JP2001082129A - 発熱体ユニット - Google Patents

発熱体ユニット

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JP2001082129A
JP2001082129A JP26283599A JP26283599A JP2001082129A JP 2001082129 A JP2001082129 A JP 2001082129A JP 26283599 A JP26283599 A JP 26283599A JP 26283599 A JP26283599 A JP 26283599A JP 2001082129 A JP2001082129 A JP 2001082129A
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JP
Japan
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heater
heating element
cylindrical body
element unit
sheathed heater
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JP26283599A
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English (en)
Inventor
Nobuhide Uruno
信英 宇留野
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Ibiden Co Ltd
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジンを利用する車両等の排ガ
ス清浄装置の再生用熱源として用いる発熱体ユニットの
安全性と長寿命化を図ること。 【解決手段】 発熱体ユニット5の外郭を構成する円筒
体6の中に、支持金具7に取り付けられたシーズヒータ
8の発熱部を挿入し、支持金具7をセラミック製の絶縁
碍子18を介し電気的に絶縁して円筒体6の内面に固定
すると共に、シーズヒータ8の端末部の両端にネジ付フ
ランジ9をろう付または溶接し、円筒体6の側面に形成
したヒ−タ取付け部10の貫通穴にシーズヒータ8の端
末部を貫通し、電気絶縁材からなるガスケットA、ガス
ケットB14を介しナット13によりヒ−タ取付け部1
0に固定することにより、シーズヒータ8を円筒体6か
ら電気的に絶縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンを利用したバス、トラック、乗用車、フォークリフト
等の排ガス清浄装置の再生用熱源として用いられる発熱
体ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから排出される排気
ガスには、黒煙の原因となる微粒子のカーボンが多量に
含まれている。このカーボンを除去するため排気ガス排
出通路の途中にはSIC等からなるフィルターが設置さ
れているが、短期間でフィルターが目詰まりして新しい
フィルターとの交換が必要となる。
【0003】このためフィルターの近傍に電気ヒータを
用いた発熱体ユニットを設置し、カーボンで目詰まりし
たフィルターを加熱することによって、このフィルター
に蓄積したカーボンを燃焼させ、浄化再生する方法が提
案されている。(例えば特開平3−179120号公
報)この発熱体ユニットは、カーボンを燃焼させる電気
ヒータとしてニクロム線ヒータやシーズヒータが用いら
れているが、近年は金属性の円筒体の内部にシーズヒー
タの発熱部を挿入して位置させるとともに、このシーズ
ヒータの端末部を円筒体側面より外部に貫通させて電源
に接続する構造が主流となっている。
【0004】図5はその従来のディーゼルエンジンの排
ガス清浄装置の概略説明を示している。
【0005】図において、1はバス、トラック、乗用
車、フォークリフト等の車体、2はこの車体1内に組み
込まれた駆動用のディーゼルエンジン、3はディーゼル
エンジン2から排出される排気ガスの排出通路で、終端
が車体1の後部で開口しており、またその途中にはSI
C等からなるフィルターユニット4と、このフィルター
ユニット4の排気ガス流入側に接してカーボンで目詰ま
りしたフィルターユニット4を加熱し、その中に蓄積し
たカーボンを燃焼させる発熱体ユニット5が設置されて
いる。
【0006】また図6及び図7はシーズヒータの端末部
の組立て前の斜視図と、組立て後の断面図を示してい
