JP2001283541A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JP2001283541A
JP2001283541A JP2000097312A JP2000097312A JP2001283541A JP 2001283541 A JP2001283541 A JP 2001283541A JP 2000097312 A JP2000097312 A JP 2000097312A JP 2000097312 A JP2000097312 A JP 2000097312A JP 2001283541 A JP2001283541 A JP 2001283541A
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JP2000097312A
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English (en)
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Norikatsu Yoshida
則勝 吉田
Benichi Miyazaki
弁一 宮崎
Masahiko Nakamura
政彦 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットにバネを装着した状態で長期/高温放
置しても、ナットのヒンジ部がクリープを起こさず、移
送系の負荷が増大したり不安定にならない情報記憶装置
を提供する。 【解決手段】 ナット209の歯部209aに設けた支
柱209d、209eの溝部209f、209gと、板
バネ210の取付部209b側に設けた凸片210b、
210cが当接し係合することにより、歯部209aと
取付部209bの板バネ210による開き量を規制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクあるい
は光磁気ディスク(以下総称してディスクとする)を再
生、または録再する情報記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記憶装置はコンピュータ周辺
機器(CD−ROM、MO、PC等)、AV機器(C
D、VCD、LD等)等の分野の情報記憶再生装置とし
て普及している。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
情報記憶装置の一例について説明する。
【0004】図9は従来の情報記憶装置のトラバースの
一例を示すものである。図9において、402はトラバ
ース部品を支持するシャーシである。シャーシ402に
は回転軸にターンテーブル404が圧入されたスピンド
ルモータ403が固定されている。このスピンドルモー
タ403はターンテーブル404に載置されたディスク
401(一点鎖線にて図示)を回転する。また、シャー
シ402には一対のガイドシャフト406a、406b
が、平行に固定されており、回転したディスク401の
情報を再生、または録再するピックアップ405をディ
スク401半径方向に移動可能にガイドしている。ピッ
クアップ405にはナット409が固定されいる。この
ナット409はナット409に設けられた歯部409a
において、ガイドシャフト406に略平行に設けられた
リードスクリュー407の螺旋溝407aに係合してい
る。ナット409はこの歯部409aと、ピックアップ
405に固定される取付部409bと、歯部409aと
取付部409bを弾性的につなぐヒンジ部409cとで
構成されている。歯部409aと取付部409bはU字
状に形成されており、歯部409aと取付部409bの
間には、歯部409aをリードスクリュー407に押圧
するように、コイルバネ410が設けられている。リー
ドスクリュー407はトラバースモータ411の回転軸
に結合している。
【0005】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0006】まず、スピンドルモータ403を回転させ
て、ターンテーブル404に載置されたディスク401
を回転させる。続いて、トラバースモータ411により
リードスクリュー407を回転させる。これにより、リ
ードスクリュー407の螺旋溝407aと係合する歯部
7aが設けられたナット409はリードスクリュー40
7の軸方向に送られる。これに伴いナット409が固定
され、かつガイドシャフト406a、406bによりデ
ィスク401半径方向に摺動自在にガイドされたピック
アップ405はディスク401半径方向に送られる。以
上の動作により、ピックアップ405をディスク401
の任意のトラックの近傍に移動して、ディスク401の
任意のトラック上の情報を読み出す、または書き込むこ
とができる。
【0007】さて、リードスクリュー407と歯部40
9aの間の寸法精度は限界がある。また、ピックアップ
405は高速かつ、高精度な移送が要求される。そのた
め、移送系はコジリやバックラッシュをなくす必要があ
る。よって、ナット409は歯部409aと取付部40
9bをヒンジ部409cで弾性的に結合し、歯部409
aをコイルバネ410により押圧してリードスクリュー
407の螺旋溝407aに係合している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヒンジ部4
