JP2001268348A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001268348A
JP2001268348A JP2000073344A JP2000073344A JP2001268348A JP 2001268348 A JP2001268348 A JP 2001268348A JP 2000073344 A JP2000073344 A JP 2000073344A JP 2000073344 A JP2000073344 A JP 2000073344A JP 2001268348 A JP2001268348 A JP 2001268348A
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JP2000073344A
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English (en)
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Etsuro Yamazaki
悦郎 山崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字画像か疑似階調画像かに応じて自動的に
スムージング処理、未処理のいずれのデータを使用する
かの切り替えを行う。 【解決手段】 スムージングロジック12によりスムー
ジングデータpを作成する。また、変化点カウンタ14
は、入力ラインデータの白→黒、黒→白の変化点をカウ
ントし、比較器15はそのカウント値を所定の疑似階調
判定閾値と比較する。そして、セレクタ13を制御して
カウント値が前記閾値以上のときは参照ラインデータを
出力し、カウント値が前記閾値未満のときは未処理のデ
ータを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたライン
データに対して解像度変換を行う際に、画像が文字画像
か疑似階調画像かに応じてスムージング処理を施したデ
ータ、あるいは当該処理を施さなかったデータの選択
を、自動的に行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ等の印刷装置におい
て、実際に印刷を行うときの解像度である装置解像度に
比べて、印刷すべき印刷データのデータ解像度が低い場
合、データ解像度を装置解像度に等しいレベルまで高め
るように解像度変換を行う場合がある。
【0003】このような解像度変換としては、元データ
を単純に拡張(コピー)してこれを印刷データとする方
法と、印刷品質を高めるようにスムージングと呼ばれる
処理を行って補間用のデータを作成して解像度変換を行
う方法とがある。
【0004】この後者のスムージング処理では、印刷品
質が解像度の低い元データの文字などがジャギーのない
見栄えの良いものとなる反面、画像が誤差拡散等の疑似
階調画像の場合、階調を構成するドット形状が崩れ質感
が低下したり、孤立した白/黒ドットのつぶれによるコ
ントラストの変質が生じたりしてしまうことがある。
【0005】従って、誤差拡散等の疑似階調画像の解像
度変換には、スムージング等の処理を行わずに、単純に
印刷元データを拡張(コピー)したデータを使用する前
者の方法を用いた方が好ましい。
【0006】従来の印刷装置では、ユーザが印刷データ
の種類によって印刷装置を設定したり、またはこれを制
御するコンピュータのソフトウェアを設定したりするこ
とにより、スムージング処理のON/OFFを決定して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の印刷装置では、ユーザがいちいち印刷画像デ
ータを確認して機器の設定を変更するので、煩雑とな
る。また、ファクシミリに備えられた印刷装置等では、
ユーザは受信画像データを印刷前に確認することができ
ず、どちらに設定するか判別がつかない。
【0008】さらに、1つの印刷データの中に疑似階調
画像と文字画像が混在する場合などは、どちらの印刷品
質を犠牲にせざるを得ないという不都合があった。従っ
て、スムージング処理、未処理のいずれのデータを使用
するかの切り替えを、ユーザが手動で行うのではなく、
自動的に行えるようにすることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】〈構成1〉請求項1の発
明に係る印刷装置は、ライン毎に印刷を行うものであっ
て、入力されたラインデータに対して解像度を変換する
