JP2001279894A - 棟換気装置 - Google Patents

棟換気装置

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JP2001279894A
JP2001279894A JP2000092529A JP2000092529A JP2001279894A JP 2001279894 A JP2001279894 A JP 2001279894A JP 2000092529 A JP2000092529 A JP 2000092529A JP 2000092529 A JP2000092529 A JP 2000092529A JP 2001279894 A JP2001279894 A JP 2001279894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気効率を低下させることなく、吹き上げ方
向や横殴り方向の風雨に晒された場合でも風雨が小屋裏
空間へ吹き込むのを防止できるようにする。 【解決手段】 カバー11の上面部12に上部換気口1
4を設け、カバー11の内側空間15に、下部換気口4
と上部換気口14とを連通する空気誘導路21を形成す
るとともに覆板31を設け、小屋裏空間5からの空気
(AR)を覆板31へ向けて案内するための第1の空気
排出路41を形成する起立壁(42A,42B)を設け、
第1の空気排出路41からの空気(AR)を空気誘導路
21との合流部分22へ案内する第2の空気排出路51
を覆板31と協働して形成するガイド壁(52A,52
B)を設け、合流部分22より下方の空気誘導路21部
分に、下部換気口4から吹き込んだ風雨(WR2)を下
部換気口4側へ戻し可能かつ下降する空気(AR)は下
部換気口4へ向けて案内する戻しガイド部材61を設
け、さらに覆板31の内面に下方へ突出する遮蔽板71
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小屋裏空間内の空
気を外部へ排出可能な棟換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の各部屋等で温められた空気は、軽
いので上昇し小屋裏空間へ集まる。そのため、小屋裏空
間は高温多湿の状態となり、結露が発生して木材が腐っ
たりシロアリが発生しやすい。
【0003】そのため、最近では、家屋に、小屋裏空間
内の空気を外部へ排出可能な棟換気装置を設けることが
多くなっている。
【0004】図5に棟換気装置10Pの従来構成を示
す。図5において、1は屋根、11は棟換気装置10P
を構成するカバーである。
【0005】屋根1の頂部には、小屋裏空間5に集めら
れた温かい湿った空気(AR)を外部へ排出するための
開口部2が形成されている。
【0006】カバー11は、開口部2を上方から覆って
雨や風が当該開口部2を通って小屋裏空間5へ入るのを
防止する役目を果たすもので、上面部12と側面部(1
3A,13B)とから形成されている。
【0007】カバー11の側面部(13A,13B)の
下端と屋根面1aとの間には、それぞれ隙間(下換気口
4)が形成されており、小屋裏空間5から開口部2を通
過してカバー11の内側空間15へ流入した空気は当該
空間15中を流動して下換気口4から外部へ排出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記棟換気
装置10Pでは、小屋裏空間5の換気効率を高めるため
に、下部換気口4の開口面積が拡大される傾向にある。
しかし、下部換気口4を広げると、強風下で雨が降った
場合には、吹き上げ方向や横殴り方向の風雨が当該換気
口4から流入し、開口部2を通って小屋裏空間5へ吹き
込んでしまう事態が生じやすくなる。
【0009】そこで、従来から上記事態の発生を防止す
る棟換気装置が提案されている。
【0010】例えば特開2000−27392号公報に
示す棟換気装置10Qは、図6に示すように、カバー1
1の側面部(13A,13B)の上端部近傍の上面部1
2側で開口する上部換気口14が設けられた構成とされ
ている(上記公開公報の請求項1の発明)。なお、図6
では、一方の上部換気口14のみを示す。
【0011】かかる構成により、吹き上げ方向や横殴り
方向の風雨では、下部換気口4からカバー11内へ吹き
込むもの(WR2)とは別に、カバー11の側面部13
