JP2001280692A - 給湯器付き風呂釜 - Google Patents

給湯器付き風呂釜

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JP2001280692A
JP2001280692A JP2000091879A JP2000091879A JP2001280692A JP 2001280692 A JP2001280692 A JP 2001280692A JP 2000091879 A JP2000091879 A JP 2000091879A JP 2000091879 A JP2000091879 A JP 2000091879A JP 2001280692 A JP2001280692 A JP 2001280692A
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bathroom
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JP2000091879A
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Hidehito Ichimaru
秀仁 市丸
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室リモコンと台所リモコンとで夫々設定さ
れる給湯設定温度の優先関係を変える為に、何れかのリ
モコンの運転入切スイッチをオフ操作後所定短時間内に
オン操作しても自動運転が解除されないようにする。 【解決手段】 湯張り焚き上げ機能を有する給湯器付き
風呂釜において、浴室リモコンで設定された給湯設定温
度が優先している状態で、ふろ自動のモードのとき、台
所リモコンで設定した給湯設定温度を優先させたい場合
には、台所リモコンをオフ操作し、そのオフ操作後所定
短時間(2〜3秒内)に台所リモコンをオン操作する
と、ふろ自動のモードが解除されずに維持される。所定
短時間内にオン操作しない場合には、ふろ自動のモード
が解除され、運転停止状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動湯張り焚き
上げ機能を有する給湯器付き風呂釜に関し、特に給湯設
定温度の優先関係を変更する為に何れかのリモコンの運
転入切スイッチをオフ操作してからオン操作した場合に
自動運転が解除されてしまうのを防止可能にしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、自動湯張り焚き上げ機能を
有する給湯器付き風呂釜が実用化されている。この給湯
器付き風呂釜は、水を給湯設定温度に加熱して給湯する
給湯用燃焼装置と、ふろの湯又は水をふろ設定温度に加
熱するふろ用燃焼装置と、浴室リモコンと、台所リモコ
ンと、給湯温度やふろ温度や湯量やふろ水位を検出する
種々のセンサ類からの検出信号と前記の両リモコンから
の指令に基づいて給湯用燃焼装置とふろ用燃焼装置を制
御する制御装置を有する。
【0003】前記浴室リモコンには、給湯器付き風呂釜
の運転をオンオフする「運転入切スイッチ」、ふろに対
し自動湯張り焚き上げの自動運転を指令する「自動運転
スイッチ」、給湯温度を設定する「給湯温度設定スイッ
チ」、ふろ温度を設定する「ふろ温度設定スイッチ」、
ふろ温度をアップさせたりダウンさせたりする「ふろ温
度アップダウンスイッチ」、浴室リモコンで設定した給
湯設定温度を台所リモコンで設定した給湯設定温度より
も優先させる「優先スイッチ」、給湯設定温度とふろ設
定温度を表示するディスプレイ、警告音や音声を出力す
るスピーカ、などが設けられている。
【0004】前記台所リモコンには、給湯器付き風呂釜
の運転をオンオフする「運転入切スイッチ」、ふろに対
し自動湯張り焚き上げの自動運転を指令する「自動運転
スイッチ」、給湯温度を設定する「給湯温度設定スイッ
チ」、給湯設定温度を表示するディスプレイ、警告音や
音声を出力するスピーカ、などが設けられている。浴室
リモコンで設定された給湯設定温度やふろ設定温度は浴
室リモコン内のマイクロコンピュータに記憶され、その
設定温度が更新設定されるまで有効である。同様に、台
所リモコンで設定された給湯設定温度やふろ設定温度は
台所リモコン内のマイクロコンピュータに記憶され、そ
の設定温度が更新設定されるまで有効である。
【0005】前記自動湯張り焚き上げ機能を有する給湯
