JP2001269048A - 脱穀機における選別装置 - Google Patents

脱穀機における選別装置

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JP2001269048A
JP2001269048A JP2000085776A JP2000085776A JP2001269048A JP 2001269048 A JP2001269048 A JP 2001269048A JP 2000085776 A JP2000085776 A JP 2000085776A JP 2000085776 A JP2000085776 A JP 2000085776A JP 2001269048 A JP2001269048 A JP 2001269048A
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Daisuke Funaki
大輔 舟木
Noboru Ito
昇 伊藤
Shigeru Nakajima
中島  茂
Takahiro Watabe
高広 渡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な処理物に対して選別精度を保持せしめ
る脱穀部における選別装置を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 扱胴7により脱穀された処理物を下方に
濾過せしめるチャフシーブ31の濾過量を調整せしめる
開閉装置と、脱穀部1側に導入される穀稈の量に応じて
開閉するガイドレール52と、ガイドレール52の開閉
量に基づいてチャフシーブ31の開閉量を変更せしめる
べくガイドレール52と上記開閉装置側とを連結する連
結具とを設け、開閉装置にチャフシーブ31の開度を設
定調整する範囲調整手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンバイン等に設
けられた脱穀部における選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンバイン等には脱穀用の扱胴を備
えた扱室と、脱穀室(扱胴)において脱穀された穀粒に
屑,切れ藁等が含まれた処理物から穀粒を選別する選別
室とを備えた脱穀部が搭載されており、該脱穀部の選別
室には揺動駆動により穀粒の選別を行う揺動選別体と、
該揺動選別体により選別された穀粒の風選用の選別風を
送風せしめる送風体とが設けられており、揺動選別体に
より揺動選別された穀粒等に選別風を吹き付け、比較的
軽量な屑,切れ藁等を選別して排出せしめるように構成
されている。
【0003】このとき揺動選別体は扱胴により脱穀され
た処理物を後方に揺動搬送する揺動流板と、該揺動流板
の後方に配置され、搬送された処理物を下方に濾過せし
めるチャフシーブとが備えられており、該チャフシーブ
は処理物の量に応じて濾過量が調整され、揺動選別され
る処理物の量をおおむね一定として、揺動選別の効率
(精度)を保つように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方上記チャフシーブ
は一般的に複数のフィンが開閉自在に揺動軸支された構
造となっており、フィン(チャフシーブ)の開度(揺動
角度)を変更調整することで、濾過量を調整(フィンの
開度を大きくすると濾過量が増加し、フィンの開度を小
さくすると濾過量が減少する)するように構成されてい
る。しかし上記チャフシーブは開度調整(例えば初期開
度や最高開度)ができないため、処理物の種類(穀種)
が異なると、選別性能が悪化する場合があるという欠点
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の脱穀部における選別装置は、脱穀部1側に導
入される穀稈の量に応じて開閉するガイドレール52
と、扱胴7により脱穀された処理物を下方に濾過せしめ
るチャフシーブ31とを備え、該チャフシーブ31側に
チャフシーブ31を開閉せしめてチャフシーブ31の濾
過量を調整せしめる開閉装置を設け、ガイドレール52
の開閉量に基づいてチャフシーブ31の開閉量を変更せ
しめるべくガイドレール52と上記開閉装置側とを連結
具を介して連結したものにおいて、上記開閉装置にチャ
フシーブ31の開度を設定調整する範囲調整手段を設け
たことを第1の特徴としている。
【0006】また開閉装置がアーム44の揺動によりチ
ャフシーブ31の開閉量を変更せしめ、連結具がアウタ
47とインナ46を備えたワイヤ48からなり、インナ
46がアーム44及びガイドレール52に連結せしめら
れ、範囲調整手段が脱穀部1側に揺動可能に取り付けら
れた揺動部材49を備え、該揺動部材49の揺動端側に
アーム44側のアウタ47が固定せしめられたことを第
2の特徴としている。
【0007】さらに範囲調整手段が、アーム44に形成
せしめられ、該アーム44の揺動支点42aとインナ4
