JP2001273969A - 発熱体ユニット - Google Patents

発熱体ユニット

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JP2001273969A
JP2001273969A JP2000088517A JP2000088517A JP2001273969A JP 2001273969 A JP2001273969 A JP 2001273969A JP 2000088517 A JP2000088517 A JP 2000088517A JP 2000088517 A JP2000088517 A JP 2000088517A JP 2001273969 A JP2001273969 A JP 2001273969A
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JP
Japan
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heating element
sheathed heater
holder
element unit
exhaust gas
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Pending
Application number
JP2000088517A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Tsuyukubo
尚史 露久保
Nobuhide Uruno
信英 宇留野
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等の排ガス清浄装置の再生用熱源として
用いる発熱体ユニットの安全性と長寿命化を図ること。 【解決手段】 円筒状の缶体1の内部に複数本のシーズ
ヒータ2を位置させてなる発熱体ユニットにおいて、発
熱部分を半円形に曲げ加工したシーズヒータ2の片側端
部に、パイプ6と電極4との間にピース5を挿入し、こ
のパイプ6、電極4、ピース5の3部品を溶接した後、
シーズヒータ2の両端部をホルダ3を介して缶体1の側
壁面に固定し、さらにシーズヒータ2をホルダ3ごと缶
体1の側壁面にろう付け又は溶接することで単線式回路
を構成する発熱体ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気熱源として広
く応用されているシーズヒータに関し、特にディーゼル
エンジンを利用したバス、トラック、乗用車等の排ガス
清浄装置の再生用熱源として用いる発熱体ユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシーズヒータは、安全性が高くか
つ耐食性に優れていることから一般電気調理機器や暖房
機器に使用され、近年はディーゼル車の排気ガスの浄化
用フィルターの加熱用熱源としても利用される。
【0003】ディーゼルエンジンから排出される排気ガ
スには、黒煙の原因となる微粒子のカーボンが多量に含
まれている。このカーボンを除去するため排気ガス排出
通路の途中にはSiC等からなるフィルターが設置され
ているが、短期間でフィルターが目詰まりして新しいフ
ィルターとの交換が必要となる。
【0004】このためフィルターの近傍に電気ヒータを
用いた発熱体ユニットを配置し、カーボンで目詰まりし
たフィルターを加熱することによって、このフィルター
に蓄積したカーボンを燃焼させ、浄化再生する方法が提
案されている。(例えば、特開平3−179120号公
報)この発熱体ユニットは、カーボンを燃焼させる電気
ヒータとしてニクロム線ヒータやシーズヒータが用いら
れているが、近年は金属製の円筒体の内部にシーズヒー
タの発熱部を挿入して位置させると共に、このシーズヒ
ータを外部の電源に接続する構造が主流となっている。
【0005】図5はその従来のディーゼルエンジンの排
ガス清浄装置の概略説明図を示している。
【0006】図において、11はバス、トラック、乗用
車等の車体、12はこの車体11内に組み込まれた駆動
用のディーゼルエンジン、13はディーゼルエンジン1
2から排出される排気ガスの排出通路で、終端が車体1
1の後部で開口しており、またその途中にはSiC等か
らなるフィルターユニット14と、このフィルターユニ
ット14の排気ガス流入側に接してカーボンで目詰まり
したフィルターユニット14を加熱し、その中に蓄積し
たカーボンを燃焼させる発熱体ユニット7が設置されて
いる。
【0007】また、これらディーゼル車において24V
や12Vの発電機およびバッテリを発熱体ユニット電源
として利用し、消費電力は、1〜2KWを必要とするこ
とから大電流を消費し、1本のシーズヒータでは製造が
困難で、4〜8本程度の複数本のヒータに分割し、複数
本のシーズヒータを並列に接続することで発熱体ユニッ
ト全体の抵抗値を小さくしている。更に図4に示すごと
くシーズヒータ2の1極をシースパイプ2aと共にター
ミナル2bを缶体1にアース接続する構造となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンの
排気ガス経路にシーズヒータ端末をおいた場合、排気ガ
ス中に含まれる炭素微粒子や有機物がシーズヒータの端
末部から内部に侵入し絶縁不良を呈し早期に断線すると
いう問題点があった。また、組み立て上の作業性が悪い
という欠点も有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、缶体の内部に半円形
状に曲げ加工したシーズヒータを複数本有し、これらの
シーズヒータをホルダを介して缶体に固定し溶接するこ
とにより、シーズヒータの端末部を缶体外に位置させ缶
体内を気密としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、円筒状の金属製の缶体
の内部に複数本のシーズヒータを位置させてなる発熱体
ユニットにおいて、発熱部分を半円形に曲げ加工したシ
ーズヒータの片側端部に、パイプと電極との間にピース
を挿入し、このパイプ、電極、ピースの3部品を溶接し
