JP2001266164A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2001266164A
JP2001266164A JP2000072643A JP2000072643A JP2001266164A JP 2001266164 A JP2001266164 A JP 2001266164A JP 2000072643 A JP2000072643 A JP 2000072643A JP 2000072643 A JP2000072643 A JP 2000072643A JP 2001266164 A JP2001266164 A JP 2001266164A
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JP2000072643A
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Masato Suda
正人 須田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CPU等のプロセッサの処理負担を軽減し処理
速度の高速化を図ると共に、メモリの効率利用が図れる
画像処理装置及び画像処理方法を提供する。 【解決手段】 撮像部1による走査中に背景画像から紙
葉類画像への変化点を検出する副走査方向紙葉類最端点
検出部4と、主走査方向の先端点、終点を検出する主走
査方向紙葉類最端点検出部5と、上記主走査方向の先端
点及び終点に係る座標情報、及びラベル番号を記憶する
情報メモリ9と、上記走査過程における変化点を検出す
る主走査方向中間端点検出部6と、この変化点の座標情
報を記憶する情報メモリ10と、背景画像から紙葉類画
像への変化点の検出に伴い、ラベル番号をインクリメン
トする連結処理部7とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば紙葉類の文字等を読み取
り、文字認識して、当該認識結果に基づいて所定の区分
け動作等を行う紙葉類処理装置等が汎用されている。こ
の装置には、画像処理装置が採用されているが、当該画
像処理装置で画像処理する場合、紙葉類に孔などが存在
するときに、効率良く画像の連結を行うことが嘱望され
ており、そのための各種処理技術が開発されている。
【0003】一例に係る従来技術では、2*3のウイン
ドウで2値画像をラスタ走査し、リアルタイムに2次元
の連結処理を施し、仮ラベル画像の生成とその矩形座標
及び面積の計測を行い、走査終了後に仮ラベルの統合を
行い、本ラベルとしての連結画像の情報を生成すること
がなされている(以下、従来技術1とする)。
【0004】さらに、ラスタ走査時に、対象とする2値
画像のランレングス又は始点、終点座標をメモリに格納
して、全ての走査を終了した後に、上記格納した座標位
置の連結性を解析し、連結画像の矩形座標及び面積を求
める技術も開発されている(以下、従来技術2とす
る)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1では、画像処理の高速化は実現されているもの
の、2次元画像をリアルタイムに処理する必要があるた
め、回路規模が大きくなったり、走査時の連結保持のた
めのラベルメモリ、又は連結画像の矩形座標、面積の格
納メモリが並列に必要となる。
【0006】さらに、上記従来技術2では、回路は小規
模となるが、その分CPU等のプロセッサへの負担が大
きいものとなっている。特に、検出情報が、単に主走査
方向の変化点情報とY座標の集まりであるため、連結画
像の複雑さに応じて処理時間を要してしまうといった問
題がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、CPU等のプロセッサの
処理負担を軽減し且つ処理速度の高速化を図ると共に、
メモリの効率利用を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、紙葉類を撮像し、入力画
