JP2001279957A - 目隠し装置 - Google Patents

目隠し装置

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JP2001279957A
JP2001279957A JP2000097808A JP2000097808A JP2001279957A JP 2001279957 A JP2001279957 A JP 2001279957A JP 2000097808 A JP2000097808 A JP 2000097808A JP 2000097808 A JP2000097808 A JP 2000097808A JP 2001279957 A JP2001279957 A JP 2001279957A
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vertical bar
bar
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adjacent
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JP2000097808A
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Yoshiaki Kawashima
義明 川嶋
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が簡単であるため短時間で施工する
ことができ、目隠し板の取付け方によって完全な目隠し
とするか、通風自在の部分的な目隠しとするか、自由に
選択することができる目隠し装置を提供する。 【解決手段】 上下の横枠材3,3の間に多数本の縦棒
4が間隔をあけて平行に設けられ、両側端に係合縁を有
する多数枚の目隠し板5が、その両側端の係合縁を縦棒
4に係合させることによって取付けられた構成の目隠し
装置Aとする。例えば、互いに隣接する2n−1番目
(nは正数、以下同じ)と2n番目の縦棒に目隠し板5
を前面側から取付け、2n番目と2n+1番目の縦棒に
目隠し板5を背面側から取付けるようにすれば、開放部
のない完全な目隠し装置となり、2n−1番目と2n番
目の縦棒のみ、又は2n番目と2n+1番目の縦棒のみ
に、目隠し板5を取付けるようにすれば、通風用の開放
部のある部分的な目隠し装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のベランダや
通路などの目隠し用のフェンスとして、或は、窓などの
面格子として使用される目隠し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の目隠し装置として、例え
ば、上下の横枠材と左右の縦枠材とで矩形枠を形成し、
複数枚の目隠し板の両端を縦枠材の内側の嵌合溝に嵌め
込むと共に、間柱を各目隠し板に形成された開口部に挿
通して該間柱の両端を上下の横枠材に固定した構造のも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
目隠し装置は、組立作業が面倒で施工に時間がかかると
いう問題があり、また、目隠し板と目隠し板の間に通風
用の隙間を残しているため完全に目隠しできないという
問題もあった。
【0004】本発明は上記の問題に対処すべくなされた
もので、その目的とするところは、組立作業が簡単であ
るため短時間で施工することができ、目隠し板の取付け
方によって完全な目隠しとするか、通風自在の不完全な
目隠しとするか、自由に選択することができる便利な目
隠し装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る目隠し装置は、上下の横枠
材の間に多数本の縦棒が間隔をあけて平行に設けられ、
両側端に係合縁を有する多数枚の目隠し板が、その両側
端の係合縁を上記縦棒に係合させることによって取付け
られていることを特徴とするものである。
【0006】このような構成の目隠し装置は、上下の横
枠材の間に設けられた縦棒に各目隠し板の両側端の係合
縁を係合させることにより、ワンタッチで目隠し板を縦
棒に取付けて目隠し装置を組み立てることができるた
め、従来の目隠し装置よりも遥かに施工が簡単である。
