JP2001274029A - チョークコイル用コアおよびその製造方法およびチョークコイル - Google Patents

チョークコイル用コアおよびその製造方法およびチョークコイル

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JP2001274029A
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cores
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Masayoshi Ishii
政義 石井
Teruhiko Fujiwara
照彦 藤原
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流重畳特性に優れた、組み立て安い、安価
なチョークコイル用コアおよびその製造方法およびチョ
ークコイルを提供することである。 【解決手段】 立方体形状圧粉磁芯6,7を、強磁性粉
末とバインダーとを混合した粉末を圧縮成型して形成
し、前記強磁性粉末3は、所定のアスペクト比を有して
いて、前記立方体形状圧粉磁芯の圧縮方向に対して垂直
方向に、強磁性粉末3の長手方向がそろっており、前記
複数個の立方体形状圧粉磁芯は、任意の数の立方体形状
圧粉磁芯6が、その圧縮方向と角形トロイダル形状のチ
ョークコイル用コア5の磁路長方向とをそろえており、
残りの数の立方体形状圧粉磁芯7が、その圧縮方向を角
形トロイダル形状のチョークコイル用コア5の磁路長方
向と直交させたチョークコイル用コア5とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電子機器
等に使用されるのに好適な、圧粉磁芯を用いたチョーク
コイル用コア、およびその製造方法、およびチョークコ
イルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチョークコイル用コアは、高周波
で用いられる場合、フェライト磁芯や圧粉磁芯が使用さ
れていた。これらのうち、フェライト磁芯は、飽和磁束
密度が小さいという欠点を有しているが、これに対し
て、金属粉末を成形して作製される圧粉磁芯は、軟磁性
フェライトに比べて高い飽和磁束密度を持つため、直流
重畳性に優れているという長所を有していた。
【0003】しかし、近年の電子機器の小型化の要請に
伴う電子部品の小型化の要求に対し、増々動作電流の高
電流化が進んでいる。これに伴い、使用される圧粉磁心
には、高磁界での透磁率向上が強く求められてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、チョークコイ
ルの直流重畳特性を向上させるためには、チョークコイ
ル用コアとして飽和磁化の高い磁芯を選択すること、つ
まり、高磁界で磁気飽和しない磁芯の選択が必要であっ
た。
【0005】しかし、一般に、磁性材料の飽和磁化に
は、物理的に絶対的な制約があるため、チョークコイル
用コア材料特性だけでチョークコイルの直流重畳特性を
向上させることには限界があるという問題点があった。
そのため、フェライト及びアモルファス磁芯等では、磁
芯の一部にギャップを設け、初透磁率を低下させること
により、磁気飽和の磁界を高磁界側にシフトさせてい
た。
【0006】また、圧粉磁心については、強磁性粉末間
に、もともと非磁性体の層(ギャップに相当する層)を
有する構造であるので、先のフェライト及びアモルファ
ス磁芯等と比較して、さらに圧粉磁芯の一部に、等価的
に更にギャップを設けることとなり、透磁率の著しい低
下を招くという問題点があった。
【0007】一方、実用上は定格電流における透磁率が
高ければ、初透磁率は低くてもかまわないので、磁化曲
線を有効利用するために、初透磁率を低くするが、しか
し、定格電流における透磁率を上げる対策も考えられて
いた。
【0008】従って、本発明の目的は、直流重畳特性に
優れた、組み立て安い、安価なチョークコイル用コアお
よびその製造方法およびチョークコイルを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるチョークコ
イル用コアは、前記課題を達成するべく種々検討を重ね
た結果、強磁性粉末とバインダーとを混合した粉末を、
