JP2001267515A - 強誘電体メモリ素子 - Google Patents

強誘電体メモリ素子

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JP2001267515A JP2000074194A JP2000074194A JP2001267515A JP 2001267515 A JP2001267515 A JP 2001267515A JP 2000074194 A JP2000074194 A JP 2000074194A JP 2000074194 A JP2000074194 A JP 2000074194A JP 2001267515 A JP2001267515 A JP 2001267515A
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Hiroshi Miyazawa
弘 宮澤
Setsuya Iwashita
節也 岩下
Amamitsu Higuchi
天光 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体メモリ素子の記録密度を高めるため
に、メモリ機能の多値化を実現するための素子構造を提
供すること。 【解決手段】ともに強誘電体からなる第1の記録層11
1と第2の記録層133を絶縁体層122をはさんで積
層し、前記第1の記録層と前記第2の記録層において互
いに独立な分極モーメントに関するヒステリシス機能を
持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多値記録を可能にす
る強誘電体メモリ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PbZr1-xTixO3(PZT)やSrBi2Ta2O
9(SBT)に代表されるペロブスカイトタイプの遷移金属酸
化物からなる強誘電体が、大容量で低消費電力を実現し
た不揮発性メモリ素子の材料として実用化されようとし
ている。例えばPtからなる下部電極の上にゾル-ゲル法
にて厚み200nm程度のPZTを形成し、更に上部電極として
Ptからなる上部電極を形成した構造が、一般的な強誘電
体メモリ素子として知られている。電極としてはメモリ
素子としての耐久性の観点からRuO2、IrO2、SrRuO3、(L
aSr)CoO3などの導電性酸化物を用いることも提案されて
いる(中村孝 応用物理 第67巻p.1263 1998 )(奥田律一
ら 第60回応用物理学会講演予稿集2p-A-14 1999)。
【0003】また川合知二らが提案しているように、異
なった格子定数をもつ絶縁体を組み合わせ超格子構造を
とることで、格子定数を調節し系としての強誘電特性を
向上させる試みがなされている(強誘電体薄膜の基礎と
応用 第17回応用物理学会スクール p.17 1995)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら強誘電体メモリ
素子はいずれ高集積化が進み、メモリチップ単体とし
て、あるいはロジック・メモリ混載型の集積回路に組み
込まれる形として、SRAMやDRAMと競合する日がくるはず
である。その時、強誘電体メモリに要求される最も厳し
い条件は、すでにDRAMで実用化されているメモリー素子
としての多値化技術を実現することである。メモリ素子
としての高速応答性、低消費電力性、高信頼性に関して
は、強誘電体メモリは今でもすでに十分にDRAMに勝ち得
るレベルにある(上本康祐 応用物理 第67巻p.1257 1998
)。しかし残念ながら現在までのところ強誘電体メモリ
を多値化することに関する有力な技術は存在しない。
【0005】そこで本発明は、多値記録を可能にする強
誘電体メモリ素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記構
成になる強誘電体メモリ素子を提供する。 (1)絶縁体基板上に、第1の金属層、第1の記録層、
第2の金属層、絶縁層、第3の金属層、第2の記録層、
第4の金属層の順に積層しなり、前記第1の記録層と前
記第2の記録層は強誘電性を示す絶縁体からなり、前記
絶縁層は常誘電性を示す絶縁体からなることを特徴とす
る強誘電体メモリ素子。 (2)上記(1)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層と第2の金属層の間に電位差V1を生じさせ、前
