JP2001270694A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2001270694A
JP2001270694A JP2000087859A JP2000087859A JP2001270694A JP 2001270694 A JP2001270694 A JP 2001270694A JP 2000087859 A JP2000087859 A JP 2000087859A JP 2000087859 A JP2000087859 A JP 2000087859A JP 2001270694 A JP2001270694 A JP 2001270694A
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JP2000087859A
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Kenji Mochizuki
賢士 望月
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/0759Details of operating station, e.g. seats, levers, operator platforms, cabin suspension

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性、視界性が良い立ち運転でのオペレー
タの体の安定性を保ち、同時に運転操作による疲労の軽
減を図ること。 【解決手段】 運転席11の後方の背面板23に腰当て
装置30を設置する。先端にクッション材37を設けた
腰当て部54を腰当て装置30を構成している固定板3
1の上部に回転軸55により回動自在に軸支する。腰当
て部54を倒した時は回転軸55よりクッション材37
が下方に位置し、腰当て部54を上げた時には、腰当て
部54の第1アーム33をマグネット67に吸着させて
腰当て部54を仮固定する。固定板31は背面板23に
対して上下方向に自在に位置決め可能であり、クッショ
ン材37を装着している第2アーム35は第1アーム3
3に対して前後方向にスライド自在としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オペレータが走
行、リフト操作などを行なう運転席自体が昇降自在とし
たフォークリフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオペレータが走行、リフ
ト操作などを行なう運転席自体が昇降自在とした人昇降
式フォークリフトにおいては、オペレータが立ったま
ま、あるいは座席シートに座って走行、リフト操作等の
運転操作を行なうのが一般である。また、この種のピッ
キングタイプのフォークリフトはオペレータが荷の出し
入れを行ない、運転席を離れてパレットと倉庫の棚の間
で荷の出し入れを行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例における
人昇降式フォークリフトでの座り運転では、頻繁に座席
シートから離れて荷役作業を行なうために、座席シート
に対する乗り降りは作業性を悪くし、また、立ち運転に
比べてオペレータの目の位置が低くなって、視界が悪い
という問題がある。
【0004】一方、立ち運転は座り運転に比べて視線の
位置が高く視界が良いものの、オペレータの右手は例え
ば、アクセル操作、左手はステアリング操作を行ない、
また片足はブレーキペダルの操作をするため、走行時の
振動でオペレータの体が不安定になるという問題があ
る。また、立ち運転での両手と片足の操作によりオペレ
ータが疲労するという原因にもなっていた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、作業性、視界性が良い立ち運転でのオペレータ
の体の安定性を保ち、同時に運転操作による疲労の軽減
を図ることを目的としたフォークリフトを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載のフォークリフトでは、オペレータが立って運転
操作を行なうフォークリフトにおいて、オペレータの背
面を支持する腰当て装置を運転席の後部に配設し、前記
腰当て装置の腰当て部を可倒自在としていることを特徴
としている。
【0007】かかる構成により、作業性、視界性が良