Aの外面にぶつかって当該側面部13Aの上端隅部から
上方へと高速で剥離する流れ〔高速剥離流(WR1)〕
が生じる。この高速剥離流(WR1)は、上部換気口1
4に対して負圧(吸引作用)を生じさせるため、カバー
11内に吹き込んだ風雨(WR2)は上部換気口14を
通じて外部へ吸い出されるものとされている。
【0012】しかし、上部換気口14が、カバー11の
側面部13Aの上端部近傍の上面部12側に形成されて
いるので、高速剥離流WR1による当該換気口14に対
する負圧も変動しやすく、ときには正圧となることがあ
る。かかる事態が生じると、上部換気口14では吸引作
用が働かず、カバー11内を上昇してきた風雨(WR
2)を下方へ押し戻してしまうことになる。そして、こ
の押し戻し作用が風雨(WR2)を小屋裏空間5へ吹き
込ませる原因となることがある。また、上部換気口14
に直接風雨が吹き付けて小屋裏空間5へ入り込んでしま
うおそれがある。
【0013】なお、上部換気口14における吸引作用を
十分に働かせるためには、その開口面積をある程度大き
くとる必要があるが、この換気口14を広げると当該換
気口14を通り抜けて風雨が小屋裏空間5へ吹き込む確
率が高まることになる。
【0014】ここに、上記特開2000−27392号
公報では、図7に示すように、カバー11内に防風壁1
6を設けたり、上下蛇行部17を設けて風雨が小屋裏空
間5へ吹き込むのを防止する技術が開示されている(上
記公開公報の請求項2,3の発明)。
【0015】しかし、上記した風雨の小屋裏空間5への
吹込みを確実に防止するには、防風壁16や上下蛇行部
17を形成する垂下側の壁18および起立側の壁19を
大きくする必要があるが、そうすると小屋裏空間5から
の空気(AR)の流動抵抗が大きくなり,効率よく換気
できなくなってしまうという、致命的な不都合が生じる
ことになる。
【0016】また、棟換気装置のなかには、火災発生時
に火の勢いを抑えるために、過熱状態に達した場合にヒ
ューズ部材が溶断して空気排出路を連通させておく部分
の支持力を低下又は消失させて、当該排出路を遮断する
ファイヤーストップ機構が組み込まれたものがあるが、
構成が複雑で施工性が悪い欠点を有する(特開平8−1
58567号公報等)。
【0017】本発明の目的は、換気効率を低下させるこ
となく、吹き上げ方向や横殴り方向の風雨に晒された場
合でも風雨が小屋裏空間へ吹き込むのを防止できる棟換
気装置を提供することにある。また、加えて、簡単な構
成で火災発生時にカバー内の空気排出路を遮断して火の
勢いを抑えることが可能な棟換気装置を提供することも
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、屋根
の頂部に形成された開口部を上方から覆いかつ上面部と
側面部とを有するカバーを備え、小屋裏空間から開口部
を通過してカバーの内側空間へ流入した空気が当該空間
中を流動して、側面部と屋根面との間に形成された下換
気口から外部へ排出されるように形成された棟換気装置
において、カバーの上面部に上部換気口を設け、カバー
の内側空間に、当該カバーの内面に沿って下部換気口と
上部換気口とを連通する空気誘導路を形成するととも
に、開口部を上方から覆って上部換気口を通り抜けた風
雨が当該開口部を通って小屋裏空間へ流入するのを阻止
可能な覆板を設け、小屋裏空間から開口部を通過してカ
バーの内側空間へ流入した空気を覆板へ向けて案内する
ための第1の空気排出路を形成する起立壁を設け、第1
の空気排出路を通過した空気を空気誘導路との合流部分
へ案内する第2の空気排出路を覆板と協働して形成する
ガイド壁を設け、合流部分より下方の空気誘導路部分
に、下部換気口から空気誘導路へ流入して上昇しようと
する風雨が第2の空気排出路へ向けて流動するのを阻止
して下部換気口側へ戻し可能かつ下降する空気は下部換
気口へ向けて案内する戻しガイド部材を設け、覆板の内
面に、開口部へ向けて突出しかつその下端部が第2の空
気排出路よりも下方に位置する遮蔽板を設けたことを特
徴とする。
【0019】かかる構成の発明では、吹き上げ方向や横
殴り方向の風雨に晒された場合には、下部換気口からカ
バー内の空気誘導路へ吹き込むものとは別に、カバーの
上面部に沿って高速で流れる空気流が生じる。この高速
空気流は、上部換気口に対して負圧(吸引作用)を生じ
させるため、空気誘導路へ吹き込んだ風雨は上部換気口
