JP2001278764A - 透明固形腋臭防止剤および製造方法 - Google Patents
透明固形腋臭防止剤および製造方法Info
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Abstract
の飛沫をおこさず、必要部以外の常在菌に影響を与え
ず、塗りにくさを改善した、常在菌類を滅菌・減菌し
て、汗中の脂質等あるいは皮脂等の分解・酸化を抑制
し、腋臭や体臭の発生等を抑制することができる透明固
形腋臭防止剤を提供する。 【解決手段】A成分として殺菌消毒剤0.001〜5重
量%、B成分として低級アルコール10〜80重量%お
よびC成分として長鎖飽和脂肪酸金属塩0.1〜20重
量%含有することを特徴とする透明固形腋臭防止剤。
Description
を滅菌又は減菌して、さらには抗酸化剤を配合すること
により腋臭防止作用を示す透明固形腋臭防止剤およびそ
の製造方法に関する。更に詳細には、常在菌類によるア
ポクリン汗中の脂質等あるいは皮脂等の分解・酸化を滅
菌又は減菌することにより抑制し、さらには脂肪酸の酸
化を抗酸化剤で抑制することにより腋臭や体臭の発生を
防ぐ透明固形腋臭防止剤およびその製造方法に関する。
み、体臭、特に腋臭と言われる腋の下のアポクリン汗線
機能の活発化に伴って発せられる臭いが問題になってい
る。これらの体臭や腋臭は、夏、特に運動時や不潔状態
が続く場合に悪化する。それは発汗の亢進とともに腋の
下が湿潤化し、常在菌類が増殖するためであると言われ
ている。すなわち、アポクリン汗は分泌時無臭、無菌で
あるが、表皮の常在菌、特にブドウ球菌などの細菌によ
ってアポクリン汗中の脂質が短鎖の低級脂肪酸に分解さ
れ、その他の分泌物と合わさって悪臭のもととなる。同
様に常在菌類による皮脂の分解・酸化も悪臭のもととな
る。又、アポクリン汗線ではなく、エクリン汗線からの
発汗により足底の表皮が膨潤し、皮脂等が常在菌類によ
り分解し、短鎖の低級脂肪酸になり悪臭を発する足臭汗
症も知られている。すなわちこのような体臭や腋臭の悪
臭の発生は、腋の下や身体を清潔に保つことによって、
常在菌を抑制したり、発汗を抑制したりすることにより
防げるものである。そのため従来から腋臭防止剤には制
汗剤や殺菌剤などを主剤として消臭作用やマスキング作
用をもつ香料も配合されている。その他臭いのもととな
る低級脂肪酸を吸着する方法も知られている(特開平4
−257513号公報)。また、それらの腋臭防止剤の
剤型としては、液剤、粉末剤を用いたスプレータイプ、
エアゾールタイプ、液剤タイプが主流である。例えば特
開平6−279268号公報には、殺菌剤、低級モノア
ルコール、非イオン界面活性剤、水溶性高分子化合物、
保湿剤及び水からなるエアゾール型消毒殺菌剤が開示さ
れている。また、特開平10−324624号公報に
は、低級アルコール、カチオン型殺菌剤、両親媒性アミ
ド誘導体、水及び湿潤剤からなる液型殺菌消毒剤が開示
されている。しかし、これらは液剤であるため薬剤の飛
沫や液だれ、あるいは液をローラー塗布するために容器
を逆さまにしなければならないことによる塗りにくさな
どの問題があった。
は、球状シリカと殺菌剤を配合した粉末状エアゾール剤
が開示されている。しかし、これも粉末の飛散や皮膚が
粉末で白くなるなどの問題があった。また、腋臭防止剤
としてグリチルリチン酸を主剤とするもの(特開平3−
193727号公報)あるいは石鹸を用いるもの(特開
昭60−152409号公報)なども知られている。し
かし、前者は殺菌消毒や抗酸化をその作用のポイントに
しておらず、効果は不十分なものと考えられる。後者は
石鹸をそのまま腋部に塗布するというものであり、安全
性や使い勝手に問題があった。
は、前記の問題点、すなわち薬剤を必要部分だけに塗布
でき、液だれや薬剤の飛沫をおこさず、塗りにくさを改
善し、患部の常在菌のみを滅菌・減菌し、常在菌による
汗中の脂質等あるいは皮脂等の分解・酸化を抑制するこ
とにより腋臭や体臭の発生等を抑制することができる透
明固形腋臭防止剤を提供することにある。さらに抗酸化
剤を配合することにより、汗中の脂質や皮脂そのものの
酸化を抑制することにより腋臭や体臭の発生をより抑制
