JP2001278977A - 芳香族ジアミンおよびポリイミド - Google Patents
芳香族ジアミンおよびポリイミドInfo
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- JP2001278977A JP2001278977A JP2000098223A JP2000098223A JP2001278977A JP 2001278977 A JP2001278977 A JP 2001278977A JP 2000098223 A JP2000098223 A JP 2000098223A JP 2000098223 A JP2000098223 A JP 2000098223A JP 2001278977 A JP2001278977 A JP 2001278977A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明のポリイミドは、透明性、低誘電性、
低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐熱
性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドであ
り、光ファイバー、光導波路、光ディスク基盤、光フィ
ルター、耐熱・薄肉レンズ、光学用接着剤等の用途に好
適である。 【解決手段】 式(1)で表される芳香族ジアミン、お
よび、式(2)で表される繰り返し構造単位を有する芳
香族ポリイミド。
低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐熱
性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドであ
り、光ファイバー、光導波路、光ディスク基盤、光フィ
ルター、耐熱・薄肉レンズ、光学用接着剤等の用途に好
適である。 【解決手段】 式(1)で表される芳香族ジアミン、お
よび、式(2)で表される繰り返し構造単位を有する芳
香族ポリイミド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含フッ素ポリイミド、
ならびにこのポリイミドの原料モノマーであるパーフル
オロアルキル基を有する新規な芳香族ジアミンに関す
る。より詳細には、繰り返し構造単位中にパーフルオロ
アルキル基を有する、透明性、低誘電性、低吸水性およ
び溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐熱性、高屈折性お
よび溶融成形性に優れた新規芳香族ポリイミドに関す
る。また、これらのポリイミドの原料モノマーとして、
あるいは、ポリアミド、ポリアミドイミド、ビスマレイ
ミド、エポキシ樹脂等の出発原料や、有機化学品の原料
として、有用な新規芳香族ジアミンに関する。
ならびにこのポリイミドの原料モノマーであるパーフル
オロアルキル基を有する新規な芳香族ジアミンに関す
る。より詳細には、繰り返し構造単位中にパーフルオロ
アルキル基を有する、透明性、低誘電性、低吸水性およ
び溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐熱性、高屈折性お
よび溶融成形性に優れた新規芳香族ポリイミドに関す
る。また、これらのポリイミドの原料モノマーとして、
あるいは、ポリアミド、ポリアミドイミド、ビスマレイ
ミド、エポキシ樹脂等の出発原料や、有機化学品の原料
として、有用な新規芳香族ジアミンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化社会の実現に向けたオ
プトエレクトロニクスの研究が精力的に行われている。
それと共に、光通信、光記録、光加工、光計測、光演算
等、オプトエレクトロニクスの様々な展開を支える基礎
材料として、有機光学材料、特にポリマー材料に対する
期待が高まっている。光学用ポリマー材料は、軽量で可
とう性に優れる、電気的誘導を受けない、成形加工が容
易であるなどの多くの特徴を有し、光ファイバー、光導
波路、光ディスク基盤、光フィルター、レンズ、光学用
接着剤等の用途に向けた展開が図られている。
プトエレクトロニクスの研究が精力的に行われている。
それと共に、光通信、光記録、光加工、光計測、光演算
等、オプトエレクトロニクスの様々な展開を支える基礎
材料として、有機光学材料、特にポリマー材料に対する
期待が高まっている。光学用ポリマー材料は、軽量で可
とう性に優れる、電気的誘導を受けない、成形加工が容
易であるなどの多くの特徴を有し、光ファイバー、光導
波路、光ディスク基盤、光フィルター、レンズ、光学用
接着剤等の用途に向けた展開が図られている。
【0003】光学用ポリマー材料には次のような特性が
求められている。すなわち、高度の透明性、高い屈
折率、低複屈折性、クリーン性、易成形性、高
い耐熱性、低吸水性、適当な強度特性等である。
求められている。すなわち、高度の透明性、高い屈
折率、低複屈折性、クリーン性、易成形性、高
い耐熱性、低吸水性、適当な強度特性等である。
【0004】代表的な光学用ポリマー材料であるポリメ
チルメタクリレート、ポリカーボネートや、近年開発さ
れたARTON(日本合成ゴム社製)、ZEONEX
(日本ゼオン社製)、アペル(三井化学社製)等の脂環
式ポリマーは、透明性、機械物性、成形加工性等に優
れ、光ディスクや光ファイバー用として展開されてい
る。しかしながら、これらのポリマーは、例えばエンジ
ニアリングプラスチックに属するポリカーボネートでさ
えもそのガラス転移温度は150℃程度であり、十分な
耐熱性を有しているとは言えない。また、これらのポリ
マーは屈折率が低く、例えば、眼鏡レンズ用樹脂として
用いられているポリカーボネートですらその屈折率は
1.59である。そのため、例えば光源の近くに設置す
るレンズや、微小機器に内蔵される薄型レンズ等、高耐
熱性と高屈折性を要求される部品においては、未だ、加
工性に乏しい石英ガラスが用いられているのが現状であ
る。
チルメタクリレート、ポリカーボネートや、近年開発さ
れたARTON(日本合成ゴム社製)、ZEONEX
(日本ゼオン社製)、アペル(三井化学社製)等の脂環
式ポリマーは、透明性、機械物性、成形加工性等に優
れ、光ディスクや光ファイバー用として展開されてい
る。しかしながら、これらのポリマーは、例えばエンジ
ニアリングプラスチックに属するポリカーボネートでさ
えもそのガラス転移温度は150℃程度であり、十分な
耐熱性を有しているとは言えない。また、これらのポリ
マーは屈折率が低く、例えば、眼鏡レンズ用樹脂として
用いられているポリカーボネートですらその屈折率は
1.59である。そのため、例えば光源の近くに設置す
るレンズや、微小機器に内蔵される薄型レンズ等、高耐
熱性と高屈折性を要求される部品においては、未だ、加
工性に乏しい石英ガラスが用いられているのが現状であ
る。
【0005】高い耐熱性と透明性を有する光学用ポリマ
ー材料としては、繰り返し構造単位中にパーフルオロア
ルキレン基を導入したフッ素化ポリイミドが開発されて
いる。中でも、日本電信電話社の開発した「FLUP
I」(特開平08−063061号公報、特開平08−
143666号公報等)は非常に優れた光学用ポリマー
材料である。すなわち、該ポリイミドは300℃以上の
耐熱性を有し、可視光領域の透明性が極めて高い。
ー材料としては、繰り返し構造単位中にパーフルオロア
ルキレン基を導入したフッ素化ポリイミドが開発されて
いる。中でも、日本電信電話社の開発した「FLUP
I」(特開平08−063061号公報、特開平08−
143666号公報等)は非常に優れた光学用ポリマー
材料である。すなわち、該ポリイミドは300℃以上の
耐熱性を有し、可視光領域の透明性が極めて高い。
【0006】しかしながら、このフッ素化ポリイミド
「FLUPI」の屈折率は1.52〜1.57と低く、
微細・薄肉レンズ等には適用できないと言う問題を有し
ていた。
「FLUPI」の屈折率は1.52〜1.57と低く、
微細・薄肉レンズ等には適用できないと言う問題を有し
ていた。
【0007】本発明者らは先に、式(a)に示される、
光学用ポリイミドを開発した(特開平06−20701
5号、特開平11−106503号公報)。
光学用ポリイミドを開発した(特開平06−20701
5号、特開平11−106503号公報)。
【0008】
【化6】
【0009】しかしながら、該ポリイミドは光学特性及
び成形加工性は良好であるものの、ガラス転移温度が1
96〜229℃と低く、耐熱性が十分に高いとは言い難
い。
び成形加工性は良好であるものの、ガラス転移温度が1
96〜229℃と低く、耐熱性が十分に高いとは言い難
い。
【0010】従って、航空・自動車・産業機器分野等高
温下で使用される光学部品や、光源の付近に設置される
レンズ等、高耐熱性、高屈折性および溶融成形性を有す
る光学用ポリマーの開発が望まれていた。
温下で使用される光学部品や、光源の付近に設置される
レンズ等、高耐熱性、高屈折性および溶融成形性を有す
る光学用ポリマーの開発が望まれていた。
【0011】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高
耐熱性、高屈折性および溶融成形性を有する光学用ポリ
イミドを提供することにある。
耐熱性、高屈折性および溶融成形性を有する光学用ポリ
イミドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定構造の芳
香族ジアミンをモノマー成分とするポリイミドが、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性を有することを見い出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、以下の
[1]〜[6]に記載した事項により特定される。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定構造の芳
