JP2001270944A - ポリイミド共重合体 - Google Patents

ポリイミド共重合体

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JP2001270944A
JP2001270944A JP2000084783A JP2000084783A JP2001270944A JP 2001270944 A JP2001270944 A JP 2001270944A JP 2000084783 A JP2000084783 A JP 2000084783A JP 2000084783 A JP2000084783 A JP 2000084783A JP 2001270944 A JP2001270944 A JP 2001270944A
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mol
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polyimide
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JP2000084783A
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Atsushi Shibuya
篤 渋谷
Takashi Kuroki
貴志 黒木
Masaji Tamai
正司 玉井
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Mitsui Chemicals Inc
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融成形可能でありながら高ガラス転移温度
の非晶性ポリイミドを提供する。 【解決手段】 繰り返し構造単位のうち20〜80モル%が
一般式(1)で表される構造であり、かつ繰り返し構造単
位のうち80〜20モル%が一般式(2)で表される構造であ
ることを特徴とするポリイミド共重合体。 【化1】 (ただし、一般式(1)および(2)中において、-X-は、カ
ルボニル基、スルホン基、スルフィド基、エーテル基、
イソプロピリデン基および六フッ素化イソプロピリデン
基からなる群より選ばれた2価の結合基を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド共重合
体に関する。詳しくは、溶融成形が可能でありながら耐
熱性が高く、非晶性であることを特徴とする特定構造の
ポリイミド共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリイミドは、その優れた耐
熱性に加え、機械特性、電気特性等の点において優れて
いるため、成形材料、複合材料、電気・電子材料として
さまざま分野で幅広く用いられている。
【0003】ポリイミドは元来溶融流動せず、前駆体で
あるポリアミド酸溶液から溶媒を除去させながらイミド
化して得られていた。しかしこの欠点を改善するため、
近年溶融成形の可能なポリイミドが種々検討されてい
る。
【0004】溶融成形可能なポリイミドとしては、例え
ば、 式(A)
【0005】
【化5】
【0006】で表される繰り返し構造を持つポリエーテ
ルイミド(ゼネラル・エレクトリック社製、商品名;ウ
ルテム)が知られている(米国特許3,847,867
号公報および3,847,869号公報)。しかしなが
ら、このポリイミドは、ガラス転移温度が215℃であ
り、耐熱性を有しているとは言いがたい。
【0007】また、成形加工性を付与した式(B)
【0008】
【化6】
【0009】で表される繰り返し構造を有するポリイミ
ドは、本来ポリイミドが有する特性を保持しつつ、38
5℃に融点を有するため、融点以上の温度では溶融流動
性を示し溶融成形が可能である(米国特許5,043,
419号公報)。しかしながら、このポリイミドは熱可
塑性であるため250℃のガラス転移温度を有してお
り、その温度以上での使用は、変形および軟化などを伴
い、実質的に不可能である。
【0010】そこで、さらに高温での使用を目的とし
て様々な方法が研究されている。例えば、前記式(B)
で表される繰り返し構造を有するポリイミド結晶化させ
て用いるため、結晶化促進剤をブレンドする方法(特開
平9−104756号公報)が知られている。この方法
に拠ればガラス転移温度以上での使用も可能であるが、
結晶化のため成形時の収縮や異方性が大きくなり、ま
た、低分子量の結晶化促進剤をブレンドすることにより
熱安定性が不良となる。
【0011】また、例えば、さらに式(C)
【0012】
【化7】
【0013】で表される結晶化速度の速い溶融成形可能
なポリイミドを用いることにより、溶融成形を可能にす
る技術(PCT公開99/58595号公報)も知られ
