JP2001281605A - メガネフレームのリム - Google Patents
メガネフレームのリムInfo
- Publication number
- JP2001281605A JP2001281605A JP2000100380A JP2000100380A JP2001281605A JP 2001281605 A JP2001281605 A JP 2001281605A JP 2000100380 A JP2000100380 A JP 2000100380A JP 2000100380 A JP2000100380 A JP 2000100380A JP 2001281605 A JP2001281605 A JP 2001281605A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- lens
- fitted
- fitting
- fitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズを嵌めるリムであって、レンズ外周に
は溝が形成され、この溝に無理な応力が作用しないよう
にしたメガネフレームのリムの提供。 【解決手段】 リム1は板材から成って、内周を切欠い
て所々には嵌合部5,5…を形成し、レンズ溝6にはこ
の嵌合部5,5…が嵌ってレンズ9がリム1に止着され
る。
は溝が形成され、この溝に無理な応力が作用しないよう
にしたメガネフレームのリムの提供。 【解決手段】 リム1は板材から成って、内周を切欠い
て所々には嵌合部5,5…を形成し、レンズ溝6にはこ
の嵌合部5,5…が嵌ってレンズ9がリム1に止着され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズが嵌るメガネ
フレームのリムに関するものである。
フレームのリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の一般的なメガネフレームを
示しているように、両リム(イ)、(イ)は連結部材(ロ)に
て連結され、リム外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)がロウ付け
され、このヨロイ(ハ)、(ハ)にはツル(ニ)、(ニ)が蝶番
(ホ)、(ホ)を介して折畳み出来るように取付けられてい
る。そしてリム(イ)、(イ)の内側には鼻当てパット
(ヘ)、(ヘ)が備えられている。
示しているように、両リム(イ)、(イ)は連結部材(ロ)に
て連結され、リム外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)がロウ付け
され、このヨロイ(ハ)、(ハ)にはツル(ニ)、(ニ)が蝶番
(ホ)、(ホ)を介して折畳み出来るように取付けられてい
る。そしてリム(イ)、(イ)の内側には鼻当てパット
(ヘ)、(ヘ)が備えられている。
【0003】上記リム(イ)にはレンズが嵌められ、外れ
ないようにリム外側であってヨロイの内側にはブローチ
が設けられてネジ締めされている。リムが同図に示すよ
うな円形であるならば、これに嵌るレンズに無理もかか
らないが、一般的にはデザインが重視されて色々な形状
のリム並びにレンズが使用されている。このような変形
レンズの外形を加工することは比較的正確に行うことが
出来るが、リムは線材を曲げ加工して製作する為に、線
材の材質によっては所定の形状にならない場合があり、
このリムにレンズを嵌めてブローチを締め付けるなら
ば、局部的に高い応力が作用してレンズに無理がかか
り、レンズの欠けや割れを発生する。
ないようにリム外側であってヨロイの内側にはブローチ
が設けられてネジ締めされている。リムが同図に示すよ
うな円形であるならば、これに嵌るレンズに無理もかか
らないが、一般的にはデザインが重視されて色々な形状
のリム並びにレンズが使用されている。このような変形
レンズの外形を加工することは比較的正確に行うことが
出来るが、リムは線材を曲げ加工して製作する為に、線
材の材質によっては所定の形状にならない場合があり、
このリムにレンズを嵌めてブローチを締め付けるなら
ば、局部的に高い応力が作用してレンズに無理がかか
り、レンズの欠けや割れを発生する。
【0004】リムによってはレンズの外周に形成した溝
に嵌るようにした形態のものも一部では使用されている
が、このようなリム形態とすればレンズが一段と割れ易
くなる。又リム形状とレンズが完全に一致して加工され
た場合であっても、ツルの開閉操作時にフロントフレー
ムは曲げられ、この時にレンズには局部的に高い応力が
発生して割れたり、欠けたりする。
に嵌るようにした形態のものも一部では使用されている
が、このようなリム形態とすればレンズが一段と割れ易
くなる。又リム形状とレンズが完全に一致して加工され
た場合であっても、ツルの開閉操作時にフロントフレー
ムは曲げられ、この時にレンズには局部的に高い応力が
発生して割れたり、欠けたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のメガ
ネフレームのリムには上記のごとき問題がある。本発明
が解決しようとする課題はこの問題点であり、レンズに
無理な応力を与えることがないようにしたリムを提供す
る。
ネフレームのリムには上記のごとき問題がある。本発明
が解決しようとする課題はこの問題点であり、レンズに
無理な応力を与えることがないようにしたリムを提供す
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るメガネフレー
ムのリムは薄い板材から構成され、レンズ外周に形成し
た溝に該リムの内周部が嵌るようになっている。しかし
レンズ溝の全周に嵌ることなく、部分的に嵌合する嵌合