09cのバネ定数は、その厚みがバラツキ易いため変化
し易い。よって、押圧力を安定させるため、ナット40
9のリードスクリュー407への押圧はバネ力が安定し
て得られるコイルバネ410の押圧力の割合をできるだ
け多くする。よって、ヒンジ部409cはできるだけ薄
くすると共に、最終の組立状態でヒンジ部409cのバ
ネ力を設計値センターで0になるように設定する。
【0009】ところが、組立途中において、例えばナッ
ト409にコイルバネ410を装着したナットユニット
の状態、または、このナットユニットをピックアップに
ネジ止めしたピックアップユニットの状態で放置される
と、ナット409のヒンジ部409cはコイルバネ41
0によって変形した状態になっているためクリープを起
こす。特に夏期に空調の無い高温状態で放置されると起
こりやすく、また、より合成樹脂による樹脂バネの影響
をなくすためヒンジ部409cを薄くすればするほど、
この現象は起こりやすい。このヒンジ部409cにクリ
ープが生じると、ナット409のリードスクリュー40
7への押圧力は最終の組立状態で設計値より高くなり、
負荷が増えてしまう。よって、ピックアップ405の移
送負荷が安定しなかった。
【0010】以上のように、従来例ではピックアップの
移送負荷の安定性が悪く、ピックアップのサーボ回路設
計を困難にしていた。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、組立途中での
ナット押圧力の安定化を図り、信頼性の高い情報記憶装
置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の情報記憶装置は、組立状態においては当接
せず、ナットにバネを組み込んだユニット状態におい
て、バネ力で歯部と取付部が離れる方向に開いた際にお
互いに当接して、この開き量を規制する規制手段を設け
る。これにより、組立途中においてバネによるナットヒ
ンジ部のクリープをなくすことが出来る。
【0013】また、規制手段を歯部またはバネの歯部側
に設けた当接部と取付部またはバネの取付部側に設けた
当接部で構成し、歯部と取付部がバネ力で規定以上開く
と当接部が互いに当接して開き量を規制することによ
り、別部品を設けることなくナットヒンジ部のクリープ
を防止することができる。
【0014】さらに、当接部または当接部に溝部を設
け、その反対の当接部または当接部がその溝に隙間を有
して係合する凸部であることにより、組立時の取り扱い
によるバネの変形およびバネの脱落を簡単な構成により
防止できる。
【0015】また、歯部の付勢手段の付勢方向と反対側
に読取手段またはガイド手段が隙間aを有しており、溝
部の駆動手段側の壁と当接部の隙間bがa≧bとなるよ
うに設定することで、落下等の衝撃で付勢手段が変形し
ない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下は本発明の実施の形態1の情
報記憶装置について、図面を参照しながら説明してい
く。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の情報記
憶装置の構成図を示している。図1において、2はトラ
バース部品を支持するシャーシである。シャーシ2には
請求項記載の保持手段であるターンテーブル4が軸に圧
入されたスピンドルモータ3が固定されている。また、
シャーシ2には1対のガイドシャフト6a、6bがディ
スク半径方向に平行に支持されている。このガイドシャ
フト6a、6bは、ディスク1(一点鎖線にて図示)か
ら情報を再生、または録再する、読取手段としてのピッ
クアップ5をディスク1半径方向に摺動自在に支持して
いる。ピックアップ5には請求項記載の係合手段である
ナット9が固定されている。また、ナット9には付勢手
段であるコイルバネ10が取り付けられている。このナ
ット9とコイルバネ10とが請求項記載の伝達手段を構
成する。このナット9はガイドシャフト6a、6bに略
平行に設けられたリードスクリュー7とその螺旋溝7a
において係合している。リードスクリュー7はトラバー
スモータ11の回転軸に直結している。このリードスク
リュー7とトラバースモータ11とが請求項記載の駆動
手段を構成する。
【0017】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その基本動作について説明する。
【0018】まず、スピンドルモータ3を回転させて、
ターンテーブル4に載置されたディスク1を回転させ
る。続いて、トラバースモータ11によりリードスクリ
ュー7を回転させる。これにより、リードスクリュー7
の螺旋溝7aと係合するナット9はリードスクリュー7
の軸方向に送られる。これに伴いナット9が固定され、
かつガイドシャフト6a、6bによりディスク半径方向
に摺動自在にガイドされたピックアップ5はディスク半
径方向に送られる。これにより、ピックアップ5をディ
スク1の任意のトラック近傍に移動して、ディスク1の
任意のトラック上の情報を読み出す、または書き込むこ
とができる。
【0019】次に、本発明の実施の形態1の情報記憶装
置の詳細な説明を行っていく。
【0020】図2は本発明の実施の形態1の情報記憶装
置における請求項記載の伝達手段の組立状態の斜視図で
ある。
【0021】図2において、9bはナット9をピックア