像を得る撮像手段と、上記入力画像において、紙葉類画
像から背景画像への変化点及び背景画像から紙葉類画像
への変化点を検出し、各点の座標情報を検出する検出手
段と、上記背景画像から紙葉類画像への変化点で所定の
ラベル番号を生成するラベル番号生成手段と、次に背景
画像から紙葉類画像に変化するまで、上記ラベル番号生
成手段により生成されたラベル番号を継続保持するラベ
ル番号継続保持手段と、異種ラベル番号同士を関連づけ
て格納する格納手段と、上記ラベル番号と上記座標情報
をリンクするリンク手段と、を具備することを特徴とす
る画像処理装置が提供される。
【0009】第2の態様では、紙葉類を走査し撮像する
撮像手段と、上記撮像手段による走査中に背景画像から
紙葉類画像への変化点を検出し、当該変化点を副走査方
向の先端として検出する副走査方向最端点検出手段と、
上記変化点を主走査方向の先端点として検出し、更に同
一走査線上で紙葉類画像から背景画像への変化点を主走
査方向の終点として検出し、両点の座標情報を出力する
主走査方向最端点検出手段と、上記主走査方向の先端点
及び終点に係る座標情報、及びラベル番号を記憶する第
1記憶手段と、上記第1記憶手段に記憶された座標情報
に基づいて処理の許可範囲を設定する範囲設定手段と、
上記紙葉類の走査の過程において、背景画像が存在する
場合、当該紙葉類画像から背景画像への変化点、及び背
景画像から紙葉類画像への変化点を検出し、両点の座標
情報を出力する主走査方向中間端点検出手段と、上記主
走査方向中間端点検出手段から出力される座標情報を記
憶する第2記憶手段と、上記主走査方向中間端点検出手
段による背景画像から紙葉類画像への変化点の検出に伴
い、ラベル番号をインクリメントするラベル番号生成手
段と、上記ラベル番号に基づいて所定の画像処理を行う
画像処理手段と、を具備することを特徴とする画像処理
装置が提供される。
【0010】第3の態様では、走査時に紙葉類の左右端
点座標を求め、上記紙葉類の中に存在する孔の左右端点
座標、及び当該孔の走査線上下の連結対を求め、上記紙
葉類の左右端点座標に基づいて、当該紙葉類の幅や長
さ、傾きを少なくとも検出し、全ての走査が終了した後
に、上記連結対に基づいて孔の連結画像の矩形座標、及
びその面積を求める、ことを特徴とする画像処理装置が
提供される。
【0011】第4の態様では、紙葉類を撮像し、入力画
像を得るステップと、上記入力画像において、紙葉類画
像から背景画像への変化点及び背景画像から紙葉類画像
への変化点を検出し、各点の座標情報を検出するステッ
プと、上記背景画像から紙葉類画像への変化点で所定の
ラベル番号を生成するステップと、次に背景画像から紙
葉類画像に変化するまで、上記生成されたラベル番号を
継続保持するステップと、異種ラベル番号同士を関連づ
けて格納するステップと、上記ラベル番号と上記座標情
報をリンクするステップと、を具備することを特徴とす
る画像処理方法が提供される。
【0012】第5の態様では、紙葉類を走査し撮像する
ステップと、上記走査中に背景画像から紙葉類画像への
変化点を検出し、当該変化点を副走査方向の先端として
検出するステップと、上記変化点を主走査方向の先端点
として検出し、更に同一走査線上で紙葉類画像から背景
画像への変化点を主走査方向の終点として検出し、両点
の座標情報を出力するステップと、上記主走査方向の先
端点及び終点に係る座標情報、及びラベル番号を記憶す
るステップと、上記座標情報に基づいて処理の許可範囲
を設定するステップと、上記紙葉類の走査の過程におい
て、背景画像が存在する場合、当該紙葉類画像から背景
画像への変化点、及び背景画像から紙葉類画像への変化
点を検出し、両点の座標情報を出力するステップと、上
記紙葉対の走査の過程において検出された変化点に係る
座標情報を記憶するステップと、上記背景画像から紙葉
類画像への変化点の検出に伴い、ラベル番号をインクリ
メントするステップと、上記ラベル番号に基づいて所定
