JP2001281519A - 光学装置の駆動機構 - Google Patents

光学装置の駆動機構

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JP2001281519A
JP2001281519A JP2001014395A JP2001014395A JP2001281519A JP 2001281519 A JP2001281519 A JP 2001281519A JP 2001014395 A JP2001014395 A JP 2001014395A JP 2001014395 A JP2001014395 A JP 2001014395A JP 2001281519 A JP2001281519 A JP 2001281519A
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    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアの噛合部から発生する音の低減を図った
光学装置の駆動機構を提供することにある。 【解決手段】 複数のギアを用いて駆動源の動力を被駆
動物体に伝達する光学装置の駆動機構において、複数の
ギアはポリエステル系,ポリアミド系,ポリアセタール
系の少なくとも1つを材料とし、10kgf/mm2以上かつ
100kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有する第1ギア12
と、第1ギアと噛み合い50kgf/mm2以上かつ1000k
gf/mm2以下の曲げ弾性率を有する第2ギア13とを含む
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチルカメラやビ
デオカメラなどの光学装置に用いられる駆動機構、特に
複数のギアを用いて駆動源の動力を被駆動物体に伝達す
る駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】スチルカメラやビデオカメ
ラは、レンズ駆動機構やフィルム給送機構,テープ給送
機構などの各種駆動機構を有している。この種の駆動機
構は、駆動源としてのモータを有し、モータの動力を複
数のギアから成る減速ギア列を介して被駆動物体(レン
ズ,フィルム,ビデオテープ等)に伝達するのが一般的
である。そのため、駆動機構作動時にはモータの駆動音
を始めとして、ギアの噛合部や軸の回転支持部などから
も音を発し、これが時として耳障りに感じることがあ
る。その中でも特に問題となるのは、ギアの噛合部から
発する音、具体的にはギアの歯面同士が衝突して発する
打撃音や歯面同士が擦れて発する摺動音である。この種
の音は、静寂な環境においては通常以上に大きな音とし
て聞こえるため、静粛性が要求される場でカメラ等を使
用する際に撮影者のみならず周囲の人々にも少なからず
影響を与える。
【0003】本発明の目的は、ギアの噛合部から発生す
る音の低減を図った光学装置の駆動機構を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のギアを
用いて駆動源の動力を被駆動物体に伝達する光学装置の
駆動機構に適用される。そして、複数のギアはポリエス
テル系,ポリアミド系,ポリアセタール系の少なくとも
1つを材料とし、10kgf/mm2以上かつ100kgf/mm2
下の曲げ弾性率を有する第1ギアと、第1ギアと噛み合
い50kgf/mm2以上かつ1000kgf/mm2以下の曲げ弾性
率を有する第2ギアとを含むよう構成し、これにより上
記問題点を解決する。請求項2の発明は、第2ギアが5
0kgf/mm2以上かつ700kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有
するギアであることを特徴とするものである。請求項3
の発明は、第2ギアが50kgf/mm2以上かつ300kgf/m
m2以下の曲げ弾性率を有するギアであることを特徴とす
るものである。請求項4の発明は、第1ギアおよび第2
ギアのいずれか一方が、複数のギアのうち最高速で回転
するギアであることを特徴とするものである。請求項5
の発明は、第1および第2ギアのうち高速で回転するギ
アの方が他方のギアと比べて曲げ弾性率が高いことを特
徴とするものである。請求項6の発明は、第1ギアおよ
び前記第2ギアの少なくともいずれか一方が、40以上
かつ60以下のデュロメータ硬さ(タイプD)を有する
ギアであることを特徴とするものである。請求項7の発
明は、第1ギアが、40以上かつ55以下のデュロメー
タ硬さ(タイプD)を有するギアであり、第2ギアが、
45以上かつ60以下のデュロメータ硬さ(タイプD)
を有するギアであることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】−第1実施形態− 図1〜図4により本発明を一眼レフカメラのレンズ駆動
機構に適用した場合の第1実施形態を説明する。図1は
カメラのレンズ駆動機構(フォーカシング機構)を示す
概略図である。カメラ本体10に設けられたAF用モー
