JP2008202511A - ディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易で安価な構成により、セラミックフィルタ各部の温度分布を均一化させる技術を提供する。
【解決手段】DPF3を本体部4内に収容し、排気ガス加熱ヒータ27を備えたディーゼルエンジン用の排気ガス浄化装置1において、排気ガス加熱ヒータ27とは別に、DPF3の外周部にDPF加熱ヒータ28を設けた構成とし、排気ガス加熱ヒータ27の作動に同期して、DPF加熱ヒータ28を作動する構成とする。また、内周温度センサ9により検知するDPF3の内周部温度と、外周温度センサ10により検知するDPF3の外周部温度を比較し、外周部温度と内周部温度の偏差に基づいて、DPF加熱ヒータ28の制御量を可変する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置の技術に関し、より詳しくは、DPFの熱応力割れや溶損を防止する技術に関する。
近年、環境問題の高まりや健康に対する影響が懸念されていることから自動車・船舶・発電機等のディーゼルエンジンから排出される排気ガス中の黒煙(すす)やPM(Particulate Matter:粒子状物質)を除去する装置の開発が進められている。また一部地域においては具体的に規制強化が実施されていることもあり、それらへの対応が急務となっている。これらに対応するための技術的な方法としては、エンジン側にて燃料の噴射時期や混合比等の対策により黒煙排出防止を行う方法と排気系の後処理で対応する方法がある。排気系の後処理で対応する方法としては、例えばディーゼルエンジン等の排気装置に排気ガス浄化装置(DPF:Diesel Particulate Filter)を取り付ける技術がすでに公知となっている。
従来、市販されている後付けタイプのDPFとしてはセラミック製の担体をハニカム状に形成したセラミックフィルタ方式が主流であるが、セラミック製の担体(セラミックフィルタ)はその特性上、該セラミックフィルタ各部の温度分布にばらつきがあるときには、熱応力割れが発生しやすく、そのためセラミックフィルタの破損が生じやすいという問題点がある。
また、セラミックフィルタ各部の温度分布にばらつきがあると、熱応力割れの問題のほか、セラミックフィルタの温度が低い部分において、燃え残りの黒鉛が滞留し、フィルタの再生運転の際に、黒鉛(すす)の滞留部において所謂暴走再生が起こり、フィルタの溶損や割れを引き起こすという問題点もある。
そこで、担体各部の温度分布を均一化する技術が種々検討されており、例えば、フィルタ担体の熱伝導率をフィルタの周方向で変える構成とする技術(特許文献1参照)、フィルタ担体の口径をフィルタの周方向で変える構成とする技術(特許文献2参照)、フィルタの触媒担持成分をフィルタの周方向で変える構成とする技術(特許文献3参照)、フィルタ担体の熱容量をフィルタの周方向で変える構成とする技術(特許文献4参照)、フィルタ担体に設ける孔の開口率をフィルタの周方向で変える構成とする技術(特許文献5参照)等が公知となっている。
特開2006−7100号公報 特開2006−16991号公報 特開2006−88027号公報 特開2006−110413号公報 特開2006−281134号公報
しかしながら、前述した各従来技術では、フィルタ担体の製作コストが高くなってしまい、量産品に適用することは現実的には困難な状況であった。
そこで本発明は、このような現状を鑑み、簡易で安価な構成により、セラミックフィルタ各部の温度分布を均一化させる技術を提供することを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ディーゼルパティキュレートフィルタをフィルタケース内に収容し、排気ガス昇温手段を備えたディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置において、前記排気ガス昇温手段とは別に、前記ディーゼルパティキュレートフィルタの外周部にフィルタ加熱手段を設けた、ことを特徴としたものである。
請求項2においては、前記排気ガス温度昇温手段の作動に同期して、前記フィルタ加熱手段を作動する、ことを特徴としたものである。
