JP2001276598A - 造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥機 - Google Patents

造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱感受性物質から成る粉粒体の乾燥、造粒、
コーティング等を行うのに好適な、新規な造粒乾燥方法
並びに流動層造粒乾燥機の開発を技術課題とした。 【解決手段】 原料液Lの噴出を噴出口が上方に指向す
るノズルによって行い、且つ粉粒体Gによって形成され
る流動層Fの上方空間に熱量を供給することにより、こ
の空間での原料液Lの乾燥効率を高めるようにしたこと
を特徴として成るものであり、流動層F形成のために目
皿板3下方から供給する熱風の温度を上げることなく、
粉粒体Gの乾燥、造粒、コーティングに要する時間を短
縮することができる。このため、例えば酵素等の熱感受
性物質を取り扱う場合には、熱劣化を引き起こさないよ
うに目皿板3の下方から供給する熱風の温度を低く設定
しながらも、処理速度の低下を招いてしまうようなこと
がなく、従来手法よりも短時間で処理を行うことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体の乾燥、造
粒、コーティング等を行う装置に関するものであり、特
に熱感受性物質を扱う場合に好適な造粒乾燥方法並びに
流動層造粒乾燥機に係るものである。
【0002】
【発明の背景】粉粒体の乾燥、造粒、コーティング等を
行うための装置としては、従来より流動層造粒乾燥機が
用いられている。この装置は、流動室内において多孔性
の目皿板の下方から熱風を供給し、目皿板の上方に原料
液及びこの原料液が乾燥した粉粒体の流動層を形成する
ことにより、粉粒体の乾燥、造粒、コーティング等を行
うものである。そしてこのような流動層造粒乾燥機を用
いるにあたり、処理対象物が例えば酵素、抗生物質等の
医薬品原料、茶エキス、澱粉等の食品原料等の熱感受性
物質である場合には、これらが熱劣化を引き起こさない
ように目皿板の下方から供給する熱風の温度を低く設定
しなければならないが、このことは乾燥のための熱エネ
ルギーが少ないことであるから当然ながら処理速度の大
幅な低下を招いてしまっていた。
【0003】ところで本出願人らは、特に原料液噴出用
のノズルをその噴出口が上方に指向するように具えた流
動層造粒乾燥機においては、原料液乾燥の様相が以下に
示すようなものであることを見出すに至った。すなわち
造粒乾燥の初期の段階では、ノズルから噴霧された原料
液は流動室内の上部空間で、あるいはこの上部空間に到
達する途中で乾燥して微粒子となり、粒径が成長するに
したがって流動室内の下部空間で滞留して流動層を形成
するものである。そしてその後にノズルから噴霧された
原料液は、一部が流動床(流動層の底部付近)を形成す
る粉粒体に吸着して粉粒体との間で熱交換がなされて乾
燥するものであり、一方、流動層の上方空間に達した霧
状の原料液は、流動層を通過した熱風との間で熱交換が
なされて乾燥するというものである。
【0004】従って、熱感受性物質が熱劣化を引き起こ
さないように目皿板の下方から供給する熱風の温度を低
く設定した場合の処理速度の大幅な低下は、特に流動層
の上方空間において、乾燥のための熱エネルギーが少な
い上に、流動層を通過するに伴って温度が低下してしま
った熱風を乾燥媒体(熱交換媒体)としていることに起
因したものであることが解明された。
【0005】
【解決を試みた技術課題】本発明はこのような流動層造
粒乾燥機における原料液乾燥の様相を充分に認識した上
でなされたものであって、特に熱感受性物質から成る粉
粒体の乾燥、造粒、コーティング等を行うのに好適な、
新規な造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥機の開発を技
術課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
造粒乾燥方法は、流動風吹込室、流動室及び排気室を上
下方向に連接するとともに前記流動風吹込室と流動室と
の間に目皿板を仕切りとして具え、更に前記流動室内に
原料液噴出用のノズルをその噴出口が上方に指向するよ
うに具え、前記流動風吹込室から供給される熱風によっ
て前記ノズルから噴出された原料液を造粒乾燥する方法
において、粉粒体によって形成される流動層の上方空間
に熱量を供給することにより、この空間での原料液の乾
燥効率を高めるようにしたことを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、従来は流動層での熱交換が終
り、排気される熱風が位置する個所として捉えられてい
た流動層の上部空間に対して熱量を供給することによ
り、この流動層の上部空間での原料液の乾燥効率を高め
ることとなり、流動層形成のために目皿板下方から供給