際に、画像が文字画像か疑似階調画像かに応じてスムー
ジング処理を施したデータ及び当該処理を施さなかった
データのうちいずれか一方を印刷データとして選択する
印刷装置において、現ラインの1つ前のラインを参照ラ
インとして、当該参照ラインのデータと現ラインのデー
タとの間でスムージング処理を施した補間データを作成
する補間データ作成手段と、解像度を変換する前の所定
ラインデータのデータ解像度を検出するデータ解像度検
出手段と、該データ解像度検出手段により検出されたデ
ータ解像度を所定閾値と比較して文字画像か疑似階調画
像かを判定する画像判定手段と、該画像判定手段により
文字画像と判定されたときは補間データ作成手段によっ
て作成された補間データを出力し、疑似階調画像と判定
されたときは参照ラインのデータを印刷データとして選
択するデータ選択手段と、を備えるようにした。
【0010】〈構成2〉請求項2の発明に係る印刷装置
では、入力されたラインデータを1画素ずつシフトして
格納するラインバッファを備え、前記補間データ作成手
段は、ラインバッファへ入力されるラインデータを現ラ
インのデータ、ラインバッファから出力されるラインデ
ータを参照ラインのデータとして補間データを作成する
ように構成されている。
【0011】〈構成3〉請求項3の発明に係る印刷装置
では、前記データ解像度検出手段が、データ解像度とし
て、現ラインのラインデータが1画素ずつラインバッフ
ァに入力されるときにライン中の画素値が変化する変化
数を検出し、前記画像判定手段が、データ解像度検出手
段によって検出された画素値の変化数に基づいて1ライ
ン毎にデータ解像度の判定を行い、前記データ選択手段
は、画像判定手段の判定結果に基づいて1ライン毎に、
現ライン又は補間データを選択出力するように構成され
ている。
【0012】〈構成4〉請求項4の発明に係る印刷装置
では、前記データ解像度検出手段が、現ラインのライン
データが1画素ずつラインバッファに入力されるときに
画素値が変化する変化点から次の変化点までのラン長を
検出して1ライン中のラン長の積算値をデータ解像度と
し、前記画像判定手段が、データ解像度検出手段によっ
て検出されたラン長の積算値に基づいて1ライン毎にデ
ータ解像度の判定を行い、前記データ選択手段は、画像
判定手段による判定結果に基づいて1ライン毎に、参照
ラインのデータ又は補間データを選択出力するように構
成されている。
【0013】〈構成5〉請求項5の発明に係る印刷装置
では、前記データ解像度検出手段が、データ解像度とし
て、ラインバッファに格納されている各画素のうち所定
画素に着目して、当該着目画素周辺の所定範囲において
画素値が変化する周辺変化点の数を検出し、前記画像判
定手段が、データ解像度検出手段によって検出された所
定範囲の周辺変化点の数に基づいて、着目した現ライン
の画素毎にデータ解像度の判定を行い、前記データ選択
手段が、画像判定手段による判定結果に基づいて画素毎
に、参照ラインのデータ又は補間データを選択出力する
ように構成されている。
【0014】〈構成6〉請求項6の発明に係る印刷装置
では、1ライン分のラインデータを1画素ずつシフトし
て格納する複数のラインバッファを順次接続し、前記補
間データ作成手段が、着目した現ラインバッファに格納
されたデータを現ラインのデータ、その1つ前のライン
バッファに格納されたデータを、参照ラインのデータと
して補間データを作成し、前記データ解像度検出手段
が、データ解像度として、複数のラインバッファに格納
されている各画素の値がライン方向及び各ライン間の所
定範囲において変化する周辺変化点の数を検出し、前記
画像判定手段が、データ解像度検出手段によって検出さ
れた周辺変化点の数に基づいて現ラインの画素毎にデー
タ解像度の判定を行い、前記データ選択手段が、画像判
定手段による判定結果に基づいて画素毎に、参照ライン
のデータ又は補間データを選択出力するように構成され
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉具体例1は、入力ラインデータの白から
黒、または黒から白に変化する変化点の数をカウント
し、このカウント値に基づいて入力画像がキャラクタベ
ース画像か疑似階調画像かを判定し、スムージング処
理、未処理のいずれのデータを使用するかを切り替える
ようにしたものである。
【0016】尚、具体例1では、ラスタ・スキャン型の
解像度Nライン/mmのプリンタに、スムージングを利
用して(N/2ライン)/mmの元画像データを印刷す
る場合を例にして説明する。但し、印刷装置としては、
