JP2001277139A - 研磨シートとその研磨シートを備えた研磨シート用バックパッド及びサンダー - Google Patents

研磨シートとその研磨シートを備えた研磨シート用バックパッド及びサンダー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨寿命を向上することのできる研磨シート
とその研磨シートを備えた研磨シート用バックパッド及
びサンダーを提供する。 【解決手段】 研磨シート1は、シートベース10と複
数の研磨ピース15とを備える。シートベース10に、
隣合う研磨ピース相互を部分的に重合させた状態で配置
されている。複数の研磨ピース15による研磨可能な厚
さが増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
車両ボデー及び窓枠、建物等のサッシ枠等の塗装の前工
程として行なう研磨(研摩とも表記される)あるいはそ
の他の各種研磨に使用される研磨シートとその研磨シー
トを備えた研磨シート用バックパッド及びサンダーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、研磨には、紙材あるいは布材等に
より形成された基材に砥材が接着剤によりコーティング
された研磨紙、研磨布(これらを研磨布紙という)が使
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の研磨布紙では、
基材上の砥材が擦り減ることで研磨寿命を終える。した
がって、研磨布紙の研磨寿命が短く、頻繁な交換を余儀
無くされるため、作業効率の低下を招いていた。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、研磨寿命を向上することのできる研磨シートとその
研磨シートを備えた研磨シート用バックパッド及びサン
ダーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、シートベースと複数の研磨ピースとを備
え、前記シートベースに、隣合う研磨ピース相互を部分
的に重合させた状態で配置されていることを特徴する研
磨シートである。
【0006】このように構成すると、複数の研磨ピース
がシートベースに対し隣合う研磨ピース相互を部分的に
重合させた状態で配置されているので、複数の研磨ピー
スによる研磨可能な厚さが増加することにより、研磨シ
ートの研磨寿命を向上することができる。
【0007】請求項2の発明は、シートベースはほぼ円
形状に形成され、複数枚の研磨ピースはシートベースの
周方向に沿って配置されていることを特徴する請求項1
記載の研磨シートである。このように構成すると、例え
ばディスクサンダーに好適な研磨シートを得ることがで
きる。
【0008】請求項3の発明は、研磨ピースは、移動方
向前側部分がシートベースに接着されていることを特徴
する請求項1又は2記載の研磨シートである。このよう
に構成すると、研磨ピースの移動方向後側部分の相互間
は接着されないので、研磨ピースの相互間に空気が通り
やすくなる。これにより、研磨作業時に、研磨ディスク
に対する空冷作用が得られ、研磨熱を低下することがで
きる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載された研磨シートを備えていることを特徴する
研磨シート用バックパッドである。このように構成する
と、研磨寿命が向上された研磨シートを備えた研磨シー
ト用バックパッドを提供することができる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載された研磨シートを備えていることを特徴とす
るサンダーである。このように構成すると、研磨寿命が
向上された研磨シートを備えたサンダーを提供すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜4につい
て順に説明する。 [実施の形態1]本発明の実施の形態1を説明する。本
形態では、研摩シートとして研摩ディスクを例示する。
図1に研磨ディスクの正面図、図2に同背面図、図3に
同一部破断側面図が示されている。なお、図1及び図2
において研磨ディスク1の全周に亘って設けられている
研磨ピース15は部分的に省略されている。また、図3
において上半部は研磨ディスクの側面図を示し、下半部
は側断面図を示している。
【0012】図1及び図3に示すように、研磨ディスク
1は、シートベース10と複数枚の研磨ピース15とを
