JP2001275445A - 乗用型作業機の運転部構造 - Google Patents

乗用型作業機の運転部構造

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JP2001275445A
JP2001275445A JP2000095549A JP2000095549A JP2001275445A JP 2001275445 A JP2001275445 A JP 2001275445A JP 2000095549 A JP2000095549 A JP 2000095549A JP 2000095549 A JP2000095549 A JP 2000095549A JP 2001275445 A JP2001275445 A JP 2001275445A
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JP2000095549A
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Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Ryozo Kuroiwa
良三 黒岩
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Hiroshi Ogata
洪 緒方
Minoru Hiraoka
実 平岡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロー成形によって形成したハンドル塔の乗
降側を補強するとともに、ハンドル塔とステップとの連
接部分を強化する。 【解決手段】 運転部のステップ8と、このステップ8
の前端に連なるハンドル塔9とを樹脂材のブロー成形に
よって一体成形し、ハンドル塔9の背面における乗降側
部位とステップ8の前端部に亘って縦長の補強材40を
設けるとともに、機体操縦用ステアリングレバーを備え
たコントロールユニット20を、ハンドル塔9の上部に
取付け支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインや各種
収穫機など乗用型作業機の運転部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記運転部構造としては、部品点数及び
組付工数の削減、並びに軽量化を図るために、運転部の
ステップとハンドル塔とをブロー成形により一体形成
し、互いをつなぐ境界部が屈曲変形可能な薄肉のヒンジ
部で構成して、使用姿勢に折り曲られるように形成する
ことが本出願人によって先に提案されており、その使用
姿勢を保持するようにL字状の連結補強金具を設けてあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成にお
いては、例えば、操縦者が運転部に搭乗する際にはハン
ドル塔に手をかけて搭乗する場合が多く、ハンドル塔の
乗降側やステップとの連接箇所に大きな荷重が加わって
しまい、ハンドル塔の強度、ハンドル塔とステップとの
連結部の強度は完全ではなく補強が必要であった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、ブロー成形によって形成したハンドル塔の乗
降側を補強するとともに、ハンドル塔とステップとの連
接部分を強化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1にかか
る発明の特徴構成は、運転部のステップと、このステッ
プの前端に連なるハンドル塔とを樹脂材のブロー成形に
よって一体成形し、前記ハンドル塔の背面における乗降
側部位と前記ステップの前端部に亘って縦長の補強材を
設けるとともに、機体操縦用コントロールレバーを備え
たコントロールユニットを、前記ハンドル塔の上部に取
付け支持させた点にある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1に記載のものにおいて、前記ステップの前部に幅狭
部を突出形成し、前記補強材の下部を、前記幅狭部の側
面とステップの幅広部分の前面とに亘って連結した点に
ある。
【0007】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求
項1に記載のものにおいて、前記ステップとハンドル塔
との連接部にコーナー補強部材を設けるとともに、この
コーナー補強部材に前記補強材の下部を連結した点にあ
る。
【0008】〔作用〕上記構成によると、補強材をコン
