JP2001276688A - 管外面塗装装置 - Google Patents
管外面塗装装置Info
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B13/00—Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
- B05B13/02—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
- B05B13/0207—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the work being an elongated body, e.g. wire or pipe
- B05B13/0214—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the work being an elongated body, e.g. wire or pipe the liquid or other fluent material being applied to the whole periphery of the cross section of the elongated body
-
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- B05B13/0221—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts
- B05B13/0228—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts the movement of the objects being rotative
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- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B14/00—Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で余剰の塗料を容易に効率よく回
収して、再利用できる管外面塗装装置を提供することで
ある。 【解決手段】 水平に支持した鋳鉄管１を上方から覆う
カバー３を設け、カバー３と鋳鉄管１の外周面との間に
形成される密閉空間２の下方を覆い、塗装ガン４から噴
射される塗料を受ける樋状の受け部１２を、天井部９の
左右両側に垂下された側壁部１０の下端に、下方に回動
可能に取り付けることにより、余剰の塗料を受け部１２
に集め、塗装終了後に受け部１２を下方に回動させて集
めた塗料を回収し、再利用できるようにしたのである。
収して、再利用できる管外面塗装装置を提供することで
ある。 【解決手段】 水平に支持した鋳鉄管１を上方から覆う
カバー３を設け、カバー３と鋳鉄管１の外周面との間に
形成される密閉空間２の下方を覆い、塗装ガン４から噴
射される塗料を受ける樋状の受け部１２を、天井部９の
左右両側に垂下された側壁部１０の下端に、下方に回動
可能に取り付けることにより、余剰の塗料を受け部１２
に集め、塗装終了後に受け部１２を下方に回動させて集
めた塗料を回収し、再利用できるようにしたのである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、管体の外周面を
塗装するための管外面塗装装置に関する。
塗装するための管外面塗装装置に関する。
【０００２】
【従来技術】管体の外周面を塗装する管外面塗装装置と
しては、例えば、特公平７−４１１８２号公報に開示さ
れたものがある。この管外面塗装装置は、一対の管挿通
口を有する箱状の塗装室に、管挿通口を通して管体を挿
通することにより、管体の外周面を所定の長さにわたっ
て覆い、塗装室の内面と管体の外周面との間に形成され
