JP2001270358A - 軽合金製シートバックフレーム - Google Patents

軽合金製シートバックフレーム

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JP2001270358A
JP2001270358A JP2000084764A JP2000084764A JP2001270358A JP 2001270358 A JP2001270358 A JP 2001270358A JP 2000084764 A JP2000084764 A JP 2000084764A JP 2000084764 A JP2000084764 A JP 2000084764A JP 2001270358 A JP2001270358 A JP 2001270358A
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back frame
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Kazushi Yanase
一志 柳瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートの軽合金製シートバックフレー
ムにおいて、各方向からの衝突の際に着座者に加わる衝
撃が確実に緩和される構造とする。 【解決手段】 シートバックフレームAは、左右1対の
サイドメンバ10と、この両サイドメンバの上下部をそ
れぞれ連結するアッパメンバ20およびロアメンバ21
を、軽合金により一体的に成形したものである。各サイ
ドメンバの横断面形状は、前側または後側が開いたU字
形である。U字形横断面形状の開いた側の両先端となる
各サイドメンバの各自由縁部11は玉縁状に形成するの
がよい。各サイドメンバは、U字形横断面形状の底部と
なる部分にエネルギー吸収孔15を設けるのがよく、ま
たこのエネルギー吸収孔はサイドメンバの長手方向に沿
って設けた複数の孔としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのシ
ートバックフレームであって、軽合金により一体的に成
形されたものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の軽合金製シートバックフレーム
としては、例えば図6に示すような構造のものがある。
これは、左右1対のサイドメンバ2と、この両サイドメ
ンバの上下部をそれぞれ連結するアッパメンバ3及びロ
アメンバ4を、相当な破断伸びを有する軽合金により一
体的に金型成形したもので、板状の要素を連結した構造
となっている。サイドメンバ2は断面形状が略L字形
で、内側には両辺をつなぐ複数の補強リブ2aが形成さ
れている。このシートバックフレーム1は、左右のサイ
ドメンバ2の下部に形成した取付孔2bを介して、シー
トクッションフレームの後部から立ち上がるように取り
付けられている。車両の運転中に追突された場合には、
シートバックフレーム1の上部には、着座者の体重の慣
性力による後向きの荷重Fが加わる。このようなシート
バックフレーム1では、荷重Fはシートバックフレーム
1の変形に対して急激に立ち上がり、サイドメンバ2の
前縁に局部的破断が発生したところで急激に減少して、
図7に示すように上下に破断される。従って荷重Fが大
きくなり、またシートバックフレーム1の破壊に伴うエ
ネルギー吸収量が大きくならないので、着座者に与えら
れる衝撃が大きくなるという問題がある。
【0003】このような問題を解決するために、出願人
は先に特願平11−75994号に係る軽合金製シート
バックフレームを提案した。このシートバックフレーム
5は、図8に示すように、上下部をアッパメンバ7とロ
アメンバ8により連結した左右のサイドメンバ6を、前
後に間をおいて長手方向に伸びる1対の丸い棒要素6
a,6bにより構成したものであり、追突などによりシ
ートバックフレーム5の上部に後向きの荷重Fが加わっ
た場合、サイドメンバ6の後側棒要素6bには圧縮力が
加わって、図9に示すように座屈を生じる。これにより
シートバックフレーム5の変形に対する荷重Fの立ち上
がりは緩やかになり、前側棒要素6aは破壊することな