器付き風呂釜において、運転入切スイッチがオンの状態
で、自動運転スイッチをオンすることで自動運転が設定
されると、給湯用燃焼装置が作動してふろに所定レベル
まで湯張りしてから、ふろ用燃焼装置が作動し、ふろ設
定温度になるまで追い焚きして自動湯張り焚き上げが自
動的に行われ、その後は水位と湯温が自動的に制御され
る。
【0006】ここで、台所で湯を使用する際や浴室にて
シャワーを使用する際には、給湯用燃焼装置から給湯さ
れる。そのため、給湯温度は、台所リモコンにより設定
可能であるうえ、浴室リモコンによっても台所リモコン
とは独立に設定可能である。そこで、2つのリモコンで
独立に設定されている給湯設定温度の優先関係が次のよ
うに予め設定されている。すなわち、浴室リモコンの運
転入切スイッチをオン操作して給湯器付き風呂釜の運転
を開始した場合には、浴室リモコンで設定した給湯設定
温度に基づいて給湯用燃焼装置が制御され、台所リモコ
ンの運転入切スイッチをオン操作して給湯器付き風呂釜
の運転を開始した場合には、台所リモコンで設定した給
湯設定温度に基づいて給湯用燃焼装置が制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 従来の給湯器付き風
呂釜では、浴室リモコンの運転入切スイッチをオン操作
して運転を開始した場合には、浴室リモコンで設定した
給湯設定温度が優先されるため、台所リモコンで設定し
た給湯設定温度の給湯が得られない。そこで、給湯設定
温度の優先関係を変える為に、台所リモコンにおいて運
転入切スイッチをオフ操作し、その直後に同じ運転入切
スイッチをオン操作することで、台所リモコンで設定し
た給湯設定温度を優先させ、台所リモコンで設定した設
定温度で給湯させることができるようになっていた。
【0008】ところで、自動運転中に、台所リモコンの
運転入切スイッチのオフ操作を行った時にふろに対する
自動運転が解除されてしまうため、台所リモコンでは、
運転入切スイッチをオフ操作しオン操作した後、自動運
転スイッチを再度オン操作する必要があるので、スイッ
チ操作の回数が多く煩雑で不便である。しかも、自動運
転スイッチを再度オンするのを忘れやすく、その場合自
動運転が解除されたままになるので、利便性に欠ける。
【0009】このことは、台所リモコンの運転入切スイ
ッチをオン操作して運転を開始し、台所リモコンで設定
した給湯設定温度が優先している場合にも、浴室リモコ
ンに対して前記と同様のことが起こる。但し、浴室リモ
コンには「優先スイッチ」があるため、浴室リモコンで
設定した給湯設定温度を優先させたい場合には、「優先
スイッチ」を操作すればよい。しかし、浴室リモコンに
不慣れな者が、「優先スイッチ」を操作せずに、浴室リ
モコンの運転入切スイッチをオフ操作してからオン操作
した場合にも前記同様に自動運転スイッチを再度オンす
る必要があり、それを忘れると自動運転が解除されてし
まう。
【0010】また、浴室リモコンで設定した給湯設定温
度が優先していて、浴室でシャワー使用中に、台所リモ
コンを介して給湯温度を変更した場合に、シャワー中の
者に不快感或いは危険性を与えるという問題もある。本
発明の目的は、給湯設定温度の優先関係を変える為に、
何れかのリモコンの運転入切スイッチをオフ操作後所定
短時間内にオン操作しても自動運転が解除されないよう
な自動湯張り焚き上げ機能を有する給湯器付き風呂釜を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1の給湯器付き
風呂釜は、浴室リモコン及び浴室外リモコンと、これら
リモコンからの指令を受けて制御を行う制御装置とを備
えた自動湯張り焚き上げ機能を有する給湯器付き風呂釜
において、前記制御装置は、両リモコンのうち運転入切
スイッチがオンされた方のリモコンによる給湯設定温度
に基づいて給湯温度を制御するように構成され、自動運
転作動中に、両リモコンのうち何れかのリモコンの運転
入切スイッチをオフ操作した時、そのオフ操作から所定
短時間内に前記と同じ運転入切スイッチがオン操作され
た場合には自動運転を解除せずに継続し、また、前記所
定時間内にオン操作されない場合には自動運転を解除す
る自動運転オンオフ制御手段を前記制御装置に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0012】前記浴室外リモコンとは、台所に設置され
た台所リモコン、リビングルームに設置されたリモコ
ン、洗面所に設置されたリモコンなど、浴室以外の場所