6の連結点との間の距離を可変せしめるインナの連結部
63を備えたことを第3の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を応用したコンバイン
に設けられた脱穀部1の側面図であり、該脱穀部1は刈
取穀稈を脱穀する脱穀室2と、該脱穀された穀粒を選別
する選別室3とが備えられており、上記脱穀室2には刈
取穀稈を扱室4に沿って搬送するフィードチェーン6
と、該搬送された穀稈を脱穀処理する扱胴7及び扱降し
物を漏下する扱網8とが設けられている。
【0009】そして脱穀室2における扱胴7及び扱網8
の終端穂先側には処理胴9及び処理網11を内装する処
理室12が連接されており、脱穀済みの穀稈(排稈)を
後方に設置した排わらカッタ13に搬送する排わら搬送
体14がフィードチェーン6の終端に連接して設けられ
ている。なお上記選別室3は脱穀室2及び処理室12の
下方に上記扱網8及び処理網11によって区切られて位
置している。
【0010】一方選別室3には選別風を起風する唐箕フ
ァン16と、藁屑等の塵芥を強制排出する排塵ファン1
7とが前後に設置されており、唐箕ファン16と排塵フ
ァン17により形成される選別風路中に、扱網8及び処
理網11によって漏下された穀粒を揺動選別する揺動選
別体18が前後方向に揺動可能に装架されている。また
揺動選別体18によって選別された一番物を収容する一
番収容部19及び二番物を収容する二番収容部21も設
けられている。
【0011】さらに選別室3には、一番物を一番収容部
19の端部まで横搬送する一番横らせん22,端部まで
横搬送された一番物をグレンタンク23まで揚上搬送す
る揚穀筒24,二番物を二番収容部21の端部まで横搬
送する二番横らせん26,端部まで横搬送された二番物
を揺動選別体に還元する還元筒27等も備えられてお
り、その他一番収容部19と二番収容部21との間に揺
動選別体18側に向けて下方から副選別風を送風する送
風ファン28も設けられている。
【0012】このとき上記揺動選別体18は、左右の側
板間に扱網8及び処理網11より漏下された選別処理物
(脱穀後の穀粒に屑,切れ藁等が含まれたもの)を濾過
するチャフシーブ31と移送板32が張設されていると
ともに、該チャフシーブ31の下方には選別網33が張
設されており、その下方に前記一番収容部19に一番物
を流下させる一番流板34を斜設すると共に、該一番流
板34の後端部にストローラック36を突設し、その下
方に前記二番収容部21に二番物を流下させる二番流板
37を斜設して、これらを一体的に枠組み形成してい
る。
【0013】なお上記揺動選別体18は、その前後が揺
動リンク38と支持リンク39とに着脱可能に支架させ
られている。そして以上に示す構成は従来のコンバイン
の脱穀部と同様であり、本実施形態の脱穀部1も従来と
同様の脱穀,選別,穀粒の搬送動作等を行う。そして脱
穀部1内で発生する藁屑等の塵芥は唐箕ファン16及び
排塵ファン17で形成される選別風によって排塵風路に
沿って誘導され、排塵ファン17で吸引されて排塵口3
0から脱穀機外に排出される。
【0014】一方上記チャフシーブ31は従来同様開閉
状態に応じて脱穀後の穀粒(チャフシーブ31上の処理
物)の濾過量を調整せしめて濾過する構造となってお
り、同時に開閉される多数のフィンから構成されてい
る。すなわち図2〜図4に示されるように各フィン41
の上端側が左右の側板側に軸支された支持軸42に支持
され、各フィン41が上端側を支点に揺動自在に軸支さ
れているとともに、各フィン41の下端側が前後方向の
連結板43に連結軸40を介して軸支せしめられてお
り、前記連結板43を前後移動させることで各フィン4
1が同時に上端側を支点にして揺動せしめられ、各フィ
ン41の開閉量が調節設定される。
【0015】このとき最前方のフィン41の上端側を軸
支している支持軸42(最前方の支持軸42a)には略
くの字状をなす操作アーム44の上端部分が一体的に軸
支されており、該操作アーム44を上記支持軸42aを
支点にして揺動させることで、支持軸42aが操作アー
ム44と一体的に揺動せしめられ、これに伴い最前方の
フィン41aが揺動せしめられ、これにより連結板43
を介して各フィン41が最前方のフィン41aに同期し
て開閉揺動せしめられる構造となっている。すなわち操
作アーム44と連結板43によりチャフシーブ31を開
閉させる開閉装置が構成されている。
【0016】そして上記操作アーム44における他端側
にはインナ46とアウタ47とを備えたワイヤ48にお
けるインナ46の一端が連結せしめられているととも
に、上記操作アーム44の近傍位置には側板側に取付け
られたバネ材からなる取付けアーム49が設けられてお
り、該取付けアーム49の端部側に上記ワイヤ48のア
ウタ47がナット50を介して固定せしめられている。
【0017】上記構造によりワイヤ47(インナ46)
の他端を操作することで上記操作アーム44の操作、す
なわちチャフシーブ31の開閉操作を行うことが可能と
