JP2001280461A - 車両の自動変速装置 - Google Patents
車両の自動変速装置Info
- Publication number
- JP2001280461A JP2001280461A JP2000101286A JP2000101286A JP2001280461A JP 2001280461 A JP2001280461 A JP 2001280461A JP 2000101286 A JP2000101286 A JP 2000101286A JP 2000101286 A JP2000101286 A JP 2000101286A JP 2001280461 A JP2001280461 A JP 2001280461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- gear
- output shaft
- internal data
- rotation speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
のシフトアップ・シフトダウンの記憶データを軽減でき
る車両の自動変速装置を提供する。 【解決手段】 アクセル開度と変速機の出力軸回転数と
から最適ギヤ段を設定したマップを記憶し、そのマップ
にて、車両運転時のアクセル開度と出力回転数から最適
ギヤ段を選定して変速機を自動変速する車両の自動変速
装置において、線図データを、ギヤ段を数段飛ばした内
部データをマップとして記憶し、その内部データを基に
して、他の飛ばした段の線図データを、ギヤ比を考慮し
て算出するようにしたものである。
Description
大型車両に適用される車両の自動変速装置に関する。
め、トラクタやトラック等の大型車両においても自動ク
ラッチ装置や自動変速機を採用する例が多く見られる。
この場合、車速に応じた最適ギヤ段がマップに従って定
められ、車両の加速・減速に合わせて自動的にシフトア
ップ・シフトダウンがなされる。
自動変速装置にあっては、変速段数が十数段と多段であ
り、シフトアップ・シフトダウンのマップは、十数段の
アクセル開度に対する出力軸回転数の全てのデータを予
め記憶しておく必要があり、データが膨大になる問題が
ある。
における車両の加速・減速時のシフトアップ・シフトダ
ウンの記憶データを軽減できる車両の自動変速装置を提
供することにある。
と変速機の出力軸回転数とから最適ギヤ段を設定したマ
ップを記憶し、そのマップにて、車両運転時のアクセル
開度と出力回転数から最適ギヤ段を選定して変速機を自
動変速する車両の自動変速装置において、線図データ
を、ギヤ段を数段飛ばした線図データを内部データとし
てトランスミッションコントローラに記憶し、その内部
データを基にして、前記飛ばした段の線図データを、ギ
ヤ比を考慮して算出するようにしたものである。
スミッションコントローラに、数段飛ばしの線図データ
を内部データとしたシフトアップマップを記憶し、他方
出力軸回転数をトランスミッションコントローラに入力
し、その出力軸回転数が、内部データ又はその内部デー
タを基に算出した算出データに基づく回転数に対して大
きくなったとき、その内部データ又はその内部データを
基に算出した算出データのギヤ段にシフトアップさせる
ことが好ましい。
ンスミッションコントローラに、数段飛ばしの線図デー
タを内部データとしたシフトダウンマップを記憶し、他
方出力軸回転数をトランスミッションコントローラに入
力し、その出力軸回転数が、内部データ又はその内部デ
ータを基に算出した算出データに基づく回転数に対して
小さくなったとき、その内部データ又はその内部データ
を基に算出した算出データのギヤ段にシフトダウンさせ
ることが好ましい。
を添付図面に基づいて詳述する。
構成を図5、図6、図7により説明する。
こでは車両がトレーラを牽引するトラクタであり、エン
ジンがディーゼルエンジンである。
を介して変速機3が取り付けられ、変速機3の出力軸4
(図5参照)が図示しないプロペラシャフトに連結され
て後輪(図示せず)を駆動するようになっている。
ト(ECU)6によって電子制御される。即ち、ECU
6は、エンジン回転センサ7とアクセル開度センサ8と
の出力から現在のエンジン回転速度及びエンジン負荷を
読取り、主にこれらに基づいて燃料噴射ポンプ1aを制
御し、燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御する。
にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール
1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1
cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを
出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウン
トしてエンジン回転数を算出する。
変速機3とがトランスミッションコントロールユニット
(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。
ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介し
て接続され、相互に連絡可能である。
2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホ
イール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及び
ドリブンプレート2aをフライホイール1bに摩擦接触
或いは離反させるプレッシャプレート2bから構成され
る。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ10により
プレッシャプレート2bを軸方向に操作し、基本的には
自動断接され、ドライバの負担を軽減し得るものとなっ
ている。一方、微低速走行に際しての微妙なクラッチワ
ークや、非常時のクラッチ急断を可能とするため、ここ
ではクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能と
なっている。所謂セレクティブオートクラッチの構成で
ある。クラッチ自体のストローク(即ちプレッシャプレ
ート2bの位置)を検知するクラッチストロークセンサ
14と、クラッチペダル11の踏込みストロークを検知
するクラッチペダルストロークセンサ16とが設けら
れ、それぞれTMCU9に接続される。
スタ10は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じて
エアタンク5に接続され、エアタンク5から供給される
空圧で作動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、
他方の通路bがクラッチマニュアル断接用である。一方
の通路aが二股状に分岐され、そのうちの一方に自動断
接用の電磁弁MVC1,MVC2が直列に設けられ、他
方に非常用の電磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部
にダブルチェックバルブDCV1が設けられる。他方の
通路bに、クラッチブースタ10に付設される油圧作動
弁12が設けられる。両通路a,bの合流部にもダブル
チェックバルブDCV2が設けられる。ダブルチェック