備えている。シートベース10は、シート材、例えば布
材により形成されている。シートベース10は、中心孔
10aを有する円形状に形成されている。シートベース
10の背面すなわち裏面には、面ファスナーの一方のフ
ァスナーシート19が接着等によって取り付けられてい
る。なお、ファスナーシート19には、シートベース1
0の中心孔10aと一連状をなす孔(符号省略)が形成
されている(図2参照)。
【0013】前記ファスナーシート19は、後述するバ
ックパッド2に設けた他方のファスナーシート29(図
7参照)とにより、面ファスナーを構成するものであ
る。また面ファスナーは、周知のとおり、ファスナーシ
ート19,29を相互に重合させることによって接合可
能であり、その接合したファスナーシート19,29を
相反方向に捲ることにより分離可能である。なお本形態
では、例えば、一方のファスナーシート19には起毛布
が使用され、他方のファスナーシート29には前記起毛
布の繊維に対し係合可能な多数のフックを有する樹脂製
のファスナーシートが使用されている。
【0014】研磨ピース15には、例えば研磨紙が使用
されている。研磨紙は、周知のとおり、紙材により形成
された基材に砥材が接着剤によりコーティングされてな
り、研磨可能に形成されている。図4に研磨ディスク1
の部分正面図、図5に図4のV−V線断面図が示されて
いる。図4及び図5に示すように、研磨ピース15は、
例えばほぼ短冊状に形成されており、例えば50〜10
0枚程度が使用されている。
【0015】前記各研磨ピース15は、前記シートベー
ス10の正面すなわち表面上に対しシートベース10と
ほぼ同一中心をなす周方向に沿って配置されている。各
研磨ピース15は、その長手方向がシートベース10の
径方向に沿って延びているとともに、隣合う研磨ピース
15が相互に部分的に重合されている(図1参照)。な
お、シートベース10上の複数枚の研磨ピース15を総
称して研磨ピース群ともいう。
【0016】詳しくは、図5に示すように、研磨ディス
ク1の回転方向(図中、矢印A参照)の前後に隣合う研
磨ピース15において、後側(図5において右側)の研
磨ピース15の前縁部(図5において左端部)の砥材の
面(研磨面)15a上に、前側の研磨ピース15(図5
において左側)の後縁部(図5において右端部)の裏面
15bが重合されている。これにより、各研磨ピース1
5による研磨面15aが傾斜状をなすことにより、シー
トベース10上において複数枚の研磨ピース15による
研磨可能な厚さTが増加する。
【0017】また、図2に示すように、研磨ピース15
の外周部が前記シートベース10の外周より突出され、
その研磨ピース15の裏面15b(図5参照)の内周部
が前記シートベース10の表面に接着剤(図示省略)に
より接着すなわち取り付けられている。また、隣合う研
磨ピース15の相互間すなわち移動方向(図5中、矢印
A参照)前側部分(図5において左側部分)の研磨ピー
ス15(図5において左側)の裏面15bをシートベー
ス10の表面に接着し、移動方向後側部分の研磨ピース
15(図5において右側部分)の裏面15bと移動方向
前側(図5において左側)の研磨ピース15の研磨面1
5aとは接着させないで、その研磨ピース15の相互間
に空気が通りやすいようにしておく。
【0018】前記研磨ディスク1におけるシートベース
10と複数枚の研磨ピース15の研磨ピース群との寸法
関係は、例えば表1のように設定される。なお、d1
(図3参照)はシートベース10の中心孔10aの口
径、d2(図3参照)はシートベース10の外径、D1
(図1及び図3参照)は研磨ピース群の中心孔の口径、
D2(図1及び図3参照)は研磨ピース群の外径であ
る。
【0019】
【表1】
【0020】前記した研磨ディスク1は、図6〜図8に
示される研磨シート用バックパッド(単にバックパッド
ともいう)2に取り付けられる。図6は研磨シート用バ
ックパッド2の斜視図、図7は同正面図、図8は図7の
VIII−VIII線断面図である。
【0021】図6〜図8に示すように、バックパッド2
は、パッド本体21と取付けベース23とを備えてい
る。パッド本体21は、例えばゴム材等の弾性材からな
り、ほぼ円形板状に形成されている。パッド本体21の
片面すなわち図7における下面には、前記面ファスナの
他方のファスナーシート29が接着等によって取り付け
られている。ファスナーシート29は、前に述べたよう
に、前記研磨ディスク1に設けたファスナーシート19
(図3参照)とにより面ファスナーを構成している。な
おパッド本体21は、例えば、前記研磨ディスク1のシ