このようなプリンタに限られるものではなく、ファック
ス等にも適用できる。
【0017】図1は、具体例1の構成を示すブロック図
である。具体例1の印刷装置は、1ラインバッファ11
と、スムージングロジック12と、セレクタ13と、変
化点カウンタ14と、比較器15と、を備えて構成され
ている。
【0018】1ラインバッファ11は、1ライン分の入
力ラインデータを格納するものであり、シフトレジスタ
によって構成されている。
【0019】スムージングロジック12は、スムージン
グデータpを作成するための補間データ作成手段であ
る。具体例1では、2組の3ビットシフトレジスタ(a
bc&def)によって構成されている。
【0020】このスムージングロジック12のシフトレ
ジスタa〜cには、1ラインバッファ11から出力され
たラインデータを参照ラインデータとして、その各画素
の値が順次入力され、シフトレジスタd〜fには、入力
ラインデータの各画素の値が順次入力される。スムージ
ングデータpは次の論理式を用いて作成される。 p=b*((a*c)+d+e+f)+a*e*f+c
*d*e この論理式において、例えば、入力ラインデータのう
ち、画素値「1」が3つ並んだときは、この論理式の第
3項(c*d*e)によりp=1が作成される。このよ
うに、参照ラインデータ及び入力ラインデータのパター
ンに応じてスムージングデータpが作成される。
【0021】変化点カウンタ14は、入力ラインデータ
の白から黒又は黒から白へ変化するときの変化点を検出
してカウントするデータ解像度検出手段である。このカ
ウント値は、次のラインの入力終了時まで保持される。
【0022】比較器15は、変化点カウンタ14のカウ
ント値を、あらかじめ設定された疑似階調判定閾値と比
較することにより真偽判定を行う画像判定手段である。
この疑似階調判定閾値は、キャラクタベース画像か疑似
階調画像とを判別するための閾値である。即ち、キャラ
クタベース画像では、変化点の数が少ないのに対して、
疑似階調画像では、変化点の数が多くなる。従って、こ
の疑似階調判定閾値をうまく設定し、変化点カウンタ1
4のカウント値をこの疑似階調判定閾値と比較すること
により、キャラクタベース画像と疑似階調画像とを判別
することができる。この疑似階調判定閾値は装置に応じ
て予め設定された値である。比較器15は、この疑似階
調判定閾値をWとして、(W≦カウント値)のとき、真
と判定し、(W>カウント値)のとき、偽と判定する。
【0023】セレクタ13は、比較器15の判定結果に
応じて参照ラインデータ又はスムージングロジック12
によって作成されたスムージングデータを印刷ラインデ
ータとして選択出力するデータ選択手段であり、比較器
15によって真と判定されたときは、参照ラインデータ
を印刷ラインデータとして選択し、偽と判定されたとき
は、スムージングデータを印刷ラインデータとして選択
する。
【0024】〈動作〉次に具体例1の動作を説明する。
図2は具体例1の動作を示す説明図である。尚、図中
〜は、動作順序を示す各ステップを示す。
【0025】まず、最初は、変化点カウンタ14及びス
ムージングロジック12をクリアしてを実行する。
では、1ラインバッファ11を初期化するため、1ライ
ン分の入力ラインデータAを1ラインバッファ11に入
力する。尚、ここでは、この入力ラインデータAが印刷
ラインデータとして出力されないようにしておく。
【0026】では、にて入力したのと同じラインデ
ータAを再度、1ラインバッファ11に入力する。変化
点カウンタ14では、この入力ラインデータAの白から
黒又は黒から白へ変化する変化点の数がカウントされ、
このカウント値がラインデータAの入力終了時に変化点
カウンタ14によってラッチされる。
【0027】また、ラインデータAを再度、1ラインバ
ッファ11に入力することにより、1ラインバッファ1
1に格納されたラインデータAが1ラインバッファ11
から出力される。スムージングロジック12では、この
1ラインバッファ11から出力されたラインデータAを
参照ラインデータとしてスムージングデータpが作成さ
れる。
【0028】このとき、参照ラインデータと入力ライン
データとでは、同じラインデータAとなるため、作成さ
れるスムージングデータpは、シフトレジスタbと同じ
値になり、セレクタ13には、同じ値のデータが入力さ
れる。従って、比較器15の出力が真であっても偽であ
ってもセレクタ13からはラインデータAが出力データ
として出力される。
【0029】では、ラインデータBが1ラインバッフ
ァ11に入力される。このラインデータBの入力によ
り、1ラインバッファ11のラインデータAは1ライン
