JP2001267128A - 高周波積層電子部品 - Google Patents
高周波積層電子部品Info
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- JP2001267128A JP2001267128A JP2000076200A JP2000076200A JP2001267128A JP 2001267128 A JP2001267128 A JP 2001267128A JP 2000076200 A JP2000076200 A JP 2000076200A JP 2000076200 A JP2000076200 A JP 2000076200A JP 2001267128 A JP2001267128 A JP 2001267128A
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- JP
- Japan
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- frequency
- electronic component
- inductor
- pass
- laminated electronic
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層体中に、スパイラル状電極で構成される
インダクタ素子を含む高周波フィルタが少なくとも2つ
以上構成され、前記インダクタの電極パターンの巻き方
向を同一にしたインダクタの組合せを有したことを特徴
とするものである。 【解決手段】 高周波特性、特に減衰特性およびフイル
タ間のアイソレーション特性に優れた高周波積層電子部
品とすることが出来る。
インダクタ素子を含む高周波フィルタが少なくとも2つ
以上構成され、前記インダクタの電極パターンの巻き方
向を同一にしたインダクタの組合せを有したことを特徴
とするものである。 【解決手段】 高周波特性、特に減衰特性およびフイル
タ間のアイソレーション特性に優れた高周波積層電子部
品とすることが出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの移
動体通信機器に用いることのできる高周波積層電子部品
に関するものである。
動体通信機器に用いることのできる高周波積層電子部品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型で高性能な高周波フィルタの
需要はますます増大している。それに伴い、特に積層技
術を用いたフィルタの小型化に関する技術開発が進めら
れている。
需要はますます増大している。それに伴い、特に積層技
術を用いたフィルタの小型化に関する技術開発が進めら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高周波フィルタは通過
帯域近傍におけるフィルタ特性には、それなりの注意を
払われて設計がなされるが、通過帯域のおおよそ2倍程
度以上の高い周波数においては計算で得られる特性が実
現されないことが多い。これは特に周波数での素子の電
気的挙動をつかむことが難しいことに起因する。
帯域近傍におけるフィルタ特性には、それなりの注意を
払われて設計がなされるが、通過帯域のおおよそ2倍程
度以上の高い周波数においては計算で得られる特性が実
現されないことが多い。これは特に周波数での素子の電
気的挙動をつかむことが難しいことに起因する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そしてこの課題を解決す
るために本発明は、積層体中に、スパイラル状電極で構
成されるインダクタ素子を含む高周波フィルタが少なく
とも2つ以上構成され、前記インダクタの電極パターン
の巻き方向を同一にしたインダクタの組合せを有したこ
とを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達
成するものである。
るために本発明は、積層体中に、スパイラル状電極で構
成されるインダクタ素子を含む高周波フィルタが少なく
とも2つ以上構成され、前記インダクタの電極パターン
の巻き方向を同一にしたインダクタの組合せを有したこ
とを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達
成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の高周波
積層電子部品は、積層体中に、スパイラル状電極で構成
されるインダクタ素子を含む高周波フィルタが少なくと
も2つ以上構成され、前記インダクタの電極パターンの
巻き方向を同一にしたインダクタの組合せを有したこと
を特徴とするものである。
積層電子部品は、積層体中に、スパイラル状電極で構成
されるインダクタ素子を含む高周波フィルタが少なくと
も2つ以上構成され、前記インダクタの電極パターンの
巻き方向を同一にしたインダクタの組合せを有したこと
を特徴とするものである。
【0006】上記の構成とすることにより、高周波特
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
【0007】本発明の請求項2に記載の高周波積層電子
部品は、第一の高周波フィルタの通過周波数に対し、他
の高周波フィルタの通過帯域の周波数を概2倍の周波数
としたことを特徴とするものである。
部品は、第一の高周波フィルタの通過周波数に対し、他
の高周波フィルタの通過帯域の周波数を概2倍の周波数
としたことを特徴とするものである。
