JPH10121941A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置Info
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- F01N3/00—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
- F01N3/02—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
- F01N3/021—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
- F01N3/0212—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters with one or more perforated tubes surrounded by filtering material, e.g. filter candles
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- F01N3/02—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
- F01N3/021—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
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- F01N3/027—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles using electric or magnetic heating means
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- F01N13/08—Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S55/00—Gas separation
- Y10S55/30—Exhaust treatment
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気ガス中の微粒子を捕集するトラッパの再
生がフィルタ部の全域において行われ、また、微粒子の
捕集が過度になされたときにも再生が確実に行われる排
気ガス浄化装置を提供することである。 【解決手段】 トラッパ２を加熱してそのトラッパ２に
捕集されたＰＭ（パティキュレートマテリアル）を燃焼
させる電気ヒータ３を、トラッパ２の下流側に配置す
る。こうすると、電気ヒータ３とトラッパ２間にＰＭが
堆積せず、また、絶縁固定子６の表面に対するＰＭ付着
も減り、ＰＭを介してのヒータとトラッパの短絡が起こ
らない。
生がフィルタ部の全域において行われ、また、微粒子の
捕集が過度になされたときにも再生が確実に行われる排
気ガス浄化装置を提供することである。 【解決手段】 トラッパ２を加熱してそのトラッパ２に
捕集されたＰＭ（パティキュレートマテリアル）を燃焼
させる電気ヒータ３を、トラッパ２の下流側に配置す
る。こうすると、電気ヒータ３とトラッパ２間にＰＭが
堆積せず、また、絶縁固定子６の表面に対するＰＭ付着
も減り、ＰＭを介してのヒータとトラッパの短絡が起こ
らない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの排気
系の途中に設ける排気ガス浄化装置に関する。詳しく
は、トラッパの再生効率を向上させた排気ガス浄化装置
である。
系の途中に設ける排気ガス浄化装置に関する。詳しく
は、トラッパの再生効率を向上させた排気ガス浄化装置
である。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから発生する排気ガ
スには、カーボンを主体とする微粒子が含まれている。
この微粒子は、パティキュレートマテリアル（以下ＰＭ
と記す）と称され、大気汚染の原因となることから、Ｐ
Ｍを除去する排気ガス浄化の技術が種々開発されてい
る。
スには、カーボンを主体とする微粒子が含まれている。
