JP2001282296A - デジタルアッテネータ、デジタル減衰処理方法 - Google Patents

デジタルアッテネータ、デジタル減衰処理方法

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JP2001282296A
JP2001282296A JP2000099181A JP2000099181A JP2001282296A JP 2001282296 A JP2001282296 A JP 2001282296A JP 2000099181 A JP2000099181 A JP 2000099181A JP 2000099181 A JP2000099181 A JP 2000099181A JP 2001282296 A JP2001282296 A JP 2001282296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のメモリを用いず、より少ないレイア
ウト面積でデジタルアッテネータを実現する。 【解決手段】 0.5dBステップについて255段階
に減衰量を設定できるファイン係数の乗算をファイン係
数乗算部1で行う。デジタル値を1桁シフトさせると1
0進数で表した場合の値が1/2又は2倍になるので、
8ビットの減衰量を12(=6dB/0.5dB)で除
算した商の値をシフト量としてビットシフトパルスを発
生させ、ビットシフト部2でビットシフト処理を行う。
ラフ係数の乗算を行うラフ係数乗算部3では、上記除算
の余りの値をROMのアドレスとし、このアドレスであ
る余りの値「0」〜「11」に対応する、9ビットの値
「111111111」〜「100001111」をR
OMから読出すことにより、0.5dBステップで減衰
量を設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルアッテネー
タに関し、特にPCM(Pulse Code Modulation)信号
等のデジタルデータを減衰させるデジタルアッテネータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルアッテネータは、図1
1に示されているように、入力されたデジタルデータに
対して1以下の係数データを乗じることによって、減衰
されたデータを出力する機能を有している。このデジタ
ルアッテネータを実現する場合、最も簡単な構成は、予
め係数データをメモリに記憶しておき、このメモリから
対応するデータを読出す構成である。
【0003】例えば、減衰させるべく入力される24ビ
ットのデジタルデータ(符号ビットを含む)に対して、
−0.5dB刻みで−127dBの深さまで減衰をコン
トロールしようとする場合、データに乗じるための25
ビットの係数データを生成する必要がある。係数データ
を選択するために外部から設定されるデータが8ビット
である場合、図12に示されているように、係数データ
の「11111111」を−0dBに対応させ、同じく
「11111110」を−0.5dBに対応させ、以下
同様に0.5dB刻みで減衰量を割当てる。ただし、係
数データ「00000000」に対しては−∞dBの減
衰量を割当てる。
【0004】この場合、同図に示されているように、減
衰量0dBについては、20log(33554432
/225)=0dBであり、係数データは「335544
32」(10進数)である。また、減衰量−0.5dB
については20log(31674426/225)=−
0.5dBであり、係数データは「31674426」
である。以下同様に、0.5dB刻みの減衰量に対応す
る係数データを用意する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した図11に示さ
れている構成によるアッテネータにおいて、係数データ
を予め記憶しておくには、25ビット×256個のデー
タを記憶できるメモリを用意する必要がある。したがっ
て、記憶容量が大きく、チップサイズも大きいメモリを
用いなければならず、レイアウト面積が大きくなる。し
たがって、より小さいレイアウト面積で実現することの
できるデジタルアッテネータの実現が望まれる。
【0006】また、減衰させる場合、所望の値までいき
なり減衰させると、聴感上耳障りになる。すなわち、図
13(a)に示されているように、所望の値までいきな
り減衰させると、聴感上違和感がある。これを防止する
ために、グランドレベルと交わる零クロス点で所望の値
まで減衰させる手法が採用されるのが通常である。しか
しながら、音声信号を符号化したデジタルデータについ
ては零クロス点が長時間生じない場合もあり、所望の値
まで速やかに減衰させることができないという欠点もあ
る。したがって、所望の値まで徐々に、なめらかにか
つ、速やかに変化させることのできるデジタルアッテネ
ータの実現が望まれる。
【0007】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はより少ないレ
イアウト面積で実現できるデジタルアッテネータを提供
することである。また、本発明の他の目的は、聴感上耳
障りにならずに所望の値まで減衰させることのできるデ
ジタルアッテネータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるデジタルア
ッテネータは、入力されるデジタルデータについて外部
から指定される指定減衰量に応じて減衰処理を行うデジ
タルアッテネータであって、現在の減衰量と前記指定減
衰量との比較結果に応じて前記デジタルデータに乗算す
べきファイン係数を変化させるファイン係数乗算手段
と、前記指定減衰量を減衰しうるステップ数で除算した
商の値に応じて前記デジタルデータについてビットシフ
トを行うビットシフト手段と、前記除算による余りの値
に応じて前記デジタルデータに乗算すべきラフ係数を変
化させるラフ係数乗算手段とを含むことを特徴とする。
また、前記ファイン係数乗算手段は、前記比較結果に応
じてカウント値が変化するアップダウンカウンタと、こ
のカウント値を前記デジタルデータに乗算する乗算器と