する熱風の温度を上げることなく、粉粒体の乾燥、造
粒、コーティングに要する時間を短縮することができ
る。このため、例えば酵素等の熱感受性物質を取り扱う
場合には、熱劣化を引き起こさないように目皿板の下方
から供給する熱風の温度を低く設定しながらも、処理速
度の低下を招いてしまうようなことがなく、従来手法よ
りも短時間で処理を行うことが可能となる。
【0007】また請求項2記載の造粒乾燥方法は前記請
求項1記載の要件に加え、前記流動層の上方空間に供給
する熱量は、熱風を媒体として供給されるものであるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、熱
風を媒体とすることにより原料液との間での熱交換を効
率的に行うことができる。
【0008】更にまた請求項3記載の造粒乾燥方法は前
記請求項1または2記載の要件に加え、前記流動室内に
は温度センサを具え、この温度センサの検出値に応じ
て、前記流動層の上方空間に供給する熱量を制御するよ
うにしたことを特徴として成るものである。この発明に
よれば、負荷の増減に応じて適切な熱量を供給すること
ができるため、流動層の上部空間における原料液の乾燥
を過不足なく行うことができ、粉粒体の乾燥、造粒、コ
ーティングに要する時間を短縮することができる。
【0009】また請求項4記載の流動層造粒乾燥機は、
流動風吹込室、流動室及び排気室を上下方向に連接する
とともに前記流動風吹込室と流動室との間に目皿板を仕
切りとして具え、更に前記流動室内に原料液噴出用のノ
ズルをその噴出口が上方に指向するように具え、前記流
動風吹込室から供給される熱風によって前記ノズルから
噴出された原料液を造粒乾燥する装置において、粉粒体
によって形成される流動層の上方空間に対して熱量を供
給するための装置を具えたことを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、従来は流動層での熱交換が終
り、排気される熱風が位置する個所として捉えられてい
た流動層の上部空間に対して熱量を供給することによ
り、この流動層の上部空間での原料液の乾燥効率を高め
ることとなり、流動層形成のために目皿板下方から供給
する熱風の温度を上げることなく、粉粒体の乾燥、造
粒、コーティングに要する時間を短縮することができ
る。このため、例えば酵素等の熱感受性物質を取り扱う
場合には、熱劣化を引き起こさないように目皿板の下方
から供給する熱風の温度を低く設定しながらも、処理速
度の低下を招いてしまうようなことがなく、従来手法よ
りも短時間で処理を行うことが可能となる。
【0010】また請求項5記載の流動層造粒乾燥機は、
前記請求項4記載の要件に加え、前記流動層の上方空間
に供給する熱量は、熱風供給装置によって供給される熱
風を媒体とするものであることを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、熱風を媒体とすることにより
原料液との間での熱交換を効率的に行うことができる。
【0011】更にまた請求項6記載の流動層造粒乾燥機
は、前記請求項4または5記載の要件に加え、前記流動
室内には温度センサを具え、この温度センサの検出値に
応じて、前記熱量を供給するための装置によって供給さ
れる熱量を制御するようにしたことを特徴として成るも
のである。この発明によれば、負荷の増減に応じて適切
な熱量を供給することができるため、流動層の上部空間
における原料液の乾燥を過不足なく行うことができ、粉
粒体の乾燥、造粒、コーティングに要する時間を短縮す
ることができる。そしてこれら各請求項記載の発明の構
成を手段として前記課題の解決が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の流動層造粒乾燥機に
ついて説明し、この装置の作動状態と合わせて本発明の
造粒乾燥方法について説明する。図中符号1で示すもの
が流動層造粒乾燥機であって、粉粒体Gの乾燥、造粒、
コーティング等を行う装置である。このものは中空塔状
の全体形状を有するものであって、最下部に流動風吹込
室2を形成し、その上部に目皿板3を具えるとともにこ
の目皿板3を仕切りとして流動室5を具え、更に流動室
5の上方には排気室6を連接状態に具えて構成される。
【0013】前記流動風吹込室2は上面を開口した円筒
状部材であって、その側周部に吹込口2aを形成すると
ともに、この吹込口2aに対しては流動風供給装置7が
接続される。この流動風供給装置7は、ヒータ71によ
ってブロワ72から供給された外気を昇温するとともに
流動風吹込室2に供給する装置であり、流動風吹込室2
内部の一例として前記吹込口2aの上部に設けた温度セ
ンサ73の検出値に応じてバルブ74の開度を調節でき
るように構成される。なお流動風供給装置7は前記ブロ
ワ72から、ヒータ71を経由して吹込口2aに至る経
路を主たる経路とするものであるが、前記ヒータ71を