この微粒子は、パティキュレートマテリアル（以下ＰＭ
と記す）と称され、大気汚染の原因となることから、Ｐ
Ｍを除去する排気ガス浄化の技術が種々開発されてい
る。
【０００３】例えば、一部で既に実用化されている浄化
装置として、セラミック多孔体のトラッパを用い、その
トラッパで捕集したＰＭを電気ヒータで焼却して排気ガ
スの通りが悪くなったトラッパを再生するものがある。
また、最近では、金属多孔体の円筒をトラッパとして用
いる装置も開発されている。
装置として、セラミック多孔体のトラッパを用い、その
トラッパで捕集したＰＭを電気ヒータで焼却して排気ガ
スの通りが悪くなったトラッパを再生するものがある。
また、最近では、金属多孔体の円筒をトラッパとして用
いる装置も開発されている。
【０００４】これ等の装置のトラッパによる捕集原理
は、フィルタによる濾過であり、主にフィルタの排気ガ
ス入口側の表面においてＰＭが捕集される。
は、フィルタによる濾過であり、主にフィルタの排気ガ
ス入口側の表面においてＰＭが捕集される。
【０００５】このような浄化装置の中に、トラッパ再生
用の電気ヒータを、トラッパの前面に配置するものがあ
る（特開平３−２５８９１１号）。また、特開平２−２
７１０７号は、トラッパ内に深く入り込ませた排気ガス
の流入通路内に電極（導体）を挿入し、この電極とトラ
ッパとの間にアーク放電を生じさせて捕集したＰＭを燃
焼させるものを提供している。これ等の装置は、捕集し
たＰＭがトラッパの前面に集中するため、ＰＭを効率良
く焼却できると考えられているが、実際にはＰＭはトラ
ッパの奥の方まで侵入するので、トラッパの後部におい
て再生時に燃え残りが生じ易い。
用の電気ヒータを、トラッパの前面に配置するものがあ
る（特開平３−２５８９１１号）。また、特開平２−２
７１０７号は、トラッパ内に深く入り込ませた排気ガス
の流入通路内に電極（導体）を挿入し、この電極とトラ
ッパとの間にアーク放電を生じさせて捕集したＰＭを燃
焼させるものを提供している。これ等の装置は、捕集し
たＰＭがトラッパの前面に集中するため、ＰＭを効率良
く焼却できると考えられているが、実際にはＰＭはトラ
ッパの奥の方まで侵入するので、トラッパの後部におい
て再生時に燃え残りが生じ易い。
【０００６】特開平２−２７１０７号の技術は、流入通
路のアーク放電が偏って起こる可能性があり、再生ムラ
が特に生じ易いと思われる。これと同様の構造で電極に
代えて電気ヒータを用いるものもあるが、これもＰＭを
介してヒータが局部的に短絡する恐れがあるので、再生
ムラ等がでる可能性が高い。
路のアーク放電が偏って起こる可能性があり、再生ムラ
が特に生じ易いと思われる。これと同様の構造で電極に
代えて電気ヒータを用いるものもあるが、これもＰＭを
介してヒータが局部的に短絡する恐れがあるので、再生
ムラ等がでる可能性が高い。
【０００７】そこで、特開平５−７９３１７号は、フィ
ルタ通過後のガスを通す第３排気通路の中心にトラッパ
再生時に開放される第１排気通路を設け、この第１排気
通路が開かれたときのエジェクト効果で火炎伝播を促進
して再生効率を高めるものを提案している。
ルタ通過後のガスを通す第３排気通路の中心にトラッパ
再生時に開放される第１排気通路を設け、この第１排気
通路が開かれたときのエジェクト効果で火炎伝播を促進
して再生効率を高めるものを提案している。
【０００８】また、実開平４−４２２１４号は、トラッ
パの上流側に第１の電気ヒータを、下流側に第２の電気
ヒータを各々配置し、第１のヒータによる燃え残りを第
２のヒータで燃焼させる装置を提案している。
パの上流側に第１の電気ヒータを、下流側に第２の電気
ヒータを各々配置し、第１のヒータによる燃え残りを第
２のヒータで燃焼させる装置を提案している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】特開平５−７９３１７
号は、小さなヒータ電力でトラッパの再生を効率良く行
うことを狙っているが、この構造は、排気通路を二重に
し、さらに、内側の第１排気通路を開閉する絞り弁を設
ける必要があり、装置が複雑になる。また、ヒータをト
ラッパの内壁に近接して設けているので、ＰＭ燃焼時に
ヒータに過大な熱が加わることも懸念される。
号は、小さなヒータ電力でトラッパの再生を効率良く行