る密閉空間内で管体の外周面に向けて塗料を噴射する塗
装ガンを塗装室内に設け、管体をその軸心のまわりに回
転させながら、その軸心方向に沿って移動させて塗装を
行うものである。この塗装装置では、管体に付着せず、
オーバースプレーとなって塗装室内に滞留する塗料のミ
ストと、その一部が管挿通口の管体との隙間から漏れ出
したものとを、ともに吸引して回収するようになってい
る。
しては、例えば、特公平７−４１１８２号公報に開示さ
れたものがある。この管外面塗装装置は、一対の管挿通
口を有する箱状の塗装室に、管挿通口を通して管体を挿
通することにより、管体の外周面を所定の長さにわたっ
て覆い、塗装室の内面と管体の外周面との間に形成され
る密閉空間内で管体の外周面に向けて塗料を噴射する塗
装ガンを塗装室内に設け、管体をその軸心のまわりに回
転させながら、その軸心方向に沿って移動させて塗装を
行うものである。この塗装装置では、管体に付着せず、
オーバースプレーとなって塗装室内に滞留する塗料のミ
ストと、その一部が管挿通口の管体との隙間から漏れ出
したものとを、ともに吸引して回収するようになってい
る。
【０００３】上述した管外面塗装装置は、塗料の周辺へ
の飛散を防止することはできるが、ミスト状となってい
る塗料を吸引によって回収するため、大型の吸引装置と
空気に含まれる塗料を分離するための分離装置等が必要
となり、大掛かりな装置となる問題がある。また、分離
装置にはフィルタ等を使用して塗料を捕集することが多
いが、フィルタ等に付着した塗料を分離回収することが
困難なため、塗料を再利用しにくい問題もある。
の飛散を防止することはできるが、ミスト状となってい
る塗料を吸引によって回収するため、大型の吸引装置と
空気に含まれる塗料を分離するための分離装置等が必要
となり、大掛かりな装置となる問題がある。また、分離
装置にはフィルタ等を使用して塗料を捕集することが多
いが、フィルタ等に付着した塗料を分離回収することが
困難なため、塗料を再利用しにくい問題もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課
題は、簡単な構成で余剰の塗料を容易に効率よく回収し
て、再利用できる管外面塗装装置を提供することであ
る。
題は、簡単な構成で余剰の塗料を容易に効率よく回収し
て、再利用できる管外面塗装装置を提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、管体の外周面を所定の長さにわたって
覆い、前記外周面との間に密閉空間を形成するカバー
と、この密閉空間内で管体の外周面に向けて塗料を噴射
する塗装ガンと、管体を概ね水平に支持し、その軸心の
まわりに回転させる手段と、管体と前記カバーおよび塗
装ガンとを管体の軸心方向に沿って相対移動させる手段
とを備えた管外面塗装装置において、前記カバーを管体
を上方から覆うものとし、前記密閉空間の底部に、前記
塗装ガンから噴射される塗料を受ける凹部を有する受け
部を設け、この受け部を下方に回動可能とする構成を採
用したのである。
め、この発明は、管体の外周面を所定の長さにわたって
覆い、前記外周面との間に密閉空間を形成するカバー
と、この密閉空間内で管体の外周面に向けて塗料を噴射
する塗装ガンと、管体を概ね水平に支持し、その軸心の
まわりに回転させる手段と、管体と前記カバーおよび塗
装ガンとを管体の軸心方向に沿って相対移動させる手段
とを備えた管外面塗装装置において、前記カバーを管体
を上方から覆うものとし、前記密閉空間の底部に、前記
塗装ガンから噴射される塗料を受ける凹部を有する受け
部を設け、この受け部を下方に回動可能とする構成を採
用したのである。
【０００６】すなわち、カバーを管体を上方から覆うも
のとし、カバーの底部に設けた受け部の凹部に余剰の塗
料を集め、塗装終了後に受け部を下方に回動させて凹部
に集めた塗料を回収し、再利用できるようにしたのであ
る。
のとし、カバーの底部に設けた受け部の凹部に余剰の塗
料を集め、塗装終了後に受け部を下方に回動させて凹部
