JP2001283580A - 蓋開閉機構 - Google Patents

蓋開閉機構

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JP2001283580A
JP2001283580A JP2000095226A JP2000095226A JP2001283580A JP 2001283580 A JP2001283580 A JP 2001283580A JP 2000095226 A JP2000095226 A JP 2000095226A JP 2000095226 A JP2000095226 A JP 2000095226A JP 2001283580 A JP2001283580 A JP 2001283580A
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JP
Japan
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lid
gear
closing mechanism
opening
closing
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JP2000095226A
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English (en)
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Kenji Tanaka
研司 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、蓋が強制的に閉められても破損
が生じない、電動式の蓋開閉機構を提供する。 【解決手段】蓋2の一端に固定されたヒンジ部4は、支
軸11の周りに回動自在となっている。また、ヒンジ部
4と同軸に略扇状のギヤ14が設けられており、ヒンジ
部4とは独立して支軸11の周りに回動自在である。ま
た、支軸11周りにはねじりコイルバネ15が設けられ
ており、一方のアーム15aは蓋2に、他方のアーム1
5bはギヤ14上の支持ピン16に掛けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDプレーヤー等
の蓋開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD(コンパクトディスク)
プレーヤー等において、ディスクを着脱する際に蓋を開
閉させる電動式の蓋開閉機構が用いられている。例え
ば、実開昭59−107756号公報に記載されている
如く、コンパクトディスク装着用の蓋が前面部に開閉自
在に設けられたプレーヤ本体と、前記蓋を歯車機構を介
して開閉駆動するモータと、前記蓋を閉じた状態にロッ
クするロック機構と、前記モータの起動時の動力により
前記ロック機構のロックを解除するロック解除部材と、
該ロック解除部材によって動作し、前記歯車機構を噛み
合い状態とするトリガ部材と、前記蓋が閉じるときに歯
車機構による噛み合いが解除されたあと、蓋を完全に閉
めるばねとから構成して成るコンパクトディスクプレー
ヤとしている。
【0003】また図2は、従来の他の蓋開閉機構近傍を
示す斜視図である。同図では、一例としてCDプレーヤ
ーのキャビネット部の構成を示している。同図におい
て、1はキャビネット、2は蓋である。蓋2の一端には
ヒンジ部4が設けられており、この部分で蓋2がキャビ
ネット1に回動自在に取り付けられている。また、蓋2
の中央付近には、ディスククランプ部3が設けられてお
り、蓋2を閉じたときに、キャビネット1側に設けられ
たディスク受け部5との間で、ディスク(不図示)を挟
み込むようになっている。この状態でディスク受け部5
が回転すると、セットされたディスクも回転し、ひいて
は再生が行われる。
【0004】蓋2の開閉は電動により行われる。具体的
には、図示しないモータの回転駆動力がプーリ6からプ
ーリ7に伝達され、プーリ7に同軸に設けられたウォー
ム8が回転する。この回転がウォームホイール9に伝達
され、同軸に設けられたピニオンギヤ10が回転する。
そして、ピニオンギヤ10の回転がヒンジ部4に伝達さ
れ、蓋2が開閉する仕組みである。
【0005】図3は、ヒンジ部近傍の構造を示す図であ
る。同図(a)は蓋が閉じた状態、同図(b)は蓋が開
いた状態を示している。また、同図では重なった部分も
透視して描いてある。同図に示すように、蓋2の一端に
固定された略半円状のヒンジ部4は、キャビネット1側
に取り付けられた支軸11の周りに回動自在となってい
る。また、ヒンジ部4周辺の一部の円弧部には、略扇状
にギヤ部4aが設けられており、これがピニオンギヤ1
0と噛み合っている。これにより、ピニオンギヤ10の
回転がヒンジ部4に伝達され、ひいては上記モータの回
転駆動力が最終的に蓋2に伝達される。
【0006】また、ヒンジ部4の周辺部付近には、支軸
11から見て所定の角度間隔で、検出ピン13a,13
bが設けられている。これらの検出ピンの間には、キャ
ビネット1側に固定された検出スイッチ12のレバー1