ップ5に取り付ける請求項記載の取付部であり、取付部
9bに設けられた、位置決めピン9j、9kにより、ピ
ックアップ5に位置決めして、穴9Lにおいてピックア
ップ5にネジ止めされる。取付部9bはそのリードスク
リュー7側において、リードスクリュー7の螺旋溝7a
と係合する歯部9aとヒンジ部9cとによって弾性的に
つながっている。歯部9aと取付部9bの間には請求項
記載の付勢手段であるコイルバネ10が装着されてお
り、取付部9bにはこのコイルバネ10の脱落を防止す
るために突起9nが設けられている。また、歯部9aに
はピックアップ移送方向の両端に請求項記載の第1の当
接部である当接爪9d、9eが設けられている。また、
当接爪9d、9eのリードスクリュー7側に隙間aを隔
てて請求項記載の第2の当接部である当接壁9f、9g
が取付部9bに設けられている。この当接爪9d、9
e、当接壁9f、9gが請求項記載の規制手段である。
間隔aはリードスクリュー7と歯部9a間の組立状態で
生じる誤差以上に設定してある。
【0022】以下に、実施の形態1における請求項記載
の伝達手段の詳細な動作を説明する。
【0023】トラバースモータ11によりリードスクリ
ュー7が回転して、螺旋溝7aより駆動力が歯部9aに
伝達される。歯部9aに伝達された駆動力はヒンジ部9
c、取付部9bを介してピックアップ5に伝達される。
ピックアップ5は請求項記載のガイド手段であるガイド
シャフト6a、6bにガイドされ、ピックアップ5はこ
のガイド方向へ移送される。
【0024】さて、リードスクリュー7と歯部9aの間
の寸法精度は限界がある。また、ピックアップ5は高
速、高精度な移送が必要である。そのため、移送系はコ
ジリやバックラッシュをなくす必要がある。よって、ナ
ット9は歯部9aと取付部9bをヒンジ部9cで弾性的
に結合させ、駆動力で歯部9aと螺旋溝7aの係合が外
れないように、コイルバネ10により歯部9aを螺旋溝
7aに付勢している。ところで、ピックアップ5の高
速、高精度な移送および移送系は低電力、低コストを実
現するには、駆動系およびガイドはできるだけ負荷を軽
減し、安定させる必要がある。よって、負荷の大きな要
因の一つである歯部9aの螺旋溝7aに対する押圧力を
できるだけ安定させる必要がある。ナット9のビンジ部
9cのバネ定数はヒンジ部9cが樹脂で出来ているため
厚み寸法のばらつきにより安定し難い。よって、ナット
9は組立完了状態でヒンジ部9cによる荷重がゼロにな
るように設定し、押圧力が安定しておりかつ、ばらつき
が小さいコイルバネ10の押圧力で歯部9aを螺旋溝7
aに付勢している。しかしながら、前述したように部品
精度はゼロには出来ないため、リードスクリュー7と歯
部9aの間には寸法誤差が生じている。そのため、組立
完了状態でナット9のヒンジ部9cは若干の変形を生じ
ており、歯部9aの螺旋溝7aへの押圧力のばらつきの
要因となっている。よって、このばらつきを小さくする
ため、ナット9のヒンジ部9cはできるだけ薄くしてい
る。
【0025】次にナットの組立について説明する。
【0026】一般的に、リードスクリューに係合するバ
ネ等の付勢手段を有するナットをピックアップに取り付
ける際、ナットとバネ等の付勢手段を組み立てた後に、
ピックアップに取り付けるか、付勢手段の部品をピック
アップに共締めする。後者の方法は作業効率が悪いため
前者の方式の方がよいが、前者の方式を取った場合、ナ
ットにバネを組み込んだ状態で次のピックアップへの取
付工程に行くまでに、ある期間放置される。特に、夏期
休暇等で工場が長期停止した場合、空調の利いていない
高温下に仕掛かり状態で長期間放置される。ところで、
ナットのヒンジ部は付勢力を安定させるためできるだけ
薄く形成されており、ナットにバネを取り付けるとバネ
力でヒンジ部が変形する。トラバースに組み込まれれ
ば、ヒンジ部が永久変形することは無いが、高温下に放
置されると、たとえ長期でなくてもクリープを起こして
永久変形してしまう。この変形により設計上組立完了状
態でゼロに設定したはずのヒンジ部の付勢力が発生し、
負荷のばらつきの原因となっていた。特に、放置される
期間や温度は季節/時期によって変化して安定すること
がなく、クリープの進み具合いもばらばらで、あらかじ
めこのクリープを見越した設計をすることは困難であ
る。
【0027】本実施の形態において、ナット9にコイル
バネ10を組み立てた後、ピックアップ5に組み立てる
方法を採用した場合について説明する。
【0028】ナット9にコイルバネ10を装着すると、
ヒンジ部9cは薄く形成されているため、歯部9aはリ
ードスクリュー7を付勢する方向に変形する。ところ
が、歯部9aにはピックアップ移送方向の両端に当接爪
9d、9eが設けられており、また、当接爪9d、9e
のリードスクリュー7側に隙間aを隔てて当接壁9f、
9gが取付部9bに設けられているため、歯部9aが距
離a変形すると当接爪9d、9eと当接壁9f、9gが
当接して、歯部9aは取付部9bに対してそれ以上変形
することができない。そのため、その状態で長期に放置
されても変形によるクリープは生じず、移送系の負荷を
安定することが可能となる。また、間隔aはリードスク
リュー7と歯部9a間の組立状態で生じる誤差以上に設
定してあるため、組立状態で当接爪9d、9eと当接壁
9f、9gが当接することはない。これにより、組立状
態で歯部9aのリードスクリュー7への押圧力がゼロに
