JP2001279187A - 光触媒含有コーティング組成物及び光触媒含有塗膜劣化防止方法 - Google Patents

光触媒含有コーティング組成物及び光触媒含有塗膜劣化防止方法

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JP2001279187A
JP2001279187A JP2000099824A JP2000099824A JP2001279187A JP 2001279187 A JP2001279187 A JP 2001279187A JP 2000099824 A JP2000099824 A JP 2000099824A JP 2000099824 A JP2000099824 A JP 2000099824A JP 2001279187 A JP2001279187 A JP 2001279187A
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正一 東城
Tomoyuki Sato
智之 佐藤
Hitomi Sato
人美 佐藤
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TOJO YOKO
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TOJO YOKO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に無害な成分をバインダとして採用する
ことにより、コーティング組成物自体から有害成分を発
生することがなく、しかも塗膜が劣化しても対処できる
光触媒含有コーティング組成物、及び光触媒含有塗膜劣
化防止方法を提供する。 【解決手段】 バインダとしての天然糊料、光触媒作用
を有する物質、及び水を含む光触媒含有コーティング組
成物である。人体に対して無害な天然糊料をバインダと
するので、光触媒含有コーティング組成物自体から有害
成分が放出される恐れがない。したがって、シックハウ
ス病対策のコーティング組成物として最適である。光触
媒作用により塗膜の劣化が生じても、定期的に、劣化し
た塗膜の上に新たな塗膜を形成して塗膜の劣化を何度も
修復させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に無害なバイ
ンダを採用した光触媒を含有するコーティング組成物及
びその塗膜劣化防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内の内装材から発するホリマリ
ン、キシレン、トルエン、可塑剤、難燃材等の揮発性有
機物質がガスとして揮発することが人体の健康面に対し
て問題となっている。このような有害ガスはシックハウ
ス病(別名:化学物質過敏症)の原因の一つであろうと
考えられている。このような有害ガスを分解除去するた
めに、二酸化チタン等の光触媒を利用した有害ガス分解
手段が種々提案されている。例えば、光触媒をコーティ
ング組成物中に含有させて塗膜中に固定して、空気中の
有害ガスと接触させて光触媒作用により分解させること
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光触媒を塗膜中に固定するためのバインダには専ら、有
機合成化合物が使用され、該バインダを含むコーティン
グ組成物には有機合成化合物を溶解又は分散させるため
に有機溶剤が主として使用されているために、このよう
なコーティング組成物を用いて形成したコーティング膜
による室内の空気浄化では、二次的に光触媒含有コーテ
ィング組成物自体から有害成分が放出される恐れがあ
り、シックハウス病対策のコーティング組成物としては
問題がある。
【0004】一方、光触媒は紫外線の照射を受けること
により有機成分の分解作用が活性化するため、光触媒作
用を長時間行っていると有害な有機成分ガスの分解のみ
ならず、光触媒を固定する塗膜成分としてのバインダも
有機成分であるため分解劣化し、光触媒の固定力が衰
え、使用中に光触媒の脱落が生ずるという問題を有して
いる。
【0005】また、光触媒を固定した塗膜形成物、例え
ば、空気清浄器のエアフィルタ、エアコンのフィルタ、
壁紙、カーテン、内装材、モルタル壁、木材、家具等、
においては、空気中のチリ、ホコリの付着が経時的に累
積するため、光触媒の有効な表面積が次第に減少し、そ
のため光触媒作用が徐々に低下するという問題がある。
【0006】そこで本発明は、人体に無害な成分をバイ
ンダとして採用することにより、コーティング組成物自
体から有害成分を発生することがなく、しかも塗膜が劣
化しても対処できる光触媒含有コーティング組成物、及
び光触媒含有塗膜劣化防止方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために、本発明の光触媒含有コーティング組成物は、
バインダとしての天然糊料、光触媒作用を有する物質、
及び水を含むことを特徴とする。
【0008】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
は、人体に対して無害な天然糊料、水を使用しており、
前記した有機合成化合物、有機溶剤は使用していないた
め、本発明の光触媒含有コーティング組成物は、光触媒
含有コーティング組成物自体から有害成分が放出される
恐れがない。したがって、シックハウス病対策のコーテ
ィング組成物として最適である。
【0009】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
使用するバインダとしての天然糊料には、澱粉類、穀
類、芋類、タンパク質類、多糖類粘質物、水溶性セルロ
ース類、セルロース誘導体(例、カルボキシメチルセル
ロース)、マンナン、アルギン酸ナトリウム、アラビア
ゴム、ゴム類等が好ましく使用できる。これらの物質は
全て食品添加物として使用されているものである。
【0010】前記澱粉類には、例えば、馬鈴薯デンプ