なっている。つまり上記操作アーム44はスプリングS
によりチャフシーブ31(フィン36)を閉じる方向に
付勢されており、ワイヤ47(インナ46)の引き操作
により、このワイヤ47の引き量に応じて(比例して)
操作アーム44をスプリングSの付勢力に抗して揺動さ
せ、チャフシーブ31の開閉量を調整する構造となって
いる。
【0018】このとき上記取付けアーム49は、上端側
がボルト58を介してチャフシーブ31の側板31a取
り付けられているが、取付けアーム49の上方側は下方
側に対して段状に屈曲せしめられており、下方部分を側
板31aに当接せしめると、側板31aとの間に所定の
間隙Dが形成せしめられる。これにより上端部分は側板
31aとの間にボルト58に外嵌せしめられたカラー5
9を介しており、側板31aに対してボルト59を軸心
に回動自在に軸支せしめられている。
【0019】一方取付けアーム49の下端側には側板3
1a側に突出する爪部49aが設けられており、また側
板31aには上記爪部49aの挿入が可能な長孔からな
る係合部61が複数穿設されている。そして上記取付け
アーム49をボルト58を支点にして揺動させ、爪部4
9aをいずれか一つの係合部61に係合せしめること
で、取付けアーム49の位置決めが行われる。
【0020】一方前述の排わら搬送体18は図5,図6
に示されるように回転せしめられる排わらチェーン51
と、該排わらチェーン51に対向して配される排わらレ
ール52とを備え、該排わらレール52は、排わらレー
ル52から突出せしめられた複数のロッド53が、脱穀
部機体側に設けられたホルダ54にスライド自在に軸支
されて排わらチェーン51に対して離接可能に支持せし
められている。このときホルダ54内にはスプリング5
6が設けられており、排わらレール52は該スプリング
56により排わらチェーン51側に付勢せしめられてい
る。
【0021】これにより排わら搬送体18は排稈が排わ
ら搬送体18に導入せしめられることにより、図6に示
されるように排稈によって排わらチェーン51と排わら
レール52とが押し開かれ、排稈が排わらチェーン51
と排わらレール52との間に弾力的に狭持せしめられ、
排稈は排わらチェーン51の回転駆動により排わらカッ
タ13側に搬送せしめられる。すなわち排わらレール5
2は排わらチェーン51に対して排稈の量に応じて開閉
せしめられる。
【0022】そして上記排わらレール52における少な
くとも1つのロッド53の端部に前述のワイヤ48にお
けるインナ46がスプリング57を介して連結せしめら
れていると共に、当該ロッド53が軸支せしめられてい
るホルダ54にアウタ47が固定されている。これによ
り上記ロッド53が排わらレール52の排わらチェーン
51に対する離反に距離に応じてホルダ54から突出せ
しめられる長さ(突出長)が変化せしめられると、該突
出長に応じて(比例して)ワイヤ48(インナ46)が
引き操作され、チャフシーブ31の開閉量がワイヤ48
の引き量に応じて(比例せしめられ)概ねリニアに調節
せしめられる。
【0023】つまり排稈量が多く排わらレール52と排
わらチェーン51との距離が大きくなる(排わらレール
52と排わらチェーン51との間の離間量が大きくな
る)とチャフシーブ31の開度が大きくなり濾過量が増
加しく、排稈量が少なく排わらレール52と排わらチェ
ーン51との距離が小さくなる(排わらレール52と排
わらチェーン51との間の離間量が小さくなる)とチャ
フシーブ31の開度が小さくなり濾過量が減少せしめら
れる。
【0024】これによりチャフシーブ31は脱穀部1側
に導入される穀稈(排稈)の量、すなわち処理物の量に
応じて濾過量が自動的に調整され、揺動選別される処理
物の量がおおむね一定となり、揺動選別の効率が保たれ
る。このときチャフシーブ31の濾過量自動調整が機械
的に行われるため、比較的構造がシンプルとなり、比較
的作動ミスが少なくなるとともに、上記チャフシーブ3
1の自動制御をより低コストで行うことができる。
【0025】また上記のように揺動アーム49を揺動せ
しめ、爪部49aを挿入せしめる係合部61を変更する
ことで揺動アーム49の側板31aに対する取付け角
度、すなわちアウタ端面の操作アーム44に対する姿勢
を変更することにより、排稈が0のとき(排わらチェー
ン51と排わらレール52が当接するとき)、すなわち
チャフシーブ31の初期開度を変更することができ、脱
穀作業開始時の濾過量を設定することができる。
【0026】すなわち上記揺動アーム49の取付け角度
変更により、チャフシーブ31上に溜める揺動選別する
処理物の量を設定することができ、この処理物の量を脱
穀処理する対象物(稲等)の条件に応じて容易に設定変
更することができ、処理物の種類(穀種)により選別精
度が悪化する等の不都合を防止することができ、様々な
種類の処理物に対して選別精度を保持することができ
る。
【0027】さらに上記操作アーム44を図7に示すよ
うにインナ46を連結せしめることができる連結孔62