ている。しかしながら、この技術によっても結晶化によ
る成形時の収縮や異方性を避けることはできない。
【0014】上記経過から、現在、結晶性を持たず非晶
質で、かつ耐熱性の高いポリイミドが求められている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を克服した、溶融成形可能でありながら高ガラス転
移温度の非晶性ポリイミドを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定構造
の共重合体が溶融成形可能でありながら高ガラス転移温
度の非晶性ポリイミドであることを見いだし、本発明を
完成させた。
【0017】すなわち、本発明は、次の[1]〜[7]
からなっている。
【0018】[1] 繰り返し構造単位のうち20〜8
0モル%が一般式(1)で表される構造であり、かつ、
繰り返し構造単位のうち80〜20モル%が一般式
(2)で表される構造であることを特徴とするポリイミ
ド共重合体。
【0019】
【化8】
【0020】(ただし、一般式(1)および(2)中に
おいて、−X−は、カルボニル基、スルホン基、スルフ
ィド基、エーテル基、イソプロピリデン基、および六フ
ッ素化イソプロピリデン基からなる群より選ばれた2価
の結合基を示す) [2] 一般式(1)で表される繰り返し構造単位のう
ち50〜100モル%が、式(1−a)で表される構造
であり、一般式(2)で表される繰り返し構造単位のう
ち50〜100モル%が、式(2−a)で表される構造
であることを特徴とする[1]記載のポリイミド共重合
体。
【0021】
【化9】
【0022】[3] 一般式(1)で表される繰り返し
構造単位が、式(1−a)で表される構造であり、一般
式(2)で表される繰り返し構造単位が、式(2−a)
で表される構造であることを特徴とする[1]記載のポ
リイミド共重合体。
【0023】
【化10】
【0024】[4] ポリマー末端が式(3)で表され
る構造であることを特徴とする[1]〜[3]の何れか
一つに記載のポリイミド共重合体。
【0025】
【化11】
【0026】[5] ポリイミド共重合体が実質的に非
晶質であることを特徴とする[1]〜[4]の何れか一
つに記載のポリイミド共重合体。
【0027】[6] ポリイミド共重合体のガラス転移
温度が270℃以上であることを特徴とする[1]〜
[5]の何れか一つに記載のポリイミド共重合体。
【0028】[7] ポリイミド共重合体の、溶融粘度
(高化式フローテスターによりオリフィス1.0mm
(径)×10mm(長)、荷重100kgf(9.8×
106Pa)、温度430℃、の条件で測定)が50P
a・sec以上5000Pa・sec以下であることを
特徴とする[1]〜[6]の何れか一つに記載のポリイ
ミド共重合体。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明は繰り返し構造単位のうち
20〜80モル%が前記一般式(1)で表される構造で
あり、かつ、繰り返し構造単位のうち80〜20モル%
が前記一般式(2)で表される構造であることを特徴と
するポリイミド共重合体である。
【0030】[ポリイミド共重合体]本発明において、
ポリイミド共重合体とは、繰り返し構造単位が2種以上
あるポリイミド共重合体の総称であり、共重合の形態と
してはランダム共重合であってもブロック共重合であっ
ても、また、交互共重合であっても構わない。
【0031】しかし好ましくはランダム共重合のポリイ
ミドが用いられる。ブロック共重合又は交互共重合では
非晶性が不足し、溶融時の剪断応力などによる配向によ
って結晶化し、あるいは溶液からの析出の際の配向度が
上昇することにより、溶融流動性が低下する。
【0032】[ポリイミド共重合体の主鎖構造]本発明
のポリイミド共重合体の主鎖は単条のもの、分岐を有し
ているもの、環状のもの、あるいはそれらの任意の混合
物であってもよいが、好ましくは単条高分子である。
【0033】また、その主鎖構造は、前記一般式(1)
で表される構造と前記一般式(2)で表される構造のモ
ル数の和を100モル%とした場合、繰り返し構造単位
のうち20〜80モル%が前記一般式(1)で表される
構造であり、かつ、繰り返し構造単位のうち80〜20
モル%が前記一般式(2)で表される構造である。
【0034】前記一般式(1)で表される構造と前記一
般式(2)で表される構造のモル数の和を100モル%
とした場合の前記一般式(1)で表される構造のモル分
率は、好ましくは30〜70モル%であり、最も好まし
くは40〜60モル%である。前記一般式(1)で表さ
れる構造と前記一般式(2)で表される構造のモル数の
和を100モル%とした場合の前記一般式(1)で表さ
れる構造のモル分率が20モル%未満だと耐熱性が不足
し、そのモル分率が80モル%を越えると溶融流動性が
