JP2001280681A - 二管路管用逆風防止弁 - Google Patents
二管路管用逆風防止弁Info
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Abstract
防止弁部16aと他方の管路に装着される第2逆風防止
弁部16bとが互いに独立に形成される。逆風防止弁1
0を二管路管に装着する際には、第1逆風防止弁部16
aを二管路管の一方の管路に挿入し、続いて、第2逆風
防止弁部16bを他方の管路に挿入する。したがって、
挿入時の大きさは、全体の大きさの半分程度になる。第
1逆風防止弁部16aおよび第2逆風防止弁部16bを
管路に挿入した後は、これらに形成された係合部50を
二管路管の仕切壁に係合させる。 【効果】 装着時の作業性を飛躍的に向上できる。
Description
弁に関し、特にたとえば二管路管における排気の逆流を
防止する、二管路管用逆風防止弁に関する。
用いた一般的な排気管路2では、建物外壁等に固定され
た伸縮アダプタ3に二管路管1の出口側端部が接続さ
れ、この端部に逆風防止弁4が装着される。
すように、二管路管1の一方管路1aを開閉する第1弁
部4aと他方管路1bを開閉する第2弁部4bとを含
み、第1弁部4aと第2弁部4bとが略コ字状の支持板
5を介して連結されていた。
する際には、逆風防止弁4を伸縮アダプタ3の先端側か
ら排気管路2内へ挿入し、第1弁部4aおよび第2弁部
4bを管路1aおよび1b内にそれぞれ位置決めすると
ともに、支持板5を仕切壁6に係合させるようにしてい
た。
部4a,第2弁部4bおよび支持板5が一体に形成され
ていたので、逆風防止弁4を二管路管1に装着する際に
は、これらの位置関係を考慮しながら作業しなければな
らず、作業性が悪いという問題があった。
等の観点から、内径D1を大きくすることにより肉厚を
薄くした二管路管1が用いられる場合があるが、その場
合には、伸縮アダプタ3の最小内径D2が二管路管1の
内径D1よりも小さくなるため、逆風防止弁4を伸縮ア
ダプタ3に通すことが極めて困難であった。
合する大きさで形成されるため、二管路管1の内径D1
が大きくなれば、その外径も大きくなる。しかし、伸縮
アダプタ3については、内径D2を大きくすると新たな
耐火認定(建築基準法)を受けなければならないため、
従来のものをそのまま使いたいとの要請がある。そのた
め、内径を大きくした二管路管1と従来の伸縮アダプタ
3との組み合わせが生じ、この組み合わせにおいて、逆
風防止弁4の装着が困難であった。
着時の作業性を向上できる、逆風防止弁を提供すること
である。
一方の管路の内径に適合する外径を有する半円形の弁座
と、弁座の周囲に設けられるゴム輪と、弁座の弦部分か
ら立ち上がって二管路管の仕切壁に沿う支持板と、支持
板の基部に取り付けられてばねにより弁座に当接される
弁と、支持板の先端に形成されて仕切壁に係合される係
合部とを有する第1逆風防止弁部、および二管路管の他
方の管路の内径に適合する外径を有する半円形の弁座
と、それぞれが第1逆風防止弁部のものと同様に構成さ
れるゴム輪,支持板,弁および係合部とを有する第2逆
風防止弁部を備える、二管路管用逆風防止弁である。
止弁部と他方の管路に装着される第2逆風防止弁部とが
互いに独立に形成される。逆風防止弁を二管路管に装着
する際には、第1逆風防止弁部を二管路管の一方の管路
に挿入し、続いて、第2逆風防止弁部を他方の管路に挿
入する。したがって、挿入時の大きさは、全体の大きさ
の半分程度になる。第1逆風防止弁部および第2逆風防
止弁部を管路に挿入した後は、これらに設けられた係合
部を二管路管の仕切壁に係合させ、必要であれば、係合
部に押え部材を装着してその離脱を防止する。
を管路に別々に挿入できるので、挿入時に他の逆風防止
弁部との位置関係を考慮する必要はない。また、各逆風
防止弁部の大きさは、全体の大きさの半分程度なので、
伸縮アダプタにおいて管路が縮径されている場合でも、
これらを伸縮アダプタに容易に通すことができる。した
がって、装着時の作業性を飛躍的に向上できる。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
弁10は、図2に示すように、排気管路12を構成する
二管路管14の出口側端部に装着されるものであり、第
1逆風防止弁部16aおよび第2逆風防止弁部16bを
含む。
って仕切られた2つの管路14aおよび14bを有し、
各管路14aおよび14bの入口側端部には、図示しな
い接続管を介して風呂または便所等のような排気源が個
別に接続される。また、二管路管14の出口側端部に
は、建物の外壁等に固定された伸縮アダプタ20(図
2)が接続される。
4に示すように、一方の管路14aの内径に適合する外
径を有する半円形の弁座22を含み、弁座22の中央部
には、空気を通すための窓24が形成される。また、弁
座22の周囲には、溝26が形成され、溝26には、ゴ
ム輪28が装着される。そして、弁座22の弦となる部
分(以下、「弦部分」という。)30の一方面から垂直
に立ち上がって二管路管14の仕切壁18に沿う支持板
32が形成される。
ために複数の窓34が形成された平板状の本体36を含
み、本体36の幅方向(弦部分30が延びる方向)の両
端部には、弁座22との一体構造を補強するための三角
リブ38が形成され、本体36の基部には、後述する弁
40(図1)のシャフト42(図1)を回動自在に保持
するための複数の軸受44が形成される。また、本体3
6の上面中央部には、後述するコイルばね46(図1)
の一端46aを係止するための突起48が形成される。
そして、本体36の先端には、仕切壁18の端部に係合
される2つの係合部50が幅方向へ互いに間隔を隔てて
形成される。
52を含み、図9に示すように、各溝52において折り
曲げ可能なように構成される。係合部50が折り曲げら
れたときは、2本の溝52に挟まれた部分が仕切壁18
の端面に当接される当接部50aとなり、当接部50a