に設置されたリモコンのことである。制御装置は、運転
入切スイッチがオンされたとき、運転入切スイッチがオ
ンされた方の浴室リモコンまたは浴室外リモコンにより
設定された給湯設定温度に基づいて給湯温度を制御す
る。この制御装置に設けられた自動運転オンオフ制御手
段は、自動運転作動中に、何れかのリモコンの運転入切
スイッチをオフ操作した時、そのオフ操作から所定短時
間内に前記と同じ運転入切スイッチがオン操作された場
合には自動運転を解除せずに継続し、また、前記所定短
時間内にオン操作されない場合には自動運転を解除す
る。
【0013】それ故、自動運転作動中に、浴室リモコン
で設定された給湯設定温度が優先されている場合に、浴
室外リモコンで設定した給湯設定温度を優先させる為
に、浴室外リモコンの運転入切スイッチをオフ操作し、
そのオフ操作から所定短時間内にその運転入切スイッチ
をオン操作したとき、自動運転スイッチをオン操作しな
くとも、自動運転が継続される。但し、給湯器付き風呂
釜の運転を停止させる為に浴室外リモコンの運転入切ス
イッチをオフ操作したときは、自動運転も解除される。
【0014】請求項2の給湯器付き風呂釜は、請求項1
の発明において、前記浴室外リモコンの運転入切スイッ
チをオフ操作後所定短時間内にオン操作した場合に、給
湯温度に注意の旨を浴室リモコンにより報知する報知制
御手段を前記制御装置に設けたことを特徴とするのであ
る。浴室でシャワーを使用中に、浴室外リモコンを介し
て給湯温度が勝手に変更されると、シャワーに出るお湯
の温度が急変する可能性があるため、制御装置に設けた
報知手段は、浴室外リモコンの運転入切スイッチをオフ
操作後所定短時間内にオン操作した場合に、給湯温度に
注意の旨を浴室リモコンにより報知する。
【0015】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。図1は、自動湯張り焚き
上げ機能を有する給湯器付き風呂釜1の全体構成を示す
ものであり、この給湯器付き風呂釜1は、浴室用燃焼装
置2と、給湯用燃焼装置3と、水と湯とガスの配管系
と、制御系とを備えており、図5、図6の制御技術以外
は一般的な自動湯張り焚き上げ機能付き風呂釜と同様で
あるので、簡単に説明する。
【0016】給湯用燃焼装置3は、ガス導入管4、ガス
電磁弁5、バーナー6、熱交換器7、燃焼ファン8など
を有し、浴室用燃焼装置2は、ガス導入管4、ガス電磁
弁9、バーナー10、熱交換器11、燃焼ファン12な
どを有する。給湯用配管系は、水道管に接続された給水
管14が熱交換器7の入口に接続され、熱交換器7の出
口に接続された給湯管15は、台所の蛇口へ延びる台所
用給湯管16と、ふろ用給湯管17とに分岐している。
尚、ふろ用給湯管17からは図示してないシャワー用給
湯管が分岐している。給水管14から給湯管15にバイ
パスするバイパス管18には、給湯温度を調整する為の
バイパス弁19が介装され、給湯管15には給湯水量セ
ンサ20が介装され、給水管14には水量調整弁21が
介装されている。
【0017】ふろ用給湯管17には、注湯水量センサ2
3と、注湯電磁弁24と、2つの逆止弁25が介装され
ている。前記熱交換器11の入口は浴槽29に連なるふ
ろ入水管26に接続され、熱交換器11の出口はふろ出
湯管27に接続されている。前記ふろ用給湯管17はふ
ろ入水管26に接続され、ふろ入水管26にはふろポン
プ28が介装されている。両燃焼装置2,3のガス導入
管4に接続されたガス供給管30は外部のガス供給系に
接続され、ガス供給管30には元ガス電磁弁31とガス
比例弁32が介装されている。
【0018】図示してないが、給湯器付き風呂釜1に
は、点火用の機器、バーナーセンサ、安全用機器、過熱
防止用機器、水温やふろ水温度や給湯温度やふろ水位な
どを検出するセンサ類、その他の機器などが装備されて
いる。この給湯器付き風呂釜1には、それを制御する制
御装置40と、この制御装置40に接続され浴室から制
御装置40に種々の指令を出力する浴室リモコン41
と、この制御装置40に接続され台所から制御装置40
に種々の指令を出力す台所リモコン42(これが、浴室
外リモコンに相当する)とが設けられている。
【0019】図2に示すように、浴室リモコン41は、
給湯器付き風呂釜1の運転をオン・オフする運転入切ス
イッチ43、給湯シャワーの給湯設定温度とふろ設定温
度と時刻を表示する液晶ディスプレイ44、ふろ自動の
モードを設定するふろ自動スイッチ45、給湯シャワー
