JP2001280435A - エンジン用送りねじ式テンショナー - Google Patents

エンジン用送りねじ式テンショナー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの送りねじ式テンショナーにおい
て、伝動帯にスリッパーを介して推進力を付与する押圧
部材の、スリッパーへの押圧点の変位に起因する騒音の
発生を可及的に低減する。 【解決手段】 送りねじ式テンショナーにおいて、押圧
部材16と、回転止め部材29間の回転止め部に形成さ
れる、平坦面と円周面のうち、平坦面をスリッパー10
の長手方向に沿わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン、たとえ
ば自動二輪車用エンジンの調時伝動装置に用いられるテ
ンショナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車用等のエンジンでは、
クランク軸により動弁カム軸を調時駆動するための調時
伝動装置の伝動チエンに所定の張力を付与するためのテ
ンショナーとして、送りネジ式のものが、屡々採用され
ており、かかる送りネジ式テンショナーは、たとえば、
特開平10−110795号公報に開示されるものが既
によく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる、送
りねじ式テンショナーでは、図10に示すように、エン
ジンの運転により調時伝動装置が作動したとき、伝動チ
エンCの張力変動により、該伝動チエンCの緩み側に添
設されるスリッパーSは、伝動チエンCの変動方向すな
わち図10の矢印A方向に撓み振動し、これにより、テ
ンショナーTの、スリッパーSへの押圧点Pが、スリッ
パーSの長手方向すなわち図5の矢印B方向に変位し、
これにより、テンショナーTの押圧部材は、その径方向
に揺すられて、テンショナーTの押圧部材とこれを支持
する軸受部材間に存するクリアランスにより、それらが
衝突し合い、これに起因して騒音を発生するという問題
がある。
【0004】そこで、本発明は、前記テンショナーに改
良を加えて前記騒音の発生を可及的に低減できるように
した、新規なエンジン用送りねじ式テンショナーを提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
請求項1記載の発明によれば、エンジンブロックに固定
されるケーシングに、回転止め部材を介して押圧部材
を、その軸線まわりには回転しないが、その軸線方向に
移動できるように支持し、この押圧部材に、前記ケーシ
ングに回転自在にスラスト支持される回転軸を螺合し、
前記ケーシングと回転軸間には、前記押圧部材をケーシ
ングから突出する方向に付勢するばねを設け、押圧部材
の先端を、エンジンブロックに軸支されるスリッパーを
介して調時伝動装置の伝動帯に当接し、その伝動帯に張
力を付与するようにした、送りねじ式テンショナーにお
いて、前記押圧部材と回転止め部材間の相対回転止め部
に形成される平坦面および円周面のうちの平坦面を前記
スリッパーの長手方向に沿わせたことを特徴としてお
り、かかる特徴によれば、押圧部材の揺れを、該押圧部
材と回転止め部材間の、高精度な加工が可能な円周面で
受けることができ、テンショナーの押圧部材の揺れを抑
制して、騒音の発生を可及的に低減することができる。
【0006】また、前記目的達成のため、本請求項2記
載の発明によれば、前記請求項1記載のものにおいて、
前記押圧部材と回転止め部材間の円周面間の間隙を0.