を通じて外部へ吸い出される。
【0020】ここで、上部換気口をカバー側面部の上端
部近傍の上面部側という極めて限定された狭い範囲に形
成せざるを得ない従来例(特開2000−27392号
公報)とは異なり、本発明では上記吸引作用が一番効果
的に働くように、上部換気口の形成個所や開口面積を自
由に設定できる。そのため、空気誘導路へ吹き込んだ風
雨を上部換気口を通じて効果的に外部へ吸い出すことが
できる。
【0021】また、カバーの空気誘導路へ吹き込んだ風
雨が第2の空気排出路へ向けて流動しようとしても、戻
しガイド部材によって阻止され下部換気口へ戻される。
そのため、風雨が流動しようとする勢いが大きく減じら
れることになり、風雨は空気誘導路を消勢した状態で上
昇して効率よく上部換気口から吸い出される。なお、空
気誘導路を上昇する風雨が、合流部分で空気圧の変動等
によって第2の空気排出路へ流動しようとしても、遮蔽
部材によって背圧等が掛かるため流入が阻止される。
【0022】また、上部換気口へ直接風雨が吹きつけた
場合にも、当該換気口を通り抜けた風雨は覆板によって
受け止められるので、開口部を通って小屋裏空間へ吹き
込んでしまうようなことはない。
【0023】一方、小屋裏空間の換気も効率よく行われ
る。すなわち、小屋裏空間から開口部を通過して第1の
空気排出路へ流入した空気は、第2の空気排出路を通っ
て空気誘導路へ流入される。この際、第1および第2の
空気排出路には、従来例(特開2000−27392号
公報)のような空気流動を妨げる上下蛇行部などは設け
られていないので、ほとんど流動抵抗を受けることなく
空気誘導路へ流入される。
【0024】空気誘導路へ流入された空気は、当該誘導
路を上昇する風雨とともに上昇して上部換気口から外部
へ排出される。この際、戻しガイド部材は、第2の空気
排出路と空気誘導路との合流部分よりも下側に設けられ
ているので、上記空気に対する抵抗物とはならない。以
上から、小屋裏空間内の空気は、効率よく上部換気口か
ら外部排出される。
【0025】なお、風下側では下部換気口も負圧状態と
なっているので、空気誘導路へ流入された空気は、一部
が下部換気口へ向けて下降するが、この際戻しガイド部
材は当該空気を下部換気口へ向けて案内する。したがっ
て、この点からも小屋裏空間内の空気を効率よく外部排
出できる。
【0026】請求項2の発明は、前記カバーの上面部を
平面状に形成し、当該上面部に広範囲にわたって貫通穿
設された多数の穴から前記上部換気口を形成した棟換気
装置である。
【0027】かかる構成の発明では、吹き上げ方向や横
殴り方向の風雨に晒された場合には、カバーの上面部に
沿って圧力変動が少ない高速空気流が生じる。また、上
部換気口を形成する各穴の総合開口面積を大きくできる
ので、カバーの空気誘導路へ吹き込んだ風雨を一段と効
果的に上部換気口から吸い出すことができる。また、小
屋裏空間から開口部,第1および第2の空気排出路を通
って空気誘導路へ流入した空気も、上部換気口から一段
と効果的に吸い出せる。したがって、一段と確実に、換
気効率を低下させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き込
むのを防止できる。
【0028】請求項3の発明は、前記覆板を、その横断
面形状が山形状となるように形成した棟換気装置であ
る。
【0029】かかる構成の発明の場合、上部換気口を通
り抜けて覆板上に落ちた雨水を滞留させることなく迅速
に空気誘導路および下部換気口を通して外部へ排出でき
る。したがって、換気効率を低下させることなく風雨が
小屋裏空間へ吹き込むのを一段と確実に防止できる。
【0030】請求項4の発明は、前記覆板の側端部を、
上向きに跳ね上がる形状とした棟換気装置である。
【0031】かかる構成の発明では、空気誘導路を上昇
する風雨が何らかの原因で覆板の側端部に当たった場
合、当該側端部は上向きに跳ね上がっているので、風雨
は空気誘導路へ向けて戻される。また、第2の空気排出
路をガイド壁と協働して形成する覆板の側端部が上向き
に跳ね上がっているので、当該空気排出路の出口側部分
(合流側部分)の開口面積が大きくなる。その結果、第
2の空気排出路からの空気は一段と抵抗なく空気誘導路
へ流入される。したがって、一段と確実に、換気効率を
低下させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き込むのを防
