JP2001276701A - 電子写真感光体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の製造装置及び製造方法

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JP2001276701A
JP2001276701A JP2000371812A JP2000371812A JP2001276701A JP 2001276701 A JP2001276701 A JP 2001276701A JP 2000371812 A JP2000371812 A JP 2000371812A JP 2000371812 A JP2000371812 A JP 2000371812A JP 2001276701 A JP2001276701 A JP 2001276701A
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peripheral surface
coated
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状になった被塗布体の外周面に塗液が効率
よく均一に塗布されるようにすると共に、塗液の塗布時
に被塗布体の外周面に先に形成されていた層が溶出する
ということがなく、優れた特性を有する電子写真感光体
を効率よく安定して製造できるようにする。 【解決手段】 筒状になった被塗布体10の外周面に塗液
2を塗布する電子写真感光体の製造装置において、被塗
布体を通過させる案内部の外周側に、案内部の上端を超
えて流出する塗液を被塗布体の外周面に塗布する塗液供
給部13を設けると共に、塗液供給部の外周側に隔壁14を
超えて流出する塗液を回収する塗液回収部15を設け、さ
らに塗液供給部と塗液回収部とを連通させる開閉可能な
連通部16とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タ等の電子写真装置に使用する電子写真感光体の製造装
置及び製造方法に係り、筒状になった被塗布体の外周面
に塗液を塗布する電子写真感光体の製造装置及び製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンタ等の電子写
真装置においては電子写真感光体が使用されており、こ
のような電子写真感光体を製造するにあたって、従来に
おいては、一般に筒状になった被塗布体の外周面に感光
層用の塗液等の各種の塗液を塗布するようにしていた。
【0003】ここで、このように被塗布体の外周面に感
光層用の塗液等の各種の塗液を塗布するにあたっては、
従来より様々な方法が用いられており、一般には図1
(A),(B)に示すような浸漬塗布装置を使用するよ
うにしていた。
【0004】ここで、図1(A),(B)に示す浸漬塗
布装置においては、タンク1内に収容された塗液2を供
給パイプ4を通してポンプ3によりフィルタ5に導き、
このフィルタ5によって塗液2中の異物を除去した後、
この塗液2を供給パイプ4を通して浸漬槽6内に供給す
るようにしていた。
【0005】そして、このように浸漬槽6内に供給され
た塗液2中に筒状になった被塗布体10を所定深さまで
浸漬させ、この浸漬槽6から溢れ出る塗液2を塗液回収
部7において回収し、このように回収されたて塗液2を
戻しパイプ8を通して上記のタンク1に戻すようにする
と共に、上記のように塗液2中に浸漬させた被塗布体1
0を所定の速度で引き上げて、被塗布体10の外周面に
塗液2を所定の厚みになるようにして塗布していた。
【0006】ここで、このように被塗布体10を浸漬槽
6における塗液2中に浸漬させて、被塗布体10の外周
面に塗液2を塗布する場合、この被塗布体10の内周面
に塗液2が付着するのを抑制するためには、被塗布体1
0の上端を密閉させた状態で被塗布体10を塗液2中に
浸漬させることが必要になり、その操作が面倒であっ
た。
【0007】また、被塗布体10を塗液2中に浸漬させ
る速度を速めると、塗液2中に空気が入り込んで気泡と
なり、この気泡が被塗布体10の外周面に付着して塗布
むら等が生じるため、被塗布体10を塗液2中に浸漬さ
せる速度を速めることができず、生産性が悪いという問
題もあった。
【0008】さらに、近年においては、電子写真感光体
における各種の性能を向上させるため、被塗布体10の
外周面に第1電荷輸送層と各種の添加剤を添加させた第
2電荷輸送層を形成することが行われている。
【0009】ここで、このように被塗布体10の外周面
に第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とを形成するにあた
り、上記のようにして被塗布体10の外周面に第1電荷
輸送層を形成した後、第1電荷輸送層が形成された被塗
布体10を上記のように第2電荷輸送層用の塗液2中に
浸漬させて引き上げるようにして、この第1電荷輸送層
の上に第2電荷輸送層用の塗液2を塗布する場合、この
ように浸漬させて引き上げている間に、先に形成された
第1電荷輸送層の一部が第2電荷輸送層用の塗液2によ
り溶解されて流れ出し、安定した特性を有する電子写真
感光体が得られなくなるという問題があった。
【0010】また、近年においては、被塗布体の外周面
に塗液を塗布するにあたり、被塗布体の外周面に塗液を
噴霧させて塗布するスプレー塗布法や、特開平10−1
04855号公報等に示されるように、被塗布体を通過
させる案内部の周囲から塗液を被塗布体に供給して、被
塗布体の外周面に塗液を塗布するリング塗布法が提案さ
れている。
【0011】しかし、上記のスプレー塗布法のように被
塗布体の外周面に塗液を噴霧させて塗布する場合、塗液
のロスが多くなると共に、被塗布体の外周面に塗布され
た塗液中に気泡が入り込みやすく、また塗液を被塗布体
の外周面に均一に塗布することが困難になる等の問題が
あった。
【0012】また、上記のリング塗布法のように被塗布
体を通過させる案内部の周囲から塗液を供給して、被塗
布体の外周面に塗液を塗布するようにした場合、案内部
内に被塗布体が存在しないと、塗液がこぼれ落ちてしま
うという問題があった。このため、上記のリング塗布法
においては案内部に被塗布体を連続して導くようにして
いたが、この場合、被塗布体と被塗布体とを正確に位置