を含むことを特徴とする。さらに、前記ビットシフト手
段は、前記デジタルデータを入力とするシフトレジスタ
を含み、前記シフトレジスタを前記商の値に応じてシフ
ト制御するようにしたことを特徴とする。そして、前記
ラフ係数乗算手段は、前記余りの値をアドレスとして前
記ラフ係数を出力するメモリと、このメモリから出力さ
れるラフ係数を前記デジタルデータに乗算する乗算器と
を含むことを特徴とする。なお、前記ファイン係数乗算
手段及び前記ラフ係数乗算手段において共用する乗算器
を設け、これら乗算手段により該乗算器を時分割に用い
ることを特徴とする。
【0009】本発明による他のデジタルアッテネータ
は、デジタルデータに係数データを乗算してデジタルデ
ータを減衰するデジタルアッテネータであって、前記係
数データは固定の上位ビットと変化自在な下位ビットと
からなり、前記下位ビットのみを増減して減衰量を変化
させるようにしたことを特徴とする。そして、前記下位
ビットは、アップダウンカウンタにより発生させること
を特徴とする。
【0010】また、本発明による別のデジタルアッテネ
ータは、デジタルデータに係数データを乗算してデジタ
ルデータを減衰するデジタルアッテネータであって、n
ビットの入力された減衰設定値と下位に拡張されたmビ
ットのデータを(n+m)ビットの係数設定値として記
憶する第1の記憶手段と、現在の(n+m)ビットの係
数設定値を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶
手段と前記第2の記憶手段とに記憶された係数設定値の
大小に基づいて前記係数設定値を更新する更新手段と、
前記係数設定値の下位mビットと上位の固定されたkビ
ットとによって第1の係数データを生成する手段と、前
記第1の係数データを入力された第1のデジタルデータ
に乗算して第2のデジタルデータを出力する第1の乗算
手段と、前記更新手段により更新された係数設定値の上
位nビットと前記第2のデジタルデータとから第3のデ
ジタルデータを出力する演算手段とを含むことを特徴と
する。そして、前記固定されたkビットのデータは全て
「1」であることを特徴とする。また、前記演算手段
は、前記係数設定値の上位nビットを所定の値で除算す
る除算手段と、前記除算の商の値に基づいて前記第2の
デジタルデータをビットシフトするビットシフト手段
と、前記除算の余りの値に基づいて所定の係数データを
前記ビットシフト手段のビットシフト出力に乗算し、第
3のデジタルデータを出力する第2の乗算手段とを含む
ことを特徴とする。さらに、前記第2の乗算手段におい
て乗算される係数データは、前記除算手段の余りの値を
アドレスとし係数が記憶された記憶手段とから出力され
ることを特徴とする。
【0011】本発明によるデジタル減衰処理方法は、入
力されるデジタルデータについて外部から指定される指
定減衰量に応じて減衰処理を行うデジタル減衰処理方法
であって、現在の減衰量と前記指定減衰量との比較結果
に応じて前記デジタルデータに乗算すべきファイン係数
を変化させるファイン係数乗算ステップと、前記指定減
衰量を減衰しうるステップ数で除算した商の値に応じて
前記デジタルデータについてビットシフトを行うビット
シフトステップと、前記除算による余りの値に応じて前
記デジタルデータに乗算すべきラフ係数を変化させるラ
フ係数乗算ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】要するに、ファイン係数の乗算、ビットシ
フト処理、及びラフ係数の乗算によってデジタル値の減
衰処理を実現しているので、大容量のメモリを用いる必
要がなく、より少ないレイアウト面積でデジタルアッテ
ネータを実現できるのである。また、本デジタルアッテ
ネータでは、聴感上耳障りにならないように減衰させる
ために、乗算する係数データは固定の上位ビットと変化
自在な下位ビットとから構成され、この下位ビットのみ
を変化させるように制御しているのである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図1は本発明によるデジタルアッテネ
ータの実施の一形態を示すブロック図である。同図に示
されているように、本実施形態によるデジタルアッテネ
ータは、現在の減衰量と外部から指定された減衰量との
比較結果に応じて生成したファイン係数を、入力された
デジタルデータに乗算するファイン係数乗算部1と、デ
ジタルデータについて減衰ステップ数で除算した商に応
じてビットシフト処理を行うビットシフト部2と、上記
除算した余りに応じて生成したラフ係数を、デジタルデ
ータに乗算するラフ係数乗算部3とを含んで構成されて
いる。このように、本アッテネータでは、ファイン係数
の乗算、ビットシフト処理、及びラフ係数の乗算によっ
てデジタル値の減衰処理を実現しているのである。本例
では、ファイン係数乗算部1でのファイン係数の乗算に
おいて(0.5/29)dBステップの減衰を実現して
いる。また、ビットシフト部2でのビットシフト処理に
おいて6dBステップの減衰を実現している。さらに、
ラフ係数乗算部3でのラフ係数の乗算において0.5d
Bステップの減衰を実現している。
【0014】まず、ファイン係数の乗算は、図12に示
されているように、0.5dBステップで255段階に
減衰量を設定できるものとする。すなわち、0dBに
「11111111」を、−0.5dBに「11111
110」をそれぞれ対応させる。同様に、−127dB
に「00000001」を、−∞dBに「000000
00」を対応させる。
【0015】ファイン乗算に29進カウンタを用いる場
合、0.5dB遷移は、0.5dB/29ステップでソ
フト遷移させることができる。この29進カウンタは、
29<25であるから、5ビットのカウンタで実現する
ことができる。本実施形態においては、この5ビットを
下位ビットとし、更に上位に4ビット追加し、合計9ビ
ットとする。ただし、上位4ビットは「1111」に固
定するものとする。このため、0.5dBについて、0
dBに対応する「111111111」から−0.48
9dBに対応する「111100011」まで、約0.