タ11の回転は、複数の樹脂製ギア12〜15から成る
減速ギア列を介して撮影レンズ20側に伝達される。ギ
ア12はモータ11の出力軸に取り付けられ、そのギア
12が次段のギア13に噛み合い、モータ11の回転
は、これらのギア12,13および後段のギア14,1
5を介して減速され、ギア15と一体の軸16を回転さ
せる。軸16はカップリングを介して撮影レンズ側の軸
21に連結され、軸21と一体のギア22がギア23に
噛み合っている。軸16の回転は、軸21およびギア2
2を介してギア23を回転させ、これに伴って撮影レン
ズ20のフォーカシング光学系Lが光軸方向(矢印方
向)に移動し、焦点調節が行われる。
【0006】モータ11の出力軸に取り付けられたギア
12は、ギア12〜15,22,23の中で最も高速で
回転するギア(以下、最高速ギアと呼ぶ)であり、その
回転速度は約15000rpmである。最高速ギア12
は、最高速であるが故に次段のギア13との噛合部分に
おいて駆動機構中最も大きな音を発し、その音を低減す
ることが駆動機構全体の音低減に最も効果的である。そ
こで本発明者らは、最高速ギア12およびこれと噛み合
うギア13の2つのギア(いずれか一方が第1ギア、他
方が第2ギア)に着目し、両ギア12,13として、種
々の材料を種々の曲げ弾性率に成形したギアを用い、音
低減および耐久性に関する実験を行った。実験方法は、
図2,図3に示すようにカメラ100を防音室に設置
し、撮影レンズ20の光軸に対して約45度の角度で、
かつカメラ本体前面から20cmの位置にマイク41を
置き、駆動機構作動時の音を騒音計42で測定するもの
である。なお、ギア12,13以外のギアは従来から用
いられている材料で構成したギアを用いた。
【0007】図4の表に実験結果を示す。ここで、比較
例としては、ギア12に曲げ弾性率1000kgf/mm2
PBT(Polybutylene Terephthalate)を用い、ギア1
3に曲げ弾性率500kgf/mm2程度のポリアセタール系
材料を用いた。これは従来一般的に用いられている組み
合わせである。表中の「音低減量」は、この比較例に対
してA特性音圧レベルで何dBの音低減が図れたかを示
している(以降、dBは全てA特性音圧レベルを表
す)。表から、まず両ギア12,13のうちいずれかの
曲げ弾性率が1200kgf/mm2以上になると音低減効果
が全く得られないことが分かる。
【0008】また、一方のギアの曲げ弾性率が1000
kgf/mm2の場合には、他方のギアの曲げ弾性率が10〜
100kgf/mm2のときに比較例と比べて若干の音低減効
果が得られるが、その数値は1〜3dB程度とさほど高
くはない。さらに一方のギアの曲げ弾性率が700kgf/
mm2の場合には、同じく他方のギアの曲げ弾性率が10
〜100kgf/mm2のときに音低減効果が得られ、その数
値は2〜4dB程度と先の場合と比べて高くなってい
る。さらに一方のギアの曲げ弾性率が300kgf/mm2
場合には、他方のギアの曲げ弾性率が10〜50kgf/mm
2のときの音低減効果が3〜5dBと更に高くなる。そ
して、双方のギアの曲げ弾性率を低下させるにしたがっ
て音低減効果は増加する。
【0009】ここで、ギアの噛合部にて発生する音は、
ギアの歯面同士が衝突して発する打撃音と歯面同士が擦
れて発生する摺動音とがあるが、曲げ弾性率の低下はそ
のうちの打撃音の低減に寄与していると考えられる。す
なわち、両ギアのうち少なくとも一方を曲げ弾性率の小
さな材料で構成することにより、歯面衝突時の衝撃が吸
収され、音の発生が抑制される。本発明者らは、種々の
材料を検討した結果、特にポリエステル系,ポリアミド
系,ポリアセタール系材料は、曲げ弾性を低く成形して
もギアとして成形精度が良好であり、音低減の効果が高
いことを見出した。通常、曲げ弾性率の低い材料は、J
IS6級〜7級が限界とされるが、ポリエステル系,ポ
リアミド系,ポリアセタール系材料ではJIS3級〜4
級の曲げ弾性が得られた。また、ポリウレタン系材料も
曲げ弾性を低く成形できるが、良好な成形精度が得られ
ず音低減効果が低いことも判った。
【0010】また今回の実験では、複数の被験者に音を
聞かせて感覚的評価(聴き心地の評価)をも行った。そ
の結果、表から分かるように、音の低減量が高いほど音
の質も変化していることが分かる。「良好」とあるの
は、8割以上の被験者が比較例と比べて明らかに良い音
になったと評価したことを示している。
【0011】このようにギアの曲げ弾性率の低下に従っ
て音低減効果が増すことが判明したが、強度は曲げ弾性
率が低下するほど低下するため、製品としての耐久性が
問題となってくる。表における駆動耐久性能は1万回以
上駆動した場合の異常の有無を表し、今回の実験では双
方のギア12,13の曲げ弾性率がいずれも10kgf/mm
2の場合に異常が見られ、耐久性および成形品の部品精
度が製品規格を満足しないことが分かった。また表には
記載されていないが、一方のギアの曲げ弾性率が5kgf/
mm2以下になると、他方のギアの曲げ弾性率に拘わらず
耐久性に問題があることも判明した。しかし、一方のギ
アの曲げ弾性率が10kgf/mm2であっても他のギアの曲
