JP2001272957A5 - - Google Patents

Description

【００２４】

【００２８】
そして、この加算回路８は、液晶表示装置１が全画面表示モードの場合には、液晶表示素子の温度特性を補償して液晶表示パネル２の表示品質が一定になるような出力電圧Ｖｚ１を出力するように各変数及び電源電圧が調整される。
すなわち、図４に示すように、加算回路８は、液晶表示パネル２の表示画素と非表示画素の明るさ、すなわち、液晶表示素子の光透過率を１０［％］と９０［％］に維持できる駆動電圧が曲線Ｌon、Ｌoffに示すような温度特性を有する場合は、表示画素と非表示画素に印可される電圧の実効値Ｖon、Ｖoffが曲線Ｌon、Ｌoffとほぼ一致する温度勾配ｃの出力電圧Ｖｚ１を出力するように各変数及び電源電圧が調整されるようになっている。
これにより、電源供給回路４は、液晶表示装置１が全画面表示モードの場合には、スイッチ回路９により出力電圧Ｖｚ１を駆動電圧Ｖｚとして選択出力することにより、温度が変化しても表示画素及び非表示画素の明るさを一定に維持でき、液晶表示パネル２の表示品質を一定に維持できるようになっている。

【００５１】
このスイッチ回路９は、全画面表示モードの場合には入力抵抗３５の他方をオペアンプ３０の出力端子３９に接続して出力電圧Ｖｚ１を出力させるのに対し、部分表示モードの場合には入力抵抗３５の他方を定電圧源３７に接続することにより、図１０に示すように、定電圧源３８からの電力の供給を停止して電源供給回路４に定電圧源３７だけを使って出力電圧Ｖｚ２を出力させるようになっている。なお、図１０においては、電源供給回路４の出力電圧Ｖｚ２に影響がない部分（スイッチ回路９、定電圧源３８など）を省略して示す。

【００９４】
（１−２−５） 電源供給回路の第５実施形態
図１５は、電源供給回路４の第５実施形態を示す回路図である。
この電源供給回路４は、第一の入力端子（＋）に定電圧源６４（第一の電源電圧）が接続されたオペアンプ６０と、一方がオペアンプ６０の第二の入力端子（−）に接続された入力抵抗６１と、一方がオペアンプ６０の第二の入力端子（−）に接続され、他方がオペアンプ６０の出力端子６５に接続されたフィードバック抵抗６２と、定電圧源６３（第二の電源電圧）を選択的に入力抵抗６１の他方から切り離すスイッチ回路９とを備えて構成される。
また、この定電圧源６３及び６４の電圧は、所定の温度における出力端子６５の電圧と同電圧に設定される。なお、同電圧でない場合は、第１実施例に示したような電圧調整回路（図８）を用いて同電圧に調整してもよい。