なることはなく、移送系の負荷はさらに安定する。
【0029】以上のように、ナット9の歯部9aに当接
爪9d、9eを設け、この当接9d、9e部のリードス
クリュー7側に歯部9aとリードスクリュー7間の組立
誤差以上の隙間を隔てて、取付部9bに当接壁9f、9
gを設けることにより、ナット9にコイルバネ10を装
着した状態で放置してもナット9のクリープが生じず、
リードスクリュー7への押圧力が増加することがなくな
り、移送系の負荷を安定化することが可能となる。
【0030】なお、本実施の形態では歯部から取付部側
に当接部を延ばしているが、逆に取付部から歯側側に当
接部を延ばしても同様の効果が得られる。
【0031】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1で示した情報記憶装置の伝達手段の部分以外は同
様の構成を持ち、また同様の動作を行い情報記憶媒体か
ら情報の読取、または書き込みを行う。以下は、実施の
形態2の伝達手段の構成について説明する。
【0032】図3は、本発明の実施の形態2の情報記憶
装置における請求項記載の伝達手段の斜視図である。
【0033】図3において109bはナット109をピ
ックアップ105に取り付ける取付部であり、取付部1
09bに設けられた、位置決めピン109j、109k
により、ピックアップ105に位置決めして、穴109
Lにおいてピックアップ105にネジ止めされる。取付
部109bはリードスクリュー107側においてそのリ
ードスクリュー107の螺旋溝107aと係合する歯部
109aとヒンジ部109cとによって弾性的につなが
っている。歯部109aと取付部109bの間には請求
項記載の付勢手段であるU字状の板バネ110が装着さ
れている。また、歯部109aは突起109mが設けら
れ、板バネ110に設けられた凹部110aと係合して
板バネ110の脱落を防止している。板バネ110の取
付部109b側のピックアップ移送方向両端には請求項
記載の第2の当接部であるフック受け110b、110
cが設けられている。また、フック受け110b、11
0cは板バネ110の歯部109a側に設けられた請求
項記載の第1の当接部であるフック部110d、110
eに係合している。このフック受け110b、110c
とフック部110d,110eが請求項記載の規制手段
である。
【0034】図4は本発明の実施の形態2の組立完了後
における請求項記載の伝達手段を示した上面図である。
【0035】前述したように、ピックアップ105に固
定された取付部109bは弾性変形可能なヒンジ部10
9cで歯部109aとつながっており、歯部109aは
板バネ110の付勢力によりリードスクリュー107に
付勢されて螺旋溝107aと係合している。この状態で
板バネ110のフック受け110b、110cとフック
部110d、110eは隙間bを隔てた状態にある。間
隔bはリードスクリュー107と歯部109a間の組立
状態で生じる誤差以上に設定してある。
【0036】以下に実施の形態2における請求項記載の
伝達手段の詳細は動作を説明する。
【0037】実施の形態1と同様、トラバースモータ
(図示せず)により回転されるリードスクリュー107
の螺旋溝107aにより駆動力が歯部109aに伝達さ
れる。歯部109aに伝達された駆動力はヒンジ部10
9c、取付部109bを介してピックアップ105に伝
達され、ピックアップ105は移送される。
【0038】さて、本実施の形態は実施の形態1同様、
組立完了状態においてナット109のヒンジ部109c
は荷重がゼロになるように設定されており、押圧力が安
定しており、かつばらつきが小さい板バネ110の押圧
力で歯部109aを螺旋溝107aに付勢している。こ
れにより、移送系はコジリ、及びバックラッシュなく、
ピックアップ105の高速、高精度な移送が可能となっ
ている。しかしながら、部品精度はゼロには出来ないた
め、リードスクリュー107と歯部109aの間には寸
法誤差が生じ、そのため組立完了状態でナット109の
ヒンジ部109cは若干の変形を生じて歯部109aの
螺旋溝107aへの押圧力のばらつきの要因となってい
る。このばらつきを小さくするために、ナット109の
ヒンジ部109cはできるだけ薄くしている。
【0039】さて、ナット109に板バネ110を装着
すると、ヒンジ部109cは薄く形成されているため、
歯部109aはリードスクリュー107を付勢する方向
に変形する。ところが、板バネ110の歯部109a側
にはフック部110d、110eが設けられており、距
離b変形するとこのフック部110d,110eはフッ
ク受け110b、110cと当接する。よって、歯部1
09aは距離b以上、取付部109bに対して変形しな
い。これにより、ナット109に板バネ110を装着し
た状態で長期に放置しても変形によるクリープは生じ
ず、移送系の負荷を安定することが可能となる。また、
間隔bはリードスクリュー107と歯部109a間の組
立状態で生じる誤差以上に設定してあるため、組立完了
状態でフック受け110b、110cとフック部110
d、110eが当接することはない。これにより、組立
完了状態で歯部109aのリードスクリュー107への
押圧力がゼロになることはなく、さらに移送系の負荷は
安定する。
【0040】図5は本実施の形態の請求項記載の付勢手
段である板バネ110の組立前の斜視図である。
【0041】板バネ110はU字状をしており、歯部1
