JP2001272162A - 冷蔵庫扉の配線構造 - Google Patents

冷蔵庫扉の配線構造

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JP2001272162A
JP2001272162A JP2000089367A JP2000089367A JP2001272162A JP 2001272162 A JP2001272162 A JP 2001272162A JP 2000089367 A JP2000089367 A JP 2000089367A JP 2000089367 A JP2000089367 A JP 2000089367A JP 2001272162 A JP2001272162 A JP 2001272162A
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bush
refrigerator
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hinge pin
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JP2000089367A
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Yoshichika Ishikawa
義親 石川
Ikuo Ishibashi
郁夫 石橋
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Toshiba Corp
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫本体から扉ヒンジ部を介して扉内部に
配線するための構造において、予め先端にハウジングを
設けた束線をブッシュに簡単に取り付けることができる
構造を提供する。 【解決手段】 回動式扉10の上側の扉ヒンジ部5を介
して冷蔵庫本体1から扉内部に配線するための構造であ
って、冷蔵庫本体1に設けられた筒状のヒンジピン5
と、扉キャップ16に設けられたヒンジピン5の挿入穴
22と、挿入穴22にはめ込まれ内側にヒンジピン5が
差し込まれる筒状のブッシュ34とを含み、扉内部に配
された束線28が、挿入穴22にはめ込まれたブッシュ
34の内側を通り、さらにヒンジピン5の内側を通って
冷蔵庫本体1側に引き出されており、ブッシュ34の内
側に端子30の付いた束線28を挿通させるために、ブ
ッシュ34を軸方向に延びるセルフヒンジ部36により
開閉可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫扉の配線構
造に関し、詳細には、冷蔵庫本体から扉ヒンジ部を介し
て扉内部に配線するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の前面開口部を閉塞する扉には、
上下の扉ヒンジ部に回動自在に取り付けられた回動式扉
がある。かかる回動式の冷蔵庫扉において、冷蔵庫本体
から扉内部に配線するためには、上下いずれか一方の扉
ヒンジ部を介して行うのが一般的である。
【0003】図10は、従来の冷蔵庫扉100における
配線構造の一例を示す斜視図である。この扉100は、
冷蔵庫の上段に設けられた冷蔵室101の前面開口部を
閉塞する冷蔵室扉であり、扉正面材102と扉背面材1
03と上下の扉キャップ104,105とで形成された
空間に硬質ウレタンよりなる断熱層106を発泡成形し
てなり、冷蔵室101の開口部に設けられた上下の扉ヒ
ンジ部107に回動自在に取り付けられている。
【0004】下側の扉キャップ105には、冷蔵室温度
等の庫内状態を表示したり、冷蔵庫を操作するための表
示操作部108が設けられており、冷蔵庫本体110か
らこの表示操作部108に配線するために、上側の扉ヒ
ンジ部107を通って扉100内に束線111が引き込
まれている。
【0005】詳細には、扉ヒンジ部107にはヒンジピ
ン112が下方に突出しており、このヒンジピン112
が差し込まれる挿入穴113が上側の扉キャップ104
に設けられている。表示操作部108からの束線111
は、断熱層106内を通って挿入穴113から扉100