に集めた塗料を回収し、再利用できるようにしたのであ
る。
【０００７】前記カバーの前記密閉空間の上方を覆う天
井部を平坦な矩形状とし、前記密閉空間の管体の軸心方
向両側を覆う側壁部の少なくとも一方を、左右中央で分
割され、その上端縁を前記天井部の内面に摺接させて、
前記密閉空間の内方に回動可能とした２つの扉体とし、
これらの各扉体の上端縁部を弾性体で形成することによ
り、扉体を回動させて天井部の内面に付着した塗料を掻
き取って集め、塗料の回収率を上げることができる。
井部を平坦な矩形状とし、前記密閉空間の管体の軸心方
向両側を覆う側壁部の少なくとも一方を、左右中央で分
割され、その上端縁を前記天井部の内面に摺接させて、
前記密閉空間の内方に回動可能とした２つの扉体とし、
これらの各扉体の上端縁部を弾性体で形成することによ
り、扉体を回動させて天井部の内面に付着した塗料を掻
き取って集め、塗料の回収率を上げることができる。
【０００８】前記カバーを、前記管体の外周面の上側半
分以下の領域を覆うものとすることにより、カバーを管
体の上方に位置させて両者を上下方向に相対移動させる
だけで、簡単に管体へのカバーの装着を行うことができ
る。
分以下の領域を覆うものとすることにより、カバーを管
体の上方に位置させて両者を上下方向に相対移動させる
だけで、簡単に管体へのカバーの装着を行うことができ
る。
【０００９】前記管体が支持される位置に管体を上昇さ
せ、塗装後に管体を下降させる昇降装置を設けることに
より、管体へのカバーの着脱を自動制御で容易に行うこ
とができる。
せ、塗装後に管体を下降させる昇降装置を設けることに
より、管体へのカバーの着脱を自動制御で容易に行うこ
とができる。
【００１０】前記塗料は液体のものとすることが好適で
ある。
ある。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図９に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。図１乃至図８は、第１の
実施形態を示す。図１および図２に示すように、この管
外面塗装装置は、鋳鉄管１の外周面を塗装するものであ
り、鋳鉄管１を上方から覆い、鋳鉄管１の外周面との間
に密閉空間２を形成するカバー３と、カバー３に取り付
けられ、鋳鉄管１の外周面に向けて液体塗料を噴射する
塗装ガン４と、カバー３および塗装ガン４を鋳鉄管１の
軸心方向に沿って移動させる移動装置（図示省略）と、
鋳鉄管１の両端に先細りのテーパ軸５ａを挿入して水平
に支持し、その軸心のまわりに回転させる回転装置５
と、鋳鉄管１の両端付近の下方に設けられた塗料回収具
６と、鋳鉄管１の横断方向に敷設されたレール７上を走
行し、鋳鉄管１を塗装時の支持位置に上昇させ、塗装後
に下降させる２台の昇降台車８とで構成されている。
の発明の実施形態を説明する。図１乃至図８は、第１の
実施形態を示す。図１および図２に示すように、この管
外面塗装装置は、鋳鉄管１の外周面を塗装するものであ
り、鋳鉄管１を上方から覆い、鋳鉄管１の外周面との間
に密閉空間２を形成するカバー３と、カバー３に取り付
けられ、鋳鉄管１の外周面に向けて液体塗料を噴射する
塗装ガン４と、カバー３および塗装ガン４を鋳鉄管１の
軸心方向に沿って移動させる移動装置（図示省略）と、
鋳鉄管１の両端に先細りのテーパ軸５ａを挿入して水平
に支持し、その軸心のまわりに回転させる回転装置５
と、鋳鉄管１の両端付近の下方に設けられた塗料回収具
６と、鋳鉄管１の横断方向に敷設されたレール７上を走
行し、鋳鉄管１を塗装時の支持位置に上昇させ、塗装後
に下降させる２台の昇降台車８とで構成されている。
【００１２】図３に示すように、前記カバー３は、密閉
空間２の上方を覆う平坦な矩形状の天井部９と、天井部
９の左右両側から垂下する側壁部１０と、密閉空間２の
鋳鉄管１の軸心方向両側を覆う各２つずつの扉体１１
ａ、１１ｂと、密閉空間２の下方を覆う２つの樋状の塗
料受け部１２とで基本的に構成されている。