017dB刻みで変化させることができる。
【0016】この29進カウンタの出力値が図2に示さ
れている。同図に示されているように、カウンタのカウ
ント値「0」〜「28」に対してデジタルデータ「11
1111111」〜「111100011」(十進数の
「511」〜「483」)が対応する。この29進カウ
ンタはアップダウンカウンタとして構成する。このた
め、カウントアップによって出力値が「1111111
11」になった場合、次のカウント値は「111100
011」である。また、カウントダウンによって出力値
が「111100011」になった場合、次のカウント
値は「111111111」である。この29進カウン
タを用いることによって得られる減衰量は、−0.00
00dB〜−0.4895dBまで、約0.017dB
ステップで得られる。この場合、同図に示されているよ
うに、得られる減衰量に対応するデジタルデータ「11
1111111」〜「111100011」は、上位4
ビットが「1111」に固定されている。このように、
上位4ビットを「1」に固定した状態で、下位5ビット
を変化させているので、後述するように、所望の値まで
ソフトに遷移させることができるのである。
【0017】ビットシフト部2が行うビットシフト処理
においては、周知のシフトレジスタを用いてビットシフ
トを行う。このビットシフト処理においては、デジタル
値を1桁シフトさせると10進数で表した場合の値が1
/2又は2倍になる。よって、20log(1/2)=
−6dB、20log2=6dBであり、振幅が1/2
又は2倍になる6dB刻みで減衰値を変化させることが
できる。本例では、8ビットの減衰量を12(=6dB
/0.5dB)で除算した商の値をシフト量としてビッ
トシフトパルスを発生させる。
【0018】また、ラフ係数乗算処理では、上記除算の
余りの値をROMのアドレスとする。12で除算する場
合の余りは「0」〜「11」のいずれかの値になるの
で、余り「0」に0dB、余り「1」に−0.5dBを
対応させる。同様に、0.5dBステップ刻みで対応さ
せ、余り「11」には−5.5dBを対応させることに
なる。このため、余りの値をアドレス値とし、余りの値
に応じて対応するdB値が読出されるように、各データ
をROMに記憶させておく。
【0019】このROMに記憶させておくデータが図3
に示されている。同図に示されているように、アドレス
である余りの値「0」〜「11」に、9ビットの値「1
11111111」〜「100001111」が対応
し、これらの値をROMに記憶させておくことになる。
したがって、メモリの容量は、従来よりもはるかに小さ
くなる。
【0020】以上の3つの処理についてのより詳細なフ
ローチャートが図4に示されている。同図に示されてい
るように、ファイン係数乗算部1には、29進のアップ
ダウンカウンタが用いられる。このカウンタは、0.5
dBステップの設定値間をソフトに遷移させるために用
いられる。係数9ビットのうちの下位5ビットを1ずつ
変化させると、0.5dBの範囲を0.017dB刻み
で遷移させることができる。すなわち、「111111
111」から「111111110」にダウンカウント
させた場合、その間には−0.017dBの差がある。
同様に、「111100011」から「1111001
00」にアップカウントさせた場合、その間には0.0
17dBの差がある。この場合、上位4ビットは「11
11」に固定しておく。なお、アップカウント動作中に
カウント値が「111111111」になった場合、あ
るいはダウンカウント動作中にカウント値が「1111
00001」になった場合は、後述するようにラフ係数
が1段階変化するものとする。
【0021】カウンタをアップカウント動作させるかダ
ウンカウント動作させるかについては、減衰量について
の新たな設定値と現在の減衰量との比較結果によって決
定する。すなわち、新しい設定値(A)8ビットを上位
ビットとし下位ビット側に5ビットに「00000」を
付加して拡張した合計13ビットと、現在の減衰量
(B)8ビットを上位ビットとし下位ビット側にファイ
ン係数5ビットを付加した合計13ビット(C)との大
小比較を行う。そして、新しい設定値の方が現在の減衰
量よりも大であればアップカウント動作を行う。逆に、
新しい設定値が現在の減衰量よりも小であればダウンカ
ウント動作を行う。両者が等しい場合は、アップカウン
ト及びダウンカウントのいずれも行わず、現在のカウン
ト値を維持する。
【0022】以上のようにアップカウントやダウンカウ
ントを行うことにより、現在の減衰量(B)8ビットを
上位ビットとし下位ビット側にファイン係数5ビットを
付加した合計13ビット(C)のLSB(Least Signif
icant Bit)について+1、+0又は−1を行う。この
更新された13ビット(C)については、下位5ビット
を次の時刻の計算に用い、上位8ビットはビットシフト
処理及びラフ乗算処理における除算に用いる。
【0023】すなわち、更新された13ビット(C)の
うちの上位8ビットに対応する十進数を「255」から
減算し、この減算結果を12で除算する。そして、この
除算における商をビットシフト処理に用い、余りをラフ