止できる。
【0032】請求項5の発明は、前記覆板の側端部の内
面に突条部を設けた棟換気装置である。
【0033】かかる構成の発明の場合、上部換気口を通
り抜けるなどして覆板の外面上に落ちた雨滴が当該覆板
の内面に回った場合でも、突条部を乗り越えて第2の空
気排出路内へ進むことはできず下方へ落下する。そのた
め、換気効率を低下させることなく雨滴が小屋裏空間へ
吹き込むのを一段と確実に防止できる。
【0034】請求項6の発明は、前記戻しガイド部材に
複数の風雨返し部を設けた棟換気装置である。
【0035】かかる構成の発明の場合、空気誘導路へ流
入した風雨が第2の空気排出路へ向けて流動しようとし
ても、戻しガイド部材の複数の風雨返し部によって阻止
され下部換気口へ戻される。そのため、換気効率を低下
させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き込むのを一段と
効果的に防止できる。
【0036】請求項7の発明は、前記遮蔽板の近傍に支
軸を介して揺動可能に設けられ当該遮蔽板に沿った待機
位置および前記起立壁の上端部と当接して前記第1の空
気排出路と前記第2の空気排出路とを遮断する閉鎖位置
に位置決め可能なファイヤーストップ板と、設定温度以
上となった場合に撓み変形してファイヤーストップ板を
待機位置から揺動させて閉鎖位置に位置決め保持可能な
バイメタルとからなるファイヤーストップ機構を具備し
た棟換気装置である。
【0037】かかる構成の発明の場合、火災時にバイメ
タルが設定温度以上になると、当該バイメタルは撓ん
で、ファイヤーストップ板を待機位置から揺動させて閉
鎖位置に位置決め保持する。これにより、開口部と直接
連通した第1の空気排出路は第2の空気排出路と遮断さ
れる。したがって、簡単な構成で火災発生時にカバー内
の空気排出路を遮断して火の勢いを抑えることができ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0039】本発明に係る棟換気装置10は、図1およ
び図2に示すように、カバー11の上面部12に上部換
気口14を設け、カバー11の内側空間15に、下部換
気口4と上部換気口14とを連通する空気誘導路21を
形成するとともに覆板31を設け、小屋裏空間5から流
入された温かい湿った空気(AR)を覆板31へ向けて
案内するための第1の空気排出路41を形成する起立壁
(42A,42B)を設け、第1の空気排出路41を通過
した空気(AR)を空気誘導路21との合流部分22へ
案内する第2の空気排出路51を覆板31と協働して形
成するガイド壁(52A,52B)を設け、合流部分2
2より下方の空気誘導路21部分に、下部換気口4から
吹き込んで空気誘導路21を上昇しようとする風雨(W
R2)を下部換気口4側へ戻し可能かつ下降する空気
(AR)は下部換気口4へ向けて案内する戻しガイド部
材61を設け、さらに覆板31の内面に下方へ突出する
遮蔽板71を設けた構成とされている。
【0040】なお、図1〜図4では、換気口開閉装置は
図示を省略している。
【0041】具体的には、カバー11の上面部12(詳
しくは、図1中の中央部分12m)は、平面状に形成さ
れている。この実施形態では、上記中央部分12mは、
平面形状のパンチングメタル板12pから形成されてい
る。
【0042】カバー11の中央部分12m(パンチング
メタル板12p)には、広範囲にわたって多数の穴12
hが貫通穿設されている。これらの穴12hによって上
部換気口14が形成されている。ここで、各穴12hの
形成個所および個数は、吹き上げ方向や横殴り方向の風
雨に晒された場合に、カバー11の上面部12に沿って
流れる高速の空気流(WR1)によってカバー11内の
風雨(WR2)や空気(AR)を確実に吸引可能な負圧
が形成されるように選定されている。
【0043】なお、パンチングメタル板12pの各穴1
2hは、枯葉や小鳥等がカバー11内へ侵入しないよう
に形成されている。また、カバー11の長手方向(図1
では紙面と直交する方向、図2では矢印X方向)両端部
は、サイドパネル8によって覆われている。
【0044】空気誘導路21を形成するカバー11の内
面11aは、空気抵抗が少なくなるように、ほとんどが
滑らかな曲面から形成されている。
【0045】覆板31は、屋根1の頂部に形成された開