経由しないバイパス経路を並設するものであって、この
バイパス経路に具えたバルブ75を操作して温度調節す
ることも可能である。本実施の形態では、上記流動風供
給装置7の構成を、90℃の温風を0.7m/sの流速
で供給できる能力のものとした。また前記流動風吹込室
2の上部に具えた目皿板3は、一例として円形の金属板
の板面に多数の孔をいわゆるパンチングメタル状に穿設
して成るものである。
【0014】また前記流動室5は上下面を開口した逆円
錐台状部材であって、図示は省略するが側周面に適宜
扉、監視窓を設け、内部の洗浄等のメインテナンス及び
目視を可能に構成するものである。そして側周部の下部
に排出口5aを形成するとともに、この排出口5aに対
しては一例としてスクリューコンベヤを適用した排出装
置8が接続される。また流動室5の内部には、ノズル9
をその噴出口が上方に指向するように具えるものであ
り、このノズル9に対しては外部に配したポンプPから
原料液Lが供給されてここから噴霧される。なおこのノ
ズル9の設置個所については図1、2に示すように、原
料液Lを造粒乾燥して生成された粉粒体Gによって形成
される流動層Fの内部に位置する個所とすることが好ま
しい。
【0015】そして前記流動室5側周部の上部、具体的
には前記流動層Fの上方に位置する部位に対して送風口
5bを形成するとともに、一例として熱風を媒体として
熱量を供給するための熱風供給装置10を具えるもので
ある。この熱風供給装置10は、一例として前記流動風
供給装置7と同様に構成されるものであって、ヒータ1
1によってブロワ12から供給された外気を昇温すると
ともに流動室5に供給する装置であり、流動室5内部の
一例として前記送風口5bの上部に設けた温度センサ1
3の検出値に応じてバルブ14の開度を調節できるよう
に構成される。なお熱風供給装置10は、前記ブロワ1
2からヒータ11を経由して送風口5bに至る経路を主
たる経路とするものであるが、前記ヒータ11を経由し
ないバイパス経路を並設するものであって、このバイパ
ス経路に具えたバルブ15を操作して温度調節すること
も可能である。本実施の形態では、上記熱風供給装置1
0の構成を、200℃の熱風を80A配管で16.2m
/sの流速で供給できる能力のものとした。なお上述の
ような熱風供給装置10の代わりに、前記流動風供給装
置7におけるヒータ71の後段を分岐して、ここから送
風口5bに熱風を供給するようにしてもよい。
【0016】また前記排気室6は底面を開口した円筒状
部材であり、上面に排気口6aを形成するとともにこの
排気口6aに接続した管路にファン6bを具えることに
より、排気室6内に位置する気体を排出できるように構
成したものである。そしてこの排気室6内にはバグフィ
ルタ6c具えることにより、排出する気体中からの粉塵
の除去を図るものである。
【0017】本発明の流動層造粒乾燥装置1は一例とし
て上述したような構造を有するものであり、以下この装
置を用いた造粒乾燥方法について説明する。なおこの実
施の形態では酵素等の熱感受性物質を取り扱うものであ
って、後出する原料液Lは酵素等を含んだものである。
まず流動風供給装置7を起動して流動風吹込室2内に熱
風(90℃、0.7m/s)を供給すると、この熱風は
目皿板3を通過して流動室5内に至り、やがてバグフィ
ルタ6cを通過した後、排気口6aから外部に排気され
る。
【0018】続いてポンプPを起動して、ノズル9から
流動室5内に原料液Lを噴霧するものであって、霧状と
なった原料液Lは、流動室5内の上部空間に到達する途
中で、あるいは流動室5内の上部空間で前記流動風供給
装置7から供給された熱風との間で熱交換が行われて乾
燥して微細な粉粒体Gとなる。そしてこの微細な粉粒体
Gの表面に、新たに供給された霧状の原料液Lが付着
し、乾燥して粒径が成長するにしたがって流動室5内の
下部空間に移動するとともにこの部分に滞留して流動層
Fを形成するものである。
【0019】続いて熱風供給装置10を起動するもので
あり、ヒータ11によって加熱された外気(200℃、
16.2m/s)を送風口5bから流動室5内に供給す
る。このとき前記ノズル9からの原料液Lの噴霧は継続
して行われているものであって、ノズル9から噴霧され
た原料液Lは、図2に示すように一部が流動床(流動層
Fの底部付近)を形成する粉粒体Gに吸着して粉粒体G
との間で熱交換がなされて乾燥するものである。このと
きこの実施の形態では酵素等を含んだ原料液Lを取り扱
うので、前記流動風供給装置7による送風の温度を、熱
劣化を引き起こさない程度に低く設定してあるため、未
乾燥の原料液Lが流動層Fの上方空間に達することとな
る。そして流動層Fの上方空間に位置した霧状の原料液
Lは、流動層Fを通過するにともなって温度が低下した
熱風との間で熱交換がなされ、更には前記熱風供給装置
10によって供給された熱風との間で熱交換がなされる
ため、迅速に乾燥することとなる。