02mm以上0.15mm未満としたことを特徴として
おり、かかる特徴によれば、押圧部材に揺れを、該押圧
部材と回転止め部材間に円周面で受けることができる上
に、押圧部材と回転止め部材の円周面間の間隙を従来の
ものに比べて狭めることができ、テンショナーの押圧部
材の揺れを抑制して、騒音の発生を可及的に低減するこ
とができる。
【0007】さらにまた、前記目的達成のため、本請求
項3記載の発明によれば、前記請求項1記載のものにお
いて、前記ケーシングと回転止め部材との嵌合部におけ
る円周面間の間隙を0.02mm以上0.15mm未満
としたことを特徴としており、かかる特徴によれば、押
圧部材に揺れを、該押圧部材と回転止め部材間に円周面
で受けることができる上に、ケーシングと回転止め部材
の円周面間の間隙を従来のものに比べて狭めることがで
き、テンショナーの押圧部材の揺れを抑制して、騒音の
発生を可及的に低減することができる。
【0008】さらにまた、本請求項4記載の発明によれ
ば、エンジンブロックに固定されるケーシングに、回転
止め部材を介して押圧部材を、その軸線まわりには回転
しないが、その軸線方向に移動できるように支持し、こ
の押圧部材に、前記ケーシングに回転自在にスラスト支
持される回転軸を螺合し、前記ケーシングと回転軸間に
は、前記押圧部材をケーシングから突出する方向に付勢
するばねを設け、押圧部材の先端を、エンジンブロック
に軸支されるスリッパーを介して調時伝動装置の伝動帯
に当接し、その伝動帯に張力を付与するようにした、送
りねじ式テンショナーにおいて、前記押圧部材の先端
に、前記スリッパーに当接する回動部材を回動可能に設
け、この回動部材が、スリッパーの長手方向と直交する
軸線まわりに回動可能であることを特徴としており、か
かる特徴によれば、スリッパーの長手方向の変位に起因
する、テンショナーの押圧部材の揺れを、回動部材の回
動により吸収して、その押圧部材の揺れを抑制して、騒
音の発生を可及的に低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】まず、図1〜5を参照して本発明の第1実
施例について説明する。
【0011】図1は、本発明テンショナーを備えたエン
ジンの調時伝動装置の側面図、図2は、図3の2−2線
に沿うテンショナーの縦断側面図、図3は、図2の3−
3線に沿う断面図、図4は、図2の4−4線に沿う端面
図、図5は、図2の一部拡大図である。
【0012】図1において、全体を符号Eで示される、
自動二輪車用の走行用エンジンEは、DOHC型の四サ
イクルエンジンであり、そのエンジンブロックBeは、
シリンダブロック1と、そのデッキ面上に固定されるシ
リンダヘッド2と、その下面に固定されるオイルパン3
とを備えており、シリンダヘッド2の上面は、ヘッドカ
バー4により被覆される。シリンダブロック1の下部に
は、燃料の爆発燃焼により、往復駆動されるピストン
(図示せず)を介して回転駆動されるクランク軸5が回
転自在に支承され、また、シリンダヘッド2の上部に
は、動弁機構(図示せず)に連動される一対の動弁カム
軸6,6が回転自在に支承される。
【0013】前記クランク軸5と、一対の動弁カム軸
6,6とは、調時伝動装置Tiを介して連動、連結され
ており、以下に、その調時伝動装置Tiの構造について
説明するに、クランク軸5の一端には、駆動輪としての
駆動スプロケット7が固定され、また、一対の動弁カム
軸6,6の一端には、従動輪としての従動スプロケット
8,8がそれぞれ固定されており、前記駆動および従動
スプロケット7,8,8間には、伝動帯としての無端状
伝動チエン9が巻き掛けられている。そして、クランク
軸5の回転は、前記調時伝動装置Tiを介して1/2の
変速比をもって一対の動弁カム軸6,6に調時伝動され
る。
【0014】前記無端状伝動チエン9の緩み側におい
て、駆動スプロケット7と、一方の従動スプロケット8
との間で、伝動チエン9の外側をガイドする弓形のスリ
ッパー10の一端が支持軸11を介してシリンダヘッド
2に揺動可能に支承されている。
【0015】シリンダブロック1 には、本発明に従うテ
ンショナーTが取り付けられている。このテンショナー
Tは、前記伝動チエン9の緩み側を、前記スリッパー1
0を介して押圧し、その伝動チエン9に一定の張力を付