悪くなり溶融成形が困難となる。
【0035】また、前記一般式(1)で表される繰り返
し構造単位のうち50〜100モル%が、式(1−a)
で表される構造であり、前記一般式(2)で表される繰
り返し構造単位のうち50〜100モル%が、式(2−
a)で表される構造であることが好ましい。
【0036】さらに好ましくは、前記一般式(1)およ
び前記一般式(2)で表される繰り返し構造単位のそれ
ぞれについて、そのうち80モル%以上が、それぞれ前
記式(1−a)および前記式(2−a)で表される構造
であり、最も好ましくは前記一般式(1)および前記一
般式(2)で表される繰り返し構造単位それぞれについ
て、その全量が、それぞれ前記式(1−a)および前記
式(2−a)で表される構造である。
【0037】また本発明のポリイミド共重合体の構造中
には、その良好な物性を損なわない範囲内で上記以外の
繰り返し構造単位が含まれていてもよい。全体の繰り返
し単位数を100モル%とした場合の混入量は好ましく
は20モル%以下であり、さらに好ましくは10モル%
以下であり、最も好ましくは5モル%以下である。
【0038】[ポリイミド共重合体の末端構造]本発明
のポリイミド共重合体の末端は限定されず、目的に応じ
て選択することが可能である。例えば成形条件等からの
制約により熱安定性を重視した構造とする場合、好まし
い末端構造は前記式(3)で表される構造である。
【0039】[ポリイミド共重合体の分子量]また、本
発明においてポリイミド共重合体の分子量は限定される
ものではなく、用途に応じ適度な分子量のポリイミドを
適用することが可能である。
【0040】分子量はその目安として対数粘度で表され
る。本発明のポリイミドの分子量は限定されないが、好
ましくは0.20dl/g以上2.0dl/g以下であ
り、さらに好ましくは0.30dl/g以上1.5dl
/g以下であり、最も好ましくは0.35dl/g以上
1.0dl/g以下である。この範囲より低い対数粘度
のものでは耐熱性、機械物性などの特性が劣り、この範
囲を超えて対数粘度の高いものは成形加工性に劣る。ま
た、目的によってはさらに限定された範囲の対数粘度の
ものが求められる場合がある。具体的にはたとえば射出
成形などの高いせん断速度が必要な加工方法に用いる場
合には、0.35dl/g以上0.60dl/g以下の
ものが好ましい。
【0041】ここで、ポリイミド共重合体の対数粘度
は、9重量部のp−クロロフェノールと1重量部のフェ
ノールの混合溶媒に0.5g/dlの濃度で加熱溶解し
た後、35℃において測定することができる。
【0042】[ポリイミド共重合体の熱物性]一般的に
ポリイミドの熱物性は例えばDSCにより測定すること
ができる。本発明のポリイミド共重合体の特徴は、上記
構造により達成される低い結晶性である。本発明のポリ
イミド共重合体は、好ましくは実質的に非晶質であり、
DSCにより測定されたガラス転移温度は270℃以上
であることが好ましく、275℃以上であることがより
好ましく、280℃以上であることが特に好ましい。ま
た、成形温度を考慮すると、ガラス転移温度は420℃
以下であることが好ましく、350℃以下であることが
より好ましい。
【0043】実質的に非晶質とは熱処理により結晶化し
ないことを意味し、一度溶融させたサンプルを様々な温
度においてアニールした場合に、いずれの温度において
も結晶化が観測されないことを言う。
【0044】[ポリイミド共重合体の溶融粘度]本発明
のポリイミド共重合体の溶融粘度は高化式フローテスタ
ーによりオリフィス1.0mm(径)×10mm
(長)、荷重100kgf(9.8×106Pa)、温度
430℃の条件で測定することができる。なお、当該測
定にあたってはJIS K−7210参考規格に準拠す
ることができる。溶融粘度は構造・共重合比・分子量に
依存し、限定されるものではないが、溶融成形を目的と
して本発明のポリイミド共重合体を用いる際には、好ま
しくは50Pa・sec以上5000Pa・sec以下
の範囲であり、さらに好ましくは50Pa・sec以上
2000Pa・sec以下である。50Pa・sec未
満の場合は分子量が低いため、とくに機械的強度などの
物性値が不足し、また、5000Pa・secより高粘
度の場合は通常の方法による溶融成形が困難である。
【0045】溶融成形とは、成形加工の少なくとも一つ
の工程において溶融状態での樹脂の流動を伴う加工方法
を示す。溶融状態は、温度が結晶融解温度またはガラス
転移温度よりも高い温度でのみ実現可能である。樹脂の
流動が可能であるためにはその加工方法によりことなる
剪断応力に応じて、適度の溶融粘度を持つ必要がある。
なお、加工方法により温度・剪断応力・溶融粘度は異な
る。
【0046】[使用原料]本発明のポリイミド共重合体
は、必須のモノマー成分として、 (A)ジアミン成分 (B)テトラカルボン酸二無水物成分を用い、必要に応