ートベース10の外径とほぼ等しい外径で形成されてい
る(図7参照)が、そのシートベース10の外径より小
さい外径で形成される場合もある。
【0022】前記取付けベース23は、アルミあるいは
アルミ合金等の金属板材からなり、ほぼ円形状に形成さ
れている。取付けベース23の軸心上には、その上面に
突出するねじ軸24が固定されている。取付けベース2
3の上面の軸心部には軸線に直交する平面23aが形成
され、その平面23aより外周部には平面23aの外周
端から取付けベース23の外周端に向かって次第に低く
なる緩やかな斜面23bが形成されている。
【0023】また、取付けベース23には、その板厚方
向に貫通する適数個(図6では6個を示す。)のほぼ円
形の開口孔25が形成されている。開口孔25は、前記
斜面23b上にて周方向に関し等間隔で配置され、径方
向に関し不規則に配置されている。なお取付けベース2
3は、前記パッド本体21の外径より小さい外径で形成
されている(図8参照)。
【0024】上記取付けベース23は、前記パッド本体
21の上面に対し同一軸線上において接着剤により取り
付けられている。
【0025】上記したバックパッド2には、前記した研
磨ディスク1が前に述べたファスナーシート19とファ
スナーシート29との接合によってほぼ同一軸線上に取
り付けられる(図6及び図7参照)。
【0026】前記したバックパッド2は、図9に斜視図
で示されるディスクサンダー3に装備される。詳しく
は、バックパッド2は、図7に示すように、取付けベー
ス23のねじ軸24をディスクサンダー3(図9参照)
の出力軸3aのめねじ孔3bにねじつけることにより、
そのディスクサンダー3に交換可能に装備されている。
【0027】ディスクサンダー3(図9参照)は、作業
者4が手4aで持って研磨作業を行なうものである。そ
のディスクサンダー3は、その運転によって出力軸3a
を介してバックパッド2及び研磨ディスク1を図9にお
いて矢印A方向(図1,図2,図4〜6中、矢印A参
照)へ回転させながら、工作物(図示省略)の加工面上
を移動させることにより、研磨作業を行なうものであ
る。また、ディスクサンダー3を傾けることにより、研
磨ディスク1の研磨ピース15の外周部を撓み変形させ
ながら工作物(図示省略)を研磨することもできる。な
お、ディスクサンダー3には、例えば電動式、充電式あ
るいは圧縮エア式で、出力軸3a(図7参照)の軸回り
の回転運動に加え、その出力軸3a自体も所定の回転運
動を行なうダブルアクション式のものが好適に用いられ
る。
【0028】上記した研磨ディスク1(図1〜図5参
照)によると、複数枚の研磨ピース15がシートベース
10に対し隣合う研磨ピース相互を部分的に重合させた
状態で配置されているので、シートベース10上におい
て複数枚の研磨ピース15による研磨可能な厚さT(図
5参照)が増加する。これにより、研磨ディスク1の研
磨寿命を向上することができる。なお、研磨ピース15
の使用枚数を多いほど研磨寿命が向上し、研磨ピース1
5の使用枚数が少ないほど工作物の加工面に対する研磨
ディスク1のフィット性が向上する。
【0029】なお、図10に研磨時間t(min)と仕
上面粗度R(μm)との関係を示す特性線図が示されて
いる。本実施の形態の研磨ディスク1の特性線が図10
に点線aで示され、従来の研磨ディスク1の特性線が図
10に実線bで示されている。図10に示すように、従
来の研磨ディスク1(図中、実線b参照)は、研磨時間
t(min)が長くなるにしたがって仕上面粗度R(μ
m)が低下している。これに対し、本実施の形態の研磨
ディスク1(図中、点線a参照)は、研磨時間t(mi
n)が長くなっても、仕上面粗度R(μm)がほとんど
低下しないため、研磨寿命が長いことがわかる。
【0030】また、研磨ディスク1の研磨寿命の向上に
より、その研磨ディスク1の交換頻度が低下するため、
作業効率をすることができる。また、研磨ディスク1の
交換頻度の低下により、その研磨ディスク1の廃棄量も
低減されるので、環境改善にも有効である。
【0031】また、シートベース10はほぼ円形状に形
成され、複数枚の研磨ピース15はシートベース10の
周方向に沿って配置されているので、例えばディスクサ
ンダー3に好適な研磨ディスク1を得ることができる。
【0032】また、隣合う研磨ピース15の移動方向前
側部分がシートベース10に接着されており、その移動
方向後側部分の相互間が接着されないようにしたもので
あるから、研磨ピース15の相互間に空気が通りやすく