【0008】上記の構成とすることにより、高周波特
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
【0009】本発明の請求項3に記載の高周波積層電子
部品は、積層体中に、インダクタの両側に第1および第
2のコンデンサをそれぞれシャントに接続してなる低域
通過フィルタが電極パターンとして少なくとも2つ以上
構成され、前記インダクタの電極パターンの巻き方向を
同一にしたインダクタの組合せを有したことを特徴とす
るものである。
部品は、積層体中に、インダクタの両側に第1および第
2のコンデンサをそれぞれシャントに接続してなる低域
通過フィルタが電極パターンとして少なくとも2つ以上
構成され、前記インダクタの電極パターンの巻き方向を
同一にしたインダクタの組合せを有したことを特徴とす
るものである。
【0010】上記の構成とすることにより、高周波特
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
【0011】本発明の請求項4に記載の高周波積層電子
部品は、第一の低域通過フィルタの通過周波数に対し、
他の低域通過フィルタの通過帯域の周波数を概2倍の周
波数としたことを特徴とする請求項1記載の高周波積層
電子部品。
部品は、第一の低域通過フィルタの通過周波数に対し、
他の低域通過フィルタの通過帯域の周波数を概2倍の周
波数としたことを特徴とする請求項1記載の高周波積層
電子部品。
【0012】上記の構成とすることにより、高周波特
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
性、特に減衰特性およびフィルタ間のアイソレーション
特性に優れた高周波積層電子部品とすることが出来る。
【0013】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0014】図1および図2は、本発明の実施の形態に
おける高周波積層電子部品であり、図1は回路図、図2
は積層工法を用いたときの構造斜視図を示したものであ
る。図1において、1,2,3は入出力端子、4,5,
6はインダクタ、7,8,9はコンデンサであり、イン
ダクタ4とコンデンサ7およびインダクタ6およびコン
デンサ9は所望の周波数において共振するように設定さ
れて合波・分波器として動作する。
おける高周波積層電子部品であり、図1は回路図、図2
は積層工法を用いたときの構造斜視図を示したものであ
る。図1において、1,2,3は入出力端子、4,5,
6はインダクタ、7,8,9はコンデンサであり、イン
ダクタ4とコンデンサ7およびインダクタ6およびコン
デンサ9は所望の周波数において共振するように設定さ
れて合波・分波器として動作する。
【0015】一方、図2は図1に示した回路を具現化し
たときの一例で、10は誘電体シート、11,13はス
パイラルパターン、12a,12b,14はコンデンサ
パターンである。同図において、スパイラルパターン1
3は図1のインダクタ4に相当し、スパイラルパターン
11は図1のインダクタ6に相当したものである。
たときの一例で、10は誘電体シート、11,13はス
パイラルパターン、12a,12b,14はコンデンサ
パターンである。同図において、スパイラルパターン1
3は図1のインダクタ4に相当し、スパイラルパターン
11は図1のインダクタ6に相当したものである。
【0016】本実施の形態では、各インダクタパターン
はスパイラル状に構成されるとともに励起される磁界の
向きは生じる磁界の向きが同一になるような方向に構成
されている。本実施の形態のように、インダクタをスパ
イラル状に構成すれば、メアンダ状に構成するよりも電
極面積を小さくできるとともに、磁界の方向を同一とし
ているため、インダクタパターン間で結合が起きにく
い。本実施の形態での特性を図3に示す。図3に示すよ
うに減衰極があらわれ、良好な特性が得られていること
がわかる。
はスパイラル状に構成されるとともに励起される磁界の
向きは生じる磁界の向きが同一になるような方向に構成
されている。本実施の形態のように、インダクタをスパ
イラル状に構成すれば、メアンダ状に構成するよりも電
極面積を小さくできるとともに、磁界の方向を同一とし
ているため、インダクタパターン間で結合が起きにく
い。本実施の形態での特性を図3に示す。図3に示すよ
うに減衰極があらわれ、良好な特性が得られていること
がわかる。
【0017】もし、インダクタパターンの方向が逆方向
となった場合を図4に示すが、この場合、磁界が同図に
示すようにループを描き結合が大きくなり、このときの
特性は、図5に示すように減衰極がはっきりせず、ま
た、挿入損失が増大し、特性劣化が起きることが明確で
ある。
となった場合を図4に示すが、この場合、磁界が同図に
示すようにループを描き結合が大きくなり、このときの
特性は、図5に示すように減衰極がはっきりせず、ま
た、挿入損失が増大し、特性劣化が起きることが明確で
ある。
【0018】なお、本発明のインダクタパターンの方向
が同一となる組合せは、上記以外の他のインダクタの組
合せでも同様な効果が得られる。また、厚み方向に2つ
以上のインダクタを組み合わせた回路を構成する際に
は、メアンダパターンや、インダクタパターンの間にコ
ンデンサなどの平面的なパターンやグランドパターンを
挿入することで、磁界がさえぎられるので、同様な効果
を得ることができる。
が同一となる組合せは、上記以外の他のインダクタの組
合せでも同様な効果が得られる。また、厚み方向に2つ
以上のインダクタを組み合わせた回路を構成する際に
は、メアンダパターンや、インダクタパターンの間にコ