トロールユニットの取付け支持する部材として利用しな
がらハンドル塔を補強する部材とするとともに、この補
強材を乗降側部位に配置して下部をステップの前端部に
連結させることで、操縦者が乗降する際のハンドル塔に
かかる加重に対して、ステップの前端部で補強材の下部
を支えることができる。また、ステップとハンドル塔と
の連接部も強固なものにできる。そして、請求項2の構
成によれば、補強材の下部をステップの幅狭部の側面と
幅広部の前面との2面で支持しており、より確実に補強
材を支えることができる。そして、請求項3の構成によ
れば、ステップとハンドル塔との連接部を他の部材で補
強するとともに、この部材と補強材とを連結することに
よって更に補強している。
【0009】〔効果〕よって、ハンドル塔、並びにハン
ドル塔とステップとの連接部を、操縦者が機体を乗降す
る際にかかる加重に対して有効に補強できる。また、こ
の補強材をコントロールユニットを支持させる部材に兼
用することでコストを抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。乗用型作業機の一例としてのコ
ンバインの側面図が図1に、このコンバインの平面図が
図2に示されている。このコンバインは、クローラ走行
装置1で走行する機体2の前面に、2条の刈取りを行う
刈取り前処理部3を昇降自在に連結するとともに、機体
2上の左側に脱穀装置4を、また機体2上の右側に運転
部5、及びアンローダ6付きの穀粒タンク7、等をそれ
ぞれ搭載配備して構成されている。
【0011】前記運転部5には、エンジン10の搭載部
と重複して配備されており、ステップ8、このステップ
8の前端に起立連接されたハンドル塔9、ステップ8の
後方において横向きに配置された水冷式のエンジン10
を覆うエンジンカバー11、このエンジンカバー11の
上面に装着された運転座席12、ハンドル塔9の左側か
ら運転座席12の左横側にわたって配備された操作盤1
3、及び操作盤13の下方においてハンドル塔9の左側
端部とエンジンカバー11の左側端部とをつなぐ側板1
4等を備えている。なお、操作盤13には、走行用変速
レバー15、作業用のクラッチレバー16類、メーター
パネル17等が備えられるとともに、ハンドル塔9の右
端にはステアリングレバー18が備えられている。この
ステアリングレバー18は、十字操作可能に構成されて
おり、左方または右方への揺動操作によって、揺動操作
された側のクローラ走行装置1の速度を落として機体を
レバー操作方向に操向するように構成されるとともに、
前方向への揺動操作によって刈取り前処理部3を下降さ
せ、後方への揺動操作によって刈取り前処理部3を上昇
させるように構成されている。
【0012】前記エンジンカバー11は、上壁部21
と、前壁部22と、後壁部23と、横壁部24とによっ
て、機体内方に向けて開放された箱型に構成されてお
り、前壁部と横壁部を介して介して取り入れた外気をエ
ンジン10搭載部に取り入れてラジエータ19を冷却す
るように構成されている。
【0013】ここで、前記ハンドル塔9、ステップ8、
エンジンカバー11の前壁部22、および、エンジンカ
バー11の上壁部21は、それぞれがブロー成形によっ
て一体化された壁状の中空体であり、互いをつなぐ境界
部が屈曲変形可能な薄肉のヒンジ部25で構成されてい
る。そして、4個の中空体をヒンジ部25でつないだブ
ロー成形品は、図8、図9(イ)、図10に示すよう
に、全体が偏平な展開状態で成形され、成形後に、ヒン
ジ部25を介して所定の使用姿勢に折り曲げられるもの
である。
【0014】図14〜図16に示すように、ステップ8
の前端辺に沿って立設される前記ハンドル塔9の上半部
には、中空構造のループハンドル部9Aが一体成形され
るとともに、下半部には、ループハンドル部9Aの両下
端に連通する中空構造の壁部9Bが形成されている。そ
して、壁部9Bの上端部には、上端面が偏平で前後に厚
いパネル部9Baが形成されるとともに、このパネル部
9Baの下方において壁部9Bの前面が周部を除いて広
く凹入されている。また、壁部9Bの前面に広く形成さ
れた凹入部9Bbの正面から見た左上部位に、パネル部
9Baの端部に連通開放された凹部9Bcが形成され、
ここに、前記ステアリングレバー18を備えたコントロ
ールユニット20が係入装着されている。前記凹入部9
Bbを囲むU字状の周部には、壁部9Bの前面に脱着可
能に装着される化粧カバー26の周縁を位置決め係入す
る凹溝9Bdが形成されている。また、前記凹入部9B
bの内部には、この凹入部9Bbを正面から見て左下か