の外側に引き出され、ヒンジピン112の内側を通り冷
蔵庫本体110側に接続されるようになっている。扉キ
ャップ104の挿入穴113には、束線111を保護す
るためのブッシュ114がはめ込まれており、このブッ
シュ114の内側に束線111が挿通されている。ブッ
シュ114の先端には、断熱層106のウレタンをシー
ルするためにテープ115が巻かれている。扉100か
ら引き出された束線111の先端には、冷蔵庫本体側の
端子(不図示)に接続するための端子であるハウジング
116が取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷蔵庫扉1
00において、束線111を配設する際には、図11
(a)に示すように、扉キャップ104の挿入穴113
に扉内側から束線111を差し通し、さらに、図11
(b)に示すように、ブッシュ114に挿通させてか
ら、図11(c)に示すように、その先端にハウジング
116を取り付けている。これは、束線111の先端に
ハウジング116が付いた状態では、束線111をブッ
シュ114内に挿通させることができないからである。
【0007】しかしながら、このように束線111をブ
ッシュ114内に通してハウジング116を取り付ける
場合、束線を自動組立することができず、製造性が低下
し、また、コスト高となる。一方、束線111の先端に
ハウジング116を付けた状態でブッシュ114内に挿
通させようとすると、ブッシュ114の径を大きくしな
ければならず、取り付けスペースが大きくなって、ウレ
タンの充填性が低下し、露付きの原因にもなる。また、
ブッシュ114の先端にウレタンをシールするためのテ
ープ115を設ける必要があり、コスト高になるととも
に、作業バラツキによるシール不良が生じる場合もあ
る。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、冷蔵庫本体から扉ヒンジ部を介して扉内部
に配線するための構造において、予め先端に端子を付け
た束線をブッシュに簡単に取り付けることを可能にし
て、束線の製造性を向上し、製造コストを低減すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫扉の配線
構造は、冷蔵庫の前面開口部に設けた上下の扉ヒンジ部
に回動自在に取り付けられて当該開口部を閉塞する扉に
おいて、上下いずれか一方の扉ヒンジ部を介して冷蔵庫
本体から扉内部に配線するための構造であって、冷蔵庫
本体に設けられた筒状のヒンジピンと、該ヒンジピンが
挿入される扉上面又は下面の挿入穴と、該挿入穴にはめ
込まれ、内側に前記ヒンジピンが差し込まれる筒状のブ
ッシュとを含み、扉内部に配された束線が、前記挿入穴
にはめ込まれた前記ブッシュの内側を通り、さらに前記
ヒンジピンの内側を通って冷蔵庫本体側に引き出された
配線構造において、前記ブッシュを軸方向に延びるセル
フヒンジ部により開閉可能に形成し、該ブッシュを開閉
させることで先端に端子を備える前記束線を当該ブッシ
ュに取り付けたものである。
【0010】本発明の冷蔵庫扉の配線構造は、また、扉
正面材と扉背面材と上下の扉キャップとで形成される空
間に断熱層を発泡成形してなり、冷蔵庫の前面開口部に
設けた上下の扉ヒンジ部に回動自在に取り付けられて当
該開口部を閉塞する扉において、上下いずれか一方の扉
ヒンジ部を介して冷蔵庫本体から扉内部に配線するため
の構造であって、冷蔵庫本体に設けられた筒状のヒンジ
ピンと、扉キャップに設けられ、前記ヒンジピンが挿入
される挿入穴と、該挿入穴にはめ込まれ、内側に前記ヒ
ンジピンが差し込まれる筒状のブッシュとを含み、扉内
部に配された束線が、前記挿入穴にはめ込まれた前記ブ
ッシュの内側を通り、さらに前記ヒンジピンの内側を通
って冷蔵庫本体側に引き出された配線構造において、前
記ブッシュを軸方向に延びるセルフヒンジ部により開閉
可能に形成し、該ブッシュを開閉させることで先端に端
子を備える前記束線を当該ブッシュに取り付けたもので
ある。
【0011】本発明の冷蔵庫扉の配線構造であると、ブ
ッシュにセルフヒンジ部を設けて開閉可能に形成したこ
とから、ブッシュの内径よりも大きな端子を備える束線
であっても、ブッシュを開いて簡単に取り付けることが