与するものである。
【0016】つぎに、図2〜5を参照して、テンショナ
ーTの構造を詳細に説明する。
【0017】このテンショナーTは、基端部を一対の結
合ボルト12をもってシリンダブロック1の側部に固定
される円筒状のケーシング15と、このケーシング15
に軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向の移動を可
能となるように支承される押圧部材16と、押圧部材1
6と同軸に配置されて該押圧部材16に螺挿される回転
軸17と、ケーシング15に固定されて回転軸17をス
ラスト支持するスラスト軸受部材18と、回転軸17お
よびケーシング15間に設けられて回転軸17を回転付
勢する捩りばね19とを備え、前記押圧部材16の先端
は、前記スリッパー10の自由端部側の外面に当接され
る。
【0018】前記ケーシング15は、径方向に張り出し
たフランジ15aを先端寄りの部分(図2の右端寄りの
部分)に有して全体が円筒状に形成されており、該フラ
ンジ15aが一対の結合ボルト12によりシリンダブロ
ック1に締結される。
【0019】前記ケーシング15内には、その先端側
(図2右端側)から順に、円筒状の収納孔21と、その
収納孔21よりも小径の取付孔22と、その取付孔22
よりも小径のねじ孔23とが同一軸線上に設けられる。
そして前記ねじ孔23の端部には、栓部材24が螺合さ
れる。また図4に示すように、ねじ孔23の開口縁に
は、4つの係止凹部25が90°の間隔をあけて形成さ
れている。
【0020】押圧部材16は、前記収納孔21内に同軸
に配置されると共に先端部がケーシング15の先端から
突出される円筒体26と、その円筒体26の先端にスプ
リングピン20をもって結合されるキャップ27とから
なり、そのキャップ27が、前記スリッパー10の自由
端部外面に当接される。また、押圧部材16の後端側す
なわち円筒体26の後端側の内周面には、雌ねじ28が
刻設されている。
【0021】押圧部材16の円筒体26は、ケーシング
15に回転止め部材29を介して軸方向には移動可能で
あるが、回転はできないように支持される。図3に示す
ように、前記回転止め部材29は、皿状に形成されて、
後に述べる固定構造により、ケーシング15の先部に固
定され、その中央部に開口した挿通孔30に、円筒体2
6の先部が、その軸方向に移動可能であるが、相対的な
回転ができないように支持される。円筒体26は、その
軸線に沿って平行に延びる一対の平坦面26a,26a
と、円筒体26の外周面よりなる一対の円周面26b,
26bとより、横断面小判状に形成され、一方、この円
筒体26に挿通される、前記回転止め部材29の挿通孔
30もその円筒体26の外面形状に対応して一対の平坦
面30a,30aおよび円周面30b,30bを有して
小判形状に形成される。そして、円筒体26は、回転止
め部材29を介してケーシング15に、その軸線に沿う
方向への移動を可能とするが、その軸線まわりの回転を
阻止するように支持され、これにより、円筒体26と回
転止め部材29との実質的な支持面は、後に述べるよう
に、円周面26b,26bおよび30b,30bとなる
ので、それらの支持面の加工精度を高めることができ、
図5に示すように、それらの支持面間の隙間Caを、
0.02mm〜0.15mmとすることができる。
【0022】しかして、後に述べるように、本発明に従
うテンショナーTをエンジンEに組み付けるときは、図
3に示すように、前記円筒体26および回転止め部材2
9の挿通孔30間の一対の平坦面26a,26aおよび
30a,30aをスリッパー10の長手方向に沿わせ、
それらの円周面26b,26bおよび30b,30bを
スリッパーの長手方向を横切るように配置することによ
り、後に述べるように、テンショナーTの作動時におけ
る、スリッパー10の挙動により、押圧部材16がその
軸線と直交方向に揺すられても、押圧部材16と回転止
め部材29との衝突に起因する打音、振動音の発生が低
減される。
【0023】つぎに、回転止め部材29の、ケーシング
15に対する固定構造について説明すると、図2,3,
5に示すように、前記回転止め部材29の周縁部には、
その周方向に180°に間隔をあけた一対の係合爪29
a,29aと、それらの係合爪29a,29aとは周方