ら右上に亘ってほぼ対角状に横断する隆起部9Beが形
成されて、壁部9B前面が補強されるとともに、凹入部
9Bbの正面から見た右下部位には、コントロールユニ
ット20から延出された操作ワイヤ20aを挿通する開
口9Bfが後加工によって形成されている。また、壁部
9Bの後面には浅い凹入部9Bgが形成されており、壁
部9B後面が補強されている。
【0015】図12,図13に示すように、ステップ8
は、その上面に滑り止め用および補強用の凹凸パターン
が形成されるとともに、上壁8aと下壁8bとを局部的
に繋ぐ複数の部分接続部8cが分散して形成されて、運
転者の重量に耐える強度が確保されている。また、ステ
ップ8の前端部に前上がりの幅狭部8dが形成されると
ともに、ハンドル塔9の基部には、前記幅狭部8dを嵌
入可能な凹部9Cが形成されており、ハンドル塔9をヒ
ンジ部25を介して起立屈曲させた際、幅狭部8dが凹
部9Cに嵌入されることで、ハンドル塔9の起立姿勢が
安定するようになっている。また、このステップ8の底
部の左右には、機体フレーム34に取り付けた前後に長
い係合部材34aに上方から係合する下向きの段部8e
が形成されて、ステップ8にかかる荷重を確実に機体フ
レーム34で受け止め支持するよう構成されている。ま
た、ステップ8の前部には、機体停止用のペダル41や
図外の燃焼タンクに接続された燃料補給管42を挿通す
るための開口8fが形成されている。
【0016】図25に示すように、コントロールユニッ
ト20を係入装着する凹部9Bcの背面には、金属加工
によって形成した板状の補強材40が備え付けられてい
る。この補強材40の左右の両端部は屈曲形成されてい
るとともに、上部は前記コントロールユニット20の取
付けに用いる取付部材によって壁部9Bの背面に共締め
固定されており、下端側の側部は幅狭部8dの側面で連
結され、下端辺は幅狭部8dより機体右方に出ているス
テップ8の前面に連結されてある。つまり、この補強材
40は、コントロールユニット20を取付ける当て板と
して用いながらハンドル塔を補強するに止まらず、ハン
ドル塔9とステップ8とを連接するヒンジ部25の屈曲
姿勢をさらに強固なものとするとともに、ハンドル塔の
乗降側にかかる荷重に対しても特に有効なものとなって
いる。
【0017】図20に示すように、ステップ8の後端辺
に沿って起立される中空の前記前壁部22は、起立状態
においてその下端角部22bがステップ8の上面に接当
して起立限界となるよう形成されている。また、図19
に示すように、エンジンカバー11の上壁部21の前端
辺に沿って折り下げられる前壁部22は、折り下げ状態
においてその上端面22cが上壁部21の前端下面に接
当して折り曲げ限界となるよう形成されている。
【0018】そして、この前壁部22の右の側辺には他
部材取付け用のフランジ22aが突設されるとともに、
上壁部21の右側辺にもフランジ21aが突設されてお
り、これらのフランジ22a,21aに横壁部24が連
結されるようになっている。
【0019】図26に示すように、ハンドル塔9の左側
端部とエンジンカバー11の左側端部とをつなぐ側板1
4はブロー成形による壁状の中空体であり、後側辺に突
設された他部材取付け用のフランジ14aが前壁部22
に、下端辺に突設された他部材取付け用のフランジ14
bがステップ8にそれぞれ連接されるようになってい
る。また、側板14の前端辺には、部分的に凹ませて内
部の中空箇所をなくした取付部14cが数箇所に形成さ
れており、壁部9Bの背面の左側周囲に固定配置させた
金属製のフレーム54と取付部14cとで連結されるよ
うになっている。そして、側板14のステップ8との取
付け箇所から所定の上方位置までは略垂直に立ち上げら
れているとともに、この所定の上方位置より上部は上方
に従ってステップ8とは反対側に膨出するように形成さ
れており、これにより操縦者のひざ回りの空間を広くし
てある。また、下端辺はステップ8の側部に沿った形状
に形成されており、下端辺の前端部は幅狭部8dの側面
まで回り込んで位置し、前端は幅狭部8dの側面に取付
け固定されている。尚、ハンドル塔9の左側端部とエン
ジンカバー11の左側端部とにわたって金属部材を架設
するとともに、側板の内面に沿わせて配置して側板14
を補強してもよく、或は、この側板14を板金によって
形成してもよい。
【0020】前記前壁部22の前面には、ブロー成形後
の加工により形成された防塵構造の外気取入れ口27が
設けられるとともに、前壁部22の横側面にはブロー成
形後の加工によって開口28が設けられ、前記外気取入
れ口27から導入した外気を、この開口28を介して横