記電位差V1の符号を反転させることで第1の記録層の分
極モーメントの方向を反転させ、かつ、第3の金属層と
第4の金属層の間に電位差V2を生じさせ、前記電位差V2
の符号を変えることで、第2の記録層の分極モーメント
の方向を反転させ、前記記録層1と前記記録層2の両者
を合わせて多値記録を行うことを特徴とする強誘電体メ
モリ素子。 (3)上記(1)の強誘電体メモリ素子において、第4
の金属層の上に多層薄膜からなるユニットを一つ以上積
層してなり、前記ユニットは絶縁層A、金属層B、記録層
C、金属層Dの順に積層してなり、前記記録層Cは強誘電
性を示す絶縁体からなり、前記絶縁層Aは常誘電性を示
す絶縁体からなることなることを特徴とする強誘電体メ
モリ素子。 (4)上記(3)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層と第2の金属層の間に電位差V1を生じさせ、前
記電位差V1の符号を反転させることで第1の記録層の分
極モーメントの方向を反転させ、かつ、第3の金属層と
第4の金属層の間に電位差V2を生じさせ、前記電位差V2
の符号を変えることで第2の記録層の分極モーメントの
方向を反転させ、かつ、金属層Bと金属層Dの間に電位差
V0を生じさせ、前記電位差V0の符号を変えることで、記
録層Cの分極モーメントの方向を反転させ、前記記録層
1と前記記録層2、前記記録層Cを合わせて多値記録を
行うことを特徴とする強誘電体メモリ素子。 (5)上記(1)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層、第1の記録層、第2の金属層、絶縁層、第3
の金属層、第2の記録層、第4の金属層は順にエピタキ
シャル成長によって形成されることを特徴とする強誘電
体メモリ素子。 (6)上記(1)の強誘電体メモリ素子においては、第
1の金属層と第2の金属層はペロブスカイト酸化物から
なり、第1の記録層と第2の記録層は強誘電性を示すペ
ロブスカイト酸化物からなり、絶縁層はペロブスカイト
酸化物からなることを特徴とする強誘電体メモリ素子。 (7)上記(1)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層と第2の金属層はペロブスカイト酸化物である
SrRuO3からなり、第1の記録層と第2の記録層はペロブ
スカイト酸化物である(Sr1-xBax)TiO3からなり(0.8≦x
≦1.0をみたす)、絶縁層はSrTiO3からなることを特徴
とする強誘電体メモリ素子。 (8)上記(3)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層、第1の記録層、第2の金属層、絶縁層、第3
の金属層、第2の記録層、第4の金属層は順にエピタキ
シャル成長によって形成され、かつ、前記ユニット内の
多層薄膜構造が順にエピタキシャル成長によって形成さ
れることを特徴とする強誘電体メモリ素子。 (9)上記(3)の強誘電体メモリ素子において、第1
の金属層、第2の金属層、金属層Aと金属層Bはペロブス
カイト酸化物からなり、第1の記録層、第2の記録層、
記録層Cは強誘電性を示すペロブスカイト酸化物からな
り、絶縁層と前記ユニット内の絶縁層Aはペロブスカイ
ト酸化物からなることを特徴とする強誘電体メモリ素
子。 (10)上記(3)の強誘電体メモリ素子において、第
1の金属層、第2の金属層、金属層Aと金属層Bはペロブ
スカイト酸化物であるSrRuO3からなり、第1の記録層、
第2の記録層、記録層Cはペロブスカイト酸化物である
(Sr1-xBax)TiO3からなり(0.8≦x≦1.0をみたす)、絶
縁層と前記ユニット内の絶縁層AはSrTiO3からなること
を特徴とする。
【0007】上記構成によれば、各記録層ごとに強誘電
性に伴うヒステリシス機能を持たせることができるた
め、強誘電体メモリ素子として多値記録が可能になると
いう効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を実施例
に沿って図面を参照しながら説明する。
【0009】(実施例1)図1は本実施例における強誘
電体メモリ素子、即ち記録層が2層の場合の側面断面図
である。101は第1の金属層、102は第2の金属
層、103は第3の金属層、104は第4の金属層、1
11は第1の記録層、122は(第1の)絶縁層、13
3は第2の記録層である。第1の記録層、第2の記録層
