JP2001275655A - 海水産ユーグレナの深層水による高密度培養 - Google Patents
海水産ユーグレナの深層水による高密度培養Info
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- JP2001275655A JP2001275655A JP2000101653A JP2000101653A JP2001275655A JP 2001275655 A JP2001275655 A JP 2001275655A JP 2000101653 A JP2000101653 A JP 2000101653A JP 2000101653 A JP2000101653 A JP 2000101653A JP 2001275655 A JP2001275655 A JP 2001275655A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 安価な培地原料で海水産ユーグレナ細胞
を培養し得る培地及びこの培地に適合するユーグレナ細
胞株の提供。 【解決手段】 ユーグレナ細胞株の培養時に、海洋深層
水又は脱塩処理した海洋深層水に水溶性ミネラルを添加
した加工海水並びに適宜の海洋深層水及び廃糖蜜又は異
性化糖を添加して海水産ユーグレナ細胞を培養する。
を培養し得る培地及びこの培地に適合するユーグレナ細
胞株の提供。 【解決手段】 ユーグレナ細胞株の培養時に、海洋深層
水又は脱塩処理した海洋深層水に水溶性ミネラルを添加
した加工海水並びに適宜の海洋深層水及び廃糖蜜又は異
性化糖を添加して海水産ユーグレナ細胞を培養する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深度100m以深より
採取した海洋深層水を培地成分に利用することによる海
水産ユーグレナ細胞の培養方法に関する。本発明で得ら
れたユーグレナ細胞は、収穫後スプレードライなどでそ
のまま乾燥するか、乾燥後有用成分を分離するなどの方
法で単離し、単離された藻体及び有用成分から、ワック
ス、健康保持食品、食品、濃厚飼料餌料としての利用性
は高い。
採取した海洋深層水を培地成分に利用することによる海
水産ユーグレナ細胞の培養方法に関する。本発明で得ら
れたユーグレナ細胞は、収穫後スプレードライなどでそ
のまま乾燥するか、乾燥後有用成分を分離するなどの方
法で単離し、単離された藻体及び有用成分から、ワック
ス、健康保持食品、食品、濃厚飼料餌料としての利用性
は高い。
【0002】
【従来の技術】ユーグレナの培養法に関しては、北岡ら
の成書(「ユーグレナ」北岡正三郎編、学会出版センタ
ー(1989年) に詳しくまとめられているが、従属栄養下
と独立栄養下でのタンク培養方法がかなりの大スケール
で検討ずみである。しかし、独立栄養下では、細胞の増
殖速度、増殖密度ともに、従来の光と炭酸ガス供給にた
よる方法では、自ら限界があり、産業レベルでの大量高
密度培養方法として、経済的に見合う培養技術として
は、必ずしも完成しているとは言えない。また、従属栄
養下では、上記独立栄養条件より短時間での増殖が可能
とはいえ、世代時間が24時間〜48時間と、他の有用微生
物のそれと比較して長いため、経済的に見合う単位培地
原料当りでの収量を得ることが困難であった。
の成書(「ユーグレナ」北岡正三郎編、学会出版センタ
ー(1989年) に詳しくまとめられているが、従属栄養下
と独立栄養下でのタンク培養方法がかなりの大スケール
で検討ずみである。しかし、独立栄養下では、細胞の増
殖速度、増殖密度ともに、従来の光と炭酸ガス供給にた
よる方法では、自ら限界があり、産業レベルでの大量高
密度培養方法として、経済的に見合う培養技術として
は、必ずしも完成しているとは言えない。また、従属栄
養下では、上記独立栄養条件より短時間での増殖が可能
とはいえ、世代時間が24時間〜48時間と、他の有用微生
物のそれと比較して長いため、経済的に見合う単位培地
原料当りでの収量を得ることが困難であった。
【0003】一方、海洋深層水を用いる藻類の培養にお
いて、増殖促進効果が認められることが知られている
(谷口道子、化学と工業、52巻、262 項(1999)など)。
しかしながら、これまで食品や餌料用途に検討さてきた
ユーグレナは淡水系のものであって、塩分やミネラルを
高濃度に含む海水で培養する発想自体全く無かったた
め、海洋深層水による藻類の増殖促進性を応用しようと
する試みは報告されていない。
いて、増殖促進効果が認められることが知られている
(谷口道子、化学と工業、52巻、262 項(1999)など)。
しかしながら、これまで食品や餌料用途に検討さてきた
ユーグレナは淡水系のものであって、塩分やミネラルを
高濃度に含む海水で培養する発想自体全く無かったた
め、海洋深層水による藻類の増殖促進性を応用しようと
