JP2001275131A - 映像信号伝送方法ならびにそれを実行するための送信装置および受信装置 - Google Patents

映像信号伝送方法ならびにそれを実行するための送信装置および受信装置

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JP2001275131A
JP2001275131A JP2000087281A JP2000087281A JP2001275131A JP 2001275131 A JP2001275131 A JP 2001275131A JP 2000087281 A JP2000087281 A JP 2000087281A JP 2000087281 A JP2000087281 A JP 2000087281A JP 2001275131 A JP2001275131 A JP 2001275131A
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transmission
video signal
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color difference
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JP2000087281A
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English (en)
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Yoshiki Yamada
善樹 山田
Tomoaki Takeuchi
与哲 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順次走査方式の映像信号を伝送するための伝
送方法であって、それに対応する伝送フォーマットで映
像信号を入出力して垂直方向の画素相関演算処理を行う
際に特殊な回路構成を必要としない伝送方法を提供す
る。 【解決手段】 伝送すべき順次走査方式のデジタル映像
信号を、図3(a)に示す伝送フォーマットの輝度信号
と図3(b)に示す伝送フォーマットの色差信号とに分
割して伝送路300に送出する。伝送路300は、リン
クYとリンクCと呼ばれる2系統の信号線で構成され、
リンクYは上記の輝度信号を走査線順次に伝送し、リン
クCは上記の色差信号を走査線順次に伝送する。この伝
送方法によれば、それに対応する伝送フォーマットで映
像信号を入出力して垂直方向の画素相関演算処理を行う
には、従来と同様の構成の垂直フィルタ回路等を、輝度
信号に対するものと色差信号に対するものとの2系統用
意すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順次走査方式のデ
ジタル映像信号を伝送するための方法ならびにその方法
を実行するための送信装置および受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局スタジオ内において順次走査方式
のデジタル映像信号を伝送する方法として、順次走査方
式の映像信号を相補的な2つの飛び越し走査方式の映像
信号に分割して2本の同軸ケーブルで伝送するという方
法がSMPTE(Society of Motion Picture and Telev
ision Engineers)等によって規格化され使用されてい
る。この伝送方法では、図15に示すような順次走査に
よって得られた映像信号が、リンクAと呼ばれる信号線
によって図16(a)に示すような伝送フォーマットで
飛び越し走査方式に相当するデジタル映像信号として伝
送されるとともに、これに並行して、リンクBと呼ばれ
る信号線によって図16(b)に示すような伝送フォー
マットで飛び越し走査方式に相当するデジタル映像信号
として伝送される。なお、図16において、SAVは、
Start of Active Video の略であって、有効映像期間
(「アクティブ区間」とも呼ばれる)の開始を示す映像
タイミング基準コードであり、EAVは、End of Activ
e Video の略であって、有効映像期間(アクティブ区
間)の終了を示す映像タイミング基準コードである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、映像に対し
て走査線数の変換や、ぼかし及びモザイク処理のような
特殊処理等を施すには、その映像における垂直方向の画
素相関を求める演算処理(以下「垂直方向画素相関演算
処理」という)が必要となる。デジタル映像信号に基づ
く映像に対する垂直方向画素相関演算処理には、通常、
ラインメモリと乗算器と加算器とを図18に示すように
接続した構成の垂直フィルタ回路が使用される。
【0004】しかし、上記のような従来の伝送方法に対
応する伝送フォーマットで順次走査方式の映像信号を入
出力する信号処理回路であって、その映像信号に基づく
映像における垂直方向の画素相関を求める演算処理(垂
直方向画素相関演算処理)を行う信号処理回路(例えば
垂直フィルタ)を実現する場合、走査線の並びを考慮す
るための特殊な回路構成が必要になる。例えば、順次走
査の1080/60P方式の映像信号を上記従来の伝送
方法に対応する伝送フォーマットに従ってリンクAおよ
びBの2系統で入出力する垂直フィルタ回路は、図17
に示すような構成となる。この構成は、図18に示した
垂直フィルタ回路の構成とは大きく異なる。すなわち、
順次走査方式の映像信号の伝送方法として従来の方法を
採用すると、垂直フィルタ回路等によって垂直方向画素
相関演算処理を行う際に、通常の垂直フィルタ回路等と
は異なる特殊で複雑な構成の回路が必要となる。
【0005】そこで、本発明は、順次走査方式の映像信
号を伝送するための映像信号伝送方法であって、その伝
送方法に対応する伝送フォーマットで映像信号を入出力
して垂直方向の画素相関演算処理を行う際に特殊で複雑
な回路構成を必要としない映像信号伝送方法、ならび
に、それを実行するための映像信号送信装置および受信
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、4:2:2方式でサンプリングされた順次走査
方式のデジタル映像信号を第1および第2系統からなる
2系統の信号線で伝送するための映像信号伝送方法であ
って、前記デジタル映像信号を構成する輝度信号を走査
線順次に所定の伝送フォーマットで前記第1系統の信号
線で伝送する第1伝送ステップと、前記第1系統の信号
線での前記輝度信号の伝送と並行して、前記デジタル映
像信号を構成する2種類の色差信号を走査線順次に前記
伝送フォーマットで前記第2系統の信号線で伝送する第
2伝送ステップと、を備えることを特徴とする。上記第
1の発明では、順次走査方式の映像信号が輝度信号と色
差信号とに分離されて、輝度信号と色差信号とがそれぞ
れ走査線順次に伝送される。このため、本発明に係る伝
送方法に対応する伝送フォーマットで入出力し垂直方向
画素相関演算処理を行う映像信号処理装置は、輝度信号
と色差信号のそれぞれに対して通常の垂直フィルタ回路
等と同様の構成の回路を2つ用意することによって実現
可能であって、順次走査方式の映像信号を伝送する従来
の伝送方式とは異なり、特殊な回路構成を必要としな
い。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
第1伝送ステップは、前記輝度信号における1水平走査
線に相当する各アクティブ区間の前後に映像タイミング
基準コードであるSAVおよびEAVをそれぞれ付加す
ることにより、前記伝送フォーマットの信号である伝送
輝度信号を生成する第1基準コード付加ステップと、前
記伝送輝度信号を前記第1系統の信号線に送出する第1
送出ステップと、を含み、前記第2伝送ステップは、前
記2種類の色差信号を時分割多重することにより多重化
色差信号を生成する多重化ステップと、前記多重化色差
信号における1水平走査線に相当する各アクティブ区間
の前後に映像タイミング基準コードであるSAVおよび
EAVをそれぞれ付加することにより、前記伝送フォー
マットの信号である伝送色差信号を生成する第2基準コ
ード付加ステップと、前記伝送色差信号を前記第2系統
の信号線に送出する第2送出ステップと、を含むことを
特徴とする。上記第2の発明によれば、順次走査方式の
映像信号が輝度信号と色差信号とに分離されて、輝度信
号と色差信号とがそれぞれ走査線順次に伝送される。こ
のため、上記第1の発明と同様、第2の発明に係る伝送
方法に対応する伝送フォーマットで入出力し垂直方向画
素相関演算処理を行う映像信号処理装置は、輝度信号と
色差信号のそれぞれに対して通常の垂直フィルタ回路等
と同様の構成の回路を2つ用意することによって実現可
能であって、特殊な回路構成を必要としない。しかも、
伝送すべきデジタル映像信号は4:2:2方式でサンプ
リングされており、かつ、伝送色差信号は2種類の色差
信号を時分割多重することによって得られたものである
ため、第1および第2系統の信号線で伝送されるデジタ
ル映像信号において垂直関係にある画素を表現するデー
タの間隔が同一となる。したがって、第1系統の信号線
に関する機器(回路)と第2系統の信号線に関する機器
(回路)とを同一構成とすることが可能となる。
【0008】第3の発明は、第2の発明において、前記
第1基準コード付加ステップでは、前記伝送輝度信号に
おいてアクティブ区間が等間隔で現れるように前記映像
タイミング基準コードが前記輝度信号に付加され、前記
第2基準コード付加ステップでは、前記伝送色差信号に
おいてアクティブ区間が等間隔で現れるように前記映像
タイミング基準コードが前記多重化色差信号に付加され
ることを特徴とする。上記第3の発明によれば、伝送輝
度信号および伝送色差信号のそれぞれにおいてアクティ
ブ区間は1水平走査線毎(1ライン毎)に区切られてい
てかつ各アクティブ区間は等間隔で現れる。このため、
本発明に係る伝送方法に対応する伝送フォーマットで入
出力し垂直方向の画素相関演算処理を行う垂直フィルタ
回路などの信号処理装置を実現する場合、必要なライン
メモリの容量は、従来の伝送方法を使用した場合よりも
少なくなる。
【0009】第4の発明は、第1の発明において、前記
第1伝送ステップは、前記デジタル映像信号を構成する
輝度信号における隣接するアクティブ区間を連結するこ
とにより、2水平走査線ずつアクティブ区間がグループ
化されたグループ化輝度信号を生成する第1グループ化
ステップと、前記グループ化輝度信号における2水平走
査線に相当する各アクティブ区間の前後に映像タイミン
グ基準コードであるSAVおよびEAVをそれぞれ付加
することにより、前記伝送フォーマットの信号である伝
送輝度信号を生成する第3基準コード付加ステップと、
前記伝送輝度信号を前記第1系統の信号線に送出する第
3送出ステップと、を含み、前記第2伝送ステップは、
前記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号を時
分割多重することにより多重化色差信号を生成する多重
化ステップと、前記多重化色差信号における隣接するア
クティブ区間を連結することにより、2水平走査線ずつ
アクティブ区間がグループ化されたグループ化色差信号
を生成する第2グループ化ステップと、前記グループ化
色差信号における2水平走査線に相当する各アクティブ
区間の前後に映像タイミング基準コードであるSAVお
よびEAVをそれぞれ付加することにより、前記伝送フ
ォーマットの信号である伝送色差信号を生成する第4基
準コード付加ステップと、前記伝送色差信号を前記第2
系統の信号線に送出する第4送出ステップとを含むこと
を特徴とする。上記第4の発明によれば、順次走査方式
の映像信号が輝度信号と色差信号とに分離されて、輝度
信号と色差信号とがそれぞれ走査線順次に伝送されるた
め、上記第2の発明と同様、第4の発明に係る伝送方法
に対応する伝送フォーマットで入出力し垂直方向の画素
相関演算処理を行う映像信号処理装置は、輝度信号と色
差信号のそれぞれに対して通常の垂直フィルタ回路等と
同様の構成の回路を2つ用意することによって実現可能
であって、特殊な回路構成を必要としない。しかも、伝
