JP2001266476A - ディジタル信号記録方法およびディジタル信号記録装置 - Google Patents

ディジタル信号記録方法およびディジタル信号記録装置

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JP2001266476A
JP2001266476A JP2000080713A JP2000080713A JP2001266476A JP 2001266476 A JP2001266476 A JP 2001266476A JP 2000080713 A JP2000080713 A JP 2000080713A JP 2000080713 A JP2000080713 A JP 2000080713A JP 2001266476 A JP2001266476 A JP 2001266476A
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signal
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digital
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JP2000080713A
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English (en)
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Toshimasa Matsuoka
俊政 松岡
Shinji Ueda
真司 上田
Kazuhiro Oshima
一浩 大島
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタルコピーが可能なコンテンツと禁止さ
れたコンテンツの信号が混在していても、このコンテン
ツの信号を記録媒体に容易にコピーする。 【解決手段】CD−Rディスク100に記録されている
コンテンツのディジタル信号をミニディスク200にデ
ィジタル記録する際に、ディスク100を再生して、デ
ィスク200にコピーするすべてのコピー曲に対してデ
ィジタルコピーが禁止されているか否かを判別する。信
号選択/変換処理部80を動作制御部90で制御して、
ディジタルコピー禁止の曲のディジタル信号をミニディ
スク200に供給しないように制御する。例えばすべて
のコピー曲のアナログ信号SaRをミニディスク装置部
40に供給する、あるいはディジタルコピー禁止のコピ
ー曲のみアナログ信号を供給する。又は、ディジタルコ
ピー禁止のコピー曲の信号供給を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディジタル信号記
録方法およびディジタル信号記録装置に関する。詳しく
は、第1の記録媒体に記録されているコンテンツのディ
ジタル信号を第2の記録媒体にディジタル信号で記録す
る際に、コンテンツのディジタル信号を再生して、第2
の記録媒体に記録するすべてのコンテンツに対してディ
ジタルコピーが禁止されているか否かを判別するものと
し、ディジタルコピーが禁止されているコンテンツのデ
ィジタル記録を禁止するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々のコンテンツ情報をディジタ
ル化して取り扱うことが可能とされており、このような
ディジタル化されたコンテンツ情報は、完全な複製を容
易かつ無尽蔵に行うことができてしまう。これはコンテ
ンツ情報の利用者にとっては大きな利点であるが、コン
テンツ情報の著作権を有する者にとって権利保護の面で
問題である。したがって、ディジタル化されたコンテン
ツ情報を配布する際には、ディジタル情報としての特徴
を損なわずにしかも著作権を保護できるように、ディジ
タルコピーを認めるか否かを示す情報がコンテンツ情報
に付加される。例えばディジタル記録が可能な記録媒体
であるCD−R(Compact Disc - Recordable)ディスク
では、記録されたコンテンツ情報のディジタルコピーを
認めるか否かを判別可能する情報が、サブコードを利用
してコンテンツ情報の信号と共に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−R等
の記録媒体に記録されるコンテンツのディジタル信号
は、すべて著作権保護されたもの、あるいはすべて著作
権保護がなされていないものに限られるものではなく、
著作権保護されたコンテンツのディジタル信号と著作権
保護がなされていないコンテンツのディジタル信号を混
在して記録することができる。また、著作権保護のため
のSCMS(Serial Copy Management System)方式の採
用により、1回だけディジタルコピーを認めるコンテン
ツの信号も記録される。
【0004】このように、著作権保護されたコンテンツ
の信号と著作権保護がなされていないコンテンツの信号
等が混在して記録されている記録媒体を再生して、得ら
れた再生信号を他の記録媒体にディジタル記録するもの
とした場合、上述したようにサブコードの情報でディジ
タルコピーが禁止されていることが判別されると、コン
テンツのディジタル信号をそのまま用いてコピー処理を
行うディジタルコピー動作が、ディジタルコピーが禁止
されているコンテンツの位置で停止されてしまう。
【0005】このため、再生側の記録媒体に著作権保護
されたコンテンツのディジタル信号と著作権保護がなさ
れていないコンテンツのディジタル信号が混在している
ときには、ディジタルコピーが可能なコンテンツのディ
ジタル信号をそのままコピー処理するディジタルコピー
操作と、ディジタルコピーが禁止されたコンテンツのデ
ィジタル信号に対しては、アナログ信号に変換してから
コピー処理を行うアナログコピー操作を使用者が設定し
なければならず、コンテンツのコピー処理を簡単に行う
ことができない。
【0006】そこで、この発明では、ディジタルコピー
が可能なコンテンツの信号とディジタルコピーが禁止さ
れたコンテンツの信号が混在していても、このコンテン
ツの信号を記録媒体に容易にコピーすることができる信