じ、 (C)末端封止剤を用いて公知の方法により重合するこ
とができる。
【0047】[(A)ジアミン成分]本発明のポリイミ
ドの製造において用いられるジアミン成分は、3,3’
−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェ
ニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、2,2−
ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロプロパンからなる群の中から選ばれる1種
ないしは2種以上のジアミンである。
【0048】本発明のポリイミド共重合体を非晶性かつ
溶融成形可能なのパウダーとして使用する場合、その5
0モル%以上が3,3’−ジアミノジフェニルスルホン
であることが好ましく、さらに好ましくは、その80モ
ル%以上が3,3’−ジアミノジフェニルスルホンであ
り、最も好ましくはその全量が3,3’−ジアミノジフ
ェニルスルホンである。
【0049】なお、ジアミン成分としては本発明の良好
な物性を損なわない範囲内で他の公知のジアミンを併せ
て用いることができる。
【0050】また、分岐を導入する目的で、ジアミンの
一部をトリアミン類、テトラアミン類と代えてもよい。
【0051】[(B)テトラカルボン酸二無水物成分]
本発明のポリイミドの製造において用いられるテトラカ
ルボン酸成分またはその無水物は、ピロメリット酸二無
水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物である。その使用量はピロメリット酸二
無水物の総モル数をM1とし、3,3’,4,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物の総モル数をM2と
した場合、 20/80 ≦ M1/M2 ≦ 80/20 の範囲内である。M1+M2を100モル%とした場合
のM1の使用量は、好ましくは30〜70モル%であ
り、最も好ましくは40〜60モル%である。M1が2
0モル%未満だと耐熱性が不足し、80モル%を越える
と溶融流動性が悪くなり溶融成形が困難となる。
【0052】なお、テトラカルボン酸二無水物成分とし
ては本発明の良好な物性を損なわない範囲内で他の公知
のジアミンを併せて用いることができる。
【0053】また、分岐を導入する目的で、テトラカル
ボン酸二無水物の一部をヘキサカルボン酸三無水物、オ
クタカルボン酸四無水物と代えてもよい。
【0054】[(C)末端封止剤]本発明において必要
に応じて用いられる末端封止剤は限定されない。代表的
なものはモノアミン又はジカルボン酸無水物である。
【0055】モノアミンとしては、例えば、アニリン、
o−トルイジン、m−トルイジン、p−トルイジン、
2,3−キシリジン、2,4−キシリジン、2,5−キ
シリジン、2,6−キシリジン、3,4−キシリジン、
3,5−キシリジン、o−クロロアニリン、m−クロロ
アニリン、p−クロロアニリン、o−ブロモアニリン、
m−ブロモアニリン、p−ブロモアニリン、o−ニトロ
アニリン、m−ニトロアニリン、p−ニトロアニリン、
o−アニシジン、m−アニシジン、p−アニシジン、o
−フェネチジン、m−フェネチジン、p−フェネチジ
ン、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p
−アミノフェノール、o−アミノベンズアルデヒド、m
−アミノベンズアルデヒド、p−アミノベンズアルデヒ
ド、o−アミノベンゾニトリル、m−アミノベンゾニト
リル、p−アミノベンゾニトリル、2−アミノビフェニ
ル、3−アミノビフェニル、4−アミノビフェニル、2
−アミノフェニルフェニルエーテル、3−アミノフェニ
ルフェニルエーテル、4−アミノフェニルフェニルエー
テル、2−アミノベンゾフェノン、3−アミノベンゾフ
ェノン、4−アミノベンゾフェノン、2−アミノフェニ
ルフェニルスルフィド、3−アミノフェニルフェニルス
ルフィド、4−アミノフェニルフェニルスルフィド、2
−アミノフェニルフェニルスルホン、3−アミノフェニ
ルフェニルスルホン、4−アミノフェニルフェニルスル
ホン、α−ナフチルアミン、β−ナフチルアミン、1−
アミノ−2−ナフトール、2−アミノ−1−ナフトー
ル、4−アミノ−1−ナフトール、5−アミノ−1−ナ
フトール、5−アミノ−2−ナフトール、7−アミノ−
2−ナフトール、8−アミノ−1−ナフトール、8−ア
ミノ−2−ナフトール、1−アミノアントラセン、2−
アミノアントラセン、9−アミノアントラセン、メチル
アミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミ
ン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、イソプロピル