係数の乗算に用いるのである。ビットシフト部2は、上
記除算の商をビットシフト数とし、その数だけデータを
下位ビット側あるいは上位ビット側にシフトする。ま
た、ラフ係数乗算部3は、上記除算の余りに応じて6d
Bの範囲を0.5dB刻みで設定する。
【0024】例えば、上記の更新された13ビットの上
位8ビットが「11110001」(十進数で「24
1」)の場合、(255−241)/12の乗算を行
い、商=1、余り=2となる。これにより、ビットシフ
ト部2及びラフ係数乗算部3は、同図中の☆印で示され
ている設定になる。したがって、ビットシフト部2で−
6.0dB、ラフ係数乗算部3で−1.0dBの減衰処
理が行われ、合計の減衰量は−7.0dBとなる。
【0025】以上のように、図4に示されている減衰処
理を行うので、現在の減衰量と前記指定減衰量との比較
結果に応じて前記デジタルデータに乗算すべきファイン
係数を変化させるファイン係数乗算ステップと、指定減
衰量を減衰しうるステップ数で除算した商の値に応じて
デジタルデータについてビットシフトを行うビットシフ
トステップと、上記除算による余りの値に応じてデジタ
ルデータに乗算すべきラフ係数を変化させるラフ係数乗
算ステップとを含むデジタル減衰処理方法が、図1のデ
ジタルアッテネータによって実現されていることにな
る。
【0026】図1に示されているデジタルアッテネータ
の詳細な構成例が図5及び図6に示されている。まず図
5を参照すると、デジタルアッテネータは、外部から設
定された減衰値をデジタルデータで出力するCPUイン
タフェース101と、CPUインタフェース101から
出力される左チャンネル及び右チャンネルの各8ビット
のデジタルデータをそれぞれ保持するレジスタ102L
及び102Rと、このレジスタ102L及び102Rに
それぞれ保持されたデジタルデータを選択するセレクタ
103と、このセレクタ103によって選択されたデジ
タルデータを加算入力の一方とする13ビット加算器1
04とを含んで構成されている。セレクタ103は、セ
レクト信号SELLがハイレベルのときに左チャンネル
レジスタ102Lの出力を選択し、ローレベルのときに
右チャンネルレジスタ102Rの出力を選択するものと
する。
【0027】また、同図を参照すると、デジタルアッテ
ネータは、13ビットカウンタ105と、このカウンタ
105の出力の上位8ビットを入力とするセレクタ10
6と、このセレクタ106の出力を入力の一方とする8
ビット加算器107と、この加算器107の出力を保持
するレジスタ108とを含んで構成されている。13ビ
ットカウンタ105は、クロックCLKを64分周した
クロックCLK2の遷移タイミングでカウント値が変化
するものとする。セレクタ106は、セレクト信号SE
LATTがハイレベルのときにカウンタ105の出力を
選択し、ローレベルのときにレジスタ108の出力を選
択するものとする。レジスタ108は、リセット信号R
STが入力されると、その保持内容がリセットされるも
のとする。
【0028】さらに、同図を参照すると、デジタルアッ
テネータは、上位4ビットが「1111」に固定され1
3ビットカウンタ105の下位5ビットを保持するレジ
スタ109と、レジスタ108の下位4ビットをアドレ
スとして先述したラフ係数が読出されるROM111
と、レジスタ109の保持データ及びROM111から
読出されるデータについてパラレルシリアル変換を行う
パラシリ変換器110とを含んで構成されている。
【0029】13ビット加算器104は、上位8ビット
にセレクタ103の出力が入力され、残りの下位5ビッ
トはオール「1」に固定されているものとする。この1
3ビット加算器104のもう一方の加算入力には13ビ
ットカウンタ105の出力が入力される。この加算器1
04は2つの入力の差を出力し、両者の差に応じてキャ
リ信号CARRYを出力し、13ビットカウンタ105
をアップカウント動作又はダウンカウント動作させる。
すなわち、この加算器104は現在の減衰量と所望の減
衰量という、2つの入力値を比較する比較器として動作
する。そして、両者の差が零より大であれば13ビット
カウンタ105をアップカウント動作させる。一方、両
者の差が零より小であれば13ビットカウンタ105を
ダウンカウント動作させる。そして、両者の差がオール
零すなわち両者が一致している場合は、ストップ信号S
TOPを生成し、13ビットカウンタ105のカウント
動作を停止させる。
【0030】13ビットカウンタ105の上位8ビット
は、セレクタ106を介して8ビット加算器107に入
力される。8ビット加算器107では、「12」を減算
し、その減算結果をレジスタ108及びセレクタ106
を介して再び入力側に戻す処理を順次繰返すことによっ
て除算器の機能を実現しているのである。この場合、
「12」を減算できる限りパルスが出力され、先述した
ビットシフト処理のためのシフトクロックとなる。つま
り、8ビット加算器107による除算処理結果の商がビ
ットシフトクロックとして先述したビットシフト部2に
入力されることになる。「12」を減算できなくなった
場合には、アンドゲート112の出力によってレジスタ