く、しかも、立って運転操作をしても、腰当て装置によ
りオペレータの背面を支持することで、オペレータの体
の安定性を保ち、これにより、運転操作による疲労の軽
減を図ることができる。また、腰当て装置の腰当て部を
可倒自在としているので、腰当て部を必要とする場合に
腰当て部を倒して使用でき、また、不要な場合は腰当て
部を上げることで場所を広くとることができる。
【0008】請求項2記載のフォークリフトでは、前記
腰当て部の後部を軸として回動自在とし、腰当て部の先
端部を後部よりやや下方に位置させていることを特徴と
している。
【0009】これにより、回動自在としている腰当て部
にオペレータがもたれても、腰当て部が軸部より下方に
位置しているので、腰当て部が上方に回転することがな
く、安定した運転操作等を行なうことができる。
【0010】請求項3記載のフォークリフトでは、前記
腰当て部を運転席の後部に仮固定可能としていることを
特徴としている。
【0011】これにより、オペレータの乗り降りの際
や、腰当て部が不要な場合には、腰当て部を運転席の後
部に仮固定しておくことで、場所を広く使用することが
でき、荷役作業をスムーズに行なうことができる。
【0012】請求項4記載のフォークリフトでは、前記
腰当て装置の腰当て部は前後方向に位置決め自在として
いることを特徴としている。
【0013】これにより、前後方向の任意の位置に腰当
て部をオペレータの背面に支持でき、運転操作性をより
向上させることができる。
【0014】請求項5記載のフォークリフトでは、前記
腰当て装置の腰当て部は上下方向に位置決め自在として
いることを特徴としている。
【0015】これにより、前後方向及び上下方向の任意
の位置に腰当て部をオペレータの背面に支持でき、運転
操作性をより向上させることができ、また、オペレータ
の任意の位置に腰当て部を当てることで、オペレータの
体の安定性を保ち、同時に運転操作による疲労の軽減を
図ることができる。
【0016】請求項6記載のフォークリフトでは、運転
席の後部の両側には支柱が立設されており、この支柱の
前面と面一あるいは前面より後方に前記腰当て部を配設
していることを特徴としている。
【0017】これにより、オペレータが荷役作業で乗り
降りする場合でも、腰当て装置は邪魔にならず、荷役作
業の作業性を損なうこともない。
【0018】請求項7記載のフォークリフトでは、前記
腰当て装置の下方と運転席の床面との間には空間部分を
設けていることを特徴としている。
【0019】これにより、荷役作業において空間部分に
荷を一時的に置くこともできて、荷役作業の効率化を図
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図7はピッキングタイプの
フォークリフト1の側面図を示し、このフォークリフト
1は、後部の車体2と前部の荷役装置3とで構成されて
いる。車体2の後部内には図外のバッテリ、モータ等が
納装されており、また、車体2の下面の前後部にはそれ
ぞれ前輪4、後輪5が配設されている。車体2の両側に
は一対のマスト6が立設されていて、このマスト6は、
車体2側に固定された外マストと、この外マストの内側
に位置して昇降自在とした内マストとの周知な構造で構
成されている。
【0021】また、上記マスト6の昇降自在とした内マ
スト側に運転席11が設けられており、この運転席11
の前端に操作部12が配設されている。運転席11の床
面13には足を離した時にブレーキがかかるブレーキペ
ダル14が設けてある。図2に示すように、運転席11
の後部の両側には角パイプ状の支柱15がそれぞれ立設
されていて、また、図7に示すように支柱15の上面側
にオペレータ保護用のヘッドガード16が設けられてい
る。さらに、両側の支柱15の上下方向の略中央部に
は、略L型で可倒自在なサイドガードバー17の基部が
それぞれ枢支されている。
【0022】上記運転席11の前面側には可動装置20
が設けられており、この可動装置20は運転席11の上
下方向に昇降自在とし、また運転席11の横方向に対し
て移動自在としてある。また、可動装置20の前部の左
右の位置にはフォーク21が配設されており、このフォ
ーク21は図7に示すように前方はもちろん左右方向に
回転可能となっており、任意の位置でフォーク21を停
止させることができるようになっている。なお、可動装
置20自体の構成は周知なので、詳細な説明は省略す
る。
【0023】本発明のピッキングタイプのフォークリフ