請求項3においては、前記フィルタ加熱手段は、フィルタ内周部温度センサと、フィルタ外周部温度センサを備え、前記フィルタ内周部温度センサにより検知するフィルタ内周部温度と、前記フィルタ外周部温度センサにより検知するフィルタ外周部温度を比較し、前記フィルタ外周部温度が前記フィルタ内周部温度に比して、予め設定する設定値以上温度が低下したときに、前記フィルタ加熱手段を作動する、ことを特徴としたものである。
請求項4においては、前記フィルタ内周部温度センサにより検知するフィルタ内周部温度と、前記フィルタ外周部温度センサにより検知するフィルタ外周部温度を比較し、前記フィルタ外周部温度と前記フィルタ内周部温度の偏差に基づいて、前記フィルタ加熱手段の制御量を可変する、ことを特徴としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、簡易で安価な構成により、セラミックフィルタの内周部と外周部の温度差に起因する熱応力割れを防止することができる。
請求項2においては、セラミックフィルタ内に滞留したすすを強制的に燃焼させる再生運転を行う際に発生しやすい熱応力割れを防止することができる。また、セラミックフィルタ内の外周部にすすが燃え残って滞留することを防止し、暴走再生によるセラミックフィルタの溶損や割れを防止することができる。
請求項3においては、セラミックフィルタの内周部と外周部の温度差を予め設定する設定値以下に小さく抑えることができる。
請求項4においては、セラミックフィルタの内周部と外周部の温度差を小さく維持することができる。また、これにより、セラミックフィルタの熱応力割れや、セラミックフィルタ内の外周部にすすが燃え残って滞留することが防止できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る排気ガス浄化装置の全体構成を示す模式図、図2はDPFの再生運転の状況(その1)を示す模式図、図3はDPFの再生運転の状況(その2)を示す模式図である。
まず始めに、本発明の一実施例に係る排気ガス浄化装置1の全体構成について、図1を用いて説明をする。
図1に示す如く、排気ガス浄化装置1は、酸化触媒2およびDPF3を内包する本体部4と、バッテリー5、コントローラ6、リレースイッチ7・8等を具備し、温度センサ9・10、負荷センサ11、回転センサ12等の各種センサが接続されている電源制御部13等により構成している。
本体部4は、同一軸心上に管状の外筒20および内筒21を配設する2重殻構造を有する略円筒形状の部材である。外筒20の両側端部はそれぞれ外筒側板22・22により塞がれている。また、内筒21の両側端部はそれぞれ内筒側板23・23により塞がれている。本実施例では、排気ガスの下流側にあたる外筒側板22と内筒側板23の間には排気騒音の低減を図るための空間(共鳴部24)を確保している。そして、内筒側板23には、共鳴部24と連通する共鳴管25(25a・25b)を突設するとともに、さらに、外筒側板22を貫通し、内筒21と本体部4の外部と連通する排気管14を突設している。尚、外筒20と内筒21の間には断熱材15を充填し、内筒21の内部が断熱構造となるように構成している。
内筒21の内部にはパンチングメタルによる仕切板16を固設しており、排気ガスの流通を可能としつつ、内筒21の内部を上流部21aと下流部21bに分割する構成としている。
上流部21aには、本体部4の軸心と直交し外筒20および内筒21を貫通する入口管17を配設している。
入口管17は管状の部材であり、エンジンの排気マニホールド(図示せず)に接続されるものである。より詳しくは、入口管17の排気入口側端部には接続フランジ18を固設しており、該接続フランジ18により、排気マニホールドと入口管17(即ち、本体部4)をボルト等により固設する構成としている。
入口管17の外周側面には複数の孔17a・17a・・・が形成されており、該入口管17に流入した排気ガスが孔17a・17a・・・より内筒21の上流部21aに流入する構成としている。また、入口管17の下流側端部はプラグ26により塞がれており、該プラグ26には排気ガス加熱ヒータ27を固設している。また、プラグ26には排気ガス加熱ヒータ27に電気を供給するための端子27a・27bを外部に突設している。
内筒21の下流部21bには、排気ガスの上流側から順に酸化触媒2、DPF3を配設している。