09a側に鈎状のフック部110d、110eが設けら
れており、取付部109b側にフック受け110b、1
10cが設けられている。組立前の状態で、フック部1
10d、110eはフック受け110b、110cと係
合しておらず離れている。フック受け110b、110
cはフック部110d、110eの先端の傾斜と同じ向
きに傾斜して設けられている。この板バネ110を歯部
109a側と取付部109側が密着する方向に縮めると
フック受け110b、110cはフック部110d、1
10eを乗り越えて係合する。組立はこの作業をした
後、ナット109に挿入する。このように、板バネ11
0は組立前にフック部110d、110eが係合してい
ないため、部品の製造が容易である。
【0042】以上のように、板バネ110の歯部側にフ
ック部、取付部側に当接部を設け、板バネ110の開き
量を規制することで、ナット109は板バネ110を装
着しても、規制された以上開くことはなく、板バネ11
0を装着した状態で放置してもナット109のヒンジ部
109cにクリープが生じず、リードスクリュー107
への押圧力が増加することがなくなり、移送系の負荷を
安定化することが可能となる。
【0043】また、第1の実施形態においては、当接部
間の距離aを小さく形成するのに限界があったが、本実
施の形態においては、部品単体状態で当接部同士は離れ
ており、部品を容易に形成できる。
【0044】なお、本実施の形態は板バネのリードスク
リュー側にフック部が、ピックアップ側に当接部が設け
られているが、逆に板バネのリードスクリュー側に当接
部が、ピックアップ側にフック部が設けられて同様の効
果が得られる。
【0045】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1で示した情報記憶装置の伝達手段の部分以外は同
様の構成を持ち、また同様の動作を行い情報記憶媒体か
ら情報の読取、または書き込みを行う。以下は、実施の
形態3の伝達手段の構成について説明する。
【0046】図6は、本発明の実施の形態3の情報記憶
装置における請求項記載の伝達手段の斜視図である。
【0047】図6において209bはナット209をピ
ックアップ205に取り付ける取付部であり、取付部2
09bに設けられた、位置決めピン209j、209k
によりピックアップ205に位置決めして、穴209L
においてピックアップ205にネジ止めされる。取付部
209bはそのリードスクリュー207側においてリー
ドスクリュー207の螺旋溝207aと係合する歯部2
09aとヒンジ部209cとによって弾性的につながっ
ている。歯部209aのピックアップ205側のピック
アップ移送方向両端には請求項記載の第1の当接部であ
る支柱209d、209eが設けられており、また、支
柱209d、209eには溝部209f、209gが設
けられている。歯部209aと取付部209bの間には
請求項記載の付勢手段であるU字状の板バネ210が装
着されており、実施の形態2と同様に、板バネ210の
脱落を防止するために歯部209aには突起209m
が、また板バネ210には凹部210aがしれじれ設け
られて係合している。また、板バネ210の取付部20
9b側のピックアップ移送方向両端には請求項記載の第
2の当接部である凸片210b、210cが設けられて
いる。この凸片210b、210cはナット209に板
バネ210が装着された際、ナットの溝部209f、2
09gに係合するように設けられている。
【0048】図7は、本発明の実施の形態3の組立完了
後における側面図である。
【0049】図7において、205は請求項記載の読取
手段であるピックアップ205であり、請求項記載のガ
イド手段であるガイドシャフト206aにより摺動自在
に支持されている。ピックアップ205にはナット20
9が取付部209bにおいてネジ217で固定されてい
る。前述したように取付部209bは弾性変形可能なヒ
ンジ部209cで歯部209aとつながっており、歯部
209aは板バネ210の付勢力によりリードスクリュ
ー207に付勢されて螺旋溝207aと係合している。
また、歯部209aに設けられた支柱209dの溝部2
09fには板バネ210の凸片210bが係合してい
る。ここで、凸片210bと溝部209fのピックアッ
プ205側との間には隙間cが設けられている。この隙
間cはリードスクリュー207と歯部209a間の組立
状態で生じる誤差以上に設定してある。
【0050】また、凸片210bと溝部209fのリー
ドスクリュー207側との間には隙間dが設けられてい
る。この隙間dは支柱209dとガイドシャフト206
aの隙間eに対して、d≧eとなるように設定されてい
る。
【0051】ここで、この図には表されていないが支柱
209eの溝部209gと凸片210cのピックアップ
205側の間は同様に隙間cが設けられており、溝部2
09gと凸片210cのリードスクリュー207側の間
は同様に隙間dが設けられている。
【0052】以下に、実施の形態3における請求項記載
の伝達手段の詳細な動作を説明する。
【0053】実施の形態1と同様、トラバースモータ
(図示せず)により回転されるリードスクリュー207
の螺旋溝207aにより駆動力が歯部209aに伝達さ
れる。歯部209aに伝達された駆動力はヒンジ部20
9c、取付部209bを介してピックアップ205に伝
達され、ピックアップ205は移送される。