香族ジアミンをモノマー成分とするポリイミドが、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性を有することを見い出
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、以下の
[1]〜[6]に記載した事項により特定される。
【0013】[1] 式(1)で表される芳香族ジアミ
ン。
ン。
【0014】
【化7】
【0015】[2] 式(2)で表される繰り返し構造
単位を有する芳香族ポリイミド(式(2)中、Rは、式
(R)で表される群から選択された少なくとも一つであ
る。)。
単位を有する芳香族ポリイミド(式(2)中、Rは、式
(R)で表される群から選択された少なくとも一つであ
る。)。
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】[3] 式(3)で表される芳香族ジアミ
ンと、式(4)で表される芳香族テトラカルボン酸二無
水物を使用して重合反応を行なうことを特徴とする式
(5)で表される繰り返し構造単位を有する芳香族ポリ
イミドの製造方法(式(5)中、Rは、式(R)で表さ
れる群から選択された少なくとも一つである。)。
ンと、式(4)で表される芳香族テトラカルボン酸二無
水物を使用して重合反応を行なうことを特徴とする式
(5)で表される繰り返し構造単位を有する芳香族ポリ
イミドの製造方法(式(5)中、Rは、式(R)で表さ
れる群から選択された少なくとも一つである。)。
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】[4] [3]記載の製造方法により得ら
れる芳香族ポリイミド。
れる芳香族ポリイミド。
【0022】[5] [2]又は[4]記載のポリイミ
ドを含んでなる光学用部品。
ドを含んでなる光学用部品。
【0023】[6] [2]又は[4]記載のポリイミ
ドを含んでなる電子部品。
ドを含んでなる電子部品。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族ジアミンは、新規
の含フッ素芳香族ジアミンであり、記式(1)で表され
る2−(3−アミノフェノキシ)−5−アミノベンゾト
リフルオリドである。本発明の芳香族ジアミンの製造方
法に特に制限はなく、芳香族ジアミノ化合物の一般的な
製造方法を用いることができる。すなわち、本発明の芳
香族ジアミンは、たとえば、m−アミノフェノールと2
−クロロ−5−ニトロベンゾトリフルオリドを、塩基の
存在下、非プロトン性極性溶剤中、100〜250℃で
反応させ、得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5
−ニトロベンゾトリフルオリドを還元する方法等により
得ることができる。
の含フッ素芳香族ジアミンであり、記式(1)で表され
る2−(3−アミノフェノキシ)−5−アミノベンゾト
リフルオリドである。本発明の芳香族ジアミンの製造方
法に特に制限はなく、芳香族ジアミノ化合物の一般的な
製造方法を用いることができる。すなわち、本発明の芳
香族ジアミンは、たとえば、m−アミノフェノールと2
−クロロ−5−ニトロベンゾトリフルオリドを、塩基の
存在下、非プロトン性極性溶剤中、100〜250℃で
反応させ、得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5
−ニトロベンゾトリフルオリドを還元する方法等により
得ることができる。
【0025】本発明のポリイミドは、500nmの光線
透過率が80%以上の高い透明性、1MHzでの比誘電
率が3.5以下の低誘電性、ASTM D570に従っ
た吸水率が3%以下の低吸水性、N,N−ジメチルアセ
トアミドなど一般に用いられる有機溶剤への高い溶解性
と、従来開発されてきた光学用ポリイミドと同程度また
はそれ以上の優れた特性を有する。さらには、従来の光
学用ポリイミドでは同時に達成することができなかった
優れた特性、すなわちガラス転移温度Tgが220℃以
上の高耐熱性、633nmにおける屈折率nTEが1.5
5以上の高屈折性、および高い溶融成形性を同時に満足
するポリイミドである。
透過率が80%以上の高い透明性、1MHzでの比誘電
率が3.5以下の低誘電性、ASTM D570に従っ
た吸水率が3%以下の低吸水性、N,N−ジメチルアセ
トアミドなど一般に用いられる有機溶剤への高い溶解性
と、従来開発されてきた光学用ポリイミドと同程度また
はそれ以上の優れた特性を有する。さらには、従来の光
学用ポリイミドでは同時に達成することができなかった
優れた特性、すなわちガラス転移温度Tgが220℃以
上の高耐熱性、633nmにおける屈折率nTEが1.5
5以上の高屈折性、および高い溶融成形性を同時に満足
するポリイミドである。
【0026】本発明のポリイミドは、本発明の新規芳香
族ジアミンである2−(3−アミノフェノキシ)−5−
アミノベンゾトリフルオリドと芳香族テトラカルボン酸
二無水物を反応させ、得られるポリアミド酸を熱的ある
いは化学的にイミド化することにより得ることができ
る。
族ジアミンである2−(3−アミノフェノキシ)−5−
アミノベンゾトリフルオリドと芳香族テトラカルボン酸
二無水物を反応させ、得られるポリアミド酸を熱的ある
いは化学的にイミド化することにより得ることができ
る。
【0027】ここで、用いる芳香族テトラカルボン酸に
特に制限はなく、従来公知の芳香族テトラカルボン酸を
用いることにより、様々なガラス転移温度、透明性及び
屈折率を有するポリイミドを得ることができる。芳香族
テトラカルボン酸の具体例としては、例えば、ピロメリ
ット酸二無水物、3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、2,3',3,4'-ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、2,3',3,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物、2,2ービス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン
二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エーテル二
無水物 、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、1,1-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エタン二
無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)メタン二無水
物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、
2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘ
キサフルオロプロパン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテ
トラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水
物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,
3,6,7,-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げ
られる。これらは単独あるいは2種以上混合して用いら
れる。
特に制限はなく、従来公知の芳香族テトラカルボン酸を
用いることにより、様々なガラス転移温度、透明性及び
屈折率を有するポリイミドを得ることができる。芳香族
テトラカルボン酸の具体例としては、例えば、ピロメリ
ット酸二無水物、3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、2,3',3,4'-ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、2,3',3,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物、2,2ービス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン
二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エーテル二
無水物 、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、1,1-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エタン二
無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)メタン二無水
物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、
2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘ
キサフルオロプロパン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテ
トラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水
物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,
3,6,7,-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げ
られる。これらは単独あるいは2種以上混合して用いら
れる。
【0028】本発明のポリイミドは、用いる2−(3−
アミノフェノキシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド
と芳香族テトラカルボン酸二無水物のモル比を理論等量
値からずらすことで分子量を調節することができる。こ
の場合には、過剰のアミノ基あるいは酸無水物基を、過
剰分のアミノ基あるいは酸無水物基の理論等量以上の、
芳香族ジカルボン酸無水物あるいは芳香族モノアミンと
反応させて不活性化することが好ましい。過剰のアミノ
基あるいは酸無水物基を不活性していないポリイミド
は、溶融時の熱安定性が悪く、溶融成形用途に適さな
い。すなわち、分子末端がアミノ基または酸無水物基の
ポリイミドは、溶融成形機のシリンダー内で溶融させた
際、その流動性が急激に低下し、成形が著しく困難ある
いは不可能になる。
アミノフェノキシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド
と芳香族テトラカルボン酸二無水物のモル比を理論等量
値からずらすことで分子量を調節することができる。こ
の場合には、過剰のアミノ基あるいは酸無水物基を、過
剰分のアミノ基あるいは酸無水物基の理論等量以上の、
芳香族ジカルボン酸無水物あるいは芳香族モノアミンと
反応させて不活性化することが好ましい。過剰のアミノ
基あるいは酸無水物基を不活性していないポリイミド
は、溶融時の熱安定性が悪く、溶融成形用途に適さな
い。すなわち、分子末端がアミノ基または酸無水物基の
ポリイミドは、溶融成形機のシリンダー内で溶融させた
際、その流動性が急激に低下し、成形が著しく困難ある
いは不可能になる。
【0029】ここで使用されるジカルボン酸無水物とし
て、無水フタル酸、2,3-ベンゾフェノンジカルボン酸無
水物、3,4-ベンゾフェノンジカルボン酸無水物、2,3-ジ
カルボキシフェニルフェニルエーテル無水物、3,4-ジカ
ルボキシフェニルフェニルエーテル無水物、2,3-ビフェ
ニルジカルボン酸無水物、3,4-ビフェニルジカルボン酸
無水物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無
水物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無水
物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無水
物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無水
物、1,2-ナフタレンジカルボン酸無水物、2,3-ナフタレ
ンジカルボン酸無水物、1,8-ナフタレンジカルボン酸無
水物、1,2-アントラセンジカルボン酸無水物、2,3-アン
トラセンジカルボン酸無水物、1,9-アントラセンジカル
ボン酸無水物等が挙げられる。これらのジカルボン酸無
水物はアミンまたはジカルボン酸無水物と反応性を有し
ない基で置換されても差し支えない。
て、無水フタル酸、2,3-ベンゾフェノンジカルボン酸無
水物、3,4-ベンゾフェノンジカルボン酸無水物、2,3-ジ
カルボキシフェニルフェニルエーテル無水物、3,4-ジカ
ルボキシフェニルフェニルエーテル無水物、2,3-ビフェ
ニルジカルボン酸無水物、3,4-ビフェニルジカルボン酸
無水物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無
水物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無水
物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無水
物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無水
物、1,2-ナフタレンジカルボン酸無水物、2,3-ナフタレ
ンジカルボン酸無水物、1,8-ナフタレンジカルボン酸無
水物、1,2-アントラセンジカルボン酸無水物、2,3-アン
トラセンジカルボン酸無水物、1,9-アントラセンジカル
ボン酸無水物等が挙げられる。これらのジカルボン酸無
水物はアミンまたはジカルボン酸無水物と反応性を有し
ない基で置換されても差し支えない。
【0030】また、芳香族モノアミンを使用する場合、
芳香族モノアミンとしては、例えばアニリン、o-トルイ
ジン、m-トルイジン、p-トルイジン、2,3-キシリジン、
2,6-キシリジン、3,4-キシリジン、3,5-キシリジン、o-
クロロアニリン、m-クロロアニリン、p-クロロアニリ
ン、o-ブロモアニリン、m-ブロモアニリン、p-ブロモア
ニリン、o-ニトロアニリン、m-ニトロアニリン、p-ニト
ロアニリン、o-アミノフェノール、m-アミノフェノー
ル、p-アミノフェノール、o-アニシジン、m-アニシジ
ン、p-アニシジン、o-フェネジン、m-フェネジン、p-フ
ェネジン、o-アミノベンツアルデヒド、m-アミノベンツ
アルデヒド、p-アミノベンツアルデヒド、o-アミノベン
ゾニトリル、m-アミノベンゾニトリル、p-アミノベンゾ
ニトリル、2-アミノビフェニル、3-アミノビフェニル、
4-アミノビフェニル、2-アミノフェニルフェニルエーテ
ル、3-アミノフェニルフェニルエーテル、4-アミノフェ
ニルフェニルエーテル、2-アミノベンゾフェノン、3-ア
ミノベンゾフェノン、4-アミノベンゾフェノン、2-アミ
ノフェニルフェニルスルフィド、3-アミノフェニルフェ
ニルスルフィド、4-アミノフェニルフェニルスルフィ
ド、2-アミノフェニルフェニルスルホン、3-アミノフェ
ニルフェニルスルホン、4-アミノフェニルフェニルスル
ホン、α-ナフチルアミン、β-ナフチルアミン、1-アミ
ノ-2-ナフトール、2-アミノ-1-ナフトール、4-アミノ-1
-ナフトール、5-アミノ-1-ナフトール、5-アミノ-2-ナ
フトール、7-アミノ-2-ナフトール、8-アミノ-1-ナフト
ール、8-アミノ-2-ナフトール、1-アミノアントラセ
ン、2-アミノアントラセン、9-アミノアントラセン等が
挙げられる。これらの芳香族モノアミンは、アミンまた
はジカルボン酸無水物と反応性を有しない基で置換され
ても差し支えない。
芳香族モノアミンとしては、例えばアニリン、o-トルイ
ジン、m-トルイジン、p-トルイジン、2,3-キシリジン、
2,6-キシリジン、3,4-キシリジン、3,5-キシリジン、o-
クロロアニリン、m-クロロアニリン、p-クロロアニリ
ン、o-ブロモアニリン、m-ブロモアニリン、p-ブロモア
ニリン、o-ニトロアニリン、m-ニトロアニリン、p-ニト
ロアニリン、o-アミノフェノール、m-アミノフェノー
ル、p-アミノフェノール、o-アニシジン、m-アニシジ
ン、p-アニシジン、o-フェネジン、m-フェネジン、p-フ
ェネジン、o-アミノベンツアルデヒド、m-アミノベンツ
アルデヒド、p-アミノベンツアルデヒド、o-アミノベン
ゾニトリル、m-アミノベンゾニトリル、p-アミノベンゾ
ニトリル、2-アミノビフェニル、3-アミノビフェニル、
4-アミノビフェニル、2-アミノフェニルフェニルエーテ
ル、3-アミノフェニルフェニルエーテル、4-アミノフェ
ニルフェニルエーテル、2-アミノベンゾフェノン、3-ア
ミノベンゾフェノン、4-アミノベンゾフェノン、2-アミ
ノフェニルフェニルスルフィド、3-アミノフェニルフェ
ニルスルフィド、4-アミノフェニルフェニルスルフィ
ド、2-アミノフェニルフェニルスルホン、3-アミノフェ
ニルフェニルスルホン、4-アミノフェニルフェニルスル
ホン、α-ナフチルアミン、β-ナフチルアミン、1-アミ
ノ-2-ナフトール、2-アミノ-1-ナフトール、4-アミノ-1
-ナフトール、5-アミノ-1-ナフトール、5-アミノ-2-ナ
フトール、7-アミノ-2-ナフトール、8-アミノ-1-ナフト
ール、8-アミノ-2-ナフトール、1-アミノアントラセ
ン、2-アミノアントラセン、9-アミノアントラセン等が
挙げられる。これらの芳香族モノアミンは、アミンまた
はジカルボン酸無水物と反応性を有しない基で置換され
ても差し支えない。
【0031】本発明のポリイミドは、前述の芳香族ジア
ミンを必須モノマーとして用いるが、ポリイミドの良好
な物性を損なわない範囲で他の芳香族ジアミンを混合し
て使用することもできる。他の芳香族ジアミンを適宜共
重合することにより、任意の屈折率および複屈折率を有
するポリイミドを得ることができる。
ミンを必須モノマーとして用いるが、ポリイミドの良好
な物性を損なわない範囲で他の芳香族ジアミンを混合し
て使用することもできる。他の芳香族ジアミンを適宜共
重合することにより、任意の屈折率および複屈折率を有
するポリイミドを得ることができる。
【0032】混合して使用できるジアミンとしては、例
えばm-フェニレンジアミン、o-フェニレンジアミン、p-
フェニレンジアミン、m-アミノベンジルアミン、p-アミ
ノベンジルアミン、4,4'-ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3'-ジアミノジフェニルエーテル、3,4'-ジアミノ
ジフェニルエーテル、ビス(3-アミノフェニル)スルフィ
ド、ビス(4-アミノフェニル)スルフィド、(3-アミノフ
ェニル)(4-アミノフェニル)スルフィド、ビス(3-アミ
ノフェニル)スルホキシド、ビス(4-アミノフェニル)ス
ルホキシド、(3-アミノフェニル)(4-アミノフェニル)ス
ルホキシド、ビス(3-アミノフェニル)スルホン、ビス(4
-アミノフェニル)スルホン、(3-アミノフェニル)(4-ア
ミノフェニル)スルホン、3,3'-ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4'-ジアミノベンゾフェノン、3,4'-ジアミノベン
ゾフェノン、3,3'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-ジ
アミノジフェニルメタン、3,4'-ジアミノジフェニルメ
タン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]メタ