うことを狙っているが、この構造は、排気通路を二重に
し、さらに、内側の第１排気通路を開閉する絞り弁を設
ける必要があり、装置が複雑になる。また、ヒータをト
ラッパの内壁に近接して設けているので、ＰＭ燃焼時に
ヒータに過大な熱が加わることも懸念される。
【００１０】また、実開平４−４２２１４号の装置は、
ヒータを２つ必要とし、車両の限られた容量のバッテリ
を電源として利用する場合には好ましいものとは言えな
い。
ヒータを２つ必要とし、車両の限られた容量のバッテリ
を電源として利用する場合には好ましいものとは言えな
い。
【００１１】この発明は、これ等の問題点を生じさせず
にトラッパの再生を効率良く行えるようにすることを課
題としている。
にトラッパの再生を効率良く行えるようにすることを課
題としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、排気ガス浄化装置のトラッパ
再生用電気ヒータをトラッパの下流側に配置したのであ
る。
め、この発明においては、排気ガス浄化装置のトラッパ
再生用電気ヒータをトラッパの下流側に配置したのであ
る。
【００１３】なお、トラッパは、フィルタ部が金属多孔
体で形成されたものが望ましい。金属多孔体でフィルタ
部を形成すると、ＰＭ捕集が三次元的に行われて（フィ
ルタの厚み方向にも捕集が行われる）フィルタ部の目詰
りが起こり難くなる。
体で形成されたものが望ましい。金属多孔体でフィルタ
部を形成すると、ＰＭ捕集が三次元的に行われて（フィ
ルタの厚み方向にも捕集が行われる）フィルタ部の目詰
りが起こり難くなる。
【００１４】また、電気ヒータは面状ヒータにしてトラ
ッパのフィルタ部の表面に対向するように配置するのが
望ましい。
ッパのフィルタ部の表面に対向するように配置するのが
望ましい。
【００１５】さらに、トラッパに、上流側と下流側から
交互に内部に入り込む複数の凹部を形成して下流側から
上流側に向かって入り込んだ凹部に電気ヒータを挿入す
るのも望ましい。この構造で下流側の凹部が複数ある場
合には、その中の１箇所の凹部にのみ電気ヒータを挿入
してもよく、特に、その凹部が同心的に配置された環状
凹部である場合には、最外周の凹部にのみ電気ヒータを
挿入すると望ましい。
交互に内部に入り込む複数の凹部を形成して下流側から
上流側に向かって入り込んだ凹部に電気ヒータを挿入す
るのも望ましい。この構造で下流側の凹部が複数ある場
合には、その中の１箇所の凹部にのみ電気ヒータを挿入
してもよく、特に、その凹部が同心的に配置された環状
凹部である場合には、最外周の凹部にのみ電気ヒータを
挿入すると望ましい。
【００１６】
【作用】金属製のトラッパは、ヒータからの熱が各部に
効率良く伝播するので捕集したＰＭが着火し易い。しか
し、一方で、良導電体であるため、フィルタの表面部に
堆積したＰＭを介して電気ヒータと短絡し易い欠点をも
つ。絶縁体の固定子の表面に付着したＰＭを伝って電気
が流れるようになるので、短絡の可能性がより高まる。
その短絡が起こると各部での加熱、燃焼が不均一になっ
て局部的な燃え残りが生じ、トラッパの再生効率が悪く
なる。
効率良く伝播するので捕集したＰＭが着火し易い。しか
し、一方で、良導電体であるため、フィルタの表面部に
堆積したＰＭを介して電気ヒータと短絡し易い欠点をも
つ。絶縁体の固定子の表面に付着したＰＭを伝って電気
が流れるようになるので、短絡の可能性がより高まる。
その短絡が起こると各部での加熱、燃焼が不均一になっ
て局部的な燃え残りが生じ、トラッパの再生効率が悪く
なる。
【００１７】この発明の装置は、かかる不具合を無くす
ために電気ヒータをトラッパの下流に配置した。電気ヒ
ータが下流にあれば、ＰＭが過度に捕集されてもヒータ
の周辺にはＰＭは滞まらず、ヒータとトラッパ間の短絡
が確実に防止される。
ために電気ヒータをトラッパの下流に配置した。電気ヒ
ータが下流にあれば、ＰＭが過度に捕集されてもヒータ
の周辺にはＰＭは滞まらず、ヒータとトラッパ間の短絡
が確実に防止される。
【００１８】また、上述したように、金属製トラッパは
熱伝播が良く、ＰＭがヒータ熱で着火すると火炎が下流
側から上流に向かって伝播していくので、ヒータの無い
上流側でもＰＭ燃焼が確実に起こる。トラッパのフィル