【0054】さて、本実施の形態は実施の形態1同様、
組立完了状態においてナット209のヒンジ部209c
は荷重がゼロになるように設定されており、押圧力が安
定し、かつ、ばらつきが小さい板バネ210の押圧力で
歯部209aを螺旋溝207aに付勢している。これに
より、移送系はコジリ、及びバックラッシュなく、ピッ
クアップ205の高速、高精度な移送が可能となってい
る。しかしながら、部品精度はゼロには出来ないため、
リードスクリュー207と歯部209aの間には寸法誤
差が生じ、そのため組立状態でナット209のヒンジ部
209cは若干の変形を生じて、歯部209aの螺旋溝
207aへの押圧力のばらつきの要因となっている。こ
のばらつきを小さくするために、ナット209のヒンジ
部209cはできるだけ薄くしている。
【0055】さて、ナット209に板バネ210を装着
すると、ヒンジ部209cは薄く形成されているため、
歯部209aはリードスクリュー207を付勢する方向
に変形する。ところが、板バネ210のピックアップ2
05側には第2の当接部である凸片210b、210c
が設けられており、隙間cを隔てて歯部209aに設け
られた溝部209f、209gの壁が設けられている。
そのため、歯部209aが板バネ210の付勢力で変形
しようとしてもc以上変形することが出来ない。そのた
め、その状態で長期に放置されても変形によるクリープ
は生じず、移送系の負荷を安定することが可能となる。
また、間隔cはリードスクリュー207と歯部209a
間の組立状態で生じる誤差以上に設定してあるため、組
立状態で溝部209f、209gと凸片210b、21
0cが当接することはない。これにより、組立状態で歯
部209aのリードスクリュー207への押圧力がゼロ
になることはなく、さらに、移送系の負荷は安定する。
また、落下等で歯部209aがリードスクリュー207
の螺旋溝207aから外れる方向に変形したとき、歯部
209aが距離e変形したところで、第1の当接部であ
る支柱209d、209eとガイドシャフト206aが
当接してそれ以上変形しないよう規制されている。歯部
209aが螺旋溝207aから外れる方向に変形したと
き、溝部209f、209gのリードスクリュー207
側の壁は凸片210b、210c側に接近してくるが、
隙間dがd≧eになるように設定しているため、凸片2
10b、210cが溝部209f、209gで変形させ
られることはない。
【0056】ところで、ナット209に板バネ210を
装着した状態で歯部209aを取付部209bから離す
方向に変形させると、板バネ210は自由状態になろう
と開いていく。さらに開けると、溝部209f、209
gまたは凸片210b,210cが無い場合、板バネ2
10は自由状態以上には開けないため、突起209mと
凹部210cの係合がはずれ、板バネ210がナット2
09から脱落してしまう。しかしながら、本実施の形態
では組立時取り扱いが悪く歯部209aを取付部209
bから離す方向に変形させても、支柱209d、209
eの溝部209f、209gと凸片210b,210c
が当接した状態から板バネ210は開かないため、突起
209mと凹部210aの係合がはずれて脱落すること
はない。
【0057】また、ナット209に板バネ210を装着
した状態で歯部209aに取付部209bを近づける方
向に変形させると、溝部209f、209gまたは凸片
210b,210cが無い場合、板バネ210が密着す
るまで変形する。変形すると板バネ210の設計によっ
ては、塑性変形を起こしバネ圧が変化してしまう。しか
しながら、本実施の形態では支柱209d、209eの
溝部209f、209gと凸片210b,210cが当
接してそれ以上変形しないため、組立の取扱によって、
板バネ210を塑性変形させる恐れがない。
【0058】以上のように、板バネ210のピックアッ
プ205側に凸片210b、210cを設け、さらに凸
片210b、210cと必要最小限の隙間cを隔てて歯
部209aに設けられた溝部209f、209gのリー
ドスクリュー207側に壁を設けることにより、ナット
209に板バネ210を装着した状態で放置してもナッ
ト209のクリープが生じず、リードスクリュー207
への押圧力が増加することがなくなり、移送系の負荷を
安定化させることが可能となる。
【0059】また、間隔cをリードスクリュー207と
歯部209a間の組立状態で生じる誤差以上に設定する
ことにより、組立状態で歯部209aのリードスクリュ
ー207への押圧力がゼロになることはなく、さらに、
移送系の負荷は安定する。
【0060】さらに、支柱209d、209eとガイド
シャフト6aの距離eより凸片210b、210cと溝
部209f、209gのリードスクリュー207側の壁
との距離dを大きく設ける(d≧e)ことにより、落下
等で凸片210b、210cが変形させられることはな
い。
【0061】また、板バネ210の凸片210b、21
0cと、ナット209の歯部209aに設けられた支柱
209d、209cの溝部209f、209gを係合さ
せることにより、組立中の取扱で板バネ210が脱落し
たり、板バネ210を塑性変形させたりする恐れがな
い。
【0062】なお、係合手段の歯部を読取手段に引っか
けてクリープを防止する方法もあるが、伝達手段を組み
立てた状態で放置されるとクリープを起こすので、根本
的な解決にはならない。
【0063】なお、本実施の形態は板バネを用いたが、