略立方体形状に圧縮成形して得た略立方体形状圧粉磁芯
を、粉末のプレス方向(粉末の短手方向)とプレス垂直方
向(粉末の長手方向)を組み合わせることにより、チョー
クコイル用コアを提供するものである。
【0010】また、本発明によるチョークコイル用コア
は、強磁性粉末とバインダーとを混合した粉末を、棒状
に圧縮成形して得た棒状圧粉磁芯を、略立方体形状に切
断し、粉末のプレス方向(粉末の短手方向)とプレス垂直
方向(粉末の長手方向)を組み合わせることにより、チョ
ークコイル用コアを提供し、これによりチョークコイル
の直流重畳特性を著しく向上させるものである。
【0011】これは、磁路方向に粉末の長手方向を垂直
に立てることにより、磁化曲線をフラットにでき、高磁
界においても高い透磁率を示すと考えられる。
【0012】本発明者らは、粉末のプレス方向(粉末の
短手方向)とプレス垂直方向(粉末の長手方向)を組み合
わせることにより、高磁界で直流重畳特性が向上するこ
とを発見した。
【0013】ここで、強磁性粉末の種類は、センダス
ト、パーマロイ、Fe−Si系等何でも良いが、粉末の
形状は、球状以外で偏平化のアスペクト比によりブロッ
クの組合わせを変えれば良い。
【0014】ここで、圧粉磁芯の出発原料は、純鉄、セ
ンダスト、パーマロイ、珪素鋼等の所謂軟磁気特性を示
す粉末で、製造方法は高周波溶解で作製したインゴット
を粉砕しても、アトマイズ法で作製しても問題はない
が、球状以外の粉末を用いなければならない。
【0015】前記強磁性粉末は、各々必要に応じて熱処
理し、次に、バインダーを混合し、金型を使用し所望の
形状にプレス成形する。次に、該成形体を必要に応じ歪
取熱処理し圧粉磁芯を得た。
【0016】即ち、本発明は、略立方体形状圧粉磁芯を
複数個組み合わせて形成した、角形トロイダル形状のチ
ョークコイル用コアにおいて、前記略立方体形状圧粉磁
芯は、強磁性粉末とバインダーとを混合した粉末を圧縮
成型し形成されたものであり、前記強磁性粉末は、所定
のアスペクト比を有していて、前記略立方体形状圧粉磁
芯の圧縮方向に対して垂直方向に、強磁性粉末の長手方
向がそろっており、前記複数個の略立方体形状圧粉磁芯
は、任意の数の略立方体形状圧粉磁芯が、その圧縮方向
と角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの磁路長
方向とをそろえており、残りの数の略立方体形状圧粉磁
芯が、その圧縮方向を角形トロイダル形状のチョークコ
イル用コアの磁路長方向と直交させたチョークコイル用
コアである。
【0017】また、本発明は、棒状圧粉磁芯から切断さ
れた、略立方体形状圧粉磁芯を複数個組み合わせて形成
した角形トロイダル形状のチョークコイル用コアにおい
て、前記棒状圧粉磁芯は、強磁性粉末とバインダーとを
混合した粉末を圧縮成型し形成されたものであり、前記
強磁性粉末は、所定のアスペクト比を有していて、棒状
圧粉磁芯の圧縮方向に対して垂直方向に、強磁性粉末の
長手方向がそろっており、前記棒状圧粉磁芯から切断さ
れた複数個の略立方体形状圧粉磁芯は、任意の数の略立
方体形状圧粉磁芯が、その圧縮方向と角形トロイダル形
状のチョークコイル用コア磁路長方向とをそろえてお
り、残りの数の略立方体形状圧粉磁芯が、その圧縮方向
を、前記角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの
磁路長方向と直交させたチョークコイル用コアである。
【0018】また、本発明は、前記略立方体形状圧粉磁
芯に用いられる強磁性粉末は、その材質を純鉄、あるい
はセンダスト、あるいはパーマロイ、あるいは珪素鋼と
し、アスペクト比を、1.5から5.0の範囲とするチョ
ークコイル用コアである。
【0019】また、本発明は、略立方体形状圧粉磁芯を
複数個組み合わせる、角形トロイダル形状のチョークコ
イル用コアの製造方法において、前記略立方体形状圧粉
磁芯を、強磁性粉末とバインダーとを混合した粉末を圧
縮成型して形成し、前記強磁性粉末は、所定のアスペク
ト比を有していて、前記略立方体形状圧粉磁芯の圧縮方
向に対して垂直方向に、強磁性粉末の長手方向をそろ
え、前記複数個の略立方体形状圧粉磁芯を、任意の数の
略立方体形状圧粉磁芯は、その圧縮方向と角形トロイダ
ル形状のチョークコイル用コアの磁路長方向とをそろ
え、残りの数の略立方体形状圧粉磁芯は、その圧縮方向