ト1は、フォーク21で差し込んだパレットと倉庫内の
棚等の間でオペレータ自体が荷の積み降ろしを行なうの
で、作業性と視界性を考慮して立ち運転タイプとしてい
る。そこで、立ち運転とした場合のオペレータの体の安
定性を保ち、同時に運転操作による疲労の軽減を図るた
めに、運転席11の後部に腰当て部54を可倒自在とし
た腰当て装置30を設けている。
【0024】次に、この腰当て装置30を図1〜図6に
より説明する。この腰当て装置30は、運転席11の後
部の構造物としての金属製の背面板23の前面に上下方
向に任意の間隔で着脱自在に固定される一対の固定板3
1、32と、この両固定板31、32の対向面側に回動
自在に設けられた円筒状の回転軸55と、この回転軸5
5の両側に溶接等の手段で固着された略円筒状の一対の
第1アーム33、34と、この両第1アーム33、34
の前部に前後方向にスライド自在に装着される略L型で
一対の第2アーム35、36と、この第2アーム35、
36の前部側の横方向にわたって装着されているクッシ
ョン材37等で構成されている。なお、上記第1アーム
33、34、第2アーム35、36及びクッション材3
7で腰当て部54を構成している。
【0025】上記固定板31、32は図5に示すように
断面を略L字型に折曲形成されており、両固定板31、
32の上部の内側端面間には金属製で平板状の連結板4
0で固着され、これらで剛性を確保している。また、固
定板31、32の前面側に折曲した側片56の上部に穴
57を穿孔し、この穴57に挿通される円筒状あるいは
円柱状の軸部58が挿通されるようになっている。そし
て、この軸部58の外側の面には金属製の接続板59
(図3参照)が固着してある。そして、両固定板31、
32の側片56間に円筒状の回転軸55を配置し、固定
板31、32の外側から軸部58を穴57を介して回転
軸55内に挿入する。側片56の穴57の下方にはタッ
プを切ったねじ穴が螺刻されており、接続板59に穿孔
した穴(図示せず)を介してボルト60のネジ部を上記
ねじ穴に螺着することで、回転軸55を軸支する軸部5
8が両側片56間に固定されることになる。ここで、軸
部58の外径は、回転軸55の内径より若干小さく設定
されていて、回転軸55は軸部58により回動自在に軸
支されている。
【0026】また、両固定板31、32には図4に示す
ように上下方向に沿ってボルト41を挿通させる挿通孔
42が一定の間隔で複数穿孔してある。また、上記背面
板23にはボルト41が螺着されるタップを切ったねじ
穴(図示せず)が設けてある。この実施形態では、上下
2個のボルト41でもって固定板31、32を背面板2
3側に固定するようにしており、このボルト41が螺着
される上記ねじ穴は背面板23に上下に2つ穿孔してあ
る。なお、固定板31、32の背面板23への固定は1
個のボルト41で固定するようにしても良い。
【0027】固定板31、32の上下方向における固定
の位置は、オペレータの身長に合わせたり、また、クッ
ション材37を当てる背中から臀部にかけてオペレータ
の好みの位置に任意に位置決めできるように、固定板3
1、32を上下方向に例えば、20〜30cmほど移動
させることができるようになっている。また、固定板3
1、32に穿孔している挿通孔42のピッチを例えば、
3〜5cmとすることで、細かい間隔で固定板31、3
2、つまりクッション材37の上下の位置をきめ細かく
設定することができる。
【0028】両側の固定板31、32の間に回動自在に
軸支された回転軸55の両側に後端面が固着されている
第1アーム33、34は、金属製(例えば、鉄製)でパ
イプ状であり、前面側に突出している。また、図3に示
すように、第1アーム33、34の下面と背面板23の
前面にかけて略三角形状の支持部材43が固定されてい
て、この支持部材43により第1アーム33、34にか
かる荷重を受けるようにしている。
【0029】上記第2アーム35、36も金属製でパイ
プ状であり、この第2アーム35、36の外径は第1ア
ーム33、34の内径より少し小さく設定されており、
第2アーム35、36の基部側が第1アーム33、34
の先端側に挿入されて第2アーム35、36が前後方向
にスライド自在としてある。そして、第2アーム35、
36の内側にはスリット44が前後方向に設けられてい
る。また、図5に示すように、第1アーム33、34の
内側の側部より、例えば、ボルト45が螺着されてお
り、このボルト45の先端が上記スリット44内に位置