当接部を持つコイルバネを用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0064】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態1で示した情報記憶装置の伝達手段の部分以外は同
様の構成を持ち、同様の動作を行い情報記憶媒体から情
報の読取、または書き込みが可能となっている。以下、
実施の形態4の伝達手段の構成について説明する。
【0065】図8は本発明の実施の形態4の情報記憶装
置における請求項記載の伝達手段の斜視図である。
【0066】図8において、309bはナット309を
ピックアップ305に取り付ける取付部であり、取付部
309bに設けられた、穴309Lにおいてピックアッ
プ305にネジ317によりネジ止めされる。取付部3
09bはリードスクリュー307側において、リードス
クリュー307の螺旋溝307aと係合する歯部309
aとヒンジ部309cとによって弾性的につながってい
る。また取付部309bに設けられた位置決めピン30
9j,309kは請求項記載の付勢手段である板バネ3
10の孔310a、310bに挿入された後、熱溶着ま
たはカシメにより板バネ310を保持する。板バネ31
0のリードスクリュー307側先端には請求項記載の第
1の当接部であるバネ端部310cが設けられている。
また、バネ端部310cに対向する位置に取付部309
bより延びた請求項記載の第2の当接部である当接突起
部309dが設けられている。
【0067】以下に実施の形態4における請求項記載の
伝達手段の詳細な動作を説明する。
【0068】実施の形態1と同様、トラバースモータ
(図示せず)により回転されるリードスクリュー307
の螺旋溝307aにより駆動力が歯部309aに伝達さ
れる。歯部309aに伝達された駆動力はヒンジ部30
9c、取付部309bを介してピックアップ305に伝
達され、ピックアップ305は移送される。
【0069】さて、本実施の形態は、実施の形態1同
様、組立状態においてナット309のヒンジ部309c
は荷重はゼロになるように設定されており、押圧力が安
定しかつ、ばらつきが小さい板バネ310の押圧力で歯
部309aを螺旋溝307aに付勢している。これによ
り、移送系はコジリ、及びバックラッシュなく、ピック
アップ305の高速、高精度な移送が可能となってい
る。しかしながら、部品精度はゼロには出来ないため、
リードスクリュー307と歯部309aの間には寸法誤
差が生じ、そのため組立状態でナット309のヒンジ部
309cは若干の変形を生じて歯部309aの螺旋溝3
07aへの押圧力のばらつきの要因となっている。この
ばらつきを小さくするために、ナット309のヒンジ部
309cはできるだけ薄くしている。
【0070】さて、ナット309に板バネ310を装着
すると、ヒンジ部309cは薄く形成されているため、
歯部309aがリードスクリュー307を付勢する方向
に変形する。ところが、板バネ310のバネ端部310
cの対向する位置に、取付部309bより延びた当接突
起部309dが設けられているため、板バネ310は当
接突起部309d以上には変形できない。これにより、
ナット309に板バネ310を組立た状態で長期に放置
しても大きなクリープは生じない。よって、移送系の負
荷を安定することが可能となる。
【0071】以上のように、板バネ310のリードスク
リュー307側先端にバネ端部310cが設け、また、
バネ端部310cに対向する位置に取付部309bより
延びた当接突起部309dが設けることにより、ナット
309に板バネ310を装着した状態で放置してもナッ
ト309のクリープが生じず、リードスクリュー307
への押圧力が増加することがなくなり、移送系の負荷を
安定化させることが可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明は、駆動手段の駆動
力を前記保持手段または前記読取手段に伝達する伝達手
段において、歯部と取付部の変位量が規定以上に変形し
た際、係合手段の歯部または付勢手段の歯部側に設けた
第1の当接部と、係合手段の取付部または付勢手段の取
付部側に設けた第2の当接部が当接して変形を規制する
ことのより、組立途中の状態で高温、長期保存を行って
も、ヒンジ部がクリープすることなく移送系の負荷を安
定させることができる。
【0073】また、第1の当接部が溝部を有して前記歯
部の設けられており、第2の当接部が付勢手段の取付部
側に設けられた凸部で、組立状態において溝部と凸部が
隙間を有して係合することにより、組立途中の状態で高
温、長期保存を行っても、ヒンジ部がクリープすること
なく移送系の負荷を安定させることができると共に、組
立の際の取扱における付勢手段が脱落や、付勢手段を塑
性変形を防止することが可能となる。
【0074】また、歯部の付勢手段の付勢方向と反対側
に読取手段またはガイド手段が隙間aを有しており、溝
部の駆動手段側の壁と当接部の隙間bがa≧bとなるよ
うに設定することで、落下等の衝撃で付勢手段が変形し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の情報記憶装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1の情報記憶装置における
伝達手段の組立状態における斜視図