バッファ11から出力される。
【0030】スムージングロジック12では、この1ラ
インバッファ11から出力されたラインデータAを参照
ラインデータとしてラインデータA,Bの間でスムージ
ングデータpが作成される。
【0031】また、比較器15では、変化点カウンタ1
4によってラッチされたカウント値が疑似階調判定閾値
Wと比較される。このときのカウント値をXとして、X
<Wの場合、比較器15により偽、即ち、入力ラインデ
ータの画像がキャラクタベース画像と判定される。この
偽判定により、スムージングロジック12によって作成
されたスムージングデータpがセレクタ13から選択出
力される。従って、〜により、元の画像データの1
ライン分のデータが2ライン分のデータに変換されたこ
とになる。
【0032】では、続いてラインデータBが1ライン
バッファ11に入力される。このラインデータBの変化
点は変化点カウンタ14によってカウントされ、そのカ
ウント値はラインデータBの入力終了時にラッチされ
る。
【0033】では、ラインデータCが1ラインバッフ
ァ11に入力される。このラインデータCの入力によ
り、と同様に1ラインバッファ11に格納されていた
ラインデータBが1ラインバッファ11から出力され
る。
【0034】スムージングロジック12では、この1ラ
インバッファ11から出力されたラインデータBを参照
ラインデータとしてラインデータB、Cの間でスムージ
ングデータpが作成される。
【0035】一方、変化点カウンタ14にラッチされた
カウント値をYとして、このカウント値Yは、比較器1
5により疑似階調判定閾値Wと比較される。Y>Wの場
合、比較器15により真、即ち、入力ラインデータの画
像が疑似階調画像と判定される。この真判定により、セ
レクタ13からは参照ラインデータであるラインデータ
Bが選択出力される。
【0036】では、,と同様に、ラインデータC
が1ラインバッファ11に入力される。このラインデー
タCの変化点の数は変化点カウンタ14によってカウン
トされ、そのカウント値はラインデータCの入力終了時
にラッチされる。
【0037】では、ラインデータDが1ラインバッフ
ァ11に入力され、1ラインバッファ11に格納されて
いたラインデータCが1ラインバッファ11から出力さ
れる。スムージングロジック12では、1ラインバッフ
ァ11から出力されたラインデータCを参照ラインデー
タとしてラインデータC,Dの間でスムージングデータ
pが作成される。
【0038】また、比較器15では、変化点カウンタ1
4によってラッチされたカウント値Zが疑似階調判定閾
値Wと比較される。このときのカウント値をZして、Z
<Wの場合、比較器15により偽と判定され、この偽判
定によりセレクタ13からスムージングデータpが選択
出力される。
【0039】〈具体例1の効果〉以上、説明したように
具体例1によれば、入力ラインデータの白から黒、又は
黒から白への変化点を検出し、この変化点の数をデータ
解像度としてそのカウント値を疑似階調判定閾値と比較
し、比較結果に応じてスムージング処理、未処理のデー
タのいずれを使用するかを切り替えるようにしたので、
このような切り替えを自動的に行うことができる。
【0040】従って、ユーザに負担をかけることなく、
キャラクタベース画像か疑似階調画像かに応じてこのよ
うな切り替えを行うことができ、ファクシミリに備えら
れた印刷装置等のように、ユーザが受信画像データを判
別しなくてもよく、適切な印刷品質が期待できる。
【0041】尚、具体例1では、専用のハードウェアに
よって構成したが、これに限られるものではなく、プロ
グラム化されたCPUによって構成することもできる。
また、具体例1では、ライン単位、あるいは2次元領域
で自動的に切り替えるようにしたが、ページメモリを用
い、このような切り替えをページ単位で実現できること
は言うまでもない。
【0042】〈具体例2〉具体例2は、データ解像度検
出手段として、白ラン又は黒ランを検出するための短ラ
ン検出積算器を備えるようにしたものである。
【0043】図3は、具体例2の構成を示すブロック図
である。図3に示すように、具体例2では、具体例1の
変化点カウンタ14の代わりに短ラン検出積算器21を
備えている。
【0044】図4は、具体例2の短ラン検出積算器21
の構成を示すブロック図である。具体例2の短ラン検出
積算器21は、変化点検出器22と、ランレングスカウ
ンタ23と、データラッチ24,25と、変換テーブル
26と、加算器27と、を備えて構成されている。
【0045】変化点検出器22は、入力ラインデータ中