く曲がり、シートバックフレーム5は破壊するまでに大
きく変形する。従って荷重Fは大きくならず、シートバ
ックフレーム5の破壊に伴うエネルギー吸収量も大きく
なるので、着座者に与えられる衝撃を緩和することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな棒要素6a,6bを強度部材とするシートバックフ
レーム5は、破壊の際の最大荷重が後側棒要素6bの座
屈により与えられるので、ばらつきが大きくなり、また
棒要素6a,6b部分は射出成形などの鋳造の際の湯流
れが悪くなって成形品質が低下しがちなこともあって、
最大荷重が予想外に低下してエネルギー吸収量が少なく
なるおそれがある。また、側面衝突による破壊の際の最
大荷重が小さいので、その場合のエネルギー吸収量が少
なくなるという問題もある。さらに、サイドメンバ6に
は縁部を除く大きな開口が形成されるので、これに対す
る部品の取り付けが困難になるという問題もある。本発
明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
る軽合金製シートバックフレームは、左右1対のサイド
メンバと、この両サイドメンバの上下部をそれぞれ連結
するアッパメンバ及びロアメンバを、軽合金により一体
的に成形してなるシートバックフレームにおいて、前記
各サイドメンバの横断面形状を前側または後側が開いた
U字形となるように形成したことを特徴とするものであ
る。追突されたり追突したりなどの衝撃によりシートバ
ックフレームの上部に前後方向の荷重が加わった場合
は、前側または後側が開いたU字形横断面形状のサイド
メンバは、U字形横断面形状の底部付近が外向きに曲が
ることにより、横断面形状の開いた側の両先端となる各
自由縁部はあまり伸縮することなく横方向に開き、前後
幅が広くなって前後曲げ方向の断面二次モーメントが減
少する。また側面から衝突されてシートバックフレーム
に横向きの荷重が加わった場合は、サイドメンバは、横
断面形状の底部付近が内向きに曲がることにより横幅が
狭くなって横曲げ方向の断面二次モーメントが減少す
る。
【0006】前項の発明は、U字形横断面形状の開いた
側の両先端となる各サイドメンバの各自由縁部を玉縁状
に形成することが好ましい。
【0007】前2項の発明の各サイドメンバは、その長
手方向の一部であってU字形横断面形状の底部となる部
分にエネルギー吸収孔を設けることが好ましい。このよ
うにすればエネルギー吸収孔の寸法形状に応じてサイド
メンバの横断面形状の底部付近の曲げ剛性が減少するの
で、前後または横向きの荷重が加わった場合の対応する
方向における断面二次モーメントの減少の程度も変化す
る。
【0008】前項の発明のエネルギー吸収孔は、各サイ
ドメンバの長手方向に沿って設けた複数の孔よりなるも
のとすることが好ましい。このようにすれば、荷重が加
わった場合の断面二次モーメントの減少は複数の孔を設
けた範囲全長にわたって生じ、サイドメンバはその範囲
全長にわたり曲がって変形する。
【0009】また前項の発明の複数の孔は、サイドメン
バの長手方向に沿った長さを、下側のものほど小さくす
ることが好ましい。このようにすれば、荷重が加わった
場合のサイドメンバの曲がりはより一様なものになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図3により、本発
明による第1の実施の形態の説明をする。この実施の形
態のシートバックフレームAは、互いに略平行に延びる
左右1対の細長いサイドメンバ10の上下の端部をアッ
パメンバ20及びロアメンバ21により連結したもので
ある。各サイドメンバ10は使用状態では上下方向に延
び、その横断面形状は下端部を除き、図3の実線に示す
ように、後側が開いたU字形であり、各サイドメンバ1
0の下端部は前後方向に延びる板状に形成されている。
このシートバックフレームAは、シートクッションを支
持する左右のシート支持部材の後部に取り付けられたリ
クライニング機構(図示省略)に、各サイドメンバ10
の下端部に形成した取付孔14を介してボルト止め固定
されている。
【0011】U字形横断面形状の各サイドメンバ10
は、開いた側である後側の両先端となる自由縁部11
が、全長にわたりそれ以外の部分の肉厚よりも大きい直