【0007】そして、本発明の請求項2に係る目隠し装
置は、上記請求項1の目隠し装置において、その縦棒が
丸棒であり、その目隠し板の係合縁が、該丸棒の外面に
係合できるように上記目隠し板の両側端に左右対称に形
成された彎曲する彎曲係合縁であることを特徴とするも
のである。
【0008】このように両側端に彎曲する彎曲係合縁を
有する目隠し板は、その両側端の彎曲係合縁を互いに隣
接する丸棒に対して強く押付けるだけで、該彎曲係合縁
が弾性的に丸棒に外嵌されて係合するため、目隠し板の
取付作業が極めて簡単であり、風圧を受けても脱落しな
いように取付けることができる。
【0009】次に、本発明の請求項3に係る目隠し装置
は、上記請求項1又は2の目隠し装置において、その縦
棒が横枠材の長さ方向に間隔をあけて直線的に配列さ
れ、互いに隣接する2n−1番目(nは正数、以下同
じ)の縦棒と2n番目の縦棒には目隠し板が片面側から
取付けられ、互いに隣接する2n番目の縦棒と2n+1
番目の縦棒には目隠し板が反対面側から取付けられてい
ることを特徴とするものである。
【0010】このような構成の目隠し装置は、互いに隣
接する各縦棒をそれぞれ共用して目隠し板が片面側およ
び反対面側から交互に連続して取付けられ、目隠し板の
相互間に隙間がないため、完全な目隠し機能を発揮す
る。
【0011】次に、本発明の請求項4に係る目隠し装置
は、上記請求項1又は2の目隠し装置において、その縦
棒が横枠材の長さ方向に間隔をあけて直線的に配列さ
れ、互いに隣接する2n−1番目(nは正数、以下同
じ)の縦棒と2n番目の縦棒のみ、又は、互いに隣接す
る2n番目の縦棒と2n+1番目の縦棒のみに、目隠し
板が取付けられていることを特徴とするものである。
【0012】このような構成の目隠し装置は、互いに隣
接する2n−1番目の縦棒と2n番目の縦棒のみに目隠
し板が取付けられている場合には、互いに隣接する2n
番目の縦棒と2n+1番目の縦棒との間が通風用の開放
部となって部分的な目隠し機能を発揮し、一方、互いに
隣接する2n番目の縦棒と2n+1番目の縦棒のみに目
隠し板が取付けられている場合は、互いに隣接する2n
−1番目の縦棒と2n番目の縦棒との間が通風用の開放
部となって部分的な目隠し機能を発揮する。
【0013】次に、本発明の請求項5に係る目隠し装置
は、上記請求項4の目隠し装置において、互いに隣接す
る2n−1番目(nは正数、以下同じ)の縦棒と2n番
目の縦棒のみに目隠し板が取付けられている場合には、
互いに隣接する2n番目の縦棒と2n+1番目の縦棒と
の間隔が狭められ、互いに隣接する2n番目の縦棒と2
n+1番目の縦棒のみに目隠し板が取付けられている場
合には、2n−1番目の縦棒と2n番目の縦棒との間隔
が狭められていることを特徴とするものである。
【0014】このような構成の目隠し装置は、目隠し板
が取付けられていない通風用の開放部となる縦棒相互間
の間隔が狭められているので、通風機能は低下するが、
目隠し機能は向上する。そして、この縦棒相互間の間隔
を種々変えることによって、通風量や目隠し効果をコン
トロールすることができる。
【0015】次に、本発明の請求項6に係る目隠し装置
は、上記請求項1又は2の目隠し装置において、その縦
棒が横枠材の長さ方向に間隔を開けて千鳥状に配列さ
れ、互いに隣接する縦棒に取付けられた目隠し板が斜め
向きになっていることを特徴とするものである。
【0016】このような構成の目隠し装置は、目隠し板
が斜め向きになっているので、立体的な外観を呈し、変
化に富む目隠し装置となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
【0018】図1は本発明の一実施形態に係る目隠し装
置の正面図、図2は同目隠し装置の側面図、図3は同目
隠し装置における横枠材と縦棒との取付構造を示す部分
断面図、図4は同目隠し装置に用いる縦棒の部分斜視
図、図5は同目隠し装置に用いる目隠し板の部分斜視
図、図6は同目隠し装置の上側の横枠材を省略した部分
平面図、図7は同目隠し装置の支柱の取付構造を示す部
分断面図である。
【0019】この実施形態は、図1、図2に示すよう
に、目隠しフェンスとして集合住宅の通路側壁に設置し
た場合を示している。1は集合住宅の通路側壁(手す
り)であって、この通路側壁1の上には複数本(3本)