部を内側に突出して形成している。換言すればリム内周
が部分的に切欠かれていて、レンズがリムに嵌った場合
には嵌合部が溝に嵌り、切欠き部はレンズの外周との間
に隙間を形成する。
ムのリムは薄い板材から構成され、レンズ外周に形成し
た溝に該リムの内周部が嵌るようになっている。しかし
レンズ溝の全周に嵌ることなく、部分的に嵌合する嵌合
部を内側に突出して形成している。換言すればリム内周
が部分的に切欠かれていて、レンズがリムに嵌った場合
には嵌合部が溝に嵌り、切欠き部はレンズの外周との間
に隙間を形成する。
【0007】ここで両リムを繋ぐ連結部を同じ板材で構
成してフロントフレームを一体形成する場合、又両リム
を別部材で構成した連結部にてロウ付け等で繋ぐ場合の
何れでもよいが、リムの外側は切断された切口を有して
レンズを嵌めることが出来るようになっている。そして
外側裏側には切口を閉じるためのブローチが設けられて
いる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
成してフロントフレームを一体形成する場合、又両リム
を別部材で構成した連結部にてロウ付け等で繋ぐ場合の
何れでもよいが、リムの外側は切断された切口を有して
レンズを嵌めることが出来るようになっている。そして
外側裏側には切口を閉じるためのブローチが設けられて
いる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明のリムを備えたメガネを示して
いる実施例である。同図の1はリム、2は連結部、3は
ツルを表しているが、両リム1,1は連結部2で繋がれ
て薄い板材から一体成形されている。両リム1,1と連
結部2から成るフロントフレームは金属板を打抜いて加
工することが出来、この場合せん断面に破断面が残らな
いように精密せん断加工や対向ダイスせん断加工が行わ
れる。又エンドミルにて外形を切削加工することも可能
である。
いる実施例である。同図の1はリム、2は連結部、3は
ツルを表しているが、両リム1,1は連結部2で繋がれ
て薄い板材から一体成形されている。両リム1,1と連
結部2から成るフロントフレームは金属板を打抜いて加
工することが出来、この場合せん断面に破断面が残らな
いように精密せん断加工や対向ダイスせん断加工が行わ
れる。又エンドミルにて外形を切削加工することも可能
である。
【0009】勿論、板材から製作したリム1,1を別の
部材から加工した連結部2をもってロウ付けすることも
あり、本発明はリム1の形態に特徴を有す。そしてリム
1は同図から明らかなように、内周部の所々が切欠かれ
て切欠き部4,4…を有し、切欠かれない箇所はレンズ
溝に嵌る嵌合部5,5…と成っている。図2はレンズ溝
6にリム1の嵌合部5が嵌っている場合を示している。
部材から加工した連結部2をもってロウ付けすることも
あり、本発明はリム1の形態に特徴を有す。そしてリム
1は同図から明らかなように、内周部の所々が切欠かれ
て切欠き部4,4…を有し、切欠かれない箇所はレンズ
溝に嵌る嵌合部5,5…と成っている。図2はレンズ溝
6にリム1の嵌合部5が嵌っている場合を示している。
【0010】このように本発明のリム1はその全内周部
がレンズ溝6に嵌ることなく、所々に突出した嵌合部
5,5…だけが嵌合し、他の切欠き部4ではレンズ外周
7との間に隙間8,8…を残している。レンズ9はリム
の内側ヘ突出した嵌合部5,5…がレンズ溝6に嵌って
止着されることになるが、リム1の内周部全体がレンズ
溝6に嵌る場合に比較して、局部的な高い応力の発生を
抑えることが出来る。
がレンズ溝6に嵌ることなく、所々に突出した嵌合部
5,5…だけが嵌合し、他の切欠き部4ではレンズ外周
7との間に隙間8,8…を残している。レンズ9はリム
の内側ヘ突出した嵌合部5,5…がレンズ溝6に嵌って
止着されることになるが、リム1の内周部全体がレンズ
溝6に嵌る場合に比較して、局部的な高い応力の発生を
抑えることが出来る。
【0011】ここで嵌合部5の長さは特に限定しないこ
とにするが、リム1に嵌ったレンズ9がガタ付くことな
く安定して止着される為に必要最小限の長さとする必要
がある。そしてリム外側には切口10を有し、該切口1
0の裏側に設けているブローチを緩めることで切口10
は開口し、レンズ9はリム1に嵌ることが出来る。
とにするが、リム1に嵌ったレンズ9がガタ付くことな
く安定して止着される為に必要最小限の長さとする必要
がある。そしてリム外側には切口10を有し、該切口1
0の裏側に設けているブローチを緩めることで切口10
は開口し、レンズ9はリム1に嵌ることが出来る。
【0012】図3はリム外側の裏側に設けているブロー
チ11を示している。該ブローチ11は切口10を境と
して上ブローチ片12と下ブローチ片13がリム外側裏
側にロウ付けされている。そして両ブローチ片12,1
3はネジ止めされ、ネジを緩めるならば切口10は開口
してリム1に嵌っているレンズ9を外すことが出来る。
チ11を示している。該ブローチ11は切口10を境と
して上ブローチ片12と下ブローチ片13がリム外側裏
側にロウ付けされている。そして両ブローチ片12,1
3はネジ止めされ、ネジを緩めるならば切口10は開口
してリム1に嵌っているレンズ9を外すことが出来る。
【0013】そしてリム1の外側にはヨロイ14を連続
して形成している。このヨロイ14はリム1と共に打抜
き等で形成した上ヨロイ片15と下ヨロイ片16を90
°捩って互いに突き合わし、そして接合したものであ
る。上下ヨロイ片15,16が接合したヨロイ先端には
軸ネジ17を介してツル3が折畳み出来るように取付け
られている。
して形成している。このヨロイ14はリム1と共に打抜
き等で形成した上ヨロイ片15と下ヨロイ片16を90
°捩って互いに突き合わし、そして接合したものであ