する試みは報告されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、産業上
有用性が期待されつつも、単位培地原料当りの収量の低
さから、後半な応用分野への展開がはばまれてきた微細
藻類、ユーグレナの新規な低コスト培養方法を見出すこ
とを目的として(1) 低価格での増殖促進効果物質の有無
及び(2) 本物質を含む培地に適合しやすいユーグレナ細
胞の有無の2点について鋭意検討を行ってきた。その結
果、本発明者らは、海洋深層水中にユーグレナの増殖因
子が含まれていることを発見するに至った。また、この
海洋深層水を多量含む培地でも死滅することなく増殖を
し続け得る海水産ユーグレナ細胞株を見出すに至った。
すなわち、本発明の課題は、安価な培地原料で海水産ユ
ーグレナ細胞を培養し得る培地を提供することと、この
培地に適合するユーグレナ細胞株を提供すること及びこ
れらを用いて連続下に高密度培養法を提供することであ
る。
有用性が期待されつつも、単位培地原料当りの収量の低
さから、後半な応用分野への展開がはばまれてきた微細
藻類、ユーグレナの新規な低コスト培養方法を見出すこ
とを目的として(1) 低価格での増殖促進効果物質の有無
及び(2) 本物質を含む培地に適合しやすいユーグレナ細
胞の有無の2点について鋭意検討を行ってきた。その結
果、本発明者らは、海洋深層水中にユーグレナの増殖因
子が含まれていることを発見するに至った。また、この
海洋深層水を多量含む培地でも死滅することなく増殖を
し続け得る海水産ユーグレナ細胞株を見出すに至った。
すなわち、本発明の課題は、安価な培地原料で海水産ユ
ーグレナ細胞を培養し得る培地を提供することと、この
培地に適合するユーグレナ細胞株を提供すること及びこ
れらを用いて連続下に高密度培養法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものである。すなわち、本発明
は、海水産ユーグレナ細胞の培養時、海洋深層水等を培
地に添加する新規な培養方法及び、ユーグレナ細胞株と
して、海水より単離された株を用いるユーグレナの培養
方法に関するものである。すなわち、本発明は下記の基
本的構成を特徴とする。 (1) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、廃糖蜜又は異性
化糖に加えて海洋深層水を培地に添加することを特徴と
する培養方法。 (2) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、海洋深層水とし
て脱塩処理して得た水に、さらに水溶性のミネラル成分
を添加した加工海水を使用することを特徴とする培養方
法。 (3) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、海洋深層水又は
加工海水に、さらに海洋表層水を混合して水を使用する
ことを特徴とする培養方法。 (4) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、ユーグレナ細胞
濃度が105 〜 106コ/mlになった時点で、廃糖蜜又は異
性化糖及び海洋深層水を培地に追加することによる培養
方法。 (5) 培養槽を2槽以上に分割し、流下式で海水産ユーグ
レナ細胞を培養するにさいし、第2槽以降の槽で細胞濃
度が 105〜 106コ/ml になった時点で、廃糖蜜又は異性
化糖、及び海洋深層水を添加することによる連続培養方
法。 (6) 上記(1) 〜(5) のいずれかに記載の培養方法で得ら
れる海水産ユーグレナ細胞から単離された藻体及び有用
成分から製造されることを特徴とするワックス、健康保
持食品、食品添加物、食品、濃厚飼料又は餌料。
決するためになされたものである。すなわち、本発明
は、海水産ユーグレナ細胞の培養時、海洋深層水等を培
地に添加する新規な培養方法及び、ユーグレナ細胞株と
して、海水より単離された株を用いるユーグレナの培養
方法に関するものである。すなわち、本発明は下記の基
本的構成を特徴とする。 (1) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、廃糖蜜又は異性
化糖に加えて海洋深層水を培地に添加することを特徴と
する培養方法。 (2) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、海洋深層水とし
て脱塩処理して得た水に、さらに水溶性のミネラル成分
を添加した加工海水を使用することを特徴とする培養方
法。 (3) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、海洋深層水又は
加工海水に、さらに海洋表層水を混合して水を使用する