号記録方法および信号記録装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル信号記録方法は、第1の記録媒体に記録されているコ
ンテンツのディジタル信号を、第2の記録媒体にディジ
タル信号で記録するディジタル信号記録方法であって、
コンテンツのディジタル信号を第2の記録媒体に記録す
る際に、コンテンツのディジタル信号を再生して、第2
の記録媒体に記録するすべてのコンテンツに対してディ
ジタルコピーが禁止されているか否かを予め判別するも
のとし、判別結果を利用して、コンテンツのディジタル
信号を第2の記録媒体に記録する際の記録方法を制御す
ることにより、ディジタルコピーが禁止されているコン
テンツのディジタル記録を禁止するものである。
【0008】また、ディジタル信号記録装置は、第1の
記録媒体に記録されているコンテンツのディジタル信号
を再生する信号再生手段と、第2の記録媒体にディジタ
ル信号を記録する信号記録手段と、第1の記録媒体に記
録されているコンテンツのディジタルコピーが禁止され
ているか否かを判別する判別手段と、信号再生手段と信
号記録手段の動作を制御する制御手段とを有し、制御手
段では、コンテンツのディジタル信号を第2の記録媒体
に記録する際に、信号再生手段と判別手段を制御して、
第2の記録媒体に記録するすべてのコンテンツに対して
ディジタルコピーが禁止されているか否かを予め判別
し、判別結果を利用して信号記録手段での記録方法を制
御することにより、ディジタルコピーが禁止されている
コンテンツのディジタル記録を禁止するものである。
【0009】この発明においては、第1の記録媒体に記
録されているコンテンツのディジタル信号を第2の記録
媒体にディジタル信号で記録する際に、第1の記録媒体
に記録されているコンテンツのディジタル信号が再生さ
れて、第2の記録媒体に記録するすべてのコンテンツに
対してディジタルコピーが禁止されているか否かが予め
判別される。ここで、ディジタルコピーが禁止されてい
るコンテンツが判別されたときには、第2の記録媒体に
記録するすべてのコンテンツをアナログ記録とするか、
ディジタルコピーが禁止されているコンテンツのみをア
ナログ記録とするか、ディジタルコピーが禁止されてい
るコンテンツの記録を行わないものとするか、いずれか
の記録モードが選択可能とされて、第1の記録媒体に記
録されているコンテンツのディジタル信号が第2の記録
媒体に記録される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて、図を参照して詳細に説明する。図1はステレオ装
置10の構成を示しており、著作権保護されたコンテン
ツのディジタル信号と著作権保護がなされていないコン
テンツのディジタル信号が混在して記録された記録媒
体、例えば著作権保護された楽曲と著作権保護がなされ
ていない楽曲のディジタル信号が、混在して記録された
CD−Rディスクを用いるCD−R装置部20と、ディ
ジタル記録が可能な記録媒体であるミニディスクを用い
るミニディスク装置部40、およびチューナ部81やテ
ープデッキ部82、信号入出力部83等を有している。
【0011】CD−R装置部20に装着されたCD−R
ディスク100はスピンドルモータ部21によって回転
駆動される。このCD−Rディスク100には、光ピッ
クアップ部22から光量をコントロールした光ビームが
照射される。CD−Rディスク100で反射された光ビ
ームは、光ピックアップ部22の光検出部(図示せず)
に照射される。光ピックアップ部22では、光電変換及
び電流電圧変換によって反射光に応じた電圧信号を生成
してRFアンプ部23に供給する。
【0012】RFアンプ部23では、光ピックアップ部
22からの電圧信号を用いて読出信号SRRFやトラッキ
ング誤差信号SRTE、フォーカス誤差信号SRFEを生成す
る。また、CD−Rディスク100に予め形成されてい
るプリグルーブのウォーブルを読み取った信号であるウ
ォーブル信号SRWBを生成する。このRFアンプ部23
で生成された読出信号SRRFやトラッキング誤差信号SR
TE,フォーカス誤差信号SRFEは、サーボ制御部24に
供給される。また、ウォーブル信号SRWBは、デコーダ
部26に供給される。
【0013】サーボ制御部24では、供給されたフォー
カス誤差信号SRFEに基づき、光ビームの焦点位置がC
D−Rディスク100の記録層の位置となるように、光
ピックアップ部22の対物レンズ(図示せず)を制御す
るためのフォーカス制御信号SRFCを生成してドライバ
25に供給する。また、供給されたトラッキング誤差信
号SRTEに基づき、光ビームの照射位置が所望のトラッ
クの中央位置となるように、光ピックアップ部22の対
物レンズを制御するためのトラッキング制御信号SRTC
を生成してドライバ25に供給する。
【0014】ドライバ25では、フォーカス制御信号S
RFCに基づいてフォーカス駆動信号SRFDを生成すると共
に、トラッキング制御信号SRTCに基づいてトラッキン
グ駆動信号SRTDを生成する。この生成されたフォーカ
ス駆動信号SRFD及びトラッキング駆動信号SRTDを、光
ピックアップ部22のアクチュエータ(図示せず)に供
給することにより、光ビームが所望のトラックの中央位
置で焦点を結ぶように制御される。
【0015】また、サーボ制御部24では、供給された
読出信号SRRFをディジタル信号に変換して、読出デー
タ信号DRRFとしてデータ処理部30に供給する。ま
た、変換して得られたディジタル信号に同期するクロッ
ク信号CKRRFの生成も行い、生成したクロック信号C
KRRFもデータ処理部30に供給する。
【0016】さらに、サーボ制御部24では、スレッド
制御信号SRSCを生成してスレッドモータ部29に供給
することにより、光ピックアップ部22をCD−Rディ
スク100の径方向に移動させる。
【0017】デコーダ部26では、ウォーブル信号SRW
Bの帯域制限を行ってウォーブル成分を取り出すと共に
二値化する。さらに復調処理を行いアドレス情報信号D
RADを生成する。また、得られたアドレス情報信号DRAD
の同期パターンを検出して同期信号SRAFを生成する。
このアドレス情報信号DRADは、CD−R制御部35に
供給されると共に、同期信号SRAFはスピンドルモータ
部21に供給される。