空間２の上方を覆う平坦な矩形状の天井部９と、天井部
９の左右両側から垂下する側壁部１０と、密閉空間２の
鋳鉄管１の軸心方向両側を覆う各２つずつの扉体１１
ａ、１１ｂと、密閉空間２の下方を覆う２つの樋状の塗
料受け部１２とで基本的に構成されている。
【００１３】前記扉体１１ａ、１１ｂには、カバー３中
央側の下コーナー部に鋳鉄管１の外周に沿う凹円弧状の
切欠き１１ｃが設けられ、この切欠き１１ｃに沿ってカ
バー３の内側向きに突出部１１ｄが形成されており、側
壁部１０に丁番１３で開閉自在に結合されている。
央側の下コーナー部に鋳鉄管１の外周に沿う凹円弧状の
切欠き１１ｃが設けられ、この切欠き１１ｃに沿ってカ
バー３の内側向きに突出部１１ｄが形成されており、側
壁部１０に丁番１３で開閉自在に結合されている。
【００１４】側壁部１０の両側にはフランジ部１０ａが
張出形成され、フランジ部１０ａに取り付け台１０ｂが
設けられてモータ１４が取り付けられており、扉体１１
ａ、１１ｂは、このモータ１４とコの字形の連結部材１
５で連結されている。従って、扉体１１ａ、１１ｂは、
モータ１４を駆動することにより、連結部材１５に押圧
されて、その上端縁を天井部９の内面と摺接させなが
ら、丁番１３の軸を支点として密閉空間２の内方に回動
するようになっている。
張出形成され、フランジ部１０ａに取り付け台１０ｂが
設けられてモータ１４が取り付けられており、扉体１１
ａ、１１ｂは、このモータ１４とコの字形の連結部材１
５で連結されている。従って、扉体１１ａ、１１ｂは、
モータ１４を駆動することにより、連結部材１５に押圧
されて、その上端縁を天井部９の内面と摺接させなが
ら、丁番１３の軸を支点として密閉空間２の内方に回動
するようになっている。
【００１５】また、カバー３の外側から見て右の扉体１
１ａは、図４に示すように、カバー３中央側の側縁部１
１ｅおよび上端縁部１１ｆが、弾性体であるゴムによっ
て形成されている。図３の図面に向かって左の扉体１１
ｂは、右の扉体１１ａと左右が逆の形状に形成されてお
り、右の扉体１１ａと同様に側縁部１１ｅおよび上端縁
部１１ｆがゴムで形成されている。このゴムの種類とし
ては、塗料による劣化が少ないシリコン系のものが使用
されており、フッ素系のものを使用してよい。
１ａは、図４に示すように、カバー３中央側の側縁部１
１ｅおよび上端縁部１１ｆが、弾性体であるゴムによっ
て形成されている。図３の図面に向かって左の扉体１１
ｂは、右の扉体１１ａと左右が逆の形状に形成されてお
り、右の扉体１１ａと同様に側縁部１１ｅおよび上端縁
部１１ｆがゴムで形成されている。このゴムの種類とし
ては、塗料による劣化が少ないシリコン系のものが使用
されており、フッ素系のものを使用してよい。
【００１６】前記受け部１２は、図３に示すように、そ
の両端が取り付け部材１６により側壁部１０の下端に取
り付けられるとともに、油圧シリンダ（図示省略）とリ
ンク機構で連結されており、油圧シリンダを作動させる
ことにより、側壁部１０への取り付部を支点として下方
に回動するようになっている。
の両端が取り付け部材１６により側壁部１０の下端に取
り付けられるとともに、油圧シリンダ（図示省略）とリ
ンク機構で連結されており、油圧シリンダを作動させる
ことにより、側壁部１０への取り付部を支点として下方
に回動するようになっている。
【００１７】また、天井部９、側壁部１０、扉体１１
ａ、１１ｂおよび受け部１２は鋼製で、それぞれの内面
は、付着した塗料が分離しやすいように、ポリテトラフ
ルオロエチレンでコーティングされている。カバー３の
内面をコーティングする材料としては、他にも塗料が付
着しにくい高分子材料等を使用することができる。
ａ、１１ｂおよび受け部１２は鋼製で、それぞれの内面
は、付着した塗料が分離しやすいように、ポリテトラフ
ルオロエチレンでコーティングされている。カバー３の
内面をコーティングする材料としては、他にも塗料が付
着しにくい高分子材料等を使用することができる。