ことを特徴とする培養方法。 (4) 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、ユーグレナ細胞
濃度が105 〜 106コ/mlになった時点で、廃糖蜜又は異
性化糖及び海洋深層水を培地に追加することによる培養
方法。 (5) 培養槽を2槽以上に分割し、流下式で海水産ユーグ
レナ細胞を培養するにさいし、第2槽以降の槽で細胞濃
度が 105〜 106コ/ml になった時点で、廃糖蜜又は異性
化糖、及び海洋深層水を添加することによる連続培養方
法。 (6) 上記(1) 〜(5) のいずれかに記載の培養方法で得ら
れる海水産ユーグレナ細胞から単離された藻体及び有用
成分から製造されることを特徴とするワックス、健康保
持食品、食品添加物、食品、濃厚飼料又は餌料。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における海洋深層水とは、
深度 100〜10,000m程度の深海から採取される海水であ
る。なかでも好ましくは、深度 200〜1,000 m程度の深
さから取水される海水が経済的に有利である。本発明に
おいて用いられる海洋深層水は、取水後、そのままで用
いることもできるし、常法による殺菌後、使用すること
も可能である。さらに、取水された海洋深層水から膜な
どの周知手段で脱塩処理された水に、ミネラルなどを添
加配合した加工処理海洋深層水を用いることもできる。
海洋深層水のみの場合には、無殺菌での使用も可能であ
り、経済的にも、効率面からも特に有利である。また、
海洋深層水又は上記加工処理した水、さらにこれに、海
面約 100m以浅より取水された海水、いわゆる海洋表層
水を混合した水を用いることも可能である。本発明によ
る培養方法によって高い効率で得られる海水産ユーグレ
ナ細胞は、収穫後、スプレードライなどでそのまま乾燥
するか、乾燥後有用成分を分離するなどの方法で単離す
る。単離された藻体及び有用成分から、ワックス、健康
保持食品、食品添加物、食品、濃厚飼料又は餌料として
広く用いることができる。
深度 100〜10,000m程度の深海から採取される海水であ
る。なかでも好ましくは、深度 200〜1,000 m程度の深
さから取水される海水が経済的に有利である。本発明に
おいて用いられる海洋深層水は、取水後、そのままで用
いることもできるし、常法による殺菌後、使用すること
も可能である。さらに、取水された海洋深層水から膜な
どの周知手段で脱塩処理された水に、ミネラルなどを添
加配合した加工処理海洋深層水を用いることもできる。
海洋深層水のみの場合には、無殺菌での使用も可能であ
り、経済的にも、効率面からも特に有利である。また、
海洋深層水又は上記加工処理した水、さらにこれに、海
面約 100m以浅より取水された海水、いわゆる海洋表層
水を混合した水を用いることも可能である。本発明によ
る培養方法によって高い効率で得られる海水産ユーグレ
ナ細胞は、収穫後、スプレードライなどでそのまま乾燥
するか、乾燥後有用成分を分離するなどの方法で単離す
る。単離された藻体及び有用成分から、ワックス、健康
保持食品、食品添加物、食品、濃厚飼料又は餌料として
広く用いることができる。
【0007】本発明における海水産ユーグレナ細胞と
は、以下の方法によって単離される株をいう。海水より
単離するユーグレナ株の採取方法としては、本願発明者
が先に発表した文献(加藤、藻類42巻、 221-226頁 (19
94年)) に準拠して行うことが出来る。例えば、採集は
海水よりプランクトンネット及び大型の広口ビンを用い
て行い、採集した試料を氷で冷やして持ち帰り、ビペッ
ト洗浄法で藻体を単離し、PES培地(Provasoli “Cu
lture and Collcctions of Algae" 63 頁〜75頁 1966年
版) の入った試験管内で培養する。培養は、温度20℃、
照度約3,000 ルックス、12時間明期・12時間暗期の明暗
周期の条件下で行う。観察は光学顕微鏡を用いて主に対
数増殖期の藻体で行う。また、観察の際にノマルスキー
式微分干渉装置 (オリンパス社製) も用いることができ
る。さらに、藻体の固定には1%オスミウム酸蒸気、ピ
レノイドの染色にプロピオンカーミン、粘液体の染色に
0.1 %中性赤水溶液、動きを押さえるために1 %メチル
セルロース水溶液をそれぞれ用い、最終的に株の同定に
供する。このようにして、海水から単離されるユーグレ
ナとしては、Eutrepiella 属、Eutrepiella 属及び Eug
lena属などが代表例として挙げられる。
は、以下の方法によって単離される株をいう。海水より
単離するユーグレナ株の採取方法としては、本願発明者
が先に発表した文献(加藤、藻類42巻、 221-226頁 (19
94年)) に準拠して行うことが出来る。例えば、採集は
海水よりプランクトンネット及び大型の広口ビンを用い