る。
【0007】図において、5は発熱体ユニット、6はこ
の発熱体ユニット5の外郭をなす金属性の円筒体で、そ
の中をディーゼルエンジン2から排出される排気ガスを
通過させるものであり、その出口側に支持金具7を介し
て排気ガスの流れと略直角に接するようにシーズヒータ
8の渦巻状発熱部を位置させ、端末部の両端外周にネジ
付フランジ9を取り付けている。10は円筒体6の側面
を外側に凸状に膨らませて形成したヒータ取付け部で、
先端平面部に前記ネジ付フランジ9を貫通させる貫通穴
11を設けている。
【0008】そしてシーズヒータ8は、その端末部の両
端及びその外周のネジ付フランジ9を貫通穴11より円
筒体6の側面外部に貫通させ、その外部よりナット13
をフランジ9のネジに締め付けて円筒体6の側面に固定
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記発熱体ユニット5
においては、シーズヒータは約800℃の高温で使用さ
れることから劣化が早く絶縁抵抗が早期に低下するが、
シーズヒータの非充電部(シースパイプ)が電気的に円筒
体6につながっており、感電等の危険があるという欠点
があった。感電を防止するために漏電ブレーカを設置し
絶縁抵抗が低下した場合通電を停止する安全策も実施さ
れているが、一般的にシーズヒータは絶縁抵抗が低下し
ても内部の発熱体が断線するまでは更に長時間通電発熱
できることから、漏電ブレーカの設置により発熱体とし
て使用できる時間よりも短時間に使用不可能にしてしま
い、短時間での交換が必要になりコスト高になる欠点が
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では発熱体ユニットの外郭を構成する円筒
体の中に、支持金具に取り付けられたシーズヒータの発
熱部を挿入し、支持金具をセラミック製の絶縁碍子を介
し電気的に絶縁して円筒体の内面に固定すると共に、シ
ーズヒータの端末部の両端にネジ付フランジをろう付ま
たは溶接し、円筒体の側面に形成したヒ−タ取付け部の
貫通穴に電気絶縁材からなるガスケットA、ガスケット
Bを介しナットによりシーズヒータ端末部をヒ−タ取付
け部に固定することにより、シーズヒータを発熱体ユニ
ットの外郭を構成する円筒体から電気的に絶縁して取り
付けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】ディーゼルエンジンの排気ガス排
出通路に設置したフィルターユニットの排気ガス流入側
に設置し、フィルターユニットを加熱してその中に蓄積
したカーボンを燃焼させる発熱体ユニットにおいて、こ
の発熱体ユニットは外郭を構成する円筒体の中に、支持
金具に取り付けられたシーズヒータの発熱部を挿入し、
支持金具をセラミック製の絶縁碍子を介し電気的に絶縁
して円筒体の内面に固定すると共に、シーズヒータの端
末部の両端にネジ付フランジをろう付または溶接し、円
筒体の側面に形成したヒ−タ取付け部の貫通穴に前記シ
ーズヒータのネジ付フランジ部を貫通させ、電気絶縁材
からなるガスケットA、Bを介しネジ付フランジのネジ
部にナットを締め付けることによりヒ−タ取付け部にシ
ーズヒータの両端部を固定したものである。
【0012】これによって、シーズヒータは発熱体ユニ
ットの外郭である円筒体から電気的に絶縁されることか
ら、シーズヒータの絶縁抵抗が低下しても漏洩電流は流
れず感電の心配がなく、安全性が高くなると共に長時間
の使用が可能となるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係る発熱体ユニットの平
面図であり、図2及び図3は図1における断面AA及び
断面BBを示す断面図である。図4は本発明によるシー
ズヒータの端末部の取り付け状態を示す断面図である。
【0014】図において、5は発熱体ユニット、6はそ
の外郭を構成する円筒体で、その中をディーゼルエンジ
ン2から排出される排気ガスを通過させるものであり、
その出口側にパンチングメタル等で形成した支持金具7
を介して排気ガスの流れと略直角に接するようにシーズ
ヒータ8の渦巻状発熱部を位置させ、端末部の両端を平
行に揃えて外側に伸ばしている。尚発熱部は渦巻状以外
の形状でもよい。
【0015】支持金具7は円筒体6に接しないよう円筒
体6より小さく形成し、絶縁碍子18にネジ15、ナッ
ト16を用いて固定し、更に絶縁碍子18を円筒体6に
溶接等で接合した保持金具17にネジ15、ナット16
を用いて固定する。
【0016】保持金具17の形状は、支持金具7を絶縁
碍子18に固定するネジ15が電気的に接しないよう部