【図3】本発明の実施の形態2の情報記憶装置における
伝達手段の斜視図
【図4】本発明の実施の形態2の組立完了後における伝
達手段の上面図
【図5】本実施の実施の形態2の付勢手段の組立前の斜
視図
【図6】本発明の実施の形態3の情報記憶装置における
伝達手段の斜視図
【図7】本発明の実施の形態3の組立完了後における側
面図
【図8】本発明の実施の形態4の情報記憶装置の斜視図
【図9】従来の情報記憶装置の構成図
【符号の説明】
1 ディスク 2 シャーシ 3 スピンドルモータ 4 ターンテーブル 5 ピックアップ 6a、6b ガイドシャフト 7 リードスクリュー 7a 螺旋溝 9 ナット 9a 歯部 9b 取付部 9c ヒンジ部 9d、9e 当接爪 9f、9g 当接壁 9j、9k 位置決めピン 9m、9n 突起 10 コイルバネ 11 トラバースモータ 101 ディスク 105 ピックアップ 107 リードスクリュー 107a 螺旋溝 109 ナット 109a 歯部 109b 取付部 109c ヒンジ部 109j、109k 位置決めピン 109m 突起 110 板バネ 110a 凹部 110b、110c フック受け 110d、110e フック部 111 トラバースモータ 201 ディスク 205 ピックアップ 206a ガイドシャフト 207 リードスクリュー 207a 螺旋溝 209 ナット 209a 歯部 209b 取付部 209c ヒンジ部 209d、209e 支柱 209f 溝部 209g 溝部 209j 位置決めピン 209k 位置決めピン 209m 突起 210 板バネ 210a 凹部 210b、210c 凸片 211 トラバースモータ 301 ディスク 305 ピックアップ 307 リードスクリュー 307a 螺旋溝 309 ナット 309a 歯部 309b 取付部 309c ヒンジ部 309d 当接突起部 309j、309k 位置決めピン 310 板バネ 310a、310b 孔 310c バネ端部 311 トラバースモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 政彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D068 AA02 BB01 CC02 EE09 GG15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体を保持する保持手段と、前
    記情報記憶媒体の情報を読み取るまたは読み書きする読
    取手段と、前記読取手段を案内支持するガイド手段と、
    前記保持手段または前記読取手段の位置を移動させる送
    り手段とを備える情報記憶装置であって、 前記送り手段が、駆動手段と、前記保持手段または前記
    読取手段に設けられかつ前記駆動手段に係合して駆動力
    を前記保持手段または前記読取手段に伝達する伝達手段
    とを有し、 前記伝達手段が、前記駆動手段と摺動自在に係合する歯
    部と、前記読取手段または前記保持手段に固定する取付
    部と、前記歯部と前記取付部を弾性的につなぐヒンジ部
    とで構成された係合手段と、前記歯部を前記駆動手段に
    付勢する付勢手段とを備え、 前記付勢手段による前記歯部と前記取付部の相対位置の
    変位量を規制する規制手段を、前記伝達手段に備えたこ
    とを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 規制手段は、歯部または付勢手段の前記
    歯部側に設けられた第1の当接部と、取付部または付勢
    手段の前記取付部側に設けられた第2の当接部とで構成
    され、前記歯部と前記取付部の相対位置が規定量変位し
    た際、前記第1の当接部と前記第2の当接部が当接する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 第1の当接部と第2の当接部のうち、一
    方の当接部が溝部を備え、かつもう一方の当接部が凸部
    であり、 組立状態において、前記溝部と前記凸部が隙間を有して
    係合することを特徴とする請求項2記載の情報記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 歯部が第1の当接部を備え、付勢手段の
    取付部側に凸部を備え、 第1の当接部の前記付勢手段の前記歯部付勢方向と逆側
    に隙間aを介してガイド手段または読取手段を有し、前
    記隙間aと、溝部の駆動手段側の壁と第2の当接部の隙
    間bとがa≧bの関係であることを特徴とする請求項3
    記載の情報記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010009744A (ja) * 2009-10-13 2010-01-14 Panasonic Corp 光ディスク装置
JPWO2008044674A1 (ja) * 2006-10-11 2010-02-12 パナソニック株式会社 駆動装置、光学ヘッド及び光ディスク記録再生装置
JP2012108992A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ

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