の白から黒または黒から白へ変化する変化点を検出する
ものである。ランレングスカウンタ23は、変化点から
変化点までの画素数をカウントするカウンタであり、カ
ウント値は変化点検出毎にクリアされる。
【0046】データラッチ24は、ランレングスカウン
タ23のカウント値を変化点ごとにラッチするものであ
る。変換テーブル26は、変化点から変化点までの画素
数(ランレングス)を、重み付け定数に変換するための
テーブルであり、ROMまたはRAMによって構成され
ている。
【0047】図5は、変換テーブル26の説明図であ
る。この図に示すように、入力データ0〜5に対して重
み付けをする順に重み付け定数A,B,C,1,0,0
が対応付けられている。
【0048】加算器27は、変換テーブル26から出力
された値を1ライン分積算するものである。データラッ
チ25は、加算器27から出力された加算値を一時格納
しておくものである。尚、具体例1と同一要素について
は同一符号を付して説明を省略する。
【0049】〈動作〉次に具体例2の動作を説明する。
まず、最初に初期化が行われ、ランレングスカウンタ2
3、データラッチ24,25がクリアされる。
【0050】ラインデータが入力されたとき、変化点検
出器22によって変化点が検出され、この変化点と次の
変化点の間の画素数がランレングスカウンタ23によっ
てカウントされる。
【0051】このカウント値は、変化点毎にデータラッ
チ24によってラッチされ、ランレングスカウンタ23
がクリアされる。データラッチ24によってラッチされ
たカウント値は(画素数−1)となる。即ち、白・黒の
単独画素のときはカウント値が0となり、2画素連続の
ときはカウント値が1となる。
【0052】このラッチされたカウント値は、変換テー
ブル26によってデータ変換される。この変換テーブル
26を参照することにより瞬時にデータ変換される。変
換データは加算器27に入力される。加算器27では、
変換データとデータラッチ25に保存されたこれまでの
積算結果との値が加算され、この加算結果が再びデータ
ラッチ25に保存される。
【0053】そして、1ラインデータについての処理を
した後、データラッチ25に保存されたこの値は、比較
器15に出力される。そして、具体例1と同様に疑似階
調判定閾値と比較されてキャラクタベース画像か疑似階
調画像かの判定が行われ、この判定結果に基づいてセレ
クタ13が切り替えられ、スムージング処理によるデー
タ又は未処理のデータが印刷ラインデータとしてセレク
タ13から選択出力される。
【0054】〈具体例2の効果〉以上、説明したように
具体例2によれば、印刷元データのライン方向に黒ラン
白ランのラン長を検出し、このラン長の積算値をデータ
解像度としてキャラクタベース画像か疑似階調画像かを
判定し、スムージング処理、未処理のデータのいずれを
使用するかを切り替えるようにしたので、このような切
り替えを、キャラクタベース画像か疑似階調画像かに応
じてユーザに負担をかけることなく自動的に行える。
【0055】また、キャラクタベース画像か疑似階調画
像かの判定を、変化点の数に基づいて行うよりは、ラン
長の積算値に基づいて行った方がより高精度に行うこと
ができ、切り替えをライン単位で高精度に行うことがで
き、適切な印刷品質が期待できる。
【0056】尚、具体例2では、黒ラン、白ラン両方の
ランを検出するようにしたが、これに限られるものでは
なく、黒ランまたは白ランのみを検出してもデータの切
り替えを行うことが可能であるのは言うまでもない。
【0057】〈具体例3〉具体例3は、ラインデータの
ライン方向(主走査方向)のデータ解像度も検出できる
ようにしたものである。
【0058】図6は、具体例3の構成を示すブロック図
である。具体例3では、具体例1の変化点カウンタ14
の代わりに、1ラインバッファ11から出力されたライ
ンデータを入力し、そのライン方向のデータ解像度を検
出する周辺変化点検出器31を備えて構成されている。
【0059】この周辺変化点検出器31は1ラインバッ
ファ11から出力されたラインデータを入力し、そのラ
イン方向のデータ解像度を検出するものである。また、
スムージングロジック12は、それぞれ4ビットシフト
レジスタ32−1,32−2を介して入力ラインデー
タ、1ラインバッファ11から出力されたデータを入力
するように構成されている。
【0060】図7は、この周辺変化点検出器31の構成
を示すブロック図である。この周辺変化点検出器31
は、フリップフロップ33−1〜33−10と、EXO
Rゲート34−1〜34−10と、加算器35と、を備