合わせして案内部内に導かないと、各被塗布体の外周面
に塗布する塗液の状態に差が生じて、一定した特性の電
子写真感光体が得られなくなるという問題があった。
【0013】また、上記のスプレー塗布法やリング塗布
法の場合、被塗布体の外周面全体に塗液が塗布されてし
まい、被塗布体の外周面全体に感光層等が形成されるよ
うになる。
【0014】しかし、このようにして製造した電子写真
感光体の両端部にコロを当接させて、電子写真感光体と
現像ローラとの間隔を調整するようにした場合、電子写
真感光体の両端部に形成された層が次第に摩耗して電子
写真感光体と現像ローラとの間隔が変動するのを防止す
るため、電子写真感光体の両端部における層を剥離させ
なければならないという面倒もあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、筒状にな
った被塗布体の外周面に塗液を塗布して電子写真感光体
を製造する場合における上記のような様々な問題を解決
することを課題とするものである。
【0016】すなわち、この発明においては、筒状にな
った被塗布体の外周面に塗液を均一に効率よく塗布でき
るようにすると共に、塗液の塗布時に被塗布体の外周面
に先に形成されていた層が溶出するということがなく、
一定した特性の電子写真感光体が安定して得られるよう
にすることを課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、筒状になった被塗布体
の外周面に塗液を塗布する電子写真感光体の製造装置に
おいて、上記の被塗布体を通過させる案内部と、この案
内部の外周側に設けられ、この案内部の上端を超えて流
出する塗液を被塗布体の外周面に塗布させる塗液供給部
と、この塗液供給部に塗液を供給する塗液供給装置と、
上記の塗液供給部の外周側に隔壁を介して設けられ、こ
の隔壁を超えて塗液供給部から流出する塗液を回収する
塗液回収部と、上記の塗液供給部と塗液回収部とを連通
させる開閉可能な連通部とを設けるようにしたのであ
る。
【0018】そして、このような電子写真感光体の製造
装置を用いて、被塗布体の外周面に塗液を塗布するにあ
たっては、筒状になった被塗布体を案内部を通過させる
際に、上記の塗液供給装置から塗液を塗液供給部に供給
すると共に、塗液供給部と塗液回収部とを連通する連通
部を閉塞させて、案内部の外周側に設けられた塗液供給
部から案内部の上端を超えて塗液を流出させ、このよう
に流出する塗液を被塗布体の外周面に塗布させる一方、
塗液供給部の外周側において上記の隔壁を超えて流出す
る過剰の塗液を塗液回収部において回収させるようにす
る。
【0019】一方、被塗布体の外周面に塗液を塗布しな
い場合には、上記の連通部を開口させて塗液供給部と塗
液回収部とを連通させるようにする。このように連通部
を開口させると、塗液供給装置から塗液を塗液供給部に
供給しても、塗液供給部における塗液が連通部を通して
塗液回収部に導かれるようになり、塗液が案内部の上端
を超えて流出するということがなく、従来のリング塗布
法のように塗液がこぼれるということがない。
【0020】また、この発明においては、上記のように
筒状になった被塗布体を案内部を通過させる際に、この
案内部の周囲における塗液供給部から案内部の上端を超
えて流出した塗液を被塗布体の外周面に塗布するように
しているため、被塗布体の内周面に塗液が付着するとい
うことがなく、従来の浸漬塗布装置を用いて被塗布体の
外周面に塗液を塗布する場合のように、被塗布体の上端
を密閉させた状態にする必要がない。
【0021】また、この発明においては、従来のように
塗液中に被塗布体を浸漬させる速度を速くした場合や、
被塗布体の外周面に塗液を噴霧させる場合のように、被
塗布体に塗布される塗液中に空気が入り込んで塗布むら
等が生じるということがなく、案内部を通過させる被塗
布体の速度や塗液の粘度を適切に調整することにより、
塗液が被塗布体の外周面に均一に塗布されるようにな
り、安定した特性の電子写真感光体を簡単に製造できる
ようになる。
【0022】また、この発明においては、案内部を通過
させる際に被塗布体の外周面に塗液を塗布するため、塗
液を塗布する時間が短くすることができ、電子写真感光
体の生産性が向上すると共に、被塗布体の外周面に第1
電荷輸送層を形成した後、この第1電荷輸送層の上に第
2電荷輸送層用の塗液を塗布する場合においても、第1
電荷輸送層が第2電荷輸送層用の塗液によって溶解する
のが抑制され、被塗布体の外周面に第1電荷輸送層と第
2電荷輸送層とがうまく形成されて、特性のよい電子写
真感光体を簡単に製造できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
電子写真感光体の製造装置及び製造方法を添付図面に基
づいて具体的に説明する。
【0024】(実施形態1)実施形態1における電子写
真感光体の製造装置においては、図2(A),(B)に
示すように、筒状になった被塗布体10を通過させる案
内部11を被塗布体10の径よりも若干径が大きい筒状
に形成し、この案内部11の外周側に塗液供給部13を
設け、さらにこの塗液供給部13の外周側に上記の案内
部11の上端より高くなった隔壁14を介して塗液回収
部15を設けている。
【0025】また、上記の塗液供給部13と塗液回収部
15とを連通させる開閉可能な連通部16として、塗液
供給部13と塗液回収部15との間における隔壁14に
連通口16aを設けると共に、この連通口16aの開閉
を行う蓋板16bを設けている。
【0026】そして、上記の塗液供給部13に塗液2を
供給するにあたっては、タンク1内に収容された塗液2
を供給パイプ4を通してポンプ3によりフィルタ5に導
き、このフィルタ5によって塗液2中の異物を除去した
後、この塗液2を供給パイプ4を通して供給口9から塗
液供給部13に供給するようにしている。また、上記の
塗液回収部15における塗液2を回収するにあたって
は、塗液回収部15における塗液2を戻しパイプ8を通
してタンク1に戻すようにしている。
【0027】ここで、この実施形態1における電子写真
感光体の製造装置において、上記の被塗布体10の外周
面に塗液2を塗布する前においては、図2(A)に示す
ように、隔壁14に設けた上記の連通口16aを開口さ
せて、塗液供給部13と塗液回収部15とを連通させ、
この状態で、上記のようにタンク1内に収容された塗液