することができる透明固形腋臭防止剤を提供することに
ある。また本発明の第2の目的は、前記の透明固形腋臭
防止剤の容易な製造方法を提供することにある。
題点に鑑み、常在菌類に対して殺菌消毒効果のある薬剤
を効果的に発揮できる組み合わせを種々検討し、常在菌
類を滅菌・減菌して、さらには抗酸化剤を配合すること
により汗中の脂質あるいは皮脂等の分解・酸化を抑制
し、薬剤を必要部分だけに塗布でき、液だれや薬剤の飛
沫をおこさず、簡単に使用できる透明固形腋臭防止剤の
知見を得て、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、次の(1)〜(5)である。 (1)A成分として殺菌消毒剤0.001〜5重量%、
B成分として低級アルコール10〜80重量%およびC
成分として長鎖飽和脂肪酸金属塩0.1〜20重量%含
有することを特徴とする透明固形腋臭防止剤。
塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコ
ン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジンおよびア
ルキルポリアミノエチルグリシンからなる群より選ばれ
る1種又は2種以上であり、B成分が、メタノール、エ
タノール、プロパノールおよびイソプロパノールからな
る群より選ばれる1種又は2種以上であり、C成分が、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチ
ン酸のナトリウム塩および前記脂肪酸のカリウム塩から
なる群より選ばれる1種又は2種以上の成分である前記
(1)の透明固形腋臭防止剤。
D成分として抗酸化剤を0.001〜5重量%含有する
ことを特徴とする前記の透明固形腋臭防止剤。
ルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニゾール、
アスコルビン酸、アスコルビン酸のエステルおよびポリ
フェノールからなる群より選ばれる1種又は2種以上で
ある前記(3)の透明固形腋臭防止剤。 (5)A、BおよびC成分若しくはA、B、CおよびD
成分を70〜80℃で均一に加温溶解し、溶解物を5〜
10分間に1℃の速度で室温まで徐冷却し、その間10
℃ごとにその温度で15〜60分間熟成することを特徴
とする透明固形腋臭防止剤の製造方法。
剤0.001〜5重量%、B成分として低級アルコール
10〜80重量%およびC成分として長鎖飽和脂肪酸金
属塩を0.1〜20重量%含有する透明固形腋臭防止剤
である。またさらに前記のA、BおよびC成分に加えて
さらにD成分として抗酸化剤を0.001〜5重量%含
有する透明固形腋臭防止剤である。
り、具体的には、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸
クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジンおよびアルキ
ルポリアミノエチルグリシンが挙げられる。前記の殺菌
消毒剤の1種又は2種以上が用いられる。これらのA成
分は、市販品を使用することができる。
であり、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ルおよびイソプロパノールが挙げられる。これらの低級
アルコールの群より選ばれる1種又は2種以上が用いら
れる。これらのB成分は、市販品を使用することができ
る。より好ましくは、エタノールおよびイソプロパノー
ルが挙げられる。
金属塩であり、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、
リグノセリン酸、セロチン酸等の脂肪酸のナトリウムお
よび前記脂肪酸のカリウム塩が挙げられる。前記長鎖飽
和脂肪酸金属塩は、1種又は2種以上が使用される。こ
れらのC成分は、市販品を使用することができる。
り、例えば、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトル
エン、ブチルヒドロキシアニゾール、アスコルビン酸、
アスコルビン酸のエステルおよびポリフェノールが挙げ