壁部24内に導くよう構成されている。また、横壁部2
4の外面には、ブロー成形後の加工により形成された外
気取入れ口29が設けられるとともに、その外気取入れ
口29を覆う防塵カバー30が配備され、防塵カバー3
0の周囲に形成された間隙sから取り入れた外気と前壁
部22の外気取入れ口27からの外気とを合流して、エ
ンジンルーム内のラジエータ19に供給するように構成
されている。
【0021】図17および図18に示すように、上壁部
21の内壁21cは局部的に上方に凹入されて外壁21
bに接続され、外壁21bと内壁21cとを局部的につ
なぐ多数の部分接続部21dが分散して形成されて、運
転者の着座荷重に耐える強度が確保されるとともに、内
壁21cにエンジンルーム内に向かう多数の凹部が形成
されることで、エンジン騒音を吸収減衰することが可能
となっている。なお、この部分接続部21dを不規則に
分散形成したり、それぞれの大きさを異ならせること
で、エンジン騒音の吸収減衰機能を一層高めることが可
能となる。また、上壁部21の後辺と右側辺とに亘って
断面積の大きい周縁部21eが形成されており、ブロー
成形時に、この周縁部21eが断面積の大きいエアー通
路となって、成形が容易に行われる。
【0022】前記横壁部24と後壁部23とは、ブロー
成形によって一体に成形されるとともに、屈曲可能な薄
肉のヒンジ部31でつながれており、このヒンジ部31
を介して屈曲した後に、横壁部24を前壁部22と上壁
部21にボルト等で連結するとともに、後壁部24の上
縁を上壁部21の後端辺にボルト等で連結することで、
機体内方に開放された箱形のエンジンカバー11が構成
されるようになってる。なお、上壁部21の後部上面に
は、外気取入れ用のダクト32が付設され、このダクト
32に形成された防塵構造の外気取入れ口33から取り
入れた外気も横壁部24内に導入されてラジエータ19
の冷却に利用されるようになっている。また、エンジン
ルーム内のエアークリーナ43の吸気口43aは、横向
きの支点xと略同じ高さに配置されて横壁部24に連通
接続され、横壁部24内に導入された清浄外気を取り入
れるように構成されている。
【0023】ここで、ラジエータ19の外側端縁の周縁
部に沿ってスポンジ等からなるシール材44が装着され
るとともに、エアークリーナ43の吸気口43aの周端
縁にも同様なシール材45が装着され、カバー体Aが閉
じられた状態において、前記横壁部24の内面がラジエ
ータ19のシール材44およびエアークリーナ43のシ
ール材45に密着するように構成されている。つまり、
エンジンルーム内の熱気が、横壁部24内に導入された
冷外気に混じってラジエータ19およびエアークリーナ
43に供給されるのを防止している。
【0024】なお、ヒンジ部25,31を介して屈曲さ
れた各部の繋ぎ部位は分離することはないが、図19、
図20に示すように、所定の使用姿勢に折り曲げた屈曲
姿勢を強固に維持するようにL形の連結補強金具53を
取り付けている。
【0025】上記のように、運転部5には、ハンドル塔
9、ステップ8、エンジンカバー11、側板14、およ
び、操作盤13を一体化したカバー体Aが備えられるこ
とになり、このカバー体Aは、機体フレーム34の前端
部に支点金具35を介して左右および上下揺動可能に連
結支持される。つまり、前記支点金具35は、図23お
よび図24に示すように、機体フレーム34に立設され
た縦ボス36と、この縦ボス36に縦向き支点y周りに
回動可能に挿通支持されるとともに、周方向長孔36a
とピン37aとによって回動範囲が規制された支点軸3
7と、この支点軸37の上端に連結された横軸38とか
ら構成されており、前記カバー体Aは、前記横軸38に
横向き支点x周りに上下揺動可能に連結されている。
【0026】なお、図4に示すように、ステップ8の前
部に形成された幅狭部8dの背面には凹部8gが形成さ
れ、この凹部8gに前記支点金具35の一部が入り込ん
で配置されており、凹部8gの横側面と支点金具35と
が接当干渉することによって、カバー体Aの実際の横揺
動角度は数度程度に規制されている。
【0027】従って、エンジン搭載部の周辺を開放して
メンテナンス作業を行う場合には、先ず、前記カバー体
Aを縦向き支点yを中心にして少し横外方に揺動させな
がら上方へ持ち上げて、ラジエータ19のシール材44
およびエアークリーナ43の吸気口43aのシール材4
5に対して横壁部24の内面を摺らせることなく斜め外
上方に離反させた後、図7に示すように、横向きの支点
xを中心に大きく上方に揺動することで、エンジン周り
に広いメンテナンス作業空間を形成するのである。ま