2を供給パイプ4を通して供給口9から塗液供給部13
に供給すると共に、このように塗液供給部13に供給さ
れた塗液2を上記の連通口16aを通して塗液回収部1
5に導き、この塗液2を塗液回収部15から戻しパイプ
8を通してタンク1に戻すようにする。
【0028】そして、被塗布体10の外周面に塗液2を
塗布するにあたっては、被塗布体10を案内部11の上
方から下降させて案内部11内に導き、この被塗布体1
0を塗液2を塗布し始める位置にセットした後、上記の
蓋板16bによって塗液供給部13と塗液回収部15と
を連通する連通口16aを閉塞させるようにする。
【0029】ここで、このように連通口16aを閉塞さ
せると、上記のようにタンク1内からポンプ3により供
給パイプ4を通して供給口9から供給された塗液2が塗
液供給部13に蓄積されて、塗液供給部13における塗
液2の液面が次第に上昇して、塗液供給部13における
塗液2が上記の案内部11の上端を越えて流出し、この
ように流出した塗液2が被塗布体10の外周面に供給さ
れるようになる。
【0030】そして、このように塗液供給部13におけ
る塗液2が案内部11の上端を越えて被塗布体10の外
周面に供給されるのと同期させて、図2(B)に示すよ
うに、被塗布体10を所定の速度で上昇させ、このよう
に上昇する被塗布体10の外周面に上記のように案内部
11の上端を越えて流出した塗液2を塗布させるように
する。
【0031】ここで、塗液供給部13に供給される塗液
2の量が多い場合、過剰の塗液2は上記の隔壁14を越
えて塗液回収部15に導かれ、このように塗液回収部1
5に導かれた塗液2は上記のように戻しパイプ8を通し
てタンク1に戻されるようになる。
【0032】また、上記のようにして被塗布体10の外
周面に塗液2を塗布し終える時点においては、上記の連
通口16aを閉塞している蓋板16bを戻して連通口1
6aを開口させるようにする。
【0033】このように連通口16aを開口させると、
塗液供給部13における塗液2がこの連通口16aを通
して塗液回収部15に導かれ、このように塗液回収部1
5に導かれた塗液2は上記のように戻しパイプ8を通し
てタンク1に戻されるようになり、塗液供給部13にお
ける塗液2が案内部11の上端を越えてこぼれるのが防
止される。
【0034】ここで、上記のように被塗布体10を案内
部11の上方から下降させて案内部11内に導き、塗液
2を塗布し始める位置に被塗布体10をセットしたり、
この被塗布体10を上昇させて塗液2を塗布するにあた
っては、図3(A)に示すように、被塗布体10の内周
側に保持部材20を差し込んで、この保持部材20によ
り被塗布体10を保持させて上下方向に移動させるよう
にしたり、図3(B)に示すように、被塗布体10を受
け台21上にセットし、この受け台21と一緒に被塗布
体10を上下方向に移動させるようにしたり、上記の保
持部材20と受け台21との両方によって被塗布体10
を上下方向に移動させるようにする等の方法を用いるこ
とができる。
【0035】また、この実施形態1における電子写真感
光体の製造装置においては、筒状になった被塗布体10
を通過させる案内部11として、被塗布体10の径より
も若干径が大きい筒状に形成したものを用いるようにし
たが、図4(A),(B)に示すように、案内部11と
して、被塗布体10の径よりも若干径が大きくなった有
底の筒状に形成されたものを用いることもできる。ここ
で、このように案内部11が有底の筒状に形成されたも
のを用いると、図4(B)に示すように、塗液供給部1
3から案内部11の上端を越えて塗液2を被塗布体10
の外周面に供給させる場合に、この塗液2が被塗布体1
0と案内部11との間を通して流れ落ちたりとしても、
塗液2がこの案内部11の底に溜り、外部にこぼれて汚
れたりするのが防止される。
【0036】また、この実施形態1における電子写真感
光体の製造装置においては、塗液供給部13と塗液回収
部15とを連通させる開閉可能な連通部16として、塗
液供給部13と塗液回収部15との間における隔壁14
に連通口16aを設けると共に、この連通口16aの開
閉を行う蓋板16bを設けるようにしたが、図5
(A),(B)に示すように、塗液供給部13と塗液回
収部15とを連通させるようにして連通管16cを設け
ると共に、この連通管16cにバルブ16dを設け、こ
のバルブ16dによって連通管16cを開閉させるよう
にすることも可能である。
【0037】また、この実施形態1における電子写真感
光体の製造装置においては、タンク1内から塗液2をポ
ンプ3により供給パイプ4を通して塗液供給部13に供
給するにあたり、1つの供給口9からして塗液供給部1
3に塗液2を供給するようにしただけであるが、図6に
示すように、複数の供給口9を通して塗液2を塗液供給
部13に導くと共に、各供給口9から塗液2を塗液供給
部13の周方向に向けて供給し、塗液2を塗液供給部1
3内において旋回させることも可能である。なお、この
ように塗液2を塗液供給部13内において旋回させる
と、塗液2が適切に混合されて、塗液2が均一になった
状態で被塗布体10の外周面に塗布されるようになる。
【0038】(実施形態2)実施形態2における電子写
真感光体の製造装置においては、図7(A),(B)に
示すように、筒状になった被塗布体10を通過させる案
内部11を被塗布体10の径よりも若干径が大きい筒状
に形成すると共に、この案内部11の上端から内周側に
向けて、この案内部11を通過する被塗布体10の外周
面に接触するように塗布部材12を設ける一方、この案
内部11の外周側に塗液供給部13を設け、さらにこの
塗液供給部13の外周側に上記の塗布部材12の上端よ
り高くなった隔壁14を介して塗液回収部15を設ける
ようにし、それ以外は、上記の実施形態1の場合と同様
に構成している。
【0039】そして、この実施形態2における電子写真
感光体の製造装置においても、被塗布体10の外周面に
塗液2を塗布する前は、図7(A)に示すように、隔壁
14に設けた上記の連通口16aを開口させて、塗液供
給部13と塗液回収部15とを連通させ、この状態で、
上記のようにタンク1内に収容された塗液2を供給パイ
プ4を通して供給口9から塗液供給部13に供給すると
共に、このように塗液供給部13に供給された塗液2を
上記の連通口16aを通して塗液回収部15に導き、こ