られる。これらの抗酸化剤は、1種又は2種以上が使用
される。これらのD成分は、市販品を使用することがで
きる。
分の配合比率は、A成分が0.001〜5重量%、B成
分が10〜80重量%、C成分が0.1〜20重量%で
ある。またさらに、本発明で用いるA成分とB成分とC
成分とD成分の配合比率は、A成分が0.001〜5重
量%、B成分が10〜80重量%、C成分が0.1〜2
0重量%、D成分が0.001〜5重量%である。A成
分が0.001重量%未満、B成分が10重量%未満で
はAおよびB成分の相乗効果がでず、常在菌類に対する
殺菌消毒効果が不十分であり腋臭や体臭の防止効果が少
ない。また、B成分が10重量%未満では、相乗効果が
でないのみならず剤型的にも透明性が不足したものにな
る。また、A成分が5重量%より多いと安全性から好ま
しくなく、B成分が80重量%より多いと剤型的に不安
定であるのみならず刺激が多くなるなど安全性や使用感
の点からも好ましくない。C成分が0.1重量%未満で
は安定な固体とすることができず、20重量%より多い
と透明性に難があり、快適な使用感が得られない。D成
分が0.001重量%未満では汗中の脂質や皮脂等の酸
化を十分抑制することができないため、A、B成分の滅
菌・減菌による腋臭や体臭の発生抑制効果に加えての酸
化抑制効果による腋臭や体臭の発生抑制効果を発揮する
ことができ難いので好ましくない。また、前記のD成分
が5重量%より多いと安全性に問題があり、さらに、配
合に見合うだけの著しい抗酸化効果が認められないので
好ましくない。
およびD成分にさらに、抗炎症剤、例えば非ステロイド
剤のグリチルレチン酸やステロイド剤のヒドロコルチゾ
ンや抗ヒスタミン剤のマレイン酸クロルフェニラミンな
どを配合してもよい。さらに、基剤の他、必要に応じて
各種の添加剤を配合することができる。その添加剤とし
ては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、
1、3−ブチレングリコール、香料、着色料等を挙げる
ことができる。
は、具体的には、前記の殺菌消毒剤、低級アルコール、
長鎖飽和脂肪酸金属塩あるいはさらに抗酸化剤等とその
他の基剤や溶剤を均一に溶解後、徐冷・熟成して固化す
ることにより製造することができる。すなわち、A、B
およびC成分、若しくはA、B、CおよびD成分と添加
剤を所定量計りとり、密閉された溶解釜に入れてB成分
の低級アルコールが飛ばないように70〜80℃まで加
熱し、均一に溶解する。次いで成型用容器に分注、密栓
し、5〜10分間に1℃の速度で恒温槽中で徐冷し、1
0℃冷却するごとに各々15〜60分間その温度を保持
して熟成する。15〜25℃まで冷却後恒温槽からとり
だし、透明固形腋臭防止剤とする。冷却速度が遅すぎる
と時間がかかり、冷却速度が早すぎるときれいな透明性
が得られ難くなり、熟成時間が短すぎると、きれいな透
明性が得られ難くなる。
としては、1日あたり0.1g〜5gの用量が標準であ
り、通常これを1日1回または数回に分けて腋の下等に
塗布する。また、本発明の透明固形腋臭防止剤は主とし
て細菌の作用により発生する臭いを抑制するものであ
り、同様の原因により体の他の部分、例えば汗をかきや
すい胸や足などに発生する臭いの抑制にも有効である。
類に対して殺菌消毒効果のある殺菌消毒剤と低級アルコ
ールおよび長鎖不飽和脂肪酸とを組み合わせ、透明固体
状にしたため使い勝手がよく、見た目が美しく、殺菌消
毒効果が高く、腋臭・体臭防止効果に優れた明固形腋臭
防止剤である。またさらに、本発明の透明固形腋臭防止
剤は、常在菌類に対して殺菌消毒効果のある殺菌消毒剤
と低級アルコール、長鎖飽和脂肪酸金属塩および抗酸化
剤を組み合わせて、透明固体状にしたため使い勝手がよ
く、見た目が美しく、殺菌消毒効果が高く、腋臭・体臭
防止効果に優れた透明固形腋臭防止剤である。本発明の
透明固形腋臭防止剤の製造方法は、前記の成分を配合し
て、徐冷却する方法なので容易に透明固形腋臭防止剤を
製造することができる方法である。
る。 製造例1;塩化ベンザルコニウム0.5g、エタノール
460g、ステアリン酸ナトリウム60g、グリセリン
150g、1,3−ブチレングリコール330g及び微