えている。このフリップフロップ33−1〜33−10
を直列に接続することにより10ビットシフトレジスタ
が構成され、このシフトレジスタは、画素転送クロック
を入力する毎にラインデータをシフトする。
【0061】EXORゲート34−1〜34−10は、
それぞれフリップフロップ33−1〜33−10の出力
Qと入力ラインデータとの排他的論理和演算を行い、各
EXORゲート34−1〜34−10の出力が加算器3
5によって加算されるように構成されている。
【0062】具体例3では、ライン上の出力データのド
ット位置を周辺変化点検出器31の検出範囲の中央位置
とするための4ビットシフトレジスタが備えられ、それ
ぞれ、入力ラインデータが4ビットシフトレジスタを介
してスムージングロジック12のレジスタdに入力さ
れ、1ラインバッファの出力が4ビットシフトレジスタ
を介してスムージングロジック12のレジスタaに入力
されるように構成されている。
【0063】尚、周辺変化点検出器31のシフトレジス
タのビット数をNとすると、N/2−1(スムージング
ロジック12のシフトレジスタの遅延)ビットのシフト
レジスタが必要となる。また、具体例1と同一要素につ
いては同一符号を付して説明を省略する。
【0064】〈動作〉次に具体例3の動作を説明する。
周辺変化点検出器31は最初に初期化され、周辺変化点
検出器31の10ビットシフトレジスタの内容はクリア
される。 初期化後、ラインデータが周辺変化点検出器31に入力
される。
【0065】入力されたデータは、順次、フリップフロ
ップ33−1〜33−10に転送され、EXORゲート
34−1〜34−10により、それぞれ隣接した画素の
値の相違が求められる。 隣接画素の値の相違は、画素値が1ドット入力される毎
に求められ、11画素についての比較結果が瞬時に加算
器35によって加算され、10ビットの範囲でこの相違
数がデータ解像度として集計される。
【0066】この集計結果は、比較器15に出力され、
具体例1と同様に疑似階調判定閾値と比較され、入力ラ
インデータの画像がキャラクタベース画像か疑似階調画
像かの判定が行われる。そして、この判定結果に基づい
てセレクタ13が切り替えられ、スムージング処理によ
るデータ又は未処理のデータが印刷ラインデータとして
セレクタ13から選択出力される。
【0067】〈具体例3の効果〉以上、説明したように
具体例3によれば、隣接画素の値の所定範囲の相違数を
検出し、この相違数をデータ解像度としてキャラクタベ
ース画像か疑似階調画像かを判定し、スムージング処
理、未処理のデータのいずれを使用するかを切り替える
ようにしたので、ラインと直角方向だけでなく、ライン
方向の2次元範囲でキャラクタベース画像か疑似階調画
像かに応じてこのような切り替えをユーザに負担をかけ
ることなく自動的に、しかも高精度にこのような切り替
えを行うことができる。
【0068】従って、1ライン中にキャラクタベース画
像と疑似階調画像が混在している場合でも、このような
自動切り替えを行うことができ、適切な印刷品質が期待
できる。尚、具体例3では、1ライン中のデータ解像度
を検出する範囲として10ビットとしたが、これに限ら
れるものではない。
【0069】〈具体例4〉具体例4は、ライン方向及び
複数のラインにわたってデータ解像度を検出するように
したものである。
【0070】図8は、具体例4の構成を示すブロック図
である。具体例4では、4つの1ラインバッファ41−
1〜41−4を備え、それぞれ各1ラインバッファ41
−1〜41−4の出力値が周辺変化点検出器42に入力
されるように構成されている。
【0071】図9は具体例4の周辺変化点検出器42の
構成を示すブロック図である。具体例4の周辺変化点検
出器42は、フリップフロップ44−1〜44−20
と、EXORゲート45−1〜45−40と、加算器4
6と、を備えている。
【0072】このフリップフロップ44−1〜44−2
0により5組の4ビットシフトレジスタが構成され、各
シフトレジスタは、それぞれ1ラインバッファ41−1
〜41−4からラインデータを入力し、このラインデー
タをシフトする。
【0073】EXORゲート45−1〜45−40は、
フリップフロップ44−1〜44−20によってシフト
された1ライン上のデータ及び隣接したラインのデータ
に対して排他的論理和演算を行う。これにより、5×5
画素ブロック単位で縦横方向に隣接する画素の値の相
違、即ち、周辺変化点が検出される。
【0074】加算器46は、各EXORゲート45−1
〜45−40から出力された隣接画素値の相違数を集計
する。尚、具体例1と同一要素については同一符号を付