【0018】データ処理部30では、読出データ信号D
RRFをEFM復調すると共にデインタリーブ処理やCI
RC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)による誤
り訂正処理を行い、例えばディジタルオーディオインタ
フェースのフォーマットの再生データ信号RDRを生成
する。この再生データ信号RDRは、信号選択/変換処
理部80に供給される。また、データ処理部30では、
音声出力データ信号RARを生成してD/A変換部31
に供給する。D/A変換部31では、音声出力データ信
号RARをアナログの音声出力信号SaRに変換して信号
選択/変換処理部80に供給する。
【0019】さらに、データ処理部30では、EFM復
調後の信号からサブコードを取り出して情報信号DRSQ
としてCD−R制御部35に供給すると共に、EFM復
調後の信号のフレーム同期信号SRFSを検出してスピン
ドルモータ部21に供給する。このスピンドルモータ部
21では、デコーダ部26からの同期信号SRAF、ある
いはデータ処理部30からのフレーム同期信号SRFSに
基づき、CD−Rディスク100を所望の速度で回転さ
せる。また、データ処理部30では、TOC情報を読み
出して情報信号DRSQとしてCD−R制御部35に供給
する処理も行う。
【0020】信号選択/変換処理部80からCD−R装
置部20に、ディジタルオーディオインタフェースのフ
ォーマットの記録データ信号WDRが供給されたときに
は、この記録データ信号WDRをデータ処理部30に供
給する。また、アナログの音声記録信号SbRがCD−
R装置部20に供給されたときには、A/D変換部32
によってアナログの音声記録信号SbRをディジタルの
音声記録データ信号WBRとしてデータ処理部30に供
給する。
【0021】データ処理部30では、記録データ信号W
DRのオーディオデータあるいは音声記録データ信号W
BRに対して、CIRCエンコード処理やEFM変調等
を行い書込信号WSRを生成して書込補償部33に供給
する。なお、記録データ信号WDRのオーディオデータ
に付加されている情報を用いても書込信号WSRの生成
が行われる。
【0022】書込補償部33では、供給された書込信号
WSRに基づいてレーザ駆動信号LDAを生成して光ピ
ックアップ部22のレーザダイオードに供給する。ここ
で、書込補償部33では、CD−R制御部35からのパ
ワー補償信号PCに基づき、CD−Rディスク100の
記録層の特性や光ビームのスポット形状、記録線速度等
に応じてレーザ駆動信号LDAの信号レベルを補正す
る。このため、光ピックアップ部22のレーザダイオー
ドから出力される光ビームのパワーが最適化されて、良
好に信号をCD−Rディスク100に記録できる。
【0023】CD−R制御部35では、動作制御部90
からの制御信号MCRやサブコード等の情報信号DRSQ、
あるいはデコーダ部26からのアドレス情報信号DRAD
で示された位置の判別結果に基づいて、サーボ制御部2
4に制御信号CTRA、データ処理部30に制御信号CT
RB等を供給することで、CD−R装置部20の動作を制
御する。また、CD−Rディスク100に記録した信号
の記録位置情報や記録された信号に関する情報等を示す
TOC情報を生成してデータ処理部30に供給し、この
TOC情報をCD−Rディスク100のリードイン領域
に記録する。
【0024】また、CD−R制御部35では、サブコー
ド等の情報信号DRSQに基づいて再生中のトラックがデ
ィジタルコピー禁止とされているか否か、およびCD−
Rディスク100に記録されている楽曲数や再生時間等
を示す情報信号KDRを動作制御部90に供給する。
【0025】なお、CD−R制御部35では、RFアン
プ部23に制御信号CTRCを供給して、光ピックアップ
部22のレーザダイオードのオンオフ動作をRFアンプ
部23によって制御することも行われる。また、データ
処理部30では、記録あるいは再生する信号が音声信号
と異なる信号であるときには、スクランブル処理やデス
クランブル処理、ECC(Error Correcting Code)の
生成およびECCの付加処理やECCを用いた誤り訂正
処理を行うものとしても良い。
【0026】ミニディスク装置部40のミニディスク2
00はスピンドルモータ部41によって回転駆動され
る。このミニディスク200の一つの面(図においては
上面)側に記録用の磁気ヘッド部42が配され、下面側
に光ピックアップ部43が配される。
【0027】ミニディスク200には、光ピックアップ
部43から光量をコントロールした光ビームが照射され
る。ミニディスク200で反射された光ビームは、光ピ
ックアップ部43の光検出部(図示せず)に照射され
る。光ピックアップ部43では、光電変換及び電流電圧
変換によって反射光に応じた電圧信号を生成してRFア
ンプ部44に供給する。
【0028】RFアンプ部44では、光ピックアップ部
43からの電圧信号を用いて読出信号SMRFやトラッキ
ング誤差信号SMTE、フォーカス誤差信号SMFEを生成す
る。また、ミニディスク200に予め形成されているプ
リグルーブのウォーブルを読み取った信号であるウォー
ブル信号SMWBを生成する。このRFアンプ部44で生
成された読出信号SMRFやトラッキング誤差信号SMTE,
フォーカス誤差信号SMFEは、サーボ制御部45に供給
される。また、ウォーブル信号SMWBは、デコーダ部4
7に供給されるサーボ制御部45では、供給されたフォ
ーカス誤差信号SMFEに基づき、光ビームの焦点位置が
ミニディスク200の記録層の位置となるように、光ピ
ックアップ部43の対物レンズ(図示せず)を制御する
ためのフォーカス制御信号SMFCを生成してドライバ4
6に供給する。また、供給されたトラッキング誤差信号
SMTEに基づき、光ビームの照射位置が所望のトラック
の中央位置となるように、光ピックアップ部43の対物
レンズを制御するためのトラッキング制御信号SMTCを
生成してドライバ46に供給する。
【0029】ドライバ46では、フォーカス制御信号S
RFCに基づいてフォーカス駆動信号SRFDを生成すると共
に、トラッキング制御信号SRTCに基づいてトラッキン
グ駆動信号SRTDを生成する。この生成されたフォーカ
ス駆動信号SRFD及びトラッキング駆動信号SRTDを、光