量の色素(青色1号)と香料(クールミント)を攪拌機
付密閉容器でアルコール分が揮発しないように70℃で
均一に溶解した。次いでプラスチック製50ml(直径
40mm)押し出し型容器に分注・密栓し、冷却器付ウ
ォーターバス中で70℃から5分間に1℃の速度で20
℃まで徐冷却した。その間60℃、50℃、40℃、3
0℃、20℃で各30分間保ち熟成した。製造された固
形腋臭防止剤は青色透明な軟質固体であった。
て、製造例1に準じて同様に固形腋臭防止剤を製造し
た。
g、イソプロパノール50g、ステアリン酸ナトリウム
60g、グリセリン150g、1,3−ブチレングリコ
ール740gおよび微量の色素(青色1号)と香料(ク
ールミント)をかき混ぜ機付密閉容器に仕込みアルコー
ルが揮発しないようにしながら、70℃で均一に溶解し
た。次いで、試験例1と同様にして製造した。製造され
た固形腋臭防止剤は青色半透明な軟質固体であった。
5g、エタノール850g、ステアリン酸ナトリウム6
0g、グリセリン90gをかき混ぜ機付密閉容器に仕込
みアルコールが揮発しないようにしながら、75℃で均
一に溶解した。次いで、試験例1と同様にして製造し
た。製造された固形腋臭防止剤は透明でかなり軟らかな
固体であった。
効果を一般ボランティア5人の手のひらを用いて試験し
た。すなわち各ボランティアの左右の手のひらをそれぞ
れ無処置、製造例1の透明固形腋臭防止剤で塗布処置
し、5分後に栄研器材株式会社製消毒殺菌効果判定用ぺ
たんチェック(PT3000)を押しつけた。処置後の
各々のぺたんチェックを37℃のインキュベーターで培
養し、36時間後のコロニー数を計測した。結果を表2
および平均値を表3に示す。
消毒効果を、試験例1と同様にして、製造例1つにつき
一般ボランティア5人の手のひらを用いて試験した。結
果を平均値で表3に示す。
確認された。
効果を自ら腋臭があると判断しているボランティア5人
(男4名、女1名、ボランテイアNo6〜10)により
試験した。すなわち各ボランティアの腋の下に試験例1
の透明固形腋臭防止剤を朝、昼2回塗布処置し、夕方に
各人自ら官能評価させ、これを3日間連続して行った。
入浴は毎晩1回のみ行った。評価結果を表4に示す。
る。 4点:腋臭が感じなくなった。 3点:腋臭がかなり改善された感じがする。 2点:腋臭が少し改善された感じがする。 1点:腋臭がほとんど改善された感じがしない。
防止効果を自ら腋臭があると判断しているボランティア
により試験例6と同様にして試験した。評価結果を平均
値で表5に示す。
止効果が確認された。
g、イソプロパノール400g、パルミチン酸ナトリウ
ム100g、グリセリン150g、1,3−ブチレング
リコール348g、トコフェロール1g及び微量の色素
(青色1号)と香料(グレープフルーツフレーバー)を
攪拌機付密閉容器でアルコール分が揮発しないように7
5℃で均一に溶解した。次いでプラスチック製50ml
(直径40mm)押し出し型容器に分注・密栓し、冷却
器付ウォーターバス中で75℃から8分間に1℃の速度
で25℃まで徐冷却した。その間65℃、55℃、45
℃、35℃、25℃で各20分間保ち熟成した。製造さ
れた固形腋臭防止剤は青色透明な軟質固体であった。
て、製造例6に準じて、同様にしてA、B、CおよびD
成分を配合して固形腋臭防止剤を製造した。
ン1g、イソプロパノール400g、パルミチン酸ナト
リウム0.5g、グリセリン150g、1,3−ブチレ
ングリコール448g、トコフェロール1gおよび微量
の色素(青色1号)と香料(グレープフルーツフレーバ
ー)をかき混ぜ機付密閉容器に仕込みアルコールが揮発
しないようにしながら、75℃で均一に溶解した。次い
で、試験例1と同様にして製造した。製造された固形腋
臭防止剤は青色透明であったが、粘性のある液体であ
り、固体にはならなかった。
ターで厚さ約1mm、直径約20mmの大きさにカット
した。それを大腸菌約108個/mlを懸濁した殺菌水
約0.2mlを均一に塗布したSCD(ソイビーン、カ
ゼイン、ダイジェスト)寒天培地上におき、37℃で培
養した。24時間後透明固体腋臭防止剤円形切片のまわ
りの阻止円の幅を測定した。本発明による透明固形腋臭