し、このボルト45によりスリット44を介して第2ア
ーム35、36の一方の側部をガイドするようにしてい
る。同時にこのボルト45により、第2アーム35、3
6が第1アーム33、34から脱落するのを防止してい
る。また、スリット44に対応した第1アーム33、3
4の外側部にはナット46が固着されており、このナッ
ト46にノブ47のねじ部50が螺進自在としてある。
【0030】そして、第1アーム33、34の外側に位
置したノブ47を回転させてねじ部50を螺進させるこ
とで、ねじ部50の先端面が第1アーム33、34の側
面に穿孔した穴(図示せず)を介して第2アーム35、
36の表面にそれぞれ圧接し、これにより、第2アーム
35、36は前後方向の任意の位置で固定されることに
なる。また、クッション材37の前後方向の位置を変更
する場合には、ノブ47を逆に回して第2アーム35、
36を第1アーム33、34に対して遊嵌状態として、
第2アーム35、36を前後方向にスライド自在とし
て、クッション材37の位置を任意に設定することがで
きる。このように、第2アーム35、36を前後方向に
スライド自在としてクッション材37の前後方向の位置
を無段階で任意に設定できるようにしているので、オペ
レータに対してきめ細かい対応ができるものである。な
お、任意の手段で第2アーム35、36の前後方向の位
置を所定のピッチ毎に設定できるようにしても良い。
【0031】第2アーム35、36は上述したように略
L型に折曲加工されており、その折曲部分は図5に示す
ように円弧状に折り曲げるようにしている。これはオペ
レータが第2アーム35、36の折曲部分に当たっても
衝撃を与えないようにしているものであり、折曲部分が
尖っているとオペレータに衝撃や不快感を与えるからで
ある。
【0032】両第2アーム35、36を横方向に位置決
めした際に、第2アーム35、36の端面同士は接触せ
ずに少し隙間があくようにしている。また、クッション
材37を装着する部材を1本のアームとして両側を曲げ
て、第1アーム33、34間の寸法に合わせる場合に
は、その曲げ加工精度が出しにくく、そのため加工コス
トもアップするので、アームの曲げ加工の精度を吸収す
べく、第2アーム35、36の2つの部材で構成してい
るものである。そして、一方の第2アーム36内にパイ
プ状の連結部材51を配設し、この連結部材51を他方
の第2アーム35内に挿入することで、2本の第2アー
ム35、36を1本化(一体化)している。このように
第2アーム35、36の曲げ加工精度がそれほど出なく
ても、横方向の寸法を吸収でき、また、第2アーム3
5、36の端部同士を連結部材51で連結しているの
で、1本のアームのように剛性を確保することができ
る。
【0033】クッション材37は、例えば、発泡ウレタ
ンで構成されていて、クッション性が良く、また厚みの
ある円筒状に形成してある。クッション材37の中央部
分に第2アーム35、36が挿通する穴を穿設してお
き、一方の第2アーム36にクッション材37の半分を
挿入し、次いで、他方の第2アーム35をクッション材
37に挿入することで、クッション材37が第2アーム
35、36に装着されることになる。なお、クッション
材37の第2アーム35、36の取り付けは、第2アー
ム35、36をクッション材37の穴に圧入して装着し
たり、接着剤で固定するようにしても良い。また、クッ
ション材37の外周面に布などのカバーを着脱自在に装
着して、色やデザインなどで意匠的効果を発揮させるよ
うにしても良い。
【0034】図6は図5のC−C拡大断面図を示し、ク
ッション材37の外周面に上述のカバー62を着脱自在
に巻回したものであり、カバー62の両側の面に一対の
面状ファスナー63、64を接着等の手段で配設してい
る。クッション材37と略同じ大きさのカバー62をク
ッション材37の外周面に巻き、カバー62の両側を重
ね合わせて、両面状ファスナー63、64を合わせるこ
とで、カバー62がクッション材37に着脱自在に装着
されることになる。なお、この実施形態ではカバー62
を布製としているが、合成樹脂のもので構成しても良
い。このように、カバー62をクッション材37に着脱
自在としていることで、荷役作業でカバー62が汚れて
も、新しいものと交換する場合や洗浄するためには取り
外すのが容易となる。
【0035】ここで、腰当て部54を回動自在としてい
るが、図1及び図3に示すように、腰当て部54のクッ
ション材37を図中の時計方向に回転させていくと、第