の画像処理を行うステップと、を具備することを特徴と
する画像処理方法が提供される。
【0013】第6の態様では、走査時に紙葉類の左右端
点座標を求め、上記紙葉類の中に存在する孔の左右端点
座標、及び当該孔の走査線上下の連結対を求め、上記紙
葉類の左右端点座標に基づいて、当該紙葉類の幅や長
さ、傾きを少なくとも検出し、全ての走査が終了した後
に、上記連結対に基づいて孔の連結画像の矩形座標、及
びその面積を求める、ことを特徴とする画像処理方法が
提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態に係る画像処
理装置の構成を示す図である。
【0016】この図1に示されるように、この画像処理
装置では、撮像部1の出力は、A/D変換部2、2値化
部3を介して、副走査方向紙葉類最端点検出部4の入力
に接続されている。そして、この副走査方向紙葉類最端
点検出部4の出力は、主走査方向紙葉類最端点検出部
5、主走査方向中間端点検出部6、連結処理部7の入力
にそれぞれ接続されている。さらに、この主走査方向紙
葉類最端点検出部5と連結処理部7の出力は、選択部8
の入力に接続されており、この選択部8の出力は情報メ
モリ9の入力に接続されている。さらに、主走査方向中
間端点検出部6の出力は、情報メモリ10の入力に接続
されている。
【0017】このような構成において、撮像部1でCC
D等により撮像された紙葉類11の2次元のアナログ画
像信号は、A/D変換部において多値のデジタル画像信
号に変換される。そして、この多値のデジタル画像信号
は、2値化部3で2値の画像信号に変換され、副走査方
向紙葉類最端点検出部4に送られる。
【0018】この副走査方向紙葉類最端点検出部4は、
初めに搬送されてくる紙葉類の先端位置を検出する。こ
の先端位置の検出により、後段の主走査方向紙葉類最端
点検出部5、主走査方向中間端点検出部6、連結処理部
7が動作を開始する。これら主走査方向紙葉類最端点検
出部5、主走査方向中間端点検出部6、連結処理部7
は、副走査方向紙葉類最端点検出部4が紙葉類11の後
端を検出するまで動作を継続する。上記主走査方向紙葉
類最端点検出部5の検出結果と上記連結処理部7の結果
は、選択部8を介して情報メモリ9に格納される。上記
主走査方向中間端点検出部6の検出結果は、情報メモリ
10に格納される。
【0019】以下、図2を参照して、本実施の形態に係
る画像処理装置による処理対象となる画像の一例及びそ
の処理工程を詳細に説明する。
【0020】図2において、斜線部分が背景に相当し、
白地部分が紙葉類に相当する。
【0021】上記撮像部1による入力画像は、走査線2
1に従って入力される。走査を開始するにあたっては、
ラベル番号20を初期値「0」に設定する。このラベル
番号は、順次、走査方向に伝播される。図中、走査線2
1(Y=0,Y=1)上には、紙葉類が存在していない
ので、画像処理が施されない。
【0022】一方、走査線21(Y=2)の走査中、背
景から紙葉類22の変化点が当該紙葉類22の副走査方
向の先端として検出される。この検出は、副走査方向紙
葉類最端点検出部4により行われ、当該副走査方向紙葉
類最端点検出部4は、紙葉類22の入力を後段の各部5
乃至7に知らしめる。
【0023】上記変化点は、主走査方向の先端でもあ
り、座標K−XS2が主走査方向最端点検出部5で検出
され、当該座標K−XS2の情報が、選択部8よりSE
L信号「0」の入力タイミングで情報メモリ9に格納さ
れる。
【0024】さらに、同一走査線上で紙葉類11から背
景への変化点が主走査方向の終点として、座標K−XE
2が検出され、この座標K−XE2の情報も、選択部8
よりSEL信号「0」の入力タイミングで情報メモリ9
に格納される。
【0025】このとき、上記座標K−XS2、K−XE
2に対応するY座標Y2に係る情報も情報メモリ1に格
納される。上記紙葉類22の始端点位置座標K−XS2
から走査終了までは、処理の許可範囲として設定され
る。以下、順次、各走査線21(Y=3、Y=4・・