の支柱2が立設されている。そして、これらの支柱2の
前面側には、上下の横枠材3,3と、多数本の縦棒4
と、多数枚の目隠し板5とでフェンス状に組立てられた
目隠し装置Aが取付けられている。
【0020】上記支柱2の取付構造は図7に示す通りで
あって、側壁1の上面にはアンカーボルト6が植設さ
れ、このアンカーボルト6にアルミニウム製のブロック
7が嵌合されてナット8で固定されている。そして、こ
のブロック7に金属角パイプ製の支柱2が嵌合されて、
ビス9で抜けないように固定されており、このビス9を
隠すスカート10が支柱2の下端に嵌着されている。
【0021】また、フェンス状に組立てられた目隠し装
置Aは、図1、図2に示すように、その下側の横枠材3
を支柱2の下部に固着された受金具2aに載置すると共
に、上側の横枠材3を支柱2上端の押え金具2bで押圧
固定することによって、支柱2の前面側に取付けられて
いる。
【0022】この目隠し装置Aの上側の横枠材3は、図
3に示すように、アルミニウム製の長尺平板状のベース
板31と笠木32とからなるもので、このベース板31
の両側端には、全長に亘って延びる係合突条31a,3
1aが形成されている。また笠木32は、下端が開放さ
れたほぼ逆U字状の断面を有するアルミニウムの押出型
材よりなるもので、その開放された下端両側には、全長
に亘って延びる被係合溝型部32a,32aが内部上方
に凹入して形成されている。そして、この被係合溝型部
32a,32aに上記ベース板31の係合突条31a,
31aを嵌め込んで係合させることにより、ベース板3
1と笠木32が一体に組付けられて横枠材3が構成され
ている。
【0023】また、下側の横枠材3も上記のベース板3
1と笠木32を一体に組付けたものであり、ベース板3
1が上側、笠木32が下側となるように上下反転して使
用されている。
【0024】上下の横枠材3,3の間には、図1に示す
ように、多数本の縦棒4が一定の間隔をあけて平行に設
けられている。これらの縦棒4はアルミニウム等の金属
よりなるもので、図4に示すように、円形外筒部41の
内側に略C形断面の切開内筒部42を連結部43,43
を介して一体に設けた略二重筒構造の丸棒に形成されて
いる。
【0025】この丸棒に形成された縦棒4(以下、縦丸
棒という)の上端は、図3に示すように、上側の横枠材
3のベース板31に形成されたビス挿通孔からビス9を
該縦丸棒4の切開内筒部42にねじ込むことによって、
上側の横枠材3のベース板31に強固に取付固定されて
いる。同様に、この縦丸棒4の下端も、ビスを切開内筒
部42にねじ込むことによって、下側の横枠材のベース
板に強固に取付固定されている。
【0026】尚、縦棒4やその上下両端の取付手段は上
記に限定されるものではなく、例えば図15に示すよう
に、丸パイプ状の縦棒4を使用し、ネジ11aを割鞘1
1bに螺合してなる止具11を、横枠材3のベース板3
1の止具挿通孔から該縦棒4に挿入して、ネジ11aを
ねじ込むことにより、割鞘11bを外側へ「く」字形に
屈曲させて縦棒4の内面に圧接固定するように構成して
もよい。
【0027】一方、目隠し板5は、合成樹脂で成形され
た透光性を有する合成樹脂板からなるものであって、図
5に示すように、この目隠し板5の両側端には、1/4
〜1/2円弧状に、最も好ましくは略1/3円弧状に彎
曲する係合縁5a,5aが左右対称に形成されている。
このような目隠し板5は、両側端の彎曲係合縁5a,5
aを互いに隣接する2本の縦丸棒4,4に強く押付ける
だけで、該係合縁5a,5aが弾性的に縦丸棒4,4に
外嵌されて係合するため、ワンタッチで簡単に縦丸棒
4,4に取付けることができ、風圧を受けても脱落する
心配が殆どない。
【0028】上記の目隠し板5は、ポリカーボネート樹
脂やポリ塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂等の透光性を有
する材料で作製され、目隠しと採光との両性能を満足さ
せるためには、全光線透過率が40〜95%、ヘーズ値
が40〜95%であるものが好ましい。全光線透過率が
40%より低く、ヘーズ値が95%より高いものは採光
性に劣り、逆に、全光線透過率が95%より高く、ヘー
ズ値が40%より低いものは採光性は良いけれども、遮
蔽性能に劣り容易に透視できるので好ましくない。しか