の塗液2を塗液回収部15から戻しパイプ8を通してタ
ンク1に戻すようにする。
【0040】また、被塗布体10の外周面に塗液2を塗
布するにあたっては、被塗布体10を案内部11の上方
から下降させて案内部11内に導き、この被塗布体10
を塗液2を塗布し始める位置に被塗布体10をセットし
た後、上記の蓋板16bにより塗液供給部13と塗液回
収部15とを連通する連通口16aを閉塞させるように
する。
【0041】ここで、このように連通口16aを閉塞さ
せると、上記のようにタンク1内からポンプ3により供
給パイプ4を通して供給口9から供給された塗液2が塗
液供給部13に蓄積されて、塗液供給部13における塗
液2の液面が次第に上昇し、塗液供給部13における塗
液2が案内部11の上端から内周側に向けて延出された
塗布部材12の上端に達し、この塗布部材12により塗
液2が被塗布体10の外周面に供給されるようになる。
【0042】そして、このように塗液供給部13におけ
る塗液2が塗布部材12によって被塗布体10の外周面
に供給されるのと同期させて、図7(B)に示すよう
に、被塗布体10を所定の速度で上昇させ、このように
上昇する被塗布体10の外周面に上記のように塗布部材
12により塗液2を塗布させるようにする。なお、この
実施形態2における電子写真感光体の製造装置において
も、塗液供給部13に供給される塗液2の量が多くなる
と、過剰の塗液2は上記の隔壁14を越えて塗液回収部
15に導かれ、このように塗液回収部15に導かれた塗
液2は上記のように戻しパイプ8を通してタンク1に戻
されるようになる。
【0043】そして、この実施形態2における電子写真
感光体の製造装置のように、案内部11を通過する被塗
布体10の外周面に接触するように設けた塗布部材12
によって塗液2を被塗布体10の外周面に塗布すると、
塗液2が被塗布体10の外周面に均一に塗布されるよう
になると共に、粘度の低い塗液2を塗布する場合におい
ても、塗液2が被塗布体10と案内部11との間を通し
て流れ落ちるのが防止される。
【0044】ここで、上記の塗布部材12としては、被
塗布体10の外周面や、外周面に設けられた各種の層を
傷つけないようにするため、樹脂製のものを用いること
が好ましく、特に、耐溶剤性,滑り性,耐摩耗性等に優
れたフッ素樹脂製のものを用いることが好ましい。そし
て、塗布部材12に用いるフッ素樹脂としては、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、
ポリクロロトリフルオロエチレン、クロロトリフルオロ
エチレン−エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオラ
イド、ポリビニルフルオライド等を用いることができ
る。
【0045】なお、上記の実施形態1,2における電子
写真感光体の製造装置においては、案内部11と塗液供
給部13と塗液回収部15とをそれぞれ1つ設け、1本
の被塗布体10の外周面に順々に塗液2を塗布するよう
にしただけであるが、図8及び図9に示すように、案内
部11と塗液供給部13とをそれぞれ複数設けると共に
各塗液供給部13の外周側における塗液回収部15を共
通で用いるようにし、各案内部11にそれぞれ被塗布体
10を導いて、複数本の被塗布体10の外周面に塗液2
をまとめて塗布させるようにすることも可能である。
【0046】ここで、上記の各実施形態における電子写
真感光体の製造装置において、被塗布体10の外周面に
塗布させる塗液2の種類は、電子写真感光体の製造に使
用する塗液であれば特に限定されず、単層型の感光層を
有する電子写真感光体を製造するのに使用する感光層用
の塗液、電荷発生層と電荷輸送層とが積層された積層型
の電子写真感光体を製造するのに使用する電荷発生層用
の塗液や電荷輸送層用の塗液、さらに第1電荷輸送層と
第2電荷輸送層とを設ける場合における第1電荷輸送層
用の塗液及び第2電荷輸送層用の塗液、これらの層の他
に電子写真感光体に設ける下引き層や中間層や表面層を
形成するのに用いる各種の塗液を塗布させるようにする
ことができる。
【0047】また、被塗布体10の外周面に塗布させる
塗液2の粘度についても特に限定されないが、塗液2の
粘度が低すぎると、被塗布体10の外周面に塗液2が供
給されにくくなる一方、塗液2の粘度が高くなり過ぎる
と、被塗布体10の外周面に塗布される塗液2の厚みを
適切に制御することが困難になるため、通常は0.1c
p〜500cpのものを、好ましくは1cp〜300c
pのものを用いるようにする。
【0048】ここで、上記の実施形態1に示すように、
被塗布体10の径よりも若干径が大きい筒状になった案
内部11を用い、案内部11の上端を越えて流出した塗
液2を被塗布体10の外周面に塗布する場合において、
案内部11と被塗布体10との隙間が大きくなったり、
塗液2の粘度が低くなったりすると、塗液2が被塗布体
10と案内部11との間を通して流れ落ちるおそれがあ
る。
【0049】このため、粘度が100cp以下になった
低粘度の塗液2を用いる場合には、上記の実施形態2に
示すように、案内部11を通過する被塗布体10の外周
面に接触するように塗布部材12を設け、この塗布部材
12によって塗液2を被塗布体10の外周面に塗布させ
るようにすることが好ましい。また、このように塗布部
材12を被塗布体10の外周面に接触させて、塗液2を
この被塗布体10の外周面に塗布させるにあたっては、
塗液2が被塗布体10の外周面に均一に塗布されるよう
にすると共に生産性を向上させるため、粘度か1〜50
cp以下、好ましくは2〜20cp以下になった低粘度
の塗液2を用いることが好ましい。
【0050】
【実施例】次に、導電性基体の外周面に電荷発生層と第
1電荷輸送層とが形成された被塗布体に第2電荷輸送層
用の塗液を塗布するにあたって、上記の実施形態に示す
ようにして第2電荷輸送層用の塗液を塗布するようにし
た実施例のものと、前記の図1(A),(B)に示す従
来のようにして第2電荷輸送層用の塗液を塗布するよう
にした比較例のものとを比較し、この発明の実施例に示
すようにして第2電荷輸送層用の塗液を塗布した場合に
優れている点を明らかにする。
【0051】ここで、以下の実施例及び比較例において
は、導電性基体の外周面に電荷発生層と第1電荷輸送層
とを形成するにあたり、導電性基体として、外径が80