タ部が金属多孔体から成る場合には、ＰＭがフィルタ部
に三次元的に捕集され、フィルタの厚み方向にも入り込
むため、下流側からの加熱による着火が特に起こり易
い。
熱伝播が良く、ＰＭがヒータ熱で着火すると火炎が下流
側から上流に向かって伝播していくので、ヒータの無い
上流側でもＰＭ燃焼が確実に起こる。トラッパのフィル
タ部が金属多孔体から成る場合には、ＰＭがフィルタ部
に三次元的に捕集され、フィルタの厚み方向にも入り込
むため、下流側からの加熱による着火が特に起こり易
い。
【００１９】また、電気ヒータを面状にしてフィルタ部
の表面に対向させると、フィルタ部を広く均一に加熱で
き、これも燃焼ムラの抑制に有効に作用する。
の表面に対向させると、フィルタ部を広く均一に加熱で
き、これも燃焼ムラの抑制に有効に作用する。
【００２０】更に、トラッパに下流側から上流に向けて
入り込む凹部を設けてそこにヒータを組込めば、上流か
ら下流にかけて再生が確実に進行する。
入り込む凹部を設けてそこにヒータを組込めば、上流か
ら下流にかけて再生が確実に進行する。
【００２１】なお、火炎を伝播させてＰＭを燃焼させる
方式にすると、着火点となる箇所にのみヒータを設置す
ればよく、ヒータ数の削減、ヒータ組込みの簡易化が図
れる。
方式にすると、着火点となる箇所にのみヒータを設置す
ればよく、ヒータ数の削減、ヒータ組込みの簡易化が図
れる。
【００２２】特に、凹部を環状にして最外周の環状凹部
にヒータを挿入すると、発生した熱が内側にこもるの
で、各凹部にヒータを挿入したときと同等の再生性能が
発揮され、簡素化を図ったことによって装置性能が犠牲
になることがない。
にヒータを挿入すると、発生した熱が内側にこもるの
で、各凹部にヒータを挿入したときと同等の再生性能が
発揮され、簡素化を図ったことによって装置性能が犠牲
になることがない。
【００２３】
【発明の実施の形態】図１に、この発明の排気ガス浄化
装置の実施形態を簡略化して示す。図の１はエンジンの
排気系（排気管）の途中に組込むケースである。図の装
置は、このケース１内にトラッパ２と電気ヒータ３を収
納して構成されている。
装置の実施形態を簡略化して示す。図の１はエンジンの
排気系（排気管）の途中に組込むケースである。図の装
置は、このケース１内にトラッパ２と電気ヒータ３を収
納して構成されている。
【００２４】トラッパ２は、Ｎｉ−Ｃｌ−Ａｌ合金の金
属多孔体で作られた異径円筒状フィルタ２ａ、２ｂを同
心的に配置し、上流側で両フィルタ間の隙間の入口を、
下流側で内側フィルタ２ａの端部開口及びフィルタ２ｂ
とケース１間の隙間の出口を各々封鎖して作られてい
る。このトラッパ２には、フィルタ２ｂの外周とフィル
タ２ａの内側にそれぞれ上流側から下流に向かって内部
に入り込む凹部４が生じ、また、フィルタ２ａ、２ｂ間
に下流側から上流側に向かって内部に入り込む凹部５が
生じている。
属多孔体で作られた異径円筒状フィルタ２ａ、２ｂを同
心的に配置し、上流側で両フィルタ間の隙間の入口を、
下流側で内側フィルタ２ａの端部開口及びフィルタ２ｂ
とケース１間の隙間の出口を各々封鎖して作られてい
る。このトラッパ２には、フィルタ２ｂの外周とフィル
タ２ａの内側にそれぞれ上流側から下流に向かって内部
に入り込む凹部４が生じ、また、フィルタ２ａ、２ｂ間
に下流側から上流側に向かって内部に入り込む凹部５が
生じている。
【００２５】凹部５は排気ガスの導出路となる。そこ
で、この凹部５内に、フィルタ２ａの外周面及びフィル
タ２ｂの内周面のほぼ全域に対向する面状の電気ヒータ
３を挿入している。この電気ヒータ３は、セラミック製
の絶縁固定子６を設けてその固定子６でトラッパ内に固
定しており、このヒータ３を車両のバッテリにつなぎ、
トラッパ再生時にバッテリから電力を供給して発熱させ
る。
で、この凹部５内に、フィルタ２ａの外周面及びフィル
タ２ｂの内周面のほぼ全域に対向する面状の電気ヒータ
３を挿入している。この電気ヒータ３は、セラミック製
の絶縁固定子６を設けてその固定子６でトラッパ内に固
定しており、このヒータ３を車両のバッテリにつなぎ、
トラッパ再生時にバッテリから電力を供給して発熱させ
る。
【００２６】このように構成した図１の排気ガス浄化装
置は、ケース１内に図中左側から排気ガスが流入し、凹
部４、トラッパのフィルタ部、凹部５を順に通ってケー