し、採光性を不要とする用途にあっては、全光線透過率
が40%より低くてもよく、更にはアルミニウムなどの
金属製目隠し板を使用してもよい。
【0029】この実施形態の目隠し装置Aは、図6に示
すように、縦丸棒4が横枠材3の長さ方向に一定間隔を
あけて直線的に配列されており、互いに隣接する2n−
1番目(nは正数、以下同じ)の縦丸棒4と2n番目の
縦丸棒4には、目隠し板5の両側端の係合縁5a,5a
を係合させることによって目隠し板5が片面側から取付
けられている。そして、互いに隣接する2n番目の縦丸
棒4と2n+1番目の縦丸棒4には、目隠し板5の両側
の係合縁5a,5aを係合させることによって目隠し板
5が反対面側から取付けられている。
【0030】更に具体的に説明すると、図6において、
左から1番目と2番目の縦丸棒4,4、及び、3番目と
4番目の縦丸棒4,4には、目隠し板5が前面側(図6
では下側)から取付けられており、左から2番目と3番
目の縦丸棒4,4、及び、4番目と5番目の縦丸棒4,
4には、目隠し板5が後面側(図6では上側)から取付
けられている。そして、これより右側の目隠し板5は、
同じ配列で交互に前面側と後面側から取付けられてい
る。
【0031】この目隠し装置Aのように各縦丸棒4を共
用して目隠し板5を片面側と反対面側から交互に連続し
て取付けると、目隠し板5の相互間に隙間が生じないた
め、通風機能はないけれども、完全な目隠し機能を発揮
できるフェンス状の目隠し装置となる。その場合、互い
に色が異なる透光性の目隠し板4を組合わせて取付けた
り、無色と有色の目隠し板4を組合わせて取付けるよう
にすれば、色違いの縦縞模様や、無色と有色の入り交じ
った縦縞模様を有する変化に富んだ美麗なフェンス状の
目隠し装置とすることができる。
【0032】以上の目隠し装置Aは、既述したように、
縦丸棒4の上下両端を上下の横枠材3のベース板31に
ビス9で固定すると共に、目隠し板5の両側端の係合縁
5a,5aを縦丸棒4に押付けて係合させることにより
ワンタッチで目隠し板5を取付けて装置の組立を行うこ
とができるため、従来の目隠し装置よりも組立作業が遥
かに簡単となり、短時間で施工することが可能となる。
そして、目隠し板5を取り外して開放したい場合や、一
部の目隠し板5を取り外して通風機能を取り入れたい場
合などには、目隠し板5の係合縁5a,5aを縦丸棒4
から外すことにより可能となり、その作業も容易であ
る。
【0033】図8は本発明の他の実施形態に係る目隠し
装置の上側の横枠材を省略した部分平面図、図9は本発
明の更に他の実施形態に係る目隠し装置の上側の横枠材
を省略した部分平面図である。
【0034】図8に示す目隠し装置Aは、その縦丸棒4
が横枠材3の長さ方向に一定間隔をあけて直線的に配列
され、互いに隣接する2n−1番目の縦丸棒4と2n番
目の縦棒4のみに目隠し板5が片面側から取付けられた
ものである。
【0035】更に具体的に説明すると、この目隠し装置
Aは、図8において、左から1番目と2番目の縦丸棒
4,4、及び、3番目と4番目の縦丸棒4,4のみに、
目隠し板5の両側端の係合縁5a,5aが係合されて、
目隠し板5が前面側(図8では下側)から取付けられた
ものであり、互いに隣接する2n番目と2n+1番目の
縦丸棒4,4(具体的には互いに隣接する2番目と3番
目の縦丸棒4,4、及び、4番目と5番目の縦丸棒4,
4)には目隠し板5が取付けられてなく、これより右側
の目隠し板5も同様の配列で、互いに隣接する2n−1
番目と2n番目の縦丸棒4,4にのみ前面側から取付け
られたものである。
【0036】このような構成の目隠し装置Aは、2n番
目と2n+1番目の縦丸棒4,4の間が通風用の開放部
となるので通風機能が発揮され、且つ、互いに隣接する
2n−1番目と2n番目の縦丸棒4,4に取付けられた
目隠し板5によって部分的な目隠し機能が発揮される。
【0037】その場合、図9に示す目隠し装置Aのよう
に、目隠し板5が取付けられない2n番目と2n+1番
目の縦丸棒4,4の間隔を狭めると、通風機能は低下す
るけれども、目隠し機能は向上することになる。また、
これとは逆に目隠し板5が取付けられない縦丸棒相互間
の間隔を拡げると、目隠し機能は低下するけれども、通
風機能は向上することになる。
【0038】このように、図8、図9に示す目隠し装置
Aは、目隠し板5が取付けられない縦丸棒相互間の間隔