ン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]メタン、
1,1-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,1-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
2,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロ
パン、2,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]ブ
タン、2,2-ビス[3-(3-アミノフェノキシ)フェニル]-
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス[4-(4
-アミノフェノキシ)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフ
ルオロプロパン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス
(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノフ
ェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、4,4'ービス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、
4,4'ービス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4-
(3-アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4-(4-
アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4-(4-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4-(4-ア
ミノフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4-(3-
アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(4-ア
ミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4-(4-アミノ
フェノキシ)フェニル]エーテル、1,4-ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(3-
アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、4,4'-ビス
[3-(4-アミノフェノキシ)ベンゾイル]ジフェニルエー
テル、4,4'-ビス[3-(3-アミノフェノキシ)ベンゾイ
ル]ジフェニルエーテル、4,4'-ビス[4-(4-アミノーα,
αージメチルベンジル)フェノキシ]ベンゾフェノン、4,
4'-ビス[4-(4-アミノーα,αージメチルベンジル)フェノ
キシ]ジフェニルスルホン、ビス[4-[4-(4-アミノフェ
ノキシ)フェノキシ]フェニル]スルホン、1,4-ビス[4-
(4-アミノフェノキシ)フェノキシ-α,α-ジメチルベン
ジル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェノキシ-α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビ
ス[4-(4-アミノ-6-トリフルオロメチルフェノキシ)-
α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-
アミノ-6-フルオロフェノキシ)-α,α-ジメチルベンジ
ル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-アミノ-6-メチルフェノ
キシ)-α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビス
[4-(4-アミノ-6-シアノフェノキシ)-α,α-ジメチルベ
ンジル]ベンゼン、3,3'-ジアミノ-4,4'-ジフェノキシ
ベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5,5'-ジフェノキシベ
ンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4,5'-ジフェノキシベン
ゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4-フェノキシベンゾフェノ
ン、4,4'-ジアミノ-5-フェノキシベンゾフェノン、3,4'
-ジアミノ-4-フェノキシベンゾフェノン、3,4'-ジアミ
ノ-5'-フェノキシベンゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4,4'
-ジビフェノキシベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5,5'-
ジビフェノキシベンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4,5'-
ジビフェノキシベンゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4-ビフ
ェノキシベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5-ビフェノキ
シベンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4-ビフェノキシベン
ゾフェノン、3,4'-ジアミノ-5'-ビフェノキシベンゾフ
ェノン、1,3-ビス(3-アミノ-4-フェノキシベンゾイル)
ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノ-4-フェノキシベンゾイ
ル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノ-5-フェノキシベンゾ
イル)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノ-5-フェノキシベン
ゾイル)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノ-4-ビフェノキシ
ベンゾイル)ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノ-4-ビフェノ
キシベンゾイル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノ-5-ビフ
ェノキシベンゾイル)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノ-5-
ビフェノキシベンゾイル)ベンゼン、2,6-ビス〔4-(4-ア
ミノ-α,α-ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾニト
リル、2,6-ビス〔4-(4-アミノ-α,α-ビストリフルオロ
メチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾニトリル、2,6-ビ
ス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェノキシ〕ベンゾニトリ
ル、2,6-ビス〔4-(4-アミノベンゾイル)フェノキシ〕ベ
ンゾニトリル等が挙げられ、これらは単独または2種以
上を混合して使用することができる。
えばm-フェニレンジアミン、o-フェニレンジアミン、p-
フェニレンジアミン、m-アミノベンジルアミン、p-アミ
ノベンジルアミン、4,4'-ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3'-ジアミノジフェニルエーテル、3,4'-ジアミノ
ジフェニルエーテル、ビス(3-アミノフェニル)スルフィ
ド、ビス(4-アミノフェニル)スルフィド、(3-アミノフ
ェニル)(4-アミノフェニル)スルフィド、ビス(3-アミ
ノフェニル)スルホキシド、ビス(4-アミノフェニル)ス
ルホキシド、(3-アミノフェニル)(4-アミノフェニル)ス
ルホキシド、ビス(3-アミノフェニル)スルホン、ビス(4
-アミノフェニル)スルホン、(3-アミノフェニル)(4-ア
ミノフェニル)スルホン、3,3'-ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4'-ジアミノベンゾフェノン、3,4'-ジアミノベン
ゾフェノン、3,3'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-ジ
アミノジフェニルメタン、3,4'-ジアミノジフェニルメ
タン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]メタ
ン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]メタン、
1,1-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,1-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
2,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロ
パン、2,2-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]ブ
タン、2,2-ビス[3-(3-アミノフェノキシ)フェニル]-
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス[4-(4