108に与えるクロックを抑止する。この抑止により、
レジスタ108には上記除算処理結果の余りが保持され
ることになる。
【0031】8ビット加算器107は、「12」を減算
した結果を入力側に戻す処理を繰返している期間におい
てはもう一方の入力に「−12」が入力され、それ以外
の期間においては「0」が入力されているものとする。
アンドゲート112の入力側には、クロックCLK及び
ビットシフト動作期間を定めるシフト信号SFTを入力
とするアンドゲート113が設けられている。アンドゲ
ート112を介してレジスタ108にクロックが与えら
れている限り、アンドゲート114からビットシフト用
クロックSFTCKが出力される。このため、アンドゲ
ート113にクロックCLK及びシフト信号SFTが共
に入力されている状態で、かつ、上記の除算処理が行わ
れている場合に限り、ビットシフト用クロックSFTC
Kが出力されることになる。
【0032】また、この除算処理結果の余り(4ビッ
ト)は、アドレスとしてROM111に入力される。こ
のROM111からは先述したラフ係数が読出される。
この合計9ビットのデータはパラシリ変換器110に入
力され、シリアルデータに変換された後、先述したラフ
係数として出力される。なお、所定時間経過後、レジス
タ108に保持データはリセット信号RSTによってリセ
ットされる。
【0033】13ビットカウンタ105の下位5ビット
は、レジスタ109に入力される。このレジスタ109
の上位4ビットは、「1111」に固定されている。こ
の合計9ビットのデータはパラシリ変換器110に入力
され、シリアルデータに変換された後、先述したファイ
ン係数として出力される。一方、図6には、ファイン係
数及びラフ係数の乗算処理並びにビットシフト処理を行
うためのより具体的な回路構成が示されている。同図に
は、ビットシフト処理を行うためのシフトレジスタ11
3と、加算器114と、この加算結果を保持するワーキ
ングレジスタ115と、ファイン係数やラフ係数を乗算
するためのアンドゲート回路116と、このアンドゲー
ト回路116の入力の一方を選択するセレクタ117と
が示されている。
【0034】図7は、図6をデータのビットごとに書き
表したものである。このような構成の回路を用いれば、
デジタルデータとシリアル入力される係数9ビットを係
数のLSBから順に乗算することができる。減衰される
べきデジタルデータ(Lチャンネル又はRチャンネルの
データ)が入力されると、このデータはセレクタ117
を介してアンドゲート回路116の入力の一方となり、
その入力の他方に入力される9ビットのファイン係数の
LSB1ビットとまず乗算される。このファイン係数の
LSB1ビットとデータの乗算結果は、加算器114a
の入力の一方となり、その入力の他方には、最初は
「0」が入力される。よって、乗算結果は、そのまま通
過しシフトレジスタ113aに入力され保持される。こ
のシフトレジスタ113aに予めシフトクロックを入力
して、保持内容を1ビット下位側へシフトして出力す
る。このシフトされたデータは、加算器114aの入力
の一方となり、その入力の他方に入力されるデータと9
ビットのファイン係数の下位から2ビット目との乗算結
果と加算される。そして、再びシフトレジスタ113a
に入力され保持され、保持内容を1ビット下位側へシフ
トして出力し、同様のくり返し加算を9回行った結果
を、デジタルデータとファイン係数との最終乗算結果と
して、シフトレジスタ113aへ保持しておく。
【0035】次に、シフトレジスタ113aは、前述し
た除算の商の数だけ、ビットシフト処理を行う。ビット
シフト用クロックが入力されるごとに保持内容を1ビッ
ト下位側又は上位側にシフトして出力する。このシフト
されたデータは、加算器114aを介して、再びシフト
レジスタ113aに保持される。ビットシフト処理を行
っている期間においては、アンドゲート116aの出力
はオール「0」にしているので、ビットシフト用クロッ
クのパルス数と同じだけ、データのビットシフトのみが
行われる。ビットシフト処理後のデータは、ワーキング
レジスタ115aに入力され、保持される。
【0036】このビットシフトされてワーキングレジス
タ115に保持されたデータは、セレクタ117を介し
て再びアンドゲート回路116の入力の一方となる。こ
のとき、アンドゲート回路116の入力の他方にはラフ
係数が入力され、両者がファイン係数の場合と同様にく
り返し乗算される。このデータとラフ係数の最終乗算結
果は、再びワーキングレジスタ115に入力されて保持
される。この保持されたデータは減衰されたデータであ
り、減衰出力として導出される。
【0037】以上の動作において、アップダウンカウン
タである図5中のカウンタ105、乗算器である図6中
のアンドゲート回路116等によって図1中のファイン
係数乗算部1が実現されていることになる。また、シフ
トクロックに応じてビットシフト処理を行う図6中のシ
フトレジスタによって、図1中のビットシフト部2が実
現されていることになる。さらに、余りの値をアドレス
としてラフ係数を出力するメモリである図5中のROM
111、この出力されるラフ係数を乗算する乗算器であ