よりも先端側の部分が仕切壁18の反対面側へ折り返さ
れる折返部50bとなる。
ブ38および係合部50は、ポリエチレンまたは塩化ビ
ニル等のような合成樹脂の射出成形により一体成形され
る。そして、支持板32の基部に形成された軸受44
に、シャフト42を介して弁40が取り付けられる(図
1)。
弁座22に形成された窓24(図3)を開閉するもので
あり、合成樹脂(ポリエチレン等)または金属(ステン
レス等)からなる半円形の本体40aを含む。本40a
の大きさは、窓24(図3)よりもやや大きめに設定さ
れ、本体40aの弦部分には、シャフト42を保持する
ための複数の軸受54が形成される。
れ、このシャフト42が支持板32の軸受44に装着さ
れる。このとき、シャフト42の中央部には、コイルば
ね46が装着され、コイルばね46の一端46aが突起
48に係止され、他端46bが弁40の表面に係止され
る。したがって、弁40は、コイルばね46の押圧力に
よって弁座22に当接され、管路14aおよび14bに
排気が流れると、図2(A)に示すように、その風圧に
よって開放される。
の管路14bの内径に適合する外径を有する半円形の弁
座22を含み、弁座22の弦部分30から立ち上がって
支持板32が形成される。そして、支持板32の本体3
6に形成された軸受には、シャフトを介して弁40が取
り付けられる。第2逆風防止弁部16bにおける弁座2
2,支持板32および弁40等は、第1逆風防止弁部1
6aのものと同様に構成されるので、それらについての
重複する説明は省略する。
止弁部16bのうち、弁座22,支持板32,三角リブ
38および係合部50等を含む一体物は、それぞれ個別
に射出成形可能であるが、たとえば図5に示すように、
互いに連結した状態で射出成形したものを係合部50の
外縁に沿って切断分離するようにしてもよい。また、係
合部50の溝52は、射出成形金型に設けた突条により
形成してもよいし、射出成形後にカッター等で形成して
もよい。
際には、まず、図6に示すように、第1逆風防止弁部1
6aを伸縮アダプタ20の先端から排気管路12内へ挿
入し、図7に示すように、これを二管路管14の一方の
管路14a内に配置する。続いて、図8に示すように、
第2逆風防止弁部16bを伸縮アダプタ20の先端から
排気管路12内へ挿入し、これを二管路管14の他方の
管路14b内に配置する。そして、図9(A)〜(C)
に示すように、第1逆風防止弁部16aおよび第2逆風
防止弁部16bの各係合部50を略コ字状に折り曲げ
て、当接部50aを仕切壁18の端面に当接させるとと
もに、折返部50bを仕切壁18の反対面側へ折り返
す。その後、図10に示すように、金属(ステンレス
等)または合成樹脂(塩化ビニル等)からなる押え部材
56を係合部50の外面に装着し、係合部50の離脱を
防止する。押え部材56は、断面略コ字状の棒状部材で
あり、その辺の1つは、略へ字状に曲げられている。そ
して、曲げられた辺がばね機能を発揮することにより、
係合部50に対して押さえの力が付与される。
6aおよび第2逆風防止弁部16bを互いに独立に形成
しているので、これらを管路14aおよび14bに挿入
する際には、1つずつを適当な角度で傾斜させながら容
易に挿入できる。つまり、他の逆風防止弁部との位置的
な関係を考慮する必要はない。また、挿入時における第
1逆風防止弁部16aおよび第2逆風防止弁部16bの
大きさは、全体の大きさの半分程度なので、伸縮アダプ
タ20において管路12の内径が縮径されている場合で
も、これらを伸縮アダプタ20に容易に通すことができ
る。
部16aおよび第2逆風防止弁部16bのそれぞれに係
合部50を2つずつ形成しているが、その数は適宜変更
可能であり、たとえば図11(A)に示すように、4つ
ずつ形成してもよい。
略コ字状に折り曲げ、その折り曲げ部分を押え部材56
で押さえるようにしているが、たとえば図11(B)に
示すように、係合部50を容易に変形しない強度で略コ
字状に形成し、この係合部50を仕切壁18に直接係合
させてもよい。
Claims (2)
- 【請求項1】二管路管の一方の管路の内径に適合する外
径を有する半円形の弁座と、前記弁座の周囲に設けられ
るゴム輪と、前記弁座の弦部分から立ち上がって前記二
管路管の仕切壁に沿う支持板と、前記支持板の基部に取
り付けられてばねにより前記弁座に当接される弁と、前
記支持板の先端に形成されて前記仕切壁に係合される係
合部とを有する第1逆風防止弁部、および前記二管路管
の他方の管路の内径に適合する外径を有する半円形の弁
座と、それぞれが前記第1逆風防止弁部のものと同様に
構成されるゴム輪,支持板,弁および係合部とを有する
第2逆風防止弁部を備える、二管路管用逆風防止弁。 - 【請求項2】前記仕切壁に係合された前記係合部の離脱
を防止するための押え部材をさらに備える、請求項1記
載の二管路管用逆風防止弁。
Priority Applications (1)
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JP2000093265A JP4321941B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 二管路管用逆風防止弁 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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2000
- 2000-03-30 JP JP2000093265A patent/JP4321941B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR20160135417A (ko) * | 2015-05-18 | 2016-11-28 | 양정승 | 듀얼 플레이트 체크밸브 |
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