JP2012108992A - 光ピックアップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レンズ44と、レンズを保持するレンズホルダ43と、前記レンズホルダを案内するガイド部材41,42と、前記ガイド部材に平行に配置されるリードスクリュー45と、前記リードスクリューを回転させるモータと、前記リードスクリューに嵌合する爪部を有し前記爪部をたわみ可能に前記レンズホルダに保持するラック46と、前記爪部に予圧を付与する予圧部材とから構成されるレンズ移動機構4を有する光ピックアップにおいて、前記ラックのたわみによるラック爪部の変形量を制限する壁を設け、前記壁の当接面または前記当接面に対向するラック爪部側の当接面を、リードスクリューのスラスト方向に対し傾斜して設ける。
【選択図】図2
Description
図1において、1はレーザ光源、2は回折格子、3はプリズム、4はレンズ移動機構、44はコリメータレンズ、5はミラー、6は対物レンズ、7は検出レンズ、8は光検出器である。
図2において、41、42はガイド部材、43はレンズホルダ、44はコリメータレンズ、45はリードスクリュー、46はラック、47はスプリングを表す。レンズ移動機構4は、図1における光ピックアップに組み込まれている。
図3において、461はラック爪、462は爪背面板、463はアーム、464は制限壁、465はレンズホルダ締結部、a,bは当接面、tはラック爪退避量、αは傾斜角を表す。
ラック46は、ラック爪461と、爪背面板462と、アーム463と、制限壁464と、レンズホルダ締結部465とを形成した構造となっている。
図6は従来型ラックの斜視図である。
図6において、退避壁464側の当接面aと、爪背面板462側の当接面bはXZ平面に対して平行であり、傾斜を持たない構造である。
図4、図5が本発明の実施例1を示し、図7、図8が従来例を示す。また、図4、図7はストローク内を示し、図5、図8はストローク端を示す。
ストローク内のラック46の動作を図4、図7を用いて説明する。
図4,図7において、ラック爪461は、スプリング47によってリードスクリュー45に押し付けられ、ラック爪461がリードスクリュー45の溝に嵌合状態となっている。この状態においては歯飛びは発生しない。しかしながら、リードスクリュー45とガイド部材41の平行度ずれなどの組立誤差によって退避量tが消費されると、ラック爪461がラック46とリードスクリュー45とに挟まれて詰まって動けないという、動作不良が起きる。ラック爪461の退避量tは、設計値t0、組立誤差eを用いて図中の式で表すことができる。仮に組立誤差eが生じても、退避量tが常に正の値をとるように設計値t0を設定することが必要である。具体的には、t0±e>0の条件とする必要がある。
図5,図8において、ストローク端では、メカストッパ48によりレンズホルダ43のX方向への移動が制限される。レンズホルダ45がメカストッパ48に突き当たった状態で、さらにリードスクリュー45が回転し続けると、ラック爪461にX方向の推進力がかかりアーム463がねじれ変形する。このねじれ変形によって、ラック爪461およびラック爪の背面板462はX方向にスライドする。また、同時にねじれ変形の復元力によって、ラック爪461は、リードスクリュー45のねじ山を登り始める。
上述したように歯飛びが生じると、ねじ山によってラック爪461の先端の磨耗が問題となる。また、ねじ溝への再勘合時に衝突音が発生し、騒音問題を起こす。ラック爪461の退避量tは、設計値t0、組立誤差e、リードスクリューねじ溝高さdを用いて図8中の式で表すことができる。爪退避量tが正の値であるとラック爪461の退避量が余っていることになり、歯飛びが発生する。したがって、ラック爪461の退避量が負の値になるようにすることが重要で、具体的には、t0±e<dの条件とする必要がある。組み立て後の爪退避量t0±eがリードスクリューねじ溝高さdより必ず狭くなるようにしなければならない。
0<t0±e<dの条件を成立させることが必要である。これは、リードスクリューねじ溝高さdの寸法内に組み立て後の爪退避量t0±eが作りこまれていなければならないことを意味している。しかし、光ピックアップに搭載できるモータのサイズはΦ6以下となるので、リードスクリュー45が細くなり、ねじ溝高さは0.2mm程度しか確保できない。従来のレンズ移動機構4では、部品精度の向上、組立精度の向上によって、組立誤差eを小さくして、設計値t0の尤度を確保することが行なわれている。
従来のラックは図6に示すように、退避壁464と爪背面板462との間にU字状溝が形成されている。このU状状溝によって制限壁464には当接面aが形成され、爪背面板462には当接面bが形成されている。この両吐右折当接面a,bはお互いX軸方向に対して平行で、お互い2列1対となった2対の面となっている。
図9において、ラック形状は、当接面aとbの傾斜が図3の構成に対して逆の方向を向いている。このように傾斜させた場合においても、当接面aとbがXZ平面に対してZ軸まわりに傾斜していれば、ラック爪背面板462のスライドによって退避量tが消費されるので、歯飛び防止および詰まり不良防止の効果が得られる。
図10において、ラック形状は、当接面a、bをある曲率のカーブで形成したものである。このような形状でも、当接面aとbの接触部位において、XZ平面に対してZ軸まわりの傾斜が得られていれば、ラック爪背面板462のスライドによって退避量sが消費されるので、歯飛び防止および詰まり不良防止に同様の効果が得られる。
図11において、ラック形状は、ラック背面板462の当接面b側に凸状の段差466を有している。ストローク内では凸状の段差に関係なく爪退避量tが確保されているが、ストローク端に至ってラック爪背面板462がスライドすると、凸状の段差が当接面bに対向し爪退避量tが減少するので、このような形状でも歯飛び防止および詰まり不良防止に効果が得られる。
Claims (5)
- レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを案内するガイド部材と、このガイド部材に平行に配置されるリードスクリューと、このリードスクリューを回転させるモータと、前記リードスクリューに嵌合するラック爪を設けた爪背面板と、この爪背面板と対向する位置に設けられた制限壁とを備えたレンズ移動機構を有する光ピックアップにおいて、
前記制限壁の当接面と前記爪背面板の当接面が前記リードスクリューのスラスト方向に対し傾斜していることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
前記制限壁の当接面と前記爪背面板の当接面の組み合わせが2対であることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
前記制限壁と前記爪背面壁とはL字状の溝を介して連結されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項2に記載の光ピックアップにおいて、
前記2対の当接面の傾斜は前記リードスクリュー軸のラジアル面に対して対称であることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光ピックアップにおいて、
前記ラック爪のモータスラスト方向のスライド量を制限するストッパを設けたことを特徴とする光ピックアップ。
Priority Applications (1)
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JP2012108992A true JP2012108992A (ja) | 2012-06-07 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015093186A1 (ja) * | 2013-12-20 | 2017-03-16 | ソニー株式会社 | 光ピックアップ、ディスクドライブ装置及び光学素子駆動装置 |
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JPH11224469A (ja) * | 1998-02-04 | 1999-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報記憶装置 |
JP2000315360A (ja) * | 1999-05-06 | 2000-11-14 | Nec Corp | ヘッド送り装置 |
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JP2010165445A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-29 | Sony Corp | 送り機構、球面収差補正機構、光ピックアップ及び光ディスク装置 |
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- 2010-11-19 JP JP2010258808A patent/JP5400747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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