た、カバー体Aを閉じる場合は逆に揺動操作すること
で、シール材44,45に横壁部24の内面を摺らせる
ことなく接触させることができる。
【0028】なお、前記ペダル41のペダル本体41a
は、前記開口8fに挿通されたペダルアーム41bに脱
着可能にピン連結されており、カバー体Aを上下に揺動
開閉する際には、ペダル本体41aをペダルアーム41
bから抜きはずしておく。
【0029】また、前記ハンドル塔9からはステアリン
グ装置20の操作ワイヤ20aが導出されているが、こ
の操作ワイヤ20aを挿通する開口9dは、ハンドル塔
9の下部、すなわち、横向き支点xにできるだけ近く設
けてあるので、カバー体Aを揺動開閉する際の操作ワイ
ヤ20aの振れ動きは少ないものとなっている。
【0030】また、上記構成の運転部5の後方に配備さ
れた穀粒タンク7は、スクリュウ式のアンローダ6の縦
スクリュウ部6aにおける縦向き軸心zを中心にして機
体内外方向に旋回揺動可能に構成されており、穀粒タン
ク7を機体外方に旋回揺動することで、穀粒タンク7と
脱穀装置4との間に配備された機構のメンテナンスを広
い空間から行うことができるようになっている。ここ
で、穀粒タンク7を旋回させる縦向き軸心zは、カバー
体Aの縦向き支点xから直後方に延ばされた延長線近く
に位置しており、上記のようにカバー体Aを上方に開放
するとともに穀粒タンク7をも横外方に旋回開放するこ
とで、エンジン10の周囲を更に大きく開放することが
できる。
【0031】図4,図6に示すように、エンジン10の
上部にはマフラ46が配備され、このマフラ46から導
出された排気管47が、エンジンルーム内で下方に向け
て屈曲された後、左右の走行装置1の間を通って機体後
部にまで延長されている。そして、マフラ46を上方か
ら覆う防熱カバー48と、エンジンルーム内の排気管4
7部分を後方から覆う防熱カバー49とが備えられ、樹
脂製のエンジンカバー11がマフラ46および排気管4
7からの熱によって不当に加熱されないようにしてい
る。
【0032】図23に示すように、燃料補給管42は取
付け板50に貫通支持されており、機体フレーム34に
形成した切欠き部51を塞ぐように取付け板50を連結
することで、燃料補給管42を後付けで機体フレーム3
4に装着できるように構成されている。なお、前記燃料
補給管42と機体後方に配備した図示しない燃料タンク
とは、ホース52によって連通接続されている。
【0033】上記実施の形態での、補強材10の下端側
の連結を次のように改変することも可能である。
【0034】〔別実施の形態1〕図27に示すように、
ステップ8とハンドル塔9とを連接するヒンジ部25を
補強する前記連接補強部材53の一つであるコーナー補
強部材53aを、ステップ8に形成された幅狭部8dの
上面と、ハンドル塔9の背面とに亘って配設するととも
に、コーナー補強部材53の側部を立ち上げて、この立
ち上げた側部に補強材40を連結してある。この場合に
も、幅狭部8dの側面やステップ8の前面と連結しても
よい。
【0035】〔別実施の形態2〕また、図28に示すよ
うに、ステップ8とハンドル塔9とを連接するヒンジ部
25を補強する前記連接補強部材53の一つであるコー
ナー補強部材53aを、ステップ8に形成された幅狭部
8dの上面と、ハンドル塔9の背面とに亘って配設する
とともに、コーナー補強部材53aを幅狭部8dの側面
側にも回り込ませるとともに、この回り込ませた箇所で
もボルト等の締付部材によってコーナー補強部材53a
を固定し、補強材40の幅狭部8dとの連結をこの締付
部材によって共締めしてもよい。そして、カバー体Aを
軸芯x周りに回動させるために横ボス部38に挿通させ
てある回転軸を、ステップ8の幅狭部8dの左右の両側
面に挿通させるとともに、側面側に回り込ませたコーナ
ー補強部材53aや、幅狭部の側面に位置する補強材4
0にも挿通しながら一体に回転するように固定してあ
る。
【0036】尚、実施の形態を含めたこれらの連結構造
は、対向する前記側壁14の下端辺の前端部と幅狭部8
dの側面とを連結する構造として用いてもよい。つま
り、幅狭部8dの左右での取付けにおいて、補強材40
の連結構造と板金によって形成した側板14の連結構造
とを同様の構造によって構成するのが望ましいが、補強
材40の連結構造と側板14の連結構造とを異なる構造
を用いて連結してもよく、またブロー成形によって形成
した側板14を、これらの連結構造によって連結しても
よい。
【0037】上記実施の形態では、ステップ8とハンド
ル塔9、並びにエンジンカバー11の上壁部21と前壁
部22との4面をブロー成形によって一体形成したが、