げ弾性率が50kgf/mm2以上であれば、耐久性に異常は
認められなかった。また、ギア12,13のうち高速側
のギア12に曲げ弾性率の高い材料を用いた方が耐久性
が向上する傾向が見られた。
【0012】以上から、音低減と耐久性の双方を考慮す
ると、ギア12,13のうちいずれか一方のギアの曲げ
弾性率を10kgf/mm2以上かつ100kgf/mm2以下とし、
それと噛み合う他方のギアの曲げ弾性率50kgf/mm2
上かつ1000kgf/mm2以下とすればよいことが分か
る。そして、これに加えて高速で回転するギア12の曲
げ弾性率をギア13よりも高くすることで更なる耐久性
の向上が図れる。
【0013】一例として、ギア12に曲げ弾性率300
kgf/mm2のポリアセタール(POM)系材料を用い、ギ
ア13に曲げ弾性率50kgf/mm2のポリエステル系材料
を用いた場合、上記比較例のものと比べて総合音圧で5
dBもの音低減が図れた。また、ギア12は上述と同様
に曲げ弾性率300kgf/mm2のポリアセタール(PO
M)系材料を用い、ギア13に曲げ弾性率20kgf/mm2
のポリアミド系材料を用いた場合も、比較例のものと比
べて総合音圧で5dBもの音低減が図れた。さらに表に
は総合音圧でのデータのみ示したが、最も耳障りとなる
1KHz以上の高周波帯域に限って実験を行った結果、
いずれの場合も10dB以上もの音低減が図れた。さら
に感覚的評価においては、8割以上の被験者が比較例と
比べて良い音になったと評価した。これは高周波帯域の
音低減に起因するものと考えられる。しかも耐久性につ
いてはカメラの作動規格を十分にクリアするものであっ
た。
【0014】他の例として、ギア12はポリアセタール
系材料のままで曲げ弾性率を50kgf/mm2とし、ギア1
3をポリエステル系材料に代えて、曲げ弾性率10kgf/
mm2のポリアミド系材料を用いた場合、総合音圧で更に
1dB、つまり比較例のものと比べて6dBの音低減が
図れた。また1KHz以上の高周波帯域では上述と同様
に10dB以上もの音低減が図れた。
【0015】ところで、ギアの噛合部における音低減の
度合いは材料そのものの違いによっても多少の差異が見
られる。上述したポリアセタール系,ポリエステル系は
音低減効果の高い材料であるが、特にポリアセタール系
材料は、潤滑性が高いため歯面同士の摺動音および軸の
回転支持部における摺動音の低減に寄与していると考え
られる。したがって、ギアを曲げ弾性率の低いポリアセ
タール系材料で構成することにより、打撃音および摺動
音の双方の低減が図れる。またポリエステル系材料およ
びポリアミド系材料は、特に打撃音の低減に寄与してい
ると考えられるため、潤滑性の高いポリエステル系材
料,ポリアミド系材料を用いることにより、やはり打撃
音および摺動音の低減が図れる。
【0016】−第2実施形態− 以上では曲げ弾性率に着目したが、これに加えて材料の
硬さにも着目した第2実施形態を説明する。一般にギア
は成形時の条件によって硬さが変わることがあり、その
硬さの許容範囲が狭くなると歩留まりの低下が余儀なく
される。そこで本発明者らは、上記曲げ弾性率の実験に
おいて良好な結果が得られた曲げ弾性率10kgf/mm2
最高速ギア12に対し、その成形温度や成形圧力等の成
形条件を変えて種々の硬さのギアを作成し、各ギアに対
して音低減量を測定した。
【0017】図5に実験結果を示す。ギアの硬さはデュ
ロメータ硬さ(タイプD:JIS K 6253)である。この表
から、曲げ弾性率が10kgf/mm2程度であれば、硬さに
拘わらず同程度の音低減効果が得られることがわかる。
ただし、デュロメータ硬さが40未満のギアは耐久性に
問題があった。なお、成形条件を変化させてもデュロメ
ータ硬さ55を超えるギアの作成は不可能であった。以
上から、曲げ弾性率が10kgf/mm2のギア12について
は、音低減および耐久性を考慮すると、デュロメータ硬
さの許容範囲は40以上かつ55以下となる。
【0018】次に本発明者らは、同様に良好な結果が得
られた曲げ弾性率700kgf/mm2のギア13に対しても
種々の硬さで音低減量を測定し、図6のような実験結果
を得た。表からわかるように、曲げ弾性率が700kgf/
mm2程度のものでは、デュロメータ硬さの低減に従って
音低減効果が高くなる傾向を示している。なお、成形条
件を変化させてもデュロメータ硬さ45未満のギアの作
成は不可能であった。以上から、曲げ弾性率700kgf/
mm2のギア13については、デュロメータ硬さ45以上
かつ60以下のものを用いれば比較的高い音低減効果が
得られることがわかった。
【0019】なお以上では、最高速ギアおよびこれに噛
み合うギアにのみ着目したが、ギア列を構成する他のギ
アとして曲げ弾性率10kgf/mm2以上かつ100kgf/mm2
以下のものを用い、このギアと噛み合うギアとして曲げ
弾性率50kgf/mm2以上かつ1000kgf/mm2以下のもの
を用いても音低減効果が期待できる。またAF駆動用の
駆動機構について説明したが、ズーム駆動用やフィルム
給送用の駆動機構にも本願発明を適用できる。さらに一