る図6中のアンドゲート回路116等によって図1中の
ラフ係数乗算部3が実現されていることになる。
【0038】なお、以上の動作において、アンドゲート
回路116やワーキングレジスタ115は、ファイン係
数乗算処理及びラフ係数乗算処理の2つの処理において
共用される。つまり、これらの両乗算処理は同時に行わ
れることがないので、図1に示されているように、物理
的に別々の回路を用意するよりも、単一の回路を時分割
で使用するのである。これにより、回路のレイアウトの
小規模化、低コスト化を実現できる。
【0039】上述した図5及び図6の各部の動作につい
て、更に図8のタイムチャートを参照して説明する。同
図には、図5及び図6中の各部の信号が示されている。
ただし、同図には左チャンネル信号についての動作のみ
が示されており、右チャンネルも同様の動作であるもの
とする。同図を参照すると、本アッテネータは、ファイ
ン係数作成期間、シフトクロック作成期間、及びラフ係
数作成期間の3つの動作期間を有している。ファイン係
数作成期間はクロック16個分の期間、シフトクロック
作成期間はクロック32個分の期間、ラフ係数作成期間
はクロック16個分の期間であるものとする。
【0040】まず、ファイン係数作成期間においては、
上述したレジスタ109に保持されたデータがパラシリ
変換器110によってシリアルデータに変換され、この
変換後のデータがファイン係数として出力される。次
に、シフトクロック作成期間においては、シフト信号S
FTがハイレベルの期間において、上述した除算の結果
得られる商の値に応じて最大21個のパルス数のシフト
クロックが生成される。この生成されたシフトクロック
が先述したシフトレジスタ113に入力され、下位ビッ
ト側又は上位ビット側へのビットシフト処理が行われ
る。
【0041】そして、ラフ係数作成期間においては、上
述した除算の結果得られる余りの値に応じて最大11個
のパルス数のデータが生成され、このデータをアドレス
値としてROM111からラフ係数が出力される。この
ラフ係数はパラシリ変換器110によってシリアルデー
タに変換され、この変換後のデータがラフ係数として出
力される。
【0042】以上の動作の間、13ビットカウンタ10
5の現在値と目標とする減衰値との比較処理が先述した
13ビット加算器104において行われる。そして、こ
の比較結果に応じて、13ビットカウンタ105をカウ
ントアップ又はカウントダウンさせるか、カウント動作
を停止させるための信号が生成される。ところで、上述
したように、全部で9ビットのうちの上位4ビットをオ
ール「1」に固定し、下位5ビットを29進カウンタで
変化させている。このため、0.017dB刻みで、図
9に示されているように少しずつ減衰させることができ
る。同図を参照するとわかるように、減衰量が僅かであ
る範囲Lにおいては、ほとんどリニアに近い僅かな変化
をし、減衰量が段々大きくなる範囲Vにおいては徐々に
大きく変化することになる。つまり、上位ビットを固定
し、それ以外の下位ビットを増減することによって、図
9中のLの部分のみを使ってソフトに遷移させているこ
とになる。上述した図13(a)に示されているように
所望の値までいきなり減衰させるのではなく、同図
(b)に示されているように段階的に徐々に、かつ、速
やかに減衰させることができるのである。
【0043】この場合、固定の上位ビットは、図5に示
されている加算器104のように、入力側に固定値を付
加して拡張したものである。そして、変化自在な下位ビ
ットは、同図に示されているアップダウンカウンタであ
るカウンタ105によって発生させているのである。図
10には、デジタルデータとして、DC4.8Vを入力
した場合の、減衰出力の電圧値の変化が示されている。
同図には、−∞dBまで減衰させる場合、すなわちフェ
ードアウトする場合の時間経過に対する減衰出力の電圧
値の変化が示されている。同図中の実線Dが減衰出力で
あり、外部から−∞dBへ減衰させるべく減衰値を設定
してから、徐々に4.8Vから約1.0Vまでなめらか
に減衰してゆく様子がわかる。
【0044】同図中の実線Fは、ファイン係数乗算処理
の様子を縦軸の目盛とは無関係に相対的に表したもので
ある。同図中の実線Rは、ラフ係数乗算処理の様子を縦
軸の目盛とは無関係に相対的に表したものである。同図
中の実線Sは、ビットシフト処理の様子を縦軸の目盛と
は無関係に相対的に表したものである。まず、ファイン
係数乗算処理においては、上述したように0.5dBの
範囲を29ステップで変化させている。このため、この
処理単独では、同図中の実線Fで示されているように、
ラフ係数乗算処理の1ステップの間を、くり返し電圧値
が変化することになる。
【0045】また、ラフ係数乗算処理においては、上述
したように0.5dBステップで12段階に変化させて
いる。このため、この処理単独では、同図中の実線Rで
示されているように、「111111111」なら「1
00001111」まで、12段の階段状に電圧値が変
化することになる。さらに、ビットシフト処理において
は、上述したように1ビットのシフトで6dB変化させ
ることができる。このため、この処理単独では、同図中