送輝度信号および伝送色差信号のそれぞれにおいて、隣
接する2水平走査線ずつアクティブ区間がグループ化さ
れているため、第4の発明における伝送フォーマット
は、順次走査方式の映像信号を伝送するための従来の伝
送フォーマットと同様(映像タイミング基準コードSA
VおよびEAVの配置が同一)である。このため、従来
の標準方式と同様な音声データなどの多重方法を利用で
き、その結果、従来の映像信号伝送システムとの間で、
音声データの処理や多重回路を共通化することができ
る。
【0010】第5の発明は、第4の発明において、前記
第1グループ化ステップは、前記デジタル映像信号を構
成する輝度信号のうち奇数番目の水平走査線に相当する
各アクティブ区間の信号部分を遅延させることにより、
当該輝度信号における奇数番目の水平走査線に相当する
各アクティブ区間を当該各アクティブ区間に隣接する偶
数番目の水平走査線に相当するアクティブ区間に連結す
る第1遅延ステップを有し、前記第2グループ化ステッ
プは、前記多重化色差信号のうち奇数番目の水平走査線
に相当する各アクティブ区間の信号部分を遅延させるこ
とにより、前記多重化色差信号における奇数番目の水平
走査線に相当する各アクティブ区間を当該各アクティブ
区間に隣接する偶数番目の水平走査線に相当するアクテ
ィブ区間に連結する第2遅延ステップを有することを特
徴とする。
【0011】第6の発明は、4:2:2方式でサンプリ
ングされた順次走査方式のデジタル映像信号を第1およ
び第2系統からなる2系統の信号線で伝送するために、
当該2系統の信号線のそれぞれに前記デジタル映像信号
を構成する所定の信号を送出する映像信号送信装置であ
って、前記デジタル映像信号を構成する輝度信号を走査
線順次に所定の伝送フォーマットで前記第1系統の信号
線に送出する第1送信手段と、前記第1系統の信号線へ
の前記輝度信号の送出と並行して、前記デジタル映像信
号を構成する2種類の色差信号を走査線順次に前記伝送
フォーマットで前記第2系統の信号線に送出する第2送
信手段と、を備えることを特徴とする。上記第6の発明
によれば、上記第1の発明に係る映像信号伝送方法に対
応した伝送フォーマットで、順次走査方式のデジタル映
像信号を2系統の信号線からなる伝送路に送出すること
ができる。
【0012】第7の発明は、第6の発明において、前記
第1送信手段は、前記輝度信号における1水平走査線に
相当する各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準
コードであるSAVおよびEAVをそれぞれ付加するこ
とにより、前記第1系統の信号線に送出すべき前記伝送
フォーマットの信号である伝送輝度信号を生成する第1
基準コード付加手段を含み、前記第2送信手段は、前記
2種類の色差信号を時分割多重することにより多重化色
差信号を生成する多重化手段と、前記多重化色差信号に
おける1水平走査線に相当する各アクティブ区間の前後
に映像タイミング基準コードであるSAVおよびEAV
をそれぞれ付加することにより、前記第2系統の信号線
に送出すべき前記伝送フォーマットの信号である伝送色
差信号を生成する第2基準コード付加手段とを含むこと
を特徴とする。上記第7の発明によれば、上記第2の発
明に係る映像信号伝送方法に対応した伝送フォーマット
で、順次走査方式のデジタル映像信号を2系統の信号線
からなる伝送路に送出することができる。
【0013】第8の発明は、第7の発明において、前記
第1基準コード付加手段は、前記伝送輝度信号において
アクティブ区間が等間隔で現れるように前記映像タイミ
ング基準コードを前記輝度信号に付加し、前記第2基準
コード付加手段は、前記伝送色差信号においてアクティ
ブ区間が等間隔で現れるように前記映像タイミング基準
コードを前記多重化色差信号に付加することを特徴とす
る。上記第8の発明によれば、上記第3の発明に係る映
像信号伝送方法に対応した伝送フォーマットで、順次走
査方式のデジタル映像信号を2系統の信号線からなる伝
送路に送出することができる。
【0014】第9の発明は、第6の発明において、前記
第1送信手段は、前記デジタル映像信号を構成する輝度
信号における隣接するアクティブ区間を連結することに
より、2水平走査線ずつアクティブ区間がグループ化さ
れたグループ化輝度信号を生成する第1グループ化手段
と、前記グループ化輝度信号における2水平走査線に相
当する各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コ
ードであるSAVおよびEAVをそれぞれ付加すること
により、前記第1系統の信号線に送出すべき前記伝送フ
ォーマットの信号である伝送輝度信号を生成する第3基
準コード付加手段と、を含み、前記第2送信手段は、前
記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号を時分
割多重することにより多重化色差信号を生成する多重化
手段と、前記多重化色差信号における隣接するアクティ
ブ区間を連結することにより、2水平走査線ずつアクテ
ィブ区間がグループ化されたグループ化色差信号を生成
する第2グループ化手段と、前記グループ化色差信号に
おける2水平走査線に相当する各アクティブ区間の前後
に映像タイミング基準コードであるSAVおよびEAV
をそれぞれ付加することにより、前記第2系統の信号線
に送出すべき前記伝送フォーマットの信号である伝送色
差信号を生成する第4基準コード付加手段と、を含むこ
とを特徴とする。上記第9の発明によれば、上記第4の
発明に係る映像信号伝送方法に対応した伝送フォーマッ
トで、順次走査方式のデジタル映像信号を2系統の信号
線からなる伝送路に送出することができる。
【0015】第10の発明は、第9の発明において、前
記第1グループ化手段は、前記デジタル映像信号を構成
する輝度信号のうち奇数番目の水平走査線に相当する各
アクティブ区間の信号部分を遅延させることにより、当
該輝度信号における奇数番目の水平走査線に相当する各
アクティブ区間を当該各アクティブ区間に隣接する偶数
番目の水平走査線に相当するアクティブ区間に連結する
第1遅延手段を有し、前記第2グループ化手段は、前記
多重化色差信号のうち奇数番目の水平走査線に相当する
各アクティブ区間の信号部分を遅延させることにより、
前記多重化色差信号における奇数番目の水平走査線に相
当する各アクティブ区間を当該各アクティブ区間に隣接
する偶数番目の水平走査線に相当するアクティブ区間に
連結する第2遅延手段を有することを特徴とする。
【0016】第11の発明は、第2の発明に係る映像信
号伝送方法によって伝送されてきたデジタル映像信号を
前記第1および第2系統の信号線を介して受信する映像
信号受信装置であって、前記デジタル映像信号のうち前
記第2系統の信号線を介して受信された前記伝送色差信
号に含まれる前記映像タイミング基準コードを検出する
基準コード検出手段と、前記基準コード検出手段による
前記映像タイミング基準コードの検出に基づき、前記伝
送色差信号に含まれる前記多重化色差信号を前記2種類
の色差信号に分離し、前記2種類の色差信号を個別に出
力する分離手段と、を備えることを特徴とする。上記第
11の発明によれば、第2の発明に係る映像信号伝送方
法によって伝送されてきたデジタル映像信号を受信し
て、そのデジタル映像信号に相当するコンポーネント信
号である輝度信号および2種類の色差信号を得ることが
できる。
【0017】第12の発明は、第4の発明に係る映像信
号伝送方法によって伝送されてきたデジタル映像信号を
前記第1および第2系統の信号線を介して受信する映像
信号受信装置であって、前記デジタル映像信号のうち前
記第1系統の信号線を介して受信された前記伝送輝度信
号に含まれる映像タイミング基準コードを検出する第1
基準コード検出手段と、前記第1基準コード検出手段に
よる前記映像タイミング基準コードの検出に基づき、ア
クティブ区間が2水平走査線ずつグループ化された前記
伝送輝度信号を、アクティブ区間が1水平走査線毎にブ
ランキング区間で区切られた非グループ化輝度信号に変
換する第1グループ分離手段と、前記デジタル映像信号
のうち前記第2系統の信号線を介して受信された前記伝
送色差信号に含まれる前記映像タイミング基準コードを
検出する第2基準コード検出手段と、前記第2基準コー
ド検出手段による前記映像タイミング基準コードの検出
に基づき、アクティブ区間が2水平走査線ずつグループ
化された前記伝送色差信号に含まれる多重化色差信号
を、アクティブ区間が1水平走査線毎にブランキング区
間で区切られた多重化色差信号である非グループ化色差
信号に変換する第2グループ分離手段と、前記基準コー
ド検出手段による前記映像タイミング基準コードの検出
に基づき、前記非グループ化色差信号を前記2種類の色
差信号に分離し、前記2種類の色差信号を個別に出力す
る信号分離手段と、を備えることを特徴とする。上記第
12の発明によれば、第4の発明に係る映像信号伝送方
法によって伝送されてきたデジタル映像信号を受信し
て、そのデジタル映像信号に相当するコンポーネント信
号である輝度信号および2種類の色差信号を得ることが
できる。
【0018】第13の発明は、第12の発明において、
前記第1グループ分離手段は、前記伝送輝度信号のうち
偶数番目の水平走査線に相当する各アクティブ区間の信
号部分を遅延させることにより、前記伝送輝度信号にお
ける2水平走査線に相当する各アクティブ区間を1水平
走査線に相当する2つのアクティブ区間に分離する第1
遅延手段を含み、前記第2グループ分離手段は、前記伝
送色差信号に含まれる多重化色差信号のうち偶数番目の
水平走査線に相当する各アクティブ区間の信号部分を遅
延させることにより、当該多重化色差信号における2水
平走査線に相当する各アクティブ区間を1水平走査線に
相当する2つのアクティブ区間に分離する第2遅延手段
を含むことを特徴とする。
【0019】第14の発明は、第2の発明に係る映像信
号伝送方法に対応する伝送フォーマットでデジタル映像
信号を伝送するための前記第1および第2系統の信号線
で構成される伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第
1および第2系統の信号線を介して前記伝送フォーマッ
トに従うデジタル映像信号を入力映像信号として受け取
り、当該入力映像信号に対して画素相関演算処理を施
し、当該画素相関演算処理後の映像信号を前記伝送フォ
ーマットで出力側の前記第1および第2系統の信号線に
送出する映像信号処理装置であって、前記入力映像信号
のうち前記入力側の第1系統の信号線を介して受け取る
前記伝送輝度信号に対して垂直方向の画素相関演算処理
を行う輝度信号処理手段と、前記入力映像信号のうち前
記入力側の第2系統の信号線を介して受け取る前記伝送
色差信号に対して垂直方向の画素相関演算処理を行う色
差信号処理手段と、を備えることを特徴とする。上記第
14の発明によれば、第2の発明に係る映像信号伝送方
法に基づき第1および第2系統の信号線を介して輝度信
号および色差信号が走査線順次に受信されるため、輝度
および色差信号処理手段は、共に、垂直方向の画素相関
演算処理を行う通常の垂直フィルタ等と同様の回路構成
によって実現可能であり、特殊な回路構成を必要としな
い。しかも、受信されるデジタル映像信号は4:2:2
方式でサンプリングされており、かつ、伝送色差信号は
2種類の色差信号を時分割多重して得られたものである
ため、第1および第2系統の信号線で伝送されるデジタ
ル映像信号において垂直関係にある画素を表現するデー
タの間隔が同一となる。したがって、輝度信号処理手段
と色差信号処理手段とを同一構成で実現することができ
る。
【0020】第15の発明は、第2の発明に係る映像信
号伝送方法に対応する伝送フォーマットでデジタル映像
信号を伝送するための前記第1および第2系統の信号線
で構成される伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第
1および第2系統の信号線を介して前記伝送フォーマッ
トに従うデジタル映像信号を入力映像信号として受け取
り、当該入力映像信号に対して画素相関演算処理を施
し、当該画素相関演算処理後の映像信号を前記伝送フォ
ーマットで出力側の前記第1および第2系統の信号線に
送出する映像信号処理装置であって、前記入力映像信号