バルブDCV1,DCV2は差圧作動型の三方弁であ
る。
はTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき上流側を
下流側に連通し、OFF のとき上流側を遮断して下流側を
大気開放する。まず自動側を説明すると、電磁弁MVC
1は単にイグニッションキーのON/OFFに合わせてON/OFF
されるだけである。イグニッションキーOFF 、つまり停
車中はOFF となり、エアタンク5からの空圧を遮断す
る。電磁弁MVC2は比例制御弁で、供給又は排出エア
量を自由にコントロールできる。これはクラッチの断接
速度制御を行うためである。電磁弁MVC1,MVC2
がともにONだとエアタンク5の空圧がダブルチェックバ
ルブDCV1,DCV2をそれぞれ切り換えてクラッチ
ブースタ10に供給される。これによりクラッチが分断
される。クラッチを接続するときはMVC2のみがOFF
され、これによりクラッチブースタ10の空圧がMVC
2から排出されてクラッチが接続される。
MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF と
なると、ドライバの意思に反してクラッチが急接されて
しまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診断
回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONする。
すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェック
バルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ10
に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッチ急
接が防止される。
ダル11の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ1
3から油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路
13aを介して油圧作動弁12に供給される。これによ
って油圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10
への空圧の給排が行われ、クラッチ2のマニュアル断接
が実行される。油圧作動弁12が開くと、これを通過し
た空圧がダブルチェックバルブDCV2を切り換えてク
ラッチブースタ10に至る。なお、クラッチの自動断接
とマニュアル断接とが干渉した場合はマニュアル断接を
優先させるようになっている。
的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機で、前進16
段、後進2段に変速可能である。変速機3は入力側と出
力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッタ17及び
レンジギヤ19を備え、これらの間にメインギヤ段18
を備えている。そして、入力軸15に伝達されてきたエ
ンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段18、レン
ジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力する。
ットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メイン
ギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当する
スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ
21及びレンジアクチュエータ22から構成される。こ
れらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作
動され、TMCU9によって制御される。各ギヤ17,
18,19の現在ポジションはギヤポジションスイッチ
23(図6参照)で検知される。カウンタシャフト32
の回転速度がカウンタシャフト回転センサ26で検知さ
れ、出力軸4の回転速度が出力軸回転センサ28で検知
される。これら検知信号はTMCU9に送られる。
定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュ
アル変速が可能である。この場合、図6に示すように、
クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は運転席
に設けられたシフトレバー装置29からの変速指示信号
を合図に行われる。即ち、ドライバが、シフトレバー装
置29のシフトレバー29aをシフト操作すると、シフ
トレバー装置29に内蔵されたシフトスイッチが作動
し、変速指示信号がTMCU9に送られ、これを基にT
MCU9はクラッチブースタ10、スプリッタアクチュ
エータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアク
チュエータ22を適宜作動させ、一連の変速操作(クラ
ッチ断→ギヤ抜き→ギヤ入れ→クラッチ接)を実行す
る。そしてTMCU9は現在のシフト段をモニター31
に表示する。
ース、Nはニュートラル、Dはドライブ、UPはシフト
アップ、DOWNはシフトダウンをそれぞれ意味する。
また運転席に、変速モードを自動とマニュアルに切り換
えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか段飛
ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25とが設
けられる。
aをDレンジに入れておけば車速に応じて自動的に変速
が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバが
シフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれば、
マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可能で
ある。この自動変速モードにおいて、スキップスイッチ
25がOFF (通常モード)なら変速は1段ずつ行われ
る。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大きい
ときに有効である。またスキップスイッチ25がON(ス
キップモード)なら変速は、後で詳しく説明するが、本
発明の特徴である1段飛ばしで行われる。これはトレー
ラを牽引してないときや荷が軽いときなどに有効であ
る。
速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29a
がDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持さ
れ、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをU
P又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又は
シフトダウンが可能である。このときも前記同様、スキ
ップスイッチ25がOFF なら変速は1段ずつ行われ、ス
キップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行われ
る。このモードではDレンジは現ギヤ段を保持するH
(ホールド)レンジとなる。
設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ
30の手動切換により変速できるようになっている。
入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上
に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平
行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレ
ート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33
とが相対回転可能に支持される。
構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSH
が回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33
にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,
MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤS
H,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャ
フト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,
C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバ
ースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤI
Rはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤC
Rに常時噛合される。
付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得
るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプ
ライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト3
3に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第
1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第
4スリーブ42〜45が前後スライド可能に設けられ
る。第1〜第4スリーブ42〜45を適宜選択してスラ
イド移動させ、ギヤ側スプライン36と係合・離脱させ
ることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行える。第1スリー
ブ42の移動をスプリッタアクチュエータ20で行い、
第2〜第4スリーブ43〜45の移動をメインアクチュ
エータ21で行う。
段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変
速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプ
リッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ
機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン
部にはシンクロ機構が存在しない。このため、シンクロ
制御なるものを行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速
し、シンクロ機構なしで変速できるようになっている。
ここではメインギヤ段18以外にスプリッタ17にもニ
ュートラルポジションが設けられ、所謂ガラ音対策がな
されている(特願平11-319915 号参照)。
しており、ハイ・ローいずれかのポジションに切り替え
ることができる。遊星歯車機構34は、メインシャフト
33の最後端に固設されたサンギヤ65と、その外周に
噛合される複数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギ
ヤ66の外周に噛合される内歯を有したリングギヤ67
とからなる。各プラネタリギヤ66は共通のキャリア6
8に回転可能に支持され、キャリア68は出力軸4に連
結される。リングギヤ67は管部69を一体的に有し、
管部69は出力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれ
て出力軸4とともに二重軸を構成する。
設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接し
て、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けら
れる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッショ
ンケース側に固定された固定スプライン71が設けられ
る。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ4
6が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46
の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジ
ギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在す
る。
が固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と
固定スプライン71とが連結される。これによりリング
ギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が
1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これ
がローのポジションである。
とこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライ
ン41と出力軸スプライン70とが連結される。これに
よりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定さ
れ、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようにな
る。これがハイのポジションである。
おいて、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギ
ヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に
変速可能であり、計2×4×2=16段に変速すること
ができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ
・ローを切り替えて2段に変速することができる。
について説明する。これらアクチュエータはエアタンク