【００１８】前記昇降台車８は、鋳鉄管１を昇降させる
時以外は、２台とも塗装時の鋳鉄管１支持位置の直下か
ら外れたそれぞれの待機位置に待機しており、一方の搬
入用昇降台車８に未塗装の鋳鉄管１が積載されると、こ
の搬入用昇降台車８が、図５に示すように、支持位置の
直下に移動し、伸縮するアーム８ａを伸長させて鋳鉄管
１を支持位置に上昇させる。搬入用昇降台車８は、鋳鉄
管１が支持された後、アーム８ａを元の状態に縮めて待
機位置に戻る。
時以外は、２台とも塗装時の鋳鉄管１支持位置の直下か
ら外れたそれぞれの待機位置に待機しており、一方の搬
入用昇降台車８に未塗装の鋳鉄管１が積載されると、こ
の搬入用昇降台車８が、図５に示すように、支持位置の
直下に移動し、伸縮するアーム８ａを伸長させて鋳鉄管
１を支持位置に上昇させる。搬入用昇降台車８は、鋳鉄
管１が支持された後、アーム８ａを元の状態に縮めて待
機位置に戻る。
【００１９】鋳鉄管１の塗装が終了すると、他方の搬出
用の昇降台車８が支持位置の直下に移動し、アーム８ａ
を伸長させて鋳鉄管１を下方から支え、鋳鉄管１が解放
された後、アーム８ａを元の状態に縮めて鋳鉄管１を下
降させ、待機位置に戻って一連の動作が完了する。この
実施形態では、搬入用と搬出用の２台の昇降台車８が設
けられているため、塗装後の搬出作業と次材の搬入作業
とを平行して行うことができ、高い作業能率が得られる
ようになっている。
用の昇降台車８が支持位置の直下に移動し、アーム８ａ
を伸長させて鋳鉄管１を下方から支え、鋳鉄管１が解放
された後、アーム８ａを元の状態に縮めて鋳鉄管１を下
降させ、待機位置に戻って一連の動作が完了する。この
実施形態では、搬入用と搬出用の２台の昇降台車８が設
けられているため、塗装後の搬出作業と次材の搬入作業
とを平行して行うことができ、高い作業能率が得られる
ようになっている。
【００２０】図６に示すように、塗装時には、鋳鉄管１
の上側半分がカバー３にほぼ完全に覆われ、カバー３と
鋳鉄管１の外周面との間に形成された密閉空間２内で塗
装ガン４から塗料が噴射されるので、余剰の塗料が周辺
に飛散することはない。特に、鋳鉄管１の軸心方向両側
については、扉体１１ａ、１１ｂが閉じられて、それぞ
れの側縁部１１ｅ同士がその弾性によって密着すること
により、カバー３の密閉性が高められている。なお、鋳
鉄管１と扉体１１ａ、１１ｂとの間、および鋳鉄管１と
受け部１２との間には若干の隙間ができるが、この隙間
から漏れ出す塗料はごく僅かであり、周辺の作業環境に
影響するものではない。また、漏れ出した微量の塗料
は、比較的吸引力の小さい吸引装置を用いて従来の方法
で回収することもできる。
の上側半分がカバー３にほぼ完全に覆われ、カバー３と
鋳鉄管１の外周面との間に形成された密閉空間２内で塗
装ガン４から塗料が噴射されるので、余剰の塗料が周辺
に飛散することはない。特に、鋳鉄管１の軸心方向両側
については、扉体１１ａ、１１ｂが閉じられて、それぞ
れの側縁部１１ｅ同士がその弾性によって密着すること
により、カバー３の密閉性が高められている。なお、鋳
鉄管１と扉体１１ａ、１１ｂとの間、および鋳鉄管１と
受け部１２との間には若干の隙間ができるが、この隙間
から漏れ出す塗料はごく僅かであり、周辺の作業環境に
影響するものではない。また、漏れ出した微量の塗料
は、比較的吸引力の小さい吸引装置を用いて従来の方法
で回収することもできる。
【００２１】余剰の塗料は、塗装中の鋳鉄管１の回転に
伴って生じる空気の流れによって、天井部９、側壁部１
０および扉体１１ａ、１１ｂの内面に付着するか、受け
部１２上に落下する。側壁部１０および扉体１１ａ、１
１ｂの内面に付着した塗料は、それぞれの内面を伝い落
ち、直接もしくは扉体１１ａ、１１ｂの突出部１１ｄを
伝って受け部１２に集められる。
伴って生じる空気の流れによって、天井部９、側壁部１
０および扉体１１ａ、１１ｂの内面に付着するか、受け
部１２上に落下する。側壁部１０および扉体１１ａ、１
１ｂの内面に付着した塗料は、それぞれの内面を伝い落