-アミノフェノキシ)フェニル]-1,1,1,3,3,3-ヘキサフ
ルオロプロパン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス
(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノフ
ェノキシ)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、4,4'ービス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、
4,4'ービス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4-
(3-アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4-(4-
アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4-(4-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4-(4-ア
ミノフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4-(3-
アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(4-ア
ミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4-(4-アミノ
フェノキシ)フェニル]エーテル、1,4-ビス[4-(3-アミ
ノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(3-
アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、4,4'-ビス
[3-(4-アミノフェノキシ)ベンゾイル]ジフェニルエー
テル、4,4'-ビス[3-(3-アミノフェノキシ)ベンゾイ
ル]ジフェニルエーテル、4,4'-ビス[4-(4-アミノーα,
αージメチルベンジル)フェノキシ]ベンゾフェノン、4,
4'-ビス[4-(4-アミノーα,αージメチルベンジル)フェノ
キシ]ジフェニルスルホン、ビス[4-[4-(4-アミノフェ
ノキシ)フェノキシ]フェニル]スルホン、1,4-ビス[4-
(4-アミノフェノキシ)フェノキシ-α,α-ジメチルベン
ジル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェノキシ-α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビ
ス[4-(4-アミノ-6-トリフルオロメチルフェノキシ)-
α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-
アミノ-6-フルオロフェノキシ)-α,α-ジメチルベンジ
ル]ベンゼン、1,3-ビス[4-(4-アミノ-6-メチルフェノ
キシ)-α,α-ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3-ビス
[4-(4-アミノ-6-シアノフェノキシ)-α,α-ジメチルベ
ンジル]ベンゼン、3,3'-ジアミノ-4,4'-ジフェノキシ
ベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5,5'-ジフェノキシベ
ンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4,5'-ジフェノキシベン
ゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4-フェノキシベンゾフェノ
ン、4,4'-ジアミノ-5-フェノキシベンゾフェノン、3,4'
-ジアミノ-4-フェノキシベンゾフェノン、3,4'-ジアミ
ノ-5'-フェノキシベンゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4,4'
-ジビフェノキシベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5,5'-
ジビフェノキシベンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4,5'-
ジビフェノキシベンゾフェノン、3,3'-ジアミノ-4-ビフ
ェノキシベンゾフェノン、4,4'-ジアミノ-5-ビフェノキ
シベンゾフェノン、3,4'-ジアミノ-4-ビフェノキシベン
ゾフェノン、3,4'-ジアミノ-5'-ビフェノキシベンゾフ
ェノン、1,3-ビス(3-アミノ-4-フェノキシベンゾイル)
ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノ-4-フェノキシベンゾイ
ル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノ-5-フェノキシベンゾ
イル)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノ-5-フェノキシベン
ゾイル)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノ-4-ビフェノキシ
ベンゾイル)ベンゼン、1,4-ビス(3-アミノ-4-ビフェノ
キシベンゾイル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノ-5-ビフ
ェノキシベンゾイル)ベンゼン、1,4-ビス(4-アミノ-5-
ビフェノキシベンゾイル)ベンゼン、2,6-ビス〔4-(4-ア
ミノ-α,α-ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾニト
リル、2,6-ビス〔4-(4-アミノ-α,α-ビストリフルオロ
メチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾニトリル、2,6-ビ
ス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェノキシ〕ベンゾニトリ
ル、2,6-ビス〔4-(4-アミノベンゾイル)フェノキシ〕ベ
ンゾニトリル等が挙げられ、これらは単独または2種以
上を混合して使用することができる。
【0033】本発明のポリイミドの製造方法としては、
ポリイミドを製造可能な方法が公知方法を含め全て適用
できる。中でも、有機溶媒中で反応を行うことが好まし
い。このような反応において用いられる溶媒としては、
例えばN,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセト
アミド、N,N-ジエチルアセトアミド、N,N-ジメトキシア
セトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-
イミダゾリジノン、N-メチルカプロラクタム、1,2-ジメ
トキシエタン、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,2-
ビス(2-メトキシエトキシ)エタン、ビス〔2-(2-メトキ
シエトキシ)エチル〕エーテル、テトラヒドロフラン、
1,3-ジオキサン、1,4-ジオキサン、ピロリン、ピコリ
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、テトラ
メチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミド、フェノー
ル、o-クレゾール、mークレゾール、p-クレゾール、m-ク
レゾール、p-クロロフェノール、アニソール、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等が挙げられる。また、これら
の有機溶媒は単独でも2種類以上混合して用いても差し
支えない。
ポリイミドを製造可能な方法が公知方法を含め全て適用
できる。中でも、有機溶媒中で反応を行うことが好まし
い。このような反応において用いられる溶媒としては、
例えばN,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセト
アミド、N,N-ジエチルアセトアミド、N,N-ジメトキシア
セトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-
イミダゾリジノン、N-メチルカプロラクタム、1,2-ジメ
トキシエタン、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,2-
ビス(2-メトキシエトキシ)エタン、ビス〔2-(2-メトキ
シエトキシ)エチル〕エーテル、テトラヒドロフラン、
1,3-ジオキサン、1,4-ジオキサン、ピロリン、ピコリ
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、テトラ
メチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミド、フェノー
ル、o-クレゾール、mークレゾール、p-クレゾール、m-ク
レゾール、p-クロロフェノール、アニソール、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等が挙げられる。また、これら
の有機溶媒は単独でも2種類以上混合して用いても差し
支えない。
【0034】本発明において、芳香族ジアミン、芳香族
テトラカルボン酸二無水物、芳香族ジカルボン酸無水物
または芳香族モノアミンを添加、反応させる方法として
は、(イ)芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジ
アミンを反応させた後に、芳香族ジカルボン酸無水物ま
たは芳香族モノアミンを添加して反応を続ける方法、