mm、長さが350mmの円筒状になったアルミニウム
管を用いるようにした。
【0052】そして、この導電性基体の外周面に電荷発
生層を形成するにあたっては、テトラヒドロフラン10
0重量部に、ブチラール樹脂(積水化学工業社製:エス
レックBX−1)を1重量部、m型チタニルフタロシア
ニン(東洋インキ製造社製:am−TiOPC)を1重
量部の割合で加え、これをサンドミルにより5時間分散
させて電荷発生層用の塗液を調製した。
【0053】そして、このように調製した電荷発生層用
の塗液中に、上記の導電性基体を浸漬させて引き上げ、
この導電性基体の外周面に電荷発生層用の塗液を塗布
し、これを乾燥させて膜厚が0.2μmになった電荷発
生層を形成した。
【0054】また、このように電荷発生層が形成された
導電性基体の外周面に第1電荷輸送層を形成するにあた
っては、テトラヒドロフラン100重量部に、ポリカー
ボネート樹脂(帝人化成社製:パンライトK−130
0)を10重量部、下記の化1に示す電荷輸送材料を1
0重量部、レベリング剤(信越化学工業社製:KF5
0)を0.005重量部の割合で溶解させて第1電荷輸
送層用の塗液を調製した。
【0055】
【化1】
【0056】そして、上記のように電荷発生層が形成さ
れた導電性基体を、この第1電荷輸送層用の塗液中に浸
漬させて引き上げ、電荷発生層が形成された導電性基体
の外周面に第1電荷輸送層用の塗液を塗布し、これを乾
燥させて電荷発生層の上に膜厚が20μmになった第1
電荷輸送層を形成した。
【0057】(実施例1)実施例1においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
下記のように調製した第2電荷輸送層用の塗液を用いる
ようにした。
【0058】ここで、第2電荷輸送層用の塗液を調製す
るにあたっては、テトラヒドロフラン400重量部に対
して、ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製:パンライ
トK−1300)を10重量部、上記の化1に示す電荷
輸送材料を10重量部、レベリング剤(信越化学工業社
製:KF50)を0.005重量部の割合で溶解させた
溶液と、テトラヒドロフラン100重量部にフッ素微粒
子(ダイキン工業社製:ルブロンL−2)を10重量部
加え、これを超音波により30分間分散させたフッ素微
粒子の分散液とを用い、上記の溶液にこのフッ素微粒子
の分散液を加え、これを超音波により30分間分散させ
て、粘度が4cpになった第2電荷輸送層用の塗液を調
製した。
【0059】そして、この実施例においては、前記の図
7(A),(B)に示す実施形態2の装置を用い、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体の外
周面に塗布部材を接触させ、この導電性基体を10mm
/sの速度で上昇させると共に、上記の塗布部材によっ
て上記の第2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周面
に塗布し、その後、これを100℃で40分間乾燥させ
て、膜厚が2μmになった第2電荷輸送層を第1電荷輸
送層の上に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生層と
第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電子写
真感光体を得た。
【0060】(実施例2)実施例2においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
第2電荷輸送層用の塗液として、テトラヒドロフラン4
00重量部に、ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製:
パンライトK−1300)を10重量部、上記の化1に
示す電荷輸送材料を5重量部、レベリング剤(信越化学
工業社製:KF50)を0.005重量部の割合で溶解
させて、粘度が10cpになった第2電荷輸送層用の塗
液を用いるようにした。
【0061】そして、この実施例においても、前記の図
7(A),(B)に示す実施形態2の装置を用い、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体の外
周面に塗布部材を接触させ、この導電性基体を8mm/
sの速度で上昇させると共に、上記の塗布部材によって
上記の第2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周面に
塗布し、その後、これを100℃で40分間乾燥させ
て、膜厚が3μmになった第2電荷輸送層を第1電荷輸
送層の上に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生層と
第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電子写
真感光体を得た。
【0062】(実施例3)実施例3においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
第2電荷輸送層用の塗液として、テトラヒドロフラン4
00重量部に、Z型ポリカーボネート樹脂(帝人化成社
製:パンライトTS−2050)を10重量部、上記の
化1に示す電荷輸送材料を5重量部、レベリング剤(信
越化学工業社製:KF50)を0.005重量部の割合
で溶解させて、粘度が15cpになった第2電荷輸送層
用の塗液を用いるようにした。
【0063】そして、この実施例においても、前記の図
7(A),(B)に示す実施形態2の装置を用い、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体の外
周面に塗布部材を接触させ、この導電性基体を8mm/
sの速度で上昇させると共に、上記の塗布部材によって
上記の第2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周面に
塗布し、その後、これを100℃で40分間乾燥させ
て、膜厚が4μmになった第2電荷輸送層を第1電荷輸
送層の上に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生層と