は絶縁体でかつ強誘電体からなる。第1の絶縁層は常誘
電体からなる。第1の記録層はその上下に隣接した第1
の金属層と第2の金属層の間に生じる電位差V1によって
分極反転する。第2の記録層はその上下に隣接した第3
の金属層と第4の金属層の間に生じる電位差V2によって
分極反転する。第1の絶縁層に関しては、前記2つ記録
層が分極反転することに伴って絶縁破壊しないことが必
要条件である。そのためには第1の絶縁層のバンドギャ
ップと厚みを適切に選ばなくてはならない。このように
することで第1の記録層と第2の記録層は分極モーメン
トに関して独立したヒステリシスを発現することができ
る。
【0010】図2は本実施例における強誘電体メモリ素
子において、記録層が2層の場合の4値記録を示す模式
図である。図を簡単にするために金属層、第1の絶縁層
を省略した。前記したように第1の記録層と第2の記録
層は、第1の絶縁層によって電気的に遮断されているた
め、分極モーメントに関するヒステリシスループが独立
に機能する。そのために第1および第2の記録層それぞ
れの分極モーメントの向きに関する組み合わせの数だけ
記録データの多値化ができる。本実施例の場合は図2
(a),(b),(c),(d)に示すように4値の多値化となる。こ
のとき(b)の状態と(c)の状態を互いに区別すると仮定す
る。また(b)の状態と(c)の状態を互いに区別しないと仮
定すると3値の多値化となる。
【0011】次に本実施例1の素子の製造に関して具体
的に記す。第1の金属層、第2の金属層、第3の金属
層、第4の金属層にペロブスカイト酸化物であるSrRuO3
を用いた。ここでは、厚みは共に10nmである。また第
1の記録層、第2の記録層にペロブスカイト酸化物であ
るBaTiO3 を用いた。ここでは、厚みは共に20nmであ
る。さらに第1の絶縁層にペロブスカイト酸化物である
SrTiO3 を用いた。ここでは、厚みは10nmである。なお
各層の厚みに関しては、本発明の効果を失わない範囲で
の変更が可能である。図1の素子はSrTiO3の基板上に構
成され、第1の金属層から順に成膜される。素子全体に
わたって成膜方法はレーザーアブレーション法を用い
た。ここでは、成膜温度は600℃〜650℃の範囲とした。
RHEED(高エネルギー電子回折)により成長面をモニタ
リングすることにより、エピタキシャル成長が保たれる
ように成膜速度をコントロールした。第1の金属層、第
2の金属層、第3の金属層、第4の金属層にはそれぞれ
独立して金属導線が接続されており、素子の外部から各
金属層の電位をコントロールする。V1、 V2はともに1.0
Vとした。素子全体にエピタキシャル成長が行われたと
きに、図1のメモリ素子は最も安定して記録データを保
持した。エピタキシャル性が損なわれると、第1の絶縁
層が有する絶縁性が低下し、記録データの保持特性が劣
化する。素子全体としてのエピタキシャル性を保とうと
するならば、本実施例1で示すように各層を全てペロブ
スカイト酸化物で構成するのが好ましい。ペロブスカイ
ト酸化物は、キュービックあるいは擬キュービック構造
においてほぼ390pm〜400pm(pico meter)という格子定数
を持っているため、格子整合の観点からエピタキシャル
成長を達成しやすいのである。
【0012】第1の絶縁層に関して、バンドギャップの
大きさは1eV以上、また厚みは1nm以上が好ましい。厚み
に関しては1nm以下であってもペロブスカイトのキュー
ビック構造が1ユニットあれば絶縁性を保つことは可能
である。しかしその場合、エピタキシャル成長に関して
高い精度が必要となる。さもなければ容易にその絶縁性
が破壊されてしまう。
【0013】第1の記録層、第2の記録層には(Sr1-xBa
x)TiO3 (0.8≦x≦1.0)を用いても同様の効果を得る。通
常xが1.0以下であれば(Sr1-xBax)TiO3として強誘電性を
示すことは難しいが、本実施例のようにSrRuO3 に隣接
する形で積層するのであればxが0.8であっても強誘電性
を発現する。ただしxが減少するに従って(Sr1-xBax)TiO
3の分極モーメントは低下していく。このような分極モ
ーメントの低下は、絶縁層の絶縁破壊を防ぐという観点
からはむしろ好ましい。またPb(Zr1-xTix)O3 (0.0≦x≦
1.0)を用いても同様の効果を得る。さらにBiFeO3 を用
いても同様の効果を得る。
【0014】比較例として図3に、(第1の)絶縁層を
設けず、第1の記録層と第2の記録層が第2の金属層を