のうち前記入力側の第1系統の信号線を介して受け取る
前記伝送輝度信号と前記入力側の第2系統の信号線を介
して受け取る前記伝送色差信号とを時分割多重化するこ
とにより、前記入力映像信号を構成する輝度信号と色差
信号の双方を含むYC多重化信号を生成するYC多重化
手段と、前記YC多重化信号に対して垂直方向の画素相
関演算処理を施す信号処理手段と、前記画素相関演算処
理が施された前記YC多重化信号を輝度信号と色差信号
とに分離する信号分離手段と、を備えることを特徴とす
る。上記第15の発明によれば、伝送輝度信号と伝送色
差信号とを時分割多重化して得られるYC多重化信号に
対して垂直方向の画素相関演算処理が行われるため、信
号処理手段は、垂直方向の画素相関演算処理を行う通常
の垂直フィルタ等と同様の回路構成によって実現可能で
あるのみならず、その回路構成が簡素なものとなる。
【0021】第16の発明は、第4の発明に係る映像信
号伝送方法に対応する伝送フォーマットでデジタル映像
信号を伝送するための前記第1および第2系統の信号線
で構成される伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第
1および第2系統の信号線を介して前記伝送フォーマッ
トに従うデジタル映像信号を入力映像信号として受け取
り、当該入力映像信号に対して画素相関演算処理を施
し、当該画素相関演算処理後の映像信号を前記伝送フォ
ーマットで出力側の前記第1および第2系統の信号線に
送出する映像信号処理装置であって、前記入力映像信号
のうち前記入力側の第1系統の信号線を介して前記伝送
輝度信号を受け取り、垂直方向の画素相関演算処理が施
された前記伝送輝度信号を前記出力側の第1系統の信号
線に送出する輝度信号処理手段と、前記入力映像信号の
うち前記入力側の第2系統の信号線を介して前記伝送色
差信号を受け取り、垂直方向の画素相関演算処理が施さ
れた前記伝送色差信号を前記出力側の第2系統の信号線
に送出する色差信号処理手段と、を備え、前記輝度信号
処理手段は、受信された前記伝送輝度信号を、アクティ
ブ区間が1水平走査線毎にブランキング区間で区切られ
た輝度信号である非グループ化輝度信号に変換する第1
グループ分離手段と、前記非グループ化輝度信号に対し
て前記垂直方向の画素相関演算処理を行う第1信号処理
手段と、前記第1信号処理手段によって得られる前記画
素相関演算処理後の非グループ化輝度信号を、隣接する
2水平走査線ずつアクティブ区間がグループ化された前
記伝送フォーマットに対応した輝度信号に変換する第1
グループ化手段と、を含み、前記色差信号処理手段は、
受信された前記伝送色差信号に含まれるグループ化色差
信号を、アクティブ区間が1水平走査線毎にブランキン
グ区間で区切られた多重化色差信号である非グループ化
色差信号に変換する第2グループ分離手段と、前記非グ
ループ化色差信号に対して前記垂直方向の画素相関演算
処理を行う第2信号処理手段と、前記第2信号処理手段
によって得られる前記画素相関演算処理後の非グループ
化色差信号を、隣接する2水平走査線ずつアクティブ区
間がグループ化された前記伝送フォーマットに対応した
色差信号に変換する第2グループ化手段と、を含むこと
を特徴とする。上記第16の発明によれば、アクティブ
区間が2水平走査線ずつグループ化された伝送輝度信号
は、アクティブ区間が1水平走査線毎にブランキング区
間で区切られた輝度信号に変換された後に、垂直方向の
画素相関演算処理が施される。一方、アクティブ区間が
2水平走査線ずつグループ化された伝送色差信号に含ま
れる多重化色差信号は、アクティブ区間が1水平走査線
毎にブランキング区間で区切られた多重化色差信号に変
換された後に、垂直方向の画素相関演算処理が施され
る。したがって、上記第14の発明と同様、第1および
第2信号処理手段は、共に、垂直方向の画素相関演算処
理を行う通常の垂直フィルタ等と同様の回路構成によっ
て実現可能であり、特殊な回路構成を必要としない。
【0022】第17の発明は、第4の発明に係る映像信
号伝送方法に対応する伝送フォーマットでデジタル映像
信号を伝送するための前記第1および第2系統の信号線
で構成される伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第
1および第2系統の信号線を介して前記伝送フォーマッ
トに従うデジタル映像信号を入力映像信号として受け取
り、当該入力映像信号に対して画素相関演算処理を施
し、当該画素相関演算処理後の映像信号を前記伝送フォ
ーマットで出力側の前記第1および第2系統の信号線に
送出する映像信号処理装置であって、前記入力映像信号
のうち前記入力側の第1系統の信号線を介して前記伝送
輝度信号を受け取り、受け取った前記伝送輝度信号を、
アクティブ区間が1水平走査線毎にブランキング区間で
区切られた輝度信号である非グループ化輝度信号に変換
する第1グループ分離手段と、前記入力映像信号のうち
前記入力側の第2系統の信号線を介して前記伝送色差信
号を受け取り、受け取った前記伝送色差信号に含まれる
グループ化色差信号を、アクティブ区間が1水平走査線
毎にブランキング区間で区切られた多重化色差信号であ
る非グループ化色差信号に変換する第2グループ分離手
段と、前記非グループ化輝度信号と前記非グループ化色
差信号とを時分割多重化することにより、前記入力映像
信号を構成する輝度信号と色差信号の双方を含むYC多
重化信号を生成するYC多重化手段と、前記YC多重化
信号に対して垂直方向の画素相関演算処理を施す信号処
理手段と、前記画素相関演算処理が施された前記YC多
重化信号を、前記画素相関演算処理が施された、非グル
ープ化輝度信号と非グループ化色差信号とに分離する信
号分離手段と、前記信号分離手段によって得られる非グ
ループ化輝度信号を、隣接する2水平走査線ずつアクテ
ィブ区間がグループ化された前記伝送フォーマットに対
応した輝度信号に変換する第1グループ化手段と、前記
信号分離手段によって得られる非グループ化色差信号
を、隣接する2水平走査線ずつアクティブ区間がグルー
プ化された前記伝送フォーマットに対応した色差信号に
変換する第2グループ化手段と、を備えることを特徴と
する。上記第17の発明によれば、伝送輝度信号は1水
平走査線毎にブランキング区間で区切られた非グループ
化輝度信号に変換されるとともに、伝送色差信号はアク
ティブ区間が1水平走査線毎にブランキング区間で区切
られた非グループ化色差信号に変換され、さらに、それ
ら非グループ化輝度信号と非グループ化色差信号とが時
分割多重化されてYC多重化信号が生成され、このYC
多重化信号に対して垂直方向の画素相関演算処理が行わ
れる。このため、上記第15の発明と同様、信号処理手
段は、垂直方向の画素相関演算処理を行う通常の垂直フ
ィルタ等と同様の回路構成によって実現可能であるのみ
ならず、その回路構成が簡素なものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下に述べる各
実施形態において伝送すべきデジタル映像信号は、有効
ライン数1080本、フレーム周波数60/1.001
Hzの順次走査方式の映像信号すなわち1080/60
P方式の映像信号であるものとする。
【0024】<1.第1の実施形態>図1は、本発明の
第1の実施形態に係る映像信号伝送方法を実行する映像
信号伝送システムを示すブロック図である。この映像信
号伝送システムは、映像信号送信装置100と、伝送路
300と、映像信号受信装置200とを備えており、伝
送路300には、後述の垂直フィルタ回路などの映像信
号処理装置が挿入されていてもよい。映像信号送信装置
100は、伝送すべき順次走査方式のデジタル映像信号
を、図3(a)に示す伝送フォーマットの輝度信号と図
3(b)に示す伝送フォーマットの色差信号とに分割し
て伝送路300に送出する。伝送路300は、リンクY
およびリンクCと呼ばれる2系統の信号線で構成され、
これらの信号線として例えば同軸ケーブルが使用され
る。映像信号受信装置200は、伝送路300により上
記伝送フォーマットで伝送されてきたデジタル映像信号
を受信して、受信されたデジタル映像信号から所望の形
式の映像信号を生成する。
【0025】<1.1 映像信号送信装置>図2は、上
記の映像信号送信装置100の構成を示すブロック図で
ある。この映像信号送信装置100は、マトリクス回路
10と、A/D変換器12,13,14と、マルチプレ
クサ16と、コード発生器18と、多重器20,21と
を備えており、光の3原色に対応するアナログ映像信号
である順次走査方式の原色信号R,G,Bを外部から受
け取って、上記伝送フォーマットの輝度信号(以下「伝
送輝度信号」という。他の実施形態においても同様。)
Yおよび色差信号(以下「伝送色差信号」という。他の
実施形態においても同様。)Cを生成し、これらをリン
クYおよびリンクCにそれぞれ送出する。以下、このよ
うな構成の映像信号送信装置100の動作を説明する。
【0026】外部から映像信号送信装置100に入力さ
れたアナログの原色信号R,G,Bは、まず、マトリク
ス回路10において、人間の目の明るさを感じる割合に
応じて合成され、輝度信号Ayと2種類の色差信号Acr
およびAcbとが生成される。生成された輝度信号Ayと
2種類の色差信号AcrおよびAcbとは、アナログ信号で
あり、A/D変換器12,13,14でそれぞれデジタ
ル信号に変換される。すなわち、アナログ輝度信号Ay
は、A/D変換器12により、148.5MHzの標本
化周波数で標本化されたデジタル輝度信号Dyに変換さ
れる。また、アナログ色差信号AcrおよびAcbは、A/
D変換器13および14により、74.25MHzの標
本化周波数で標本化されたデジタル色差信号Dcrおよび
Dcbにそれぞれ変換される。このような4:2:2方式
のサンプリングによって得られたデジタル映像信号D
y,Dcr,Dcbのうちデジタル輝度信号Dyは、多重器
20に入力される。一方、デジタル色差信号DcrとDcb
は、マルチプレクサ16で時分割多重され、これによっ
て多重化色差信号Dcが生成される。この多重化色差信
号Dcは、デジタル色差信号DcrとDcbとが画素単位で
交互に現れるように多重化された信号である。この多重
化色差信号Dcは、多重器21に入力される。
【0027】コード発生器18では、映像タイミング基
準コードSAVおよびEAVが生成される。これらの映
像タイミング基準コードSAVおよびEAVは、多重器
20および21の双方に入力される。また、コード発生
器18では、多重器20,21を制御する制御信号Ssw
も生成され、この制御信号Sswにより多重器20,21
において信号が切り替えられる。すなわち、多重器20
は、この制御信号Sswに基づき、リンクYに送出すべき
信号をデジタル輝度信号Dyと映像タイミング基準コー
ドの信号との間で切り替える。また、多重器21は、こ
の制御信号Sswに基づき、リンクCに送出すべき信号を
多重化色差信号Dcと映像タイミング基準コードの信号
との間で切り替える。このとき、図3(a)および
(b)に示すように、デジタル輝度信号Dyにおける各
アクティブ区間Y1,Y2,…,Y1080および多重
化色差信号Dcにおける各アクティブ区間C1,C2,
…,C1080の直前にSAVが直後にEAVが付加さ
れるように、コード発生器18から多重器20,21に
映像タイミング基準コードSAVおよびEAVが入力さ
れるとともに、そのようにSAVおよびEAVが付加さ
れるように多重器20,21に信号を切り替えさせる制
御信号Sswが多重器20,21に供給される。このよう
にして、多重器20ではデジタル輝度信号Dyに対して
映像タイミング基準コードSAVおよびEAVが付加さ
れ、多重器21では多重化色差信号Dcに対して映像タ
イミング基準コードSAVおよびEAVが付加される。
そして、多重器20からは図3(a)に示すような伝送
フォーマットのデジタル輝度信号すなわち伝送輝度信号
Yが出力され、多重器21からは図3(b)に示すよう
な伝送フォーマットのデジタル色差信号すなわち伝送色
差信号Cが出力される。なお図3において、「Yj」は
ラインjの輝度信号を示すものとし、「Cj」はライン
jの色差信号を示すものとする(j=1,2,3,
…)。このようにして、リンクYで伝送される輝度信号
において、各走査線に対応するアクティブ区間がY1,
