回
転対称性を持たせるのが最も効率よい充填率となる。
【0016】本発明では、圧粉成型体と金属板の加工精
度等の制約から、理想的な形状は容易には得られないと
考え、概ね菱形形状や120度という表現を用いてい
る。但し、理想とする形状に近いほど高性能の線材を得
ることができる。理想状態からのずれは、酸化物の形状
の乱れを誘発し、性能を低下させる。角度の許容範囲
は、5度程度である。これを越えると、性能は少なくと
も1/2〜1/3低下する。
【0017】また、本発明は、線材内部マトリックス中
における酸化物の占積率、即ち塑性加工後、前述の面積
率で30〜70%となるように製造する工程を備えるこ
と、アスペクト比が全て同じである圧粉成型体を金属パ
イプに充填する工程を備えること、平板状の圧粉成型体
のアスペクト比が全て同じである圧粉成型体を金属パイ
プに充填する工程を備えることがこのましい。平板状の
圧粉成型体のアスペクト比が同じということは、製造工
程の簡略化につながり、低コスト化が可能となる利点が
ある。
【0018】また、本発明は、充填する金属パイプが銀
或いは銀基合金であること、充填する金属パイプの内形
状が六角形であること、積層体は直立するように積層し
た後に、菱形形状に切断する工程を備えることが好まし
い。である。
【0019】さらにまた、本発明の他の特徴点は、酸化
物超電導粉末或いはその仮焼粉末を用い、複数の平板状
金属の間に所望の成型体が酸化物超電導体の理論密度に
対して40%以上の密度となるように秤量した粉末を密
着させて積層体を形成する工程と、前記積層体を金属シ
ース内に充填する工程と、前記金属シースを円形、楕円
形、六角形又は平角形の横断面形状に減面加工する工程
を備えることである。
【0020】上記のような製造プロセスを経た場合、円
形、楕円形、六角形又は平角形の横断面形状を有する金
属シース酸化物超電導線材において、高性能かつ量産化
が可能なものになる。また、テープ形状のものでも高性
能かつ量産化が可能である。
【0021】発明者らはこれまで、酸化物超電導体の電
力機器への応用を目指して、主として酸化物超電導テー
プ線材、及びそのテープ線材を3回の回転対称を持つよ
うに金属パイプに組込んだ回転対称テープインチューブ
線材(ROSATwire,ROtationSymmetric Arranged Tape-i
n-tube wire)の通電性能の向上に注力してきた。その
結果、両者共に、20Tを超えるような強磁場下におい
ても1,000A/mm2以上の実用的なJcを有する線
材が得られることを見出しなされたものである。
【0022】しかし、このような線材では、金属系超電
導線材に比べて高価であり、また酸化物超電導体の占積
率も高々20〜30%と低いものであった。
【0023】そこで発明者らは、鋭意研究を重ねた結
果、従来プロセスに比べて加工工程を大幅に短縮化する
と同時に、線材内部における酸化物超電導体の占積率を
2倍以上増大させることが容易な酸化物超電導線材の製
造方法を見い出したのでここにまとめた。しかも本発明
における製造方法で得られた酸化物超電導線材により、
km級の長尺材においても、高い性能を有することを可
能にした。
【0024】まず、加工工程の短縮に関しては、例え
ば、ROSATwireでkm級の線材を製造することを想定し
た場合、押出し加工を少なくとも3回行う必要があっ
た。1回目はテープ状に加工する素線を製造する工程、
2回目は素線を3回の回転対称性を持たせて組込んだ3
セグメント型線材を製造する工程、3回目は3セグメン
ト型線材を複数本組込んで多芯化したマルチセグメント
型線材を製造する工程である。これに対して、本発明の
製造方法を用いることにより、押出し加工は1回行うだ
けでよいことになった。このように加工工程を短縮する
ことで、大幅なコスト低減が可能となった。
【0025】また、線材を金属パイプに複数回組込む工
程がなくなることにより、酸化物超電導体の占積率は大
幅に増大させることが可能となった。但し、必要に応じ
て複数回の組込みを行うことは差し支えない。しかしこ