できる。そのため、先端に予め端子を取り付けた束線
を、扉内側から挿入穴を通して扉外側に引き出し、引き
出した束線を開状態のブッシュに装着し、セルフヒンジ
部を利用してブッシュを閉じることにより、該束線をブ
ッシュ内に挿通した状態に取り付けることができ、製造
性を向上することができる。
【0012】本発明の配線構造においては、前記ブッシ
ュが、軸方向に延びるセルフヒンジ部を介して連結され
た第1胴部と第2胴部とからなる筒状胴部を備え、扉内
部に配される筒状胴部の先端部を先細状に形成し、筒状
胴部の他端部に前記挿入穴を塞ぐためのフランジ部を周
設することが好ましい。
【0013】本発明の配線構造においては、また、前記
ヒンジピンの周方向における一部に前記束線を装入する
ための切り欠き部を設け、前記ブッシュの前記セルフヒ
ンジ部が、扉の開閉により回動する際に、内側に配され
た前記ヒンジピンの切り欠き部と重ならないように、該
切り欠き部を前記セルフヒンジ部の回動範囲外に設ける
ことが好ましい。
【0014】この場合、ブッシュの内側を通って外側に
引き出された束線を切り欠き部からヒンジピン内に装入
することができるので、ヒンジピンをブッシュ内に差し
込んで扉を冷蔵庫本体に取り付ける際の作業性を向上す
ることができる。また、扉の開閉時に、ブッシュのセル
フヒンジ部とヒンジピンの切り欠き部とが重なることが
ないので、ヒンジピンの切り欠き縁によるセルフヒンジ
部の摩耗破損を防止することができる。
【0015】本発明の配線構造においては、扉内部に配
される前記ブッシュの先端部の内径を、前記束線の総外
径と略同一寸法に設定することが好ましい。これによ
り、扉の発泡成形時に、ブッシュ内に断熱層を形成する
発泡原料が侵入して束線が固定されることを防止するこ
とができる。
【0016】本発明の配線構造においては、前記ブッシ
ュにおいて前記第1胴部と前記第2胴部をつなぐ前記セ
ルフヒンジ部の幅が、前記筒状胴部の肉厚の4倍以上に
設定されていることが好ましい。これにより、セルフヒ
ンジ部においてもフランジを確保して、扉キャップの挿
入穴とブッシュとの隙間を全周にわたってシールするこ
とができる。
【0017】本発明の配線構造においては、また、前記
挿入穴に、前記セルフヒンジ部と嵌合してその位置決め
をする凹部を設ける場合があり、この場合、ブッシュを
扉キャップの挿入穴に差し込む際に、ブッシュの周方向
での位置決めが容易である。
【0018】本発明の配線構造においては、また、前記
ブッシュを透明にする場合があり、この場合、ブッシュ
近傍における発泡原料の充填状態を確認しやすい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
冷蔵庫扉の配線構造について図1〜9に基づいて説明す
る。
【0020】図9に示すように、実施形態に係る冷蔵庫
扉10は、冷蔵庫1の上段に設けられた冷蔵室2の前面
開口部を閉塞する冷蔵室扉であり、冷蔵室2の幅方向一
方側の端部に設けられた上下の扉ヒンジ部3,4に回動
自在に取り付けられた回動式扉である。
【0021】冷蔵室扉10は、図1にも示されるよう
に、薄板金属製の扉正面材12と、薄板樹脂製の扉背面
材14と、上下の樹脂製の扉キャップ16,18とで形
成される空間に、硬質ウレタンの発泡原料を注入して断
熱層20を発泡成形することにより構成される断熱扉で
ある。
【0022】上側の扉ヒンジ部3にはヒンジピン5が下
方に突出形成されており、下側の扉ヒンジ部4にはヒン
ジピン(不図示)が上方に突出形成されている。上下の
扉キャップ16,18には、各ヒンジピンが挿入される
挿入穴22,24が設けられており、これら挿入穴2
2,24に、それぞれ対応するヒンジピン5を差し込む
ことによって、扉10は冷蔵庫本体1に回動自在に取り
付けられている。
【0023】冷蔵室扉10の下端中央部には、冷蔵室温
度等の庫内状態を表示し、かつ、冷蔵庫の動作状態を操
作するための表示操作部26が、下側の扉キャップ18
により形成されている。この表示操作部26に配線する
ための束線28は、上側の扉ヒンジ部3を通って上側の
扉キャップ16の挿入穴22から扉10内部に引き込ま
れ、断熱層20中を通って下側の扉キャップ18の表示
操作部26まで接続されている。この束線28の両端部
