JPH0631639A - 研磨ホイール - Google Patents
研磨ホイールInfo
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- JPH0631639A JPH0631639A JP19032092A JP19032092A JPH0631639A JP H0631639 A JPH0631639 A JP H0631639A JP 19032092 A JP19032092 A JP 19032092A JP 19032092 A JP19032092 A JP 19032092A JP H0631639 A JPH0631639 A JP H0631639A
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Abstract
かも細かくて美麗な研磨加工を行うことができる研磨ホ
イールを提供する。 【構成】 円形のホイール基板と、上記ホイール基板上
に帯状で硬質繊維布製の研磨布を渦巻き状に重合巻回し
て植立固定され、かつ、側端面に、砥粒が付着可能な研
磨面を形成した環状の研磨体とから構成し、研磨体の研
磨面を、回転する固形砥材に圧接させて、上記研磨面に
砥粒を付着させる。上記研磨体は、硬繊維質の研磨布で
構成されているので、耐摩耗性に優れていると共に、美
麗な研磨加工を行うことができる。しかも研磨体の研磨
布の繊維間には空間があり、研磨動作中はこの空間を伝
って空気が流れるため、放熱効果が良好であり、焼付け
等の心配がない。
Description
研磨面の研磨に使用される研磨ホイールに関するもの
で、詳しくは、帯状の研磨布を渦巻き状に重合巻回して
ホイール基板上に植立固定した研磨ホイールに関するも
のである。
使用される研磨ホイールには、例えば、本出願人が提案
した特公昭62-29183号公報に記載されているようなもの
があり、これを図7乃至図9に示す。図7乃至図9に示
す研磨ホイール(1)は、中心部に取付穴(2)を有す
る円形のホイール基板(3)と、紙製の基材にガラス粉
末等の砥粒を付着させた長尺な帯状の研磨布紙(4)と
から構成されている。上記研磨布紙(4)は、先端を斜
に裁断して鋭角尖端部(5)を形成したもので、上記ホ
イール基板(3)上に、研磨面(6)を外に向けて渦巻
き状に巻回して植立固定し、各巻回部(4a)(4b)
(4c)(4d)(4e)(4f)間に連続する隙間
(7)を形成してある。
の被研磨面を研磨する場合は、研磨ホイール(1)を取
付穴(2)を利用してハンドグラインダや研磨機等に取
付ける。そして、図9に示すように、研磨ホイール
(1)の研磨布紙(4)の側端縁(8)を、例えば、平
坦な被研磨面(9)に押し当て、かつ、上記研磨ホイー
ル(1)を回転させながら被研磨面(9)上を前後左右
にスライドさせて被研磨面(9)を研磨する。
脂、プラスチック製のホイール基板(3)上に麻布を接
着固定したものはなかった。
(1)は、基材がテープ状の紙製で構成されているた
め、金属や樹脂の被研磨面(9)を研磨すると、基材の
磨耗が激しく、頻繁に研磨ホイール(1)を交換する必
要があり、不経済であると共に、交換作業に時間がかか
って、作業性が悪いという問題があった。しかも研磨ホ
イール(1)の研磨面(6)は被研磨面(9)に対して
略垂直状態となるため、研磨効率が悪かった。
ので、長寿命で、かつ、研磨効率が良好であり、しかも
細かくて美麗な研磨加工を行うことができる研磨ホイー
ルを提供することを目的としている。
成するため、円形のホイール基板と、上記ホイール基板
上に、硬繊維質の帯状の研磨布を渦巻き状に重合巻回し
て植立固定され、かつ、側端面に、砥粒が付着可能な研
磨面を形成した環状の研磨体とからなるものである。
基布のみで構成したもの、あるいは麻布からなる研磨基
布と綿布からなる保護布とを重合させたものを使用する
ことができる。さらに、上記保護布と基布とを交互に積
層し、保護布間に研磨基布を介在させた少なくとも1層
の研磨層を形成した研磨布を使用してもよい。
脂等の被研磨面を研磨する場合は、研磨体の研磨面を、
例えば、軸回り方向に回転する固形砥材に圧接させて、
上記研磨面に砥粒を付着させた後、研磨体の研磨面を、
回転させながら上記被研磨面に押し当てる。上記研磨体
は、硬繊維質の研磨布で構成されているので、耐摩耗性
に優れており、しかも研磨布の繊維間には空間があり、
研磨動作中はこの空間を伝って空気が流れるため、放熱
効果が良好である。
1乃至図4を参照しながら説明すると次の通りである。
本実施例に係る研磨ホイール(11)は、中心部に取付
穴(12)を有する円形のホイール基板(13)と、ホ
イール基板(13)の環状の取付面(14)に取付布
(15)を介して接着固定した環状の研磨体(16)と