口部2を上方から覆っており、上部換気口14を通り抜
けた風雨が当該開口部2を通って小屋裏空間5へ入り込
んでしまうのを阻止可能に形成されている。この実施形
態では、覆板31は、開口部2の縦軸線を中心として対
称となるように形成されている。
【0046】この実施形態では、覆板31は、その横断
面形状が山形状となるように形成されている。また、覆
板31の図1中左右の側端部34は、それぞれ上向きに
跳ね上がる形状とされている。また、覆板31の各側端
部34の内面には、それぞれ突条部36が設けられてい
る。この突条部36は、覆板31の長手方向(図1中紙
面と直交方向)に伸延しており、サイドパネル8をビス
止めするための固定部も兼ねるものとされている。
【0047】起立壁(42A,42B)は、開口部2の長
手方向両側端部に沿って対向配設されており、第1の空
気排出路41を区画形成している。この起立壁(42
A,42B)の下端部には、屋根面1aの勾配に合わせて
本棟換気装置10を屋根1に取り付けるための可変固定
板45が回動可能に連結されている。
【0048】なお、起立壁(42A,42B)は、下部換
気口4から吹き込んだ風雨(WR2)が開口部2を通っ
て小屋裏空間5へ入り込むのを阻止する防風雨壁として
の役目も果たすものである。これら起立壁(42A,4
2B)の外面には、下部換気口4から吹き込んだ風雨
(WR2)が当該外面に沿って上昇するのを阻止する風
雨返し部43が形成されている。
【0049】ガイド壁(52A,52B)は、覆板31
と協働して第2の空気排出路51を区画形成するもので
あり、この実施形態では起立壁(42A,42B)の上端
部と一体的に形成されている。なお、蚊等の小昆虫類が
第2の空気排出路51へ入らないように、この実施形態
では、ガイド壁(52A,52B)の自由側側端部53
と覆板31の側端部34との間にはメッシュ状の防虫ネ
ット55が取り付けられている。
【0050】戻しガイド部材61は、合流部分22より
下方の空気誘導路21部分に下部換気口4から空気誘導
路21へ吹き込んで上昇しようとする風雨(WR2)を
下部換気口4側へ戻し可能かつ下降する空気(AR)は
下部換気口4へ向けて案内可能に形成されている。
【0051】この戻しガイド部材61には、複数の風雨
返し部(62,63)が設けられている。各風雨返し部
(62,63)は、その横断面形状が下側へ向けて凹形
状となるように湾曲されている。戻しガイド部材61
は、空気誘導路21に小動物(ネズミ等)が入り込まな
いように、カバー11の内面11aとの間隔が選定され
ている。
【0052】遮蔽板71は、開口部2へ向けて突出しか
つその下端部72が第2の空気排出路51よりも下方に
位置するように覆板31の内面に設けられている。この
実施形態では、遮蔽板71は、図1に示すように、覆板
31の内面の中央部分に一体的に設けられている。
【0053】この遮蔽板71は、風雨吹込み時に背圧を
形成するとともに図1中左右の空気排出路(51,5
1)の通り抜けを阻止して、風雨(WR2)が第2の空
気排出路51を通って小屋裏空間5へ入ってしまうのを
防止する役目を果たす。また、遮蔽板71は、覆板31
の断面係数を増大させて長手方向(図1中紙面と直交方
向)の撓みを阻止する役目も果たす。
【0054】なお、この実施形態では、棟木は開口部2
を挟んで図1中紙面と直交方向に平行配設された棟木構
成要素(7A,7B)から形成されている。これによ
り、開口部2を通過する空気(AR)が棟木に妨げられ
ることがなくなり、一段と円滑に小屋裏空間5を換気で
きる。
【0055】また、本発明に係る棟換気装置10では、
簡単な構成で火災発生時にカバー11内の空気排出路
(41,51)を遮断して火の勢いを抑えることができ
るように、ファイヤーストップ機構80が設けられてい
る。
【0056】ファイヤーストップ機構80は、遮蔽板7
1の近傍に支軸82を介して揺動可能に設けられ当該遮
蔽板71に沿った待機位置および起立壁(42A,42
B)の上端部(係止部44)と当接して第1の空気排出
路41と第2の空気排出路51とを遮断する閉鎖位置に
位置決め可能なファイヤーストップ板81と、設定温度
以上となった場合に変形してファイヤーストップ板81
を待機位置から揺動させて閉鎖位置に位置決め保持可能
なバイメタル85とから形成されている。ここで、図4
に示すように、バイメタル85を板ばね状に形成して、