ン、甘薯デンプン、小麦粉デンプン、米デンプン、トウ
モロコシデンプン、タピオカデンプン、可溶性デンプ
ン、デキストリン等があげられる。穀類には、小麦粉、
米粉、栗粉、エンパク、キビ粉、そば粉、トウモロコシ
粉、青麦粉、ライ麦粉、もろこし粉等があげられる。
【0011】前記芋類には、馬鈴薯粉、甘薯粉、きく芋
粉、こんにゃく芋粉、里芋粉、山芋粉等があげられる。
前記タンパク質類には、ゼラチン、グルテン等があげら
れる。
【0012】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
含まれる光触媒には、二酸化チタンが好ましく、アナタ
ーゼ型結晶、ルチル型結晶又はそれらの混合物、或い
は、チタン化合物のゾルゲル型(酸化チタンのアナター
ゼ型又はルチル型をアルコール化合物と混合させ、水で
加水分解した超微粒子ゾル溶液を乾燥した粉末)が使用
できる。二酸化チタンの粒径は特に限定されないが、バ
インダ溶液に分散しやすい程度の粒径であればよい。
【0013】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
含まれる光触媒濃度は、0.1重量%乃至80重量%と
することが望ましい。光触媒濃度が0.1重量%未満で
あると、光触媒による効果、即ち、汚染物質の分解が弱
くなり好ましくない。また、光触媒濃度が80重量%を
越えると、バインダの接着剤としての役目が悪くなり好
ましくない。
【0014】本発明の光触媒含有コーティング組成物
は、天然糊料、光触媒作用を有する物質、及び水を主成
分として混合することにより得られる。バインダ溶液を
調製し、光触媒を混合して分散させる方法が一般的であ
るが、一度に固体物質を混合し水で溶解してもよい。バ
インダ溶液を調製する場合には、一般的には加熱、又は
煮沸することにより、天然糊料が水に容易に溶け、ゼリ
ー状の溶液とすることができる。バインダ材料として、
α化デンプン、又はα化した穀類粉、或いは水溶性セル
ロースを用いた場合には、水又はお湯で容易に水溶液と
なるので、特に、煮沸をしなくてもよい。
【0015】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
は、必要に応じて、食塩等の防腐効果のある人体に無害
な物質を含ませてもよい。本発明の光触媒含有コーティ
ング組成物は容器等に保管することができ、例えば、ス
プレー付容器は噴霧使用に便利である。
【0016】本発明の光触媒含有コーティング組成物を
塗布できる被塗物(対象物)には、空気清浄器のフィル
タ、エアコンディショナーのフィルタ、壁紙、カーテ
ン、壁面、木材加工面、モルタル表面、家具等があげら
れるが、室内にある、有害ガス成分を揮発、或いは拡散
するような全ての製品に適用することができる。これら
の対象物に適用することにより、シックハウス対策は有
効なものとなる。
【0017】本発明の光触媒含有塗膜劣化防止方法は、
前記した本発明の光触媒含有コーティング組成物を被塗
物に対して定期的に繰り返して塗布することを特徴とす
る。塗布手段は、特に限定されないが、噴霧、刷毛塗
り、ロール塗布等が適用できる。
【0018】本発明の光触媒含有コーティング組成物に
使用されるバインダは何れも、有機合成化合物からなる
バインダに比べて安価なものばかりであるから、光触媒
作用により塗膜の劣化が生じても、定期的に、劣化した
塗膜の上に新たな塗膜を形成して塗膜の劣化を何度も修
復させることができる。このように補修された塗膜は、
バインダによる光触媒の脱落が防止できる効果を有する
のみならず、常に新しい光触媒が塗膜上に固定されるこ
とになるので、古い塗膜中の光触媒上に付着したチリ、
ホコリ等の堆積による光触媒作用の低下状態を、新しい
塗膜の形成により簡単に初期の活性状態に復帰させるこ
とができる効果も有する。
【0019】
【実施例】試験方法 図1は、下記の実施例1〜9で得られた塗膜について、
空気中に含まれる有機溶剤(ホルマリン、トルエン、キ
シレン)の分解効果を確認するための実験装置である。
上部のみが開放の内容積が1m3 となる立方体の箱1を
用意し、開放部位にガラス板2を載せ、密閉状態とす
る。内部のガス濃度の検知器3として、北川式検知器
(商品名、株式会社ガステック製)を使用し、立方体の
壁には該検知器3が挿入できる穴が開けてある。このよ
うな箱1を用いて下記の手順で本発明の光触媒含有コー
ティング組成物による塗膜の有害ガスの分解効果を確認
する。
【0020】(1)前もって下記の実施例1〜9の光触
媒含有コーティング組成物を箱1の内壁に塗布して塗膜
を形成ておく。
【0021】(2)シャーレの中に脱脂綿を入れ、該シ
ャーレを密閉状態の箱1の中に入れた時に、箱1内の空
気中のホルマリン、トルエン、キシレンの濃度が100
0ppmとなるように、各溶剤を脱脂綿に含ませ、ガス
が密閉された各種ガス毎の箱1を用意する。
【0022】(3)ガラス板2の上から蛍光灯を連続照
射し、時間毎に検知器3で箱の内部のガスを吸引して濃
度を測定する。
【0023】なお、本試験に用いた北川式検知器(商品
名:株式会社 ガステック製)の測定可能濃度範囲は、
各ガスの種類毎に次の範囲となっている。
【0024】キシレン:50ppm〜10ppm トルエン:50ppm〜10ppm ホルマリン:50ppm〜0.1ppm
【0025】〔実施例1〕小麦粉1重量%、水99重量
%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200gに対
して、アナターゼ型酸化チタン粉末5g(純度95%、
平均粒径7nm、比表面積300m2 /g)を添加し、
混合して分散させて、本実施例1の光触媒含有コーティ
ング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コーテ
ィング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、乾燥