第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電子写
真感光体を得た。
【0064】(実施例4)実施例4においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
第2電荷輸送層用の塗液として、テトラヒドロフラン4
00重量部に、ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製:
パンライトK−1300)を50重量部、上記の化1に
示す電荷輸送材料を5重量部、レベリング剤(信越化学
工業社製:KF50)を0.005重量部の割合で溶解
させて、粘度が120cpになった第2電荷輸送層用の
塗液を用いるようにした。
【0065】そして、この実施例においては、前記の図
2(A),(B)に示す実施形態1の装置を用い、上記
のように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導
電性基体を5mm/sの速度で上昇させると共に、案内
部の上端を越えて上記の第2電荷輸送層用の塗液を流出
させ、この第2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周
面に塗布し、その後、これを100℃で40分間乾燥さ
せて、膜厚が10μmになった第2電荷輸送層を第1電
荷輸送層の上に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生
層と第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電
子写真感光体を得た。
【0066】(実施例5)実施例5においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
第2電荷輸送層用の塗液として、テトラヒドロフラン4
00重量部に、Z型ポリカーボネート樹脂(帝人化成社
製:パンライトTS−2050)を50重量部、上記の
化1に示す電荷輸送材料を5重量部、レベリング剤(信
越化学工業社製:KF50)を0.005重量部の割合
で溶解させて、粘度が200cpになった第2電荷輸送
層用の塗液を用いるようにした。
【0067】そして、この実施例においては、前記の図
2(A),(B)に示す実施形態1の装置を用い、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体を3
mm/sの速度で上昇させると共に、案内部の上端を越
えて上記の第2電荷輸送層用の塗液を流出させ、この第
2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周面に塗布し、
その後、これを100℃で40分間乾燥させて、膜厚が
10μmになった第2電荷輸送層を第1電荷輸送層の上
に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生層と第1電荷
輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電子写真感光体
を得た。
【0068】(実施例6)実施例6においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
第2電荷輸送層用の塗液として、テトラヒドロフラン4
00重量部に、Z型ポリカーボネート樹脂(帝人化成社
製:パンライトTS−2050)を30重量部、上記の
化1に示す電荷輸送材料を5重量部、レベリング剤(信
越化学工業社製:KF50)を0.005重量部の割合
で溶解させて、粘度が80cpになった第2電荷輸送層
用の塗液を用いるようにした。
【0069】そして、この実施例においては、前記の図
2(A),(B)に示す実施形態1の装置を用い、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体を8
mm/sの速度で上昇させると共に、案内部の上端を越
えて上記の第2電荷輸送層用の塗液を流出させ、この第
2電荷輸送層用の塗液を導電性基体の外周面に塗布し、
その後、これを100℃で40分間乾燥させて、膜厚が
10μmになった第2電荷輸送層を第1電荷輸送層の上
に形成し、導電性基体の外周面に電荷発生層と第1電荷
輸送層と第2電荷輸送層とが積層された電子写真感光体
を得た。
【0070】(比較例1)比較例1においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
上記の実施例1の場合と同様にして調整した粘度が4c
pになった第2電荷輸送層用の塗液を用いるようにし
た。
【0071】そして、この比較例においては、前記の図
1(A),(B)に示すように、この第2電荷輸送層用
の塗液を浸漬槽内に収容させ、この浸漬槽中に上記の導
電性基体を浸漬させた後、この導電性基体を10mm/
sの速度で引き上げて、電荷発生層と第1電荷輸送層と
が形成された導電性基体の外周面にこの第2電荷輸送層
用の塗液を塗布し、その後、これを100℃で40分間
乾燥させて、膜厚が2μmになった第2電荷輸送層を第
1電荷輸送層の上に形成し、導電性基体の外周面に電荷
発生層と第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが積層され
た電子写真感光体を得た。
【0072】(比較例2)比較例2においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
上記の実施例2の場合と同様にして調整した粘度が10
cpになった第2電荷輸送層用の塗液を用いるようにし
た。
【0073】そして、この比較例においても、上記の比
較例1の場合と同様に、前記の図1(A),(B)に示
すように、この第2電荷輸送層用の塗液を浸漬槽内に収
容させ、この浸漬槽中に上記の導電性基体を浸漬させた
後、この導電性基体を8mm/sの速度で引き上げて、
電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体
の外周面にこの第2電荷輸送層用の塗液を塗布し、その
後、これを100℃で40分間乾燥させて、膜厚が3μ
mになった第2電荷輸送層を第1電荷輸送層の上に形成
し、導電性基体の外周面に電荷発生層と第1電荷輸送層
と第2電荷輸送層とが積層された電子写真感光体を得