ファイヤーストップ板81の基端部と係合するように取
り付けてもよい。
【0057】次に、この実施形態の作用について説明す
る。
【0058】本棟換気装置10が吹き上げ方向や横殴り
方向の風雨に晒された場合には、下部換気口4からカバ
ー11内の空気誘導路21へ吹き込むもの(WR2)と
は別に、カバー11の上面部12に沿って高速で流れる
空気流(WR1)が生じる。この高速空気流(WR1)
は、上部換気口14に対して負圧(吸引作用)を生じさ
せるため、空気誘導路21へ吹き込んだ風雨(WR2)
は上部換気口14を通じて外部へ吸い出される。
【0059】ここで、カバー上面部12は平面状に形成
されているので、当該上面部12に沿って圧力変動が少
ない高速空気流が生じる。また、上部換気口14を形成
する各穴12hは、カバー上面部12の中央部分12m
に広範囲にわたって形成されており、総合開口面積も十
分に大きいので、カバー11の空気誘導路21へ吹き込
んだ風雨(WR2)を一段と効果的に吸い出すことがで
きる。また、小屋裏空間5から開口部2,第1および第
2の空気排出路(41,51)を通過して空気誘導路2
1へ流入した空気も、上部換気口14から一段と効果的
に吸い出せる。
【0060】また、カバー11の空気誘導路21へ吹き
込んだ風雨(WR2)が第2の空気排出路51へ向けて
流動しようとしても、戻しガイド部材61の各風雨返し
部(62,63)によって阻止され下部換気口4へ戻さ
れる。そのため、風雨(WR2)は、勢いが大きく減じ
られることになり、空気誘導路21を消勢した状態で上
昇して効率よく上部換気口14から吸い出される。
【0061】なお、空気誘導路21を上昇する風雨(W
R2)が、合流部分22で空気圧の変動等により第2の
空気排出路51へ流入しようとしても遮蔽板71によっ
て背圧が掛かるとともに、図1中右側の空気排出路51
への通り抜けが阻止されるので、風雨(WR2)が小屋
裏空間5へ入り込むのを防止できる。
【0062】また、覆板31の側端部34が上向きに跳
ね上がる形状とされているので、空気誘導路21を上昇
する風雨(WR2)が覆板31の側端部34の内面に当
たった場合、当該風雨(WR2)は空気誘導路21へ戻
される。したがって、風雨(WR2)が小屋裏空間5へ
吹き込むのを一段と確実に防止できる。
【0063】また、上部換気口14へ直接風雨が吹きつ
けた場合にも、当該換気口14を通り抜けた風雨は覆板
31によって受け止められるので、開口部2を通って小
屋裏空間5へ吹き込んでしまうようなことはない。
【0064】また、覆板31が、その横断面形状が山形
状となるように形成されているので、上部換気口14を
通り抜けて当該覆板31に当たった雨水も滞留すること
なく迅速に空気誘導路21および下部換気口4を通して
外部へ排出される。
【0065】さらに、覆板31の側端部34の内面に突
条部36が設けられているので、上部換気口14を通り
抜けるなどして覆板31の外面32に落ちた雨滴が当該
覆板31の内面に回った場合でも、突条部36を乗り越
えて第2の空気排出路41内へ進むことはできず下方へ
落下する。そのため、雨滴が小屋裏空間5へ吹き込むの
を一段と確実に防止できる。
【0066】一方、小屋裏空間5の換気も効率よく行わ
れる。すなわち、小屋裏空間5から開口部2を通過して
第1の空気排出路41へ流入した空気は、第2の空気排
出路51を通って空気誘導路21へ流入される。この
際、第1および第2の空気排出路(41,51)には、
空気の流動を妨げる上下蛇行部(17)のようなものは
設けられていないので、ほとんど流動抵抗を受けること
なく空気誘導路21へ流入される。また、ガイド壁(5
2A,52B)と協働して第2の空気排出路51を形成
する覆板31の側端部34が上向きに跳ね上がる形状と
されているので、当該空気排出路51の出口部分の開口
面積が広がる。その結果、第2の空気排出路41からの
空気(AR)は一段と抵抗なく空気誘導路21へ流入さ
れる。
【0067】空気誘導路21へ流入された空気(AR)
は、当該誘導路21を上昇する風雨(WR2)とともに
上昇して上部換気口14から外部へ排出される。この
際、戻しガイド部材61は、第2の空気排出路51と空
気誘導路21との合流部分22よりも下側に設けられて
いるので、上記空気に対する抵抗物とはならない。以上
から、小屋裏空間5内の空気は、効率よく上部換気口1