を角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの磁路長
方向と直交させるチョークコイル用コアの製造方法であ
る。
【0020】また、本発明は、棒状圧粉磁芯から切断さ
れた、略立方体形状圧粉磁芯を複数個組み合わせて形成
する角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの製造
方法において、前記棒状圧粉磁芯を、強磁性粉末とバイ
ンダーとを混合した粉末を圧縮成型し形成し、前記強磁
性粉末は、所定のアスペクト比を有していて、棒状圧粉
磁芯の圧縮方向に対して垂直方向に、強磁性粉末の長手
方向をそろえ、前記棒状圧粉磁芯から切断された複数個
の略立方体形状圧粉磁芯は、任意の数の略立方体形状圧
粉磁芯を、その圧縮方向と角形トロイダル形状のチョー
クコイル用コアの磁路長方向とをそろえ、残りの数の略
立方体形状圧粉磁芯を、その圧縮方向を、前記角形トロ
イダル形状のチョークコイル用コアの磁路長方向と直交
させるチョークコイル用コアの製造方法である。
【0021】また、本発明は、前記チョークコイル用コ
アと、巻線と、テープあるいは金具等の固定具とで構成
されるチョークコイルである。
【0022】
【実施例】本発明の実施例によるチョークコイル用コ
ア、およびその製造方法、およびチョークコイルについ
て、以下に説明する。
【0023】(実施例1)本発明による、チョークコイ
ル用コアを構成するための、略立方体形状圧粉磁芯につ
いて、まず説明する。
【0024】図1は、立方体形状圧粉磁芯の概略図であ
る。水アトマイズ法で作製した成分が、10wt%Si
−5wt%Al―残部Feの所謂センダスト粉末に、シ
リコーン樹脂を3.0wt%混合し、15mm×15m
m×50mmの直方体に室温で7.5(ton/cm2
で成形し、圧粉体を得た。
【0025】次に、この圧粉磁芯に対し170℃で2時
間大気中で熱処理を行い、バインダー硬化を行い、図1
に示す形状の立方体形状圧粉磁芯1を得た。即ち、前記
立方体形状圧粉磁芯1は、強磁性粉末3とバインダーと
を混合した粉末を圧縮成型し形成されたものであり、前
記強磁性粉末3は、その形状が針状であり、所定のアス
ペクト比を有していて、前記立方体形状圧粉磁芯の圧縮
方向に対して垂直方向に、強磁性粉末3の長手方向がそ
ろっている。
【0026】図3は、図1に示した立方体形状圧粉磁芯
を複数個組み合わせて形成したチョークコイル用コアの
上面図である。図3のチョークコイル用コア5は、12
個の立方体形状圧粉磁芯を密着して構成されるものであ
り、8個の立方体形状圧粉磁芯6が、その圧縮方向と角
形トロイダル形状のチョークコイル用コア5の磁路長方
向とをそろえており、残りの数4個の立方体形状圧粉磁
芯7が、その圧縮方向を角形トロイダル形状のチョーク
コイル用コア5の磁路長方向と直交させて形成されてい
る。
【0027】(実施例2)本発明によるチョークコイル
用コアを構成するために、棒状圧粉磁芯を形成し、これ
を切断して立方体形状圧粉磁芯を得る製造方法につい
て、まず説明する。
【0028】図2は、棒状圧粉磁芯の概略図である。水
アトマイズ法で作製した、成分が、10wt%Si−5
wt%Al―残部Feの所謂センダスト粉末に、シリコ
ーン樹脂を3.0wt%混合し、15mm×15mm×
50mmの直方体に室温で7.5(ton/cm)で
成形し、圧粉体を得た。
【0029】次に、この圧粉磁芯に対し170℃で2時
間、大気中で熱処理を行い、バインダー硬化を行い、図
2(a)に示す形状の棒状圧粉磁芯2を得た。即ち、前
記棒状圧粉磁芯2は、強磁性粉末3とバインダーとを混
合した粉末を圧縮成型し形成されたものであり、前記強
磁性粉末3は、所定のアスペクト比を有していて、前記
立方体形状圧粉磁芯の圧縮方向に対して垂直方向に、強
磁性粉末3の長手方向がそろっている。
【0030】次に、 図2(c)に示すように、棒状圧
粉磁芯2を切断して、立方体形状圧粉磁芯を複数個得
た。
【0031】図3は、図2に示した立方体形状圧粉磁芯
を複数個組み合わせて形成した、チョークコイル用コア
の上面図である。図3のチョークコイル用コア5は、1
2個の立方体形状圧粉磁芯を密着して構成されるもので
あり、8個の立方体形状圧粉磁芯6が、その圧縮方向と
角形トロイダル形状のチョークコイル用コア5の磁路長