介して電気的に接続されている場合の素子構造を示す。
この場合第1の記録層の分極モーメントと第2の記録層
の分極モーメントが互いに干渉し合い、記録データの保
持が不安定となってしまいメモリ素子として好ましくな
い。
【0015】(実施例2)図4は本実施例における強誘
電体メモリ素子、即ち記録層が3層の場合の側面断面図
である。当該素子は、実施例1(図1)の記録層が2層
の素子構造上に(第4の金属層上に)、更に絶縁層A1
44、金属層B105、記録層C155、金属層D106
の多層薄膜の積層構造が形成されている。絶縁層A、金
属層B、記録層C、金属層Dからなる積層構造をユニット
と呼ぶことにする。記録層Cは絶縁体でかつ強誘電体で
ある。金属層B、金属層Dには電極が接続されており、各
金属層の電位をコントロールできる。記録層Cはその上
下に隣接した金属層Dと金属層Bの間に生じる電位差V3
よって分極反転する。
【0016】金属層Bおよび金属層DをSrRuO3 で構成す
る。ここでは、厚みは共に20nmである。また第2の絶縁
層はSrTiO3 で構成する。ここでは、厚みは10nmであ
る。さらに第3の記録層はBaTiO3 で構成する。ここで
は、厚みは10nmである。その他の層に関しては実施例1
と同様の組成と厚みを用いる。ただしこれら各層の膜厚
に関しては、本発明の効果を失わない範囲で変更するこ
とができる。また成膜方法は同様にレーザーアブレーシ
ョン法である。このような素子構成をとるとき、各記録
層の分極モーメントは独立にスイッチングすることがで
きる。そのため各記録層の分極モーメントをそれぞれ区
別する場合には記録データに関して23値、即ち8値の多
値化となる。各記録層の分極モーメントをそれぞれ区別
しない場合、記録データに関して(3+1)値、即ち4値の
多値化となる。
【0017】本実施例2のユニットを繰り返し積層して
記録層を増やすことで、さらなる多値化が可能である。
本実施例1、2で示した規則に従って金属層、絶縁層、
記録層を順次積層していくとき、記録層の層数nに関し
て記録層を区別するのであれば2n値の多値化ができる。
また記録層を区別しないのであれば(n+1)値の多値化が
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明の強誘電体メモリ素子によれば、
積層薄膜構造において複数の強誘電体からなる記録層を
独立に分極反転することが可能になるため、記録素子全
体として多値記録が可能になる。そのため高密度のメモ
リ素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における強誘電体メモリ素子で
あって、記録層が2層の場合の構造を示す断面図。
【図2】本発明の実施例における強誘電体メモリ素子に
おいて、記録層が2層の場合の4値記録を示す模式図。
【図3】実施例1に対する比較例の素子構造を示す断面
図。
【図4】本発明の実施例における強誘電体メモリ素子で
あって、記録層が3層の場合の構造を示す断面図。
【符号の説明】
101 第1の金属層 102 第2の金属層 103 第3の金属層 104 第4の金属層 105 金属層B 106 金属層D 111 第1の記録層 122 (第1の)絶縁層 133 第2の記録層 144 絶縁層A 155 記録層C
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 天光 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F058 BA20 BD01 BD02 BD05 BF17 BJ02 5F083 FR01 GA30 JA14 JA15 JA17 JA43 ZA21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体基板上に、第1の金属層、第1の記
    録層、第2の金属層、絶縁層、第3の金属層、第2の記
    録層、第4の金属層の順に積層してなり、前記第1の記
    録層と前記第2の記録層は強誘電性を示す絶縁体からな
    り、前記絶縁層は常誘電性を示す絶縁体からなることを
    特徴とする強誘電体メモリ素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層と第2の金属層の間に電位差V1を生じ
    させ、前記電位差V1の符号を反転させることで第1の記