4から外部排出される。
【0068】なお、風下側では下部換気口4も負圧状態
となっているので、空気誘導路21へ流入された空気
(AR)は、一部が下部換気口4へ向けて下降するが、
この際戻しガイド部材61は当該空気(AR)を下部換
気口4へ向けて案内する。したがって、この点からも小
屋裏空間5内の空気を効率よく外部排出できる。
【0069】また、火災時にバイメタル85が設定温度
以上になると、当該バイメタル85は撓んで、ファイヤ
ーストップ板81を待機位置から揺動させて閉鎖位置
(図3で実線で示す位置、図4では2点鎖線で示す位
置)に位置決め保持する。これにより、開口部2と直接
連通する第1の空気排出路41は第2の空気排出路51
と遮断される。したがって、簡単な構成で火災発生時に
カバー11内の空気排出路を遮断して火の勢いを抑える
ことができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カバーの上面
部に上部換気口を設け、カバーの内側空間に、下部換気
口と上部換気口とを連通する空気誘導路を形成するとと
もに覆板を設け、小屋裏空間から流入した空気を覆板へ
向けて案内するための第1の空気排出路を形成する起立
壁を設け、第1の空気排出路を通過した空気を空気誘導
路との合流部分へ案内する第2の空気排出路を覆板と協
働して形成するガイド壁を設け、合流部分より下方の空
気誘導路部分に、下部換気口から吹き込んで空気誘導路
を上昇しようとする風雨を下部換気口側へ戻し可能かつ
下降する空気は下部換気口へ向けて案内する戻しガイド
部材を設け、さらに覆板の内面に遮蔽板を設けたので、
換気効率を低下させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き
込むのを一段と確実に防止できる。
【0071】請求項2の発明によれば、前記カバーの上
面部を平面状に形成し、当該上面部に広範囲にわたって
貫通穿設された多数の穴から前記上部換気口を形成した
ので、一段と確実に、換気効率を低下させることなく風
雨が小屋裏空間へ吹き込むのを防止できる。
【0072】請求項3の発明によれば、前記覆板を、そ
の横断面形状が山形状となるように形成したので、換気
効率を低下させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き込む
のを一段と確実に防止できる。
【0073】請求項4の発明によれば、前記覆板の側端
部を、上向きに跳ね上がる形状としたので、一段と確実
に、換気効率を低下させることなく風雨が小屋裏空間へ
吹き込むのを防止できる。
【0074】請求項5の発明によれば、前記覆板の側端
部の内面に突条部を設けたので、換気効率を低下させる
ことなく雨滴が小屋裏空間へ吹き込むのを一段と確実に
防止できる。
【0075】請求項6の発明によれば、前記戻しガイド
部材に複数の風雨返し部を設けたので、換気効率を低下
させることなく風雨が小屋裏空間へ吹き込むのを一段と
効果的に防止できる。
【0076】請求項7の発明によれば、前記遮蔽板の近
傍に支軸を介して揺動可能に設けられ当該遮蔽板に沿っ
た待機位置および前記起立壁の上端部と当接して前記第
1の空気排出路と前記第2の空気排出路とを遮断する閉
鎖位置に位置決め可能なファイヤーストップ板と、設定
温度以上となった場合に撓み変形してファイヤーストッ
プ板を待機位置から揺動させて閉鎖位置に位置決め保持
可能なバイメタルとからなるファイヤーストップ機構を
具備したので、請求項1〜請求項6の発明と同様な効果
を奏し得る他、簡単な構成で火災発生時にカバー内の空
気排出路を遮断して火の勢いを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための横断面図で
ある。
【図2】同じく、カバーとサイドパネルとの取付け状況
を説明するための側面図である。
【図3】同じく、ファイヤーストップ板が空気排出路を
遮断した状態を説明するための横断面図である。
【図4】同じく、ファイヤーストップ機構の変形例を説
明するための横断面図である。
【図5】従来の棟換気装置を説明するための図である。
【図6】特開2000−27392号公報に示す棟換気
装置を説明するための図である。