ち、直接もしくは扉体１１ａ、１１ｂの突出部１１ｄを
伝って受け部１２に集められる。
【００２２】一方、天井部９の内面に付着した塗料を集
める作業は、塗装が終了して、鋳鉄管１がその支持位置
から搬出された状態で行われる。この作業では、図７に
示したように、モータ１４を駆動して扉体１１ａ、１１
ｂを密閉空間２の内方に回動させることにより、天井部
９の内面に付着した塗料が扉体１１ａ、１１ｂの上端縁
部１１ｆで掻き取られ、扉体１１ａ、１１ｂの内面を伝
い落ちて受け部１２に集められる。
める作業は、塗装が終了して、鋳鉄管１がその支持位置
から搬出された状態で行われる。この作業では、図７に
示したように、モータ１４を駆動して扉体１１ａ、１１
ｂを密閉空間２の内方に回動させることにより、天井部
９の内面に付着した塗料が扉体１１ａ、１１ｂの上端縁
部１１ｆで掻き取られ、扉体１１ａ、１１ｂの内面を伝
い落ちて受け部１２に集められる。
【００２３】上述のようにして受け部１２に集められた
塗料を回収する作業は、塗装終了後にカバー３が鋳鉄管
１の両端付近に設けられた塗料回収具６上に停止してい
る状態で行われる。この作業では、図８に示すように、
受け部１２とリンク機構で連結された油圧シリンダ（図
示省略）を作動させて垂直に延びる油圧シリンダのロッ
ド１７を引き上げることにより、ロッド１７と受け部１
２を連結している棒部材１８の受け部１２側の端部がロ
ッド側へ引き寄せられて受け部１２が下方に回動し、受
け部１２に集められた塗料が樋状の回収具６に移され
る。
塗料を回収する作業は、塗装終了後にカバー３が鋳鉄管
１の両端付近に設けられた塗料回収具６上に停止してい
る状態で行われる。この作業では、図８に示すように、
受け部１２とリンク機構で連結された油圧シリンダ（図
示省略）を作動させて垂直に延びる油圧シリンダのロッ
ド１７を引き上げることにより、ロッド１７と受け部１
２を連結している棒部材１８の受け部１２側の端部がロ
ッド側へ引き寄せられて受け部１２が下方に回動し、受
け部１２に集められた塗料が樋状の回収具６に移され
る。
【００２４】回収具６に移された塗料は、フィルタで不
純物が除去され、ポンプによって塗料タンクに回収され
る。回収された塗料は、塗料タンクから塗装ガン４に送
られて再度噴射され、再利用されることになる。
純物が除去され、ポンプによって塗料タンクに回収され
る。回収された塗料は、塗料タンクから塗装ガン４に送
られて再度噴射され、再利用されることになる。
【００２５】図９は第２の実施形態を示す。この管外面
塗装装置は、鋳鉄管１をその両端に２本ずつ配置された
４本のローラ１９によって下方から支え、各ローラ１９
が接続されたモータ２０を駆動することにより、鋳鉄管
１をその軸心のまわりに回転させるようになっている。
鋳鉄管１は軸心方向に沿って搬入および搬出され、昇降
装置は設けられていない。その他の部分の構成は、第１
の実施形態の管外面塗装装置と同じである。
塗装装置は、鋳鉄管１をその両端に２本ずつ配置された
４本のローラ１９によって下方から支え、各ローラ１９
が接続されたモータ２０を駆動することにより、鋳鉄管
１をその軸心のまわりに回転させるようになっている。
鋳鉄管１は軸心方向に沿って搬入および搬出され、昇降
装置は設けられていない。その他の部分の構成は、第１
の実施形態の管外面塗装装置と同じである。
【００２６】上述した実施形態では、カバーと塗装ガン
を管体の軸心方向に沿って移動させるようにしたが、カ
バーと塗装ガンを固定し、管体をその軸心方向に移動さ
せてもよい。また、第１の実施形態では、２台の昇降台
車の一方を管体搬入用とし、他方を搬出用としたが、１
台の昇降台車で搬入と搬出を行うようにしてもよい。
を管体の軸心方向に沿って移動させるようにしたが、カ
バーと塗装ガンを固定し、管体をその軸心方向に移動さ
せてもよい。また、第１の実施形態では、２台の昇降台
車の一方を管体搬入用とし、他方を搬出用としたが、１