を適当に狭めたり拡げたりすることによって、通風量や
目隠し効果をコントロールできる利点がある。
【0039】尚、図8、図9に示す目隠し装置Aにおい
ては、互いに隣接する2n−1番目と2n番目の縦丸棒
4,4のみに目隠し板5を取付けているが、目隠し板5
の取付位置をずらせて、互いに隣接する2n番目と2n
+1番目の縦丸棒4,4のみに目隠し板5を取付けるよ
うにしてもよい。この場合も、通風機能と部分的な目隠
し機能が発揮されることは言うまでもない。
【0040】図8,図9に示す目隠し装置Aの横枠材
3、縦丸棒4、目隠し板5、その他の構成は、前述した
図1〜図7の目隠し装置と同様であるので、同一部材に
同一符号を付して説明を省略する。
【0041】図10は目隠し装置A,Aの連結状態を上
側の横枠材を省略して示す部分平面図であって、双方の
目隠し装置A,Aが所望の角度をもって斜めに配置され
ると共に、装置端部の隣接する縦丸棒4,4に目隠し板
5の両側端の彎曲係合縁5a,5aが係合されており、
この目隠し板5を介して双方の目隠し装置A,Aが斜め
に連結されている。また、双方の目隠し装置A,Aをま
っすぐに連結する場合や、前述の図8,図9に示す目隠
し装置を斜め又はまっすぐに連結する場合も、目隠し板
5を介して上記と同様に連結が行われる。
【0042】このように、前述の目隠し装置はいずれも
目隠し板5を連結板として兼用することにより、簡単な
作業で双方の目隠し装置を所望の角度をもって斜めに又
はまっすぐに連結できるので、この点でも施工性に優れ
ている。そして、双方の目隠し装置の端部間を連結兼目
隠し板5にて覆い隠すので、全装置の一体感が出て外観
的に優れたものとなる。
【0043】図11は本発明の更に他の実施形態に係る
目隠し装置の上側の横枠材を省略した部分平面図であ
る。
【0044】この目隠し装置Aは、その縦丸棒4が横枠
材3の長さ方向に間隔を開けて千鳥状に配列され、互い
に前後に位置をずらせて隣接する2n−1番目と2n番
目の縦丸棒4,4のみに目隠し板5が前面側(図11で
は下側)から取付けられて、各目隠し板5が斜め向きに
なっている。そのため、この目隠し装置Aは、鎧張りの
ような変化に富む立体的な外観を呈し、通風機能と部分
的な目隠し機能を発揮することができる。
【0045】その場合、図12に示す目隠し装置Aのよ
うに、目隠し板5が取付けられない2n番目と2n+1
番目の縦丸棒4,4を前後に重なる位置関係とし、目隠
し板5を2n−1番目と2n番目の縦丸棒4,4のみに
取付ける構成とすれば、通風機能を有するにもかかわら
ず、前面側から見たとき各目隠し板5の両端が互いに重
なって完全な目隠し機能を付与することができる。
【0046】なお、目隠し板4を全ての縦丸棒4に係合
する必要はなく、2n−1番目と2n番目の縦丸棒4,
4の次には2n+3と2n+4番目の縦丸棒4,4に目
隠し板5を取付けるといったように、間隔をあけてもよ
い。
【0047】図11、図12に示す目隠し装置の横枠材
3、縦丸棒4、目隠し板5、その他の構成は前述した目
隠し装置と同様であるので、同一部材に同一符号を付し
て説明を省略する。
【0048】図13は本発明の更に他の実施形態に係る
目隠し装置の上側の横枠材を省略した部分平面図、図1
4は同目隠し装置に用いる目隠し板の部分斜視図であ
る。
【0049】この実施形態に用いる目隠し板50は、両
側端に略1/3円弧状に彎曲した係合縁50a,50a
を形成すると共に、中間部に略2/3円弧状の係合部5
0bを少なくとも一つ形成した合成樹脂製の板である。
この目隠し板50は、横枠材3の長さ方向に一定間隔を
あけて直線的に配列された縦丸棒のうち、互いに隣接す
る3n−2番目と3n−1番目と3n番目の縦丸棒4,
4,4に対し、目隠し板両側端の係合縁50a,50a
と中間の係合部50bを弾性的に係合させることによっ
て、前面側(図13では下側)から取付けられると共
に、3n番目と3n+1番目と3n+2番目の縦丸棒
4,4,4に対し、目隠し板両端の係合縁50a,50
aと中間の係合部50bを弾性的に係合させることによ
って、後面側(図13では上側)から取付けられてい
る。
【0050】このような目隠し装置Aは、目隠し板50
の相互間に隙間が存在しないので通風機能はないが、完
全な目隠し機能を発揮することができる。しかも、各目