のような場合には、若干の性能低下を見込む必要があ
る。また、交流応用の場合は、交流損失の低減を目的
に、撚り線加工を施すことが望ましい。
【0026】従来と同じ線径において、Jeを2倍にす
ることが可能となれば、例えばコイルを製作する場合
に、ターン数が半分に減少するというメリットがある。
このため、実用導体としてのコンパクト化も実現でき
る。
【0027】一般に、Bi系酸化物超電導線材は、熱処
理を行うことによって、超電導体のc軸に対して垂直に
結晶粒が成長する性質を持っている。このことから、磁
場の印加方向がフィラメントのc軸に対して平行な場
合、磁場をかけない場合の線材の臨界電流に比べて大き
く低下するという物性を有する。このため、圧粉成型体
と金属の積層体を組み込む際に例えば3回の回転対称性
を持たせると磁場の印加方向によらず、Jeの低下を抑
制することが可能になる。
【0028】さらに、円形、楕円形、六角形又は平角形
の横断面形状を有する金属シース酸化物超電導多芯線材
を用いてソレノイド巻きしたコイルを製作することによ
り、積層パンケーキコイルでは困難であった高い磁場均
一度の実現を可能にすることができるようになる。これ
は、上記形状の線材はテープ形状の線材に比して、容易
に加工精度を向上させることができるためである。この
ため、コイル巻線した場合に軸方向及び周方向でコイル
形状のずれを小さくすることが可能となる。これらのこ
とから、円形、楕円形、六角形又は平角形の横断面形状
を有する金属シース酸化物超電導線材を用いてソレノイ
ド巻きしたコイルは、高分解能NMRマグネット用のコ
イルとして使用できるものになる。
【0029】また、本発明における金属シース材に関し
ては、熱処理に際して腐食等を生じない銀や銀合金にす
ることが好ましい。合金化を行う際の金属は、例えば、
金(Au)、アンチモン(Sb)、白金(Pt),マグ
ネシウム(Mg),チタン(Ti),マンガン(M
n),ニッケル(Ni),銅(Cu),アルミニウム
(Al)等が好ましい。
【0030】また、本発明の酸化物超電導粉末或いはそ
の仮焼粉末は、特に材料を限定するものではなく、例え
ばY系、Bi系、Tl系、Hg系等の超電導体にも広く
適用可能である。
【0031】本発明の製造方法により製造された酸化物
超電導線材は広く超電導機器に適用することが可能であ
って、例えば、超電導送電ケーブル、ブスバー、長尺導
体、永久電流スイッチ素子、大型マグネット、核磁気共
鳴分析装置、医療用磁気共鳴診断装置、超電導電力貯蔵
装置、磁気分離装置、磁場中単結晶引き上げ装置、冷凍
機冷却超電導マグネット装置、超電導エネルギー貯蔵、
超電導発電機、核融合炉用マグネット、加速器、電流リ
ード、限流器等の機器に利用することにより、高効率化
を達成できる効果がある。
【0032】また、本発明の超電導体の冷却には、液体
ヘリウム以外にも液体窒素や冷凍機を用いることが可能
となるため、装置の運転コストの低減、クエンチ(超電
導状態から常電導状態への転移が急激に起こり破壊する
現象)を防止するための措置の簡略化等が達成でき、コ
ストを大幅に低減することが可能となる。また、同時
に、超電導特性の信頼性を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】純度が99%以上の酸化ストロン
チウム(SrO),酸化カルシウム(CaO)及び酸化
銅(CuO)の各酸化物を出発原料とし、ストロンチウ
ム(Sr),カルシウム(Ca),銅(Cu)の原子モ
ル比がそれぞれ2.0:1.0:2.0の組成となるよ
うに秤量し、それらの混合体を作製した。次に、この混
合体を遠心ボールミルに入れ、20分間にわたって混合
した後、大気中において、900℃で、20時間にわた
る熱処理を行う。次いで、熱処理した混合体を室温まで
冷却した後、再度、遠心ボールミルに入れ、20分間に
わたって粉砕,混合し、粉末状態にする。
【0034】得られた粉末にBi,Sr,Ca,Cuの
原子モル比が、それぞれ2.0:2.0:1.0:2.