には端子であるハウジング30,32が自動組立により
取り付けられており、一方のハウジング32は表示操作
部26に接続され、他方のハウジング30は扉キャップ
16の挿入穴22から扉10の外側に引き出されてい
る。
【0024】以下、この束線28の配線構造、特に、上
側の扉ヒンジ部3近傍における配線構造について説明す
る。
【0025】図1〜3に示すように、上側の扉キャップ
16の挿入穴22には、束線28を保護するために、透
明な合成樹脂製の筒状ブッシュ34がはめ込まれてい
る。ブッシュ34の内側には、束線28が挿通されてお
り、また、上方からヒンジピン5が差し込まれるように
なっている。
【0026】図5,6に示すように、ブッシュ34は、
その周方向の一部において軸方向に延びるセルフヒンジ
部36により開閉可能に形成されている。詳細には、ブ
ッシュ34は、円筒状をなす筒状胴部38よりなり、こ
の筒状胴部38が、軸方向に延びる屈曲自在の薄肉部で
あるセルフヒンジ部36を介して連結された断面半円形
の2つの胴部40,42により構成されている。そし
て、ブッシュ34は、図5に示すように、筒状胴部38
が開いた状態で成形され、セルフヒンジ部36を作用さ
せて2つの胴部40,42を合わせることにより筒状胴
部38が閉じて円筒状になる。セルフヒンジ部36と径
方向に対向する位置には筒状胴部38の割れ目、換言す
れば2つの胴部40,42の接合部44が形成されてお
り、この接合部44には互いに係合する爪46と凹部4
8が設けられ、両者の係合によりブッシュ34を閉じた
状態に仮固定することができるようになっている。
【0027】図3に示すように、ブッシュ34におい
て、断熱層20中に埋設される筒状胴部38の先端部3
8aは、ウレタンの侵入を防止するために先細状に形成
されている。詳細には、先端部38aの内径D1が束線
28の総外径D2と略同一寸法に設定されている(図5
参照)。また、筒状胴部38の上端部には、扉キャップ
16の挿入穴22を隙間なく塞ぐために、フランジ部5
0が周設されている。
【0028】筒状胴部38の長さは、筒状胴部38の下
端38aで固定された束線28が扉10回動時のねじれ
によって断線しない程度の所定長さ(例えば70mm)
以上に設定されている。
【0029】筒状胴部38の2つの胴部40,42をつ
なぐセルフヒンジ部36の幅W1は、図8に示すよう
に、筒状胴部38の肉厚T1の4倍以上に設定されてお
り、これにより、セルフヒンジ部36においても筒状胴
部38の上端部にフランジ形状を確保して、扉キャップ
16の挿入穴22とブッシュ34との隙間を全周にわた
って塞ぐようにしている。なお、セルフヒンジ部36に
おける屈曲される薄肉部の肉厚T2は、筒状胴部38の
肉厚T1の1/3以下に設定されている。
【0030】以上のブッシュ34がはめ込まれる扉キャ
ップ16の挿入穴22は、図2に示すように、束線28
のハウジング30が通過可能な略楕円形状をなしてい
る。この挿入穴22には、ブッシュ34のセルフヒンジ
部36及び接合部44にそれぞれ嵌合してその位置決め
をする凹部52,54が設けられている。
【0031】図7に示すように、上側の扉ヒンジ部3の
ヒンジピン5は、内側に束線28が挿通されるように円
筒状をなしており、その周方向の一部が軸方向に沿って
全長にわたって切り欠かれ、この切り欠き部5aから束
線28を挿入するできるようになっている。この切り欠
き部5aは、扉10の開閉に伴って回動するブッシュ3
4のセルフヒンジ部36と重ならない位置に設けられて
いる。すなわち、図2に示すように、セルフヒンジ部3
6の回動範囲θ(=0〜135°)外にヒンジピン5の
切り欠き部5aを設けている。
【0032】以上説明した冷蔵室扉10を製造する際に
は、まず、図4に示すように、先端にハウジング30の
付いた束線28を、上側の扉キャップ16の挿入穴22
を通して上方に引き出す。次いで、図1,5に示すよう
に、開いたブッシュ34の一方の胴部40内に束線28
を装着し、図6に示すように、セルフヒンジ部36を作
用させてブッシュ34を閉じることにより、ブッシュ3
4の筒状胴部38内に束線28を貫通させる。その際、
ブッシュ34が束線28の長手方向における所定の位置
に取り付けられるように位置決めしてブッシュ34を閉