アミン、ジイソプロピルアミン、ブチルアミン、ジブチ
ルアミン、イソブチルアミン、ジイソブチルアミン、ペ
ンチルアミン、ジペンチルアミン、ベンジルアミン、シ
クロプロピルアミン、シクロブチルアミン、シクロペン
チルアミン、シクロヘキシルアミン等が挙げられる。
【0056】ジカルボン酸無水物およびその開環物とし
ては、例えば、無水フタル酸、2,3-ベンゾフェノンジカ
ルボン酸無水物、3,4-ベンゾフェノンジカルボン酸無水
物、2,3-ジカルボキシフェニルエーテル無水物、3,4-ジ
カルボキシフェニルフェニルエーテル無水物、2,3-ビフ
ェニルジカルボン酸無水物、3,4-ビフェニルジカルボン
酸無水物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン
無水物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無
水物、2,3-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無
水物、3,4-ジカルボキシフェニルフェニルスルフィド無
水物、1,2-ナフタレンジカルボン酸無水物、2,3-ナフタ
レンジカルボン酸無水物、1,8-ナフタレンジカルボン酸
無水物、1,2-アントラセンジカルボン酸無水物、2,3-ア
ントラセンジカルボン酸無水物、1,9-アントラセンジカ
ルボン酸無水物等およびその開環物が挙げられる。
【0057】これらのモノアミンまたはジカルボン酸無
水物はその構造の一部がアミンまたはジカルボン酸無水
物と反応性を有しない基で置換されても差し支えない。
【0058】更に、これらのモノアミンまたはジカルボ
ン酸無水物はその構造の一部が、架橋点となるエチニル
基、ベンゾシクロブテン−4’−イル基、ビニル基、ア
リル基、シアノ基、イソシアネート基、ニトリロ基およ
びイソプロペニル基、ビニレン基、ビニリデン基、およ
びエチニリデン基等で置換されても差し支えない。
【0059】末端封止剤は目的に応じて選択することが
可能である。例えば成形条件等からの制約により熱安定
性を重視した構造とする場合、好ましい末端封止剤は無
水フタル酸である。
【0060】[原料の使用量比と得られるポリイミド共
重合体の分子量]テトラカルボン酸二無水物成分の使用
量は限定されないが、通常、使用するジアミン成分の全
量1モル当たり、0.8から1.25モル比である。こ
のモル比を変えることにより、得られるポリイミドの分
子量を制御することができる。
【0061】そのモル比が、0.8未満では、十分な特
性を引き出すほどの分子量が得られず、1.25を越え
ると分子量の低下を招く。
【0062】末端封止剤としてモノアミン類を用いる場
合は、テトラカルボン酸二無水物成分の全量は、使用す
るジアミン成分の全量1モル当たり、好ましくは1.0
1から1.25モル比であり、さらに好ましくは1.0
5から1.20モル比であり、最も好ましくは1.07
から1.15の範囲である。
【0063】この場合、これらの範囲より少ないテトラ
カルボン酸二無水物成分を用いた場合、末端封止が不十
分となり、熱安定性・加工性に悪影響がある。
【0064】末端封止剤としてジカルボン酸またはその
無水物や誘導体を用いる場合は、テトラカルボン酸二無
水物成分の全量は使用するジアミン成分の全量1モル当
たり、好ましくは0.8から0.99モル比であり、さ
らに好ましくは0.85から0.97モル比であり、最
も好ましくは0.90から0.95の範囲である。
【0065】この場合、これらの範囲を超えるテトラカ
ルボン酸二無水物成分を用いた場合、末端封止が不十分
となり、熱安定性・加工性に悪影響がある。
【0066】ポリイミド共重合体の分子量は、使用する
ジアミン成分の全量1モルに対するテトラカルボン酸二
無水物成分の全量のモル比を制御することによって達成
されるが、原料の純度・不純物や、重合方法、溶媒の種
類、重合温度や重合時間等によりその最適仕込み比は異
なる場合がある。
【0067】[末端封止剤の使用量]末端封止剤を用い
る場合の使用量は限定されるものではない。
【0068】しかし、好ましくは、ジアミン成分の全量
を[Da](mol)、テトラカルボン酸二無水物成分
(またはその開環物や誘導体を含む)の全量を[Tc]
(mol)、末端封止剤として用いられるモノアミン成
分の全量を[Ma](mol)、末端封止剤として用い
られるジカルボン酸無水物成分(またはその開環物や誘
導体を含む)の全量を[Dc](mol)としたとき
に、 ([Dc]−[Ma])/([Da]−[Tc])≧2 の範囲内であり、さらに好ましくは、 20≧([Dc]−[Ma])/([Da]−[T
c])≧3 の範囲内である。([Dc]−[Ma])/([Da]
−[Tc])の値がこの値をはずれて小さい場合は十分
な分子末端封止が行えず熱安定性、熱酸化安定性、成形