して、厚み約0.2μmの塗膜を形成した。
【0026】前記箱にホルマリン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名:株式会社 ガステック製)
で濃度を測定した結果、濃度が50ppmまで下がる時
間は30分であり、0ppmまで下がる時間は58時間
以上であった。
【0027】〔実施例2〕薄力粉5重量%、水95重量
%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200gに対
して、アナターゼ型酸化チタン粉末10g(純度95
%、平均粒径7nm、比表面積300m2 /g)を添加
し、混合して分散させて、本実施例2の光触媒含有コー
ティング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コ
ーティング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、
乾燥して厚み約0.2μmの塗膜を形成した。
【0028】前記箱にホルマリン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、濃度が0ppmまで下がる時間は
48時間要した。
【0029】〔実施例3〕小麦粉10重量%、水90重
量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200gに
対して、アナターゼ型酸化チタン粉末30g(純度95
%、平均粒径7nm、比表面積300m2 /g)を添加
し、混合して分散させて、本実施例3の光触媒含有コー
ティング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コ
ーティング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、
乾燥して約0.2μmの塗膜を形成した。
【0030】前記箱にトルエン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、48時間で約10ppmとなり、
100時間8ppmに下がって平行状態となった。
【0031】〔実施例4〕可溶性デンプン5重量%、水
95重量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの20
0gに対して、含水酸化チタンをアンモニア水で中和乾
燥させた酸化チタン濃度61重量%のもの30gを添加
し、混合して分散させて、本実施例4の光触媒含有コー
ティング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コ
ーティング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、
乾燥して厚み約0.2μmの塗膜を形成した。
【0032】前記箱にキシレン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、他の実施例の光触媒含有コーティ
ング組成物と比べ、キシレンガス濃度の下がり方は遅い
が、確実に減少し、72時間で10ppmまで減少し、
125時間で0ppmになった。
【0033】〔実施例5〕馬鈴薯デンプン10重量%、
水90重量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの2
00gに対して、前記実施例4で使用した酸化チタン濃
度61重量%のもの20gを添加し、混合して分散させ
て、本実施例5の光触媒含有コーティング組成物(溶
液)とした。得られた光触媒含有コーティング組成物を
前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、乾燥して厚み約0.
2μmの塗膜を形成した。
【0034】前記箱にホルマリン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、前記実施例1、2に比べてホルマ
リンガス濃度の低下が最も速く、20分後に0ppmと
なった。
【0035】〔実施例6〕ゼラチン5重量%、水95重
量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200gに
対して、含水酸化チタンをアンモニア水で中和乾燥させ
た酸化チタン濃度61重量%のもの20gを添加し、混
合して分散させて、本実施例6の光触媒含有コーティン
グ組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コーティ
ング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、乾燥し
て厚み約2μmの塗膜を形成した。前記箱にホルマリン
1000ppmを充填し、北川式検知器(商品名、株式
会社ガステック製)で濃度を測定した結果、30分以内
に0ppmを示し、ホルマリンの濃度低下が極めて早い
結果が得られた。
【0036】〔実施例7〕グルテン5重量%、水95重
量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200gに
対して、アナターゼ型酸化チタン粉末10g(純度95
%、平均粒径7nm、比表面積300m2 /g)を添加
し、混合して分散させて、本実施例7の光触媒含有コー
ティング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有コ
ーティング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗布、
乾燥して厚み0.2μmの塗膜を形成した。
【0037】前記箱にホルマリン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、ホルマリン濃度低下は早いが、1
0ppmを過ぎた辺りから低下速度が遅くなり、0pp
mを示す迄に40時間以上を要した。