の実線Sで示されているように、ラフ係数乗算処理の1
2ステップ、すなわち6dBごとにビットシフト数が変
化することになる。
【0046】これら3つの処理、すなわちファイン係数
乗算処理、ビットシフト処理、ラフ係数乗算処理全てに
よって実現できる減衰特性は、同図中の実線Dで示され
ているような曲線になる。なお、上述した図1において
は、ファイン係数乗算処理、ビットシフト処理、ラフ係
数乗算処理の順序で処理が行われている。しかしなが
ら、処理の順序が、この順序に限定されることはなく、
順不同で以上の3つの処理が行われれば良い。
【0047】ところで、本デジタルアッテネータでは、
聴感上耳障りにならないように減衰させるために、乗算
する係数データは固定の上位ビットと変化自在な下位ビ
ットとから構成され、この下位ビットのみを変化させる
ように制御している。そして、この下位ビットは、アッ
プダウンカウンタである図5中のカウンタ105によっ
て発生させているのである。
【0048】また、本デジタルアッテネータでは、図5
中のレジスタ102L(102R)」及び加算器104
の入力部分によって、nビットの入力された減衰設定値
と下位に拡張されたmビットのデータを(n+m)ビッ
トの係数設定値として記憶する第1の記憶手段を実現
し、同図中のカウンタ105によって現在の(n+m)
ビットの係数設定値を記憶する第2の記憶手段を実現し
ている。さらに、同図中の加算器104の出力に応じて
カウンタ105をアップカウント又はダウンカウント動
作させることによって、係数設定値を更新する更新手段
を実現している。この係数設定値の下位mビットは、固
定された上位kビットを有する図5中のレジスタ109
に保持されることによってファイン係数を生成すること
になる。
【0049】上記係数設定値の上位nビットは、減衰し
うる所定のステップ数で除算され、この除算の商の値に
基づいて図6中のシフトレジスタによるビットシフトが
行われ、この除算の余りの値に基づいて図5中のROM
からラフ係数を生成してデジタルデータとの乗算が行わ
れるのである。なお、上記のk、m、nはいずれも任意
の自然数であるものとし、上記の各数値に限定されるも
のではない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ファイン
係数の乗算、ビットシフト処理、及びラフ係数の乗算に
よってデジタル値の減衰処理を行うことにより、大容量
のメモリが不要で、より少ないレイアウト面積でデジタ
ルアッテネータを実現できるという効果がある。また、
上位ビットを固定した状態で、下位ビットを変化させる
ことにより、所望の値までソフトに遷移させることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルアッテネータの実施の一
形態を示すブロック図である。
【図2】29進カウンタの出力値に対応する減衰量を示
す図である。
【図3】除算結果の余りに対応する減衰量を示す図であ
る。
【図4】図1のデジタルアッテネータによる処理につい
てのより詳細なフローチャートである。
【図5】本発明によるデジタルアッテネータを実現する
ためのより具体的な回路構成の一部を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明によるデジタルアッテネータを実現する
ためのより具体的な回路構成の一部を示すブロック図で
ある。
【図7】図6中のアンドゲート回路の内部構成を示す図
である。
【図8】図5及び図6の各部の動作を示すタイムチャー
トである。
【図9】本発明のデジタルアッテネータによる減衰動作
を示す図である。
【図10】本発明によるデジタルアッテネータによって
−∞dBまで減衰させる場合の各部の動作を示す図であ
る。
【図11】従来のデジタルアッテネータの回路構成を示
すブロック図である。
【図12】外部からの設定値と減衰量との対応関係を示
す図である。
【図13】(a)は従来のデジタルアッテネータによる
減衰開始時の動作を示す図、(b)は本発明のデジタル
アッテネータによる減衰開始時の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ファイン係数乗算部 2 ビットシフト部 3 ラフ係数乗算部 101 CPUインタフェース 102L、102R、108、109 レジスタ 103、106、117 セレクタ 104 13ビット加算器 105 13ビットカウンタ 107 8ビット加算器 110 パラシリ変換器 111 ROM 113 シフトレジスタ 114 加算器 115 ワーキングレジスタ 116 アンドゲート回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデジタルデータについて外部
    から指定される指定減衰量に応じて減衰処理を行うデジ
    タルアッテネータであって、現在の減衰量と前記指定減
    衰量との比較結果に応じて前記デジタルデータに乗算す
    べきファイン係数を変化させるファイン係数乗算手段
    と、前記指定減衰量を減衰しうるステップ数で除算した
    商の値に応じて前記デジタルデータについてビットシフ