た。
【0074】(比較例3)比較例3においては、上記の
ように電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電
性基体の外周面に第2電荷輸送層を形成するにあたり、
上記の実施例3の場合と同様にして調整した粘度が15
cpになった第2電荷輸送層用の塗液を用いるようにし
た。
【0075】そして、この比較例においても、上記の比
較例1の場合と同様に、前記の図1(A),(B)に示
すように、この第2電荷輸送層用の塗液を浸漬槽内に収
容させ、この浸漬槽中に上記の導電性基体を浸漬させた
後、この導電性基体を8mm/sの速度で引き上げて、
電荷発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体
の外周面にこの第2電荷輸送層用の塗液を塗布し、その
後、これを100℃で40分間乾燥させて、膜厚が4μ
mになった第2電荷輸送層を第1電荷輸送層の上に形成
し、導電性基体の外周面に電荷発生層と第1電荷輸送層
と第2電荷輸送層とが積層された電子写真感光体を得
た。
【0076】ここで、上記の実施例1〜6及び比較例1
〜3に示すようにして、第2電荷輸送層用の塗液を塗布
した場合における塗布状態を目視により評価すると共
に、実施例1〜6及び比較例1〜3に示すようにして製
造した各電子写真感光体を市販のデジタル複写機(ミノ
ルタ社製:Di30)に搭載してハーフトーンの画像を
形成し、得られたハーフトーン画像の画像評価を行い、
これらの結果を下記の表1に示した。
【0077】ここで、第2電荷輸送層用の塗液を塗布し
た場合における塗布状態の評価については、第1電荷輸
送層が溶解することなく第2電荷輸送層用の塗液が均一
に塗布された場合を○で、第2電荷輸送層用の塗液を塗
布する際に液だれが生じたが実用上問題がない場合を△
で、第2電荷輸送層用の塗液により第1電荷輸送層が溶
解して液だれが生じた場合を×で示した。
【0078】また、ハーフトーン画像の画像評価につい
ては、濃度ムラがなかった場合を○で、若干濃度ムラが
発生したが実用上問題がない場合を△で、第1電荷輸送
層が溶解して液だれしたことによる濃度ムラが発生して
いた場合を×で示した。
【0079】
【表1】
【0080】この結果から明らかなように、電荷発生層
と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体の外周面
に、上記の実施形態1,2に示すようにして、第2電荷
輸送層用の塗液を塗布して電子写真感光体を製造した場
合、前記の図1(A),(B)に示すようにして第2電
荷輸送層用の塗液を塗布して電子写真感光体を製造した
場合のように、第1電荷輸送層が溶解して液だれが生じ
るのが抑制されるようになり、またこの電子写真感光体
を用いてハーフトーンの画像形成を行った場合に濃度ム
ラの発生するのも抑制されるようになった。特に、電荷
発生層と第1電荷輸送層とが形成された導電性基体の外
周面に塗布部材を接触させて、第2電荷輸送層用の塗液
を塗布するようにした場合には、この第2電荷輸送層用
の塗液の粘度が低くても液だれが生じるということがな
く、第2電荷輸送層用の塗液が均一に塗布されて、均一
な第2電荷輸送層が形成され、より特性のよい電子写真
感光体が得られるようになった。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
電子写真感光体の製造装置及び製造方法においては、筒
状になった被塗布体の外周面に塗液を塗布するにあた
り、筒状になった被塗布体を案内部を通過させる際に、
塗液供給部から案内部の上端を超えて流出した塗液を被
塗布体の外周面に塗布するようにしたため、浸漬槽にお
ける塗液中に被塗布体を浸漬させた後、この被塗布体を
塗液中から引き上げて被塗布体の外周面に塗液を塗布す
る場合のように、被塗布体の内周面に塗液が付着するの
を防止するために、被塗布体の上端を密閉させた状態に
する必要がなく、また被塗布体の外周面に塗液を塗布す
る時間も短縮されて、電子写真感光体の生産性が向上し
た。特に、被塗布体の外周面に第1電荷輸送層を形成し
た後、この第1電荷輸送層の上に第2電荷輸送層用の塗
液を塗布する場合においては、第1電荷輸送層が第2電
荷輸送層用の塗液によって溶解されるのが防止され、被
塗布体の外周面に第1電荷輸送層と第2電荷輸送層とが
形成された特性のよい電子写真感光体を簡単に製造でき
るようになった。
【0082】また、上記のようにして被塗布体の外周面
に塗液を塗布する場合、被塗布体に塗布する塗液中に空
気が入り込んで塗布むら等が生じるということもなく、
案内部を通過させる被塗布体の速度を適切に調整するこ
とにより、塗液が被塗布体の外周面に均一に塗布され
て、安定した特性を有する電子写真感光体を簡単に製造
できるようになった。
【0083】また、この発明においては、塗液供給部の
周囲に隔壁を超えて流出する塗液を回収する塗液回収部
を設けると共に、塗液供給部と塗液回収部とを連通させ
る連通部を開閉可能に設けたため、塗液を塗布しない場
合には、この連通部を開口させて塗液供給部と塗液回収
部とを連通させることにより、塗液供給部における塗液
が連通部を通して塗液回収部に導かれるようになり、従
来のリング塗布法のように塗液を塗布しない場合に塗液
がこぼれるということがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】浸漬槽に供給された塗液中に被塗布体を浸漬さ
せて、被塗布体の外周面に塗液を塗布するようにした従
来の電子写真感光体の製造装置及び製造方法を示す概略
断面図である。
【図2】この発明の実施形態1に係る電子写真感光体の
製造装置及び製造方法において、案内部の上端から塗液
を流出させて被塗布体の外周面に塗布する状態を示した
概略断面図である。
【図3】上記の実施形態1に係る電子写真感光体の製造
装置及び製造方法において、被塗布体を上下方向に移動
させる方法の例を示した概略断面図である。
【図4】上記の実施形態1に係る電子写真感光体の製造
装置及び製造方法において、案内部を、被塗布体の径よ
りも若干径が大きい有底の筒状になった案内部に変更さ
せた変更例の概略断面図である。
【図5】上記の実施形態1に係る電子写真感光体の製造
装置及び製造方法において、塗液供給部と塗液回収部と