台の昇降台車で搬入と搬出を行うようにしてもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、この発明の管外面塗装装
置は、カバーで管体を上方から覆い、このカバーと管体
の外周面との間に形成される密閉空間の底部に、塗装ガ
ンから噴射される塗料を受ける凹部を有する受け部を設
け、この受け部を下方に回動可能として、余剰の塗料を
受け部に集め、塗装終了後に受け部を下方に回動させて
回収するようにしたものであるから、大掛かりな装置を
用いずに塗料を効率よく回収して再利用することがで
き、塗料コストを削減することができる。この効果は液
体塗料を用いた場合に大きい。
置は、カバーで管体を上方から覆い、このカバーと管体
の外周面との間に形成される密閉空間の底部に、塗装ガ
ンから噴射される塗料を受ける凹部を有する受け部を設
け、この受け部を下方に回動可能として、余剰の塗料を
受け部に集め、塗装終了後に受け部を下方に回動させて
回収するようにしたものであるから、大掛かりな装置を
用いずに塗料を効率よく回収して再利用することがで
き、塗料コストを削減することができる。この効果は液
体塗料を用いた場合に大きい。
【００２８】前記カバーの前記密閉空間の上方を覆う天
井部を平坦な矩形状とし、前記密閉空間の管体の軸心方
向両側を覆う側壁部の少なくとも一方を、左右中央で分
割され、その上端縁を前記天井部の内面に摺接させて、
左右両側へ前記密閉空間の内方に回動可能とした２つの
扉体とし、これらの扉体の上端縁部を弾性体で形成する
ことにより、扉体を回動させて天井部の内面に付着した
塗料を掻き取って集め、塗料の回収率を上げることがで
きる。
井部を平坦な矩形状とし、前記密閉空間の管体の軸心方
向両側を覆う側壁部の少なくとも一方を、左右中央で分
割され、その上端縁を前記天井部の内面に摺接させて、
左右両側へ前記密閉空間の内方に回動可能とした２つの
扉体とし、これらの扉体の上端縁部を弾性体で形成する
ことにより、扉体を回動させて天井部の内面に付着した
塗料を掻き取って集め、塗料の回収率を上げることがで
きる。
【００２９】また、前記カバーを、前記管体の外周面の
上側半分以下の領域を覆うものとすることにより、カバ
ーと管体の上下方向の相対移動だけで、管体にカバーを
簡単に装着できる。
上側半分以下の領域を覆うものとすることにより、カバ
ーと管体の上下方向の相対移動だけで、管体にカバーを
簡単に装着できる。
【００３０】さらに、管体が支持される位置に管体を上
昇させ、塗装後に管体を下降させる昇降装置を設けるこ
とにより、管体へのカバーの着脱を自動制御で容易に行
うことができる。
昇させ、塗装後に管体を下降させる昇降装置を設けるこ
とにより、管体へのカバーの着脱を自動制御で容易に行
うことができる。
【図１】第１の実施形態の管外面塗装装置の正面図
【図２】図１のII−II線に沿った矢視図
【図３】図１の管外面塗装装置のカバーの構造を示す外
観斜視図
観斜視図
【図４】図３のカバーの扉体の内面側からの外観斜視図
【図５】図１の管外面塗装装置の昇降装置の構造と動作
を説明する外観斜視図
を説明する外観斜視図
【図６】図２のカバーの塗装時の状態を示す縦断面図
【図７】図２のカバーの塗料捕集機能を説明する外観斜
視図
視図
【図８】ａ、ｂは、それぞれ図１の管外面塗装装置の塗
料回収方法を説明する要部拡大縦断面図
料回収方法を説明する要部拡大縦断面図
【図９】ａは第２の実施形態の管外面塗装装置の要部の
正面図、ｂはａのIX−IX線に沿った矢視図
正面図、ｂはａのIX−IX線に沿った矢視図