ンデンサなどの平面的なパターンやグランドパターンを
挿入することで、磁界がさえぎられるので、同様な効果
を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非常に簡
単な構成により高周波特性、特に減衰特性およびフィル
タ間のアイソレーション特性に優れた高周波積層電子部
品を実現することができる。
単な構成により高周波特性、特に減衰特性およびフィル
タ間のアイソレーション特性に優れた高周波積層電子部
品を実現することができる。
【図1】本発明の一実施の形態における回路図
【図2】同実施の形態における積層構成を示す分解斜視
図
図
【図3】同実施の形態における積層構成での特性図
【図4】従来例における電極構成を示す分解斜視図
【図5】同従来例の積層構成での特性図
1,2,3 入出力端子 4,5,6 インダクタ 7,8,9 コンデンサ 10 誘電体シート 11 スパイラルパターン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 7/46 H03H 7/46 A (72)発明者 岩崎 智之 京都府京田辺市大住浜55−12番地 松下日 東電器株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB01 AB03 BA11 CB03 CB12 CC01 5J006 HD01 HD07 HD11 JA03 LA21 LA25 NA05 5J024 AA01 CA02 DA01 DA25 DA32 EA05
Claims (4)
- 【請求項1】 積層体中に、スパイラル状電極で構成さ
れるインダクタ素子を含む高周波フィルムが少なくとも
2つ以上構成され、前記インダクタの電極パターンの巻
き方向を同一にしたインダクタの組合せを有したことを
特徴とする高周波積層電子部品。 - 【請求項2】 第一の高周波フィルタの通過周波数に対
し、他の高周波フィルタの通過帯域の周波数を概2倍の
周波数としたことを特徴とする請求項1記載の高周波積
層電子部品。 - 【請求項3】 積層体中に、インダクタの両側に第1お
よび第2のコンデンサをそれぞれシャントに接続してな
る低域通過フィルタが電極パターンとして少なくとも2
つ以上構成され、前記インダクタの電極パターンの巻き
方向を同一にしたインダクタの組合せを有したことを特
徴とする高周波積層電子部品。 - 【請求項4】 第一の低域通過フィルタの通過周波数に
対し、他の低域通過フィルタの通過帯域の周波数を概2
倍の周波数としたことを特徴とする請求項1記載の高周
波積層電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076200A JP2001267128A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 高周波積層電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076200A JP2001267128A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 高周波積層電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001267128A true JP2001267128A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18593974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000076200A Pending JP2001267128A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 高周波積層電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001267128A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011259066A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波モジュール |
US8831535B2 (en) | 2011-02-14 | 2014-09-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency module |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000076200A patent/JP2001267128A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011259066A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波モジュール |
US9007145B2 (en) | 2010-06-07 | 2015-04-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency signal balancing multiplexer |
US8831535B2 (en) | 2011-02-14 | 2014-09-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency module |
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