を連通させる開閉可能な連通部として、塗液供給部と塗
液回収部とを連通させる連通管にバルブを設けた変更例
の概略断面図である。
【図6】上記の実施形態1に係る電子写真感光体の製造
装置及び製造方法において、複数の供給パイプを通して
塗液を塗液供給部に導くと共に、各供給パイプから塗液
を塗液供給部の周方向に向けて供給して、塗液を塗液供
給部内において旋回させるようにした変更例の概略断面
図である。
【図7】この発明の実施形態2に係る電子写真感光体の
製造装置及び製造方法において、案内部の上端から延出
された塗布部材を被塗布体の外周面に接触させて、塗液
を被塗布体の外周面に塗布する状態を示した概略断面図
である。
【図8】この発明の実施形態に係る電子写真感光体の製
造装置及び製造方法において、案内部と塗液供給部とを
それぞれ複数設けて、複数本の被塗布体の外周面に塗液
をまとめて塗布させる例を示した概略断面図である。
【図9】この発明の実施形態に係る電子写真感光体の製
造装置及び製造方法において、案内部と塗液供給部とを
それぞれ複数設けて、複数本の被塗布体の外周面に塗液
をまとめて塗布させる例を示した概略平面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 塗液 3 ポンプ 4 供給パイプ 5 フィルタ 8 回収パイプ 9 供給口 10 被塗布体 11 案内部 12 塗布部材 13 塗液供給部 14 隔壁 15 塗液回収部 16 連通部 16a 連通口 16b 蓋板 16c 連通管 16d バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA54 EA16 EA20 4D075 AB04 AB14 AB36 AB41 AE03 CA22 CA48 CB07 DA15 DA20 DB07 DC18 DC21 DC24 EA07 EA45 EB16 EB19 EB35 4F040 AA07 AB06 AC01 BA47 CC09 CC10 CC18 4F042 AA10 CC07 CC15 CC22 DF34

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状になった被塗布体の外周面に塗液を
    塗布する電子写真感光体の製造装置において、上記の被
    塗布体を通過させる案内部と、この案内部の外周側に設
    けられ、この案内部の上端を超えて流出する塗液を被塗
    布体の外周面に塗布させる塗液供給部と、この塗液供給
    部に塗液を供給する塗液供給装置と、上記の塗液供給部
    の外周側に隔壁を介して設けられ、この隔壁を超えて塗
    液供給部から流出する塗液を回収する塗液回収部と、上
    記の塗液供給部と塗液回収部とを連通させる開閉可能な
    連通部とを設けたことを特徴とする電子写真感光体の製
    造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した電子写真感光体の製
    造装置において、上記の案内部と、この案内部を通過す
    る被塗布体の外周面との間に隙間が存在することを特徴
    とする電子写真感光体の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した電子写真感光体の製
    造装置において、上記の案内部を通過する被塗布体の外
    周面に接触するようにして、塗液を被塗布体の外周面に
    塗布させる塗布部材を設けたことを特徴とする電子写真
    感光体の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    した電子写真感光体の製造装置において、上記の被塗布
    体の外周面に塗液を塗布する場合に上記の連通部を閉塞
    させる一方、塗液を塗布しない場合に上記の連通部を開
    口させる開閉手段を設けたことを特徴とする電子写真感
    光体の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載
    した電子写真感光体の製造装置において、上記の隔壁の
    上端が上記の案内部の上端と同じ又は案内部の上端より
    高くなっていることを特徴とする電子写真感光体の製造
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載
    した電子写真感光体の製造装置において、上記の塗液供
    給装置から塗液供給部に塗液を供給する供給口が複数設
    けられていることを特徴とする電子写真感光体の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した電子写真感光体の製
    造装置において、上記の複数の供給口から塗液供給部の
    周方向に向けて塗液が供給されることを特徴とする電子
    写真感光体の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載
    した電子写真感光体の製造装置において、被塗布体を通
    過させる案内部を複数設けると共に、各案内部の外周側
    において、各案内部の上端を超えて流出する塗液を被塗
    布体の外周面に塗布させる塗液供給部を複数設けたこと
    を特徴とする電子写真感光体の製造装置。
  9. 【請求項9】 筒状になった被塗布体の外周面に塗液を
    塗布して電子写真感光体を製造するにあたり、上記の請
    求項1〜請求項8の何れか1項に記載した電子写真感光
    体の製造装置を用いて、被塗布体の外周面に塗液を塗布
    することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1電荷輸送層が形成された被塗布体
    の外周面に第2電荷輸送層が形成されてなる電子写真感
    光体を製造するにあたり、上記の請求項1〜請求項8の
    何れか1項に記載した電子写真感光体の製造装置を用い
    て、被塗布体の外周面に形成された第1電荷輸送層の上
    に第2電荷輸送層用の塗液を塗布することを特徴とする
    電子写真感光体の製造方法。
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