の温度設定スイッチ46、浴室リモコン41で設定した
給湯設定温度を台所リモコン42で設定した給湯設定温
度よりも優先させる優先スイッチ47、浴槽の湯量たっ
ぷりを指示するたっぷりスイッチ48、ふろ自動モード
のときの湯量を設定する湯量設定スイッチ49及び温度
を設定する温度設定スイッチ50、ふろの湯温のアップ
ダウンを指示する湯温アップダウンスイッチ51、音や
音声を出力するスピーカー52、台所リモコン42に対
して呼出しを指示する呼出しスイッチ53などを有す
る。
【0020】この浴室リモコン41は、そのケースの内
部に設けられたマイクロコンピュータ、入出力インター
フェース、ディスプレイ44やスピーカー52等の種々
の機器を駆動する駆動回路などを有し、浴室リモコン4
1のスイッチ類で設定された設定情報は、マイクロコン
ピュータに記憶保持され、更新設定されるまで有効であ
り、これらの設定情報は制御装置40へ供給される。
【0021】図3に示すように、台所リモコン42は、
給湯器付き風呂釜1の運転をオン・オフする運転入切ス
イッチ56、給湯設定温度を表示する液晶ディスプレイ
57、時刻をする液晶ディスプレイ58、ふろ自動のモ
ードを設定するふろ自動スイッチ59、給湯設定温度を
増減する給湯温度設定スイッチ60、音や音声を出力す
るスピーカー61などを有する。この台所リモコン42
は、そのケースの内部に設けられたマイクロコンピュー
タ、入出力インターフェース、ディスプレイ57,58
やスピーカー61などの種々の機器を駆動する駆動回路
などを有し、台所リモコン42のスイッチ類で設定され
た設定情報は、マイクロコンピュータに記憶保持され、
更新設定されるまで有効であり、これらの設定情報は制
御装置40へ供給される。
【0022】次に、この給湯器付き風呂釜1の制御系に
ついて説明する。図4に示すように、前記制御装置40
は、CPU64とROM65とRAM66とを含むマイ
クロコンピュータ、CPU64からクロック信号を受け
て計時を行うタイマー回路67、入出力インターフェー
ス68、浴室用燃焼装置2と給湯用燃焼装置3とを含む
燃焼装置を駆動する駆動部69とを備えている。浴室リ
モコン41と台所リモコン42は入出力インターフェー
ス68に接続され、燃焼装置に設けられた複数のセンサ
類の検出信号も入出力インターフェース68に供給され
る。駆動部69は、点火用機器、複数の電磁弁類やポン
プなどの駆動対象機器を駆動する複数の駆動回路を含む
ものである。
【0023】前記ROM65には、給湯器付き風呂釜1
を制御する種々の制御プログラムと、後述の本願特有の
自動運転オンオフ制御を含む給湯温度制御の制御プログ
ラムが予め入力格納されている。RAM66には、これ
らの制御を実行するのに必要な種々のワークメモリが設
けられている。
【0024】次に、本願特有の自動運転オンオフ制御を
含む給湯温度制御について、図5、図6のフローチャー
トを参照しながら説明する。尚、図中のSi(i=1,
2,・・)は各ステップを示し、この制御は微小時間お
きに繰り返し実行される。また、フローチャート中の
「SW」とはスイッチを意味する。
【0025】図5に示すように、浴室リモコン41の運
転入切スイッチ43又は台所リモコン42の運転入切ス
イッチ56がオン操作されるとこの制御が開始され、所
定の初期設定実行後に、給湯器付き風呂釜1のセンサ類
で検出された各種信号が読み込まれるとともに、ワーク
メモリに格納している種々のフラグデータや、浴室リモ
コン41や台所リモコン42に記憶している種々のデー
タが読み込まれる(S1)。次に、浴室リモコン41の
運転入切スイッチ43がオンされたことを示すフラグF
1と台所リモコン42の運転入切スイッチ56がオンさ
れたことを示すフラグF2について、F1=F2=0か
否か判定される(S2)。
【0026】給湯器付き風呂釜1の運転開始直後におい
ては、F1=F2=0であるので、S3へ移行して、浴
室リモコン41の運転入切スイッチ43がオンされたか
否か判定され(S3)、その判定がYesのときはフラ
グF1がセットされ、フラグF2がリセットされる(S
4)。S3の判定がNoのときは、台所リモコン42の
運転入切スイッチ56がオンされたことに該当するた
め、フラグF1がリセットされ、フラグF2がセットさ
れ(S5)、S4,S5からS6へ移行する。
【0027】S4,S5においてフラグF1,F2の何
れかセットされた次回の制御以降は、S2の判定がNo
となり、S2からS6へ移行する。S6においては、フ