5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの
空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そして
これら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空
圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。
ピストンを有した空圧シリンダ47と三つの電磁弁MV
H,MVF,MVGとで構成される。スプリッタ17を
ニュートラルにするときはMVH/ON,MVF/OF
F,MVG/ONとされる。スプリッタ17をハイにす
るときはMVH/OFF,MVF/OFF,MVG/O
Nとされる。スプリッタ17をローにするときはMVH
/OFF,MVF/ON,MVG/OFFとされる。
トンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ4
8と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当す
る空圧シリンダ49とを備える。各空圧シリンダに対し
て複数の電磁弁MVC,MVD,MVE及びMVB,M
VAが設けられる。
OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方
に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択
可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/O
Nのとき中立となり、メインギヤの1st、2nd又は
N2を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,
MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メインギヤの
Rev又はN1を選択可能とする。
N,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN
1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MV
B/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2n
d,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OF
F,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤ
の1st又は3rdを選択可能とする。
ストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MV
I,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MV
I/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レ
ンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONの
とき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
ンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト3
2にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カ
ウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであっ
て、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を
切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁
弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ
27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27
が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのとき
にはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出さ
れ、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
ェンジにおける、スプリッタ17のH,Lの切り換えメ
インギヤ18(1st〜4th)の切り換え、スプリッ
タ19のH,Lの切り換えの関係は下表の通りである。
すシフトアップマップと図4に示すシフトダウンマップ
とがメモリされており、TMCU9は、自動変速モード
のとき、これらマップに従って最適ギヤ段を選定して自
動変速を実行する。
て、ギヤ段n(nは1から15までの整数)からn+1
へのシフトアップ線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。
の回転数が次第に増加していく。そこで通常の自動変速
モードでは、図6に示した出力軸回転センサ28で検出
された出力軸回転数(rpm )とアクセル開度センサ8
(図6)によるアクセル開度(%)とがTMCU9に入
力され、そのアクセル開度における回転数が、現在のギ
ヤ段nの線図を越える度に1段ずつシフトアップを行う
こととなる。
に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からn
へのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。
少していくので、通常の自動変速モードでは、現在の1
点が各線図を越える度に1段ずつシフトダウンを行う。
出された現在の出力軸回転数の値から現在の車速を換算
し、これをスピードメータに表示すると共にシフトアッ
プ、シフトダウンを行ったときに、その新たなシフト段
をモニター31に表示する。
ー29aがドライブDの位置)のときで、スキップスイ
ッチ25がONで、スキップモードのときに、現ギヤ段か
ら、線図を交互に1本ずつ飛ばしたシフトアップを行
う。
セル開度に対する各段のシフトアップ、シフトダウンの
線図をTMCU9に記憶させる際に、図3、図4に実線
で示した線図、すなわち図3のシフトアップのマップに
おいては、1st→2ndの線図、5th→6thの線
図、9th→10thの線図及び13th→14thの
線図は、TMCU9の内部データとして記憶し、その線
図間の点線で示した線図は、その各内部データの線図の
回転数にギヤ比を考慮して算出するようにしたものであ
る。また同様に図4のシフトダウンのマップにおいて
も、2nd→1stの線図、6th→5thの線図、1
0th→9thの線図及び14th→13thの線図
は、TMCU9の内部データとして記憶し、その線図間
の点線で示した線図は、各内部データの線図の回転数に
ギヤ比を考慮して算出するようにしたものである。
よる出力軸回転数データを表2,表3に示す。
データとしては、2nd(1st→2nd)、6th
(5th→6th)、10th(9th→10th)、
14th(13th→14th)の線図データを記憶