(ロ)芳香族ジアミンに芳香族ジカルボン酸無水物を加
えて反応させた後、芳香族テトラカルボン酸二無水物を
添加し、更に反応を続ける方法、(ハ)芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物に芳香族モノアミンを加えて反応させ
た後、芳香族ジアミンを添加し、更に反応を続ける方
法、(ニ)芳香族テトラカルボン酸二無水物、芳香族ジ
アミン、芳香族ジカルボン酸無水物または芳香族モノア
ミンを同時に添加し、反応させる方法等が挙げられ、い
ずれの方法をとっても差し支えない。
テトラカルボン酸二無水物、芳香族ジカルボン酸無水物
または芳香族モノアミンを添加、反応させる方法として
は、(イ)芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジ
アミンを反応させた後に、芳香族ジカルボン酸無水物ま
たは芳香族モノアミンを添加して反応を続ける方法、
(ロ)芳香族ジアミンに芳香族ジカルボン酸無水物を加
えて反応させた後、芳香族テトラカルボン酸二無水物を
添加し、更に反応を続ける方法、(ハ)芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物に芳香族モノアミンを加えて反応させ
た後、芳香族ジアミンを添加し、更に反応を続ける方
法、(ニ)芳香族テトラカルボン酸二無水物、芳香族ジ
アミン、芳香族ジカルボン酸無水物または芳香族モノア
ミンを同時に添加し、反応させる方法等が挙げられ、い
ずれの方法をとっても差し支えない。
【0035】反応温度は通常常温〜250℃である。反
応圧力は特に限定されず、常圧で十分実施できる。反応
時間は芳香族テトラカルボン酸二無水物の種類、溶媒の
種類および反応温度によって異なるが、通常4〜24時
間で十分である。
応圧力は特に限定されず、常圧で十分実施できる。反応
時間は芳香族テトラカルボン酸二無水物の種類、溶媒の
種類および反応温度によって異なるが、通常4〜24時
間で十分である。
【0036】常温〜130℃で反応を行うことにより、
本発明のポリイミドの前駆体であるポリアミド酸が生成
される。このポリアミド酸を100〜400℃に加熱し
てイミド化するか、または無水酢酸等のイミド化剤を用
いて化学イミド化することにより、ポリアミド酸に対応
する繰り返し構造単位を有するポリイミドが得られる。
本発明のポリイミドの前駆体であるポリアミド酸が生成
される。このポリアミド酸を100〜400℃に加熱し
てイミド化するか、または無水酢酸等のイミド化剤を用
いて化学イミド化することにより、ポリアミド酸に対応
する繰り返し構造単位を有するポリイミドが得られる。
【0037】また、130〜250℃で反応を行うこと
により、ポリアミド酸の生成と熱イミド化反応が同時に
進行し、本発明のポリイミドを得ることができる。すな
わち、芳香族ジアミン、芳香族テトラカルボン酸二無水
物、芳香族モノアミンおよび/または芳香族ジカルボン
酸無水物を有機溶媒中に懸濁または溶解させ、130〜
250℃の加熱下に反応を行い、ポリアミド酸の生成と
脱水イミド化とを同時に行わせることにより、末端を不
活性化した本発明のポリイミドを得ることができる。
により、ポリアミド酸の生成と熱イミド化反応が同時に
進行し、本発明のポリイミドを得ることができる。すな
わち、芳香族ジアミン、芳香族テトラカルボン酸二無水
物、芳香族モノアミンおよび/または芳香族ジカルボン
酸無水物を有機溶媒中に懸濁または溶解させ、130〜
250℃の加熱下に反応を行い、ポリアミド酸の生成と
脱水イミド化とを同時に行わせることにより、末端を不
活性化した本発明のポリイミドを得ることができる。
【0038】本発明のポリイミドの分子量に特に制限は
なく、用途や加工方法に応じ、任意の分子量とすること
ができる。本発明のポリイミドは、用いる芳香族ジアミ
ン、芳香族テトラカルボン酸二無水物、芳香族モノアミ
ンおよび/または芳香族ジカルボン酸無水物の量比を調
節することにより、例えば、本ポリイミドの前駆体であ
るポリアミド酸を0.5g/dlの濃度でN,N-ジメチル
アセトアミドに溶解した後、35℃で測定した対数粘度
の値を、0.1〜3.0dl/gの任意の値とすること
ができる。また、本ポリイミドを9重量部のp−クロロ
フェノールと1重量部のフェノールの混合溶媒に0.5
g/dlの濃度で加熱溶解した後、35℃において測定
した対数粘度の値を、0.1〜3.0dl/gの任意の
値とする事ができる。
なく、用途や加工方法に応じ、任意の分子量とすること
ができる。本発明のポリイミドは、用いる芳香族ジアミ
ン、芳香族テトラカルボン酸二無水物、芳香族モノアミ
ンおよび/または芳香族ジカルボン酸無水物の量比を調
節することにより、例えば、本ポリイミドの前駆体であ
るポリアミド酸を0.5g/dlの濃度でN,N-ジメチル
アセトアミドに溶解した後、35℃で測定した対数粘度
の値を、0.1〜3.0dl/gの任意の値とすること
ができる。また、本ポリイミドを9重量部のp−クロロ
フェノールと1重量部のフェノールの混合溶媒に0.5
g/dlの濃度で加熱溶解した後、35℃において測定
した対数粘度の値を、0.1〜3.0dl/gの任意の
値とする事ができる。
【0039】本発明のポリイミドの一部は熱可塑性であ
り、通常の溶融成形により成形することができる。すな
わち、押し出し成形、射出成形、真空成形、ブロー成
形、圧縮成型、ブロー成形、カレンダー成形、積層成形
等により、ディスク、ファイバー等の様々な成形体を得
ることができる。
り、通常の溶融成形により成形することができる。すな
わち、押し出し成形、射出成形、真空成形、ブロー成
形、圧縮成型、ブロー成形、カレンダー成形、積層成形
等により、ディスク、ファイバー等の様々な成形体を得
ることができる。
【0040】また、本発明のポリイミドは、前駆体であ
るポリアミド酸のワニスを金属箔あるいはガラスプレー
ト等に塗布した後、加熱あるいはイミド化剤によりイミ
ド化することで、フィルムあるいはコートとすることが
できる。
るポリアミド酸のワニスを金属箔あるいはガラスプレー
ト等に塗布した後、加熱あるいはイミド化剤によりイミ
ド化することで、フィルムあるいはコートとすることが
できる。
【0041】本発明のポリイミドは、透明性、低誘電
性、低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドで
あり、光学用部品、電子部品等に使用できる。
性、低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドで
あり、光学用部品、電子部品等に使用できる。
【0042】本発明のポリイミドを用いた光学用部品に
特に制限はなく、例えば、部品の一部あるいは全部に本
発明のポリイミドを用いた、高い透明性を必要とされる
部品、あるいは透明性と高屈折性を必要とされる部品等
が挙げられる。より具体的には、例えば、光ファイバ
ー、光導波路、光ディスク基盤、光フィルター、耐熱・
薄肉レンズ、光学用接着剤、ディスプレー等の基盤、コ
ーティング材等が挙げられる。
特に制限はなく、例えば、部品の一部あるいは全部に本
発明のポリイミドを用いた、高い透明性を必要とされる
部品、あるいは透明性と高屈折性を必要とされる部品等
が挙げられる。より具体的には、例えば、光ファイバ
ー、光導波路、光ディスク基盤、光フィルター、耐熱・
薄肉レンズ、光学用接着剤、ディスプレー等の基盤、コ
ーティング材等が挙げられる。
【0043】本発明のポリイミドを用いた電子部品に特
に制限はなく、例えば、部品の一部あるいは全部に本発
明のポリイミドを用いた、耐熱性、加工性、低誘電性及
び/または低吸水性が必要とされる部品等が挙げられ
る。より具体的には、例えば、半導体封止材料、フレキ
シブル回路基盤、絶縁材料等が挙げられる。
に制限はなく、例えば、部品の一部あるいは全部に本発
明のポリイミドを用いた、耐熱性、加工性、低誘電性及
び/または低吸水性が必要とされる部品等が挙げられ
る。より具体的には、例えば、半導体封止材料、フレキ
シブル回路基盤、絶縁材料等が挙げられる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。尚、実施例中のポリイミドの物性は以下の方法によ
り測定した。
る。尚、実施例中のポリイミドの物性は以下の方法によ
り測定した。
【0045】 ガラス転移温度(Tg) DSC(島津DT−40シリーズ,DSC−41M)に
より測定。
より測定。
【0046】 5%重量減少温度 空気中にてDTG(島津DT−40シリーズ,DTG−
40M)により測定。
40M)により測定。
【0047】 対数粘度(ηinh) ポリアミド酸はN,N-ジメチルアセトアミドに、ポリイミ
ドはp−クロロフェノール/フェノール(重量比9/
1)混合溶媒に、それぞれ0.5g/100mlの濃度
で溶解した後、35℃において測定した。
ドはp−クロロフェノール/フェノール(重量比9/
1)混合溶媒に、それぞれ0.5g/100mlの濃度
で溶解した後、35℃において測定した。
【0048】[実施例1]分離器を備えた還流冷却器、
温度計、攪拌機を備えた反応器に、N,N-ジメチルホルム
アミド(以下、DMFと略称する)750gおよびトル
エン75gを装入し、次いで、m−アミノフェノール1
09.14g(1.0mol)および2−クロロ−5−
ニトロベンゾトリフルオリド225.56g(1.0m
ol)を装入し、これらを溶解させた。その後、炭酸カ
リウム72.56g(0.525mol)を装入した。
温度計、攪拌機を備えた反応器に、N,N-ジメチルホルム
アミド(以下、DMFと略称する)750gおよびトル
エン75gを装入し、次いで、m−アミノフェノール1
09.14g(1.0mol)および2−クロロ−5−
ニトロベンゾトリフルオリド225.56g(1.0m
ol)を装入し、これらを溶解させた。その後、炭酸カ
リウム72.56g(0.525mol)を装入した。
【0049】窒素雰囲気下で、反応器内を攪拌しながら
90℃まで昇温し、この温度を保ったまま8時間攪拌を