0の組成となるように酸化ビスマス(Bi23)を秤量
して加え、混合体を遠心ボールミルに入れ、20分間に
わたって混合する。そして、得られた粉末を、大気中に
おいて、800乃至850℃の温度で、10時間にわた
って熱処理を行い、超電導粉末を作製する。この超電導
粉末は、粉末X線回折の結果及び走査型電子顕微鏡(S
EM)の観察結果によれば、超電導相以外にSrO,C
uOのほか、同定できない未反応の非超電導相も若干認
められるものである。次に、この超電導粉末を遠心ボー
ルミルに入れ、平均粒径が3μm程度になるように粉砕
及び混合し、超電導微粉末を作製する。
【0035】次いで、得られた超電導微粉末をBi−2
212の理論密度である6.65g/cm3に対して6
5%となる密度(4.32g/cm3)で平板状の圧粉
成型体を作製した。このときの成型体のサイズは、幅1
2mm、厚さ1.5mm、長さ100mmである。この
圧粉成型体5枚と幅12mm、厚さ0.7mm、長さ1
00mmの純銀板6枚とを交互に菱形形状となるように
重ね合わせ、これを厚さ50μmの純銀ホイルで包むこ
とにより、積層体を形成する。図1にその断面構成を示
す。図1において、1はBi−2212超電導体を用い
て製造した平板状の圧粉成型体、2は純銀を使用した平
板状の金属板、3は純銀を使用した金属ホイルである。
【0036】ここでは、各積層体内では、平板状の圧粉
成型体1と平板状の金属板2が階段状に段差をつけなが
ら積層されている。このような積層体を3つ作製し、こ
れらを束ね、全体を構成している。全体では概ね正六角
形の断面形状からなる。また、この断面を構成する3つ
の積層体は各々、120度の幾何学的な回転対称性を有
している。
【0037】また、積層体を製造する別の方法として
は、平板状の圧粉成型体1と平板状の金属板2とを交互
に重ね合わせ、直立するように並べる。これを菱形形状
に切断するという手法を用いてもよい。この方法を用い
ることで、平板状圧粉成型体1及び平板状金属板2から
成る積層体が精度良く菱形形状に加工できる。また、そ
れら積層体と金属ホイル3に生じる隙間がなくなり、充
填密度が向上するメリットがある。
【0038】さらにまた、予め圧粉成型体1を製造せ
ず、酸化物超電導粉末或いは仮焼粉末を用い、圧力を加
えて成型した際に酸化物超電導体の理論密度に対して4
0%以上の密度となるように秤量した粉末を複数枚の平
板状金属板2の間に配置し、それらをプレス等により密
着させて積層体を形成する工程を含んでもよい。この方
法を用いることにより、1枚ずつ圧粉成型体を製造する
必要がなくなり、製造工程の短縮化が可能となり、コス
ト低減につながるメリットがある。
【0039】図1に示す圧粉成型体1は、上記に示すサ
イズとなるような金属の金型を用いて、プレス機等によ
って製造したものである。金属板2及び金属ホイル3
は、ロール圧延やカセットローラーダイス等で加工した
ものである。
【0040】以上のような積層体を3組用意し、図2に
示すような配置となるように外径30mm、内径25m
m、長さ110mmの円形の断面形状を有する純銀パイ
プに充填する。図2において、4は金属シース材であ
る。金属シース材4の内径側の形状は、丸に限らず多角
形としてもよい。特に、六角形にすることにより、組み
込む際の充填密度が向上するというメリットもある。
【0041】本実施例では、圧粉成型体5枚を1組とし
た積層体が、3回の回転対称性を持って組み込まれてい
る。よって、芯数は5×3=15である。この芯数につ
いては、使用する材料の加工性や超電導体の占積率等に
よって、適宜最適な数にすることが望ましい。
【0042】充填した線材は、室温で押し出し加工によ
り断面減少率10〜15%の伸線加工を施し、外径2.
0mm程度になるまで縮径する。加工方法は、他に線引
き加工、スエージング加工等で行う事が出来る。必要に
応じて、線材の横断面形状を楕円形、六角形、平角形又
は板状の横断面形状に減少させる塑性加工する。加工後
の線材は複数の酸化物超電導層が金属層を介して交互に
配置された3個の集合構造体を有する酸化物超電導線材
からなり、前記各集合構造体は最密構造になるように配
列しているものであった。
【0043】円形、楕円形及び六角形の線材の外径は、
対辺の長さが最も短い部分で1〜2mm程度が実用上望
ましいが、用途や通電電流に応じて適切な外径とすれば
よく、特に限定されるものではない。
【0044】次に、減面加工した線材に超電導特性を付
与するために以下の熱処理を施す。具体的には、線材を
純酸素(酸素分圧が1atm)中において、Bi2Sr2
Ca 1Cu2Oxからなる組成の酸化物超電導体の分解温
度より僅かに高い温度である875〜900℃の範囲内
の温度で、5〜60分の範囲内にわたる熱処理を行い、
前記酸化物超電導体を部分溶融させ、その後、室温まで
冷却することにより、超電導体とする。また、必要に応
じて、1〜20%(酸素分圧が0.01〜0.2at
m)の酸素濃度雰囲気中において、前記酸化物超電導体
の分解温度より僅かに低い温度である800〜840℃
の範囲内の温度で、5乃至50時間の範囲内におけるア
ニール処理を行うこともある。
【0045】前記製造方法の実施例において、Bi2
2Ca1Cu2Oxからなる組成の酸化物超電導体の原
料粉末には、Bi化合物、Sr化合物、Ca化合物及び
Cu化合物が用いられる。また、必要に応じて、鉛(P
b)化合物やバリウム(Ba)化合物が用いられる。各
原料粉末は、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ほう