なる。これにより、研磨作業時に、研磨ディスク1に対
する空冷作用が得られ、研磨熱を低下することができ
る。
【0033】また、上記研磨ディスク1を備えた研磨シ
ート用バックパッド2(図6参照)である。このため、
研磨寿命が向上された研磨ディスク1を備えた研磨シー
ト用バックパッド2を提供することができる。
【0034】なお、シートベース10に対し研磨ピース
15が隣合う研磨ピース相互を部分的に重合させた状態
で配置されていることにより、研磨ディスク1の重量が
従来のものよりも重くなる。このため、従来で使用した
バックパッドをそのまま使用すると、ディスクサンダー
3によるバックパッド2及び研磨ディスク1の回転が不
安定になるおそれがある。しかし、本形態では、バック
パッド2(図6参照)を、アルミあるいはアルミ合金等
の金属材により形成された軽量な取付けベース23を採
用するとともに、パッド本体21及び取付けベース23
の厚さや外径、取付けベース23の開口孔25の大きさ
や数を、研磨ディスク1とバックパッド2との合計重量
が従来品とほぼ等しくなるように設定している。これに
より、ディスクサンダー3による研磨ディスク1及びバ
ックパッド2の回転を安定化することができる。
【0035】また、上記研磨ディスク1を備えたディス
クサンダー3(図9参照)である。このため、研磨寿命
が向上された研磨ディスク1を備えたディスクサンダー
3を提供することができる。
【0036】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
ついて図11を参照して説明する。本形態は、実施の形
態1の一部を変更したものであるからその変更部分につ
いて詳述し、重複する説明は省略する。図11は研磨デ
ィスク1の正面図である。図11に示すように、本実施
の形態は、実施の形態1における研磨ディスク1の研磨
ピース15の配置を変更したものである。すなわち、実
施の形態1と同様に、短冊状に形成された研磨ピース
(符号、16を付す)が、シートベース10の表面上に
対し、シートベース10の半径に対し所定の傾き角をも
って傾斜させた状態で、そのシートベース10とほぼ同
一中心をなす周方向に沿って配置されている。この場合
も、各研磨ピース16は、その長手方向がシートベース
10の径方向に沿って延びているとともに、隣合う研磨
ピース16が相互に部分的に重合されている。なお、図
11において研磨ディスク1の全周に亘って設けられて
いる研磨ピース16は部分的に省略されている。
【0037】[実施の形態3]本発明の実施の形態3に
ついて図12を参照して説明する。本形態は、実施の形
態1の一部を変更したものであるからその変更部分につ
いて詳述し、重複する説明は省略する。図12は研磨デ
ィスク1の正面図である。図12に示すように、本実施
の形態は、実施の形態1における研磨ディスク1の研磨
ピース15の配置形状に変更を加えたものである。すな
わち、ほぼ短冊状に形成された幅広の研磨ピース(符
号、17を付す)が、シートベース10の表面上に対
し、そのシートベース10と同一中心をなす周方向に沿
って配置されている。この場合も、各研磨ピース17
は、その長手方向がシートベース10の径方向に沿って
延びているとともに、隣合う研磨ピース17が相互に部
分的に重合されている。さらに、前記幅広の研磨ピース
17の外周部の相互間には、ほぼ短冊状で幅狭で短い研
磨ピース(符号、18を付す)が研磨ピース17と同様
に配置されている。なお、図12において研磨ディスク
1の全周に亘って設けられている研磨ピース17,18
は部分的に省略されている。
【0038】[実施の形態4]本発明の実施の形態4に
ついて図13を参照して説明する。本形態は、実施の形
態1の一部を変更したものであるからその変更部分につ
いて詳述し、重複する説明は省略する。図13は研磨デ
ィスク1の正面図である。図13に示すように、本実施
の形態は、実施の形態1における研磨ディスク1に変更
を加えたものである。すなわち、実施の形態1(図1参
照)における研磨ピース15群の中心孔の口径D1とほ
ぼ等しい円形の研磨ピース(符号、15Aを付す)が、
シートベース10の表面上に対し、研磨ピース15群の
中心孔を塞ぐように配置され、接着等により取り付けら
れている。この場合、研磨ピース15Aは、1枚でも良
いが、複数枚例えば3,4枚重ね合わせると良い。
【0039】このようにすると、例えば、工作物(図示
省略)の加工面が凸型の角部である場合に、前記角部に
研磨ピース15群の中心孔が位置することがあっても、
研磨ピース15Aにより前記角部を研磨することかでき