スの出口に至る。
置は、ケース１内に図中左側から排気ガスが流入し、凹
部４、トラッパのフィルタ部、凹部５を順に通ってケー
スの出口に至る。
【００２７】この間にフィルタ２ａ、２ｂにより排気ガ
スの中のＰＭが濾し取られ、主にフィルタの入口側表面
に堆積する。従って、絶縁固定子６の表面に対するＰＭ
付着、フィルタと電気ヒータ３との間でのＰＭ堆積は殆
ど起こらず、ヒータとトラッパのＰＭを介しての短絡が
無くなってムラの無い再生が行われる。
スの中のＰＭが濾し取られ、主にフィルタの入口側表面
に堆積する。従って、絶縁固定子６の表面に対するＰＭ
付着、フィルタと電気ヒータ３との間でのＰＭ堆積は殆
ど起こらず、ヒータとトラッパのＰＭを介しての短絡が
無くなってムラの無い再生が行われる。
【００２８】この図１の装置を試作し、圧損が過度に上
昇してエンジンが停止するまでＰＭを捕集し、この状態
で再生を行った結果、短絡や部分燃焼による局部的な温
度上昇は全く見られず、トラッパの全域をムラなく確実
に再生することができた。
昇してエンジンが停止するまでＰＭを捕集し、この状態
で再生を行った結果、短絡や部分燃焼による局部的な温
度上昇は全く見られず、トラッパの全域をムラなく確実
に再生することができた。
【００２９】図２は、第２の実施形態の概略構成図であ
る。この排気ガス浄化装置は、図１のものと同様の材料
から成る３個（それ以上も可）の異径円筒状フィルタ２
ａ、２ｂ、２ｃを同心的に配置し、必要箇所を目留めし
てトラッパ２を構成したものであって、このトラッパ２
に、排気ガスの導出路となる凹部５が複数生じている。
ここでは、その凹部５の全てにヒータを設置するのでは
なく、最外周の凹部５にのみ電気ヒータ３を挿入してい
る。この構造では、発生した熱が内側にこもるため、フ
ィルタ２ａに捕集されたＰＭも確実に着火し、全ての凹
部５にヒータを挿入したものと同等の再生性能が得られ
た。
る。この排気ガス浄化装置は、図１のものと同様の材料
から成る３個（それ以上も可）の異径円筒状フィルタ２
ａ、２ｂ、２ｃを同心的に配置し、必要箇所を目留めし
てトラッパ２を構成したものであって、このトラッパ２
に、排気ガスの導出路となる凹部５が複数生じている。
ここでは、その凹部５の全てにヒータを設置するのでは
なく、最外周の凹部５にのみ電気ヒータ３を挿入してい
る。この構造では、発生した熱が内側にこもるため、フ
ィルタ２ａに捕集されたＰＭも確実に着火し、全ての凹
部５にヒータを挿入したものと同等の再生性能が得られ
た。
【００３０】図３は、第３の実施形態の概略構成図であ
る。この排気ガス浄化装置は、平板フィルタ２ｄをつづ
ら折れの状態に折り曲げ、その両側とケース間を目留め
して凹部４、５を交互に有するトラッパ２を作り出した
ものであって、各凹部５内に電気ヒータ３を絶縁固定子
６で保持して設けている。この装置も、他の実施形態と
遜色の無い再生性能が得られた。
る。この排気ガス浄化装置は、平板フィルタ２ｄをつづ
ら折れの状態に折り曲げ、その両側とケース間を目留め
して凹部４、５を交互に有するトラッパ２を作り出した
ものであって、各凹部５内に電気ヒータ３を絶縁固定子
６で保持して設けている。この装置も、他の実施形態と
遜色の無い再生性能が得られた。
【００３１】なお、図１、図２の装置は、円筒状フィル
タを用いたのでフィルタ強度を確保し易いが、円筒状フ
ィルタに代えて角筒状フィルタを用いることも制限され
るものではない。
タを用いたのでフィルタ強度を確保し易いが、円筒状フ
ィルタに代えて角筒状フィルタを用いることも制限され
るものではない。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の排気ガ
ス浄化装置は、トラッパ再生用の電気ヒータをトラッパ
の下流に配置したので、ヒータ数を増加させずに捕集し
たＰＭをムラ無く燃焼させてトラッパの全域を再生する
ことができ、また、過度にＰＭを捕集してもＰＭを介し
ての電気ヒータとトラッパの短絡が起こらず、再生が確
実に行われる。従って、バッテリの容量に限界があり、
また、再生の条件も変化し易い（再生時のＰＭ堆積量が
変動し易い）自動車用の排気ガス浄化装置などとして利
用すると特に効果的である。
ス浄化装置は、トラッパ再生用の電気ヒータをトラッパ