【0020】このとき温度センサ13によって流動室5
内の上部空間の温度がセンシングされているものであ
り、この検出値に応じて前記バルブ14の開度を調節す
るため、負荷すなわち流動層Fの上部空間に位置する未
乾燥の原料液Lの量に応じた適切な熱量を供給すること
ができるものである。因みに流動層Fの上部空間に位置
する未乾燥の原料液Lは霧状であるため、個々の粒子の
表面が熱風と触れることとなり、熱交換が良好になされ
るものである。従って熱風を媒体として供給された熱量
と、負荷とのバランスがとれてさえいれば、約200℃
と比較的高温の熱風を供給しても粉粒体Gの温度は高温
にならず、酵素等の熱感受性物質の熱劣化を引き起こす
ことがない。
【0021】
【他の実施の形態】本発明は上述した実施の形態を基本
となる実施の形態とするものであるが、本発明の技術的
思想に基づいて、以下に示す実施の形態を採ることもで
きる。すなわち先の基本となる実施の形態においては、
流動層Fの上方空間に熱量を供給するための媒体として
熱風を用いたが、流動層Fの上方空間に放熱体100を
配するようにしてもよい。この放熱体100の具体的な
例としては図3に示したような熱媒体を通過させるため
の管路や電熱線等が挙げられる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、特に熱感受性物質を含
んで成る粉粒体Gの乾燥、造粒、コーティング等を行う
のに好適な、新規な造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動層造粒乾燥機を示す骨格図であ
る。
【図2】流動室内を拡大して示す透視斜視図である。
【図3】熱量の供給手段として放熱体を用いた実施の形
態を示す流動室の透視斜視図である。
【符号の説明】
1 流動層造粒乾燥機 2 流動風吹込室 2a 吹込口 3 目皿板 5 流動室 5a 排出口 5b 送風口 6 排気室 6a 排気口 6b ファン 6c バグフィルタ 7 流動風供給装置 8 排出装置 9 ノズル 10 熱風供給装置 11 ヒータ 12 ブロワ 13 温度センサ 14 バルブ 15 バルブ 71 ヒータ 72 ブロワ 73 温度センサ 74 バルブ 75 バルブ 100 放熱体 F 流動層 G 粉粒体 L 原料液 P ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動風吹込室、流動室及び排気室を上下
    方向に連接するとともに前記流動風吹込室と流動室との
    間に目皿板を仕切りとして具え、更に前記流動室内に原
    料液噴出用のノズルをその噴出口が上方に指向するよう
    に具え、前記流動風吹込室から供給される熱風によって
    前記ノズルから噴出された原料液を造粒乾燥する方法に
    おいて、粉粒体によって形成される流動層の上方空間に
    熱量を供給することにより、この空間での原料液の乾燥
    効率を高めるようにしたことを特徴とする造粒乾燥方
    法。
  2. 【請求項2】 前記流動層の上方空間に供給する熱量
    は、熱風を媒体として供給されるものであることを特徴
    とする請求項1記載の造粒乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記流動室内には温度センサを具え、こ
    の温度センサの検出値に応じて、前記流動層の上方空間
    に供給する熱量を制御するようにしたことを特徴とする
    請求項1または2記載の造粒乾燥方法。
  4. 【請求項4】 流動風吹込室、流動室及び排気室を上下
    方向に連接するとともに前記流動風吹込室と流動室との
    間に目皿板を仕切りとして具え、更に前記流動室内に原
    料液噴出用のノズルをその噴出口が上方に指向するよう
    に具え、前記流動風吹込室から供給される熱風によって
    前記ノズルから噴出された原料液を造粒乾燥する装置に
    おいて、粉粒体によって形成される流動層の上方空間に
    対して熱量を供給するための装置を具えたことを特徴と
    する流動層造粒乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記流動層の上方空間に供給する熱量
    は、熱風供給装置によって供給される熱風を媒体とする
    ものであることを特徴とする請求項4記載の流動層造粒
    乾燥機。
  6. 【請求項6】 前記流動室内には温度センサを具え、こ
    の温度センサの検出値に応じて、前記熱量を供給するた
    めの装置によって供給される熱量を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項4または5記載の流動層造粒乾
    燥機。
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