防止剤の殺菌効果が確認された。結果を表7に示す。
臭防止効果を、自ら腋臭があると判断しているボランテ
ィア各5人(男4名、女1名)により試験した。すなわ
ち各ボランティアの腋の下に製造例7〜10の透明固形
腋臭防止剤を朝塗布処置し、長袖トレーニングウェアー
を着て約5Kmのランニングを行った。そのまま夕方ま
で過ごし、各人自ら官能評価させた。評価結果の平均点
を表8に示す。
る。 4点;腋臭が感じなくなった。 3点:腋臭がかなり改善された感じがする。 2点:腋臭が少し改善された感じがする。 1点:腋臭がほとんど改善された感じがしない。
いて試験例1と同様にして殺菌消毒効果を試験した。し
かし、36時間後、半透明固形腋臭防止剤円形切片の回
りには阻止円が形成されておらず、殺菌効果が確認でき
なかった。
を用いて、自ら腋臭があると判断しているボランテイア
3人(男性)に試験例12と同様にして試験することと
したが、軟らかすぎて形状が崩れてしまい、うまく腋の
下に塗れない、かつしみるとの評価であり、試験できな
かった。
剤は、優れた腋臭防止効果があることがわかる。
効果を自ら腋臭があると判断しているボランティア男性
5人により試験した。すなわち各ボランティアの脇の下
に試験例1の透明固形腋臭防止剤を朝、昼2回塗布処置
し、夕方に各人自ら官能評価させ、これを3日間連続し
て行った。入浴は毎晩1回のみ行った。次いで3日間の
塗布休止期間をおき製造例6の透明腋臭防止剤を製造例
1の透明腋臭防止剤の場合と同様に3日間処置した。評
価結果を表9に示す。
る。 4点:腋臭が感じなくなった。 3点:腋臭がかなり改善された感じがする。 2点:腋臭が少し改善された感じがする。 1点:腋臭がほとんど改善された感じがしない。
分を配合した製造例2の透明腋臭防止剤に比べて、A、
B、CおよびD成分を配合した製造例6を使用した方が
腋臭防止効果が高いことが確認された。
C、D成分を組み合せて製造された、透明固形腋臭防止
剤は腋臭防止に効果があり、A、B、C、D成分の組み
合せの方が効果が高いことがわかる。
Claims (5)
- 【請求項1】A成分として殺菌消毒剤0.001〜5重
量%、B成分として低級アルコール10〜80重量%お
よびC成分として長鎖飽和脂肪酸金属塩0.1〜20重
量%含有することを特徴とする透明固形腋臭防止剤。 - 【請求項2】A成分が、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸ク
ロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジンおよびアルキル
ポリアミノエチルグリシンからなる群より選ばれる1種
又は2種以上であり、B成分が、メタノール、エタノー
ル、プロパノールおよびイソプロパノールからなる群よ
り選ばれる1種又は2種以上であり、C成分が、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
ラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸の
ナトリウム塩および前記脂肪酸のカリウム塩からなる群
より選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の透
明固形腋臭防止剤。 - 【請求項3】さらに、D成分として抗酸化剤を0.00
1〜5重量%含有する請求項1または2記載の透明固形
腋臭防止剤。 - 【請求項4】D成分が、トコフェロール、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニゾール、アスコ
ルビン酸、アスコルビン酸のエステルおよびポリフェノ
ールからなる群より選ばれる1種又は2種以上である請
求項3記載の透明固形腋臭防止剤。 - 【請求項5】前記のA、BおよびC成分若しくはA、
B、CおよびD成分を70〜80℃で均一に加温溶解
し、溶解物を5〜10分間に1℃の速度で室温まで徐冷
却し、その間10℃ごとにその温度で15〜60分間熟
成することを特徴とする透明固形腋臭防止剤の製造方
法。
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