し、3rdの出力軸回転数データは、2ndの内部デー
タの出力軸回転数に、1stギヤ比/2ndギヤ比を乗
じた値を、4thの出力軸回転数データは、2ndの内
部データの出力軸回転数に、1stギヤ比/3rdギヤ
比を乗じた値を、4thの出力軸回転数データは、2n
dの内部データの出力軸回転数に、1stギヤ比/4t
hギヤ比を乗じた値を、それぞれ算出して求める。
5,16thの出力軸回転数データも、6thの内部デ
ータ、10thの内部データ、14thの内部データに
ギヤ比を考慮して算出する。
軸回転数/入力軸回転数から適宜TMCU9に記憶させ
ておく。
に記憶する内部データとしては、1st(2nd→1s
t)、5th(6th→5th)、9th(10th→
9th)、13th(14th→13th)の線図デー
タを記憶し、2ndの出力軸回転数データは、1stの
内部データの出力軸回転数に、2ndギヤ比/3rdギ
ヤ比を乗じた値を、3rdの出力軸回転数データは、1
stの内部データの出力軸回転数に、2ndギヤ比/4
rdギヤ比を乗じた値を、4thの出力軸回転数データ
は、1stの内部データの出力軸回転数に、2ndギヤ
比/5rdギヤ比を乗じた値を、それぞれ算出して求め
る。
4,15thの出力軸回転数データも、5thの内部デ
ータ、9thの内部データ、13thの内部データにギ
ヤ比を考慮して算出する。
る出力軸回転数の算出のフローを図1、図2により説明
する。
00され、step1で、現アウトプットシャフト(出
力軸)の回転数が、2ndデータ(内部データ)の回転
数より大きいかどうかを判断し、回転数が小さければ(n
o)、選択ギヤを1stに選定101し、回転数が大きけ
れば(yes) 、step2で、現アウトプットシャフトの
回転数が、3rdの算出データに基づく回転数より大き
くなったかどうかを判断し、1stより大きく3rdの
算出データより小さいとき(no)、選択ギヤを2ndに選
定102し、以後同様に、step3、step4で、
現アウトプットシャフトの回転数が、15thデータ、
16thデータ(算出データ)の回転数より大きくなっ
たかどうかを判断して、選択ギヤを順次14th、15
thにそれぞれ選定103,104し、最終的にste
p4で、現アウトプットシャフトの回転数が、16th
データの回転数より大きくなったなら(yes) 、選択ギヤ
を16thのままに設定105して制御を終了106す
る。
10され、step5で、現アウトプットシャフト(出
力軸)の回転数が、15thの算出データの回転数より
小さいかどうかを判断し、回転数が大きければ(no)、選
択ギヤを16thに選定111し、回転数が小さければ
(yes) 、step6で、現アウトプットシャフトの回転
数が、14thの算出データに基づく回転数より小さく
なったかどうかを判断し、15thより小さく、14t
hより大きいとき(no)、選択ギヤを15thに選定11
2し、以後同様に、step7、step8で、現アウ
トプットシャフトの回転数が、2ndデータ(算出デー
タ)、1stデータ(内部データ)の回転数より小さく
なったかどうかを判断して、選択ギヤを順次3rd、2
ndにそれぞれ選定113,114し、最終的にste
p8で、現アウトプットシャフトの回転数が、1stデ
ータの回転数より小さくなったなら(yes) 、選択ギヤを
1stのままに設定115して制御を終了116する。
クセル開度に対する出力軸回転数の線図データを記憶し
て内部データとし、その内部データを基にして他のギヤ
段の線図データをギヤ比を考慮して算出することで、デ
ータの記憶容量を少なくすることが可能となると共に変
速機3のギヤ比に変更があった場合でも、線図データを
書き換えることなく、そのギヤ比に基づいた計算式のみ
変更して線図データを変えることが可能となる。
を、16段のうち、シフトアップ、シフトダウンとも3
段飛ばした4段のギヤ段の線図を記憶するようにした
が、2段飛ばしでも、4段飛ばしで記憶するようにして
もよいことは勿論である。
る。
プの記憶する線図データを少なくすることができる。
る。
フローチャートである。
フローチャートである。
である。
である。
成図である。
る。
である。
U) 10 クラッチブースタ 20 スプリッタアクチュエータ 21 メインアクチュエータ 22 レンジアクチュエータ 25 スキップスイッチ 26 カウンタシャフト回転センサ 28 出力軸回転センサ 29 シフトレバー装置 29a シフトレバー GSU ギヤシフトユニット
Claims (3)
- 【請求項1】 アクセル開度と変速機の出力軸回転数と
から最適ギヤ段を設定したマップを記憶し、そのマップ
にて、車両運転時のアクセル開度と出力回転数から最適
ギヤ段を選定して変速機を自動変速する車両の自動変速
装置において、線図データを、ギヤ段を数段飛ばした線
図データを内部データとしてトランスミッションコント
ローラに記憶し、その内部データを基にして、前記飛ば
した段の線図データを、ギヤ比を考慮して算出すること
を特徴とする車両の自動変速装置。 - 【請求項2】 変速機をシフトチェンジするトランスミ
ッションコントローラに、数段飛ばしの線図データを内
部データとしたシフトアップマップを記憶し、他方出力
軸回転数をトランスミッションコントローラに入力し、
その出力軸回転数が、内部データ又はその内部データを
基に算出した算出データに基づく回転数に対して大きく
なったとき、その内部データ又はその内部データを基に
算出した算出データのギヤ段にシフトアップさせる請求
項1記載の車両の自動変速装置。 - 【請求項3】 変速機をシフトチェンジするトランスミ
ッションコントローラに、数段飛ばしの線図データを内
部データとしたシフトダウンマップを記憶し、他方出力
軸回転数をトランスミッションコントローラに入力し、
その出力軸回転数が、内部データ又はその内部データを
基に算出した算出データに基づく回転数に対して小さく
なったとき、その内部データ又はその内部データを基に
算出した算出データのギヤ段にシフトダウンさせる請求
項1記載の車両の自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000101286A JP4581178B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両の自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000101286A JP4581178B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両の自動変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280461A true JP2001280461A (ja) | 2001-10-10 |
JP4581178B2 JP4581178B2 (ja) | 2010-11-17 |
Family