径の玉縁状に形成されている(図3参照)。アッパメン
バ20とロアメンバ21の後側縁も同様な玉縁状形成さ
れ、サイドメンバ10とアッパメンバ20の玉縁は互い
に連続している。この玉縁の断面形状は円形に限らず、
楕円形あるいは大きくアール面取りした多角形などでも
よい。
【0012】このシートバックフレームAは、高延性を
有する軽合金(マグネシウム合金、アルミニウム合金
等)を素材として金型鋳造法により一体的に成形されて
いる。金型鋳造法としては、素材を半溶融状態として射
出成形するチキソモールディング法が適しているが、通
常のダイカスト法でもよい。
【0013】車両の運転中に追突された場合には、シー
トバックフレームAの上部には、着座者の体重の慣性力
による後向きの荷重F1(図2の矢印参照)が加わるの
で、サイドメンバ10には後向き(図3において右向
き)の曲げモーメントが加わり、U字形横断面形状のサ
イドメンバ10の前側の底部には引張り応力が、後側両
側の自由縁部11には圧縮応力が加わる。このような向
きの曲げモーメントが加わった場合、サイドメンバ10
は、歪みエネルギーを少なくしようとして、図3の二点
鎖線10Aに示すように、U字形横断面形状の前側の底
部付近が外向きに曲がって、後側両側の自由縁部11が
あまり縮むことなく横方向に開き、前後幅が狭くなるよ
うに変形する。これによりサイドメンバ10の前後曲げ
方向における断面二次モーメントは減少する。従ってサ
イドメンバ10は破壊することなく後向きに大きく曲が
り、シートバックフレームAは破壊することなく大きく
変形するので、追突された衝撃によりシートバックフレ
ームAに加わる荷重F1は減少し、またエネルギー吸収
量は大きくなり、これにより着座者に与えられる衝撃は
緩和される。
【0014】車両の運転中に追突した場合には、シート
ベルトによりシートバックに拘束された着座者の体重の
慣性力による前向きの荷重F2(図2の矢印参照)がシ
ートバックフレームAの上部に加わるが、この場合もサ
イドメンバ10は追突された場合と同様、図3の二点鎖
線10Aに示すように変形して前後曲げ方向における断
面二次モーメントは減少する。従ってシートバックフレ
ームAは破壊することなく大きく変形するので、追突し
た衝撃によりシートバックフレームAに加わる荷重F2
は減少し、またエネルギー吸収量は大きくなり、着座者
に与えられる衝撃は緩和される。また追突あるいは急ブ
レーキにより後部の荷物がシートバックに衝突した場合
は、シートバックフレームAは破壊することなく大きく
変形して荷物による衝撃を受け止めるので、着座者に与
えられる衝撃は緩和される。
【0015】また側面から衝突されてシートバックフレ
ームAの上部に横向きの荷重が加わった場合は、シート
バックフレームAの側部には、横向きの荷重G1,G2
(図1の矢印参照)が加わるので、サイドメンバ10に
は横向き(図3において上下方向)の曲げモーメントが
加わり、U字形横断面形状のサイドメンバ10の一側部
には圧縮応力が加わり、他側部には引張り応力が加わ
る。このような向きの曲げモーメントが加わった場合、
サイドメンバ10は、歪みエネルギーを少なくしようと
して、図3の二点鎖線10Bに示すように、U字形横断
面形状の前側の底部付近が内向きに曲がって横幅が狭く
なり、両自由縁部11が互いに合わさるように変形す
る。これによりサイドメンバ10の横曲げ方向における
断面二次モーメントは減少する。従ってサイドメンバ1
0は破壊することなく横向きに大きく曲がり、シートバ
ックフレームAは破壊することなく大きく変形するの
で、側面からの衝突によりシートバックフレームAに加
わる荷重は減少し、またエネルギー吸収量は大きくな
り、これにより着座者に与えられる衝撃を緩和される。
【0016】上記実施の形態では、サイドメンバ10の
後側の両自由縁部11を玉縁状として補強したので、サ
イドメンバ10に曲げモーメントが加わった際の各自由
縁部11の伸縮は少なくなる。従ってこのような曲げモ
ーメントにより自由縁部11に局部的破断が発生するお
それは少なく、それが原因となってサイドメンバ10が
上下に分離されるような折損を生じるおそれも少ない。
【0017】図1〜図3に示す実施の形態は、サイドメ
ンバ10の長手方向の一部であって、横断面形状におい