ラグF1=1の場合には、浴室リモコン41で設定され
た給湯設定温度となるように給湯温度を制御する制御が
実行され、また、フラグF2=1の場合には、台所リモ
コン42で設定された給湯設定温度となるように給湯温
度を調整する制御が実行される。
【0028】次に、「ふろ自動」のモードが設定されて
いること(つまり、自動運転作動中であること)を示す
フラグF3がセットされているか否か判定され(S
7)、最初はF3=0であるためS8に移行し、浴室リ
モコン41のふろ自動スイッチ45又は台所リモコン4
2のふろ自動スイッチ59がオンされたか否か判定され
(S8)、その判定がYesのときは、フラグF3がセ
ットされ(S9)、その後S13へ移行する。ふろ自動
スイッチ45,59の両方ともオンされていないときは
フラグF3が「0」に維持され(S10)、S10から
S14へ移行する。
【0029】一旦フラグF3がセットされた後は、S7
の判定がYesとなるため、S11において、何れかの
ふろ自動スイッチ45,59がオフされたか否か判定さ
れ、オフされた場合にはフラグF3がリセットされ(S
12)、その後S14へ移行する。但し、S11の判定
がNoのときはS13へ移行し、S13において「ふろ
自動」モードの制御が実行される。この制御は一般的な
自動湯張り焚き上げ機能を有する給湯器付き風呂釜にお
ける「ふろ自動」モードの制御と同様であるので簡単に
説明する。「ふろ自動」モードになると、最初給湯用燃
焼装置3で沸かした湯を用いて浴槽29に自動湯張りが
実行され、その湯張り後には浴室用燃焼装置2を作動さ
せてふろ設定温度になるまでの焚き上げが実行され、そ
の後は湯張り状態と焚き上げ状態を維持するような制御
が実行される。
【0030】次に、本願特有の自動運転オンオフ制御を
示す図6のフローチャートについて説明する。S14に
おいては浴室リモコン41の運転入切スイッチ43がオ
フされたか否か判定し、その判定がYesのときはフラ
グF1,F2がリッセトされ且つ浴室リモコン41の運
転入切スイッチ43がオフされたことを示すフラグF1
Aがセットされる(S15)。S14の判定がNoのと
きは、S16においては台所リモコン42の運転入切ス
イッチ56がオフされたか否か判定し、その判定がYe
sのときはフラグF1,F2がリッセトされ且つ台所リ
モコン42の運転入切スイッチ56がオフされたことを
示すフラグF2Aがセットされる(S17)。S16の
判定がNoのときはS1へリターンする。
【0031】次にS18では、運転入切スイッチ43,
56の何れかのオフ操作からの経過時間を計るタイマー
T(その計時時間をTとする)がスタートされ、次にS
19において経過時間Tが所定短時間C(Cは、例えば
2〜3秒の時間)以上か否か判定され、最初のうちはS
19の判定がNoであるため、S20に移行して浴室リ
モコン41の運転入切スイッチ43がオンか否か判定す
る。最初はその判定がNoであるため、S23へ移行し
て台所リモコン42の運転入切スイッチ56がオンか否
か判定する。最初はその判定がNoであるため、S19
へ戻ってS19以降を繰り返えす。
【0032】使用者が給湯器付き風呂釜1の運転を停止
させる為に、運転入切スイッチ43,56の何れかをオ
フした場合には、所定短時間内に再び運転入切スイッチ
43,56の何れかをオンすることはない。しかし、浴
室リモコン41で設定された給湯設定温度が優先してい
る場合に、台所リモコン42で設定した給湯設定温度を
優先させたい場合には、使用者は、台所リモコン42の
運転入切スイッチ56をオフしてからすぐに同じ運転入
切スイッチ56をオンする。このような場合には、S2
3の判定がYesとなるので、次のS24においてフラ
グF2A=1か否か判定する(つまり、S14,16の
判定の際に台所リモコン42の運転入切スイッチ56が
オフされたか否か判定する)。
【0033】S24の判定がYesの場合は、S25に
おいてフラグF2がセットされ、フラグF2Aがリセッ
トされ、次のS26において浴室リモコン41から給湯
温度に注意すべき旨のアラームを出力する。この場合、
例えば、「給湯温度に注意」などのメッセージが浴室リ
モコン41のスピーカー52から出力され、このS26
からS29へ移行する。
【0034】これとは反対に、台所リモコン42で設定
された給湯設定温度が優先している場合に、浴室リモコ
ン41で設定した給湯設定温度を優先させたい場合に
は、使用者は、浴室リモコン41の優先スイッチ47を
オンすればよい。しかし、不慣れな者や子供などは、浴