2aが配置されており、ヒンジ部4が回動して各検出ピ
ンがレバー12aをそれぞれ反対方向に押す事により、
蓋2の開閉状態を検出する。
【0007】具体的には、蓋閉動作時にモータが作動
し、ピニオンギヤ10が左回転してヒンジ部4が支軸1
1周りに右回転し、検出ピン13bが検出スイッチ12
のレバー12aを左に押すと、同図(a)に示すよう
に、蓋2が閉じた状態が検出される。また、蓋開動作時
にモータが作動し、ピニオンギヤ10が右回転してヒン
ジ部4が支軸11周りに左回転し、検出ピン13aが検
出スイッチ12のレバー12aを右に押すと、同図
(b)に示すように、蓋2が開いた状態が検出される。
それぞれの状態が検出されると、開閉動作がストップす
る。但し、動作途中の様子は図示していない。以上のよ
うな構成で、蓋2の開閉が電動により行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭59−107756号公報に記載されているような
構成では、手動により蓋の開閉を行う事ができるように
するために、モータ回転の減速機構の途中にクラッチ機
構を設けており、また多段の減速機構を用いているた
め、構造が複雑であるという問題がある。また、上記図
3で説明した、従来の他の蓋開閉機構の構成では、蓋を
手で強制的に閉めようとすると、蓋やギヤ機構等を破損
する恐れがあり、これを防止するためにクラッチ機構等
を設けると、やはり構造が複雑化するという問題があ
る。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑み、簡単
な構成で、蓋が強制的に閉められても破損が生じない、
電動式の蓋開閉機構を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ギヤと、そのギヤの回転を蓋に伝達す
るバネとを備えた事を特徴とする。また、前記ギヤ及び
前記蓋は互いに共通の回転軸を持ち、互いに回転自由で
ある事を特徴とする。
【0011】また、前記バネはねじりコイルバネである
事を特徴とする。また、前記ねじりコイルバネのフリー
時のアーム同士の成す角度が、前記蓋の全開時のそのア
ーム同士の成す角度よりも大きい事を特徴とする。
【0012】また、前記蓋が手動により所定角度閉めら
れると、蓋閉動作が行われる事を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の蓋
開閉機構の、ヒンジ部近傍の構造を示す図である。同図
(a)は蓋が閉じた状態、同図(b)は蓋が開いた状態
を示している。また、同図(c)は手動で蓋を閉め始め
たときの状態、同図(d)は手動で蓋を急速に閉めたと
きの状態を示している。なお、同図では重なった部分も
透視して描いてある。また、蓋開閉機構近傍の構成は、
上記図2に示したものと同様である。
【0014】図1に示すように、蓋2の一端に固定され
た略半円状のヒンジ部4は、キャビネット1側に取り付
けられた支軸11の周りに回動自在となっている。ま
た、ヒンジ部4と同軸に略扇状のギヤ14が設けられて
おり、ヒンジ部4とは独立して支軸11の周りに回動自
在であり、これがピニオンギヤ10と噛み合っている。
【0015】また、ヒンジ部4周辺部で蓋2の反対側と
なる一端には、検出ピン13aが設けられている。ま
た、ギヤ14周辺部で蓋2側となる一端付近には、検出
ピン13bが設けられている。これらの検出ピンの間に
は、キャビネット1側に固定された検出スイッチ12の
レバー12aが配置されており、ヒンジ部4及びギヤ1
4が回動して各検出ピンがレバー12aをそれぞれ反対
方向に押す事により、蓋2の開閉状態を検出する。詳し
くは後述する。
【0016】また、ギヤ14周辺部で検出ピン13bよ
り更に蓋2側の一端には、支持ピン16が設けられてい
る。一方、ギヤ14周辺部で蓋2の反対側となる一端に
は、切り欠き14aが設けられている。さらに、支軸1
1周りにはねじりコイルバネ15が設けられており、一
方のアーム15aは蓋2に、他方のアーム15bは支持
ピン16に掛けられている。
【0017】ねじりコイルバネ15は、フリー時(バネ
自身の無負荷時)のアーム同士の成す角度が、蓋全開時
よりも大きいので、常に開こうとするトルクを発生する
ため、これによりギヤ14は、蓋2に対して相対的に図
中で右回転する力を受ける。そして、同図(a)或いは
同図(b)に示すように、切り欠き14aが検出ピン1
3aに当接する事により、蓋2(つまりヒンジ部4)と
ギヤ14とが所定の位置関係に保たれる。ねじりコイル
バネ15が発生するトルクは、通常の蓋の開閉に必要な
トルクより大きいため、通常の開閉動作においては、こ
の位置関係が変化する事はなく、蓋2とギヤ14は一体
的に駆動される。
【0018】具体的には、蓋閉動作時にモータが作動
し、ピニオンギヤ10が左回転してギヤ14及びヒンジ
部4が支軸11周りに右回転し、検出ピン13bが検出
スイッチ12のレバー12aを左に押すと、同図(a)
に示すように、蓋2が閉じた状態が検出される。また、
蓋開動作時にモータが作動し、ピニオンギヤ10が右回
転してギヤ14及びヒンジ部4が支軸11周りに左回転
し、検出ピン13aが検出スイッチ12のレバー12a