酸化触媒2は、主に白金(Pt)等が用いられており、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を酸化して、二酸化窒素(NO2)を生成する役割を果たしている。
DPF3は、主に炭化珪素(SiC)等からなるセラミック製のフィルター部材であり、排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集する役割を果たしている。
そして、DPF3により捕集されたPMは、酸化触媒2により生成した二酸化窒素(NO2)を利用しつつ、排気ガスを排気ガス加熱ヒータ27で加熱して昇温することにより、比較的低い温度で燃焼(酸化)するため、PMが二酸化炭素(CO2)として排出される。これにより、DPF3の再生を連続的に行うことができる構成としている。尚、本実施例では、DPF3自体にもさらに酸化触媒を備える構成とし、PMの酸化反応を確実に行う構成としている。
また、本実施例では、内筒21の酸化触媒2の下流側で、かつ、DPF3の上流側に温度センサを挿入しており、より詳しくは、内筒21の中心部付近を通過する排気ガス温度を検知する内周温度センサ9と、内筒21の外周部付近を通過する排気ガス温度を検知する外周温度センサ10を挿入している。これにより、DPF3の中心部付近(内周部)を通過する排気ガス温度と外周部を通過する排気ガス温度の温度差を検知するようにしている。尚、内筒21の側壁からは若干の放熱があるため、通常は外周部を通過する排気ガスの温度が内周部を通過する排気ガスの温度に比して低くなってしまう。
内筒21の内周部を通過する排気ガス温度と外周部を通過する排気ガス温度に温度差がある場合、その下流側に位置しているDPF3の内周側と外周側に温度差が生じることとなる。このように、DPF3各部の温度分布にばらつきがあると、DPF3各部の膨張度合が異なってくるために熱応力割れを生じる可能性が出てくる。つまり、DPF3を流れる排気ガス温度の温度分布にばらつきがあったとしても、DPF3各部の温度分布を均等に保持することが重要となってくる。また、通常の排気状態においては、DPF3各部の温度分布にさほどばらつきは生じないが、DPF3の再生運転時において、排気ガス加熱ヒータ27により排気ガス温度を昇温させる場合に、排気ガス温度の分布にばらつきが生じやすく、このため、DPF3各部の温度分布にもばらつきが生じやすくなり、DPF3の熱応力割れを懸念する必要性が生じてくる。
そこで、本発明においては、前記排気ガス加熱ヒータ27とは別に、DPF3の外周面にDPF加熱ヒータ28を配設する構成としている。DPF加熱ヒータ28は、帯状あるいは線状の電気ヒータをDPF3の外周面に巻回するようにしている。また、DPF加熱ヒータ28の端子28a・28bは内筒21および外筒20を貫通して、本体部4の外側に突設するようにしている。
即ち、DPF3を本体部4内に収容し、排気ガス加熱ヒータ27を備えたディーゼルエンジン用の排気ガス浄化装置1において、排気ガス加熱ヒータ27とは別に、DPF3の外周部にDPF加熱ヒータ28を設けた構成としている。
このような構成とすることにより、前記内周温度センサ9および外周温度センサ10により内周部を通過する排気ガス温度と外周部を通過する排気ガス温度に温度差が生じていることが検知される場合には、その温度差に応じてDPF加熱ヒータ28に通電し、DPF加熱ヒータ28を昇温させて、DPF3の外周面を加熱することにより、DPF3外周面に蓄熱される熱量を補って、DPF3の温度分布を均等に保持する構成としている。これにより、簡易で安価な構成により、DPF3の内周部と外周部の温度差に起因する熱応力割れを防止することができるのである
尚、本実施例では、2系統の温度センサを備える構成としているが、本発明に用いる温度センサの個数はこれに限定するものではなく、3系統以上の温度センサを備える構成とすることも可能である。
また、本実施例では、酸化触媒2の下流側で、かつ、DPF3の上流側に温度センサを挿入する例を示しているが、DPF3の下流側に内周温度センサ9および外周温度センサ10を配置する構成とすることもできる。
次に、本発明の一実施例に係る電源制御部13の全体構成について、図1を用いて説明をする。
図1に示す如く、電源制御部13は、バッテリー5、コントローラ6、リレースイッチ7・8等を具備し、温度センサ(即ち、前記外周温度センサ10および内周温度センサ9)、負荷センサ11、回転センサ12等の各種センサが接続されている。