向に90°の間隔をあけると共にその係合爪29a,2
9aよりも周方向に幅狭に形成された一対の他の係合爪
29b,29bとが半径方向外方に突出するように連設
され、一方、前記ケーシング15の先端部には、それら
の係合爪29a,29a,29b,29bを係合させる
4つの係合凹部31a,31a,31b,31bが形成
されている。而して、各係合凹部31a,31a,31
b,31bにそれぞれ係合された係合爪29a,29
a,29b,29bには、ケーシング15に先端部外周
に嵌着された止め輪32が共通に係合され、これによ
り、回転止め部材29がケーシング15の先端に着脱可
能に固定されることになる。すなわち回転止め部材29
に対して軸線まわりの相対回転が不能である押圧部材2
6は、その軸線まわりの回転を不能とするが、その軸線
方向の移動を可能としてケーシング15に支承される。
【0024】前記回転止め部材29の、各係合爪29
a,29b間の4つの円周部29cは、ケーシング15
の収納孔21先端部の内周面に嵌合され、それらの嵌合
面は、円周面であることにより、それらの嵌合面の加工
精度を高めることが可能となり、その嵌合面間の間隙C
bを狭めることができ、具体的には、図3,5に示すよ
うに、その間隙Cbを0.02mm〜0.15mmとす
ることができる。
【0025】図2に示すように、前記回転軸17は、そ
の先端側(図2右端側)から順に、押圧部材16の雌ね
じ28に螺合する雄ネジ部17aと、この雄ねじ部17
aよりも大径である連結部17bと、その連結部17b
よりも大径にして円筒体26の外形と略同径に形成され
る嵌合部17cと、その嵌合部17cよりも大径である
大径部17dと、その大径部17dよりも小径の支持部
17eとが同軸上に一体に連設されてなるものであり、
一方、ケーシング15における取付孔22には、前記ス
ラスト軸受部材18が圧入、固定され、回転軸17の基
端すなわち支持部17aの端面がそのスラスト軸受部材
18でスラスト支持される。すなわち、スラスト軸受部
材18は、取付孔22に圧入されると共に回転軸17の
基端部すなわち支持部17aを回転自在に挿入させる円
筒部18aと、その円筒部18aの一端から半径方向内
方に延びる内鍔部18bとからなり、この内鍔部18b
に支持部17eの端面が摺接、支持される。
【0026】さらに、図2に示すように、ケーシング1
5内には、前記円筒体26を囲繞して中空円筒状のスペ
ーサ33が設けられ、このスペーサ33は、その一端
を、皿状の回転止め部材29の内面に当接させる一方、
その他端部を、回転軸17の嵌合部17cに嵌合させ、
その他端を、回転軸17における嵌合部17cおよび大
径部17d間の段部に当接させる。したがって、押圧部
材16の先端すなわちキャップ27がスリッパー10に
接触していない状態で、回転軸17および押圧部材16
が前進移動することは、スペーサ33により阻止され
る。
【0027】回転軸17における支持部17eには、そ
の支持部17eの端面に開口する係止スリット34が設
けられており、回転軸17における支持部17eの一部
および大径部17dと、スペーサ33の大部分を囲繞す
る捩りばね19の一端が、その係止スリット34に係合
される。また、ケーシング15の先端側には、4つの係
止凹部31a,31a,31b,31bの一つ、たとえ
ば係止凹部31aに連なって軸方向に延びる係止溝35
が設けられると共に、回転止め部材29の係合爪29a
との間で係止溝35に通じる孔を形成する凹部36が設
けられており、捩りばね19の他端は、前記孔を通って
係止溝35に係合される。
【0028】そして、この捩りばね19のばね力により
回転軸17が回転付勢されるが、その回転付勢方向は、
回転軸17の雄ねじ部17aが、押圧部材16の雌ねじ
28に螺合していることに伴って押圧部材16を前進さ
せる方向、すなわち、前記キャップ27をスリッパー1
0に押し付ける方向に設定されている。
【0029】ところで、押圧部材16の先端がスリッパ
ー10に接触していない状態では、回転軸17の係止ス
リット34には、板状のストッパ37の一端が係合され
ており、そのストッパ37の他端は、ねじ孔23の後端
開口縁に設けられた4つの係止凹部25…(図4)のう
ちの2つに係合される。これにより、捩りばね19の付