ピックアップ部43のアクチュエータ(図示せず)に供
給することにより、光ビームが所望のトラックの中央位
置で焦点を結ぶように制御される。
【0030】また、サーボ制御部45では、供給された
読出信号SMRFをディジタル信号に変換して、読出デー
タ信号DMRFとしてデータ処理部50に供給する。ま
た、変換して得られたディジタル信号に同期するクロッ
ク信号CKMRFの生成も行い、生成したクロック信号C
KMRFもデータ処理部50に供給する。
【0031】さらに、サーボ制御部45では、スレッド
制御信号SMSCを生成してスレッドモータ部49に供給
することにより、磁気ヘッド部42と光ピックアップ部
43をミニディスク200の径方向に移動させる。
【0032】ウォーブル信号SMWBが供給されるデコー
ダ部47では、ウォーブル信号SMWBの帯域制限を行っ
てウォーブル成分を取り出すと共に二値化して、さらに
復調処理を行いアドレス情報信号DMADを生成する。ま
た、得られたアドレス情報信号DMADの同期パターンを
検出して同期信号SMAFを生成する。このアドレス情報
信号DMADは、ミニディスク制御部55に供給されると
共に、同期信号SMAFはスピンドルモータ部41に供給
される。
【0033】データ処理部50では、読出データ信号D
MRFをEFM復調すると共にデインタリーブ処理やCI
RCによる誤り訂正処理を行う。これらの処理を行って
得られた圧縮データ信号CRDは、例えばダイナミック
RAM等を用いて構成されたメモリ51に一時保持され
たのち順次読み出されて、圧縮伸長処理部52に供給さ
れる。また、データ処理部50では、TOC情報やUT
OC情報を読み出して情報信号DMSQとしてミニディス
ク制御部55に供給する処理も行う。
【0034】圧縮伸長処理部52では、ATRAC(Ad
aptive Transform Acoustic Coding)のデコード処理を
行って、メモリ51から読み出した圧縮データ信号CR
Dを復号化すると共に、例えばディジタルオーディオイ
ンタフェースのフォーマットの再生データ信号RDMを
生成する。この再生データ信号RDMは、信号選択/変
換処理部80に供給される。また、圧縮伸長処理部52
では、非圧縮の音声出力データ信号RAMを生成してD
/A変換部53に供給する。D/A変換部53では、音
声出力データ信号RAMをアナログの音声出力信号SaM
に変換して信号選択/変換処理部80に供給する。
【0035】信号選択/変換処理部80からミニディス
ク装置部40に、ディジタルオーディオインタフェース
のフォーマットの記録データ信号WDMが供給されたと
きには、この記録データ信号WDMを圧縮伸長処理部5
2に供給する。また、アナログの音声記録信号SbMが
ミニディスク装置部40に供給されたときには、A/D
変換部54によって音声記録信号SbMをディジタルの
音声記録データ信号WBMとして圧縮伸長処理部52に
供給する。
【0036】圧縮伸長処理部52では、記録データ信号
WDMのオーディオデータあるいは音声記録データ信号
WBMに対して、ATRACのエンコード処理を行って
符号化する。このエンコード処理によって得られたデー
タ信号は、圧縮データ信号CWDとしてメモリ51に一
時保持されたのちデータ処理部30によって間欠的に読
み出される。
【0037】データ処理部50では、メモリ51から読
み出した圧縮データ信号CWDに対してCIRCのエン
コード処理やEFMのエンコード処理を行う。このエン
コード処理を行って得られた信号は、書込信号WSMと
して記録アンプ56に供給される。なお、記録データ信
号WDMのオーディオデータに付加されている情報もデ
ータ処理部50に供給されて、この供給された情報に基
づく書込信号WSMの生成も行われる。
【0038】記録アンプ56では、供給された書込信号
WSMを増幅して記録用の磁気ヘッド部42に供給し、
書込信号WSMに応じた磁界を磁気ヘッド部42で発生
させる。また、光ピックアップ部43から所定のパワー
のレーザ光がミニディスク200に照射される。このた
め、ミニディスク200には、磁界変調記録方式によっ
て磁気ヘッド部42で発生された磁界に応じたマークが
形成されて信号の記録が行われる。
【0039】ミニディスク制御部55では、動作制御部
90からの制御信号MCMやデータ処理部50からの情
報信号DMSQ、およびデコーダ部47からのアドレス情
報信号DMADで示された位置の判別結果に基づいて、サ
ーボ制御部45に制御信号CTMA、データ処理部50に
制御信号CTMB等を供給することで、ミニディスク装置
部40の動作を制御する。また、ミニディスク200に
記録した信号の記録位置情報や記録された信号に関する
情報等を示すUTOC情報を生成してデータ処理部50
に供給し、このUTOC情報をミニディスク200に記
録する処理も行う。さらに、情報信号DMSQに基づいて
ミニディスク200に記録されている楽曲数や再生時
間、記録可能時間等を示す情報信号KDMを動作制御部
90に供給する。なお、ミニディスク制御部55からR
Fアンプ部44に制御信号CTMCを供給して、RFアン
プ部44によって光ピックアップ部43のレーザダイオ
ードのオンオフ制御やレーザパワーの制御等も行われ
る。
【0040】信号選択/変換処理部80には、CD−R
装置部20やミニディスク装置部40およびチューナ部
81やテープデッキ部82および信号入出力部83が接
続されており、CD−R装置部20からの再生データ信
号RDRや音声出力信号SAR、ミニディスク装置部40
からの再生データ信号RDMや音声出力信号SAM、チュ
ーナ部81で放送波を受信して得られた受信音声信号S
tu、テープデッキ部82で磁気テープを再生して得られ
たテープ再生信号Stp、信号入出力端子に入力された入
力信号Spinのいずれかの信号を選択して出力調整部8
4に供給する。なお、選択した信号がディジタル信号で
あるときにはアナログ信号に変換して出力調整部84に
供給する。
【0041】また、いずれかの再生データ信号や再生信
号あるいは音声出力信号を選択して、CD−R装置部2
0やミニディスク装置部40あるいはテープデッキ部8
2に供給することにより、CD−Rディスク100やミ
ニディスク200あるいは磁気テープに所望の信号を記