・)について上記同様の処理が行われ、紙葉類22の主
走査方向の端点座標の検出がなされ、処理の許可範囲が
設定される。
【0026】そのとき、走査線21(Y=4)のよう
に、走査の中間位置に背景画像(この例では孔を想定)
が存在する場合は、紙葉類22から背景の変化点座標で
あるA−XS0及び背景から紙葉類22への変化点座標
であるA−XE0が、主走査方向中間端点検出部6で検
出され、情報メモリ10に格納される。
【0027】一方、連結処理部7は、上記変化点座標A
−XE0の検出に伴い、ラベル番号を1にする。続く走
査(Y=5)でも、上述した走査(Y=4)と同様な処
理が施されるが、連結処理部7でラベル番号0とラベル
番号1の連結が検出され、ラベル番号0とラベル番号1
とが、それぞれ対の連結情報として、選択部8を介して
SEL信号「1」のタイミングで情報メモリ9に格納さ
れる。
【0028】走査(Y=5)の中間の背景画像(孔)か
ら紙葉類22への変化時には、連結処理部7は、ラベル
番号を2とする。以下、走査(Y=8、Y=9)におい
ても上記走査(Y=4、Y=5)と同様処理がなされ
る。
【0029】図3は上記情報メモリ9,10のメモリマ
ップの一例である。
【0030】尚、図3(a)は、情報メモリ9のメモリ
マップを示しており、図3(b)は、情報メモリ10の
メモリマップを示している。
【0031】即ち、図3(a)に示されるように、情報
メモリ9には、アドレス0番地から紙葉類22の端点座
標(始点、終点)とそれに対応するY座標が順次格納さ
れ、アドレスnからは連結ラベル番号が対で格納され
る。
【0032】一方、図3(b)に示されるように、情報
メモリ10には、アドレス0番地から中間の背景画像
(孔)の端点座標(始点、終点)が格納される。
【0033】ここで、上記情報メモリ10の初期アドレ
スを「0」としているのは、上記情報メモリ9の初期ラ
ベル番号0との整合を図るためである。即ち、上記情報
メモリ9に格納されたラベル番号に2を乗算した値が、
上記情報メモリ10の始点(XS)、終点(XE)に係
るアドレスに対応する仕組みになっている。
【0034】以下、図4のタイミングチャートを参照し
て、実施の形態に係る画像処理装置による画像処置の流
れをより詳細に説明する。
【0035】図4において、「CLK」は基本クロック
を示している。「H区間」とは入力画像の主走査の有効
区間を示しており、信号の立ち上がりからたち下がりで
定義される区間が有効区間となる。「HSYNC」は走
査線の同期パルスである。
【0036】さらに、「入力画像1」は上記基本クロッ
クCLKに同期して入力された画像であり、「入力画像
2」、「入力画像3」、「入力画像4」は、それぞれ基
本クロックCLKに基づいて上記入力画像1をシフトし
た画像である。
【0037】ここで、座標Y5についての走査を例に挙
げて説明すると、座標K−XS4と座標A−XE0と
が、背景から紙葉類22の変化点である「LEFT_E
DGE」に相当する。座標A−XS0と座標K−XE4
とが、紙葉類22から背景の変化点である「RIGHT
_EDGE」に相当する。
【0038】「ENABLE」は紙葉類処理の有効区間
を示しており、最初のLEFT_EDGEの立ち上がり
検出のタイミングで有効となり、次のHSYNCの立ち
下がりのタイミングで無効となる。尚、画像処理には入
力画像3が使用され、LEFT_EDGE、RIGHT
_EDGEは、当該入力画像のそれぞれの変化点の組み
合わせを利用して生成される。
【0039】「走査カウンタ」は、主走査方向のH区間
のカウンタであり、LEFT_EDGE、RIGHT_
EDGEの立ち上がりのタイミングで該当するカウント
値が「エッジデータ」として一時的に確保される。
【0040】「紙葉類の最端点書き込み」は、当該紙葉
類11の最端点時のCLKを書き込みパルスとして、情
報メモリ9にエッジデータ(例えば3)を書き込む処理
を示している。尚、左端は「ENABLE」が無効の時
点で、右端はH区間が終了した時点で、SEL信号