てU字形の底部となる部分に、二点鎖線に示すようなエ
ネルギー吸収孔15を設けてもよい。前述のように、曲
げモーメントが加わった場合、サイドメンバ10はU字
形横断面形状の前側の底部付近が外向きまたは内向きに
曲がって荷重が加わる方向における断面二次モーメント
を減少させるが、この外向きまたは内向きの曲げ剛性は
エネルギー吸収孔15を設けることにより減少する。従
って曲げモーメントが加わった場合、サイドメンバ10
は、エネルギー吸収孔15を設けた部分では、図4の二
点鎖線10Cに示すように、エネルギー吸収孔15を設
けていない部分(図3参照)の二点鎖線10Bより大き
く広がるので断面二次モーメントの減少も大となり、エ
ネルギー吸収孔15を設けた部分から曲がり始める。ま
たサイドメンバ10は、その長手方向に沿ったエネルギ
ー吸収孔15の長さを大きくするほど曲がり易くなり、
エネルギー吸収孔15の形状を変えることによっても曲
がり易さは微妙に変化する。従ってエネルギー吸収孔1
5の位置や寸法形状を調整することにより、前後及び横
方向におけるシートバックフレームAの曲がり易さを調
整して着座者に与えられる衝撃を緩和し、しかも適度な
剛性が得られるようにすることができる。
【0018】また、このエネルギー吸収孔15は、図5
に示すように、各サイドメンバ10の長手方向に沿って
設けた複数の孔15a,15b,15cとすることが好
ましい。このようにすれば、荷重が加わった場合の断面
二次モーメントの減少は複数の孔15a,15b,15
cを設けた範囲全長にわたって生じ、サイドメンバ10
はその範囲全長にわたりなだらかに曲がる。これにより
衝突などの衝撃によりシートバックフレームAに加わる
荷重は一層減少し、またエネルギー吸収量は一層大きく
なるので、着座者に与えられる衝撃は一層緩和される。
なおこの場合において、サイドメンバ10に加わる曲げ
モーメントは下部の方が大となるので、図5に示すよう
に、サイドメンバ10の長手方向に沿った各孔15a,
15b,15cの長さを、下部のものほど小さくするこ
とによりサイドメンバ10の曲がりは一様になり、前後
または横方向に衝撃が加わった場合のシートバックフレ
ームAに加わる荷重は一層減少し、またエネルギー吸収
量は一層大きくなる。
【0019】この実施の形態では、サイドメンバ10
は、横断面形状がある程度の肉厚を有するU字形である
ので、部分的にエネルギー吸収孔15,15a,15
b,15cを設けたとしても、射出成形などの鋳造によ
りシートバックフレームAを製造する場合の湯流れがよ
くなって成形品質が向上し、材質の欠陥による破断も減
少する。また横断面形状がU字形のサイドメンバ10の
側面に部品を取り付けることも可能である。
【0020】なお上記実施の形態では、各サイドメンバ
10は後側が開いたU字形横断面形状としたが、前側が
開いたU字形横断面形状として実施することも可能であ
り、本発明はそのようにしても全く同一の作用効果を得
ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、追突されたり追突した
りなどの衝撃によりシートバックフレームの上部に前後
方向の荷重が加わった場合は、サイドメンバは横断面形
状の底部付近が外向きに曲がることにより自由縁部はあ
まり伸縮することなく横方向に開き、前後幅が広くなっ
て前後曲げ方向の断面二次モーメントが減少し、また側
面からの衝突などの衝撃によりシートバックフレームに
横向きの荷重が加わった場合は、サイドメンバは、横断
面形状の底部付近が内向きに曲がることにより横幅が狭
くなって横曲げ方向の断面二次モーメントが減少する。
何れの場合にも各自由縁部があまり伸縮することはない
ので破断することはなく、加わる荷重による曲げ方向の
断面二次モーメントが減少することによりシートバック
フレームが大きく曲がって変形する。従ってこれらの衝
撃によりシートバックフレームに加わる荷重は減少し、
またエネルギー吸収量は大きくなるので、着座者に与え
られる衝撃を緩和することができる。
【0022】前項の発明において、U字形横断面形状の
開いた側の両先端となる各サイドメンバの各自由縁部を
玉縁状に形成したものによれば、各自由縁部が補強され
て伸縮が少なくなるので、破断によりサイドメンバが折
損してエネルギー吸収量が少なくなるおそれは一層減少