録できる。この信号選択/変換処理部80での信号選択
動作や信号変換動作は動作制御部90から供給された制
御信号CSに基づいて行う。
【0042】出力調整部84では、信号選択/変換処理
部80で選択された信号の信号レベルを動作制御部90
からの調整信号VRに基づいて調整し、音声出力信号S
outとしてスピーカ等の音声出力部85に供給する。な
お、出力調整部では音質の調整等も行う。
【0043】動作制御部90には、CD−R装置部2
0、ミニディスク装置部40、チューナ部81、テープ
デッキ部82の動作の切り換えや音声出力部85から出
力される音声の調整等を行うための操作部91が接続さ
れており、この操作部91の操作に応じて生成された操
作信号PSに基づき動作制御部90では制御信号MC
R,MCMを生成してCD−R制御部35やミニディスク
制御部55等に供給することにより各装置の動作を制御
する。また、各装置の動作状態等を表示するための表示
信号PRを生成して表示部92に供給し、各装置の動作
状態を表示部92に表示させる。さらに、CD−R制御
部35やミニディスク制御部55等から供給された信号
を利用して、信号選択/変換処理部80を制御信号CS
によって制御することにより、CD−R装置部20とミ
ニディスク装置部40間でのコピー処理等も行う。
【0044】ここで、CD−Rディスク100に楽曲の
信号を記録する場合、CIRCエンコード処理が行われ
た楽曲のデータに、制御信号や同期信号およびサブコー
ドが追加されたのちEFM変調されてCD−Rディスク
100に記録される。
【0045】サブコードは図2に示すように98フレー
ム分で1つのブロックとされている。サブコードPでは
曲間が示されると共に、サブコードQでは再生位置の位
置判別情報である経過時間や絶対時間および記録された
楽曲に関する情報等が示される。また、サブコードR〜
Wは例えば画像表示のための情報である。
【0046】図3はサブコードQのフレーム構造を示し
ている。サブコード同期パターンS0,S1に続く4ビッ
トの「CONTROL」フィールドでは、最上位ビット
(MSB)がオーディオのチャネル数を表し、次のビッ
トが音声であるかデータであるかのトラック種別を表
し、次のビットが著作権表示ビットでディジタルコピー
が可能であるか否を示し、最下位ビット(LSB)によ
ってエンファシスの有無が示される。また、著作権表示
ビットでは、「0」とされているとき著作権保護が行わ
れてディジタルコピーが1回だけ可能とされ、「1」と
されているとき著作権保護がなくディジタルコピーが自
由に可能とされる。さらに、著作権表示ビットを4〜1
0Hzで「0」と「1」で交番させることで、記録され
ている情報が第1世代のコピーであり、記録されている
情報を更にディジタルコピーすることは禁止される。
【0047】次の4ビットの「ADDR」フィールド
は、この「ADDR」フィールドに続くデータが何を示
すものであるかが表されており、「ADDR」フィール
ドが(0001)のときには時間に関する情報が次に示
される。
【0048】8ビットの「TNO」は曲番、「INDE
X」はインデックス情報、「MIN」「SEC」「FR
AME」は曲の経過時間を分,秒,フレームで示した情
報である。「ZERO」はReserved領域であり、「AM
IN」「ASEC」「AFRAME」で絶対時間が示さ
れる。その後、誤り検出のために16ビットのCRCが
設けられる。
【0049】また、「ADDR」フィールドが(001
0)のときには、「ADDR」フィールドに続くデータ
がディスクのカタログ番号を示すものとされ、「ADD
R」フィールドが(0011)のときには、「ADD
R」フィールドに続くデータが、ディスクに記録されて
いる楽曲のISRコード(International Standard Reco
rding Code)を示すものとされる。
【0050】次に、ステレオ装置10を用いて、CD−
Rディスク100に記録されている楽曲をミニディスク
200にコピーする信号記録処理について説明する。C
D−Rディスク100がCD−R装置部20に装着され
たときには、このCD−Rディスク100のリードイン
領域からTOC(Table Of Contents)情報を読み出し
て、CD−Rディスク100に記録されているトラック
数(楽曲数)や記録時間等を判別する。また、読み出し
たTOC情報に基づいて表示部92での表示を行うこと
により、この表示部92の表示を利用して操作部91を
操作することにより、ミニディスク200にコピーする
楽曲を容易に選択することができる。
【0051】動作制御部90では、ステップST1で選
択されたコピー曲を記憶してステップST2に進む。ス
テップST2ではコピー曲の設定が完了したか否かを判
別し、設定が完了していないときにはステップST1に
戻り次のコピー曲を記憶する。また、設定が完了したと
きにはステップST3に進む。なお、ミニディスク20
0がミニディスク装置部40に装着されたときには、こ
のミニディスク200のUTOC情報を読み出して記録
可能時間の判別を行い、コピー曲の設定に際しては、選
択された楽曲の再生時間がミニディスク200の記録時
間を超えないようにコピー曲の設定が行われる。また、
コピー曲の設定では、楽曲の選択を行うことなくCD−
Rディスク100に記録されている全楽曲をミニディス
ク200にコピーする設定も行われる。
【0052】ステップST3では、CD−Rディスク1
00に記録されている最初のコピー曲のトラックを所定
時間だけ再生してステップST4に進む。このステップ
ST3での再生時間は、サブコードQの「CONTRO
L」フィールドに設けられている著作権表示ビットに基
づいて、ディジタルコピー禁止であるか否かの判別を行
うことができると共に、再生時間が長くならないように
設定する。
【0053】ステップST4では、CD−R制御部35
からの情報信号KDRに基づき、再生したトラックのコ
ピー曲がディジタルコピー禁止であるか否かを記憶して
ステップST5に進み、ステップST5では、再生した
トラックが最後のコピー曲であるか否かを判別する。こ
こで、最後のコピー曲でないときにはステップST6に
進み、次のコピー曲のトラックを所定時間だけ再生して
ステップST4に戻る。また、最後のコピー曲であると