加工性が悪化する。また、多すぎる場合は分子量制御や
余剰末端封止剤の線上が難しくなる。
【0069】[製造方法]本発明のポリイミド共重合体
の製造方法は限定されない。公知のポリイミドの製造方
法を本発明の構造に適用することができる。
【0070】ポリイミドの製造方法は、例えば、 ジアミン類とピロメリット酸類からなる「塩モノマ
ー」を用い、固相で重縮合を行う方法。(米国特許27108
53号等) N,N-ジメチルアセトアミド等の非プロトン性アミド系
溶媒中でポリアミック酸を重合し、得られるポリアミド
酸溶液を加熱し、溶媒を除去しながら熱イミド化する方
法。(米国特許4908409号等) N,N-ジメチルアセトアミド等の非プロトン性アミド系
溶媒中でポリアミック酸を重合し、このポリアミド酸溶
液と無水酢酸等の加水分解能を有する脱水剤とをトリエ
チルアミン等の塩基触媒の存在下で反応させて化学的に
脱水イミド化を行い、貧溶媒と混合してポリイミドを析
出させ、濾過・乾燥により単離する方法。(特公平5-516
16号公報等) ジアミン類・テトラカルボン酸二無水物類をクレゾー
ル等のフェノール系溶媒中に溶解もしくは懸濁した状態
のまま、直ちに加熱して熱的に脱水イミド化を行い、貧
溶媒と混合してポリイミドを析出させ、濾過・乾燥によ
り単離する方法。(米国特許5288843号等)などが知られ
ている。
【0071】[溶融成形加工]本発明のポリイミド共重
合体は、溶融成形加工が可能である。溶融成形加工と
は、ポリイミド共重合体を加熱して溶融状態とし、その
状態でさまざまな賦形を行う加工であり、溶融状態を利
用する成形は、全て含まれる。適用可能な成形方法は、
押出成形、射出成形、圧縮成形、焼結成形、ブロー成
形、真空成形、回転成形、粉末成形、反応射出成形、積
層成形、および注形成形等が用いられる。
【0072】[ブレンド化・アロイ化]本発明のポリイ
ミド共重合体は、本発明の目的を損なわない範囲で熱可
塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリブタジエン、ポ
リスチレン、ポリ酢酸ビニルABS樹脂、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリカーボネート、PTFE、セル
ロイド、ポリアリレート、ポリエーテルニトリル、ポリ
アミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルケトン、ポリフェニルスルフィド、ポリアミドイ
ミド、ポリエーテルイミド、変成ポリフェニレンオキシ
ドおよびポリイミド、または熱硬化性樹脂、例えば熱硬
化性ポリブタジエン、ホルムアルデヒド樹脂、アミノ樹
脂、ポリウレタン、シリコン樹脂、SBR,NBR、不
飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリシアネート、フ
ェノール樹脂、およびポリビスマレイミド等と目的に応
じて一種もしくは2種以上の樹脂を適当量をブレンド化
またはアロイ化することも可能である。それらの方法は
特に限定されず公知の方法が適用できる。
【0073】[充填剤・添加剤]本発明のポリイミド共
重合体は、本発明の目的を損なわない範囲で各種充填剤
もしくは添加剤と混合してもよい。それらの例を挙げる
と、グラファイト、カーボランダム、ケイ石粉、二硫化
モリブデン、フッ素系樹脂などの耐摩耗性向上剤、三酸
化アンチモン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の
難燃性向上剤、クレー、マイカ等の電気的特性向上剤、
アスベスト、シリカ、グラファイト等の耐トラッキング
向上剤、硫酸バリウム、シリカ、メタケイ酸カルシウム
等の耐酸性向上剤、鉄粉、亜鉛粉、アルミニウム粉、銅
粉等の熱伝導度向上剤、その他ガラスビーズ、ガラス
球、タルク、ケイ藻度、アルミナ、シラスバルン、水和
アルミナ、金属酸化物、着色料、および顔料等である。
混合方法は特に限定されず公知の方法が適用できる。
【0074】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが、本発明はこれにより何等制限されるものでは
ない。
【0075】実施例・比較例中に共通する各種試験の試
験方法は次に示すとおりである。
【0076】1) ポリイミド粉の対数粘度 サンプル0.50gをp−クロロフェノールとフェノー
ルの混合溶媒(90:10重量比)100mlに加熱溶
解した後、35℃に冷却後測定。
【0077】2) 溶融粘度 島津高化式フローテスター(CFT500A)によりオ
リフィス1.0mm(径)×10mm(長)、荷重10
0kgf(9.8×106Pa)、特記のない場合は滞留
時間5分で測定。
【0078】3) 5%重量減少温度 空気中にてDTA−TG(島津DT−40シリーズ、4