勢力によっても回転軸17は回転することなく、押圧部
材16が前進することもない。
【0030】つぎに、この第1実施例の作用について説
明する。
【0031】前述のように構成されるテンショナーT
を、エンジンに組み付けるには、図1に示すように、そ
のテンショナーTのケーシング15を、シリンダブロッ
ク1の所定の位置に結合ボルト12により固定すると共
にその押圧部材16の前端のキャップ27を、伝動チエ
ン9の緩み側の外面に沿って設けられるスリッパー10
の自由端側の外側に当接配置させる。この場合、図3に
示すように、押圧部材16の先端部の、回転止め部材2
9による挿通支持部において、それらの相対回転止め用
の、一対の平坦面26a,26a,30a,30aをス
リッパー10の長手方向に沿わせ、その平坦面26a,
26a,30a,30aを挟んで対向する一対の円周面
26b,26b,30b,30bを、スリッパー10の
長手方向を横切る方向に向くように、スリッパー10お
よび伝動チエン9に対するテンショナーTの相対位置を
決定する。
【0032】ここで、前記板状のストッパ37を回転軸
17から外すと、その回転軸17が捩りばね19のばね
力により回転駆動され、それに応じて押圧部材16が、
その先端のキャップ27をスリッパー10に当接させる
まで前進してスリッパー10に、テンショナーTの推進
力を作用させることになり、これにより、無端状の伝動
チエンに一定の張力が付与される。
【0033】そして、調時伝動装置Tiの運転により、
伝動チエン9に伸びが生じたときは、捩りばね19のば
ね力による回転軸17の回転で、押圧部材16が伝動チ
エン9の伸びに相当して軸方向に前進し、伝動チエン9
に付与する張力を一定に維持する。
【0034】ところで、エンジンEの運転により、調時
伝動装置Tiが作動されているとき、通常弾性体により
構成される弓形のスリッパー10は、伝動チエン9の張
力変動をうけて、図10の矢印Aに示すように、撓み振
動し、この撓み振動に起因してスリッパー10の、テン
ショナーTによる押圧点が、図10の矢印Bに示すよう
に、そのスリッパー10の長手方向に変位する。これに
よりテンショナーTの押圧部材16は、スリッパー10
の長手方向に揺すられるが、押圧部材16は、その回転
止め部において、平坦面26a,26a,30a,30
aは、スリッパー10の長手方向に沿う方向にあり、か
つ、円周面26b,26b,30b,30bはスリッパ
ー10の長手方向、すなわち押圧部材16の揺すり方向
に対して直交する方向にあって、その揺すり力を受け
る。
【0035】しかして、前記押圧部材16と回転止め部
材29との、平坦面26a,26a,30a,30aと
円周面26b,26b,30b,30bとを有する断面
小判状の回り止め挿通支持部を、仕上げ加工するにあた
っては、円周面の方が加工精度を出し易い上に加工がし
易く、しかも、それら間の隙間を縮小することが可能で
あり、さらに円周面26b,26b,30b,30bの
方が、平坦面26a,26a,30a,30aよりも受
圧面積を大きくとり易いことから、前記押圧部材16と
回転止め部材29との回り止め挿通支持部では、スリッ
パー10から受ける押圧部材16の揺すり振動を、円周
面26b,26b,30b,30bで受けるようにした
ことにより、該押圧部材16の揺すり振動が軽減され、
その振動に起因する打音、振動音の発生を大幅に低減す
ることができる。
【0036】つぎに、本発明に従うテンショナーの第2
実施例を、図6,7を参照して説明する。
【0037】図6は、テンショナーの先端部の縦側面
図、図7は、図6の7線矢視平面図であり、前記第1実
施例と同じ要素には同じ符号が付される。
【0038】テンショナーTの、ケーシング15より突
出する押圧部材16の先端部に、スプリングピン20を
介して結合されるキャップ127の前面には、ホーク部
127aが形成され、このホーク部127aに、回動部
材としてのローラー140が支持軸141を介して、ス
リッパー10の長手方向に回動転自在に軸支され、この
ローラー140の外周面は、スリッパー10の外面に当
接される。そして、このローラー140は、スリッパー
10の長手方向の変位に追従するように回転する。
【0039】テンショナーTの押圧部材16に伝達され