【0038】〔実施例8〕ゼラチン10重量%、水90
重量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200g
に対して、前記実施例6で使用した酸化チタン濃度61
重量%のもの30gを添加し、混合して分散させて、本
実施例8の光触媒含有コーティング組成物(溶液)とし
た。得られた光触媒含有コーティング組成物を前記箱の
内壁に霧吹きにより塗布、乾燥して厚み約0.2μmの
塗膜を形成した。
【0039】前記箱にキシレン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、キシレン濃度の下がり方は遅い
が、確実に減少し、72時間で10ppmまで下がり、
100時間後で0ppmとなった。
【0040】〔実施例9〕グルテン10重量%、水90
重量%を煮沸させてゼリー状の溶液としたもの200g
に対して、アナターゼ型酸化チタン粉末20g(純度9
5%、平均粒径7nm、比表面積300m2 /g)を添
加し、混合して分散させて、本実施例9の光触媒含有コ
ーティング組成物(溶液)とした。得られた光触媒含有
コーティング組成物を前記箱の内壁に霧吹きにより塗
布、乾燥して厚み0.2μmの塗膜を形成した。
【0041】前記箱にホルマリン1000ppmを充填
し、北川式検知器(商品名、株式会社ガステック製)で
濃度を測定した結果、ホルマリン濃度低下は前記各実施
例と比べて最も遅く、72時間で18ppm、0ppm
を示すまでに150時間以上を要した。
【0042】
【発明の効果】本発明の光触媒含有コーティング組成物
は、人体に無害な成分をバインダとして採用しているの
で、コーティング組成物自体から有害成分を発生するこ
とがない、光触媒含有コーティング組成物を提供するこ
とができる。
【0043】本発明の光触媒含有コーティング組成物
は、空気清浄器のフィルタ、エアコンディショナーのフ
ィルタ、壁紙、カーテン、壁面、木材加工面、モルタル
表面、家具等に適用でき、室内にある、有害ガス成分を
揮発、或いは拡散するような全ての製品に適用すること
ができ、定期的に繰り返して塗布する方法を採用してい
るので、光触媒作用により塗膜が徐々に劣化しても、常
に、劣化した塗膜の上に新たな塗膜を形成して塗膜の劣
化を何度も修復させることができる。このように補修さ
れた塗膜は、新しく形成されたバインダによる光触媒の
脱落が防止できる効果を有するのみならず、常に新しい
光触媒が塗膜上に固定されることになるので、古い塗膜
中の光触媒上に付着したチリ、ホコリ等の堆積による光
触媒作用の低下状態を、新しい塗膜の形成により簡単に
初期の活性状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光触媒含有コーティング組成物を塗布
した塗膜の、空気中に含まれる有機溶剤(ホルマリン、
トルエン、キシレン)の分解効果を確認するための実験
装置を示す図である。
【符号の説明】
1 箱 2 ガラス板 3 検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 7/12 C09D 101/00 101/00 103/00 103/00 121/00 121/00 189/00 189/00 B01D 53/36 J G Fターム(参考) 4D048 AA17 AA19 AB03 BA07X BA50X BA50Y BB03 CC40 EA01 EA04 4G069 AA03 AA08 BA04B BA29A BA29B BA48A BC50B CA11 CA15 DA06 EA07 FA03 FB23 4J038 BA011 BA021 BA111 BA171 BA181 CA001 HA156 HA216 KA03 KA12 KA20 NA18 NA27 PB05 PB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダとしての天然糊料、光触媒作用
    を有する物質、及び水を含む光触媒含有コーティング組
    成物。
  2. 【請求項2】 光触媒濃度が0.1重量%乃至80重量
    %である請求項1記載の光触媒含有コーティング組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記天然糊料が、澱粉類、穀類、芋類、
    タンパク質類、多糖類粘質物、水溶性セルロース類、マ
    ンナン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、及びゴ
    ム類から選ばれたものである請求項1記載の光触媒含有
    コーティング組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の光触媒含有コ
    ーティング組成物を被塗物に対して定期的に繰り返して
    塗布することを特徴とする光触媒含有塗膜劣化防止方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506701A (ja) * 2006-10-13 2010-03-04 アーカー−ダニエルズ−ミッドランド カンパニー 酵母細胞触媒支持体における細胞表面ディスプレイの使用
JP2010253466A (ja) * 2009-03-28 2010-11-11 Bekku Kk 塗装方法
JP2010253465A (ja) * 2009-03-28 2010-11-11 Bekku Kk 塗装方法
KR102099530B1 (ko) * 2019-03-06 2020-04-10 장직수 미세먼지 흡착 및 포름알데히드 미방출 섬유판과 그의 제조 방법
KR102099529B1 (ko) * 2019-03-06 2020-05-18 장직수 미세먼지를 흡착하는 섬유판과 그의 제조 방법

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