Y2,Y3というように走査線順次に現れ、リンクCで
伝送される伝送色差信号Cにおいて、各走査線に対応す
るアクティブ区間がC1,C2,C3というように走査
線順次に現れる。そして、この伝送フォーマットでは、
伝送輝度信号Yおよび伝送色差信号Cのいずれについて
も、各走査線に対応する1920ワードの各アクティブ
区間の前後に8ワードのSAVおよびEAVがそれぞれ
付加されており、各アクティブ区間は8+264+8=
280ワードのブランキング区間によって区切られてい
る。
【0028】上記のようにして映像信号送信装置100
から出力される伝送輝度信号Yおよび伝送色差信号C
(図3(a)および(b))からなる順次走査方式のデ
ジタル映像信号は、リンクYおよびリンクCからなる伝
送路300によって映像信号受信装置200に伝送され
る。
【0029】<1.2 映像信号受信装置>図4は、上
記の映像信号受信装置200の構成を示すブロック図で
ある。この映像信号受信装置200は、タイミング基準
コードSAVおよびEAVを検出するS/E検出器50
と、デマルチプレクサ52と、マトリクス回路53と、
D/A変換器54,55,56とを備えており、リンク
YとリンクCからなる伝送路300を介して上記伝送フ
ォーマットの伝送輝度信号Yと伝送色差信号Cとからな
る順次走査方式のデジタル映像信号を受信し、受信され
たデジタル映像信号を他の形式の映像信号に変換して出
力する。本実施形態では、受信された順次走査方式のデ
ジタル映像信号をアナログの原色信号R,G,Bに変換
して出力する。この原色信号R,G,Bはディスプレイ
装置による映像の再現に使用される。以下、このような
構成の映像信号受信装置200の動作を説明する。
【0030】リンクYおよびリンクCからなる伝送路3
00を介して受信されたデジタル映像信号のうち、リン
クYを介して受信された伝送輝度信号Yは、マトリクス
回路53に入力される。一方、リンクCを介して受信さ
れた伝送色差信号Cは、S/E検出器50およびデマル
チプレクサ52に入力される。S/E検出器50では、
伝送色差信号Cに含まれる映像タイミング基準コードS
AVおよびEAVを検出し、それらの検出を示す基準コ
ード検出信号Sc1を出力する。デマルチプレクサ52
は、この基準コード検出信号Sc1に基づき、伝送色差信
号Cにおけるアクティブ区間の信号である多重化色差信
号Dcを2種類の色差信号DcrとDcbとに分離し、色差
信号Dcrを含む信号Crと色差信号Dcbを含む信号Cb
とを個別に出力する。このようにしてデマルチプレクサ
52から出力される信号CrおよびCb(以下、これら
を「2種類の色差信号」と呼ぶ)も、マトリクス回路5
3に入力される。マトリクス回路53では、伝送輝度信
号Yと2種類の分離色差信号CrおよびCrとを合成す
ることにより、デジタル信号としての原色信号Dr,D
g,Dbを生成する。これらのデジタル原色信号Dr,
Dg,Dbは、D/A変換器54,55,56でアナロ
グ原色信号R,G,Bにそれぞれ変換されて、映像信号
受信装置200から出力される。
【0031】<1.3 第1の映像信号処理装置>図5
は、上記第1の実施形態に係る映像信号伝送方法に対応
する伝送フォーマットで順次走査方式のデジタル映像信
号を入出力する映像信号処理装置(以下「第1の映像信
号処理装置」という)の構成を示すブロック図である。
この映像信号処理装置400は、画素相関演算処理回路
としての垂直フィルタ回路410と、コード発生器78
と、多重器70,71とを備えている。そしてこの映像
信号処理装置400は、リンクYとリンクCからなる伝
送路300の途上に挿入され、入力側のリンクYおよび
リンクCを介して、順次走査方式の映像信号が図3
(a)(b)に示した伝送フォーマットで入力され、そ
の入力映像信号(入力された伝送輝度信号Yinおよび伝
送色差信号Cin)に対して垂直フィルタ回路410によ
って垂直方向の画素相関演算処理が施される。このと
き、入力映像信号に含まれていた映像タイミング基準コ
ードSAVおよびEAVは、垂直フィルタ回路410で
の処理によって壊れるため、垂直フィルタ回路410か
ら出力されるフィルタ処理後の輝度信号Yfoおよび色差
信号Cfoに対し、多重器70,71において、コード発
生器78で生成された映像タイミング基準コードSAV
およびEAVが所定のタイミングで付加される。このと
きのコード発生器78および多重器70,71の動作
は、それぞれ、図2に示した映像信号送信装置100に
おけるコード発生器18および多重器20,21の動作
と同様である。このようにして、フィルタ処理後の輝度
信号Yfoおよび色差信号Cfoは、図3(a)(b)に示
した伝送フォーマットの伝送輝度信号Yout および伝送
色差信号Cout となって、出力側のリンクYおよびリン
クCにそれぞれ送出される。
【0032】図6は、上記第1の映像信号処理装置40
0における垂直フィルタ回路410の構成を示すブロッ
ク図である。この垂直フィルタ回路410は、上記伝送
フォーマットで入力される映像信号のうちの輝度信号Y
inに対して垂直方向画素相関演算処理であるフィルタ処
理を行う回路(以下「輝度信号処理回路」という)と、
上記伝送フォーマットで入力される映像信号のうちの色
差信号Cinに対して垂直方向画素相関演算処理であるフ
ィルタ処理を行う回路(以下「色差信号処理回路」とい
う)という同一構成の2系統のフィルタ回路を含んでい
る。そして、輝度信号処理回路は、ラインメモリ61お
よび62と、入力された伝送輝度信号(以下「入力輝度
信号」という)Yinに「1/4」を乗算する乗算器65
aと、入力輝度信号Yinを1ライン分遅延させた輝度信
号に「1/2」を乗算する乗算器65bと、入力輝度信
号Yinを2ライン分遅延させた輝度信号に「1/4」を
乗算する乗算器65cと、各乗算器65a〜65cでの
乗算結果の信号を加算する加算器68と含んでいる。色
差信号処理回路も同様の構成であって、ラインメモリ6
3および64と、入力された伝送色差信号(以下「入力
色差信号」という)Cinに「1/4」を乗算する乗算器
66aと、入力色差信号Cinを1ライン分遅延させた色
差信号に「1/2」を乗算する乗算器66bと、入力色
差信号Cinを2ライン分遅延させた色差信号に「1/
4」を乗算する乗算器66cと、各乗算器66a〜66
cでの乗算結果の信号を加算する加算器69と含んでい
る。
【0033】上記のように構成された垂直フィルタ回路
410は、図3(a)(b)に示した伝送フォーマット
で入力側のリンクYおよびリンクCを介して入力された
入力輝度信号Yinおよび入力色差信号Cinからなる順次
走査方式の映像信号に対して垂直方向画素相関演算処理
を施し、処理後の映像信号は輝度信号Yfoおよび色差信
号Cfoとして出力する。前述のように、これらの輝度信
号Yfoおよび色差信号Cfoは、多重器70,71におい
て映像タイミング基準コードSAVおよびEAVが付加
されることにより図3(a)(b)に示した伝送フォー
マットの伝送輝度信号Yout および伝送色差信号Cout
となって、出力側のリンクYおよびリンクCにそれぞれ
送出される。
【0034】上述のように垂直フィルタ回路410は、
輝度信号処理回路と色差信号処理回路という2系統のフ
ィルタ回路を含んでいる。垂直フィルタ回路410に含
まれるこれらフィルタ回路は、図18に示す通常の垂直
フィルタ回路と同様の構成を有している。このように、
順次走査方式の映像信号を伝送するために本実施形態に
係る映像信号伝送方法を使用した場合には、その伝送方
法に対応する伝送フォーマットで入出力する垂直フィル
タ回路は、通常の垂直フィルタ回路と同様の構成のフィ
ルタ回路を2個用意することにより実現可能であり、特
殊な回路構成を必要としない。また、本実施形態に係る
映像信号伝送方法によれば、映像信号が輝度信号と色差
信号とに分離されて伝送されるので、その伝送方法に対
応する伝送フォーマットで入出力する垂直フィルタ回路
を実現する場合、必要なラインメモリの容量は従来より
も少ない。すなわち、1080/60P方式の映像信号
を従来の伝送方法で伝送する場合、1ライン分の遅延は
4400クロックに相当し、垂直フィルタ回路の実現に
必要な遅延素子としてのラインメモリの容量は、440
0×3クロックに相当するものとなる(図17参照)
(ただし、1クロックは1画素に対応するものとする。
以下同様。)。これに対し、1080/60P方式の映
像信号を本実施形態に係る伝送方法で伝送する場合に
は、1ライン分の遅延は2200クロックに相当し(図
3参照)、垂直フィルタ回路の実現に必要な遅延素子と
してのラインメモリの容量は、2200×4クロックに
相当するものとなる(図6参照)。なお上記では、伝送
輝度信号および伝送色差信号において各ラインに相当す
るアクティブ区間が等間隔で現れるようにSAVおよび
EAVが付加されていることが前提となっており、後述
の第2の実施形態のように各ラインに相当するアクティ
ブ区間が等間隔に現れない場合には、そのままでは容量
が大きなラインメモリが必要となる(これを回避するた
めの工夫は後述する)。
【0035】<1.4 第2の映像信号処理装置>次
に、上記第1の実施形態に係る映像信号伝送方法に対応
する伝送フォーマットで順次走査方式のデジタル映像信
号を入出力する他の映像信号処理装置(以下「第2の映
像信号処理装置」という)について説明する。この第2
の映像信号処理装置は、上記第1の映像信号処理装置4
00において、図6に示す画素相関演算処理回路(垂直
フィルタ回路)410を図7に示す画素相関演算処理回
路420で置き換えた構成となっている。第2の映像信
号処理装置における他の構成要素は第1の映像信号処理
装置400におけるものと同様であるので、同一の構成
要素には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0036】第2の映像信号処理装置も、リンクYとリ
ンクCからなる伝送路300の途上に挿入され、入力側
のリンクYおよびリンクCを介して、順次走査方式の映
像信号が図3(a)(b)に示した伝送フォーマットで
入力され、フィルタ処理(垂直方向画素相関演算処理)
の施された映像信号が、出力側のリンクYおよびリンク
Cに図3(a)(b)に示した伝送フォーマットで送出
される。
【0037】図7に示すように、第2の映像信号処理装
置における画素相関演算処理回路420は、マルチプレ
クサ424と、垂直フィルタ回路422と、デマルチプ
レクサ426とを備えている。マルチプレクサ424
は、上記伝送フォーマットで入力される映像信号を構成
する入力輝度信号Yinおよび入力色差信号Cinを時分割
多重してYC多重化信号YCinを生成する。本実施形態
では、入力される映像信号は1080/60P方式であ
って、入力輝度信号Yinおよび入力色差信号Cinの1ラ
イン(1水平走査線)は共に2200クロックに相当す
るので、YC多重化信号YCinの1ラインは4400ク
ロックに相当する。垂直フィルタ回路422は、YC多
重化信号YCinに対して垂直方向画素相関演算処理であ
るフィルタ処理を行う。この垂直フィルタ回路422の
構成は、図8に示す通りであって、第1の映像信号処理
装置400における垂直フィルタ回路410を構成する
輝度信号処理回路または色差信号処理回路(図6参照)
とほぼ同様である。ただし、この垂直フィルタ回路42
2における各ラインメモリは、4400クロック分の容
量、すなわち第1の映像信号処理装置における各ライン
メモリの容量の2倍の容量を有している。このような垂
直フィルタ回路422によって垂直方向画素相関演算処
理の施された信号は、YC多重化信号YCout として出
力される。デマルチプレクサ426は、このYC多重化
信号YCout を、図3(a)に示す伝送フォーマットに
対応する輝度信号Yfoと図3(b)に示す伝送フォーマ
ットに対応する出力色差信号Cout とに分離して出力す
る。ただし、この輝度信号Yfoおよび色差信号Cfoに
は、図3(a)(b)に示されるような映像タイミング
基準コードSAVおよびEAVが付加されていない。こ
の輝度信号Yfoおよび色差信号Cfoへの映像タイミング
基準コードSAVおよびEAVの付加は、上記第1の映
像信号処理装置400と同様、コード発生器78および
多重器70,71によって行われる(図5参照)。これ