ステップ8、ハンドル塔9、エンジンカバー11の前壁
部22、エンジンカバー11の上壁部21、エンジンカ
バーの後壁部23、側板14の6面をブロー成形によっ
て一体化する。この場合、側板14を前壁部22に一体
連接するか、あるいは、ステップ8に一体連接するか選
択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】運転部の斜視図
【図4】運転部の一部切欠き側面図
【図5】運転部の平面図
【図6】原動部の横断平面図
【図7】カバー体を開放した運転部の側面図
【図8】成形されたカバー体の展開状態の平面図
【図9】(イ)成形されたカバー体の展開状態の側面図 (ロ)屈曲加工されたカバー体の側面図
【図10】成形されたカバー体の展開状態の斜視図
【図11】屈曲加工されたカバー体の斜視図
【図12】(イ)カバー体におけるステップ部分の平面
図 (ロ)カバー体におけるステップ部分の底面図
【図13】カバー体におけるステップ部分の縦断正面図
【図14】カバー体におけるハンドル塔部分の縦断側面
【図15】カバー体におけるハンドル塔部分の正面図
【図16】カバー体におけるハンドル塔部分の横断平面
【図17】エンジンカバーにおける上壁部の縦断側面図
【図18】(イ)エンジンカバーにおける上壁部の平面
図 (ロ)エンジンカバーにおける上壁部の底面図
【図19】エンジンカバーの上壁部と前壁部との繋ぎ部
分を示す縦断側面図
【図20】カバー体におけるステップ部と前壁部との繋
ぎ部分を示す縦断側面図
【図21】前壁部の正面図
【図22】前壁部の横断平面図
【図23】運転部下方の機体フレーム部分を示す斜視図
【図24】運転部下方の機体フレーム部分を示す斜視図
【図25】補強材を取り付けた状態を示す斜視図
【図26】側板の一部切欠き平面図
【図27】別実施の形態1の補強材を取付けた状態を示
す斜視図
【図28】別実施の形態2の補強材を取付けた状態を示
す斜視図
【符号の説明】
5 運転部 8 ステップ 8d 幅狭部 9 ハンドル塔 18 ステアリングレバー 20 コントロールユニット 40 補強材 53a コーナー補強部材
フロントページの続き (72)発明者 松本 寿之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 緒方 洪 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 平岡 実 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B074 AA01 AB01 AC02 AD01 BA06 CD08 DA01 DA02 DC01 DE03 DE05 DE06 DE07 DE09 DF03 DF08 GH04 2B076 AA03 BA01 BC07 CD02 CD03 CD04 CD05 CD08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転部のステップと、このステップの前
    端に連なるハンドル塔とを樹脂材のブロー成形によって
    一体成形し、前記ハンドル塔の背面における乗降側部位
    と前記ステップの前端部に亘って縦長の補強材を設ける
    とともに、機体操縦用コントロールレバーを備えたコン
    トロールユニットを、前記ハンドル塔の上部に取付け支
    持させてあることを特徴とする乗用型作業機の運転部構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ステップの前部に幅狭部を突出形成
    し、前記補強材の下部を、前記幅狭部の側面とステップ
    の幅広部分の前面とに亘って連結してある請求項1記載
    の乗用型作業機の運転部構造。
  3. 【請求項3】 前記ステップとハンドル塔との連接部に
    コーナー補強部材を設けるとともに、前記補強材の下部
    を連結してある請求項1記載の乗用型作業機の運転部構
    造。
JP2000095549A 2000-03-30 2000-03-30 乗用型作業機の運転部構造 Pending JP2001275445A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003333916A (ja) * 2002-05-22 2003-11-25 Seirei Ind Co Ltd コンバインにおける運転操作部構造

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