る推進力は、ローラー140を介してスリッパー10に
伝達され、これにより伝動チエン9に一定の張力を付与
することができる。
【0040】しかして、伝動チエン9の張力変動に起因
するスリッパー10の撓み振動で、テンショナーTの押
圧部材16が、スリッパーの長手方向に沿う揺すり力を
受けたときには、ローラー140が回動して、その揺す
り力を吸収することができ、これにより、前記押圧部材
16の、スリッパー10の変位に起因する揺れを抑制
し、押圧部材16の、他の部品との衝突による騒音の発
生を可及的に低減することができる。
【0041】なお、この第2実施例に基づく発明は、前
記第1実施例の、押圧部材16の支持構造をもつテンシ
ョナーに実施した場合を説明したが、押圧部材16の支
持構造は従来公知のものを採用してもよい。
【0042】つぎに、本発明に従うテンショナーの第3
実施例を、図8,9を参照して説明する。
【0043】図8は、テンショナーの先端部の縦断面
図、図9は、図8の9−9線に沿う断面図であり、前記
第1実施例と同じ要素には、同じ符号が付される。
【0044】テンショナーTの、ケーシング15より突
出する押圧部材16の先端の内周部には、栓部材240
が固着され、また、押圧部材16の先端部外周面には、
180°の位相差をもって一対の係合凹部241が形成
されるている。一方、回動部材としてのキャップ227
は、鍛造、プレス等により帽状に形成され、その径大な
基部内周面に同じく180°の位相差をもって一対の突
部227cが突設され、そして、突部227cは、前記
係合凹部241に、キャップ227の、後述する回動を
許容するように遊合保持される。キャップ227の底面
中央部に形成した膨出227bは、前記栓部材240に
当接され、キャップ227は、この膨出部227bを支
点としてスリッパー10の長手方向に回動可能である。
キャップ227の円弧状のトップ部227aは、スリッ
パー10に当接される。そして、キャップ227は、前
記膨出部227bを支点として、スリッパー10の長手
方向の変位に追従するように回動する。
【0045】しかして、伝動チエン9の張力変動に起因
するスリッパー10の撓み振動で、テンショナーTの押
圧部材16が、スリッパーの長手方向に沿う揺すり力を
受けたときには、キャップ227が回動して、その揺す
り力を吸収することができ、これにより、前記押圧部材
16の、スリッパー10の変位に起因する揺れを抑制
し、押圧部材16の、他の部品との衝突による騒音の発
生を可及的に低減することができる。
【0046】なお、この第3実施例に基づく発明は、前
記第1実施例の、押圧部材16の支持構造をもつテンシ
ョナーに実施した場合を説明したが、押圧部材16の支
持構造は従来公知のものを採用してもよい。
【0047】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば、前記
実施例では、本発明ねじ式テンショナーを、自動二輪車
用エンジンに実施した場合を説明したが、これを他の車
両用等のエンジンにも実施でき、また、前記実施例で
は、本発明ねじ式テンショナーを、チエン式調時伝動装
置に実施した場合を説明したが、これをベルト式、その
他の調時伝動装置にも実施できるることは勿論である
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本請求項1ないし4記載の
発明によれば、送りねじ式テンショナーにおいて、スリ
ッパーに推進力を付与する押圧部材の、スリッパーへの
押圧点の変位に起因する騒音の発生を可及的に低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テンショナーを備えたエンジンの調時伝
動装置の側面図(第1実施例)
【図2】図3の2−2線に沿うテンショナーの縦断側面
図(第1実施例)
【図3】図2の3−3線に沿う断面図(第1実施例)
【図4】図2の4−4線に沿う端面図(第1実施例)
【図5】図2の一部拡大図(第1実施例)
【図6】テンショナーの先端部の縦側面図(第2実施
例)
【図7】図6の7線矢視平面図(第2実施例)
【図8】テンショナーの先端部の縦側面図(第3実施
例)
【図9】図8の10−10線に沿う断面図(第3実施
例)
【図10】伝動帯の張力変動によるスリッパーの撓み振