を右に押すと、同図(b)に示すように、蓋2が開いた
状態が検出される。それぞれの状態が検出されると、開
閉動作がストップする。但し、動作途中の様子は図示し
ていない。以上のような構成で、蓋2の開閉が電動によ
り行われる。
【0019】今、同図(b)のように蓋2が開いた状態
で、これを手で強制的に閉めていくと、同図(c)に示
すように、ギヤ14は動く事なく、ねじりコイルバネ1
5のアーム15a,15bが反力を受けながら閉まって
行く。そして、ヒンジ部4が支軸11周りに所定角度右
回転し、検出ピン13aが検出スイッチ12のレバー1
2aより離れるとモータが作動し、ピニオンギヤ10が
左回転してギヤ14が支軸11周りに右回転し、蓋閉動
作を行う。
【0020】ここで、モータ駆動制御は、マイコンによ
り駆動方向,速度,タイミングが制御されるものであ
り、検出スイッチ12は図示したような機械的なスイッ
チに限られるものではなく、光等他の検出方式を用いて
も良い。
【0021】そして、蓋2を手で強制的に閉めていく
際、ギヤ14の回転よりも速い速度で蓋2が閉められて
も、同図(d)に示すように、ねじりコイルバネ15に
よりこの力を吸収し、ギヤ14は回転運動を継続してい
るため、そのまま蓋閉動作が行われる。このようにし
て、使用者が安易に手等で蓋2を強制的に閉めたとして
も、強制力による負荷をねじりコイルバネ15によって
吸収するので、蓋やギヤ機構等の破損が防止される。
【0022】また、モータによる蓋閉動作中に、蓋に異
物或いは使用者の手指等が挟まった場合においても、モ
ータ駆動力と蓋閉動作との間にバネが介在し、ギヤ機構
等が破損したり、手指等を傷つけたりする事がない構成
とする事ができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成で、蓋が強制的に閉められても破損が生じな
い、電動式の蓋開閉機構を提供する事ができる。
【0024】即ち、蓋を手等により強制的に閉めたとし
ても、強制力による負荷をバネで吸収するので、蓋やギ
ヤ機構等の破損が防止される。これにより、クラッチ機
構等の複雑な機構が不要となり、またウォームギヤ等を
用いる事ができてギヤ比による減速等も容易に設定する
事ができる。
【0025】また、蓋に異物等が挟まった場合の保護機
能も有する構成とする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋開閉機構のヒンジ部近傍の構造を示
す図。
【図2】蓋開閉機構近傍を示す斜視図。
【図3】従来の他の蓋開閉機構のヒンジ部近傍の構造を
示す図。
【符号の説明】 1 キャビネット 2 蓋 4 ヒンジ部 6,7 プーリ 8 ウォーム 9 ウォームホイール 10 ピニオンギヤ 11 支軸 12 検出スイッチ 13a,13b 検出ピン 14 ギヤ 15 ねじりコイルバネ 16 支持ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤと、該ギヤの回転を蓋に伝達するバ
    ネとを備えた事を特徴とする蓋開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記ギヤ及び前記蓋は互いに共通の回転
    軸を持ち、互いに回転自由である事を特徴とする請求項
    1に記載の蓋開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記バネはねじりコイルバネである事を
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓋開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記ねじりコイルバネのフリー時のアー
    ム同士の成す角度が、前記蓋の全開時の該アーム同士の
    成す角度よりも大きい事を特徴とする請求項3に記載の
    蓋開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記蓋が手動により所定角度閉められる
    と、蓋閉動作が行われる事を特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の蓋開閉機構。
JP2000095226A 2000-03-29 2000-03-29 蓋開閉機構 Pending JP2001283580A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338680C (zh) * 2004-01-21 2007-09-19 建兴电子科技股份有限公司 吸入式光学读取/写入装置
KR100900408B1 (ko) 2008-11-30 2009-06-02 주식회사 타 셋 쓰레기 자동 집하 장치의 배출 플레이트 작동 구조
JP2014215553A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 アーム装置及び画像形成装置

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041007