じる。その後、ブッシュ34を扉キャップ16の挿入穴
22にはめ込む。その際、挿入穴22に設けられた相対
する2つの凹部52,54に、ブッシュ34のそれぞれ
対応するセルフヒンジ部36及び接合部44を嵌合さ
せ、これにより、ブッシュ34は正確に位置決めされた
状態で、扉キャップ16に取り付けられる。このように
してブッシュ34を扉キャップ16に組み込んだ状態
で、扉正面材12と扉背面材14と上下の扉キャップ1
6,18とで形成される空間に、硬質ウレタンの発泡原
料を注入して扉10を形成する。
【0033】その後、扉10を冷蔵庫本体1に取り付け
る際には、図7に示すように、上側ヒンジ部3のヒンジ
ピン5内に切り欠き部5aから束線28を装入し、さら
に、扉10を上方に持ち上げてヒンジピン5をブッシュ
34内に差し込む。その後、束線28の先端のハウジン
グ30を冷蔵庫本体1の端子(不図示)に接続する。
【0034】以上説明した本実施形態の冷蔵庫扉10の
配線構造であると、ブッシュ34をセルフヒンジ部36
を介して2つに割ることができるように形成したことか
ら、束線28をハウジング30を付けた状態でも簡単に
ブッシュ34に取り付けることができる。そのため、製
造性が向上して、製造コストを低減することができる。
また、ブッシュ34の大きさを束線28の総外径とほぼ
同程度にすることができるため、従来に比べてブッシュ
の外径を小さくすることができ、従って、ウレタンの充
填性が向上して、露付きを防止することができる。
【0035】また、扉10の開閉時に、ブッシュ34の
セルフヒンジ部36とヒンジピン5の切り欠き部5aと
が重なることがないので、ヒンジピン5の切り欠き縁に
よるセルフヒンジ部36の摩耗破損を防止することがで
きる。
【0036】また、ブッシュ34の先端部38aの内径
D1を束線28の総外径D2と略同一寸法に設定したこ
とから、ブッシュ34内にウレタンが侵入して束線28
が固定されるのを防止することができる。
【0037】また、セルフヒンジ部36の幅W1が筒状
胴部38の肉厚T1の4倍以上に設定されているので、
扉キャップ16の挿入穴22とブッシュ34との隙間を
全周にわたってシールすることができる。
【0038】また、ブッシュ34が透明であるため、視
認性がよく、ウレタンの充填状態が確認可能となり、製
品歩留まりを大幅に向上することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫扉の配線構造であると、
ブッシュにセルフヒンジ部を設けて開閉可能に形成した
ことから、ブッシュの内径よりも大きな端子を備える束
線であっても、ブッシュを開いて簡単に取り付けること
ができる。そのため、束線に予め端子を取り付けておく
ことができるので、製造性が向上し、コストの低減が図
れる。また、ブッシュへの束線の取付作業が容易であ
り、さらに、束線をブッシュの一端から挿入する従来の
配線構造に比べて、ブッシュの太さを細くすることがで
き、扉内部の発泡原料の充填性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷蔵庫扉の分解斜視
図である。
【図2】実施形態の冷蔵庫扉における上側の扉キャップ
の要部拡大平面図である。
【図3】(a)は図2のA−A線断面図、(b)は図2
のB−B線断面図である。
【図4】実施形態の配線構造における製造時の要部拡大
斜視図である。
【図5】実施形態の配線構造における製造時の要部拡大
斜視図である。
【図6】実施形態の配線構造における製造時の要部拡大
斜視図である。
【図7】実施形態の配線構造における扉取付時の要部拡
大斜視図である。
【図8】実施形態の配線構造におけるブッシュの要部拡
大平面図である。
【図9】実施形態の冷蔵庫扉の斜視図である。
【図10】従来の冷蔵庫扉の斜視図である。
【図11】(a)〜(c)は従来の冷蔵庫扉の配線構造
における製造時の斜視図である。
【符号の説明】 1……冷蔵庫本体 3……扉ヒンジ部 5……ヒンジピン 5a……切り欠き部 10……冷蔵室扉 12……扉正面材 14……扉背面材 16……上側の扉キャップ 18……下側の扉キャップ 20……断熱層 22……挿入穴 28……束線 30……ハウジング 34……ブッシュ 36……セルフヒンジ部 38……筒状胴部 50……フランジ部 52……凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫の前面開口部に設けた上下の扉ヒン