を上下方向に複数設けた構造とすることで、この複数の
連結孔62により操作アーム44の揺動支点とインナ4
6の連結点との間の距離を可変せしめるインナの連結部
63を形成し、インナ46と操作アーム44との連結点
(連結孔62)から支持軸42aまでの距離、すなわち
操作アーム44によるワイヤ48の操作量を調節するこ
とができる。
【0028】これによりチャフシーブ31の最大開度を
調整することができ、脱穀部1側に導入される穀稈の
量、すなわち処理物の量に対する対応範囲がより大きく
なり、より安定した濾過量の自動調整を行うことがで
き、チャフシーブ31上に溜まり揺動選別される処理物
の量をより正確に安定させ、選別精度を保持することが
できる。
【0029】なお揺動アーム49におけるアウタ47の
固定部64も上記連結孔62に対応して複数設けること
で、連結孔62を変更してもアウタ端面の操作アーム4
4に対する姿勢が変更されることがなく、操作アーム4
4の揺動支点とインナ46の連結点との間の距離を可変
せしめても、チャフシーブ31の初期開度をほぼ一定に
保持することが可能となる。また連結孔62及び固定部
64を長孔等にすることでインナ46と操作アーム44
との連結点(連結孔62)から支持軸42aまでの距離
を無段階に変更せしめることも可能である。
【0030】すなわち爪部49aと係合部61とを備え
た取付けアーム49の揺動位置決め部、又はインナの連
結部(連結孔62)あるいはインナの連結部及びアウタ
の固定部を備えた最大開度調整部、又は該揺動位置決め
部及び最大開度調整部とから、チャフシーブ31の開度
(初期開度や最大開度等)を設定調整してチャフシーブ
の31の開度範囲を調整する範囲調整手段が構成され、
該範囲調整手段により、上記のようにチャフシーブ31
上に溜める揺動選別する処理物の量等を容易に設定変更
することや、この処理物の量を脱穀処理する処理物の種
類に応じて容易に設定変更することができ、様々な種類
の処理物に対して選別精度を保持又は向上させることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、ガイドレールの開閉量に応じて連結具を介して
チャフシーブの開閉量が調節せしめられ、ガイドレール
の開度が大きくなり処理物の量が増加するとチャフシー
ブの開度が大きくなり濾過量が増加しく、排稈量が少な
くガイドレールの開度が小さくなるとチャフシーブの開
度が小さくなり濾過量が減少せしめられる。
【0032】これによりチャフシーブは脱穀部側に導入
される穀稈の量に応じて濾過量が自動的に調整され、揺
動選別される処理物の量がおおむね一定となり、揺動選
別の効率を安定して保つことができるが、特に範囲調整
手段によりチャフシーブの開度を設定変更せしめること
ができ、これにより処理物の種類(穀種)に応じてチャ
フシーブの開度を設定することができ、より幅広い処理
物に対して選別精度を向上させることができるという効
果がある。
【0033】このとき範囲調整手段により揺動部材を揺
動させることで、アーム側のアウタ端面のアームに対す
る姿勢が変更されるため、脱穀部側に導入される穀稈が
0(ガイドレールの開度が0)の場合のチャフシーブの
開度、すなわちチャフシーブの初期開度を変更すること
ができ、またアームの連結部によりアームの支点軸とイ
ンナの連結点との間の距離、すなわちワイヤの操作範囲
を調節することで、チャフシーブの最大開度を調整する
ことができるため、チャフシーブ上に溜める揺動選別す
る処理物の量等を容易に設定変更することができ、この
処理物の量を脱穀処理する処理物の種類に応じて容易に
設定変更することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀部の側断面図である。
【図2】チャフシーブの要部側面図である。
【図3】操作アーム部分の要部平面図である。
【図4】揺動アーム部分の要部正面図である。
【図5】排わらレールとチャフシーブとの連結状態を示
した側面概略図である。
【図6】排わらレールと排わらチェーンとが離反した状
態の排わらレールとチャフシーブとの連結状態を示した
側面概略図である。
【図7】他の実施形態の操作アーム部分の要部平面図で
ある。
【符号の説明】
1 脱穀部 7 扱胴 31 チャフシーブ 42a 支点軸(揺動支点) 44 操作アーム(アーム) 46 インナ 47 アウタ 48 ワイヤ 49 揺動アーム(揺動部材) 52 排わらレール(ガイドレール) 63 連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月7日(2000.9.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 脱穀機における選別装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンバイン等に設