動の状態を示す図
【符号の説明】
1・・・・・・・・シリンダブロック 9・・・・・・・・伝動帯(伝動チエン) 10・・・・・・・スリッパー 15・・・・・・・ケーシング 16・・・・・・・押圧部材 17・・・・・・・回転軸 19・・・・・・・捩りばね 29・・・・・・・回転止め部材 26a・・・・・・平坦面 26b・・・・・・円周面 30a・・・・・・平坦面 30b・・・・・・円周面 140・・・・・・ローラー(回動部材) 227・・・・・・キャップ(回動部材) Tt・・・・・・・調時伝動装置 Ca・・・・・・・間隙 Cb・・・・・・・間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA02 AA08 AA19 BA23 BA24 CA13 CA16 CA19 CA27 GA04 3J049 AA08 BB02 BB15 BB34 BC03 CA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブロック(Be)に固定される
    ケーシング(15)に、回転止め部材(29)を介して
    押圧部材(16)を、その軸線まわりには回転しない
    が、その軸線方向に移動できるように支持し、この押圧
    部材(16)に、前記ケーシング(15)に回転自在に
    スラスト支持される回転軸(17)を螺合し、前記ケー
    シング(15)と回転軸(17)間には、前記押圧部材
    (16)をケーシング(15)から突出する方向に付勢
    するばね(19)を設け、押圧部材(16)の先端を、
    エンジンブロック(Be)に軸支されるスリッパー(1
    0)を介して調時伝動装置(Ti)の伝動帯(9)に当
    接し、その伝動帯(9)に張力を付与するようにした、
    送りねじ式テンショナーにおいて、 前記押圧部材(16)と回転止め部材(29)間の相対
    回転止め部に形成される平坦面(26a,26a,30
    a,30a)および円周面(26b,26b,30b,
    30b)のうちの平坦面(26a,26a,30a,3
    0a)を前記スリッパー(10)の長手方向に沿わせた
    ことを特徴とする、エンジン用送りねじ式テンショナ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材(16)と回転止め部材
    (29)の円周面間の間隙(Ca)を0.02mm以上
    0.15mmmm未満としたことを特徴とする、前記請求
    項1記載のエンジン用送りねじ式テンショナー。
  3. 【請求項3】 前記ケーシング(15)と回転止め部材
    (29)との嵌合部における円周面間の間隙(Cb)を
    0.02mm以上0.15mm未満としたことを特徴と
    する、前記請求項1記載のエンジン用送りねじ式テンシ
    ョナー。
  4. 【請求項4】 エンジンブロック(Be)に固定される
    ケーシング(15)に、回転止め部材(29)を介して
    押圧部材(16)を、その軸線まわりには回転しない
    が、その軸線方向に移動できるように支持し、この押圧
    部材(16)に、前記ケーシング(15)に回転自在に
    スラスト支持される回転軸(17)を螺合し、前記ケー
    シング(15)と回転軸(17)間には、前記押圧部材
    (16)をケーシング(15)から突出する方向に付勢
    するばね(19)を設け、押圧部材(16)の先端を、
    エンジンブロック(Be)に軸支されるスリッパー(1
    0)を介して調時伝動装置(Ti)の伝動帯(9)に当
    接し、その伝動帯(9)に張力を付与するようにした、
    送りねじ式テンショナーにおいて、 前記押圧部材(16)の先端に、前記スリッパー(1
    0)に当接する回動部材(140,227)を回動可能
    に設け、この回動部材(140,227)が、スリッパ
    ー(10)の長手方向と直交する軸線まわりに回動可能
    であることを特徴とするエンジン用送りねじ式テンショ
    ナー。
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