続けた。この間、生成する水をトルエンと共沸させて、
還流冷却器にて凝縮させた後、分離器から分離した。
90℃まで昇温し、この温度を保ったまま8時間攪拌を
続けた。この間、生成する水をトルエンと共沸させて、
還流冷却器にて凝縮させた後、分離器から分離した。
【0050】反応マスを冷却、濾過することにより固形
物を濾別し、濾紙上の固形物をDMF100gで洗浄し
た。得られた濾液、洗浄液および純水2000gを撹拌
機付きのフラスコに装入し、強攪拌後、静置分液するこ
とにより、赤褐色オイルを得た。
物を濾別し、濾紙上の固形物をDMF100gで洗浄し
た。得られた濾液、洗浄液および純水2000gを撹拌
機付きのフラスコに装入し、強攪拌後、静置分液するこ
とにより、赤褐色オイルを得た。
【0051】この赤褐色オイルおよび純水2000gを
攪拌機付きのフラスコに再度装入し、強攪拌後、静置す
ることにより、結晶マスを得た。結晶マスを濾過するこ
とにより濾別し、純水100gで洗浄後、50℃2時間
減圧乾燥し、272.0gのオレンジ色の結晶マスを得
た。この結晶マスを少量採取し純度を測定したところ、
その純度は93.9%であった。
攪拌機付きのフラスコに再度装入し、強攪拌後、静置す
ることにより、結晶マスを得た。結晶マスを濾過するこ
とにより濾別し、純水100gで洗浄後、50℃2時間
減圧乾燥し、272.0gのオレンジ色の結晶マスを得
た。この結晶マスを少量採取し純度を測定したところ、
その純度は93.9%であった。
【0052】オレンジ色結晶マス272.0g、トルエ
ン272.0gおよびn−ヘキサン1000gを撹拌機
付きフラスコに装入し、60℃で5分間加熱後、2時間
かけ30℃まで冷却した。析出した結晶を濾別し、濾紙
上でn−ヘキサン100gで洗浄後、50℃2時間減圧
乾燥した。得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5
−ニトロベンゾトリフルオリドは黄色粉末状で、収量2
35.1g(収率78.8%)、純度99.8%、融点
68.2〜69.3℃であった。
ン272.0gおよびn−ヘキサン1000gを撹拌機
付きフラスコに装入し、60℃で5分間加熱後、2時間
かけ30℃まで冷却した。析出した結晶を濾別し、濾紙
上でn−ヘキサン100gで洗浄後、50℃2時間減圧
乾燥した。得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5
−ニトロベンゾトリフルオリドは黄色粉末状で、収量2
35.1g(収率78.8%)、純度99.8%、融点
68.2〜69.3℃であった。
【0053】該2−(3−アミノフェノキシ)−5−ニ
トロベンゾトリフルオリド235.1gをDMF940
gに溶解し、2−(3−アミノフェノキシ)−5−ニト
ロベンゾトリフルオリド/DMF溶液1175.1gを
得た。
トロベンゾトリフルオリド235.1gをDMF940
gに溶解し、2−(3−アミノフェノキシ)−5−ニト
ロベンゾトリフルオリド/DMF溶液1175.1gを
得た。
【0054】水素ガス導入装置、排気装置、水銀シール
式攪拌機、温度計を備えた反応器に、該2−(3−アミ
ノフェノキシ)−5−ニトロベンゾトリフルオリド/D
MF溶液1175.1gおよび5%パラジウム/アルミ
ナ触媒(エヌイーケムキャット社製)2.35gを装入
した。
式攪拌機、温度計を備えた反応器に、該2−(3−アミ
ノフェノキシ)−5−ニトロベンゾトリフルオリド/D
MF溶液1175.1gおよび5%パラジウム/アルミ
ナ触媒(エヌイーケムキャット社製)2.35gを装入
した。
【0055】反応系内を水素ガス雰囲気下に置換した
後、攪拌しながら50℃まで昇温し、接触還元反応を行
った。この間、水素吸収に応じて水素を反応系内に導入
した。反応開始より2時間後に、ほぼ水素の吸収が停止
した。さらに1時間そのままの状態で撹拌を続け、その
後、反応系内を窒素置換し、反応液を室温まで冷却し
た。反応液より触媒を濾別した。100Pa160℃で
濾液中のDMFを除去し、赤褐色結晶マス209.0g
を得た。
後、攪拌しながら50℃まで昇温し、接触還元反応を行
った。この間、水素吸収に応じて水素を反応系内に導入
した。反応開始より2時間後に、ほぼ水素の吸収が停止
した。さらに1時間そのままの状態で撹拌を続け、その
後、反応系内を窒素置換し、反応液を室温まで冷却し
た。反応液より触媒を濾別した。100Pa160℃で
濾液中のDMFを除去し、赤褐色結晶マス209.0g
を得た。
【0056】赤褐色結晶マス209.0g、トルエン2
09.0gおよびn−ヘキサン800gを撹拌機付きフ
ラスコに装入し、60℃で5分間加熱後、2時間かけ3
0℃まで冷却した。析出した結晶を濾別し、濾紙上でn
−ヘキサン100gで洗浄後、50℃2時間減圧乾燥し
た。得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5−アミ
ノベンゾトリフルオリドは淡黄色粉末状結晶で、収量1
94.4g(収率72.4%)、純度99.8%、融点
62.4〜64.0℃であった。
09.0gおよびn−ヘキサン800gを撹拌機付きフ
ラスコに装入し、60℃で5分間加熱後、2時間かけ3
0℃まで冷却した。析出した結晶を濾別し、濾紙上でn
−ヘキサン100gで洗浄後、50℃2時間減圧乾燥し
た。得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5−アミ
ノベンゾトリフルオリドは淡黄色粉末状結晶で、収量1
94.4g(収率72.4%)、純度99.8%、融点
62.4〜64.0℃であった。
【0057】得られた2−(3−アミノフェノキシ)−
5−アミノベンゾトリフルオリドの物性を以下に、NM
Rチャートを図1に示す。 融点 62.4−64.0℃ 元素分析 (C13H11N2O1F3) C H N F 計算値(%) 58.2 4.1 10.4 21.2 実測値(%) 58.2 4.1 10.3 20.8 [実施例2]攪拌機、還流冷却器、および窒素導入管を
備えた容器に、実施例1で得た2−(3−アミノフェノ
キシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド13.41g
(0.05mol)、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェ
ニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二無水物2
1.32g(0.048mol)、無水フタル酸0.5
92g(0.004mol)、γ−ピコリン0.70
g、m−クレゾール134.1gを装入し、窒素雰囲気
下において攪拌しながら150℃まで加熱昇温した。そ
の後、150℃で4時間反応したところ、その間に約
1.8mlの水の留出が確認された。
5−アミノベンゾトリフルオリドの物性を以下に、NM
Rチャートを図1に示す。 融点 62.4−64.0℃ 元素分析 (C13H11N2O1F3) C H N F 計算値(%) 58.2 4.1 10.4 21.2 実測値(%) 58.2 4.1 10.3 20.8 [実施例2]攪拌機、還流冷却器、および窒素導入管を
備えた容器に、実施例1で得た2−(3−アミノフェノ
キシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド13.41g
(0.05mol)、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェ
ニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二無水物2
1.32g(0.048mol)、無水フタル酸0.5
92g(0.004mol)、γ−ピコリン0.70
g、m−クレゾール134.1gを装入し、窒素雰囲気
下において攪拌しながら150℃まで加熱昇温した。そ
の後、150℃で4時間反応したところ、その間に約
1.8mlの水の留出が確認された。
【0058】反応終了後、室温まで冷却し、約1Lのメ
チルエチルケトンに排出した後、ポリイミド粉を濾別し
た。このポリイミド粉をメチルエチルケトンで洗浄した
後、空気中50℃で24時間、窒素中250℃で4時間
乾燥してポリイミド粉32.2g(収率96.1%)を
得た。
チルエチルケトンに排出した後、ポリイミド粉を濾別し
た。このポリイミド粉をメチルエチルケトンで洗浄した
後、空気中50℃で24時間、窒素中250℃で4時間
乾燥してポリイミド粉32.2g(収率96.1%)を
得た。
【0059】得られたポリイミド粉の対数粘度は0.8
1dl/g、ガラス転移温度は256℃、5%重量減少
温度は518℃であった。このポリイミド粉を400℃
でプレス成形し、厚さ50μmのフィルムを作成した。
ASTM D−1004に従い、500nmでのフィル
ムの光線透過率(T%)を測定したところ80.5%で
あった。ASTM D−150−87に従い、1MHz
でのフィルムの比誘電率(ε)を測定したところ3.0
6であった。
1dl/g、ガラス転移温度は256℃、5%重量減少
温度は518℃であった。このポリイミド粉を400℃
でプレス成形し、厚さ50μmのフィルムを作成した。
ASTM D−1004に従い、500nmでのフィル
ムの光線透過率(T%)を測定したところ80.5%で
あった。ASTM D−150−87に従い、1MHz
でのフィルムの比誘電率(ε)を測定したところ3.0
6であった。
【0060】また、このポリイミド粉の10wt%N,
N−ジメチルアセトアミド溶液を調製、シリコンウェハ
にスピンコーティングした後、窒素雰囲気下、50℃か
ら250℃まで2時間かけて昇温、250℃2時間乾燥
した。この操作により、シリコンウェハ上に膜厚15μ
mのポリイミド膜が得られた。プリズムカップリング法
により、この膜の波長633nmでの屈折率を測定した
ところ、nTEは1.5675、nTMは1.5620、複
屈折率Δnは0.0055であった。