けられた脱穀部における選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンバイン等には脱穀用の扱胴を備
えた扱室と、脱穀室(扱胴)において脱穀された穀粒に
屑、切れ藁等が含まれた処理物から穀粒を選別する選別
室とを備えた脱穀部が搭載されており、該脱穀部の選別
室には揺動駆動により穀粒の選別を行う揺動選別体と、
該揺動選別体により選別された穀粒の風選用の選別風を
送風せしめる送風体とが設けられており、揺動選別体に
より揺動選別された穀粒等に選別風を吹き付け、比較的
軽量な屑、切れ藁等を選別して排出せしめるように構成
されている。
【0003】このとき揺動選別体は扱胴により脱穀され
た処理物を後方に揺動搬送する揺動流板と、該揺動流板
の後方に配置され、搬送された処理物を下方に濾過せし
めるチャフシーブとが備えられており、該チャフシーブ
は処理物の量に応じて濾過量が調整され、揺動選別され
る処理物の量をおおむね一定として、揺動選別の効率
(精度)を保つように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方上記チャフシーブ
は一般的に複数のフィンが開閉自在に揺動軸支された構
造となっており、フィン(チャフシーブ)の開度(揺動
角度)を変更調整することで、濾過量を調整(フィンの
開度を大きくすると濾過量が増加し、フィンの開度を小
さくすると濾過量が減少する)するように構成されてい
る。しかし上記チャフシーブは開度調整(例えば初期開
度や最高開度)ができないため、処理物の種類(穀種)
が異なると、選別性能が悪化する場合があるという欠点
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の脱穀部における選別装置は、脱穀部1側に導
入される穀稈の量に応じて上下移動するガイドレール5
2と、扱胴7により脱穀された処理物を下方に濾過せし
めるチャフシーブ31とを備え、該チャフシーブ31側
にチャフシーブ31を開閉せしめてチャフシーブ31の
濾過量を調整せしめる開閉装置を設け、ガイドレール5
2の上下移動量に基づいてチャフシーブ31の開閉量を
変更せしめるべくガイドレール52と上記開閉装置側と
を連結具を介して連結したものにおいて、上記開閉装置
にチャフシーブ31の開度を設定調整する範囲調整手段
を設けたことを第1の特徴としている。
【0006】また開閉装置がアーム44の揺動によりチ
ャフシーブ31の開閉量を変更せしめ、連結具がアウタ
47とインナ46を備えたワイヤ48からなり、インナ
46がアーム44及びガイドレール52に連結せしめら
れ、範囲調整手段が脱穀部1側に揺動可能に取り付けら
れた揺動部材49を備え、該揺動部材49の揺動端側に
アーム44側のアウタ47が固定せしめられたことを第
2の特徴としている。
【0007】さらに範囲調整手段が、アーム44に形成
せしめられ、該アーム44の揺動支点42aとインナ4
6の連結点との間の距離を可変せしめるインナの連結部
63を備えたことを第3の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を応用したコンバイン
に設けられた脱穀部1の側面図であり、該脱穀部1は刈
取穀稈を脱穀する脱穀室2と、該脱穀された穀粒を選別
する選別室3とが備えられており、上記脱穀室2には刈
取穀稈を扱室4に沿って搬送するフィードチェーン6
と、該搬送された穀稈を脱穀処理する扱胴7及び扱降し
物を漏下する扱網8とが設けられている。
【0009】そして脱穀室2における扱胴7及び扱網8
の終端穂先側には処理胴9及び処理網11を内装する処
理室12が連接されており、脱穀済みの穀稈(排稈)を
後方に設置した排わらカッタ13に搬送する排わら搬送
体14がフィードチェーン6の終端に連接して設けられ
ている。なお上記選別室3は脱穀室2及び処理室12の
下方に上記扱網8及び処理網11によって区切られて位
置している。
【0010】一方選別室3には選別風を起風する唐箕フ
ァン16と、藁屑等の塵芥を強制排出する排塵ファン1
7とが前後に設置されており、唐箕ファン16と排塵フ
ァン17により形成される選別風路中に、扱網8及び処
理網11によって漏下された穀粒を揺動選別する揺動選
別体18が前後方向に揺動可能に装架されている。また
揺動選別体18によって選別された一番物を収容する一
番収容部19及び二番物を収容する二番収容部21も設
けられている。
【0011】さらに選別室3には、一番物を一番収容部
19の端部まで横搬送する一番横らせん22,端部まで
横搬送された一番物をグレンタンク23まで揚上搬送す
る揚穀筒24,二番物を二番収容部21の端部まで横搬
送する二番横らせん26,端部まで横搬送された二番物
を揺動選別体に還元する還元筒27等も備えられてお
り、その他一番収容部19と二番収容部21との間に揺
動選別体18側に向けて下方から副選別風を送風する送
風ファン28も設けられている。
【0012】このとき上記揺動選別体18は、左右の側