    ジ部に回動自在に取り付けられて当該開口部を閉塞する
    扉において、上下いずれか一方の扉ヒンジ部を介して冷
    蔵庫本体から扉内部に配線するための構造であって、 冷蔵庫本体に設けられた筒状のヒンジピンと、 該ヒンジピンが挿入される扉上面又は下面の挿入穴と、 該挿入穴にはめ込まれ、内側に前記ヒンジピンが差し込
    まれる筒状のブッシュとを含み、 扉内部に配された束線が、前記挿入穴にはめ込まれた前
    記ブッシュの内側を通り、さらに前記ヒンジピンの内側
    を通って冷蔵庫本体側に引き出された配線構造におい
    て、 前記ブッシュを軸方向に延びるセルフヒンジ部により開
    閉可能に形成し、該ブッシュを開閉させることで先端に
    端子を備える前記束線を当該ブッシュに取り付けたこと
    を特徴とする冷蔵庫扉の配線構造。
  2. 【請求項2】扉正面材と扉背面材と上下の扉キャップと
    で形成される空間に断熱層を発泡成形してなり、冷蔵庫
    の前面開口部に設けた上下の扉ヒンジ部に回動自在に取
    り付けられて当該開口部を閉塞する扉において、上下い
    ずれか一方の扉ヒンジ部を介して冷蔵庫本体から扉内部
    に配線するための構造であって、 冷蔵庫本体に設けられた筒状のヒンジピンと、 扉キャップに設けられ、前記ヒンジピンが挿入される挿
    入穴と、 該挿入穴にはめ込まれ、内側に前記ヒンジピンが差し込
    まれる筒状のブッシュとを含み、 扉内部に配された束線が、前記挿入穴にはめ込まれた前
    記ブッシュの内側を通り、さらに前記ヒンジピンの内側
    を通って冷蔵庫本体側に引き出された配線構造におい
    て、 前記ブッシュを軸方向に延びるセルフヒンジ部により開
    閉可能に形成し、該ブッシュを開閉させることで先端に
    端子を備える前記束線を当該ブッシュに取り付けたこと
    を特徴とする冷蔵庫扉の配線構造。
  3. 【請求項3】前記ブッシュが、軸方向に延びるセルフヒ
    ンジ部を介して連結された第1胴部と第2胴部とからな
    る筒状胴部を備え、 扉内部に配される筒状胴部の先端部を先細状に形成し、 筒状胴部の他端部に前記挿入穴を塞ぐためのフランジ部
    を周設したことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵
    庫扉の配線構造。
  4. 【請求項4】前記ヒンジピンの周方向における一部に前
    記束線を装入するための切り欠き部を設け、 前記ブッシュの前記セルフヒンジ部が、扉の開閉により
    回動する際に、内側に配された前記ヒンジピンの切り欠
    き部と重ならないように、該切り欠き部を前記セルフヒ
    ンジ部の回動範囲外に設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の冷蔵庫扉の配線構造。
  5. 【請求項5】扉内部に配される前記ブッシュの先端部の
    内径を、前記束線の総外径と略同一寸法に設定したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫扉の配線構
    造。
  6. 【請求項6】前記ブッシュにおいて前記第1胴部と前記
    第2胴部をつなぐ前記セルフヒンジ部の幅が、前記筒状
    胴部の肉厚の4倍以上に設定されたことを特徴とする請
    求項3記載の冷蔵庫扉の配線構造。
  7. 【請求項7】前記挿入穴に、前記セルフヒンジ部と嵌合
    してその位置決めをする凹部を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の冷蔵庫扉の配線構造。
  8. 【請求項8】前記ブッシュが透明であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の冷蔵庫扉の配線構造。
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