の下流に配置したので、ヒータ数を増加させずに捕集し
たＰＭをムラ無く燃焼させてトラッパの全域を再生する
ことができ、また、過度にＰＭを捕集してもＰＭを介し
ての電気ヒータとトラッパの短絡が起こらず、再生が確
実に行われる。従って、バッテリの容量に限界があり、
また、再生の条件も変化し易い（再生時のＰＭ堆積量が
変動し易い）自動車用の排気ガス浄化装置などとして利
用すると特に効果的である。
【図１】この発明の排気ガス浄化装置の実施形態を示す
概略構成図
概略構成図
【図２】他の実施形態の概略構成図
【図３】更に他の実施形態の概略構成図
１ ケース ２ トラッパ ２ａ、２ｂ、２ｃ 円筒状フィルタ ２ｄ つづら折れの状態にした平板状フィルタ ３ 電気ヒータ ４、５ 凹部 ６ 絶縁固定子 Ａ フィルタ入口側表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 登 伊丹市昆陽北一丁目１番１号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内
Claims (5)
- 【請求項１】 エンジン排気系の途中に設置される排気
ガス浄化装置であって、排気ガス中の微粒子を捕集する
金属製のトラッパと、このトラッパのフィルタ部に捕集
された微粒子を焼却する電気ヒータをケース内に収納し
て構成され、前記電気ヒータがトラッパの下流側に配置
されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 【請求項２】 前記トラッパのフィルタ部を金属多孔体
で形成したことを特徴とする請求項１記載の排気ガス浄
化装置。 - 【請求項３】 前記電気ヒータを面状ヒータにしてトラ
ッパのフィルタ部の出口側表面に対向させて配置したこ
とを特徴とする請求項１又は２記載の排気ガス浄化装
置。 - 【請求項４】 前記トラッパに、上流側と下流側から交
互に内部に入り込む複数の凹部を形成して下流側から上
流側に向かって入り込んだ凹部の１箇所にのみ前記電気
ヒータを挿入したことを特徴とする請求項１乃至３のい
ずれかに記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項５】 前記凹部を同心的に配置された環状凹部
とし、下流側から上流側に向かって入り込んだ凹部のう
ち最外周の凹部に前記電気ヒータを挿入したことを特徴
とする請求項４記載の排気ガス浄化装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8275986A JPH10121941A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 排気ガス浄化装置 |
| US08/951,469 US5938802A (en) | 1996-10-18 | 1997-10-16 | Exhaust gas purifier |
| CA002218565A CA2218565A1 (en) | 1996-10-18 | 1997-10-16 | Exhaust gas purifier |
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|---|---|---|---|
| JP8275986A JPH10121941A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
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| JPH10121941A true JPH10121941A (ja) | 1998-05-12 |
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Family Applications (1)
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- 1997-10-17 EP EP97308277A patent/EP0837228A3/en not_active Ceased
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