する。
【0023】前2項の発明において、各サイドメンバの
長手方向の一部であってU字形横断面形状の底部となる
部分にエネルギー吸収孔を設けたものによれば、エネル
ギー吸収孔の寸法形状に応じて荷重が加わる方向におけ
る断面二次モーメントの減少の程度も変化するので、こ
の寸法形状を調整することにより各方向における衝撃に
よりサイドメンバに加わる荷重と変形によるエネルギー
吸収量を調整して着座者に与えられる衝撃を緩和するこ
とができ、しかもシートバックフレームの剛性を必要以
上に低下させることはなくなる。
【0024】前項の発明において、エネルギー吸収孔を
各サイドメンバの長手方向に沿って設けた複数の孔より
なるものとすれば、荷重が加わった場合に各サイドメン
バは複数の孔を設けた範囲全長にわたり曲がって変形す
るので、衝撃によりサイドメンバに加わる荷重の減少と
エネルギー吸収量が一層大きくなり、これにより着座者
に与えられる衝撃を一層緩和することができる。
【0025】また前項の発明において、複数の孔のサイ
ドメンバの長手方向に沿った長さを、下側のものほど小
さくしたものによれば、荷重が加わった場合のサイドメ
ンバの曲がりはより一様なものになるので、衝撃により
サイドメンバに加わる荷重の減少とエネルギー吸収量が
さらに一層大きくなり、これにより着座者に与えられる
衝撃をさらに一層緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による軽合金製シートバックフレーム
の一実施形態を示す全体正面図である。
【図2】 図1の上部の一部を破断した側面図である。
【図3】 図1の3−3断面図である。
【図4】 図1の一変形例の図3に相当する断面図であ
る。
【図5】 図4とは異なる図1の変形例の全体正面図で
ある。
【図6】 第1の従来技術による軽合金製シートバック
フレームの例を示す全体斜視図である。
【図7】 図6に示すシートバックフレームの荷重によ
り破断した状態を示す全体斜視図である。
【図8】 第2の従来技術による軽合金製シートバック
フレームの例を示す全体斜視図である。
【図9】 図8に示すシートバックフレームの荷重によ
り変形した状態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
10…サイドメンバ、11…自由縁部、15…エネルギ
ー吸収孔、15a,15b,15c…孔、20…アッパ
メンバ、21…ロアメンバ、A…シートバックフレー
ム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対のサイドメンバと、この両サイ
    ドメンバの上下部をそれぞれ連結するアッパメンバ及び
    ロアメンバを、軽合金により一体的に成形してなるシー
    トバックフレームにおいて、前記各サイドメンバの横断
    面形状を前側または後側が開いたU字形となるように形
    成したことを特徴とする軽合金製シートバックフレー
    ム。
  2. 【請求項2】 前記U字形横断面形状の開いた側の両先
    端となる前記各サイドメンバの各自由縁部を玉縁状に形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の軽合金製シー
    トバックフレーム。
  3. 【請求項3】 前記各サイドメンバは、その長手方向の
    一部であって前記U字形横断面形状の底部となる部分に
    エネルギー吸収孔を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の軽合金製シートバックフレーム。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー吸収孔は前記各サイドメ
    ンバの長手方向に沿って設けた複数の孔よりなることを
    特徴とする請求項3に記載の軽合金製シートバックフレ
    ーム。
  5. 【請求項5】 前記複数の孔は、前記サイドメンバの長
    手方向に沿った長さを、下側のものほど小さくしたこと
    を特徴とする請求項4に記載の軽合金製シートバックフ
    レーム。
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