1アーム33、34の下面に設けた支持部材43の後端
面が背面板23に当たり、その当接した位置で腰当て部
54が位置決めされるようになっている。すなわち、ク
ッション材37の位置は回転軸55の位置より下方で位
置決めされ、オペレータがクッション材37にもたれて
も腰当て部54が下向きに力が加わるようにしてクッシ
ョン材37が上方に回転するのを防止している。
【0036】また、腰当て部54を反時計方向に回転さ
せて(クッション材37を上方に上げた場合)いくと、
腰当て部54が図1の一点鎖線で示す位置で仮固定され
るようにしている。すなわち、第1アーム33、34の
位置に対応した背面板23あるいは固定板31、32に
細板状の固定板66を配設し、この略く字型に折曲した
固定板66の前面上部にマグネット67を配設してい
る。腰当て部54を上げていくと、腰当て部54の第1
アーム33、34がマグネット67に吸着され、その位
置で第1アーム33、34が図1の一点鎖線に示すよう
に仮固定される。荷役作業等で腰当て部54が邪魔にな
る場合や、オペレータの乗り降りの際や、腰当て部54
が不要な場合などでは、腰当て部54を背面板23側に
固定しておくことで、場所をとらず荷役作業等をスムー
ズに行なうことができる。なお、腰当て部54の仮固定
はマグネット67に限らず、例えば、略L型のフックを
背面板23側に設けておき、腰当て部54を仮固定する
場合にはフックを腰当て部54に係止するようにしても
良い。
【0037】ここで、フォークリフト1を運転操作する
オペレータの好みの位置に腰当て装置30を固定し、オ
ペレータが腰当て装置30のクッション材37にもたれ
て運転操作する。この場合、オペレータの重心は左右の
足と、クッション材37にもたれている腰の部分との3
点支持となり、左右の手で走行操作、リフト操作をして
振動してもオペレータの体は安定を保っている。また、
一方の足でブレーキペダル16の操作をしていても、ク
ッション材37にもたれていることで、オペレータの体
を安定に保つことができる。そのため、従来と比べて疲
労の軽減化を大きく図ることができる。また、クッショ
ン材37にてオペレータの腰等を当てているので、例え
ば、腰痛を持っている人が運転する場合でも、その箇所
に当てることで、痛みを和らげることも可能である。さ
らに、クッション材37の外径を比較的太径としている
が、もっと細径としても良い。
【0038】なお、上記腰当て装置30のクッション材
37の位置を低くして、オペレータが運転操作する際
に、クッション材37に完全に座るのではなく、少し座
るような形でもたれるようにして使用するようにしても
良い。
【0039】また、腰当て装置30は図1及び図2に示
すように、運転席11の後部の両側の支柱15の間に設
け、腰当て部54を背面板23側に仮固定しない状態で
支柱15の前面よりクッション材37を後方あるいは面
一に位置させるようにしているので、荷役作業によるオ
ペレータの乗り降り時の作業に邪魔になることはない。
荷役作業時等で腰当て部54が邪魔になる場合には上述
したように腰当て部54をマグネット67にて仮固定す
るようにする。さらに、腰当て装置30は床面13から
立設して構成しているのではなく、オペレータの腰付近
に対応した背面板23に設置しているので、腰当て装置
30の下方には空間部分52ができており、この空間部
分52を利用して荷役作業における荷物を一時的に置く
のに利用することもできるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のフォークリフト
によれば、オペレータが立って運転操作を行なうフォー
クリフトにおいて、オペレータの背面を支持する腰当て
装置を運転席の後部に配設し、前記腰当て装置の腰当て
部を可倒自在としているので、作業性、視界性が良く、
しかも、立って運転操作をしても、腰当て装置によりオ
ペレータの背面を支持することで、オペレータの体の安
定性を保ち、これにより、運転操作による疲労の軽減を
図ることができる。また、腰当て装置の腰当て部を可倒
自在としているので、腰当て部を必要とする場合に腰当
て部を倒して使用でき、また、不要な場合は腰当て部を
上げることで場所を広くとることができる。
【0041】請求項2記載のフォークリフトによれば、
前記腰当て部の後部を軸として回動自在とし、腰当て部
の先端部を後部よりやや下方に位置させているので、回
動自在としている腰当て部にオペレータがもたれても、
腰当て部が軸部より下方に位置しているので、腰当て部