判別されたときにはステップST7に進む。
【0054】ステップST7では、ディジタルコピー禁
止であると判別されたトラックが有るか否かが判別され
て、すべてのコピー曲でディジタルコピーが禁止されて
いないときにはステップST8に進み、制御信号MCR
によってCD−R装置部20を制御して再生位置を最初
のコピー曲の先頭位置に戻したのち各コピー曲を最初か
ら順に再生すると共に、CD−R装置部20から出力さ
れるディジタルの再生データ信号RDRが、ミニディス
ク装置部40の圧縮伸長処理部52に供給されるように
制御信号CSによって信号選択/変換処理部80を制御
する。さらに、CD−R装置部20における最初のコピ
ー曲の再生開始と共に制御信号MCMによってミニディ
スク装置部40の記録動作を開始させて、コピー曲をミ
ニディスク200にディジタル記録してコピー処理を終
了する。
【0055】また、ステップST7でいずれかのコピー
曲のトラックがディジタルコピー禁止と判別されている
ときにはステップST9に進み、ディジタルコピー禁止
の判別結果を表示部92に表示すると共に、ディジタル
コピー禁止とされたコピー曲のコピーモードを操作部9
1で選択させる。
【0056】このコピーモードの選択では、すべてのコ
ピー曲に対してアナログ信号を用いて記録するアナログ
コピー処理とするコピーモード、ディジタルコピー禁止
と判別されたトラックについてはアナログコピー処理と
するコピーモード、あるいはディジタルコピー禁止と判
別されたトラックについては記録しないものとするコピ
ーモードのいずれかのコピーモードを選択可能とする。
【0057】また、表示部92の表示としては、コピー
曲のトラック毎にディジタルコピーが禁止されているか
否かを表示するものとしてもよく、またディジタルコピ
ーが禁止されているトラックのみを表示するものとして
も良い。
【0058】ステップST10では、選択されたコピー
モードがすべてのコピー曲をアナログコピー処理とする
モードであるか否かを判別するものとし、すべてのコピ
ー曲をアナログコピー処理とするコピーモードが選択さ
れたときにはステップST11に進む。また、すべての
コピー曲をアナログコピー処理とするコピーモードが選
択されていないときにはステップST12に進む。
【0059】ステップST11では、CD−R装置部2
0を制御して再生位置を最初のコピー曲の先頭位置に戻
したのち各コピー曲を最初から順に再生すると共に、デ
ィジタルコピーが禁止されているトラックか否かに係ら
ず、CD−R装置部20から出力されるアナログの音声
出力信号SaRをミニディスク装置部40のA/D変換
部54に供給するように、制御信号CSによって信号選
択/変換処理部80を制御する。さらに、最初のコピー
曲の再生開始と共にミニディスク装置部40の記録動作
を開始させて、コピー曲をミニディスク200にアナロ
グ記録してコピー処理を終了する。
【0060】このすべてのコピー曲をアナログコピー処
理とするコピーモードが選択された場合、コピー曲が図
5Aに示すように「M1」〜「M7」の7曲であって、
「M2」「M3」「M6」がディジタルコピー禁止と判
別されているときには、図5Bに示すように「M1」〜
「M7」の7曲がアナログ記録とされる。
【0061】ステップST12では、選択されたコピー
モードがディジタルコピー禁止と判別されたトラックに
ついては、アナログコピー処理とするコピーモードであ
るか否かを判別する。ここで、ディジタルコピー禁止と
判別されたトラックについては、アナログコピー処理と
するコピーモードが選択されたときにはステップST1
3に進み、このコピーモードが選択されないときにはス
テップST14に進む。
【0062】ステップST13では、CD−R装置部2
0を制御して再生位置を最初のコピー曲の先頭位置に戻
したのち各コピー曲を最初から順に再生する。また、デ
ィジタルコピーが禁止されていないトラックの再生中
は、CD−R装置部20から出力される再生データ信号
RDRをミニディスク装置部40の圧縮伸長処理部52
に供給すると共に、ディジタルコピーが禁止されている
トラックの再生中は、CD−R装置部20から出力され
るアナログの音声出力信号SaRを、ミニディスク装置
部40のA/D変換部54に供給するように制御信号C
Sによって信号選択/変換処理部80を制御する。さら
に、最初のコピー曲の再生開始と共にミニディスク装置
部40の記録動作を開始させて、ディジタルコピーが禁
止されていないコピー曲をミニディスク200にディジ
タル記録すると共に、ディジタルコピーが禁止されてい
るコピー曲をアナログ記録してコピー処理を終了する。
【0063】このディジタルコピー禁止と判別されたト
ラックについてはアナログコピー処理とするコピーモー
ドが選択された場合、図5Cに示すように「M1」「M
4」「M5」「M7」がディジタル記録されると共に、
ディジタルコピー禁止と判別された「M2」「M3」
「M6」はアナログ記録される。
【0064】ステップST12からステップST14に
進むと、ステップST14では、CD−R装置部20を
制御してコピー曲の中でディジタルコピーが禁止されて
いないトラックのみを順に再生する。また、CD−R装
置部20から出力される再生データ信号RDRを、ミニ
ディスク装置部40の圧縮伸長処理部52に供給するよ
うに制御信号CSによって信号選択/変換処理部80を
制御する。さらに、ディジタルコピーが禁止されていな
いトラックの再生を開始すると共にミニディスク装置部
40の記録動作を開始させて、ディジタルコピーが禁止
されていないコピー曲だけをミニディスク200にディ
ジタル記録してコピー処理を終了する。
【0065】このステップST10およびステップST
12で判別された以外のモード、すなわちディジタルコ
ピー禁止と判別されたトラックについては記録しないも
のとするコピーモードが選択された場合、図5Dに示す
ようにディジタルコピー禁止と判別されていない「M
1」「M4」「M5」「M7」のみがディジタル記録さ
れて、ディジタルコピー禁止と判別された「M2」「M
3」「M6」は記録されない。
【0066】また、上述の実施の形態では、CD−R制
御部35でディジタルコピーが禁止されているか否かを
判別して、CD−R制御部35から動作制御部90に供