板間に扱網8及び処理網11より漏下された選別処理物
(脱穀後の穀粒に屑、切れ藁等が含まれたもの)を濾過
するチャフシーブ31と移送板32が張設されていると
ともに、該チャフシーブ31の下方には選別網33が張
設されており、その下方に前記一番収容部19に一番物
を流下させる一番流板34を斜設すると共に、該一番流
板34の後端部にストローラック36を突設し、その下
方に前記二番収容部21に二番物を流下させる二番流板
37を斜設して、これらを一体的に枠組み形成してい
る。
【0013】なお上記揺動選別体18は、その前後が揺
動リンク38と支持リンク39とに着脱可能に支架させ
られている。そして以上に示す構成は従来のコンバイン
の脱穀部と同様であり、本実施形態の脱穀部1も従来と
同様の脱穀,選別,穀粒の搬送動作等を行う。そして脱
穀部1内で発生する藁屑等の塵芥は唐箕ファン16及び
排塵ファン17で形成される選別風によって排塵風路に
沿って誘導され、排塵ファン17で吸引されて排塵口3
0から脱穀機外に排出される。
【0014】一方上記チャフシーブ31は従来同様開閉
状態に応じて脱穀後の穀粒(チャフシーブ31上の処理
物)の濾過量を調整せしめて濾過する構造となってお
り、同時に開閉される多数のフィンから構成されてい
る。すなわち図2〜図4に示されるように各フィン41
の上端側が左右の側板側に軸支された支持軸42に支持
され、各フィン41が上端側を支点に揺動自在に軸支さ
れているとともに、各フィン41の下端側が前後方向の
連結板43に連結軸40を介して軸支せしめられてお
り、前記連結板43を前後移動させることで各フィン4
1が同時に上端側を支点にして揺動せしめられ、各フィ
ン41の開閉量が調節設定される。
【0015】このとき最前方のフィン41の上端側を軸
支している支持軸42(最前方の支持軸42a)には略
くの字状をなす操作アーム44の上端部分が一体的に軸
支されており、該操作アーム44を上記支持軸42aを
支点にして揺動させることで、支持軸42aが操作アー
ム44と一体的に揺動せしめられ、これに伴い最前方の
フィン41aが揺動せしめられ、これにより連結板43
を介して各フィン41が最前方のフィン41aに同期し
て開閉揺動せしめられる構造となっている。すなわち操
作アーム44と連結板43によりチャフシーブ31を開
閉させる開閉装置が構成されている。
【0016】そして上記操作アーム44における他端側
にはインナ46とアウタ47とを備えたワイヤ48にお
けるインナ46の一端が連結せしめられているととも
に、上記操作アーム44の近傍位置には側板側に取付け
られたバネ材からなる取付けアーム49が設けられてお
り、該取付けアーム49の端部側に上記ワイヤ48のア
ウタ47がナット50を介して固定せしめている。
【0017】上記構造によりワイヤ4(インナ46)
の他端を操作することで上記操作アーム44の操作、す
なわちチャフシーブ31の開閉操作を行うことが可能と
なっている。つまり上記操作アーム44はスプリングS
によりチャフシーブ31(フィン41)を閉じる方向に
付勢されており、ワイヤ4(インナ46)の引き操作
により、このワイヤ4の引き量に応じて(比例して)
操作アーム44をスプリングSの付勢力に抗して揺動さ
せ、チャフシーブ31の開閉量を調整する構造となって
いる。
【0018】このとき上記取付けアーム49は、上端側
がボルト58を介してチャフシーブ31の側板31a取
り付けられているが、取付けアーム49の上方側は下方
側に対して段状に屈曲せしめられており、下方部分を側
板31aに当接せしめると、側板31aとの間に所定の
間隙Dが形成せしめられる。これにより上端部分は側板
31aとの間にボルト58に外嵌せしめられたカラー5
9を介しており、側板31aに対してボルト5を軸心
に回動自在に軸支せしめられている。
【0019】一方取付けアーム49の下端側には側板3
1a側に突出する爪部49aが設けられており、また側
板31aには上記爪部49aの挿入が可能な長孔からな
る係合部61が複数穿設されている。そして上記取付け
アーム49をボルト58を支点にして揺動させ、爪部4
9aをいずれか一つの係合部61に係合せしめること
で、取付けアーム49の位置決めが行われる。
【0020】一方前述の排わら搬送体1は図5,図6
に示されるように回転せしめられる排わらチェーン51
と、該排わらチェーン51に対向して配される排わらレ
ール52とを備え、該排わらレール52は、排わらレー
ル52から突出せしめられた複数のロッド53が、脱穀
部機体側に設けられたホルダ54にスライド自在に軸支
されて排わらチェーン51に対して離接可能に支持せし
められている。このときホルダ54内にはスプリング5
6が設けられており、排わらレール52は該スプリング
56により排わらチェーン51側に付勢せしめられてい
る。
【0021】これにより排わら搬送体1は排稈が排わ
ら搬送体1に導入せしめられることにより、図6に示
されるように排稈によって排わらチェーン51と排わら