室リモコン41の運転入切スイッチ43をオフしてから
すぐに同じ運転入切スイッチ43をオンすることで、浴
室リモコン41で設定した給湯設定温度を優先させるこ
とができる。このような場合には、S20の判定がYe
sとなるので、次のS21においてフラグF1A=1か
否か判定する(つまり、S14,16の判定の際に浴室
リモコン41の運転入切スイッチ43がオフされたか否
か判定する)。S21の判定がYesの場合は、S22
においてフラグF1がセットされ、フラグF1Aがリセ
ットされ、このS22からS29へ移行する。
【0035】一方、使用者が給湯器付き風呂釜1の運転
を停止させる為に、運転入切スイッチ43,56の何れ
かをオフした場合には、所定短時間内に再び運転入切ス
イッチ43,56の何れかをオンすることはないので、
S19、S20、S23を複数回繰り返している間に時
間が経過していき、S19の判定がYesとなってS2
7に移行する。S27では、風呂釜1の運転停止に際し
て、フラグF3がリセットされて「ふろ自動」のモード
が解除され、次のS28ではフラグ1A,2Aが夫々リ
セットされ、その後S29へ移行する。
【0036】S29では、フラグF1,F2についてF
1=F2=0か否か判定され、その判定がNoのときは
給湯器付き風呂釜1の運転が停止してないため、S30
においてタイマーTリセットしてからS1へリターンす
る。S29の判定がYesのとき、つまりF1=F2=
0であって給湯器付き風呂釜1の運転を停止すべき場合
には、この制御を終了して風呂釜1の運転が停止する。
【0037】なお、S17またはその直前又は直後のス
テップにおいて、台所リモコン42のディスプレイ57
に「自動運転中です。もう一度運転入切スイッチを押す
と自動運転は継続されます。このまましばらくすると自
動運転は解除されます。」というメッセージを表示する
ように構成してもよい。但し、ディスプレイ57に表示
する代わりに、スピーカー61から前記のメッセージを
音声にて出力するように構成してもよい。
【0038】以上説明した自動運転オンオフ制御を含む
給湯温度制御によれば、ふろ自動のモードのとき、何れ
かのリモコン41,42の運転入切スイッチ43,56
をオフ操作した時、そのオフ操作から所定短時間内に前
記と同じ運転入切スイッチ43,56がオン操作された
場合にはふろ自動のモードを解除せずに継続し、また、
前記所定短時間内にオン操作されない場合にはふろ自動
のモードを解除する自動運転オンオフ制御手段(図6の
フローチャート)を制御装置40に設けたので、次の効
果が得られる。
【0039】ふろ自動運転の作動中に、給湯設定温度の
優先関係を変更する為に、何れかの運転入切スイッチ4
3,56をオフ操作しその直後にオン操作した場合に
は、自動運転スイッチ45,59の何れかをオン操作し
なくとも、自動運転が継続される。従って、自動運転ス
イッチ45,59のオン操作を省略できるから便利にな
る。しかも、自動運転スイッチ45,59をオン操作す
るのを忘れたために自動運転が解除されてしまうことも
なくなるから、利便性を高めることができる。
【0040】台所リモコン42の運転入切スイッチ56
をオフ操作後所定短時間内にオン操作した場合に、「給
湯温度に注意」の旨のアラームを浴室リモコン41のス
ピーカー52から報知する報知制御手段(図6のS2
6)を制御装置40に設けたので、浴室でシャワーを使
用中に、台所リモコン42を介して給湯設定温度の優先
関係を切換えたような場合に、「給湯温度に注意」のア
ラームを浴室リモコンにより報知することができるか
ら、シャワー中の者に不快感或いは危険性を与えるのを
確実に防止できる。
【0041】尚、前記のアラームの報知は、音声、ラン
プの点滅、ブザー音の何れかによる報知などで行うこと
ができるが、これらに限定されるものではなく、使用者
に注意を促す方法であればよい。前記浴室リモコン41
は、この浴室リモコン41による給湯設定温度を優先さ
せる指令を入力する為の優先スイッチ47を有するの
で、台所リモコン42で設定された給湯設定温度が優先
している場合に、優先スイッチ47を操作することで、
浴室リモコンで設定した給湯設定温度を優先させること
ができる。
【0042】ここで、前記の実施形態を部分的に変更す
る変更形態に関して、前記図5、図6の制御は風呂釜の
運転停止中も含めて常時実行するように構成してもよ
い。前記自動運転オンオフ制御は、一例に過ぎず、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の形態のフローチャ