分的に開口部を設けておき、また支持金具7の形状は保
持金具17に絶縁碍子18を固定するネジ15が電気的
に接しないよう部分的に開口部を設けておくものであ
る。
【0017】10はヒータ取付け部で、円筒体6の側面
を外側に凸状に膨らませて形成しており、その先端平面
部に前記シーズヒータ8の両端末部が一緒に貫通できる
円形の貫通穴11を設けている。
【0018】前述のようにして円筒体6に固定されたシ
ーズヒータ8の両端末部には金属製でネジ部を有するネ
ジ付フランジ9を溶接しておき、ネジ付フランジ9と貫
通穴11の間に石綿の圧縮成形材やフッ素樹脂等の耐熱
絶縁材料で形成されるガスケットA12とガスケットB
14を位置させナット13をネジ付フランジ9のネジ部
に締め付けることによりシーズヒータ8の両端末部を固
定して発熱体ユニット5を構成するものである。
【0019】これによってシーズヒータ8は発熱体ユニ
ットの外郭である円筒体6から電気的に絶縁されてお
り、シーズヒータ8の絶縁低下の影響は受けず、安全性
が高く長時間の使用が可能となるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、発熱体ユニットの外郭
を構成する円筒体の中に、支持金具に取り付けられたシ
ーズヒータの発熱部を挿入し、支持金具をセラミック製
の絶縁碍子を介し電気的に絶縁して円筒体の内面に固定
すると共に、シーズヒータの端末部の両端にネジ付フラ
ンジをろう付または溶接し、円筒体の側面に形成したヒ
−タ取付け部の貫通穴にこのシーズヒータの端末部を貫
通させ、電気絶縁材からなるガスケットAガスケットB
を介しナットによりヒ−タ取付け部に固定することによ
り、シーズヒータを発熱体ユニットの外郭を構成する円
筒体から電気的に絶縁するものであり、これによって従
来のようにシーズヒータの絶縁抵抗が低下したとき感電
するという危険性がなくなり、且つ絶縁低下により漏電
ブレーカ等の保護回路が動作して使用期間が短くなるこ
とがなくなり、安全性が高く長期間使用できる発熱体ユ
ニットが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す発熱体ユニットの平面
図である。
【図2】同じく図1におけるA−A部の断面図である。
【図3】同じく図1におけるB−B部の断面図である。
【図4】同じく要部の断面図である。
【図5】従来のディーゼルエンジンの排ガス清浄装置の
概略説明図である。
【図6】従来の要部の組立て前の斜視図である。
【図7】従来の要部の組立て後の断面図である。
【符号の説明】
5:発熱体ユニット、6:円筒体、7:支持金具、8:
シーズヒータ、9:ネジ付フランジ、10:ヒータ取付
け部、11:貫通穴、12:ガスケットA、13:ナッ
ト、14:ガスケットB、18:絶縁碍子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排気ガス排出通路
    に設置したフィルターユニットの排気ガス流入側に設置
    し、フィルターユニットを加熱してその中に蓄積したカ
    ーボンを燃焼させる発熱体ユニットにおいて、この発熱
    体ユニット(5)の外郭を構成する円筒体(6)の中
    に、支持金具(7)に取り付けられたシーズヒータ(8)
    の発熱部を挿入し、支持金具(7)をセラミック製の絶
    縁碍子(18)を介し電気的に絶縁して円筒体(6)の
    内面に固定すると共に、シーズヒータ(8)の端末部の
    両端にネジ付フランジ(9)をろう付または溶接し、円
    筒体(6)の側面に形成したヒ−タ取付け部(10)の
    貫通穴(11)にシーズヒータ(8)の端末部を貫通さ
    せ、電気絶縁材からなるガスケットA(12)、ガスケ
    ットB(14)を介しナット(13)によりヒ−タ取付
    け部(10)にシーズヒータ(8)の両端末部を固定し
    たことを特徴とする発熱体ユニット。
JP26283599A 1999-09-17 1999-09-17 発熱体ユニット Pending JP2001082129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220033044A (ko) * 2020-09-08 2022-03-15 푸렘 게엠베하 배기가스 히터
CN116916634A (zh) * 2023-09-11 2023-10-20 四川川西数据产业有限公司 一种数据中心热能回收系统及方法

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