隠し板50を上記のようにワンタッチで縦丸棒4に取付
けて目隠し装置を組み立てることができるため、従来の
目隠し装置よりも施工が遥かに簡単である。
【0051】この目隠し装置Aにおいて、図8或は図9
に示すように、目隠し板50同士を連続して取付けるこ
となく通風用の開放部を設けるように取付けることも可
能であり、例えば2n−2番目と2n−1番目と2n番
目の縦丸棒4,4,4に目隠し板50を取付け、次に2
n+1番目と2n+2番目と2n+3番目の縦丸棒4,
4,4に取付けるようにすれば、2n番目と2n+1番
目の縦丸棒4,4が開放部となって、通風機能を有する
目隠し装置となる。
【0052】尚、この目隠し装置Aの横枠材3、縦丸棒
4、その他の構成は前述した目隠し装置と同様であるの
で、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
【0053】図16は本発明の更に他の実施形態に係る
目隠し装置の断面図であって、面格子として住宅の窓に
取付けた場合を示している。
【0054】この目隠し装置Aは、前述の目隠し装置と
同様に、上下の横枠材3,3の間に多数本の縦丸棒4を
間隔をあけて平行に設け、この縦丸棒4に多数枚の目隠
し板5を取付けて組立てたものであるが、横枠材3,3
を構成する笠木32,32が少し異なっている。
【0055】即ち、この笠木32,32はいずれも、そ
の片側の側壁が厚肉化されて、長さ方向に延びる蟻溝3
2b,32bが該側壁に形成されており、この蟻溝32
b,32bの内部にボルト12,12の頭部12a,1
2aが抜出し不能に収容されている。そして、このボル
ト12,12を上下の取付片13,13のボルト挿通孔
に挿通すると共にナット14,14で固定して、該取付
片13,13を上下の笠木32,32の側壁に取付け、
この取付片13,13を窓15の上枠15aと下枠15
bにビス9,9で固定することによって、上記の目隠し
装置Aが窓15の前面側(図では左側)を覆うように取
付けられている。
【0056】この目隠し装置Aの他の構成は前述した図
1〜図7の目隠し装置と同様であるので、同一部材に同
一符号を付して説明を省略する。
【0057】上記のように窓15の前面側に取付けられ
る目隠し装置Aも、その組立作業や窓枠への取付作業が
簡単で効率良く施工することができ、外部から覗かれな
いように室内を隠蔽できるので、プライバシーを守るこ
とができる。
【0058】以上説明した実施形態の目隠し装置はいず
れも、上下の横枠材の間に多数の縦棒を設けて多数の目
隠し板を該縦棒に取付け、これをそのまま支柱や窓枠に
取付けたものであるが、場合によっては、この目隠し装
置を上下に90度向きを変えて支柱や窓枠に取付けるよ
うにしてもよい。このようにすれば、左右の縦枠材の間
に多数の横棒が設けられ、該横棒に目隠し板が横向きに
多数取付けられた目隠し装置となる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の目隠し装置は、上下の横枠材の間に設けられた縦棒に
各目隠し板の両側端の係合縁を係合させることにより、
ワンタッチで目隠し板を縦棒に取付けて目隠し装置を組
み立てることができるため、従来の目隠し装置よりも遥
かに施工が簡単であり、しかも、目隠し板を取付ける縦
棒を選択することによって、完全な目隠し装置とするこ
とも、部分的な目隠し装置とすることも可能であり、ま
た、目隠し板を取付けない互いに隣接する縦棒の相互間
隔を調節すれば、通風量や目隠し効果をコントロールす
ることも可能であり、更に、無色と有色の目隠し板を組
合わせたり、異なる色の目隠し板を組合わせて取付ける
場合は、美麗な縦縞模様を有する変化に富んだ目隠し装
置とすることができ、また、目隠し板を連結板として兼
用することにより目隠し装置同士を所望の角度で斜め方
向に又はまっすぐに簡単に連結することができるなど、
多くの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る目隠し装置の正面図
である。
【図2】同目隠し装置の側面図である。
【図3】同目隠し装置における横枠材と縦棒との取付構
造を示す部分断面図である。
【図4】同目隠し装置に用いる縦棒の部分斜視図であ
る。
【図5】同目隠し装置に用いる目隠し板の部分斜視図で
ある。