ID=18615368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000101286A Expired - Lifetime JP4581178B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両の自動変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4581178B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109927707A (zh) * | 2017-12-18 | 2019-06-25 | 现代岱摩斯 | 车辆的控制装置及控制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127348A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-06 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 産業車両における自動変速制御装置 |
JPS62118146A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-29 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH08135777A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-05-31 | Hitachi Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH1061758A (ja) * | 1996-08-12 | 1998-03-06 | Komatsu Forklift Co Ltd | 産業車両の自動変速装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59183162A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-18 | Toyota Motor Corp | 車両用無段変速機の変速比制御装置 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000101286A patent/JP4581178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127348A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-06 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 産業車両における自動変速制御装置 |
JPS62118146A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-29 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH08135777A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-05-31 | Hitachi Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH1061758A (ja) * | 1996-08-12 | 1998-03-06 | Komatsu Forklift Co Ltd | 産業車両の自動変速装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109927707A (zh) * | 2017-12-18 | 2019-06-25 | 现代岱摩斯 | 车辆的控制装置及控制方法 |
CN109927707B (zh) * | 2017-12-18 | 2022-03-25 | 现代岱摩斯 | 车辆的控制装置及控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4581178B2 (ja) | 2010-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4663840B2 (ja) | 自動変速機のエンジンオーバーラン防止装置 | |
JP2001263382A (ja) | セレクティブクラッチの制御装置 | |
JP4092846B2 (ja) | 車両の変速装置 | |
JP4515592B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP2001280463A (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4284820B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4140188B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP2004026064A (ja) | 変速制御装置 | |
JP4343415B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4470272B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4581178B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4426051B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4415291B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4637996B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP3888150B2 (ja) | 変速制御装置 | |
JP3893842B2 (ja) | 車両のオートクラッチ制御装置 | |
JP4411826B2 (ja) | 変速制御装置 | |
JP4078783B2 (ja) | 車両の自動クラッチ装置 | |
JP2004197772A (ja) | トランスミッション制御装置 | |
JP4239359B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP4470919B2 (ja) | 車両のオートクラッチ制御装置 | |
JP4284825B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP3888153B2 (ja) | 車両の坂道発進補助装置 | |
JP2004138143A (ja) | トランスミッション制御装置 | |
JP2004019797A (ja) | 変速制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080905 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100106 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100601 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4581178 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 3 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |