JP2003075900A - 回転駆動力伝達機構及び交換レンズ - Google Patents
回転駆動力伝達機構及び交換レンズInfo
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- JP2003075900A JP2003075900A JP2001265071A JP2001265071A JP2003075900A JP 2003075900 A JP2003075900 A JP 2003075900A JP 2001265071 A JP2001265071 A JP 2001265071A JP 2001265071 A JP2001265071 A JP 2001265071A JP 2003075900 A JP2003075900 A JP 2003075900A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転駆動力伝達機構の耐久性能を向上させ
る。 【解決手段】 回転駆動力を供給する供給部材(4)
と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を供給さ
れる被供給部材(5)とを具備し、供給部材(4)と被
供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸収部を設け
る。請求項2の発明は、請求項1において、衝撃吸収部
が、供給部材(4)と被供給部材(5)の両方または一
方に切り欠き部を設け、切り欠き部の弾性力によって衝
撃を吸収することを特徴とする。請求項3の発明は、請
求項1において、衝撃吸収部が、供給部材(4)の一部
または全部に肉薄部または細身部を設け、肉薄部または
細身部の弾性力によって衝撃を吸収することを特徴とす
る。
る。 【解決手段】 回転駆動力を供給する供給部材(4)
と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を供給さ
れる被供給部材(5)とを具備し、供給部材(4)と被
供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸収部を設け
る。請求項2の発明は、請求項1において、衝撃吸収部
が、供給部材(4)と被供給部材(5)の両方または一
方に切り欠き部を設け、切り欠き部の弾性力によって衝
撃を吸収することを特徴とする。請求項3の発明は、請
求項1において、衝撃吸収部が、供給部材(4)の一部
または全部に肉薄部または細身部を設け、肉薄部または
細身部の弾性力によって衝撃を吸収することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやビデオカ
メラ等に使用される回転駆動力伝達機構に関するもので
ある。
メラ等に使用される回転駆動力伝達機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カメラ及びビデオカメラはその性格上、
撮影時にレンズを駆動したりフィルム及びテープを給送
する必要がある。この機構を達成する為に、その駆動源
としてモーターが使用される。モーターの回転力は伝達
系を経て最終端にあるレンズ等駆動部で適正な回転力と
して得られる。これを達成する為に、モーターからレン
ズ駆動部等の間にギア(減速機構)が多数用いられてい
る。通常は、レンズ等を駆動すると駆動機構のあらゆる
部分、具体的にはギアの噛み合い部や軸などの摺動部や
モーター本体等から、感覚的に耳障りとなる異音が発生
する。
撮影時にレンズを駆動したりフィルム及びテープを給送
する必要がある。この機構を達成する為に、その駆動源
としてモーターが使用される。モーターの回転力は伝達
系を経て最終端にあるレンズ等駆動部で適正な回転力と
して得られる。これを達成する為に、モーターからレン
ズ駆動部等の間にギア(減速機構)が多数用いられてい
る。通常は、レンズ等を駆動すると駆動機構のあらゆる
部分、具体的にはギアの噛み合い部や軸などの摺動部や
モーター本体等から、感覚的に耳障りとなる異音が発生
する。
【0003】このような伝達系の例として、ボディー側
からレンズ側に回転力を伝達する機構としてカップリン
グ部がある。その構造(機構)はレンズ側軸部品の先端
にスリワリ状の溝があり、その溝にボディー側軸部品の
先端が噛み合い回転力を伝達する方式である。このレン
ズ側部品の一部はギア形状になっており、この部分が更
にレンズ側のギアと噛み合っている。この部分は伝達ト
ルクが非常に高い為に、従来は金属系(SUS等)の材
料が多用されていた。また、図8に示すように、スリワ
リ部、軸部およびギア部のいずれにおいても特別な形状
を有しないものであった、
からレンズ側に回転力を伝達する機構としてカップリン
グ部がある。その構造(機構)はレンズ側軸部品の先端
にスリワリ状の溝があり、その溝にボディー側軸部品の
先端が噛み合い回転力を伝達する方式である。このレン
ズ側部品の一部はギア形状になっており、この部分が更
にレンズ側のギアと噛み合っている。この部分は伝達ト
ルクが非常に高い為に、従来は金属系(SUS等)の材
料が多用されていた。また、図8に示すように、スリワ
リ部、軸部およびギア部のいずれにおいても特別な形状
を有しないものであった、
【0004】その結果、耳障りな音が他の機構より多く
出ていた。また、金属系の材料を採用している為に、コ
スト的にも非常に高いものとなっている。
出ていた。また、金属系の材料を採用している為に、コ
スト的にも非常に高いものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】その為、カッブリング
部ギアのプラスチック化が検討されている。これが可能
となれば上記に示す騒音等の問題は解決されるが、プラ
スチック化すると当然の事として耐久性能は劣化する。
また、衝撃荷重性能も劣化する。原因としては、材料の
耐久性能を向上させるために部品強度(硬度)が高くな
り、衝撃力を吸収させるために必要となる柔軟性(柔靭
性)が低下していることが考えられる。
部ギアのプラスチック化が検討されている。これが可能
となれば上記に示す騒音等の問題は解決されるが、プラ
スチック化すると当然の事として耐久性能は劣化する。
また、衝撃荷重性能も劣化する。原因としては、材料の
耐久性能を向上させるために部品強度(硬度)が高くな
り、衝撃力を吸収させるために必要となる柔軟性(柔靭
性)が低下していることが考えられる。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、回転駆動力伝達機構の耐久性能を向上させるこ
とを目的とする。
もので、回転駆動力伝達機構の耐久性能を向上させるこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転駆動力を供給する供給部材
(4)と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を
供給される被供給部材(5)とを具備し、供給部材
(4)と被供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸
収部を設けたことを特徴とする。
に、請求項1の発明は、回転駆動力を供給する供給部材
(4)と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を
供給される被供給部材(5)とを具備し、供給部材
(4)と被供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸
収部を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、衝
撃吸収部が、供給部材(4)と被供給部材(5)の両方
または一方に切り欠き部を設け、切り欠き部の弾性力に
よって衝撃を吸収することを特徴とする。
撃吸収部が、供給部材(4)と被供給部材(5)の両方
または一方に切り欠き部を設け、切り欠き部の弾性力に
よって衝撃を吸収することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1において、衝
撃吸収部が、供給部材(4)の一部または全部に肉薄部
または細身部を設け、肉薄部または細身部の弾性力によ
って衝撃を吸収することを特徴とする。
撃吸収部が、供給部材(4)の一部または全部に肉薄部
または細身部を設け、肉薄部または細身部の弾性力によ
って衝撃を吸収することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1において、衝
撃吸収部が、被供給部材(5)の一部または全部に肉薄
部または細身部を設けることにより構成され、肉薄部ま
たは細身部の弾性力によって衝撃を吸収するることを特
徴とする。
撃吸収部が、被供給部材(5)の一部または全部に肉薄
部または細身部を設けることにより構成され、肉薄部ま
たは細身部の弾性力によって衝撃を吸収するることを特
徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項2において、切
り欠き部が溝により形成されることを特徴とする。
り欠き部が溝により形成されることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項2において、切
り欠き部が、貫通孔または袋状孔により形成されること
を特徴とする。
り欠き部が、貫通孔または袋状孔により形成されること
を特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6において、切り欠き部が被供給部材(5)に形成さ
れ、被供給部材(5)の長さがh、直径がkの円柱部材
のときに、切り欠き部の長さがhより小さく、切り欠き
部の深さがk/2より小さいことを特徴とする。
6において、切り欠き部が被供給部材(5)に形成さ
れ、被供給部材(5)の長さがh、直径がkの円柱部材
のときに、切り欠き部の長さがhより小さく、切り欠き
部の深さがk/2より小さいことを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
において、供給部材(4)と被供給部材(5)とが分離
可能であり、供給部材(4)が、一眼レフカメラのボデ
ィー側に設けられ、被供給部材(5)が、一眼レフカメ
ラのレンズ側に設けられることを特徴とする。
において、供給部材(4)と被供給部材(5)とが分離
可能であり、供給部材(4)が、一眼レフカメラのボデ
ィー側に設けられ、被供給部材(5)が、一眼レフカメ
ラのレンズ側に設けられることを特徴とする。
【0015】請求項9の交換レンズの発明は、回転駆動
力を供給する供給部材(4)と係合し、回転駆動力を供
給される被供給部材(5)を具備し、被供給部材(5)
に衝撃吸収部を設けたことを特徴とする。
力を供給する供給部材(4)と係合し、回転駆動力を供
給される被供給部材(5)を具備し、被供給部材(5)
に衝撃吸収部を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明による回転駆動力伝達機構
の一実施形態を示す上面図である。
の一実施形態を示す上面図である。
【0018】図1および図2は、本発明による回転駆動
力伝達機構の一実施形態を示す上面図および縦断面図で
ある。
力伝達機構の一実施形態を示す上面図および縦断面図で
ある。
【0019】図1において、交換レンズ1は、レンズマ
ウント1aとボディマウント2aを係合させた状態でカ
メラボディ2に取り付けられている。カメラボディ2内
には、回転駆動力を生成するモータ3が内蔵されてお
り、生成した回転駆動はボディ側カップリング4に伝達
される。
ウント1aとボディマウント2aを係合させた状態でカ
メラボディ2に取り付けられている。カメラボディ2内
には、回転駆動力を生成するモータ3が内蔵されてお
り、生成した回転駆動はボディ側カップリング4に伝達
される。
【0020】ボディ側カップリング4は、その先端部
(図1下側)においてレンズ側カップリング5と係合す
る(図2参照)。レンズ側カップリング5の先端部(図
1下側)にはカップリングギア5bが設けられ、カップ
リングギア5bはギア6と噛合している。
(図1下側)においてレンズ側カップリング5と係合す
る(図2参照)。レンズ側カップリング5の先端部(図
1下側)にはカップリングギア5bが設けられ、カップ
リングギア5bはギア6と噛合している。
【0021】図2に示すように、ボディ側カップリング
4の先端部(図2下側)には板状の肉薄部4aがボディ
側カップリング4と一体に形成されている。また、レン
ズ側カップリング5の先端部(図2上側)にはスリワリ
状の溝部5aがレンズ側カップリング5と一体に形成さ
れている。
4の先端部(図2下側)には板状の肉薄部4aがボディ
側カップリング4と一体に形成されている。また、レン
ズ側カップリング5の先端部(図2上側)にはスリワリ
状の溝部5aがレンズ側カップリング5と一体に形成さ
れている。
【0022】交換レンズ1をボディマウント2aに取り
付けると、肉薄部4aは溝部5aと係合した図2に示す
状態となる。この状態でモータ3が回転駆動力を生成す
るとその駆動力は、ボディ側カップリング4、肉薄部4
a、溝部5a、レンズ側カップリング5およびカップリ
ングギア5bを経由してギア6に伝達される。
付けると、肉薄部4aは溝部5aと係合した図2に示す
状態となる。この状態でモータ3が回転駆動力を生成す
るとその駆動力は、ボディ側カップリング4、肉薄部4
a、溝部5a、レンズ側カップリング5およびカップリ
ングギア5bを経由してギア6に伝達される。
【0023】ボディ側カップリング4および/またはレ
ンズ側カップリング5には、現行の金属材でなく、PP
S(ポリフェニレンサルファイド)、PI(ポリイミ
ド)、LCP(液晶ポリマー)材が使用される。当然な
がら、一体に形成される肉薄部4aおよび/または溝部
5aについても同様である。
ンズ側カップリング5には、現行の金属材でなく、PP
S(ポリフェニレンサルファイド)、PI(ポリイミ
ド)、LCP(液晶ポリマー)材が使用される。当然な
がら、一体に形成される肉薄部4aおよび/または溝部
5aについても同様である。
【0024】その結果、例えばPPSではギア5bの回
転耐久性は低下したが5万回転を達成し規格はクリアし
た。またそれ以上の効果として駆動音が3dB低減し、
コストも現行の金属部品より10分の3に低減できた。
転耐久性は低下したが5万回転を達成し規格はクリアし
た。またそれ以上の効果として駆動音が3dB低減し、
コストも現行の金属部品より10分の3に低減できた。
【0025】なお、ポリアミド、ポリエーテルサルホ
ン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
ーテルエーテルケトンのいずれかであっても、若干の違
いはあるが有効である。
ン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
ーテルエーテルケトンのいずれかであっても、若干の違
いはあるが有効である。
【0026】また、PC(ポリカーボネート)、PA
(ポリアミド)、POM(ポリアセタール)材のGF
(ガラスファイバ)またはCF(カーボンファイバー)
等の強化繊維無添加品も音の低減とコストダウンのみで
あれば大きな効果を得る事が出来る。これを表1に、
「実施1」としてまとめて記載する。
(ポリアミド)、POM(ポリアセタール)材のGF
(ガラスファイバ)またはCF(カーボンファイバー)
等の強化繊維無添加品も音の低減とコストダウンのみで
あれば大きな効果を得る事が出来る。これを表1に、
「実施1」としてまとめて記載する。
【表1】
【0027】なお、表1の中の実施2は、実施1の素材
に代えて、PA(ポリアミド)材が使用され、且つGF
またはCF等の強化繊維が添加される例である。また、
表1の中の実施3は、実施1の素材に代えて、PA材
(GF、CF等添加)が使用され、且つボディ側カップ
リング4との接触面、即ち溝部5aには、摺動音を低減
し耐摩耗性を向上させるために表面処理を施した例であ
る。
に代えて、PA(ポリアミド)材が使用され、且つGF
またはCF等の強化繊維が添加される例である。また、
表1の中の実施3は、実施1の素材に代えて、PA材
(GF、CF等添加)が使用され、且つボディ側カップ
リング4との接触面、即ち溝部5aには、摺動音を低減
し耐摩耗性を向上させるために表面処理を施した例であ
る。
【0028】図3は、本発明による回転駆動力伝達機構
の第1実施形態を示す正面図である。
の第1実施形態を示す正面図である。
【0029】切り欠き部Dがレンズ側カップリング5に
形成され、レンズ側カップリング5の長さがh、直径が
kの円柱部材のときに、切り欠き部Dの長さiがhより
小さく、切り欠き部Dの深さjがk/2より小さくなる
ように設定されている。この切り欠き部Dが衝撃吸収部
としての機能を果たし、回転駆動耐久性能(駆動力を伝
達中の耐久性能)は30000回から25000回に低
下するが、回転衝撃耐久性能(伝達部が衝突した時の耐
久性能)は9000回から15000回に向上する。
形成され、レンズ側カップリング5の長さがh、直径が
kの円柱部材のときに、切り欠き部Dの長さiがhより
小さく、切り欠き部Dの深さjがk/2より小さくなる
ように設定されている。この切り欠き部Dが衝撃吸収部
としての機能を果たし、回転駆動耐久性能(駆動力を伝
達中の耐久性能)は30000回から25000回に低
下するが、回転衝撃耐久性能(伝達部が衝突した時の耐
久性能)は9000回から15000回に向上する。
【0030】図4は、本発明による回転駆動力伝達機構
の第2実施形態を示す正面図である。
の第2実施形態を示す正面図である。
【0031】断面形状が台形の切り欠き部Eが、レンズ
側カップリング5に形成されている。レンズ側カップリ
ング5の長さがh、直径がkの円柱部材のときに、切り
欠き部Eの底辺長さlがhより小さく、上辺長さmがl
より小さく、切り欠き部Eの深さjがk/2より小さく
なるように設定されている。この切り欠き部Eが衝撃吸
収部としての機能を果たし、回転駆動耐久性能は300
00回から25000回に低下するが、回転衝撃耐久性
能は9000回から15000回に向上する。
側カップリング5に形成されている。レンズ側カップリ
ング5の長さがh、直径がkの円柱部材のときに、切り
欠き部Eの底辺長さlがhより小さく、上辺長さmがl
より小さく、切り欠き部Eの深さjがk/2より小さく
なるように設定されている。この切り欠き部Eが衝撃吸
収部としての機能を果たし、回転駆動耐久性能は300
00回から25000回に低下するが、回転衝撃耐久性
能は9000回から15000回に向上する。
【0032】図5は、本発明による回転駆動力伝達機構
の第3実施形態を示す正面図である。
の第3実施形態を示す正面図である。
【0033】断面形状が長方形または台形の切り欠き部
Fが、溝状にレンズ側カップリング5に形成されてい
る。レンズ側カップリング5の長さがh、直径がkの円
柱部材のときに、切り欠き部Fの底辺長さnおよびn’