て行い、採集した試料を氷で冷やして持ち帰り、ビペッ
ト洗浄法で藻体を単離し、PES培地(Provasoli “Cu
lture and Collcctions of Algae" 63 頁〜75頁 1966年
版) の入った試験管内で培養する。培養は、温度20℃、
照度約3,000 ルックス、12時間明期・12時間暗期の明暗
周期の条件下で行う。観察は光学顕微鏡を用いて主に対
数増殖期の藻体で行う。また、観察の際にノマルスキー
式微分干渉装置 (オリンパス社製) も用いることができ
る。さらに、藻体の固定には1%オスミウム酸蒸気、ピ
レノイドの染色にプロピオンカーミン、粘液体の染色に
0.1 %中性赤水溶液、動きを押さえるために1 %メチル
セルロース水溶液をそれぞれ用い、最終的に株の同定に
供する。このようにして、海水から単離されるユーグレ
ナとしては、Eutrepiella 属、Eutrepiella 属及び Eug
lena属などが代表例として挙げられる。
【0008】本発明における海洋深層水の加工処理は、
先ず、海水を脱塩処理することから開始される。例え
ば、海洋深層水を逆浸透膜を用いて水と濃縮水に分離す
る方法、電気透析法又は蒸留濃縮法などが好ましく用い
られる。脱塩処理により、海水は、水と濃縮液に容易に
分離される。海水を脱塩処理した原料水に、水溶性のミ
ネラル成分を添加配合することにより、さらに加工度を
上げることが可能である。本発明において用いる水溶性
のミネラル成分は、鉱石などから採取できるが、海水、
特に海洋深層水の濃縮により入手したものがより好まし
い。また、本発明では培地に添加する水として、海水を
脱塩処理した原料水に、塩化ナトリウムを除去した上記
の海水濃縮液や越冬苦汁、苦汁石膏などを溶かし込むこ
とにより、ヨウ素や銅や亜鉛などの海水中の必須微量ミ
ネラル成分も同時に溶かし込んで得られる、いわゆる加
工海水も使用可能である。
先ず、海水を脱塩処理することから開始される。例え
ば、海洋深層水を逆浸透膜を用いて水と濃縮水に分離す
る方法、電気透析法又は蒸留濃縮法などが好ましく用い
られる。脱塩処理により、海水は、水と濃縮液に容易に
分離される。海水を脱塩処理した原料水に、水溶性のミ
ネラル成分を添加配合することにより、さらに加工度を
上げることが可能である。本発明において用いる水溶性
のミネラル成分は、鉱石などから採取できるが、海水、
特に海洋深層水の濃縮により入手したものがより好まし
い。また、本発明では培地に添加する水として、海水を
脱塩処理した原料水に、塩化ナトリウムを除去した上記
の海水濃縮液や越冬苦汁、苦汁石膏などを溶かし込むこ
とにより、ヨウ素や銅や亜鉛などの海水中の必須微量ミ
ネラル成分も同時に溶かし込んで得られる、いわゆる加
工海水も使用可能である。
【0009】本発明において、培地に添加される廃糖蜜
は砂糖キビやてん菜糖などからのもので全糖量が40%〜
60%、アミノ態室素分が0.3 %〜1.2 %、アンモニア態
室素分が 1%〜2 %を含む糖蜜を、pH1ないしpH5、好
ましくはpH2ないしpH4、最も好ましくはpH2.5 ないし
3.5 でオートクレーブ処理したものが用いられる。オー
トクレーブ処理としては、105 ℃ないし140 ℃、好まし
くは110 ℃〜120 ℃で、10分から30分、好ましくは15分
から20分間の加熱処理を行う。また、本発明で用いられ
る異性化糖は、各種のでん粉を原料として常法により酵
素処理後、精製された果糖分40%から90%のものとして
市販されている糖液である。異性化糖の製造法の例とし
ては、例えば「図説・日本の食品工業」 356頁〜360 頁
(平成2年、 (株) 光琳発行)に詳しく記載されてい
る。
は砂糖キビやてん菜糖などからのもので全糖量が40%〜
60%、アミノ態室素分が0.3 %〜1.2 %、アンモニア態
室素分が 1%〜2 %を含む糖蜜を、pH1ないしpH5、好
ましくはpH2ないしpH4、最も好ましくはpH2.5 ないし
3.5 でオートクレーブ処理したものが用いられる。オー
トクレーブ処理としては、105 ℃ないし140 ℃、好まし
くは110 ℃〜120 ℃で、10分から30分、好ましくは15分
から20分間の加熱処理を行う。また、本発明で用いられ
る異性化糖は、各種のでん粉を原料として常法により酵
素処理後、精製された果糖分40%から90%のものとして
市販されている糖液である。異性化糖の製造法の例とし
ては、例えば「図説・日本の食品工業」 356頁〜360 頁
(平成2年、 (株) 光琳発行)に詳しく記載されてい
る。
【0010】本発明において、培地に添加される海洋深
層水又は加工海水の添加比率は、全培地容量1L(リット
ル) 当り、50mlから1L、好ましくは500 ml以上、さらに
好ましくは750 ml以上、培地コストの低減の為、最も好
ましくは1L 、すなわち全量が海洋深層水からなる培地