バッテリー5は、前記排気ガス加熱ヒータ27およびDPF加熱ヒータ28を昇温するために必要な電力を蓄えておくものである。
コントローラ6は、CPUやROM等により構成されており、エンジンの運転状況(負荷やエンジン回転数)に応じた排気ガス温度の情報(マップ情報)が予め記憶されている。そして、接続された各センサ(外周温度センサ10、内周温度センサ9、負荷センサ11、回転センサ12等)からの情報に基づいて排気ガス温度の推定値を算出している。そして、再生運転時には、この推定値から前記排気ガス加熱ヒータ27に通電すべき電力量を算出するようにしている。
さらに、コントローラ6は、各温度センサ9・10から検知した温度差の情報にもとづき、前記DPF加熱ヒータ28に通電すべき電力量を算出するようにしている。
各加熱ヒータ27・28へ通電する電力量の調整は、コントローラ6により各リレースイッチ7・8を制御し、各リレースイッチ7・8の接点をON−OFFして通電時間を調整し、または、電流または電圧を調整することにより行う構成としている。
次に、DPF3の再生運転時における一連の動作について、図2または図3を用いて説明をする。
図2または図3に示す如く、エンジン(図示せず)から排出される排気ガスは、入口管17から排気ガス浄化装置1に導入される。
コントローラ6は、負荷センサ11および回転センサ12からの入力情報に基づいてエンジンの運転状況を把握し、現状における排気ガス温度の推定値を導出する。
また、それと同時に、現状の排気ガス温度の推定値に基づいて、再生運転に必要とされる排気ガス温度まで昇温するために必要となる熱量を導出し、それに基づき排気ガス加熱ヒータ27に通電すべき電力量を算出するようにしている。そして、コントローラ6により、この算出結果に基づいてリレースイッチ7を制御して、バッテリー5から排気ガス加熱ヒータ27に供給する電力量を調節するようにしている。
入口管17内で排気ガス加熱ヒータ27により再生運転に必要とされる温度まで昇温された排気ガスは、孔17a・17a・・・を通って内筒21の上流部21aに流入し、さらに仕切板16を通過して、下流部21bに流入する。
下流部21bに流入した昇温された排気ガスは、まず、酸化触媒2を通過する。このとき、触媒の作用により、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)が酸化されて、二酸化窒素(NO2)が生成されるようにしている。
次に、二酸化窒素(NO2)を多く含む昇温された排気ガスが、各温度センサ(内周温度センサ9および外周温度センサ10)の挿入部を通過する。
ここで、内周部を通過する排気ガスの温度と外周部を通過する排気ガスの温度が各センサにより検知され、各温度の情報がコントローラ6に入力される。そして、各温度センサ9・10の検知値に基づいて、内周部および外周部を通過する排気ガスの温度差が導出(演算)される。
図2に示す如く、導出した排気ガスの温度差が予め設定した設定値以下である(即ち、温度差が小さい)場合には、DPF3に熱応力割れが発生する可能性は低いと判断して、コントローラ6によるDPF加熱ヒータ28の制御は行わないようにしている。
即ち、DPF加熱ヒータ28は、内周温度センサ9と、外周温度センサ10を備え、内周温度センサ9により検知するDPF3の内周部温度と、外周温度センサ10により検知するDPF3の外周部温度を比較し、外周部温度が内周部温度に比して、予め設定する設定値以上温度が低下したときに、DPF加熱ヒータ28手段を作動する構成としている。
これにより、DPF3の内周部と外周部の温度差を予め設定する設定値以下に小さく抑えることができるのである。
また、図3に示す如く、導出した排気ガスの温度差が予め設定した設定値を越えている(即ち、温度差が大きい)場合には、DPF3に熱応力割れが発生する可能性があるものと判断して、前述した排気ガス加熱ヒータ27の制御が開始される同時に、コントローラ6によるDPF加熱ヒータ28の制御を開始する構成としている。
コントローラ6は、導出した温度差に応じて、DPF3に熱応力割れが発生するのを防止するために必要となる熱量を導出し、それに基づきDPF加熱ヒータ28に通電すべき電力量を算出するようにしている。そして、コントローラ6により、この算出結果に基づいてリレースイッチ8をON−OFF制御して、バッテリー5からDPF加熱ヒータ28に供給する電力量を調節するようにしている。