0M)を用い、昇温速度10℃/min.で測定。
【0079】4) ガラス転移温度 DSC(島津DT−40シリーズ、DSC−41M)に
より昇温速度10℃/min.で測定。
【0080】実施例1〜7,比較例1〜4 原料として、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン
(以後、DASと表記する)、ピロメリット酸二無水物
(以後、PMDAと表記する)、3,3’,4,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以後、BPDA
と表記する)をモノマーとして、また、無水フタル酸
(以後、PAと表記する)を末端封止剤として、また、
m-クレゾール(以後、Cresolと表記する)、n-メチル-2
-ピロリドン(以後NMPと表記する)を溶媒として用
いて、ポリイミドを製造した。
【0081】具体的には、かきまぜ機、還流冷却器、水
分離器、及び、窒素導入管を備えた容器に、表1に示し
たモノマー、溶媒を装入した。
【0082】この混合物を窒素雰囲気下において攪拌し
ながら200℃まで2時間30分かけて加熱昇温し、2
00℃で12時間反応を行った。
【0083】続いて、系内に表1に示した量と同量の無
水フタル酸を、装入し、200℃でさらに6時間反応を
行った。
【0084】その後30℃まで冷却し、得られたスラリ
ー状の懸濁液を強く撹拌したトルエン1リットル中に排
出し、析出物を濾別した。これをさらにトルエン300
ミリリットルで洗浄し、50℃24時間の予備乾燥の
後、窒素気流下、300℃で12時間乾燥した。得られ
たポリイミド粉の対数粘度・ガラス転移温度・5%重量
減少温度・溶融粘度(430℃)を表2に示す。
【0085】この結果から、重合に用いるピロメリット
酸二無水物の総モル数をM1とし、3,3’,4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の総モル数をM
2とした場合、 20/80 ≦ M1/M2 ≦ 80/20 の範囲内である本発明のポリイミドは、高い耐熱性と溶
融流動性を併せ持ち、M1が20モル%未満だと耐熱性
が不足し、80モル%を越えると溶融流動性が悪くなり
溶融成形が困難となることが明らかである。
【0086】また、溶融流動性および耐熱性から、M1
+M2を100モル%とした場合のM1の使用量は、好
ましくは30〜70モル%であり、最も好ましくは40
〜60モル%であることも明らかである。
【0087】このことは、ポリイミド共重合体におい
て、主鎖構造のうち前記一般式(1)で表される構造と
前記一般式(2)で表される構造のモル数の和を100
モル%とした場合、繰り返し構造単位のうち20〜80
モル%が前記一般式(1)で表される構造であり、か
つ、繰り返し構造単位のうち80〜20モル%が前記一
般式(2)で表される構造であるものは高い耐熱性と溶
融流動性を併せ持ち、また前記一般式(1)で表される
構造のモル分率は、好ましくは30〜70モル%であ
り、最も好ましくは40〜60モル%であることを示し
ている。
【0088】実施例8〜13 前記実施例4と全く同様にして、表3に示す原料から、
仕込み比の異なるポリイミドを得た。なお、ここで仕込
み比とは、ジアミン成分の全量を[Da](mol)、
テトラカルボン酸二無水物成分の全量を[Tc](mo
l)とした場合、[Tc]/[Da]により表されるも
のとする。
【0089】得られたポリイミド粉の対数粘度・ガラス
転移温度・5%重量減少温度・溶融粘度(430℃)を
表4に示す。
【0090】この結果から、本発明のポリイミド共重合
体は様々な分子量においても高い耐熱性と溶融流動性を
併せ持つことが明らかとなった。
【0091】実施例14〜24・比較例5〜10 前記実施例4と全く同様にして、表5に示す原料から、
ジアミンの使用モル比の異なるポリイミドを得た。な
お、ここでODAとは、3,3’−ジアミノジフェニル
エーテルジアミンを示し(以下同じ)、またDABPと
は3,3’−ジアミノベンゾフェノンを示す(以下同
じ)ものとする。
【0092】得られたポリイミド粉の対数粘度・ガラス
転移温度・5%重量減少温度・溶融粘度(430℃)を
表6に示す。
【0093】全く同様にして、表7に示す原料から、ジ
アミンの使用モル比の異なるポリイミドを得た。なお、
ここで44DASとは、4,4’−ジアミノジフェニル
スルホンを示し(以下同じ)、また34ODAとは、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテルを示し(以下同
じ)、APBとは1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゼンを示す(以下同じ)ものとする。
【0094】得られたポリイミド粉の対数粘度・ガラス
転移温度を表8に示す。