により、図3(a)(b)に示す伝送フォーマットの輝
度信号Yout および色差信号Cout が得られ、これらの
輝度信号Youtおよび色差信号Cout は、出力側のリン
クYおよびリンクCにそれぞれ送出される。
【0038】上記のように、第2の映像信号処理装置
は、第1の映像信号処理装置400と同様、上記第1の
実施形態に係る映像信号伝送方法に対応する伝送フォー
マットで順次走査方式の映像信号を入出力し、通常の垂
直フィルタ回路と同様の構成により垂直方向画素相関演
算処理を行う。しかも、第2の映像信号処理装置420
では、上記の伝送フォーマットで入力された入力輝度信
号Yinと入力色差信号Cinとが多重化された後に垂直フ
ィルタ回路422に入力されるため、垂直フィルタ回路
422の構成が簡素なものとなる。
【0039】<2.第2の実施形態>次に、本発明の第
2の実施形態に係る映像信号伝送方法について説明す
る。この映像信号伝送方法を実行する映像信号伝送シス
テムの全体構成は、第1の実施形態と同様であって図1
に示す通りであるが、本実施形態における伝送フォーマ
ットは、第1の実施形態における伝送フォーマット(図
3)とは相違し、図11(a)(b)に示す通りであ
る。この伝送フォーマットの相違に対応して、本実施形
態における映像信号送信装置および映像信号受信装置の
構成も第1の実施形態におけるものと相違する。また、
伝送路300の途上に映像信号処理装置が挿入される場
合、その映像信号処理装置の構成も第1の実施形態にお
けるものと相違する。
【0040】<2.1 映像信号送信装置>本実施形態
に係る映像信号伝送方法を実行する映像信号伝送システ
ムは、図2に示す構成の映像信号送信装置100に代え
て、図9に示す構成の映像信号送信装置120を備えて
いる。本実施形態における映像信号送信装置120の構
成要素のうち第1の実施形態における映像信号送信装置
100の構成要素と同一のものについては、同一の符号
を付して詳しい説明を省略する。
【0041】本実施形態における映像信号送信装置12
0では、A/D変換器12と多重器20との間に遅延制
御メモリ22が挿入されている。この遅延制御メモリ2
2は、A/D変換器12から出力されるデジタル輝度信
号Dyにおけるアクティブ区間のうち奇数番目の水平走
査線(奇数ライン)に相当する区間の信号部分を所定量
だけ遅延させることにより、各奇数ラインのアクティブ
区間をその奇数ラインの次の偶数ラインのアクティブ区
間に連結する。すなわち、デジタル輝度信号Dyを選択
的に遅延させることにより、デジタル輝度信号Dyにお
けるアクティブ区間を、隣接する2ラインに相当するア
クティブ区間ずつグループ化する。なお、本実施形態に
おいて伝送される映像信号は1080/60P方式であ
るので、奇数ラインに対する遅延制御メモリ22での遅
延量は8+264+8=280クロック分である。この
ような遅延制御メモリ22により、図10(a)に示す
輝度信号Dyは図10(b)に示す輝度信号Dydに変換
されて多重器20に入力される。ただし、図10(a)
(b)において「Yj」はラインjの輝度信号を示すも
のとする(j=1,2,3,…)。
【0042】また、本実施形態における映像信号送信装
置120では、マルチプレクサ16と多重器21との間
に遅延制御メモリ23が挿入されている。この遅延制御
メモリ23は、マルチプレクサ16から出力される多重
化色差信号Dcにおけるアクティブ区間のうち奇数番目
の水平走査線(奇数ライン)に相当する区間の信号部分
を所定量だけ遅延させることにより、各奇数ラインのア
クティブ区間をその奇数ラインの次の偶数ラインのアク
ティブ区間に連結する。すなわち、多重化色差信号Dc
を選択的に遅延させることにより、多重化色差信号Dc
におけるアクティブ区間を、隣接する2ラインに相当す
るアクティブ区間ずつグループ化する。ここで、奇数ラ
インに対する遅延制御メモリ23での遅延量は、8+2
64+8=280クロック分である。このような遅延制
御メモリ23により、図10(c)に示す多重化色差信
号Dcは、図10(d)に示す多重化色差信号Dcdに変
換されて多重器21に入力される。ただし、図10
(c)(d)において「Cj」はラインjの多重化色差
信号を示すものとする(j=1,2,3,…)。
【0043】本実施形態における映像信号送信装置12
0においても、第1の実施形態における映像信号送信装
置100と同様、映像タイミング基準コードSAVおよ
びEAVを生成するコード発生器28が設けられてい
て、多重器20ではデジタル輝度信号Dydに、多重器2
1では多重化色差信号Dcdに、それらの映像タイミング
基準コードSAVおよびEAVが付加される。ただし、
本実施形態では、映像タイミング基準コードSAVおよ
びEAVが多重器20および21に入力されるタイミン
グが第1の実施形態の場合と相違し、それに対応して、
コード発生器28から多重器20,21に供給される制
御信号Ssw2 も第1の実施形態における制御信号Sswと
相違する。すなわち、図11(a)に示すように、遅延
制御メモリ22を通過した後の輝度信号Dydにおいてグ
ループ化された2ラインに相当する各アクティブ区間の
直前にSAVが直後にEAVが付加されるように、コー
ド発生器28から多重器20に映像タイミング基準コー
ドSAVおよびEAVが入力されるとともに、そのよう
にSAVおよびEAVが付加されるように多重器20に
信号を切り替えさせる制御信号Ssw2 がコード発生器2
8から多重器20に供給される。また、図11(b)に
示すように、遅延制御メモリ23を通過した後の多重化
色差信号Dcdにおいてグループ化された2ラインに相当
する各アクティブ区間の直前にSAVが直後にEAVが
付加されるように、コード発生器28から多重器21に
映像タイミング基準コードSAVおよびEAVが入力さ
れるとともに、そのようにSAVおよびEAVが付加さ
れるように多重器21に信号を切り替えさせる制御信号
Ssw2 がコード発生器28から多重器21に供給され
る。このようにして、多重器20からは図11(a)に
示すような伝送フォーマットのデジタル輝度信号である
伝送輝度信号Yが出力され、多重器21からは図11
(b)に示すような伝送フォーマットのデジタル色差信
号である伝送色差信号Cが出力される。すなわち、この
伝送フォーマットでは、伝送輝度信号Yおよび伝送色差
信号Cのいずれについても、2本の水平走査線に対応す
る3840ワードの各アクティブ区間の前後に8ワード
のSAVおよびEAVがそれぞれ付加されており、各ア
クティブ区間は8+544+8=560ワードのブラン
キング区間によって区切られている。この伝送フォーマ
ットは、各アクティブ区間における信号の種類の相違を
除けば、順次走査方式の映像信号を伝送する従来の方法
に対応する伝送フォーマット(図16)と同一である。
すなわち、飛び越し走査方式の映像信号を2本の信号線
で並行して伝送するための伝送フォーマットと同一であ
って、解像度が同じであれば、各アクティブ区間の長さ
やブランキング区間の長さが等しい。
【0044】このようにして映像信号送信装置120か
ら出力される伝送輝度信号Yおよび伝送色差信号C(図
11(a)および(b))からなる順次走査方式のデジ
タル映像信号は、リンクYおよびリンクCからなる伝送
路300によって映像信号受信装置に伝送される。
【0045】上記のように本実施形態における伝送フォ
ーマットは、順次走査方式の映像信号を伝送するための
従来の伝送フォーマットと同様(映像タイミング基準コ
ードSAVおよびEAVの配置が同一)であるので、映
像信号の伝送のための従来の機器を使用することができ
る。また、従来の標準方式と同様な音声データなどの多
重方法を利用できる。このため、従来の映像信号伝送シ
ステムとの間で、音声データの処理や多重回路を共通化
することができる。
【0046】<2.2 映像信号受信装置>本実施形態
に係る映像信号伝送方法を実行する映像信号伝送システ
ムは、図4に示す構成の映像信号受信装置200に代え
て、図12に示す構成の映像信号受信装置220を備え
ている。本実施形態における映像信号受信装置220の
構成要素のうち第1の実施形態における映像信号受信装
置200の構成要素と同一のものについては、同一の符
号を付して詳しい説明を省略する。
【0047】本実施形態における映像信号受信装置22
0も、S/E検出器80を備えている。しかし、このS
/E検出器80は、伝送色差信号Cに含まれる映像タイ
ミング基準コードSAVおよびEAVを検出してそれら
の検出を示す第1の基準コード検出信号Sc1を出力する
ことに加えて、伝送輝度信号Yに含まれる映像タイミン
グ基準コードSAVおよびEAVを検出してそれらの検
出を示す第2の基準コード検出信号Sc2をも出力する。
【0048】また、本実施形態における映像信号受信装
置220では、入力側のリンクYとマトリクス回路53
との間に遅延制御メモリ82が挿入されている。この遅
延制御メモリ82は、リンクYを介して入力される伝送
輝度信号Yにおけるアクティブ区間のうち偶数番目の水
平走査線(偶数ライン)に相当する区間の信号部分を所
定量だけ遅延させることにより、各ラインのアクティブ
区間が一定のブランキング区間で区切られかつ等間隔で
現れるようにする。すなわち、伝送輝度信号Yを選択的
に遅延させることにより、隣接する2ラインずつグルー
プ化されたアクティブ区間を1ラインに相当するアクテ
ィブ区間毎に分離する。なお、本実施形態において伝送
される映像信号は1080/60P方式であるので、偶
数ラインに対する遅延制御メモリ82での遅延量は、8
+264+8=280クロック分である。このような遅
延制御メモリ82により、図9に示す映像信号送信装置
120における遅延制御メモリ22による処理と逆の処
理が伝送輝度信号Yに対して行われる。その結果、遅延
制御メモリ82を通過した後の輝度信号Ydでは、各ラ
インのアクティブ区間が一定のブランキング区間で区切
られかつ等間隔で現れる。遅延制御メモリ82を通過し
た後のこの輝度信号Ydは、マトリクス回路53に入力
される。
【0049】さらに、本実施形態における映像信号受信
装置220では、入力側のリンクCとデマルチプレクサ
52との間に遅延制御メモリ83が挿入されている。こ
の遅延制御メモリ83は、リンクCを介して入力される
伝送色差信号Cにおけるアクティブ区間のうち偶数番目
の水平走査線(偶数ライン)に相当するアクティブ区間
の信号部分を所定量だけ遅延させることにより、各ライ
ンのアクティブ区間が一定のブランキング区間で区切ら
れかつ等間隔で現れるようにする。すなわち、伝送色差
信号Cを選択的に遅延させることにより、隣接する2ラ
インずつグループ化されたアクティブ区間を1ラインに
相当するアクティブ区間毎に分離する。ここで、偶数ラ
インに対する遅延制御メモリ83での遅延量は、8+2
64+8=280クロック分である。このような遅延制
御メモリ83により、図9に示す映像信号送信装置12
0における遅延制御メモリ23による処理と逆の処理が
伝送色差信号Cに対して行われる。そして、遅延制御メ
モリ83を通過した後の色差信号Cdは、デマルチプレ
クサ52に入力される。
【0050】デマルチプレクサ52、マトリクス回路5
3、およびD/A変換器54,55,56では、図4に
示す構成の映像信号受信装置200におけるものと同様
の動作が行われる。その結果、リンクYおよびリンクC
を介して入力された順次走査方式の映像信号に対応する
アナログ原色信号R,G,Bが、映像信号受信装置22
0から出力される。
【0051】<2.3 第3の映像信号処理装置>次
に、上記第2の実施形態に係る映像信号伝送方法に対応
する伝送フォーマットで順次走査方式のデジタル映像信
号を入出力する映像信号処理装置(以下「第3の映像信
号処理装置」という)について説明する。この第3の映
像信号処理装置は、上記第1の映像信号処理装置400
において、図6に示す画素相関演算処理回路(垂直フィ
ルタ回路)410を図13に示す画素相関演算処理回路
430で置き換えた構成となっている。第3の映像信号
処理装置における他の構成要素は第1の映像信号処理装
置におけるものと同様であるので、同一の構成要素には
同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0052】この第3の映像信号処理装置は、リンクY