眼レフカメラに限定されず、レンズシャッタカメラやデ
ジタルスチルカメラ、あるいはビデオカメラの各種駆動
機構でもよい。ビデオカメラの場合には、上記AFやズ
ームの駆動機構に加えて、ビデオテープ給送用の駆動機
構にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、複数のギアを用いて駆
動源の動力を被駆動物体に伝達する光学装置の駆動機構
において、複数のギアをポリエステル系,ポリアミド
系,ポリアセタール系の少なくとも1つで構成するとと
もに、いずれかのギアとして曲げ弾性率10kgf/mm2
上かつ100kgf/mm2以下のものを用い、これと噛み合
う他のギアとして曲げ弾性率50kgf/mm2以上かつ10
00kgf/mm2以下のものを用いたので、ギアの耐久性を
犠牲にすることなくギアの噛合部から発生する音の低減
が図れる。特に上記両ギアのいずれか一方を最高速ギア
とすれば、音低減効果が最も高い。上記両ギアのうち高
速で回転するギアの曲げ弾性率を他方のギアより高くす
れば、更なる耐久性の向上が図れる。少なくともいずれ
か一方のギアを、40以上かつ60以下のデュロメータ
硬さ(タイプD)を有するギアとすることによっても高
い音低減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるカメラの駆動機構を
示す概略図。
【図2】実施形態における実験方法を示す側面図。
【図3】同じく実験方法を示す平面図。
【図4】第1実施形態における実験結果を示す図。
【図5】第2実施形態における実験結果を示す図。
【図6】同じく第2実施形態における実験結果を示す
図。
【符号の説明】
10 カメラ本体 11 AF駆動モータ 12 最高速ギア 13〜15,22,23 ギア 20 撮影レンズ L フォーカシング光学系
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/02 G02B 7/11 P

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のギアを用いて駆動源の動力を被駆
    動物体に伝達する光学装置の駆動機構において、前記複
    数のギアはポリエステル系,ポリアミド系,ポリアセタ
    ール系の少なくとも1つを材料とし、10kgf/mm2以上
    かつ100kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有する第1ギア
    と、該第1ギアと噛み合い50kgf/mm2以上かつ100
    0kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有する第2ギアとを含む
    ことを特徴とする光学装置の駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記第2ギアは、50kgf/mm2以上かつ
    700kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有するギアであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学装置の駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記第2ギアは、50kgf/mm2以上かつ
    300kgf/mm2以下の曲げ弾性率を有するギアであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光学装置の駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記第1ギアおよび第2ギアのいずれか
    一方は、前記複数のギアのうち最高速で回転するギアで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    光学装置の駆動機構。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2ギアのうち高速で回
    転するギアの方が他方のギアと比べて曲げ弾性率が高い
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学
    装置の駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記第1ギアおよび前記第2ギアの少な
    くともいずれか一方は、40以上かつ60以下のデュロ
    メータ硬さ(タイプD)を有するギアであることを特徴
    とする請求項1に記載の光学装置の駆動機構。
  7. 【請求項7】 前記第1ギアは、40以上かつ55以下
    のデュロメータ硬さ(タイプD)を有するギアであり、
    前記第2ギアは、45以上かつ60以下のデュロメータ
    硬さ(タイプD)を有するギアであることを特徴とする
    請求項6に記載の光学装置の駆動機構。
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