がhより小さく、切り欠き部Fの深さjがk/2より小
さくなるように設定されている。この切り欠き部Fが衝
撃吸収部としての機能を果たし、回転駆動耐久性能は3
0000回から25000回に低下するが、回転衝撃耐
久性能は9000回から15000回に向上する。
Fが、溝状にレンズ側カップリング5に形成されてい
る。レンズ側カップリング5の長さがh、直径がkの円
柱部材のときに、切り欠き部Fの底辺長さnおよびn’
がhより小さく、切り欠き部Fの深さjがk/2より小
さくなるように設定されている。この切り欠き部Fが衝
撃吸収部としての機能を果たし、回転駆動耐久性能は3
0000回から25000回に低下するが、回転衝撃耐
久性能は9000回から15000回に向上する。
【0034】図6は、本発明による回転駆動力伝達機構
の第4実施形態を示す正面図である。
の第4実施形態を示す正面図である。
【0035】断面形状が長方形または台形の切り欠き部
Gが、Θ度傾斜させた溝状にレンズ側カップリング5に
形成されている。Θ度は90度より小さくなるように設
定されている。その他の点では第3実施形態と同様であ
る。
Gが、Θ度傾斜させた溝状にレンズ側カップリング5に
形成されている。Θ度は90度より小さくなるように設
定されている。その他の点では第3実施形態と同様であ
る。
【0036】この切り欠き部Gが衝撃吸収部としての機
能を果たし、回転駆動耐久性能は30000回から25
000回に低下するが、回転衝撃耐久性能は9000回
から15000回に向上する。
能を果たし、回転駆動耐久性能は30000回から25
000回に低下するが、回転衝撃耐久性能は9000回
から15000回に向上する。
【0037】表2に、実施形態1から実施形態4までの
効果をまとめて記載する。
効果をまとめて記載する。
【表2】
【0038】図7は、本発明による回転駆動力伝達機構
の第5実施形態を示す斜視図である。
の第5実施形態を示す斜視図である。
【0039】図7(a)は、肉薄部4aの長さを長くす
ることで、ボディ側カップリング4の柔軟性(柔靭性)
が高くなるようにした例を示している。また、図7
(b)は、レンズ側カップリング5の溝部5aに対応す
る部分を肉薄に形成することで、レンズ側カップリング
5の柔軟性(柔靭性)を高めて耐久性能を向上させた例
を示している。それ以外は、上述した第1実施形態〜第
4実施形態と同様であり、重複した説明は省略する。
ることで、ボディ側カップリング4の柔軟性(柔靭性)
が高くなるようにした例を示している。また、図7
(b)は、レンズ側カップリング5の溝部5aに対応す
る部分を肉薄に形成することで、レンズ側カップリング
5の柔軟性(柔靭性)を高めて耐久性能を向上させた例
を示している。それ以外は、上述した第1実施形態〜第
4実施形態と同様であり、重複した説明は省略する。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転駆動力伝達
機構によれば、回転駆動力を供給する供給部材(4)
と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を供給さ
れる被供給部材(5)とを具備し、供給部材(4)と被
供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸収部を設け
るように構成されている。この衝撃吸収部が伝達する回
転駆動力の衝撃を吸収することにより、回転駆動力伝達
機構の耐久性能を向上させることが可能となる。
機構によれば、回転駆動力を供給する供給部材(4)
と、供給部材(4)から係合により回転駆動力を供給さ
れる被供給部材(5)とを具備し、供給部材(4)と被
供給部材(5)の両方または一方に、衝撃吸収部を設け
るように構成されている。この衝撃吸収部が伝達する回
転駆動力の衝撃を吸収することにより、回転駆動力伝達
機構の耐久性能を向上させることが可能となる。
【図1】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す上面図である。
を示す上面図である。
【図2】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図5】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図6】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図7】本発明による回転駆動力伝達機構の一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図8】従来の回転駆動力伝達機構の一部を示す正面図
である。
である。
1 交換レンズ
1a レンズマウント