    トを行うビットシフト手段と、前記除算による余りの値
    に応じて前記デジタルデータに乗算すべきラフ係数を変
    化させるラフ係数乗算手段とを含むことを特徴とするデ
    ジタルアッテネータ。
  2. 【請求項2】 前記ファイン係数乗算手段は、前記比較
    結果に応じてカウント値が変化するアップダウンカウン
    タと、このカウント値を前記デジタルデータに乗算する
    乗算器とを含むことを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルアッテネータ。
  3. 【請求項3】 前記ビットシフト手段は、前記デジタル
    データを入力とするシフトレジスタを含み、前記シフト
    レジスタを前記商の値に応じてシフト制御するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のデジタルアッテネー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ラフ係数乗算手段は、前記余りの値
    をアドレスとして前記ラフ係数を出力するメモリと、こ
    のメモリから出力されるラフ係数を前記デジタルデータ
    に乗算する乗算器とを含むことを特徴とする請求項1記
    載のデジタルアッテネータ。
  5. 【請求項5】 前記ファイン係数乗算手段及び前記ラフ
    係数乗算手段において共用する乗算器を設け、これら乗
    算手段により該乗算器を時分割に用いることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のデジタルアッテネー
    タ。
  6. 【請求項6】 デジタルデータに係数データを乗算して
    デジタルデータを減衰するデジタルアッテネータであっ
    て、前記係数データは固定の上位ビットと変化自在な下
    位ビットとからなり、前記下位ビットのみを増減して減
    衰量を変化させるようにしたことを特徴とするデジタル
    アッテネータ。
  7. 【請求項7】 前記下位ビットは、アップダウンカウン
    タにより発生させることを特徴とする請求項6記載のデ
    ジタルアッテネータ。
  8. 【請求項8】 デジタルデータに係数データを乗算して
    デジタルデータを減衰するデジタルアッテネータであっ
    て、nビットの入力された減衰設定値と下位に拡張され
    たmビットのデータを(n+m)ビットの係数設定値と
    して記憶する第1の記憶手段と、現在の(n+m)ビッ
    トの係数設定値を記憶する第2の記憶手段と、前記第1
    の記憶手段と前記第2の記憶手段とに記憶された係数設
    定値の大小に基づいて前記係数設定値を更新する更新手
    段と、前記係数設定値の下位mビットと上位の固定され
    たkビットとによって第1の係数データを生成する手段
    と、前記第1の係数データを入力された第1のデジタル
    データに乗算して第2のデジタルデータを出力する第1
    の乗算手段と、前記更新手段により更新された係数設定
    値の上位nビットと前記第2のデジタルデータとから第
    3のデジタルデータを出力する演算手段とを含むことを
    特徴とするデジタルアッテネータ。
  9. 【請求項9】 前記固定されたkビットのデータは全て
    「1」であることを特徴とする請求項8記載のデジタル
    アッテネータ。
  10. 【請求項10】 前記演算手段は、前記係数設定値の上
    位nビットを所定の値で除算する除算手段と、前記除算
    の商の値に基づいて前記第2のデジタルデータをビット
    シフトするビットシフト手段と、前記除算の余りの値に
    基づいて所定の係数データを前記ビットシフト手段のビ
    ットシフト出力に乗算し、第3のデジタルデータを出力
    する第2の乗算手段とを含むことを特徴とする請求項8
    又は9記載のデジタルアッテネータ。
  11. 【請求項11】 前記第2の乗算手段において乗算され
    る係数データは、前記除算手段の余りの値をアドレスと
    し係数が記憶された記憶手段とから出力されることを特
    徴とする請求項10記載のデジタルアッテネータ。
  12. 【請求項12】 入力されるデジタルデータについて外
    部から指定される指定減衰量に応じて減衰処理を行うデ
    ジタル減衰処理方法であって、現在の減衰量と前記指定
    減衰量との比較結果に応じて前記デジタルデータに乗算
    すべきファイン係数を変化させるファイン係数乗算ステ
    ップと、前記指定減衰量を減衰しうるステップ数で除算
    した商の値に応じて前記デジタルデータについてビット
    シフトを行うビットシフトステップと、前記除算による
    余りの値に応じて前記デジタルデータに乗算すべきラフ
    係数を変化させるラフ係数乗算ステップとを含むことを
    特徴とするデジタル減衰処理方法。
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