酸塩、酢酸塩等の形ものが用いられる。
【0046】また、前記製造方法の実施例において、酸
化物超電導粉末を合成したり、中間焼成を行ったりする
際の熱処理温度は、700〜950℃の範囲内の温度が
利用される。また、必要に応じて、Bi2Sr2Ca1
2Oxからなる組成に第3元素を添加、あるいは置換
し、得られた酸化物超電導体を部分溶融温度以上に加熱
した後、これを冷却する過程において、超電導相の結晶
粒内に非超電導相を分散させ、ピンニング力を高める方
法を用いてもよい。
【0047】さらに、前記製造方法の実施例において
は、圧粉法を利用しているが、本発明の酸化物超電導線
材の製造方法における積層体の形成方法は、平板状の圧
粉成型体と平板状の金属板を交互に積層する方法に限定
されるものではなく、他の方法、例えば、ドクターブレ
ード法、ディップコート法、スプレーパイロリシス法、
スクリーン印刷法等により、金属板に酸化物超電導体を
形成した積層体を用いてもよい。
【0048】また、前記製造方法の実施例における横断
面減面塑性加工は、線材の断面形状を所望のものにする
と同時に、金属シース酸化物超電導多芯線材のコア部に
充填されたBi2Sr2Ca1Cu2Oxからなる組成の酸
化物超電導体を高密度化する働きも兼ね備える。
【0049】表1は、本実施例によって製造された平板
状の圧粉成型体1の密度がBi−2212超電導体の理
論密度(6.65g/cm3)に対して30%乃至95
%の範囲内として製造した場合のJeを測定した結果で
ある。測定は、温度4.2K,印加磁場2T中で行っ
た。Jeは、線材のIcをシース材を含む線材全断面積
で除することにより求めた。
【0050】圧粉成型体1の密度がBi−2212超電
導体の理論密度に対して30%及び35%の場合は、J
eが180乃至190A/mm2であったが、40%を
超えると300乃至330A/mm2までJeが向上し
た。それぞれの線材について酸化物部分の密度を調査し
たところ、減面加工後の超電導体の密度が40%以下の
場合と40%以上の場合とではJeha大きく異なるこ
とが分かった。なお、比較材として作製した直径2.0
mmのROSATwireのJeは、190A/mm2であった。
【0051】このことから、本発明における平板状の圧
粉成型体1の密度は、Bi−2212超電導体の理論密
度(6.65g/cm3)に対して40%以上に選ぶこ
とが効果的であって、Jeの高い酸化物超電導線材が得
られるようになる。
【0052】
【表1】
【0053】表2は、本実施例によって製造された線材
のマトリックス中における圧粉成型体の占積率が20%
〜75%の範囲内として製造した場合のJeを測定した
結果である。測定は、温度4.2K,印加磁場2T中で
行った。なお、ここで製造した平板状の圧粉成型体の密
度は、Bi−2212の理論密度に対して60%として
いる。Jeは、線材のIcをシース材を含む線材全断面
積で除することにより求めた。
【0054】占積率、即ち、線材の長手方向に対して垂
直に切断した横断面において面積率で20%及び25%
の場合は、Jeが150乃至170A/mm2であった
が、30〜70%では270〜330A/mm2までJ
eが向上した。しかし、75%を超えると減面加工途中
に線材表面に割れが発生し、熱処理時に割れ部から超電
導体の融液が外部に流れ出すことによる減少が認められ
た。これにより、Jeは大きく低下した。なお、比較材
として作製した直径2.0mmのROSATwireのJeは、
190A/mm2であった。
【0055】このことから、本発明における圧粉成型体
1が線材内部マトリックス中における占積率を30%以
上70%以下となるようにすることが効果的であって、
Jeの高い酸化物超電導線材が得られるようになる。
【0056】
【表2】
【0057】表3は、本実施例によって製造された金属
シースを純銀、銀−マグネシウム合金、銀−金合金、純
金、ニッケル、パラジウムの種々の金属を用いて、線材
を製造した場合のJeを測定した結果である。測定は、
温度4.2K,印加磁場2T中で行った。Jeは、線材
のIcをシース材を含む線材全断面積で除することによ
り求めた。
【0058】ここでは、平板状の圧粉成型体の密度はB
i−2212の理論密度に対して55%で、その占積率
は50%としている。
【0059】純銀及び銀合金シースの場合は、Jeが2
80乃至300A/mm2であったが、それ以外のシー
ス材ではJeが大きく低下した。
【0060】このことから、本発明における金属シース
材は、銀或いは銀合金シースとすることが効果的であっ
て、Jeの高い酸化物超電導線材が得られるようにな
る。
【0061】
【表3】
【0062】本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。
【0063】
【発明の効果】本発明の酸化物超電導線材とその製造方
法によれば、高い導体電流密度(Je)を有し、更に製
造工程が短縮化され、よりコンパクトな酸化物超電導線
材を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる圧粉成型体と、金属板との積層
体を金属ホイルで巻回した積層体の断面構成を示す図で
ある。
【図2】本発明に係わる酸化物超電導線材の積層体を金
属パイプに充填した断面構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・圧粉成型体、2・・・金属板、3・・・金属ホ