2 カメラボディ
2a ボディマウント
3 モータ
4 ボディ側カップリング
4a 肉薄部
5 レンズ側カップリング
5a 溝部
5b カップリングギア
6 カップリングギア
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03B 17/00 G02B 7/04 D
Claims (9)
- 【請求項1】回転駆動力を供給する供給部材と、 該供給部材から係合により回転駆動力を供給される被供
給部材とを具備し、 前記供給部材と前記被供給部材の両方または一方に、衝
撃吸収部を設けたことを特徴とする回転駆動力伝達機
構。 - 【請求項2】前記衝撃吸収部が、前記供給部材と前記被
供給部材の両方または一方に切り欠き部を設け、該切り
欠き部の弾性力によって衝撃を吸収することを特徴とす
る請求項1に記載の回転駆動力伝達機構。 - 【請求項3】前記衝撃吸収部が、前記供給部材の一部ま
たは全部に肉薄部または細身部を設け、該肉薄部または
細身部の弾性力によって衝撃を吸収することを特徴とす
る請求項1に記載の回転駆動力伝達機構。 - 【請求項4】前記衝撃吸収部が、前記被供給部材の一部
または全部に肉薄部または細身部を設けることにより構
成され、該肉薄部または細身部の弾性力によって衝撃を
吸収するることを特徴とする請求項1に記載の回転駆動
力伝達機構。 - 【請求項5】前記切り欠き部が溝により形成されること
を特徴とする請求項2に記載の回転駆動力伝達機構。 - 【請求項6】前記切り欠き部が、貫通孔または袋状孔に
より形成されることを特徴とする請求項2に記載の回転
駆動力伝達機構。 - 【請求項7】前記切り欠き部が前記被供給部材に形成さ
れ、前記被供給部材の長さがh、直径がkの円柱部材の
ときに、 前記切り欠き部の長さがhより小さく、 前記切り欠き部の深さがk/2より小さいことを特徴と
する請求項5または請求項6に記載の回転駆動力伝達機
構。 - 【請求項8】前記供給部材と前記被供給部材とが分離可
能であり、 前記供給部材が、一眼レフカメラのボディー側に設けら
れ、 前記被供給部材が、一眼レフカメラのレンズ側に設けら
れることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の回
転駆動力伝達機構。 - 【請求項9】回転駆動力を供給する供給部材(4)と係
合し、回転駆動力を供給される被供給部材(5)を具備
し、 該被供給部材(5)に衝撃吸収部を設けたことを特徴と
する交換レンズ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001265071A JP2003075900A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 回転駆動力伝達機構及び交換レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001265071A JP2003075900A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 回転駆動力伝達機構及び交換レンズ |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215252A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を備えた撮像装置 |
US7372498B2 (en) | 2003-08-29 | 2008-05-13 | Sony Corporation | Image pickup apparatus having a shutter clutch |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001265071A patent/JP2003075900A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7372498B2 (en) | 2003-08-29 | 2008-05-13 | Sony Corporation | Image pickup apparatus having a shutter clutch |
JP2006215252A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を備えた撮像装置 |
JP4661246B2 (ja) * | 2005-02-03 | 2011-03-30 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を備えた撮像装置 |
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