である。海洋深層水に、海洋表層水を混合して用いる場
合には、両者の比は10:1〜10:5の範囲、好ましくは10:1
〜10:3、さらに好ましくは 10:1 〜10:2の範囲で自在に
用いることができるが、この混合水の場合には、必ず使
用前に殺菌処理を必要とする。培地の殺菌操作を行う場
合は、微生物培養の常法で良い。例えば 110℃、15分又
は120 ℃で5〜10分間程度の加温処理か、0.45μのフィ
ルター濾過などが用いられる。
層水又は加工海水の添加比率は、全培地容量1L(リット
ル) 当り、50mlから1L、好ましくは500 ml以上、さらに
好ましくは750 ml以上、培地コストの低減の為、最も好
ましくは1L 、すなわち全量が海洋深層水からなる培地
である。海洋深層水に、海洋表層水を混合して用いる場
合には、両者の比は10:1〜10:5の範囲、好ましくは10:1
〜10:3、さらに好ましくは 10:1 〜10:2の範囲で自在に
用いることができるが、この混合水の場合には、必ず使
用前に殺菌処理を必要とする。培地の殺菌操作を行う場
合は、微生物培養の常法で良い。例えば 110℃、15分又
は120 ℃で5〜10分間程度の加温処理か、0.45μのフィ
ルター濾過などが用いられる。
【0011】海洋深層水、加工海水及び/又は海洋表層
水の培地への添加比率は、培養しようとするユーグレナ
細胞の種類によって使用範囲に大きな幅がある。例え
ば、アジリスユ−グレナ・アギリス株やオブツサ株の場
合では、全培地容量の5%〜40%、さらに好ましくは20
%〜40%の添加が好ましい。ユーグレナ綱ユートレプテ
ィエラ・ジムナスチカ株やユーファリンジャ株及びユー
トレブティア・グロブリンフェラやヴィリディス株、ベ
ルティ株の場合には、5%〜100 %、好ましくは40%〜
100 %、さらに好ましくは80%〜100 %の海洋深層水、
加工海水及び/又はの添加で培養される。
水の培地への添加比率は、培養しようとするユーグレナ
細胞の種類によって使用範囲に大きな幅がある。例え
ば、アジリスユ−グレナ・アギリス株やオブツサ株の場
合では、全培地容量の5%〜40%、さらに好ましくは20
%〜40%の添加が好ましい。ユーグレナ綱ユートレプテ
ィエラ・ジムナスチカ株やユーファリンジャ株及びユー
トレブティア・グロブリンフェラやヴィリディス株、ベ
ルティ株の場合には、5%〜100 %、好ましくは40%〜
100 %、さらに好ましくは80%〜100 %の海洋深層水、
加工海水及び/又はの添加で培養される。
【0012】海水産ユーグレナの培地としては、ブロバ
ソリのPES培地(カルチャー・アンド・コレクション
ズ・オブ・アルジェ、63頁〜75頁、1966年版) の他、ク
レイマー・マイヤー培地 (アーカイブス・ミクロバイオ
ロジー、17巻、 384頁-40 項(1952 年) 、ハットナー培
地 (メソッズ・エンザイモロジー23巻、 143頁-16 項(1
971 年) 又は、コーレン・ハットナー培地 (ジャーナル
・ブロトゾロジー、14巻、付録17頁(1767 年))などを基
本培地として用いる。基本培地に、上述の海洋深層水、
加工海水及び/又は海洋表層水と、廃糖蜜又は異性化糖
を適宜な量添加して培養する。標準的な培養条件として
は、例えばブロバソリーの海水補強栄養剤1−5容量部
に対して、海洋深層水、加工海水、海洋表層水のトータ
ル容量で 100部からなる基本培地1L当りオートクレーブ
処理した廃糖蜜、又は異性化糖を5gから75g 添加して、
調製した培地を培養容器に入れ、通気できるようにする
か、あるいは綿栓をつける。培養は20〜35℃で行うのが
良い。好ましくは20〜32℃、さらに好ましくは20〜25℃
で培養するのが良い。光独立栄養培養では、2,000 〜8,
000 ルックスの光を照射しながら、除菌フィルターを通
した空気、又は1〜5% CO2を含む空気を通気する。光
従属栄養培養は、2,000〜8,000 ルックスの光を12時間
間隔で照射しながら振とう機で振とうして行う。1 分当
り95〜105 回の振とうで最も良好な生育が得られる。
ソリのPES培地(カルチャー・アンド・コレクション
ズ・オブ・アルジェ、63頁〜75頁、1966年版) の他、ク
レイマー・マイヤー培地 (アーカイブス・ミクロバイオ
ロジー、17巻、 384頁-40 項(1952 年) 、ハットナー培
地 (メソッズ・エンザイモロジー23巻、 143頁-16 項(1
971 年) 又は、コーレン・ハットナー培地 (ジャーナル
・ブロトゾロジー、14巻、付録17頁(1767 年))などを基
本培地として用いる。基本培地に、上述の海洋深層水、
加工海水及び/又は海洋表層水と、廃糖蜜又は異性化糖
を適宜な量添加して培養する。標準的な培養条件として
は、例えばブロバソリーの海水補強栄養剤1−5容量部
に対して、海洋深層水、加工海水、海洋表層水のトータ