て便利である。なお、図13において研磨ディスク1の
全周に亘って設けられている研磨ピース16は部分的に
省略されている。
【0040】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、シートベース10のシート材に
は布材の他、紙材、樹脂シート材を使用することができ
る。また、研磨ピース15の基材には紙材の他、布材、
樹脂シート材を使用することができる。また、研磨ディ
スク1におけるシートベース10の口径d1及び外径d
2、研磨ピース群の口径D1及び外径D2は、適宜選定
することができる。また、研磨ピース15の枚数、大き
さ、形状、砥材の粒度等は、適宜選定することができ
る。また、研磨ディスク1の撓み変形の程度いわゆる柔
軟性は、シートベース10の剛性で調整することができ
る。また、シートベース10に対する研磨ピース15の
面する面は、シートベース10に部分的あるいは全面的
に接着しても良い。また、研磨ピース15の相互間も部
分的あるいは全面的に接着しても良い。
【0041】また、本発明の研磨シートは、円板状に代
え、ベルト状、筒状に形成することができる。このた
め、本発明は、ディスクサンダー3に限らず、ベルトサ
ンダー、スピンドルサンダー等にも適用することができ
る。また、バックパッド2の取付けベース23は、金属
材に代え、樹脂材等で形成してもよい。また、面ファス
ナーのファスナーシート19,29は、研磨ディスク1
あるいはバックパッド2に対し全面的に取り付ける他、
部分的に取り付けてもよい。また、研磨ディスク1をバ
ックパッド2に取付ける手段として面ファスナーを採用
したが、接着あるいはその他の取り付け手段に代えても
よい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、研磨可能な複数枚の研
磨ピースがシートベースに対し隣合う研磨ピース相互を
部分的に重合させた状態で配置されているので、複数の
研磨ピースによる研磨可能な厚さが増加することによ
り、研磨シートの研磨寿命を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す研磨ディスクの正面図であ
る。
【図2】研磨ディスクの背面図である。
【図3】研磨ディスクの一部破断側面図である。
【図4】研磨ディスクの部分正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】バックパッドの斜視図である。
【図7】バックパッドの正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】サンダーの斜視図である。
【図10】研磨時間と仕上面粗度との関係を示す特性線
図である。
【図11】実施の形態2を示す研磨ディスクの正面図で
ある。
【図12】実施の形態3を示す研磨ディスクの正面図で
ある。
【図13】実施の形態4を示す研磨ディスクの正面図で
ある。
【符号の説明】
1 研磨ディスク(研磨シート) 10 シートベース 15,15A,16,17,18 研磨ピース 2 バックパッド 3 ディスクサンダー(サンダー)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベースと複数の研磨ピースとを備
    え、 前記シートベースに、隣合う研磨ピース相互を部分的に
    重合させた状態で配置されていることを特徴する研磨シ
    ート。
  2. 【請求項2】 シートベースはほぼ円形状に形成され、
    複数枚の研磨ピースはシートベースの周方向に沿って配
    置されていることを特徴する請求項1記載の研磨シー
    ト。
  3. 【請求項3】 研磨ピースは、移動方向前側部分がシー
    トベースに接着されていることを特徴する請求項1又は
    2記載の研磨シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載された研
    磨シートを備えていることを特徴する研磨シート用バッ
    クパッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載された研
    磨シートを備えていることを特徴とするサンダー。
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Citations (3)

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