これにより、内周部を通過する排気ガスと外周部を通過する排気ガスに温度差が生じている場合であっても、DPF加熱ヒータ28によりDPF3の外周部に与える熱量を補うことにより、DPF3各部の温度分布にばらつきが生じないようにしている。
即ち、本発明では、排気ガス加熱ヒータ27の作動に同期して、DPF加熱ヒータ28を作動する構成としており、これにより、DPF3内に滞留したすすを強制的に燃焼させる再生運転を行う際に発生しやすい熱応力割れを防止することができるのである。
また、DPF3内の外周部にすすが燃え残って滞留することを防止し、暴走再生によるDPF3の溶損や割れを防止することができるのである。
また、内周温度センサ9により検知するDPF3の内周部温度と、外周温度センサ10により検知するDPF3の外周部温度を比較し、外周部温度と内周部温度の偏差に基づいて、DPF加熱ヒータ28の制御量を可変する構成としている。つまり、DPF加熱ヒータ28への印加制御はフィードバック制御(比例制御、比例積分制御、比例積分微分制御)、または、フィードフォワード制御を行う。この制御は適宜選択できる。
これにより、DPF3の内周部と外周部の温度差を小さく維持することができるのである。また、DPF3の熱応力割れや、DPF3内の外周部にすすが燃え残って滞留することが防止できるのである。
そして、二酸化窒素(NO2)を多く含む昇温された排気ガスがDPF3を通過する際には、DPF3に捕集されているPM(粒子状物質)が、二酸化窒素(NO2)の作用により比較的低温において効率よく酸化(燃焼)される。このとき、PM(粒子状物質)は燃焼して、二酸化炭素(CO2)となる。これにより、DPF3に捕集されていたPM(粒子状物質)が除去されてDPF3の再生が行われるようにしている。
そして、最終的に排気管14を通じて、排気ガス浄化装置1より浄化された排気ガスが排出される構成としている。
本発明の一実施例に係る排気ガス浄化装置の全体構成を示す模式図。 DPFの再生運転の状況(その1)を示す模式図。 DPFの再生運転の状況(その2)を示す模式図。
符号の説明
1 排気ガス浄化装置
3 DPF
4 本体部
27 排気ガス加熱ヒータ
28 DPF加熱ヒータ

Claims (4)

  1. ディーゼルパティキュレートフィルタをフィルタケース内に収容し、
    排気ガス昇温手段を備えたディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置において、
    前記排気ガス昇温手段とは別に、
    前記ディーゼルパティキュレートフィルタの外周部にフィルタ加熱手段を設けた、
    ことを特徴とするディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置。
  2. 前記排気ガス温度昇温手段の作動に同期して、
    前記フィルタ加熱手段を作動する、
    ことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置。
  3. 前記フィルタ加熱手段は、
    フィルタ内周部温度センサと、
    フィルタ外周部温度センサを備え、
    前記フィルタ内周部温度センサにより検知するフィルタ内周部温度と、
    前記フィルタ外周部温度センサにより検知するフィルタ外周部温度を比較し、
    前記フィルタ外周部温度が前記フィルタ内周部温度に比して、
    予め設定する設定値以上温度が低下したときに、
    前記フィルタ加熱手段を作動する、
    ことを特徴とする請求項2記載のディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置。
  4. 前記フィルタ内周部温度センサにより検知するフィルタ内周部温度と、
    前記フィルタ外周部温度センサにより検知するフィルタ外周部温度を比較し、
    前記フィルタ外周部温度と前記フィルタ内周部温度の偏差に基づいて、
    前記フィルタ加熱手段の制御量を可変する、
    ことを特徴とする請求項3記載のディーゼルエンジン用排気ガス浄化装置。
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