ートで記述することができる。また、前記S19の所定
短時間Cは、例えば4〜5秒程度の長さに設定してもよ
い。また、S26においてアラームをスピーカー52か
ら出力するように構成する代わりに、浴室リモコン41
にアラームランプを設け、そのアラームランプを点灯さ
せてもよい。
【0043】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、自動運転作
動中に、何れかのリモコンの運転入切スイッチをオフ操
作した時、そのオフ操作から所定短時間内に前記と同じ
運転入切スイッチがオン操作された場合には自動運転を
解除せずに継続し、また、前記所定短時間内にオン操作
されない場合には自動運転を解除する自動運転オンオフ
制御手段を制御装置に設けたので、自動運転作動中に、
給湯設定温度の優先関係を変更する為に、運転入切スイ
ッチをオフ操作しその直後にオン操作した場合には、自
動運転スイッチをオン操作しなくとも、自動運転が継続
される。従って、自動運転スイッチのオン操作を省略で
きるから便利になる。しかも、自動運転スイッチをオン
操作するのを忘れたために自動運転が解除されてしまう
こともなくなるから、利便性を高めることができる。
【0044】請求項2の発明によれば、浴室外リモコン
の運転入切スイッチをオフ操作後所定短時間内にオン操
作した場合に、給湯温度に注意の旨を浴室リモコンによ
り報知する報知制御手段を前記制御装置に設けたので、
浴室でシャワーを使用中に、浴室外リモコンを介して給
湯設定温度の優先関係を切換えたような場合に、給湯温
度に注意の旨を浴室リモコンにより報知することができ
るから、シャワー中の者に不快感或いは危険性を与える
のを確実に防止できる。その他請求項1と同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯器付き風呂釜の全
体構成図である。
【図2】浴室リモコンの正面図である。
【図3】台所リモコンの書面図である。
【図4】給湯器付き風呂釜の制御系の構成図である。
【図5】自動運転オンオフ制御を含む給湯温度制御のフ
ローチャートの一部である。
【図6】自動運転オンオフ制御を含む給湯温度制御のフ
ローチャートの残部である。
【符号の説明】 1 給湯器付き風呂釜 40 制御装置 41 浴室リモコン 42 台所リモコン(浴室外リモコン) 43,56 運転入切スイッチ 45,59 ふろ自動スイッチ 52 スピーカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室リモコン及び浴室外リモコンと、こ
    れらリモコンからの指令を受けて制御を行う制御装置と
    を備えた自動湯張り焚き上げ機能を有する給湯器付き風
    呂釜において、 前記制御装置は、両リモコンのうち運転入切スイッチが
    オンされた方のリモコンによる給湯設定温度に基づいて
    給湯温度を制御するように構成され、 自動運転作動中に、両リモコンのうち何れかのリモコン
    の運転入切スイッチをオフ操作した時、そのオフ操作か
    ら所定短時間内に前記と同じ運転入切スイッチがオン操
    作された場合には自動運転を解除せずに継続し、また、
    前記所定短時間内にオン操作されない場合には自動運転
    を解除する自動運転オンオフ制御手段を前記制御装置に
    設けたことを特徴とする給湯器付き風呂釜。
  2. 【請求項2】 前記浴室外リモコンの運転入切スイッチ
    をオフ操作してから所定短時間内にオン操作した場合
    に、給湯温度に注意の旨を浴室リモコンにより報知する
    報知制御手段を前記制御装置に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の給湯器付き風呂釜。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175443A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Max Co Ltd 加湿空調システム
JP2015135222A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 日立アプライアンス株式会社 給湯機

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