ル容量で 100部からなる基本培地1L当りオートクレーブ
処理した廃糖蜜、又は異性化糖を5gから75g 添加して、
調製した培地を培養容器に入れ、通気できるようにする
か、あるいは綿栓をつける。培養は20〜35℃で行うのが
良い。好ましくは20〜32℃、さらに好ましくは20〜25℃
で培養するのが良い。光独立栄養培養では、2,000 〜8,
000 ルックスの光を照射しながら、除菌フィルターを通
した空気、又は1〜5% CO2を含む空気を通気する。光
従属栄養培養は、2,000〜8,000 ルックスの光を12時間
間隔で照射しながら振とう機で振とうして行う。1 分当
り95〜105 回の振とうで最も良好な生育が得られる。
【0013】廃糖蜜又は異性化糖ならびに/又は海洋深
層水(加工海水、海洋表層水との混合海水を含む)を培
養途中で初発培地に添加する方法の培養によれば、さら
に収量の増大が認められる。この場合の途中での培地へ
の好適なタイミングは、細胞濃度が 105〜106 コ/mlに
到達した時点が良い。多槽を用いる流下式の連続培養の
場合には、第2槽以降で上記細胞濃度を越えるように初
発培地を通液する。途中添加する廃糖蜜又は異性化糖濃
度は培地1L 当り5gから75g が好ましい。海洋深層水
(加工海水、海洋表層水との混合海水を含む) の添加量
は初発培地に対し50%までとするのがよい。次に実施例
に基づいて本発明の実施の態様を具体的に説明する。た
だし本発明はこれらに限定されるものではない。
層水(加工海水、海洋表層水との混合海水を含む)を培
養途中で初発培地に添加する方法の培養によれば、さら
に収量の増大が認められる。この場合の途中での培地へ
の好適なタイミングは、細胞濃度が 105〜106 コ/mlに
到達した時点が良い。多槽を用いる流下式の連続培養の
場合には、第2槽以降で上記細胞濃度を越えるように初
発培地を通液する。途中添加する廃糖蜜又は異性化糖濃
度は培地1L 当り5gから75g が好ましい。海洋深層水
(加工海水、海洋表層水との混合海水を含む) の添加量
は初発培地に対し50%までとするのがよい。次に実施例
に基づいて本発明の実施の態様を具体的に説明する。た
だし本発明はこれらに限定されるものではない。
【0014】
【実施例1,比較例1】ユートレプティエラ ME-74株を
用い、海洋深層水 (比較例1)又は、これにさらにpH3.5
で120 ℃、15分間オートクレーブ処理した廃糖蜜 (大日
本製糖製) を3g加えた海洋深層水 (実施例1)100 mlあた
りプロバソリの海水補強栄養剤 2mlを加えたものを、 1
00mlの三角フラスコにそれぞれ50mlずつ入れた。そこに
ME-74株を 200細胞1mlになるように接種し、温度25
℃、3,000 ルックスの光照射を12時間間隔で行った。そ
の結果、最大細胞数は表1のとおりであった。
用い、海洋深層水 (比較例1)又は、これにさらにpH3.5
で120 ℃、15分間オートクレーブ処理した廃糖蜜 (大日
本製糖製) を3g加えた海洋深層水 (実施例1)100 mlあた
りプロバソリの海水補強栄養剤 2mlを加えたものを、 1
00mlの三角フラスコにそれぞれ50mlずつ入れた。そこに
ME-74株を 200細胞1mlになるように接種し、温度25
℃、3,000 ルックスの光照射を12時間間隔で行った。そ
の結果、最大細胞数は表1のとおりであった。
【0015】
【表1】 表1から明らかに、海洋深層水プラス廃糖蜜での培養で
増殖効果が認められた。
増殖効果が認められた。
【0016】
【実施例2,3,4,比較例2】(1) 加工海水の調整 深層海水を逆浸透膜により分離し、水と濃縮水に分離し
た。条件は、56MPa の圧力で流速 2L/分で処理した。濃
縮水画分を、さらに加熱濃縮して、脱塩化ナトリウム処
理し、表2に示す塩濃度の高ミネラル含有液を作成し
た。
た。条件は、56MPa の圧力で流速 2L/分で処理した。濃
縮水画分を、さらに加熱濃縮して、脱塩化ナトリウム処
理し、表2に示す塩濃度の高ミネラル含有液を作成し
た。
【0017】
【表2】 上記膜分離で得た水画分と表2の高ミネラル含有液とを
混合し加工海水、硬度50及び1,000 に調整した。
混合し加工海水、硬度50及び1,000 に調整した。
【0018】(2) ユートレプティエラの培養 上記加工海水と兵庫県赤穂海岸より採水した海洋表層水
とを一定の比率で混合した。実施例1と同様にして、こ
の混合水とプロバソリ培地を用いて、異性化糖(三和澱
粉製)を所定量添加してユートレプティエラ・ジムナス
ティカME-136株を培養した。培養定常期まで培養を続け
た後、細胞濃度を測定した。結果を表3に示す。
とを一定の比率で混合した。実施例1と同様にして、こ
の混合水とプロバソリ培地を用いて、異性化糖(三和澱
粉製)を所定量添加してユートレプティエラ・ジムナス