１ 鋳鉄管 ２ 密閉空間 ３ カバー ４ 塗装ガン ５ 回転装置 ５ａ テーパ軸 ６ 回収具 ７ レール ８ 昇降台車 ８ａ アーム ９ 天井部 １０ 側壁部 １０ａ フランジ部 １０ｂ 取り付け台 １１ａ、１１ｂ 扉体 １１ｃ 切欠き １１ｄ 突出部 １１ｅ 側縁部 １１ｆ 上端縁部 １２ 受け部 １３ 丁番 １４ モータ １５ 連結部材 １６ 取り付け部材 １７ ロッド １８ 棒部材 １９ ローラ ２０ モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０５Ｄ 7/14 Ｂ０５Ｄ 7/14 Ｋ (72)発明者 道浦 吉貞 大阪市西区北堀江１丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Ｆターム(参考） 4D073 AA01 BB03 DC04 DC22 DD02 DD31 4D075 AA01 AA65 AA66 AA67 AA71 DA15 DA20 DB02 4F035 CA05 CB05 4F042 AA03 AA25 CC01 DF01 DF22 DF32 DF34
Claims (5)
- 【請求項１】 管体の外周面を所定の長さにわたって覆
い、前記外周面との間に密閉空間を形成するカバーと、
この密閉空間内で管体の外周面に向けて塗料を噴射する
塗装ガンと、管体を概ね水平に支持し、その軸心のまわ
りに回転させる手段と、管体と前記カバーおよび塗装ガ
ンとを管体の軸心方向に沿って相対移動させる手段とを
備えた管外面塗装装置において、前記カバーを管体を上
方から覆うものとし、前記密閉空間の底部に、前記塗装
ガンから噴射される塗料を受ける凹部を有する受け部を
設け、この受け部を下方に回動可能としたことを特徴と
する管外面塗装装置。 - 【請求項２】 前記カバーの前記密閉空間の上方を覆う
天井部を平坦な矩形状とし、前記密閉空間の管体の軸心
方向両側を覆う側壁部の少なくとも一方を、左右中央で
分割され、その上端縁を前記天井部の内面に摺接させ
て、前記密閉空間の内方に回動可能とした２つの扉体と
し、これらの各扉体の上端縁部を弾性体で形成した請求
項１に記載の管外面塗装装置。 - 【請求項３】 前記カバーを、前記管体の外周面の上側
半分以下の領域を覆うものとした請求項１または２に記
載の管外面塗装装置。 - 【請求項４】 前記管体が支持される位置に管体を上昇
させ、塗装後に管体を下降させる昇降装置を設けた請求
項３に記載の管外面塗装装置。 - 【請求項５】 前記塗料が液体である請求項１乃至４の
いずれかに記載の管外面塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000097535A JP2001276688A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管外面塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000097535A JP2001276688A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管外面塗装装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001276688A true JP2001276688A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18612146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000097535A Pending JP2001276688A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管外面塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001276688A (ja) |
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-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000097535A patent/JP2001276688A/ja active Pending
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