レール52とが押し開かれ、排稈が排わらチェーン51
と排わらレール52との間に弾力的に狭持せしめられ、
排稈は排わらチェーン51の回転駆動により排わらカッ
タ13側に搬送せしめられる。すなわち排わらレール5
2は排わらチェーン51に対して排稈の量に応じて上下
移動せしめられる。
【0022】そして上記排わらレール52における少な
くとも1つのロッド53の端部に前述のワイヤ48にお
けるインナ46が連結部57を介して連結せしめられて
いると共に、当該ロッド53が軸支せしめられているホ
ルダ54にアウタ47が固定されている。これにより上
記ロッド53が排わらレール52の排わらチェーン51
に対する離反に距離に応じてホルダ54から突出せしめ
られる長さ(突出長)が変化せしめられると、該突出長
に応じて(比例して)ワイヤ48(インナ46)が引き
操作され、チャフシーブ31の開閉量がワイヤ48の引
き量に応じて(比例せしめられ)概ねリニアに調節せし
められる。
【0023】つまり排稈量が多く排わらレール52と排
わらチェーン51との距離が大きくなる(排わらレール
52と排わらチェーン51との間の離間量が大きくな
る)とチャフシーブ31の開度が大きくなり濾過量が増
加しく、排稈量が少なく排わらレール52と排わらチェ
ーン51との距離が小さくなる(排わらレール52と排
わらチェーン51との間の離間量が小さくなる)とチャ
フシーブ31の開度が小さくなり濾過量が減少せしめら
れる。
【0024】これによりチャフシーブ31は脱穀部1側
に導入される穀稈(排稈)の量、すなわち処理物の量に
応じて濾過量が自動的に調整され、揺動選別される処理
物の量がおおむね一定となり、揺動選別の効率が保たれ
る。このときチャフシーブ31の濾過量自動調整が機械
的に行われるため、比較的構造がシンプルとなり、比較
的作動ミスが少なくなるとともに、上記チャフシーブ3
1の自動制御をより低コストで行うことができる。
【0025】また上記のように揺動アーム49を揺動せ
しめ、爪部49aを挿入せしめる係合部61を変更する
ことで揺動アーム49の側板31aに対する取付け角
度、すなわちアウタ端面の操作アーム44に対する姿勢
を変更することにより、排稈が0のとき(排わらチェー
ン51と排わらレール52が当接するとき)、すなわち
チャフシーブ31の初期開度を変更することができ、脱
穀作業開始時の濾過量を設定することができる。
【0026】すなわち上記揺動アーム49の取付け角度
変更により、チャフシーブ31上に溜める揺動選別する
処理物の量を設定することができ、この処理物の量を脱
穀処理する対象物(稲等)の条件に応じて容易に設定変
更することができ、処理物の種類(穀種)により選別精
度が悪化する等の不都合を防止することができ、様々な
種類の処理物に対して選別精度を保持することができ
る。
【0027】さらに上記操作アーム44を図7に示すよ
うにインナ46を連結せしめることができる連結孔62
を上下方向に複数設けた構造とすることで、この複数の
連結孔62により操作アーム44の揺動支点とインナ4
6の連結点との間の距離を可変せしめるインナの連結部
63を形成し、インナ46と操作アーム44との連結点
(連結孔62)から支持軸42aまでの距離、すなわち
操作アーム44によるワイヤ48の操作量を調節するこ
とができる。
【0028】これによりチャフシーブ31の最大開度を
調整することができ、脱穀部1側に導入される穀稈の
量、すなわち処理物の量に対する対応範囲がより大きく
なり、より安定した濾過量の自動調整を行うことがで
き、チャフシーブ31上に溜まり揺動選別される処理物
の量をより正確に安定させ、選別精度を保持することが
できる。
【0029】なお揺動アーム49におけるアウタ47の
固定部64も上記連結孔62に対応して複数設けること
で、連結孔62を変更してもアウタ端面の操作アーム4
4に対する姿勢が変更されることがなく、操作アーム4
4の揺動支点とインナ46の連結点との間の距離を可変
せしめても、チャフシーブ31の初期開度をほぼ一定に
保持することが可能となる。また連結孔62及び固定部
64を長孔等にすることでインナ46と操作アーム44
との連結点(連結孔62)から支持軸42aまでの距離
を無段階に変更せしめることも可能である。
【0030】すなわち爪部49aと係合部61とを備え
た取付けアーム49の揺動位置決め部、又はインナの連
結部(連結孔62)あるいはインナの連結部及びアウタ
の固定部を備えた最大開度調整部、又は該揺動位置決め
部及び最大開度調整部とから、チャフシーブ31の開度
(初期開度や最大開度等)を設定調整してチャフシーブ
の31の開度範囲を調整する範囲調整手段が構成され、
該範囲調整手段により、上記のようにチャフシーブ31
上に溜める揺動選別する処理物の量等を容易に設定変更
することや、この処理物の量を脱穀処理する処理物の種
類に応じて容易に設定変更することができ、様々な種類