る。上下ヨロイ片15,16が接合したヨロイ先端には
軸ネジ17を介してツル3が折畳み出来るように取付け
られている。
【0014】図4は両リム1,1を繋ぐ連結部2の裏側
に取着されている鼻当てパット18,18を示してい
る。勿論、本発明は鼻当てパット18の形態に限定する
ものではないが、フロントフレームは板材から構成され
ているいる為に、鼻当てパット18が該フロントフレー
ムの外観に調和するように同じく板材を所定の形状に象
っている。連結部2の両側に鼻当てパット18の脚がロ
ウ付けされると共に下方へ延びている。
に取着されている鼻当てパット18,18を示してい
る。勿論、本発明は鼻当てパット18の形態に限定する
ものではないが、フロントフレームは板材から構成され
ているいる為に、鼻当てパット18が該フロントフレー
ムの外観に調和するように同じく板材を所定の形状に象
っている。連結部2の両側に鼻当てパット18の脚がロ
ウ付けされると共に下方へ延びている。
【0015】以上述べたように、本発明に係るメガネフ
レームのリムは薄い板材で構成すると共に、内周を切欠
くことで所々に嵌合部を形成し、この嵌合部をレンズ溝
に嵌めて止着したものであり、次のような効果を得るこ
とが出来る。
レームのリムは薄い板材で構成すると共に、内周を切欠
くことで所々に嵌合部を形成し、この嵌合部をレンズ溝
に嵌めて止着したものであり、次のような効果を得るこ
とが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明のリムはその内周の所々に嵌合部
を有し、この嵌合部がレンズ溝に嵌ってレンズをリムに
止着することが出来る。したがってレンズ溝には全周に
わたってリムが嵌らない為に無理がかからず、局部的な
応力集中に基づくレンズ割れやレンズの欠けは防止でき
る。又リムはレンズカーブに完全に沿うように製作する
必要はなく、部分的に形成した嵌合部をレンズ溝に嵌め
ることでレンズを止着出来ることから、リムの製作は比
較的容易になる。
を有し、この嵌合部がレンズ溝に嵌ってレンズをリムに
止着することが出来る。したがってレンズ溝には全周に
わたってリムが嵌らない為に無理がかからず、局部的な
応力集中に基づくレンズ割れやレンズの欠けは防止でき
る。又リムはレンズカーブに完全に沿うように製作する
必要はなく、部分的に形成した嵌合部をレンズ溝に嵌め
ることでレンズを止着出来ることから、リムの製作は比
較的容易になる。
【図1】本発明に係るリムを備えたメガネフレーム。
【図2】リムに形成した嵌合部がレンズ溝に嵌っている
場合。
場合。
【図3】リム外側に設けているブローチ。
【図4】連結部の裏側にロウ付けした鼻当てパット。
【図5】従来のメガネフレーム。
1 リム 2 連結部 3 ツル 4 切欠き部 5 嵌合部 6 レンズ溝 7 外周 8 隙間 9 レンズ 10 切口 11 ブローチ 12 上ブローチ片 13 下ブローチ片 14 ヨロイ 15 上ヨロイ片 16 下ヨロイ片 17 軸ネジ 18 鼻当てパット
Claims (4)
- 【請求項1】 レンズ外周に形成した溝に嵌合してレン
ズを止着するメガネフレームのリムにおいて、リムは板
材から成って内周を切欠いて所々に嵌合部を形成し、レ
ンズ溝には該嵌合部を嵌めるようにしたことを特徴とす
るメガネフレームのリム。 - 【請求項2】 レンズ外周に形成した溝に嵌合してレン
ズを止着するメガネフレームのリムにおいて、両リムは
連結部と共にフロントフレームとして板材にて一体化形
成され、そしてリムの内周を切欠いて所々に嵌合部を形
成し、レンズ溝には該嵌合部を嵌めるようにしたことを
特徴とするメガネフレームのリム。 - 【請求項3】 リム外側に切口を形成し、該切口の裏側
にはブローチを設けた請求項1、又は請求項2記載のメ
ガネフレームのリム。 - 【請求項4】 リム外側に形成した上ヨロイ片と下ヨロ
イ片を90°捩って突き合わせてヨロイとし、該ヨロイ
先端には継手を介してツルを取付けた請求項1、請求項
2、又は請求項3記載のメガネフレームのツル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000100380A JP2001281605A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | メガネフレームのリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000100380A JP2001281605A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | メガネフレームのリム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001281605A true JP2001281605A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18614598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000100380A Pending JP2001281605A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | メガネフレームのリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001281605A (ja) |
-
2000
- 2000-04-03 JP JP2000100380A patent/JP2001281605A/ja active Pending
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