とリンクCからなる伝送路300の途上に挿入され、入
力側のリンクYおよびリンクCを介して、順次走査方式
の映像信号が図11(a)(b)に示した伝送フォーマ
ットで入力され、垂直方向画素相関演算処理の施された
映像信号が、出力側のリンクYおよびリンクCを介して
図11(a)(b)に示した伝送フォーマットで出力さ
れる。
【0053】図13に示すように、第3の映像信号処理
装置における画素相関演算処理回路430は、図6に示
した垂直フィルタ回路410の入力側に第1の遅延回路
431および第2の遅延回路432が接続され、出力側
には第3の遅延回路433および第4の遅延回路434
が接続された構成となっている。第1の遅延回路431
は、リンクYを介して入力された伝送輝度信号である入
力輝度信号Yinのうち偶数ラインに相当する信号部分の
みを280クロック分遅延させ、第2の遅延回路432
は、リンクCを介して入力された伝送色差信号である伝
送色差信号Cinのうち偶数ラインに相当する信号部分の
みを280クロック分遅延させる。これにより、画素相
関演算処理回路430における垂直フィルタ回路410
に入力される輝度信号Ydinおよび色差信号Cdinのフ
ォーマットは、第1の実施形態における第1の映像信号
処理装置を構成する垂直フィルタ回路410に入力され
る伝送輝度信号Yinおよび伝送色差信号Cinのフォーマ
ットと同様のフォーマットとなる。したがって、第3の
信号処理装置内の画素相関演算処理回路430における
垂直フィルタ回路410においても、第1の映像信号処
理装置400における垂直フィルタ回路410と同様の
処理が施され、その処理後の映像信号が同様のフォーマ
ットで映像信号処理装置430における垂直フィルタ回
路410から出力される。
【0054】画素相関演算処理回路430おいて、第3
の遅延回路433は、垂直フィルタ回路410から出力
される伝送輝度信号Ydoutのうち奇数ラインに相当する
信号部分のみを280クロック分遅延させ、第4の遅延
回路434は、垂直フィルタ回路410から出力される
色差信号Cdoutのうち奇数ラインに相当する信号部分の
みを280クロック分遅延させる。そして、コード発生
器78で生成された映像タイミング基準コードSAVお
よびEAVが、所定のタイミングで、第3の遅延回路4
33を通過した後の輝度信号Yfoには多重器70におい
て付加され、第4の遅延回路434を通過した後の色差
信号Cfoには多重器71において付加される(図5参
照)。これにより、第2の実施形態に係る映像信号伝送
方法に対応する伝送フォーマットすなわち図11(a)
(b)に示す伝送フォーマットの輝度信号Yout および
色差信号Cout が得られ、これらの輝度信号Yout およ
び色差信号Cout は出力側のリンクYおよびリンクCに
それぞれ送出される。
【0055】上記のように、第3の映像信号処理装置
は、第2の実施形態に係る映像信号伝送方法に対応する
伝送フォーマットで順次走査方式の映像信号を入出力す
る信号処理装置であって、第1の映像信号処理装置にお
ける垂直フィルタ回路410に第1〜第4の遅延回路4
31〜434を接続した構成となっている。したがっ
て、本実施形態に係る映像信号伝送方法を使用した場合
には、その伝送方法に対応する伝送フォーマットで順次
走査方式の映像信号を入出力して垂直方向画素相関演算
処理を行う映像信号処理装置は、遅延回路とともに通常
の垂直フィルタ回路と同様の構成のフィルタ回路を使用
することによって実現可能であり、特殊な回路構成を必
要としない。
【0056】<2.4 第4の映像信号処理装置>次
に、上記第2の実施形態に係る映像信号伝送方法に対応
する伝送フォーマットで順次走査方式のデジタル映像信
号を入出力する他の映像信号処理装置(以下「第4の映
像信号処理装置」という)について説明する。この第4
の映像信号処理装置は、上記第1の映像信号処理装置4
00において、図6に示す画素相関演算処理回路(垂直
フィルタ回路)410を図14に示す画素相関演算処理
回路440で置き換えた構成となっている。第4の映像
信号処理装置における他の構成要素は第1の映像信号処
理装置400におけるものと同様であるので、同一の構
成要素には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0057】第4の映像信号処理装置も、リンクYとリ
ンクCからなる伝送路300の途上に挿入され、入力側
のリンクYおよびリンクCを介して、順次走査方式の映
像信号が図11(a)(b)に示した伝送フォーマット
で入力され、垂直方向画素相関演算処理の施された映像
信号が、出力側のリンクYおよびリンクCに図11
(a)(b)に示した伝送フォーマットで出力される。
【0058】この第4の映像信号処理装置における画素
相関演算処理回路440は、上記第3の映像信号処理装
置における画素相関演算処理回路430を構成する垂直
フィルタ回路410を、図7に示した画素相関演算処理
回路420で置き換えた構成となっている。すなわち、
第4の映像信号処理装置における画素相関演算処理回路
440は、第1〜第4の遅延回路431〜434と、マ
ルチプレクサ424と、垂直フィルタ回路422と、デ
マルチプレクサ426とを備えている。この画素相関演
算処理回路440では、リンクYを介して入力され第1
の遅延回路431を通過した後の輝度信号Ydin、すな
わち入力輝度信号Yinのうち偶数ラインに相当する信号
部分のみを280クロック分遅延させた輝度信号Ydin
と、リンクCを介して入力され第2の遅延回路432を
通過した後の色差信号Cdin、すなわち入力色差信号C
inのうち偶数ラインに相当する信号部分のみを280ク
ロック分遅延させた色差信号Cdinとが、マルチプレク
サ424に入力される。マルチプレクサ424では、こ
れらの輝度信号Ydinと色差信号Cdinとが時分割多重
されることによりYC多重化信号YCinが生成される。
このYC多重化信号YCinには、垂直フィルタ回路42
2において、第2の信号処理装置における画素相関演算
処理回路420と同様にして、垂直方向画素相関演算処
理であるフィルタ処理が施される。この垂直方向画素相
関演算処理の施された信号はYC多重化信号YCout と
して垂直フィルタ回路422から出力される。このYC
多重化信号YCout は、デマルチプレクサ426におい
て、輝度信号Ydoutと色差信号Cdoutとに分離される。
これら輝度信号Ydoutおよび色差信号Cdoutは、図3
(a)(b)に示した伝送フォーマットに対応した形式
の信号であって、1ライン毎にアクティブ区間がブラン
キング区間で区切られている。これらの輝度信号Ydout
および色差信号Cdoutに対して、その後、第3の映像信
号処理装置と同様の処理(奇数ラインに相当する信号部
分の遅延および映像タイミング基準コードの付加)が行
われて、図11(a)(b)に示す伝送フォーマットの
輝度信号Yout および色差信号Cout が得られる。これ
らの伝送輝度信号Yout および伝送色差信号Cout は、
出力側のリンクYおよびリンクCにそれぞれ送出され
る。
【0059】上記のように、第4の映像信号処理装置
は、第3の映像信号処理装置と同様、上記第2の実施形
態に係る映像信号伝送方法に対応する伝送フォーマット
で順次走査方式の映像信号を入出力し、通常の垂直フィ
ルタ回路と同様の構成により垂直方向画素相関演算処理
を行う。しかも、第4の映像信号処理装置では、上記の
伝送フォーマットで外部から入力された映像信号を構成
する輝度信号Ydinと色差信号Cdinとが多重化された
後に垂直フィルタ回路422に入力されるため、垂直フ
ィルタ回路422の構成が簡素なものとなる。
【0060】<3.変形例>上記各実施形態では、第1
〜第4の映像信号処理装置において行われる垂直方向画
素相関演算処理として垂直フィルタ回路による処理を例
に挙げて説明したが、他の垂直方向画素相関演算処理を
行う映像信号処理装置であっても、上記各実施形態と同
様の効果が得られる。他の垂直方向画素相関演算処理と
しては、例えば、映像中に現れた文字の縁どりを作るた
めの処理があり、この処理は、通常、図19に示す構成
の信号処理回路により行われる。この信号処理回路は、
図18に示す通常の垂直フィルタ回路510において、
加算器512を、複数入力値のうち最大値を選択して出
力する回路612に置き換えたものである。第1〜第4
の映像信号処理装置において、垂直フィルタ回路による
処理の代わりに、図19の信号処理回路による処理を行
うようにしても、上記各実施形態と同様の効果が得られ
る。すなわち、上記各実施形態に係る映像信号伝送方法
に対応する伝送フォーマットで順次走査方式の映像信号
を入出力する映像信号処理装置であって映像中に現れた
文字の縁どりを作るための処理を行う信号処理装置は、
図19に示す構成の回路を1個または2個用意すること
により実現可能であり、特殊な回路構成を必要としな
い。なお、図19に示す構成の回路は広義の垂直フィル
タ回路と見なすこともできる。
【0061】また、上記各実施形態において伝送すべき
順次走査方式の映像信号は1080/60Pの映像信号
であるとして説明したが、他の順次走査方式の映像信
号、例えば480/60Pや720/60Pの映像信号
に対しても本発明は適用可能であり、上記各実施形態と
同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る映像信号伝送方
法を実行する映像信号伝送システムを示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に係る映像信号伝送方法の実行
に使用される映像信号送信装置の構成を示すブロック
図。
【図3】第1の実施形態における伝送フォーマットを示
す図。
【図4】第1の実施形態に係る映像信号伝送方法の実行
に使用される映像信号受信装置の構成を示すブロック
図。
【図5】第1の実施形態における伝送フォーマットで映
像信号を入出力する映像信号処理装置(第1の映像信号
処理装置)の構成を示すブロック図。
【図6】上記第1の映像信号処理装置において画素相関
演算処理を行う垂直フィルタ回路の構成を示すブロック
図。
【図7】第1の実施形態における伝送フォーマットで映
像信号を入出力する他の映像信号処理装置(第2の映像
信号処理装置)における画素相間演算処理回路の構成を
示すブロック図。
【図8】上記第2の映像信号処理装置における画素相関
演算処理回路の主要部である垂直フィルタ回路の構成を
示すブロック図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る映像信号伝送方
法の実行に使用される映像信号送信装置の構成を示すブ
ロック図。
【図10】上記第2の映像信号送信装置における遅延制
御メモリの動作を説明するためのタイミング図。
【図11】第2の実施形態における伝送フォーマットを
示す図。
【図12】第2の実施形態に係る映像信号伝送方法の実
行に使用される映像信号受信装置の構成を示すブロック
図。
【図13】第2の実施形態における伝送フォーマットで
映像信号を入出力する映像信号処理装置(第3の映像信
号処理装置)における画素相関演算処理回路の構成を示
すブロック図。
【図14】第2の実施形態における伝送フォーマットで
映像信号を入出力する他の映像信号処理装置(第4の映
像信号処理装置)における画素相関演算処理回路の構成
を示すブロック図。
【図15】順次走査方式の映像信号を生成するための走
査を示す図。
【図16】順次走査方式の映像信号を伝送するための従
来の映像信号伝送方法における伝送フォーマットを示す
図。
【図17】上記従来の映像信号伝送方法における伝送フ
ォーマットで映像信号を入出力する従来の映像信号処理
装置における画素相関演算処理回路である垂直フィルタ
回路の構成を示すブロック図。
【図18】垂直方向の画素相相関演算処理を行う一般的
な垂直フィルタ回路の構成を示すブロック図。
【図19】垂直方向の画素相関演算処理を行う回路の他
の例を示すブロック図。
【符号の説明】
10…マトリクス回路 16…マルチプレクサ 18…コード発生器 20,21…多重器 22,23…遅延制御メモリ 28…コード発生器 50…S/E検出器 52…デマルチプレクサ 53…マトリクス回路 80…S/E検出器 82,83 …遅延制御メモリ 100,120…映像信号送信装置 200,220…映像信号受信装置 300…伝送路 400…映像信号処理装置(垂直フィルタ回路(2系