N−ジメチルアセトアミド溶液を調製、シリコンウェハ
にスピンコーティングした後、窒素雰囲気下、50℃か
ら250℃まで2時間かけて昇温、250℃2時間乾燥
した。この操作により、シリコンウェハ上に膜厚15μ
mのポリイミド膜が得られた。プリズムカップリング法
により、この膜の波長633nmでの屈折率を測定した
ところ、nTEは1.5675、nTMは1.5620、複
屈折率Δnは0.0055であった。
【0061】結果を表1に示す。表より明らかなよう
に、このポリイミドは比較例1〜2のポリイミドに比べ
高いガラス転移温度、すなわち高い耐熱性を有する。ま
た、このポリイミドは比較例3のポリイミドに比べ優れ
た加工性と高い屈折率を示す。
に、このポリイミドは比較例1〜2のポリイミドに比べ
高いガラス転移温度、すなわち高い耐熱性を有する。ま
た、このポリイミドは比較例3のポリイミドに比べ優れ
た加工性と高い屈折率を示す。
【0062】
【表1】
【0063】[実施例3〜4]2,2-ビス(3,4-ジカルボ
キシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二
無水物(0.048mol)のかわりに、表1に示すテ
トラカルボン酸二無水物(0.048mol)を用いた
他は実施例2と同様にして、ポリイミド粉を得、対数粘
度、ガラス転移温度を測定した。また、実施例2と同様
にして、フィルムの光線透過率、比誘電率、膜の屈折率
を測定した。結果を表1に示す。
キシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二
無水物(0.048mol)のかわりに、表1に示すテ
トラカルボン酸二無水物(0.048mol)を用いた
他は実施例2と同様にして、ポリイミド粉を得、対数粘
度、ガラス転移温度を測定した。また、実施例2と同様
にして、フィルムの光線透過率、比誘電率、膜の屈折率
を測定した。結果を表1に示す。
【0064】[比較例1〜3]2−(3−アミノフェノ
キシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド(0.05m
ol)のかわりに、表1に示す芳香族ジアミン(0.0
5mol)を用いた他は実施例2と同様にして、ポリイ
ミド粉を得、対数粘度、溶融粘度、ガラス転移温度を測
定した。また、実施例2と同様にして、フィルムの光線
透過率、比誘電率、膜の屈折率を測定した。結果を表1
に示す。なお比較例3においては、溶融流動しないため
にプレスフィルムを製作できなかった。
キシ)−5−アミノベンゾトリフルオリド(0.05m
ol)のかわりに、表1に示す芳香族ジアミン(0.0
5mol)を用いた他は実施例2と同様にして、ポリイ
ミド粉を得、対数粘度、溶融粘度、ガラス転移温度を測
定した。また、実施例2と同様にして、フィルムの光線
透過率、比誘電率、膜の屈折率を測定した。結果を表1
に示す。なお比較例3においては、溶融流動しないため
にプレスフィルムを製作できなかった。
【0065】[実施例5〜7]2,2-ビス(3,4-ジカルボ
キシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二
無水物(0.048mol)のかわりに、表2に示すテ
トラカルボン酸二無水物(0.048mol)を用いた
他は実施例2と同様にして、ポリイミド粉を得、対数粘
度、ガラス転移温度、膜の屈折率を測定した。結果を表
2に示す。
キシフェニル)ー1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン二
無水物(0.048mol)のかわりに、表2に示すテ
トラカルボン酸二無水物(0.048mol)を用いた
他は実施例2と同様にして、ポリイミド粉を得、対数粘
度、ガラス転移温度、膜の屈折率を測定した。結果を表
2に示す。
【0066】
【発明の効果】本発明のポリイミドは、透明性、低誘電
性、低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドで
あり、光ファイバー、光導波路、光ディスク基盤、光フ
ィルター、耐熱・薄肉レンズ、光学用接着剤等の用途に
好適である。
性、低吸水性および溶剤溶解性に優れ、さらには、高耐
熱性、高屈折性および溶融成形性に優れたポリイミドで
あり、光ファイバー、光導波路、光ディスク基盤、光フ
ィルター、耐熱・薄肉レンズ、光学用接着剤等の用途に
好適である。
【図1】 得られた2−(3−アミノフェノキシ)−5
−アミノベンゾトリフルオリドの1H-NMRチャートで
ある。
−アミノベンゾトリフルオリドの1H-NMRチャートで
ある。
横軸はppmを示し、縦軸は強度を示す。
フロントページの続き (72)発明者 黒木 貴志 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地32 三井化学株式会社 (72)発明者 玉井 正司 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地32 三井化学株式会社 Fターム(参考) 4H006 AA01 AB46 4J043 PB23 QB15 QB26 QB31 RA35 SA03 SA05 SA06 SA14 SA42 SA43 SA44 SA47 SA52 SA53 SA54 SA71 SA72 SA75 SB01 TA12 TA14 TA21 TA22 TB01 TB02 UA121 UA122 UA131 UA132 UA141 UA151 UA161 UA171 UA252 UA262 UB011 UB021 UB022 UB061 UB062 UB121 UB122 UB131 UB151 UB152 UB171 UB281 UB282 UB291 UB301 UB302 UB401 UB402 VA011 VA012 VA021 VA022 VA051 VA052 VA061 VA062 VA092 VA102 XA03 XA14 XA16 XA17 XA19 ZA04 ZA23 ZA43 ZA52 ZB01 ZB02 ZB03 ZB21 ZB25 ZB48 ZB50 ZB51 ZB52 ZB53 ZB54 ZB55
Claims (6)
- 【請求項1】 式(1)で表される芳香族ジアミン。 【化1】
- 【請求項2】 式(2)で表される繰り返し構造単位を
有する芳香族ポリイミド(式(2)中、Rは、式(R)
で表される群から選択された少なくとも一つであ
る。)。 【化2】 【化3】 - 【請求項3】 式(3)で表される芳香族ジアミンと、
式(4)で表される芳香族テトラカルボン酸二無水物を
使用して重合反応を行なうことを特徴とする式(5)で
表される繰り返し構造単位を有する芳香族ポリイミドの
製造方法(式(5)中、Rは、式(R)で表される群か
ら選択された少なくとも一つである。)。 【化4】 【化5】 - 【請求項4】 請求項3記載の製造方法により得られる
芳香族ポリイミド。 - 【請求項5】 請求項2又は4記載のポリイミドを含ん
でなる光学用部品。 - 【請求項6】 請求項2又は4記載のポリイミドを含ん
でなる電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098223A JP2001278977A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 芳香族ジアミンおよびポリイミド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098223A JP2001278977A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 芳香族ジアミンおよびポリイミド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001278977A true JP2001278977A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18612732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000098223A Pending JP2001278977A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 芳香族ジアミンおよびポリイミド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001278977A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1296344C (zh) * | 2002-09-16 | 2007-01-24 | 长兴化学工业股份有限公司 | 芳香族二胺衍生物、其制法及含有它们的液晶显示器组件配向膜材料 |
JP2009007297A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Teijin Fibers Ltd | 3,4’−ジアミノジフェニルエーテルの製造方法 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000098223A patent/JP2001278977A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1296344C (zh) * | 2002-09-16 | 2007-01-24 | 长兴化学工业股份有限公司 | 芳香族二胺衍生物、其制法及含有它们的液晶显示器组件配向膜材料 |
JP2009007297A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Teijin Fibers Ltd | 3,4’−ジアミノジフェニルエーテルの製造方法 |
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