給された情報信号KDRを利用することでステップST
7の判別処理を行うものとしたが、動作制御部90で
は、ディジタルオーディオインタフェースのフォーマッ
トの再生データ信号RDRを用いて、ディジタルコピー
が禁止されているか否かを判別するものとしても良い。
【0067】図6はディジタルオーディオインタフェー
スのサブフレームの構成を示している。サブフレーム
は、4タイムスロットの同期プリアンブルや24タイム
スロットのオーディオ信号領域、各1タイムスロットの
バリディティフラグ「V」やユーザデータ「U」、チャ
ネルステータス「C」およびパリティビット「P」で構
成されている。なお、24タイムスロットのオーディオ
信号領域は、4ビットのAUXデータ領域と20タイム
スロットのオーディオ信号としても用いられる。
【0068】チャネルステータス「C」は、図7に示す
ように192サブフレーム分で1ブロックとされてお
り、1ブロックの最初のビットが「0」のときには、こ
のチャネルステータスのブロックが民生用であることが
示される。次の5ビットはコントロールコードとされて
おり、コントロールコードの最初のビットによって、デ
ータ信号がオーディオデータ信号であるかあるいはオー
ディオデータ信号以外であるかが示される。更に、次の
ビットが著作権表示ビットとされて、この著作権表示ビ
ットが「0」、「1」あるいは「0」と「1」の交番に
よって著作権保護がなされているか否かが示される。こ
のため、コントロールコードの著作権表示ビットを検出
することで、上述の場合と同様にディジタルコピーが禁
止されているか否かを判別できる。
【0069】このように、上述の実施の形態によれば、
CD−Rディスク100にディジタルコピー禁止のトラ
ックを有していても、CD−Rディスク100からミニ
ディスク200へのコピー処理が中断されることがな
く、所望の楽曲を容易にコピーすることができる。
【0070】また、すべてのコンテンツをアナログ記録
とする記録モード、あるいはディジタルコピーが禁止さ
れているコンテンツのみをアナログ記録とする記録モー
ド、又はディジタルコピーが禁止されているコンテンツ
の記録を行わないものとする記録モードのいずれかを選
択することができるので、例えばすべてのコンテンツを
アナログ記録とする記録モードを選択することで、著作
権保護の処理をディスク単位で行うことが可能となる。
また、ディジタルコピーが禁止されているコンテンツの
みをアナログ記録とする記録モードを選択すれば、所望
のコピー曲をできる限り良好な音質ですべてコピーでき
る。さらに、ディジタルコピーが禁止されているコンテ
ンツの記録を行わないものとする記録モードを選択した
ときには、音質の劣化等を生ずることない楽曲のみを良
好にコピーできる。
【0071】また、上述の実施の形態では、ディジタル
コピーが禁止されているトラックが検出されたときに、
ステップST9の処理によって判別結果を表示すること
で記録モードを選択可能としたが、予め記録モードを設
定してステップST9の処理をスキップさせるものとし
ても良い。この場合には、コピー曲の設定が完了すると
コピー処理の終了まで自動的に処理が行われるので、デ
ィジタルコピー禁止のトラックの有無に係らず効率よく
簡単にコピー処理を行うことができる。
【0072】なお、上述の実施の形態では、CD−Rデ
ィスク100に記録されている楽曲のディジタル信号を
ミニディスク200にコピーするものとしたが、ディジ
タル信号が記録されている記録媒体およびディジタル信
号が記録される記録媒体は、CD−Rディスクやミニデ
ィスクに限られるものではなく、DVD(Digital Versa
tile Disk)ディスクやCD−RW(CD-ReWritable)ディ
スク等の他の光ディスクあるいはDAT(Digital Audio
Taperecorder)等のように磁気記録媒体を用いたもので
あっても良い。また、コンテンツのディジタル信号も楽
曲に限られるものではなく、画像等のコンテンツのディ
ジタル信号であっても良いことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、コンテンツのディジ
タル信号が再生されて、第2の記録媒体に記録するすべ
てのコンテンツに対してディジタルコピーが禁止されて
いるか否かが予め判別されると共に、判別結果に基づき
第2の記録媒体に記録する際の記録方法が制御されて、
ディジタルコピーが禁止されているコンテンツのディジ
タル記録が禁止される。このため、著作権保護がなされ
ているコンテンツのディジタル信号が第1の記録媒体に
記録されていても、著作権保護を行った状態で第2の記
録媒体に記録することができる。
【0074】また、第2の記録媒体に記録するすべての
コンテンツをアナログ記録とする、あるいはディジタル
コピーが禁止されているコンテンツのみをアナログ記録
とする、又はディジタルコピーが禁止されているコンテ
ンツの記録を行わないものとするいずれかの記録モード
が選択可能とされるので、所望のモードでコンテンツの
ディジタル信号を第2の記録媒体に記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステレオ装置の構成を示す図である。
【図2】サブコードの構成を示す図である。
【図3】サブコードQのフレーム構造を示す図である。
【図4】ステレオ装置でのディジタル信号記録動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】コピー曲とコピー処理後の記録状態を示す図で
ある。
【図6】サブフレームの構成を示す図である。
【図7】チャネルステータスの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 ステレオ装置 20 CD−R装置部 40 ミニディスク装置部 80 信号選択/変換処理部 84 出力調整部 85 音声出力部 90 動作制御部 91 操作部 92 表示部 100 CD−Rディスク 200 ミニディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 (72)発明者 大島 一浩 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 Fターム(参考) 5C018 AA04 5C052 AA02 AA03 BB02 BB06 DD04 DD10 5C053 FA13 FA23 GA11 GB06 GB21 KA25 5D044 AB05 BC05 CC04 DE15 DE50 DE55 GK12 HL08 JJ04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録媒体に記録されているコンテ