統)) 410…第1の映像信号処理装置における画素相関演算
処理回路 420…第2の映像信号処理装置における画素相関演算
処理回路 422…垂直フィルタ回路(1系統) 424…マルチプレクサ 426…デマルチプレクサ 430…第3の映像信号処理装置における画素相関演算
処理回路 431〜434…遅延回路 440…第4の映像信号処理装置における画素相関演算
処理回路 R,G,B…原色信号 Y …伝送輝度信号 C …伝送色差信号 Dc…多重化色差信号 Sc1,Sc2…基準コード検出信号 YCin …YC多重化信号(入力信号) YCout…YC多重化信号(出力信号)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA03 BA04 BA13 BB01 CB07 CC04 CE10 DA04 DA06 EA01 EA02 EA07 EB02 EB09 EB11 EB14 EB16 EC02 EC03 ED06 EF05 EG04 EL01 GF01 GF02 GF08 GG04 GH05 GL01 GL02 5C063 AA06 AB03 AB07 AB09 AB11 AC01 CA03 CA09 CA23 CA38 5C066 AA02 BA01 CA01 DD01 DD02 DD07 DD08 ED05 EE03 EE04 GA01 GA02 GA05 GA13 GA28 GB02 GB03 HA02 KE02 KE04 KE09 KE19 KE20 KF05 KG02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4:2:2方式でサンプリングされた順
    次走査方式のデジタル映像信号を第1および第2系統か
    らなる2系統の信号線で伝送するための映像信号伝送方
    法であって、 前記デジタル映像信号を構成する輝度信号を走査線順次
    に所定の伝送フォーマットで前記第1系統の信号線で伝
    送する第1伝送ステップと、 前記第1系統の信号線での前記輝度信号の伝送と並行し
    て、前記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号
    を走査線順次に前記伝送フォーマットで前記第2系統の
    信号線で伝送する第2伝送ステップと、を備えることを
    特徴とする映像信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記第1伝送ステップは、前記輝度信号
    における1水平走査線に相当する各アクティブ区間の前
    後に映像タイミング基準コードであるSAVおよびEA
    Vをそれぞれ付加することにより、前記伝送フォーマッ
    トの信号である伝送輝度信号を生成する第1基準コード
    付加ステップと、 前記伝送輝度信号を前記第1系統の信号線に送出する第
    1送出ステップと、を含み、 前記第2伝送ステップは、 前記2種類の色差信号を時分割多重することにより多重
    化色差信号を生成する多重化ステップと、 前記多重化色差信号における1水平走査線に相当する各
    アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コードであ
    るSAVおよびEAVをそれぞれ付加することにより、
    前記伝送フォーマットの信号である伝送色差信号を生成
    する第2基準コード付加ステップと、 前記伝送色差信号を前記第2系統の信号線に送出する第
    2送出ステップと、を含むことを特徴とする、請求項1
    に記載の映像信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記第1基準コード付加ステップでは、
    前記伝送輝度信号においてアクティブ区間が等間隔で現
    れるように前記映像タイミング基準コードが前記輝度信
    号に付加され、 前記第2基準コード付加ステップでは、前記伝送色差信
    号においてアクティブ区間が等間隔で現れるように前記
    映像タイミング基準コードが前記多重化色差信号に付加
    されることを特徴とする、請求項2に記載の映像信号伝
    送方法。
  4. 【請求項4】 前記第1伝送ステップは、 前記デジタル映像信号を構成する輝度信号における隣接
    するアクティブ区間を連結することにより、2水平走査
    線ずつアクティブ区間がグループ化されたグループ化輝
    度信号を生成する第1グループ化ステップと、 前記グループ化輝度信号における2水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コード
    であるSAVおよびEAVをそれぞれ付加することによ
    り、前記伝送フォーマットの信号である伝送輝度信号を
    生成する第3基準コード付加ステップと、 前記伝送輝度信号を前記第1系統の信号線に送出する第
    3送出ステップと、を含み、 前記第2伝送ステップは、 前記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号を時
    分割多重することにより多重化色差信号を生成する多重
    化ステップと、 前記多重化色差信号における隣接するアクティブ区間を
    連結することにより、2水平走査線ずつアクティブ区間
    がグループ化されたグループ化色差信号を生成する第2
    グループ化ステップと、 前記グループ化色差信号における2水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コード
    であるSAVおよびEAVをそれぞれ付加することによ
    り、前記伝送フォーマットの信号である伝送色差信号を
    生成する第4基準コード付加ステップと、 前記伝送色差信号を前記第2系統の信号線に送出する第
    4送出ステップと、を含むことを特徴とする、請求項1
    に記載の映像信号伝送方法。
  5. 【請求項5】 前記第1グループ化ステップは、前記デ
    ジタル映像信号を構成する輝度信号のうち奇数番目の水
    平走査線に相当する各アクティブ区間の信号部分を遅延
    させることにより、当該輝度信号における奇数番目の水
    平走査線に相当する各アクティブ区間を当該各アクティ
    ブ区間に隣接する偶数番目の水平走査線に相当するアク
    ティブ区間に連結する第1遅延ステップを有し、 前記第2グループ化ステップは、前記多重化色差信号の
    うち奇数番目の水平走査線に相当する各アクティブ区間
    の信号部分を遅延させることにより、前記多重化色差信
    号における奇数番目の水平走査線に相当する各アクティ
    ブ区間を当該各アクティブ区間に隣接する偶数番目の水
    平走査線に相当するアクティブ区間に連結する第2遅延
    ステップを有することを特徴とする、請求項4に記載の
    映像信号伝送方法。
  6. 【請求項6】 4:2:2方式でサンプリングされた順
    次走査方式のデジタル映像信号を第1および第2系統か
    らなる2系統の信号線で伝送するために、当該2系統の
    信号線のそれぞれに前記デジタル映像信号を構成する所
    定の信号を送出する映像信号送信装置であって、 前記デジタル映像信号を構成する輝度信号を走査線順次
    に所定の伝送フォーマットで前記第1系統の信号線に送
    出する第1送信手段と、 前記第1系統の信号線への前記輝度信号の送出と並行し
    て、前記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号
    を走査線順次に前記伝送フォーマットで前記第2系統の
    信号線に送出する第2送信手段と、を備えることを特徴
    とする映像信号送信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1送信手段は、前記デジタル映像
    信号を構成する輝度信号における1水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コード
    であるSAVおよびEAVをそれぞれ付加することによ
    り、前記第1系統の信号線に送出すべき前記伝送フォー
    マットの信号である伝送輝度信号を生成する第1基準コ
    ード付加手段を含み、 前記第2送信手段は、 前記2種類の色差信号を時分割多重することにより多重
    化色差信号を生成する多重化手段と、 前記多重化色差信号における1水平走査線に相当する各
    アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コードであ
    るSAVおよびEAVをそれぞれ付加することにより、
    前記第2系統の信号線に送出すべき前記伝送フォーマッ
    トの信号である伝送色差信号を生成する第2基準コード
    付加手段と、を含むことを特徴とする、請求項6に記載
    の映像信号送信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1基準コード付加手段は、前記伝
    送輝度信号においてアクティブ区間が等間隔で現れるよ
    うに前記映像タイミング基準コードを前記輝度信号に付
    加し、 前記第2基準コード付加手段は、前記伝送色差信号にお
    いてアクティブ区間が等間隔で現れるように前記映像タ
    イミング基準コードを前記多重化色差信号に付加するこ
    とを特徴とする、請求項7に記載の映像信号送信装置。
  9. 【請求項9】 前記第1送信手段は、 前記デジタル映像信号を構成する輝度信号における隣接
    するアクティブ区間を連結することにより、2水平走査
    線ずつアクティブ区間がグループ化されたグループ化輝
    度信号を生成する第1グループ化手段と、 前記グループ化輝度信号における2水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コード
    であるSAVおよびEAVをそれぞれ付加することによ
    り、前記第1系統の信号線に送出すべき前記伝送フォー
    マットの信号である伝送輝度信号を生成する第3基準コ
    ード付加手段と、を含み、 前記第2送信手段は、 前記デジタル映像信号を構成する2種類の色差信号を時
    分割多重することにより多重化色差信号を生成する多重
    化手段と、 前記多重化色差信号における隣接するアクティブ区間を
    連結することにより、2水平走査線ずつアクティブ区間
    がグループ化されたグループ化色差信号を生成する第2
    グループ化手段と、 前記グループ化色差信号における2水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間の前後に映像タイミング基準コード
    であるSAVおよびEAVをそれぞれ付加することによ
    り、前記第2系統の信号線に送出すべき前記伝送フォー
    マットの信号である伝送色差信号を生成する第4基準コ
    ード付加手段と、 を含むことを特徴とする、請求項6に記載の映像信号送
    信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1グループ化手段は、前記デジ
    タル映像信号を構成する輝度信号のうち奇数番目の水平
    走査線に相当する各アクティブ区間の信号部分を遅延さ
    せることにより、当該輝度信号における奇数番目の水平
    走査線に相当する各アクティブ区間を当該各アクティブ
    区間に隣接する偶数番目の水平走査線に相当するアクテ
    ィブ区間に連結する第1遅延手段を有し、 前記第2グループ化手段は、前記多重化色差信号のうち
    奇数番目の水平走査線に相当する各アクティブ区間の信
    号部分を遅延させることにより、前記多重化色差信号に
    おける奇数番目の水平走査線に相当する各アクティブ区
    間を当該各アクティブ区間に隣接する偶数番目の水平走
    査線に相当するアクティブ区間に連結する第2遅延手段