【図6】同目隠し装置の上側の横枠材を省略した部分平
面図である。
【図7】同目隠し装置の支柱の取付構造を示す部分断面
図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る目隠し装置の上側
の横枠材を省略した部分平面図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置の
上側の横枠材を省略した部分平面図である。
【図10】目隠し装置を斜めに連結したときの連結状態
を上側の横枠材を省略して示す部分平面図である。
【図11】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置
の上側の横枠材を省略した部分平面図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置
の上側の横枠材を省略した部分平面図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置
の上側の横枠材を省略した部分平面図である。
【図14】同目隠し装置に用いる目隠し板の部分斜視図
である。
【図15】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置
における横枠材と縦棒との取付構造を示す部分断面図で
ある。
【図16】本発明の更に他の実施形態に係る目隠し装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 通路側壁 2 支柱 3 横枠材 31 ベース板 32 笠木 4 縦棒(縦丸棒) 5,50 目隠し板 5a,50a 係合縁 50b 係合部 9 ビス 11 止具 15 窓

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の横枠材の間に多数本の縦棒が間隔を
    あけて平行に設けられ、両側端に係合縁を有する多数枚
    の目隠し板が、その両側端の係合縁を上記縦棒に係合さ
    せることによって取付けられていることを特徴とする目
    隠し装置。
  2. 【請求項2】上記縦棒が丸棒であり、上記目隠し板の係
    合縁が、この丸棒の外面に係合できるように上記目隠し
    板の両側端に左右対称に形成された彎曲する彎曲係合縁
    であることを特徴とする請求項1に記載の目隠し装置。
  3. 【請求項3】上記縦棒が横枠材の長さ方向に間隔をあけ
    て直線的に配列され、互いに隣接する2n−1番目(n
    は正数、以下同じ)の縦棒と2n番目の縦棒には目隠し
    板が片面側から取付けられ、互いに隣接する2n番目の
    縦棒と2n+1番目の縦棒には目隠し板が反対面側から
    取付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の目隠し装置。
  4. 【請求項4】上記縦棒が横枠材の長さ方向に間隔をあけ
    て直線的に配列され、互いに隣接する2n−1番目(n
    は正数、以下同じ)の縦棒と2n番目の縦棒のみ、又
    は、互いに隣接する2n番目の縦棒と2n+1番目の縦
    棒のみに、目隠し板が取付けられていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の目隠し装置。
  5. 【請求項5】互いに隣接する2n−1番目(nは正数、
    以下同じ)の縦棒と2n番目の縦棒のみに目隠し板が取
    付けられている場合には、互いに隣接する2n番目の縦
    棒と2n+1番目の縦棒との間隔が狭められ、互いに隣
    接する2n番目の縦棒と2n+1番目の縦棒のみに目隠
    し板が取付けられている場合には、2n−1番目の縦棒
    と2n番目の縦棒との間隔が狭められていることを特徴
    とする請求項4に記載の目隠し装置。
  6. 【請求項6】上記縦棒が横枠材の長さ方向に間隔を開け
    て千鳥状に配列され、互いに隣接する縦棒に取付けられ
    た目隠し板が斜め向きになっていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の目隠し装置。
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