た後、シーズヒータの両端部をホルダを介して缶体の側
壁面に固定し、さらにシーズヒータをホルダごと缶体の
側壁面にろう付け又は溶接することで単線式回路を構成
する発熱体ユニットとしたものである。
【0011】このような構成としたことにより、従来よ
り容易にシーズヒータを並列接続に組み立てられる安価
な構造にでき、シーズヒータをホルダを使いねじで缶体
に固定するのでホルダと缶体の隙間が少なくなるためろ
う付け又は溶接を容易に行える構造となった。また、シ
ーズヒータの両側をろう付け又は溶接で固定するためヒ
ータ発熱時の熱膨張によるパイプの伸びは半円形に曲げ
加工した部分が吸収するので溶接部に力がかからない構
造となっているものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す発熱体ユニ
ットの側面図であり、図2は同じく一部断面した平面図
であり、図3は同じく一部断面した要部詳細図である。
【0013】図において、7は発熱体ユニットであり、
1はその外郭を形成する円筒状の金属製の缶体である。
この缶体1の中を前記したディーゼルエンジンから排出
される排気ガスを通過させるものであり、その排気ガス
の流れと略垂直に接するようにシーズヒータ2が設けら
れている。
【0014】シーズヒータ2は本実施例では4本設けら
れており、発熱部分を半円形に曲げ加工してあり2本ず
つ対称に配置してある。また、シーズヒータ2の一方の
端部に(図2の左側)シーズヒータ2の電極4とパイプ
6の間にピース5を挿入する形となし、この電極4、ピ
ース5、パイプ6の3点の部品を溶接する。なお、他方
の端部側はピース5の代わりにシリコーンゴムなどで密
封してあり、溶接は行われていない。
【0015】その後、4本のシーズヒータ2の両側端部
をホルダ3に挿入し、このホルダ3をねじ8により缶体
1にねじ止め固定し、シーズヒータ2の位置を調整した
後この部分をろう付け又は溶接で気密に固定する。この
時ホルダ3にはねじ8と螺合するねじ孔を開けておき缶
体1にはねじ径より大径の孔を開けておく。缶体1の孔
はねじ径より大きいためホルダ3をねじ8で缶体1に缶
体1の外側から締め付ける時に締め付け力によりホルダ
3が適当な位置に動き隙間が小さくなりろう付け又は溶
接が容易に行えるようになる。
【0016】9は電極棒であり、缶体1に溶接などで取
り付けられている。10は電極板であり、各々のシーズ
ヒータ2の片側端部の電極4と電気的に導通するように
ろう付けなどにより取り付けられている。このような構
成で単線式回路を有する発熱体ユニット7を構成するも
のである。
【0017】シーズヒータ2の両側をろう付け又は溶接
するため、シーズヒータ2発熱時の熱膨張によるパイプ
6の伸びは、半円形に曲げ加工した部分が缶体1の外周
方向へ伸び、ろう付け又は溶接部へ力がかからないよう
な構造になっている。
【0018】また、シーズヒータ2の両端部は缶体1の
外部に位置しており、排気ガス経路にないので、排気ガ
ス中に含まれる炭素微粒子や有機物がシーズヒータ2の
端末部から内部に侵入することもなく絶縁不良を生ずる
こともなくなるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、シーズヒータの電極と
パイプの間にピースを挿入しこの3部品を溶接した後、
夫々のシーズヒータをホルダを介して缶体に固定するこ
とにより、部品点数を減らし従来より安価で容易に並列
接続に組み立てられる構造にでき、シーズヒータをホル
ダを使いねじで缶体に固定する際にホルダと缶体の隙間
が少なくなるためろう付け又は溶接を容易に行える構造
となった。
【0020】また、シーズヒータの両側をろう付け又は
溶接するため、シーズヒータ発熱時の熱膨張によるパイ
プの伸びは、半円形に曲げ加工した部分が缶体の外周方
向へ伸び、ろう付け又は溶接部へ力がかからないような
構造になっているので、ろう付け又は溶接部が破損等を
することもなく気密性が損なわれることもない。従っ
て、排気ガスが缶体外に漏れだすこともないのである。
【0021】さらに、シーズヒータの両端部は缶体の外
部に位置しており、排気ガス経路にないので、排気ガス
中に含まれる炭素微粒子や有機物がシーズヒータの端末
部から内部に侵入することもなく絶縁不良を生ずること
もなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す発熱体ユニットの側面
断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す発熱体ユニットの一部
断面した平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す発熱体ユニットの一部
断面した要部詳細図である。
【図4】従来例を示すシーズヒータ端末の詳細断面図で
ある。
【図5】ディーゼルエンジンの排ガス清浄装置の概略説
明図である。
【符号の説明】
1:缶体、2:シーズヒータ、3:ホルダ、4:電極、
5:ピース、6:パイプ、7:発熱体ユニット、8:ね
じ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の金属製の缶体(1)の内部に複
    数本のシーズヒータ(2)を位置させてなる発熱体ユニ
    ットにおいて、発熱部分を半円形に曲げ加工したシーズ
    ヒータ(2)の片側端部に、パイプ(6)と電極(4)
    との間にピース(5)を挿入し、このパイプ(6)、電
    極(4)、ピース(5)の3部品を溶接した後、シーズ
    ヒータ(2)の両端部をホルダ(3)を介して缶体
    (1)の側壁面に固定し、さらにシーズヒータ(2)を
    ホルダ(3)ごと缶体(1)の側壁面にろう付け又は溶
    接することで単線式回路を構成することを特徴とする発
    熱体ユニット。
JP2000088517A 2000-03-24 2000-03-24 発熱体ユニット Pending JP2001273969A (ja)

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