イル、4・・・金属シース材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 道哉 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 戸叶 一正 茨城県つくば市千現一丁目2番1号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 (72)発明者 熊倉 浩明 茨城県つくば市千現一丁目2番1号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 (72)発明者 北口 仁 茨城県つくば市千現一丁目2番1号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 Fターム(参考) 5G321 AA01 BA01 BA03 BA04 BA05 CA09 CA32 DA02 DA03 DB11 DB17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の酸化物超電導層が金属層を介して交
    互に配置されている複数の集合構造体を有する酸化物超
    電導線材であって、該線材はその長手方向に対して垂直
    に切断した横断面において個々の前記集合構造体が互い
    に3回以上の回転対称性を持って配置していることを特
    徴とする酸化物超電導線材。
  2. 【請求項2】複数の酸化物超電導層が金属層を介して交
    互に配置された3固以上の集合構造体を有する酸化物超
    電導線材であって、前記各集合構造体の酸化物超電導層
    はいずれもその幅方向が一方向に配列しており、前記各
    々の集合構造体は最密構造になるように配列しているこ
    とを特徴とする酸化物超電導線材。
  3. 【請求項3】複数の酸化物超電導層が金属層を介して交
    互に配置されている複数の集合構造体を有する酸化物超
    電導線材であって、前記酸化物超電導層はその長手方向
    に対して垂直に切断した横断面において面積率で30〜
    70%を有することを特徴とする酸化物超電導線材。
  4. 【請求項4】酸化物超電導性粉末或いはその仮焼結体粉
    末を、当該酸化物超電導体の理論密度に対して40%以
    上の密度で平板状の圧粉成型体を製造する工程と、前記
    平板状の圧粉成型体と平板状の金属とを交互に複数枚積
    層して積層体を形成する工程と、前記積層体を金属シー
    ス内に充填する工程と、前記積層体を有する前記金属シ
    ースの横断面形状を減少させる塑性加工する工程とを有
    することを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
  5. 【請求項5】酸化物超性電導粉末或いはその仮焼結体粉
    末を、当該酸化物超電導体の理論密度に対して40%以
    上の密度となるように平板状金属の間に配置した積層体
    を形成する工程と、前記積層体を金属シース内に充填す
    る工程と、前記積層体を有する前記金属シースの横断面
    形状を減少させる塑性加工する工程とを有することを特
    徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、前記積層体をそ
    の長手方向に対して垂直に切断した横断面において個々
    の前記積層体が互いに3回以上の回転対称性を持って配
    置して、金属パイプ内に充填する工程を有することを特
    徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれかにおいて、前記平
    板状の圧粉成型体は塑性加工後のその長手方向に対して
    垂直に切断した横断面において面積率で30〜70%と
    なるように前記金属シース内に充填する工程を有するこ
    とを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項4〜7のいずれかにおいて、アスペ
    クト比が全て同じである前記圧粉成型体を金属パイプに
    充填する工程を有することを特徴とする酸化物超電導線
    材の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項4〜8のいずれかにおいて、前記金
    属パイプは、銀或いは銀基合金であることを特徴とする
    酸化物超電導線材の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項4〜9のいずれかにおいて、前記
    金属パイプはその長手方向に対して垂直に切断した横断
    面において内側横断面形状が六角形であることを特徴と
    する酸化物超電導線材の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項4〜10のいずれかにおいて、前
    記積層体を、その長手方向に対して垂直に切断した横断
    面において横断面形状を菱形形状に切断する工程を含む
    ことを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
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CN102779582A (zh) * 2012-07-04 2012-11-14 华北电力大学 一种基于ReBCO涂层超导体的各向同性超导股线

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