で構成されている。上記研磨体(16)は、硬繊維質の
帯状の研磨布(17)を渦巻き状に重合巻回して、ホイ
ール基板(13)に植立固定し、その側端面に、砥粒が
付着可能な研磨面(18)を形成したものである。
すように、綿布からなる保護布(20a)(20b)
(20c)間に、肉厚で、かつ、目の粗い麻布からなる
研磨基布(21a)(21b)を夫々介在させて、研磨
基布(21a)(21b)と保護布(20a)(20
b)(20c)とをミシン糸で一体に縫製し、2層の研
磨層(22a)(22b)を形成したもので、上記研磨
面(18)を、研磨基布(21a)(21b)の裁断さ
れた繊維端面で形成すると共に、研磨布(17)の先端
を斜に裁断して形成した鋭角尖端部(23)を最外側の
巻回部に縫着する。
属や樹脂の被研磨面(18)を研磨する場合は、研磨ホ
イール(11)を、その取付穴(12)を利用してハン
ドグラインダ等に取付け、研磨体(16)の研磨面(1
8)を、例えば、固形砥材の表面に圧接させた状態で、
固形砥材を回転させて、上記研磨面(18)に砥粒を付
着させる。しかる後、研磨ホイール(11)の研磨面
(18)を、例えば、金属や樹脂等の曲面、あるいは平
坦面の被研磨面(9)に押し当て、かつ、研磨ホイール
(11)を回転させながら被研磨面(9)上を前後左右
にスライドさせて被研磨面(9)を研磨する。研磨体
(16)の研磨面(18)上の砥粒がなくなると、上記
と同じ要領で、研磨体(16)の研磨面(18)に砥粒
を付着させる。
6)は、帯状の研磨布(17)を渦巻き状に重合巻回し
てあるので、上記研磨ホイール(11)により被研磨面
(9)を研磨すると、研磨体(16)は、研磨ホイール
(11)の回転軸を中心として、渦巻き状の最小半径と
最大半径の円で囲まれる環状の研磨面(18)の全面が
研磨作用面となって作用するので、従来の研磨布紙を採
用した研磨ホイール(11)に比べて研磨効果が数段優
れている。しかも、研磨体(16)の研磨布(17)
は、その研磨基布(21a)(21b)に硬繊維質の麻
布を使用しているので、耐摩耗性が良好であり、研磨体
の長寿命化を図ることができる。
(16)の渦巻きは、研磨ホイール(11)の回転方向
と逆方向の外に拡がる形状であるため、研磨ホイール
(11)の回転により、空気が研磨布(17)の巻回部
間に流入し、研磨布(17)の繊維間に含有した空気が
外に流出していく。この空気の流出で研磨体(16)は
内部まで十分に冷却され、焼付けの心配がなく、研磨体
(16)の長期使用が可能となる。
(16)の研磨面(18)を圧接させて研磨面(18)
に付着させる代りに、予め研磨基布(21a)(21
b)に含有させておいてもよい。
布は、上記の研磨布(17)以外に、例えば、1枚の麻
布からなる研磨基布のみで構成してもよいし、あるい
は、1枚の研磨基布と1枚の保護布とを重合させてミシ
ン糸で一体に縫製したものでもよい。さらに、2枚の保
護布間に、1枚の研磨基布を介在させて重合させ、か
つ、ミシン糸で一体に縫製して、1層の研磨層のみを形
成した研磨布を使用してもよい。
(31)は、図4に示すように、ホイール基板(13)
に、無端状とした研磨布(17)を花びら状に配置して
植立固定し、その側端縁面に、砥粒が付着可能な研磨面
(32)を形成したものである。したがって、上記研磨
ホイール(31)により被研磨面(9)を研磨すると、
研磨布(17)は、研磨ホイール(31)の回転軸を中
心として、花びら状の内側最小半径と外側最大半径の円
で囲まれる部分全面が研磨作用面となって作用する。
は、図5(a)に示すように、上記研磨布(17)と同
一構造の多数の研磨片(41)を形成し、この研磨片
(41)を研磨ホイール(13)上に放射状に配置して
接着固定し、図5(b)に示すように、各研磨片(4
1)を直立保持したり、あるいは図5(C)に示すよう
に、各研磨片(41)を所定角度傾斜させて傾斜保持し
たものである。
は、図6に示すように、上記研磨布(17)と同一構造
の多数の研磨片(45)を形成し、この研磨片(45)
をU字状に折畳み、そのU端部(46)をホイール基板
(13)の外周縁部に位置させてホイール基板(13)
上に放射状に、かつ、直立姿勢に配置して接着固定した
ものである。
磨布を採用したので、耐摩耗性に優れており、研磨布の
長寿命化を図ることができる。したがって、研磨作業時
に、研磨ホイールを頻繁に交換する必要がなく、極めて
経済的であると共に、作業性の向上を図ることができ
る。しかも研磨ホイールの研磨面は、金属や樹脂等の被
研磨面と対面し、かつ、面積が大幅に広くなったので、
被研磨面の研磨効率が極めて良好であり、細かくて美麗
な研磨加工が可能となる。
面図。
面図。
ので、(a)は底面図、(b)は研磨片を直立させた状
態を示す部分正面図、(c)は研磨片を傾斜させた状態