ティカME-136株を培養した。培養定常期まで培養を続け
た後、細胞濃度を測定した。結果を表3に示す。
【0019】
【表3】 ユートレプティエラ・ジムナスティカの定常期培養結果 ──────────────────────────────────── 加工海水/海洋表層水/培地の容量比 定常期(細胞/ml) ──────────────────────────────────── 実施例2 硬度50の水を10部/表層水1部/異性 2×103 化糖20%液1部 ──────────────────────────────────── 実施例3 硬度1000の水を5部/表層水1部/ 1×106 異性化糖20%液2部 ──────────────────────────────────── 実施例4 硬度1000の水を4部/表層水1部/ 8×105 異性化糖20%液1部 ──────────────────────────────────── 比較例2 硬度1000の水を4部/表層水1部(異性化糖未添加) 6×103 ────────────────────────────────────
【0020】
【実施例5,6比較例3,4】海洋深層水10L にプロバ
ソリの海水補強栄養剤 300L を加えた培地 (比較例3)、
これに実施例1と同様のオートクレーブ処理した廃糖蜜
100g を加えた (実施例5)。海洋深層水に代えて殺菌水
を用い、廃糖蜜を実施例5と同量添加した培地(比較例
4)にオートレプティア・グロブリフェラ・ファン・ブー
ル株を植えつけた。温度25℃、4,000 ルックスでの光を
12時間間隔で照射しながら5日間の培養を行った。実施
例5の培養槽には5日目にさらに廃糖蜜 100g を添加し
(実施例6)、それぞれ7日間の培養を行った。その結果
の細胞数は表4のとおりであった。
ソリの海水補強栄養剤 300L を加えた培地 (比較例3)、
これに実施例1と同様のオートクレーブ処理した廃糖蜜
100g を加えた (実施例5)。海洋深層水に代えて殺菌水
を用い、廃糖蜜を実施例5と同量添加した培地(比較例
4)にオートレプティア・グロブリフェラ・ファン・ブー
ル株を植えつけた。温度25℃、4,000 ルックスでの光を
12時間間隔で照射しながら5日間の培養を行った。実施
例5の培養槽には5日目にさらに廃糖蜜 100g を添加し
(実施例6)、それぞれ7日間の培養を行った。その結果
の細胞数は表4のとおりであった。
【0021】
【表4】 表4によれば明らかに高密度増殖が認められた。
【0022】
【実施例7】ユートレプティア・ヴィルディス・ペルテ
ィ株を用い、海洋深層水1Lに25g の廃糖蜜 (実施例1と
同様にオートクレーブ処理したもの)を加えたものをプ
ロバソリ基本培地とした。直径30cmのガラス製のシャー
レ5ヶを連通管で連結して、オーバーフローで培地が流
下するようにセットした槽を用いた。25℃〜27℃の温度
下、シャーレはマグネティックスターラーでゆっくり撹
拌した。接種後 3,000ルックスの光照射を12時間間隔で
4日間第1槽のみで培養を行った後、基本培地を1ml/
時間の速度で第1槽に供給しながら、さらに1日培養を
続けた。第3槽の細胞濃度を5日目に測定したところ、
2×105 個/ml に到達したところで第3槽に20g/L の廃
糖蜜を1ml/時間の速度で通液した。7日後に第5槽に貯
まった培養液の細胞濃度を測定した結果、17×106 個/m
lであった。
ィ株を用い、海洋深層水1Lに25g の廃糖蜜 (実施例1と
同様にオートクレーブ処理したもの)を加えたものをプ
ロバソリ基本培地とした。直径30cmのガラス製のシャー
レ5ヶを連通管で連結して、オーバーフローで培地が流
下するようにセットした槽を用いた。25℃〜27℃の温度
下、シャーレはマグネティックスターラーでゆっくり撹
拌した。接種後 3,000ルックスの光照射を12時間間隔で
4日間第1槽のみで培養を行った後、基本培地を1ml/
時間の速度で第1槽に供給しながら、さらに1日培養を
続けた。第3槽の細胞濃度を5日目に測定したところ、
2×105 個/ml に到達したところで第3槽に20g/L の廃
糖蜜を1ml/時間の速度で通液した。7日後に第5槽に貯
まった培養液の細胞濃度を測定した結果、17×106 個/m
lであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 万里 北海道函館市港町3−1−1 北海道大学 水産学部内 (72)発明者 渡辺 益美 北海道函館市港町3−1−1 北海道大学 水産学部内 (72)発明者 中島 宏 兵庫県赤穂市坂越329番地 赤穂化成株式 会社内 (72)発明者 中川 光司 兵庫県赤穂市坂越329番地 赤穂化成株式 会社内 Fターム(参考) 2B104 AA34 BA08 CA01 2B150 BC10 CB01 CE26 DD48 DD59 DH35 4B018 MD11 MD89 ME04 4B065 AA83X BB02 BB15 BB16 BB22 BC11 BD10 CA41 CA43 CA60
