JP2001269970A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2001269970A
JP2001269970A JP2000086068A JP2000086068A JP2001269970A JP 2001269970 A JP2001269970 A JP 2001269970A JP 2000086068 A JP2000086068 A JP 2000086068A JP 2000086068 A JP2000086068 A JP 2000086068A JP 2001269970 A JP2001269970 A JP 2001269970A
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JP
Japan
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cavity
injection molding
sectional area
filling
metal mold
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Pending
Application number
JP2000086068A
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English (en)
Inventor
Takashi Ikeda
隆史 池田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数個取りの金型での成形において、各キャ
ビティの充填時間に大きくバラツキを生じさせない射出
成形金型を提供する 【解決手段】 少なくとも2個以上の成形品を成形する
射出成形用金型において、流路断面積を可変とする事で
各キャビティ間の充填バランスを均一化可能となるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個以上の多数個
取りを目的とした射出成形用金型に係り、特に精度の要
求される成形品に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多数個取り金型の各キャビティの
充填完了時間を均一にするためには、経験によって設計
されたランナー金型を製作し、数回実際に成形をしなが
ら充填時間が遅いキャビティについてはそこにつながる
ランナーの断面積を拡大していき、充填バランスを取っ
ていく方法が行われている。また、1つのキャビティに
多数のランナから流入させる樹脂量を制御するためには
特開平9−141704で、流路断面積を変化させる方
法が報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
経験を活かした設計と試行錯誤によるランナー断面積拡
大によるキャビティ間の充填時間のバランス取りでは、
溶融材料のわずかな物性や、成形条件のバラツキによっ
てバランスが変動したり、長年の経験と試行錯誤が必要
となるためベテランの人など限られた人しか行えない場
合がある。また、特開平9−141704では成形と流
路断面積を変更させる部材の調整がトライアンドエラー
法によって達成されている。この方法においても、微妙
な物性のバラツキなどに対しては対応不可能である。し
かも、あくまでも1つのキャビティに流入する樹脂量の
制御に関したものであった。
【0004】本発明は、溶融材料の物性や、成形条件の
わずかな変化によってもたらされるキャビティ間のバラ
ンス変動を解決するためになされたもので、本発明の目
的は、多数個取りの金型での成形において、各キャビテ
ィの充填時間に大きくバラツキを生じさせない射出成形
金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は多数個取りを行う金型による成形におい
て、流路断面積を可変させることにより、溶融材料の充
填速度が制御可能となり、各キャビティ間の充填時間の
均一化を図る事が可能となる。
【0006】また請求項2では、2個以上の多数個取り
を行う金型による成形において、キャビティへの溶融材
料の流入で動作する部材を設け、その部材が各キャビテ
ィに流れ込むランナの流路断面積を制御する部材へ連動
するようにしたので、溶融材料が早く入ったキャビティ
は、流入が完了していくにしたがって他のキャビティよ
り先に流路断面積を減少させ、充填速度を低減させる事
により、他のキャビティへの溶融材料流入を促し、充填
完了時間はほぼ同時となり各キャビティによる成形品の
寸法や物性にバラツキが生じるのを防ぐ効果を得ること
が可能となる。
【0007】請求項3は、2個以上の多数個取りを行う
金型による成形において、キャビティ内に樹脂圧感知器
を設け、キャビティ内の樹脂圧を元に各キャビティに流
れ込むランナの流路断面積を制御する部材へ連動するよ
うにしたので、溶融材料が早く入ったキャビティは、流
入が完了していくにしたがって他のキャビティより先に
流路断面積を減少させ、充填速度を低減させる事によ
り、他のキャビティへの溶融材料流入を促し、充填完了
はほぼ同時となり各キャビティによる成形品の寸法や物
性にバラツキが生じるのを防ぐ効果を得ることが可能と
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の内容をより理解しやすく
するため、以下に実施例を用いて説明する。
【0009】円筒形の製品を2個取りで成形する例を示
す。キャビティAとキャビティBの底面を充填とともに
下げていく構造としておく。成形体の規定の長さに達す
るところで底面となるその部材1は停止させる。また、
各キャビティに流入するランナーのキャビティに近い部
分にそのランナー断面積を減少させるための部材2を設
けておく。この部材2は、機構部品によって部材1とリ
ンクさせてあり、部材1が後退する信号を検知し別途油
圧駆動などで上昇させランナー断面積を減少させる役割
をもつ。この部材2はエジェクタピンを兼ねても良い
し、別途設けても良い。
【0010】型締め時部材1をキャビティ内上部に、部
材2をランナー下部に待機させる。射出により溶融材料
がキャビティに流入してくると部材1が後退していく。
部材1が後退する事により、充填完了間際になると部材
2を上昇させ溶融樹脂の流入を減少させる。もし、キャ
ビティAの充填がキャビティBより早ければ、キャビテ
ィA側に設けられている部材2Aが部材2Bより先に上
昇し、ランナー断面積を減少させる。このようにする事
により、キャビティBへの溶融材料の流入が促進され、
充填完了時間がほぼ両キャビティとも同時となる。充填
完了時間が同時となれば保圧力も均等にかける事がで
き、同じ仕様の成形体が両キャビティとも作る事ができ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。2個以上の多数個取りを行う金型による成形にお
いて、溶融材料自身が自動でキャビティ間のバランスを
取るように金型部材を動作させるので、充填完了はほぼ
同時となり各キャビティによる成形品の寸法や物性にバ
ラツキが生じるのを防ぐ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す型締め時の射出成形
金型のキャビティ周辺図
【図2】本発明の実施の形態を示す充填完了間際の射出
成形金型のキャビティ周辺図
【図3】本発明の実施の形態を示すキャビティレイアウ
ト図
【図4】本発明のランナー断面積を制御する機構を示す
ランナー断面積最大時(型締め時)の図
【図5】本発明のランナー断面積を制御する機構を示す
ランナー断面積最小時(充填間際)の図
【符号の説明】
1…部材1、2A…キャビティA側のランナー断面積制
御部材(部材2)、2B…キャビティB側のランナー断
面積制御部材(部材2)、3…固定型、4…パーティン
グライン、5…ランナー、6…可動型、7…受け板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形時に成形品を形成するキャビテ
    ィに連通する流路を設け、少なくとも2個以上の成形品
    を成形する射出成形金型において、 流路断面積を可変し各キャビティへの充填速度を制御で
    きる手段を設けたことを特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 前記射出成形金型において、溶融材料が
    キャビティ内に流入されてくると樹脂圧によって後退す
    る部材を設けるとともに、その部材に連動する流路断面
    積可変手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の射
    出成形金型。
  3. 【請求項3】前記射出成形金型において、前記キャビテ
    ィ内に樹脂圧の感知器を設けるとともに、樹脂流入時に
    感知した樹指圧を元に流動断面積可変手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の射出成形金型。
JP2000086068A 2000-03-27 2000-03-27 射出成形金型 Pending JP2001269970A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019190380A1 (en) * 2018-03-28 2019-10-03 Flexiject Ab Method and tool for injection moulding
CN114506026A (zh) * 2022-02-23 2022-05-17 无锡永凯达齿轮有限公司 一种用于汽车的张紧器加工设备

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