方向とをそろえており、残りの数4個の立方体形状圧粉
磁芯7が、その圧縮方向を角形トロイダル形状のチョー
クコイル用コア5の磁路長方向と直交させて形成されて
いる。
【0032】(実施例3)本発明の実施例によるチョー
クコイルについて、以下、説明する。
【0033】図4に、本発明の実施例によるチョークコ
イル10を示す。ここで、図4のチョークコイル10
は、先の立方体形状圧粉磁芯を組み合わせたチョークコ
イル用コア5に、巻線8を行い、チョークコイル10と
したものである。
【0034】次に、HP製4284Aプレシジョンメー
ターで、本発明のチョークコイルの10kHzにおける
直流重畳特性を測定した。その測定インダクタンス値よ
り透磁率μを計算した。また、重畳した直流電流値より
重畳した直流磁界Hm(Oe)を計算した。これらの結
果を図2に示す。
【0035】比較例として、全てのブロックの粉末の長
手方向が磁路長方向になるように組み合わせたコアを作
製し、上記と同様の方法で測定した。この結果を、図5
の直流重畳特性に示す。図5の直流重畳特性から明らか
なように、本発明による圧粉磁心は、印加磁界に対する
透磁率の変化が小さくなり、また、高磁界において透磁
率が伸びている。従って、従来よりも、直流重畳特性が
向上していることがわかる。
【0036】ここで、ガスアトマイズ法で作製した10
wt%Si−5wt%Al―残部Feの所謂センダスト
粉末を用い、ボールミルを使用して粉末の偏平化処理を
行った。これによりアスペクト比1.5、2.5、5.0
の粉末を作製した。この粉末を用い、15×15×15
mmの立方体を得、実施例1と同様にバインダー硬化、
歪取熱処理を施した。この作製した圧粉磁芯を実施例1
と同様に組み合わせ、磁路長方向に対し、粉末の長手方
向が垂直になるようなブロックを4ヶ組み合わせたコア
と全てのブロックの粉末の長手方向が磁路長方向になる
ように組み合わせたコアを各粉末で作製し、これらのコ
アに巻き線を行い、所定のチョークコイルを得た。
【0037】次に、これらの各コアを実施例1と同様
に、HP製4284Aプレシジョンメーターで10kH
zにおける直流重畳特性を測定し、実施例1と同様に、
透磁率μと直流磁界Hm(Oe)を計算した。
【0038】次に、各粉末でHm=150Oeの時の透
磁率μを計算し、粉末の長手方向が垂直になるようなブ
ロックを4ヶ組み合わせた時のμ150の向上率[(垂
直ブロック4ヶ組み合わせたコア/全て磁路長方向のコ
ア)×100]を計算し、表1に示す。比較例として、
粉末の偏平化処理を行わない、ほぼ球状の粉末も同様に
チョークコイルを作製し、向上率を計算した。この結果
も表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1より、球状粉末以外の粉末で高磁界で
の透磁率μ150の向上が見られた。
【0041】以上、説明したように、立方体形状圧粉磁
芯にプレス、または棒状の圧粉磁芯を立方体形状に切断
し、粉末のプレス方向とプレス垂直方向(粉末の長手方
向)を組み合わせることにより、チョークコイルの直流
重畳特性が向上することが分かった。なお、立方体形状
圧粉磁芯の形状は、正確な立方体形状とは限らず、略立
方体形状の形状であっても、磁気回路の形成上、障害が
なければ、使用可能である。また、場合によっては、直
方体形状でもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば、直流重畳特性に
優れた、組み立て安い、安価なチョークコイル用コアお
よびその製造方法およびチョークコイルを提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立方体形状圧粉磁芯の概略図。
【図2】本発明による棒状圧粉磁芯の概略図。
【図3】本発明の実施例によるチョークコイル用コアの
上面図。
【図4】本発明によるチョークコイルを示す図。
【図5】本発明によるチョークコイルの直流重畳特性を
示す図。
【符号の説明】
1,6,7 立方体形状圧粉磁芯 2 棒状圧粉磁芯 3 強磁性粉末 4 切断の線 5 チョークコイル用コア 8 巻線 10 チョークコイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略立方体形状圧粉磁芯を複数個組み合わ
    せて形成した角形トロイダル形状のチョークコイル用コ