Claims (6)
- 【請求項1】 海水産ユーグレナ細胞の培養時に、廃糖
蜜又は異性化糖に加えて海洋深層水を培地に添加するこ
とを特徴とする培養方法。 - 【請求項2】 海洋深層水として脱塩処理して得た水
に、さらに水溶性のミネラル成分を添加した加工海水を
使用することを特徴とする請求項1の培養方法。 - 【請求項3】 海洋深層水又は加工海水にさらに、海洋
表層水を混合した水を使用することを特徴とする請求項
1又は2に記載の培養方法。 - 【請求項4】 ユーグレナ細胞濃度が、 105〜106 コ/m
l になった時点で、廃糖蜜又は異性化糖及び海洋深層水
を培地に追加することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の培養方法。 - 【請求項5】 培養槽を2槽以上に分割し、流下式でユ
ーグレナ細胞を培養するに際し、第2槽以降の槽での細
胞濃度が 105〜106 コ/ml になった時点で、廃糖蜜又は
異性化糖及び海洋深層水を添加することを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載の培養方法。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の培養
方法で得られる海水産ユーグレナ細胞から単離された藻
体及び有用成分から製造されることを特徴とするワック
ス、健康保持食品、食品添加物、食品、濃厚飼料又は餌
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000101653A JP2001275655A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 海水産ユーグレナの深層水による高密度培養 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000101653A JP2001275655A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 海水産ユーグレナの深層水による高密度培養 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001275655A true JP2001275655A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18615655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000101653A Pending JP2001275655A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 海水産ユーグレナの深層水による高密度培養 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001275655A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010233551A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Shizuoka Prefecture | 微細藻類の培養方法 |
WO2016158653A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | 株式会社ファイトロックス | 濃縮海水を用いた藻類の培養方法 |
-
2000
- 2000-04-04 JP JP2000101653A patent/JP2001275655A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010233551A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Shizuoka Prefecture | 微細藻類の培養方法 |
WO2016158653A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | 株式会社ファイトロックス | 濃縮海水を用いた藻類の培養方法 |
JP2016185087A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 株式会社ファイトロックス | 濃縮海水を用いた藻類の培養方法 |
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