    を有することを特徴とする、請求項9に記載の映像信号
    送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の映像信号伝送方法に
    よって伝送されてきたデジタル映像信号を前記第1およ
    び第2系統の信号線を介して受信する映像信号受信装置
    であって、 前記デジタル映像信号のうち前記第2系統の信号線を介
    して受信された前記伝送色差信号に含まれる前記映像タ
    イミング基準コードを検出する基準コード検出手段と、 前記基準コード検出手段による前記映像タイミング基準
    コードの検出に基づき、前記伝送色差信号に含まれる前
    記多重化色差信号を前記2種類の色差信号に分離し、前
    記2種類の色差信号を個別に出力する分離手段と、を備
    えることを特徴とする映像信号受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項4に記載の映像信号伝送方法に
    よって伝送されてきたデジタル映像信号を前記第1およ
    び第2系統の信号線を介して受信する映像信号受信装置
    であって、 前記デジタル映像信号のうち前記第1系統の信号線を介
    して受信された前記伝送輝度信号に含まれる映像タイミ
    ング基準コードを検出する第1基準コード検出手段と、 前記第1基準コード検出手段による前記映像タイミング
    基準コードの検出に基づき、アクティブ区間が2水平走
    査線ずつグループ化された前記伝送輝度信号を、アクテ
    ィブ区間が1水平走査線毎にブランキング区間で区切ら
    れた非グループ化輝度信号に変換する第1グループ分離
    手段と、 前記デジタル映像信号のうち前記第2系統の信号線を介
    して受信された前記伝送色差信号に含まれる前記映像タ
    イミング基準コードを検出する第2基準コード検出手段
    と、 前記第2基準コード検出手段による前記映像タイミング
    基準コードの検出に基づき、アクティブ区間が2水平走
    査線ずつグループ化された前記伝送色差信号に含まれる
    多重化色差信号を、アクティブ区間が1水平走査線毎に
    ブランキング区間で区切られた多重化色差信号である非
    グループ化色差信号に変換する第2グループ分離手段
    と、 前記基準コード検出手段による前記映像タイミング基準
    コードの検出に基づき、前記非グループ化色差信号を前
    記2種類の色差信号に分離し、前記2種類の色差信号を
    個別に出力する信号分離手段と、を備えることを特徴と
    する映像信号受信装置。
  13. 【請求項13】 前記第1グループ分離手段は、前記伝
    送輝度信号のうち偶数番目の水平走査線に相当する各ア
    クティブ区間の信号部分を遅延させることにより、前記
    伝送輝度信号における2水平走査線に相当する各アクテ
    ィブ区間を1水平走査線に相当する2つのアクティブ区
    間に分離する第1遅延手段を含み、 前記第2グループ分離手段は、前記伝送色差信号に含ま
    れる多重化色差信号のうち偶数番目の水平走査線に相当
    する各アクティブ区間の信号部分を遅延させることによ
    り、当該多重化色差信号における2水平走査線に相当す
    る各アクティブ区間を1水平走査線に相当する2つのア
    クティブ区間に分離する第2遅延手段を含むことを特徴
    とする、請求項12に記載の映像信号受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載の映像信号伝送方法に
    対応する伝送フォーマットでデジタル映像信号を伝送す
    るための前記第1および第2系統の信号線で構成される
    伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第1および第2
    系統の信号線を介して前記伝送フォーマットに従うデジ
    タル映像信号を入力映像信号として受け取り、当該入力
    映像信号に対して画素相関演算処理を施し、当該画素相
    関演算処理後の映像信号を前記伝送フォーマットで出力
    側の前記第1および第2系統の信号線に送出する映像信
    号処理装置であって、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第1系統の信号線
    を介して受け取る前記伝送輝度信号に対して垂直方向の
    画素相関演算処理を行う輝度信号処理手段と、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第2系統の信号線
    を介して受け取る前記伝送色差信号に対して垂直方向の
    画素相関演算処理を行う色差信号処理手段と、を備える
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項2に記載の映像信号伝送方法に
    対応する伝送フォーマットでデジタル映像信号を伝送す
    るための前記第1および第2系統の信号線で構成される
    伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第1および第2
    系統の信号線を介して前記伝送フォーマットに従うデジ
    タル映像信号を入力映像信号として受け取り、当該入力
    映像信号に対して画素相関演算処理を施し、当該画素相
    関演算処理後の映像信号を前記伝送フォーマットで出力
    側の前記第1および第2系統の信号線に送出する映像信
    号処理装置であって、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第1系統の信号線
    を介して受け取る前記伝送輝度信号と前記入力側の第2
    系統の信号線を介して受け取る前記伝送色差信号とを時
    分割多重化することにより、前記入力映像信号を構成す
    る輝度信号と色差信号の双方を含むYC多重化信号を生
    成するYC多重化手段と、 前記YC多重化信号に対して垂直方向の画素相関演算処
    理を施す信号処理手段と、 前記画素相関演算処理が施された前記YC多重化信号を
    輝度信号と色差信号とに分離する信号分離手段と、を備
    えることを特徴とする映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項4に記載の映像信号伝送方法に
    対応する伝送フォーマットでデジタル映像信号を伝送す
    るための前記第1および第2系統の信号線で構成される
    伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第1および第2
    系統の信号線を介して前記伝送フォーマットに従うデジ
    タル映像信号を入力映像信号として受け取り、当該入力
    映像信号に対して画素相関演算処理を施し、当該画素相
    関演算処理後の映像信号を前記伝送フォーマットで出力
    側の前記第1および第2系統の信号線に送出する映像信
    号処理装置であって、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第1系統の信号線
    を介して前記伝送輝度信号を受け取り、垂直方向の画素
    相関演算処理が施された前記伝送輝度信号を前記出力側
    の第1系統の信号線に送出する輝度信号処理手段と、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第2系統の信号線
    を介して前記伝送色差信号を受け取り、垂直方向の画素
    相関演算処理が施された前記伝送色差信号を前記出力側
    の第2系統の信号線に送出する色差信号処理手段と、を
    備え、 前記輝度信号処理手段は、 受信された前記伝送輝度信号を、アクティブ区間が1水
    平走査線毎にブランキング区間で区切られた輝度信号で
    ある非グループ化輝度信号に変換する第1グループ分離
    手段と、 前記非グループ化輝度信号に対して前記垂直方向の画素
    相関演算処理を行う第1信号処理手段と、 前記第1信号処理手段によって得られる前記画素相関演
    算処理後の非グループ化輝度信号を、隣接する2水平走
    査線ずつアクティブ区間がグループ化された前記伝送フ
    ォーマットに対応した輝度信号に変換する第1グループ
    化手段と、を含み、 前記色差信号処理手段は、 受信された前記伝送色差信号に含まれるグループ化色差
    信号を、アクティブ区間が1水平走査線毎にブランキン
    グ区間で区切られた多重化色差信号である非グループ化
    色差信号に変換する第2グループ分離手段と、 前記非グループ化色差信号に対して前記垂直方向の画素
    相関演算処理を行う第2信号処理手段と、 前記第2信号処理手段によって得られる前記画素相関演
    算処理後の非グループ化色差信号を、隣接する2水平走
    査線ずつアクティブ区間がグループ化された前記伝送フ
    ォーマットに対応した色差信号に変換する第2グループ
    化手段と、を含むことを特徴とする映像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項4に記載の映像信号伝送方法に
    対応する伝送フォーマットでデジタル映像信号を伝送す
    るための前記第1および第2系統の信号線で構成される
    伝送路の途上に挿入され、入力側の前記第1および第2
    系統の信号線を介して前記伝送フォーマットに従うデジ
    タル映像信号を入力映像信号として受け取り、当該入力
    映像信号に対して画素相関演算処理を施し、当該画素相
    関演算処理後の映像信号を前記伝送フォーマットで出力
    側の前記第1および第2系統の信号線に送出する映像信
    号処理装置であって、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第1系統の信号線
    を介して前記伝送輝度信号を受け取り、受け取った前記
    伝送輝度信号を、アクティブ区間が1水平走査線毎にブ
    ランキング区間で区切られた輝度信号である非グループ
    化輝度信号に変換する第1グループ分離手段と、 前記入力映像信号のうち前記入力側の第2系統の信号線
    を介して前記伝送色差信号を受け取り、受け取った前記
    伝送色差信号に含まれるグループ化色差信号を、アクテ
    ィブ区間が1水平走査線毎にブランキング区間で区切ら
    れた多重化色差信号である非グループ化色差信号に変換
    する第2グループ分離手段と、 前記非グループ化輝度信号と前記非グループ化色差信号
    とを時分割多重化することにより、前記入力映像信号を
    構成する輝度信号と色差信号の双方を含むYC多重化信
    号を生成するYC多重化手段と、 前記YC多重化信号に対して垂直方向の画素相関演算処
    理を施す信号処理手段と、 前記画素相関演算処理が施された前記YC多重化信号
    を、前記画素相関演算処理が施された、非グループ化輝
    度信号と非グループ化色差信号とに分離する信号分離手
    段と、 前記信号分離手段によって得られる非グループ化輝度信
    号を、隣接する2水平走査線ずつアクティブ区間がグル
    ープ化された前記伝送フォーマットに対応した輝度信号
    に変換する第1グループ化手段と、 前記信号分離手段によって得られる非グループ化色差信
    号を、隣接する2水平走査線ずつアクティブ区間がグル
    ープ化された前記伝送フォーマットに対応した色差信号
    に変換する第2グループ化手段と、を備えることを特徴
    とする映像信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006049987A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Sony Corp コード挿入装置及びコード挿入方法

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