    アであって、前記略立方体形状圧粉磁芯は、強磁性粉末
    とバインダーとを混合した粉末を圧縮成型し形成された
    ものであり、前記強磁性粉末は、所定のアスペクト比を
    有していて、前記略立方体形状圧粉磁芯の圧縮方向に対
    して垂直方向に、強磁性粉末の長手方向がそろってお
    り、前記複数個の略立方体形状圧粉磁芯は、任意の数の
    略立方体形状圧粉磁芯が、その圧縮方向と角形トロイダ
    ル形状のチョークコイル用コアの磁路長方向とをそろえ
    ており、残りの数の略立方体形状圧粉磁芯が、その圧縮
    方向を角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの磁
    路長方向と直交させたことを特徴とするチョークコイル
    用コア。
  2. 【請求項2】 棒状圧粉磁芯から切断された略立方体形
    状圧粉磁芯を複数個組み合わせて形成した角形トロイダ
    ル形状のチョークコイル用コアであって、前記棒状圧粉
    磁芯は、強磁性粉末とバインダーとを混合した粉末を圧
    縮成型し形成されたものであり、前記強磁性粉末は、所
    定のアスペクト比を有していて、棒状圧粉磁芯の圧縮方
    向に対して垂直方向に、強磁性粉末の長手方向がそろっ
    ており、前記棒状圧粉磁芯から切断された複数個の略立
    方体形状圧粉磁芯は、任意の数の略立方体形状圧粉磁芯
    が、その圧縮方向と角形トロイダル形状のチョークコイ
    ル用コア磁路長方向とをそろえており、残りの数の略立
    方体形状圧粉磁芯が、その圧縮方向を、前記角形トロイ
    ダル形状のチョークコイル用コアの磁路長方向と直交さ
    せたことを特徴とするチョークコイル用コア。
  3. 【請求項3】 前記略立方体形状圧粉磁芯に用いられる
    強磁性粉末は、その材質を純鉄、あるいはセンダスト、
    あるいはパーマロイ、あるいは珪素鋼とし、アスペクト
    比を、1.5から5.0の範囲とすることを特徴とする請
    求項1または2に記載のチョークコイル用コア。
  4. 【請求項4】 略立方体形状圧粉磁芯を複数個組み合わ
    せる、角形トロイダル形状のチョークコイル用コアの製
    造方法であって、前記略立方体形状圧粉磁芯を、強磁性
    粉末とバインダーとを混合した粉末を圧縮成型して形成
    し、前記強磁性粉末は、所定のアスペクト比を有してい
    て、前記略立方体形状圧粉磁芯の圧縮方向に対して垂直
    方向に、強磁性粉末の長手方向をそろえ、前記複数個の
    略立方体形状圧粉磁芯を、任意の数の略立方体形状圧粉
    磁芯は、その圧縮方向と角形トロイダル形状のチョーク
    コイル用コアの磁路長方向とをそろえ、残りの数の略立
    方体形状圧粉磁芯は、その圧縮方向を角形トロイダル形
    状のチョークコイル用コアの磁路長方向と直交させるこ
    とを特徴とするチョークコイル用コアの製造方法。
  5. 【請求項5】 棒状圧粉磁芯から切断された、略立方体
    形状圧粉磁芯を複数個組み合わせて形成する角形トロイ
    ダル形状のチョークコイル用コアの製造方法において、
    前記棒状圧粉磁芯を、強磁性粉末とバインダーとを混合
    した粉末を圧縮成型し形成し、前記強磁性粉末は、所定
    のアスペクト比を有していて、棒状圧粉磁芯の圧縮方向
    に対して垂直方向に、強磁性粉末の長手方向をそろえ、
    前記棒状圧粉磁芯から切断された複数個の略立方体形状
    圧粉磁芯は、任意の数の略立方体形状圧粉磁芯を、その
    圧縮方向と角形トロイダル形状のチョークコイル用コア
    の磁路長方向とをそろえ、残りの数の略立方体形状圧粉
    磁芯を、その圧縮方向を、前記角形トロイダル形状のチ
    ョークコイル用コアの磁路長方向とを直交させること特
    徴とするチョークコイル用コアの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載のチ
    ョークコイル用コアと、巻線と、テープあるいは金具等
    の固定具とで構成されることを特徴とするチョークコイ
    ル。
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