    録層の分極モーメントの方向を反転させ、かつ、第3の
    金属層と第4の金属層の間に電位差V2を生じさせ、前記
    電位差V2の符号を変えることで、第2の記録層の分極モ
    ーメントの方向を反転させ、前記記録層1と前記記録層
    2の両者を合わせて多値記録を行うことを特徴とする強
    誘電体メモリ素子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第4の金属層の上に多層薄膜からなるユニットを一
    つ以上積層してなり、前記ユニットは絶縁層A、金属層
    B、記録層C、金属層Dの順に積層してなり、前記記録層C
    は強誘電性を示す絶縁体からなり、前記絶縁層Aは常誘
    電性を示す絶縁体からなることなることを特徴とする強
    誘電体メモリ素子。
  4. 【請求項4】請求項3記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層と第2の金属層の間に電位差V1を生じ
    させ、前記電位差V1の符号を反転させることで第1の記
    録層の分極モーメントの方向を反転させ、かつ、第3の
    金属層と第4の金属層の間に電位差V2を生じさせ、前記
    電位差V2の符号を変えることで第2の記録層の分極モー
    メントの方向を反転させ、かつ、金属層Bと金属層Dの間
    に電位差V0を生じさせ、前記電位差V0の符号を変えるこ
    とで、記録層Cの分極モーメントの方向を反転させ、前
    記記録層1と前記記録層2、前記記録層Cを合わせて多
    値記録を行うことを特徴とする強誘電体メモリ素子。
  5. 【請求項5】請求項1記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層、第1の記録層、第2の金属層、絶縁
    層、第3の金属層、第2の記録層、第4の金属層は順に
    エピタキシャル成長によって形成されることを特徴とす
    る強誘電体メモリ素子。
  6. 【請求項6】請求項1記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層と第2の金属層はペロブスカイト酸化
    物からなり、第1の記録層と第2の記録層は強誘電性を
    示すペロブスカイト酸化物からなり、絶縁層はペロブス
    カイト酸化物からなることを特徴とする強誘電体メモリ
    素子。
  7. 【請求項7】請求項1記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層と第2の金属層はペロブスカイト酸化
    物であるSrRuO3からなり、第1の記録層と第2の記録層
    はペロブスカイト酸化物である(Sr1-xBax)TiO3(0.8≦x
    ≦1.0)からなり、絶縁層はSrTiO3からなることを特徴
    とする強誘電体メモリ素子。
  8. 【請求項8】請求項3記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層、第1の記録層、第2の金属層、絶縁
    層、第3の金属層、第2の記録層、第4の金属層は順に
    エピタキシャル成長によって形成され、かつ、前記ユニ
    ット内の多層薄膜構造が順にエピタキシャル成長によっ
    て形成されることを特徴とする強誘電体メモリ素子。
  9. 【請求項9】請求項3記載の強誘電体メモリ素子におい
    て、第1の金属層、第2の金属層、金属層Aと金属層Bは
    ペロブスカイト酸化物からなり、第1の記録層、第2の
    記録層、記録層Cは強誘電性を示すペロブスカイト酸化
    物からなり、絶縁層と前記ユニット内の絶縁層Aはペロ
    ブスカイト酸化物からなることを特徴とする強誘電体メ
    モリ素子。
  10. 【請求項10】請求項3記載の強誘電体メモリ素子にお
    いて、第1の金属層、第2の金属層、金属層Aと金属層B
    はペロブスカイト酸化物であるSrRuO3からなり、第1の
    記録層、第2の記録層、記録層Cはペロブスカイト酸化
    物である(Sr1-xBax)TiO3(0.8≦x≦1.0)からなり、絶
    縁層と前記ユニット内の絶縁層AはSrTiO3からなること
    を特徴とする強誘電体メモリ素子。
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