【0095】この結果から、本発明のポリイミド共重合
体は様々な高い耐熱性と溶融流動性を併せ持つことが、
本発明以外の共重合では高い耐熱性と溶融流動性の両立
は不可能であることが明らかとなった。
【0096】実施例15・比較例11 末端封止剤として4−フェニルエチニルフタル酸無水物
(以後、PEPAと表記する)を用い、表9に示す原料
を用いて架橋型ポリイミド共重合体を実施例4と同様に
して重合した。得られたポリイミド共重合体の得られた
ポリイミド粉の対数粘度・ガラス転移温度を表9に併せ
て示す。
【0097】この結果から、架橋型ポリイミドにおいて
も本発明のポリイミド共重合体は様々な高い耐熱性を持
つことが明らかとなった。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】
【表3】
【0101】
【表4】
【0102】
【表5】
【0103】
【表6】
【0104】
【表7】
【0105】
【表8】
【0106】
【表9】
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来技術の欠点を克服し、溶融成形可能でありながら高
ガラス転移温度の非晶性ポリイミドを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 正司 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地 三 井化学株式会社内 Fターム(参考) 4J043 PA04 PA05 PA06 PB08 QB15 QB26 QB31 RA34 SA06 SB02 SB03 SB04 SB05 TA22 TB01 UA121 UA122 UB021 UB051 UB121 UB151 UB281 UB301 XB02 XB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し構造単位のうち20〜80モル
    %が一般式(1)で表される構造であり、かつ、繰り返
    し構造単位のうち80〜20モル%が一般式(2)で表
    される構造であることを特徴とするポリイミド共重合
    体。 【化1】 (ただし、一般式(1)および(2)中において、−X
    −は、カルボニル基、スルホン基、スルフィド基、エー
    テル基、イソプロピリデン基、および六フッ素化イソプ
    ロピリデン基からなる群より選ばれた2価の結合基を示
    す)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される繰り返し構造単
    位のうち50〜100モル%が、式(1−a)で表され
    る構造であり、一般式(2)で表される繰り返し構造単
    位のうち50〜100モル%が、式(2−a)で表され
    る構造であることを特徴とする請求項1記載のポリイミ
    ド共重合体。 【化2】
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表される繰り返し構造単
    位が、式(1−a)で表される構造であり、一般式
    (2)で表される繰り返し構造単位が、式(2−a)で
    表される構造であることを特徴とする請求項1記載のポ
    リイミド共重合体。 【化3】
  4. 【請求項4】 ポリマー末端が式(3)で表される構造
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載
    のポリイミド共重合体。 【化4】
  5. 【請求項5】 ポリイミド共重合体が実質的に非晶質で
    あることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の
    ポリイミド共重合体。
  6. 【請求項6】 ポリイミド共重合体のガラス転移温度が
    270℃以上であることを特徴とする請求項1〜5の何
    れか一項記載のポリイミド共重合体。
  7. 【請求項7】 ポリイミド共重合体の、溶融粘度(高化
    式フローテスターによりオリフィス1.0mm(径)×
    10mm(長)、荷重100kgf(9.8×106
    a)、温度430℃、の条件で測定)が50Pa・se
    c以上5000Pa・sec以下であることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れか一項記載のポリイミド共重合
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022167930A (ja) * 2018-01-17 2022-11-04 旭化成株式会社 ポリイミド前駆体樹脂組成物

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