が上方に回転することがなく、安定した運転操作等を行
なうことができる。
【0042】請求項3記載のフォークリフトによれば、
前記腰当て部を運転席の後部に仮固定可能としているの
で、オペレータの乗り降りの際や、腰当て部が不要な場
合には、腰当て部を運転席の後部に仮固定しておくこと
で、場所を広く使用することができ、荷役作業をスムー
ズに行なうことができる。
【0043】請求項4記載のフォークリフトによれば、
前記腰当て装置の腰当て部は前後方向に位置決め自在と
しているので、前後方向の任意の位置に腰当て部をオペ
レータの背面に支持でき、運転操作性をより向上させる
ことができる。
【0044】請求項5記載のフォークリフトによれば、
前記腰当て装置の腰当て部は上下方向に位置決め自在と
していることで、前後方向及び上下方向の任意の位置に
腰当て部をオペレータの背面に支持でき、運転操作性を
より向上させることができ、また、オペレータの任意の
位置に腰当て部を当てることで、オペレータの体の安定
性を保ち、同時に運転操作による疲労の軽減を図ること
ができる。
【0045】請求項6記載のフォークリフトによれば、
運転席の後部の両側には支柱が立設されており、この支
柱の前面と面一あるいは前面より後方に前記腰当て部を
配設しているので、オペレータが荷役作業で乗り降りす
る場合でも、腰当て装置は邪魔にならず、荷役作業の作
業性を損なうこともない。
【0046】請求項7記載のフォークリフトによれば、
前記腰当て装置の下方と運転席の床面との間には空間部
分を設けているので、荷役作業において空間部分に荷を
一時的に置くこともできて、荷役作業の効率化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の腰当て装置を設けた運転
席の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の腰当て装置の正面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の腰当て部の拡大側面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の腰当て装置の拡大正面図
である。
【図5】本発明の実施の形態の腰当て装置を上から見た
拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態の図5のC−C断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態のフォークリフトの側面図
である。
【符号の説明】
1 フォークリフト 11 運転席 15 支柱 30 腰当て装置 33、34 第1アーム 35、36 第2アーム 36 クッション材 52 空間部分 54 腰当て部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレータが立って運転操作を行なうフォ
    ークリフトにおいて、オペレータの背面を支持する腰当
    て装置を運転席の後部に配設し、前記腰当て装置の腰当
    て部を可倒自在としていることを特徴とするフォークリ
    フト。
  2. 【請求項2】前記腰当て部の後部を軸として回動自在と
    し、腰当て部の先端部を後部よりやや下方に位置させて
    いることを特徴とする請求項1記載のフォークリフト。
  3. 【請求項3】前記腰当て部を運転席の後部に仮固定可能
    としていることを特徴とする請求項1又は2記載のフォ
    ークリフト。
  4. 【請求項4】前記腰当て部を前後方向に位置決め自在と
    していることを特徴とする請求項1〜3に何れか記載の
    フォークリフト。
  5. 【請求項5】前記腰当て部を上下方向に位置決め自在と
    していることを特徴とする請求項1〜4に何れか記載の
    フォークリフト。
  6. 【請求項6】運転席の後部の両側には支柱が立設されて
    おり、この支柱の前面と面一あるいは前面より後方に前
    記腰当て部を配設していることを特徴とする請求項1〜
    5に何れか記載のフォークリフト。
  7. 【請求項7】前記腰当て装置の下方と運転席の床面との
    間には空間部分を設けていることを特徴とする請求項1
    〜6に何れか記載のフォークリフト。
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