の処理物に対して選別精度を保持又は向上させることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、ガイドレールの上下移動量に応じて連結具を介
してチャフシーブの開閉量が調節せしめられ、ガイドレ
ールの移動量が大きくなり処理物の量が増加するとチャ
フシーブの開度が大きくなり濾過量が増加しく、排稈量
が少なくガイドレールの移動量が小さくなるとチャフシ
ーブの開度が小さくなり濾過量が減少せしめられる。
【0032】これによりチャフシーブは脱穀部側に導入
される穀稈の量に応じて濾過量が自動的に調整され、揺
動選別される処理物の量がおおむね一定となり、揺動選
別の効率を安定して保つことができるが、特に範囲調整
手段によりチャフシーブの開度を設定変更せしめること
ができ、これにより処理物の種類(穀種)に応じてチャ
フシーブの開度を設定することができ、より幅広い処理
物に対して選別精度を向上させることができるという効
果がある。
【0033】このとき範囲調整手段により揺動部材を揺
動させることで、アーム側のアウタ端面のアームに対す
る姿勢が変更されるため、脱穀部側に導入される穀稈が
0(ガイドレールの移動量が0)の場合のチャフシーブ
の開度、すなわちチャフシーブの初期開度を変更するこ
とができ、またアームの連結部によりアームの支点軸と
インナの連結点との間の距離、すなわちワイヤの操作範
囲を調節することで、チャフシーブの最大開度を調整す
ることができるため、チャフシーブ上に溜める揺動選別
する処理物の量等を容易に設定変更することができ、こ
の処理物の量を脱穀処理する処理物の種類に応じて容易
に設定変更することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀部の側断面図である。
【図2】チャフシーブの要部断面図である。
【図3】操作アーム部分の要部平面図である。
【図4】揺動アーム部分の要部面図である。
【図5】排わらレールとチャフシーブとの連結状態を示
した側面概略図である。
【図6】排わらレールと排わらチェーンとが離反した状
態の排わらレールとチャフシーブとの連結状態を示した
側面概略図である。
【図7】他の実施形態の操作アーム部分の要部面図で
ある。
【符号の説明】 1 脱穀部 7 扱胴 31 チャフシーブ 42a 支点軸(揺動支点) 44 操作アーム(アーム) 46 インナ 47 アウタ 48 ワイヤ 49 揺動アーム(揺動部材) 52 排わらレール(ガイドレール) 63 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昇 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 中島 茂 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 渡部 高広 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B095 AA01 AA07 AA12 BA03 BB12 BB25 BB29 BB32 BB38 CA02 FA15 GA03 GB05 GB14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部(1)側に導入される穀稈の量に
    応じて開閉するガイドレール(52)と、扱胴(7)に
    より脱穀された処理物を下方に濾過せしめるチャフシー
    ブ(31)とを備え、該チャフシーブ(31)側にチャ
    フシーブ(31)を開閉せしめてチャフシーブ(31)
    の濾過量を調整せしめる開閉装置を設け、ガイドレール
    (52)の開閉量に基づいてチャフシーブ(31)の開
    閉量を変更せしめるべくガイドレール(52)と上記開
    閉装置側とを連結具を介して連結したものにおいて、上
    記開閉装置にチャフシーブ(31)の開度を設定調整す
    る範囲調整手段を設けた脱穀部における選別装置。
  2. 【請求項2】 開閉装置がアーム(44)の揺動により
    チャフシーブ(31)の開閉量を変更せしめ、連結具が
    アウタ(47)とインナ(46)を備えたワイヤ(4
    8)からなり、インナ(46)がアーム(44)及びガ
    イドレール(52)に連結せしめられ、範囲調整手段が
    脱穀部(1)側に揺動可能に取り付けられた揺動部材
    (49)を備え、該揺動部材(49)の揺動端側にアー
    ム(44)側のアウタ(47)が固定せしめられた請求
    項1の脱穀部における選別装置。
  3. 【請求項3】 範囲調整手段が、アーム(44)に形成
    せしめられ、該アーム(44)の揺動支点(42a)と
    インナ(46)の連結点との間の距離を可変せしめるイ
    ンナの連結部(63)を備えた請求項1又は2の脱穀部
    における選別装置。
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