して説明を省略する。
【0075】〈動作〉次に具体例4の動作を説明する。
周辺変化点検出器42は初期化され、1シフトレジスタ
の内容はクリアされる。初期化後、ラインデータが入力
される。
【0076】ラインデータが入力されたとき、入力され
たラインデータは、1ラインバッファ41−1、41−
2、41−3、41−4に順次転送され、周辺変化点検
出器42のEXORゲート45−1〜45−40によっ
て隣接した画素の値の差が求められる。
【0077】この隣接画素の値の差は、1ドット入力さ
れる度に求められ、5×5画素についての比較結果が加
算器46によって瞬時に集計される。この集計結果は比
較器15に入力され、具体例1と同様に疑似階調判定閾
値と比較されて入力ラインデータの画像がキャラクタデ
ータ画像か疑似階調画像かの判定が行われ、この判定結
果に基づいてセレクタ13が切り替えられ、スムージン
グ処理によるデータ又は未処理のデータが印刷ラインデ
ータとしてセレクタ13から選択出力される。
【0078】〈具体例4の効果〉以上、説明したように
具体例4によれば、印刷元データのライン方向及びこの
ラインと垂直方向において周辺変化点を検出し、この周
辺変化点の数をデータ解像度としてキャラクタベース画
像か疑似階調画像かを判定し、スムージング処理、未処
理のデータのいずれを使用するかを切り替えるようにし
たので、キャラクタベース画像と疑似階調画像が2次元
範囲で混在している場合でも、このような切り替えをユ
ーザに負担をかけることなく自動的に、かつ高精度に行
うことができ、適切な印刷品質が期待できる。尚、具体
例4では、5×5画素ブロック単位で周辺変化点を検出
するようにしたが、この変化点の検出範囲は、これに限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の構成を示すブロック図である。
【図2】具体例1の動作を示す説明図である。
【図3】具体例2の構成を示すブロック図である。
【図4】具体例2の短ラン検出積算器の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】具体例2の変換テーブルの説明図である。
【図6】具体例3の構成を示すブロック図である。
【図7】具体例3の周辺変化点検出器の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】具体例4の構成を示すブロック図である。
【図9】具体例4の周辺変化点検出器の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11 1ラインバッファ 12 スムージングロジック 13 セレクタ 14 変化点カウンタ 15 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C062 AA24 5B057 AA11 CA02 CA07 CA12 CA16 CB02 CB07 CB12 CB16 CC02 CD06 CE05 CH18 DA20 DB02 DB05 DB08 DC30 5C076 AA21 AA32 BA02 BA03 BA08 BB04 BB13 5C077 LL05 LL19 MP05 MP06 PP02 PP20 PP27 PP28 PP48 PP61 PP68 PQ08 PQ17 PQ20 PQ24 RR19 TT02 9A001 BB03 BB04 EE02 GG14 HH23 HH24 JJ35 KK42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン毎に印刷を行うものであって、入
    力されたラインデータに対して解像度を変換する際に、
    画像が文字画像か疑似階調画像かに応じてスムージング
    処理を施したデータ及び当該処理を施さなかったデータ
    のうちいずれか一方を印刷データとして選択する印刷装
    置において、 現ラインの1つ前のラインを参照ラインとして、当該参
    照ラインのデータと現ラインのデータとの間でスムージ
    ング処理を施した補間データを作成する補間データ作成
    手段と、 解像度を変換する前の所定ラインデータのデータ解像度
    を検出するデータ解像度検出手段と、 該データ解像度検出手段により検出されたデータ解像度
    を所定閾値と比較して文字画像か疑似階調画像かを判定
    する画像判定手段と、 該画像判定手段により文字画像と判定されたときは補間
    データ作成手段によって作成された補間データを出力