を示す部分正面図。
面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 円形のホイール基板と、上記ホイール基
板上に、硬繊維質の帯状の研磨布を渦巻き状に重合巻回
して植立固定され、かつ、側端面に、砥粒が付着可能な
研磨面を形成した環状の研磨体とからなる研磨ホイー
ル。 - 【請求項2】 上記研磨布が、麻布であることを特徴と
する請求項1記載の研磨ホイール。 - 【請求項3】 上記研磨布が、綿布からなる保護布と麻
布からなる研磨基布とを重合させたものであることを特
徴とする請求項1記載の研磨ホイール。 - 【請求項4】 上記研磨布が、綿布からなる保護布と麻
布からなる研磨基布とを交互に積層して、保護布間に研
磨基布を介在させた少なくとも1層の研磨層を形成した
ものであることを特徴とする請求項1記載の研磨ホイー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190320A JPH0716891B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 研磨ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190320A JPH0716891B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 研磨ホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631639A true JPH0631639A (ja) | 1994-02-08 |
JPH0716891B2 JPH0716891B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16256215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4190320A Expired - Fee Related JPH0716891B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 研磨ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716891B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011093018A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研磨ホイール |
CN103551977A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-02-05 | 谢泽 | 一种含纤维绳和发泡剂的抛光轮的制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103586789A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-02-19 | 谢泽 | 一种含纤维绳的抛光轮的制备方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4326238Y1 (ja) * | 1965-04-22 | 1968-11-01 | ||
JPS58160018U (ja) * | 1982-04-18 | 1983-10-25 | 斉藤 幸二 | 歯科用バフ |
JPS6036157U (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-12 | 三共理化学株式会社 | 研磨盤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036157B2 (ja) * | 1978-05-10 | 1985-08-19 | 日本放送協会 | 高品位テレビジヨン信号送受信方式 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4190320A patent/JPH0716891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS4326238Y1 (ja) * | 1965-04-22 | 1968-11-01 | ||
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JPH0716891B2 (ja) | 1995-03-01 |
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