    ンツのディジタル信号を、第2の記録媒体にディジタル
    信号で記録するディジタル信号記録方法において、 前記コンテンツのディジタル信号を前記第2の記録媒体
    に記録する際に、前記コンテンツのディジタル信号を再
    生して、前記第2の記録媒体に記録するすべてのコンテ
    ンツに対してディジタルコピーが禁止されているか否か
    を予め判別するものとし、 判別結果を利用して、前記コンテンツのディジタル信号
    を前記第2の記録媒体に記録する際の記録方法を制御す
    ることにより、前記ディジタルコピーが禁止されている
    コンテンツのディジタル記録を禁止することを特徴とす
    るディジタル信号記録方法。
  2. 【請求項2】 前記ディジタルコピーが禁止されている
    コンテンツが判別されたときには、前記第2の記録媒体
    に記録するすべてのコンテンツをアナログ記録とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタル信号記録方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ディジタルコピーが禁止されている
    コンテンツが判別されたときには、前記ディジタルコピ
    ーが禁止されているコンテンツのみをアナログ記録とす
    ることを特徴とする請求項1記載のディジタル信号記録
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ディジタルコピーが禁止されている
    コンテンツが判別されたときには、前記ディジタルコピ
    ーが禁止されているコンテンツの記録を行わないものと
    することを特徴とする請求項1記載のディジタル信号記
    録方法。
  5. 【請求項5】 前記ディジタルコピーが禁止されている
    コンテンツが判別されたときには、 前記第2の記録媒体に記録するすべてのコンテンツをア
    ナログ記録とする記録モード、あるいは前記ディジタル
    コピーが禁止されているコンテンツのみをアナログ記録
    とする記録モード、又は前記ディジタルコピーが禁止さ
    れているコンテンツの記録を行わないものとする記録モ
    ードのいずれかを選択可能とすることを特徴とする請求
    項1記載のディジタル信号記録方法。
  6. 【請求項6】 第1の記録媒体に記録されているコンテ
    ンツのディジタル信号を再生する信号再生手段と、 第2の記録媒体にディジタル信号を記録する信号記録手
    段と、 前記第1の記録媒体に記録されているコンテンツのディ
    ジタルコピーが禁止されているか否かを判別する判別手
    段と、 前記信号再生手段と前記信号記録手段の動作を制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段では、前記コンテンツのディジタル信号を
    前記第2の記録媒体に記録する際に、前記信号再生手段
    と前記判別手段を制御して、前記第2の記録媒体に記録
    するすべてのコンテンツに対してディジタルコピーが禁
    止されているか否かを予め判別し、判別結果を利用して
    前記信号記録手段での記録方法を制御することにより、
    前記ディジタルコピーが禁止されているコンテンツのデ
    ィジタル記録を禁止することを特徴とするディジタル信
    号記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段では、前記判別手段で得ら
    れた判別結果に基づき、前記ディジタルコピーが禁止さ
    れているコンテンツが判別されたときには、前記信号再
    生手段と前記信号記録手段の動作を制御して、前記第2
    の記録媒体に記録するすべてのコンテンツをアナログ記
    録とすることを特徴とする請求項6記載のディジタル信
    号記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段では、前記判別手段で得ら
    れた判別結果に基づき、前記ディジタルコピーが禁止さ
    れているコンテンツが判別されたときには、前記信号再
    生手段と前記信号記録手段の動作を制御して、前記ディ
    ジタルコピーが禁止されているコンテンツのみをアナロ
    グ記録とすることを特徴とする請求項6記載のディジタ
    ル信号記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段では、前記判別手段で得ら
    れた判別結果に基づき、前記ディジタルコピーが禁止さ
    れているコンテンツが判別されたときには、前記信号再
    生手段と前記信号記録手段の動作を制御して、前記ディ
    ジタルコピーが禁止されているコンテンツの記録を行わ
    ないものとすることを特徴とする請求項6記載のディジ
    タル信号記録装置。
  10. 【請求項10】 記録モード選択手段を有し、 前記記録モード選択手段では、前記判別手段で得られた
    判別結果に基づき、前記ディジタルコピーが禁止されて
    いるコンテンツが判別されたときには、前記第2の記録
    媒体に記録するすべてのコンテンツをアナログ記録とす
    る記録モード、あるいは前記ディジタルコピーが禁止さ
    れているコンテンツのみをアナログ記録とする記録モー
    ド、又は前記ディジタルコピーが禁止されているコンテ
    ンツの記録を行わないものとする記録モードのいずれか
    を選択可能とすることを特徴とする請求項6記載のディ
    ジタル信号記録装置。
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