    し、疑似階調画像と判定されたときは参照ラインのデー
    タを印刷データとして選択するデータ選択手段と、を備
    えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 入力されたラインデータを1画素ずつシ
    フトして格納するラインバッファを備え、 前記補間データ作成手段は、ラインバッファへ入力され
    るラインデータを現ラインのデータ、ラインバッファか
    ら出力されるラインデータを参照ラインのデータとして
    補間データを作成するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記データ解像度検出手段は、データ解
    像度として、現ラインのラインデータが1画素ずつライ
    ンバッファに入力されるときにライン中の画素値が変化
    する変化数を検出し、 前記画像判定手段は、データ解像度検出手段によって検
    出された画素値の変化数に基づいて1ライン毎にデータ
    解像度の判定を行い、 前記データ選択手段は、画像判定手段の判定結果に基づ
    いて1ライン毎に、現ライン又は補間データを選択出力
    するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記データ解像度検出手段は、現ライン
    のラインデータが1画素ずつラインバッファに入力され
    るときに画素値が変化する変化点から次の変化点までの
    ラン長を検出して1ライン中のラン長の積算値をデータ
    解像度とし、 前記画像判定手段は、データ解像度検出手段によって検
    出されたラン長の積算値に基づいて1ライン毎にデータ
    解像度の判定を行い、 前記データ選択手段は、画像判定手段による判定結果に
    基づいて1ライン毎に、参照ラインのデータ又は補間デ
    ータを選択出力するように構成されたことを特徴とする
    請求項2に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記データ解像度検出手段は、データ解
    像度として、ラインバッファに格納されている各画素の
    うち所定画素に着目して、当該着目画素周辺の所定範囲
    において画素値が変化する周辺変化点の数を検出し、 前記画像判定手段は、データ解像度検出手段によって検
    出された所定範囲の周辺変化点の数に基づいて、着目し
    た現ラインの画素毎にデータ解像度の判定を行い、 前記データ選択手段は、画像判定手段による判定結果に
    基づいて画素毎に、参照ラインのデータ又は補間データ
    を選択出力するように構成されたことを特徴とする請求
    項2に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 1ライン分のラインデータを1画素ずつ
    シフトして格納する複数のラインバッファを順次接続
    し、 前記補間データ作成手段は、着目した現ラインバッファ
    に格納されたデータを現ラインのデータ、その1つ前の
    ラインバッファに格納されたデータを、参照ラインのデ
    ータとして補間データを作成し、 前記データ解像度検出手段は、データ解像度として、複
    数のラインバッファに格納されている各画素の値がライ
    ン方向及び各ライン間の所定範囲において変化する周辺
    変化点の数を検出し、 前記画像判定手段は、データ解像度検出手段によって検
    出された周辺変化点の数に基づいて現ラインの画素毎に
    データ解像度の判定を行い、 前記データ選択手段は、画像判定手段による判定結果に
    基づいて画素毎に、参照ラインのデータ又は補間データ
    を選択出力するように構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7633650B2 (en) 2003-08-08 2009-12-15 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for processing binary image produced by error diffusion according to character or line drawing detection

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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