【図7】同じく、防風壁および上下蛇行部を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 開口部 4 下部換気口 5 小屋裏空間 10 棟換気装置 11 カバー 12 上面部 13A,13B 側面部 14 上部換気口 15 内側空間 21 空気誘導路 22 合流部分 31 覆板 34 側端部 36 突状部 41 第1の空気排出路 42A,42B 起立壁 51 第2の空気排出路 52A,52B ガイド壁 61 戻しガイド部材 62 風雨返し部 63 風雨返し部 71 遮蔽板 80 ファイヤーストップ機構 81 ファイヤーストップ板 85 バイメタル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の頂部に形成された開口部を上方か
    ら覆いかつ上面部と側面部とを有するカバーを備え、小
    屋裏空間から開口部を通過してカバーの内側空間へ流入
    した空気が当該空間中を流動して側面部と屋根面との間
    に形成された下換気口から外部へ排出されるように形成
    された棟換気装置において、 カバーの上面部に上部換気口を設け、 カバーの内側空間に、当該カバーの内面に沿って下部換
    気口と上部換気口とを連通する空気誘導路を形成すると
    ともに、開口部を上方から覆って上部換気口を通り抜け
    た風雨が当該開口部を通って小屋裏空間へ流入するのを
    阻止可能な覆板を設け、 小屋裏空間から開口部を通過してカバーの内側空間へ流
    入した空気を覆板へ向けて案内するための第1の空気排
    出路を形成する起立壁を設け、 第1の空気排出路を通過した空気を空気誘導路との合流
    部分へ案内する第2の空気排出路を覆板と協働して形成
    するガイド壁を設け、 合流部分より下方の空気誘導路部分に、下部換気口から
    空気誘導路へ流入して上昇しようとする風雨が第2の空
    気排出路へ向けて流動するのを阻止して下部換気口側へ
    戻し可能かつ下降する空気は下部換気口へ向けて案内す
    る戻しガイド部材を設け、 覆板の内面に、開口部へ向けて突出しかつその下端部が
    第2の空気排出路よりも下方に位置する遮蔽板を設けた
    ことを特徴とする棟換気装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーの上面部を平面状に形成し、
    当該上面部に広範囲にわたって貫通穿設された多数の穴
    から前記上部換気口を形成した請求項1記載の棟換気装
    置。
  3. 【請求項3】 前記覆板を、その横断面形状が山形状と
    なるように形成した請求項1又は2記載の棟換気装置。
  4. 【請求項4】 前記覆板の側端部を上向きに跳ね上がる
    形状とした請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の
    棟換気装置。
  5. 【請求項5】 前記覆板の側端部の内面に突条部を設け
    た請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の棟換気装
    置。
  6. 【請求項6】 前記戻しガイド部材に複数の風雨返し部
    を設けた請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の棟
    換気装置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽板の近傍に支軸を介して揺動可
    能に設けられ当該遮蔽板に沿った待機位置および前記起
    立壁の上端部と当接して前記第1の空気排出路と前記第
    2の空気排出路とを遮断する閉鎖位置に位置決め可能な
    ファイヤーストップ板と、設定温度以上となった場合に
    撓み変形してファイヤーストップ板を待機位置から揺動
    させて閉鎖位置に位置決め保持可能なバイメタルとから
    なるファイヤーストップ機構を具備した請求項1〜請求
    項6のいずれか1項に記載の棟換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113502963A (zh) * 2021-06-29 2021-10-15 中铁建工集团有限公司 一种带有塔式结构的建筑排风装置

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