「0」のタイミングで書き込まれる。
【0041】そして、「孔の端点書き込み」は、情報メ
モリ10への書き込みパルスを意味している。孔の始点
座標は紙葉類22から背景への変化時に保持する。背景
から紙葉類22に変化したときには、背景から紙葉類2
2への変化点の座標と共に情報メモリ10に書き込むこ
とになる。
【0042】「連結対書き込み」はENABLE有効内
で背景から紙葉類22への変化時に連結対データの前走
査のラベル番号と現走査のラベル番号を連続して書き込
むものである。このとき、選択部8はSEL信号を用い
て切り替える。
【0043】次に図5には上記連結処理部7の構成を具
現化して示し説明する。
【0044】図5において、アドレスカウンタ51に
は、HSYNC、CLK、H区間に係る信号が入力され
る。アドレスカウンタ51はHSYNCに係る信号の入
力により初期化され、H区間に係る信号が「1」の間カ
ウントアップする。ラインバッファ52には、2値画像
に係る信号が入力され、前走査ラベルカウンタ53及び
F/F54には1ライン前の走査データが入力される。
【0045】前走査ラベルカウンタ53は、ENABL
Eの区間に座標A−XE0、A−XE1等、背景から紙
葉類22の変化時にカウントアップされる。連結解析部
58には、前データのF/F54とF/F55の出力、
及び現データのF/F56とF/F57の出力信号が入
力される。この連結解析部58は、背景(孔)と紙葉類
22の変化時に、ラベル番号の更新、前ラインとの画像
の連結処理、その連結対の情報メモリ9への書き込みを
行う。
【0046】現走査ラベルカウンタ59は、前走査ラベ
ルカウンタ53と同様、背景(孔)から紙葉類22への
変化時にカウントアップする。前走査ラベルカウンタ5
3の出力と現走査ラベルカウンタ59の出力はデータセ
レクタ60(図4の連結対セレクト)でセレクトし、情
報メモリ10に格納される。このとき、メモリライトパ
ルスとメモリアドレスも情報メモリ10に出力される
が、メモリアドレスはメモリライトパルスでカウントア
ップされる。
【0047】上記メモリライトパルスは、前走査ラベル
カウンタ53と現走査ラベルカウンタ59の出力を情報
メモリ10に格納するため、連続2発のパルスを発生す
る。即ち、最初のパルスで前走査ラベルカウンタ53を
セレクトし、続くパルスで現走査ラベルカウンタ59を
セレクトする。
【0048】ここで、図6は2*2の走査ウインドウの
一例を示す図である。
【0049】図6(a)において、Aは現走査線の現走
査点から1つ前の画素、Bは現走査線の現走査点、Cは
前走査線の現走査点から1つ前の画素、Dは前走査の現
走査点をそれぞれ示している。尚、図6(b)乃至
(h)において、斜線部が背景、白地が紙葉類、×はド
ントケアを意味する。画素の連結は4連結とする。
【0050】図6(b)の組合せが成立している場合
は、新たなラベルの更新を行う。この場合、C及びDが
ドントケアとなっている。従って、前走査ラベルカウン
タ53及び現走査ラベルカウンタ59がカウントアップ
される。
【0051】図6(f)乃至(h)の組合せは、前ライ
ンの画像と現ラインの画像が連結していることを意味し
ている。この場合、連結検知情報を発生する。この連結
検知情報によって、図6(c)乃至(e)の組合せで、
情報メモリ9に連結検知時のラベル番号の対を格納す
る。
【0052】次に、図7には、ラベル番号の付加と紙葉
類22から背景(孔)、背景(孔)から紙葉類22への
変化点の座標を示し説明する。
【0053】これらの座標情報は、図8(a)に示す情
報メモリ9には、アドレスのn+20番地から、ラベル
番号の連結対10と12、11と12、12と13、1
2と14がペアで格納される。更に、図8(b)に示す
情報メモリ10には、アドレスの20番地からA−XS
10、A−XE10、A−XS11、A−XE11が連
続して格納される。尚、上記情報メモリ9のラベル番号
に2を乗算すると、情報メモリ10の座標にアクセスで
きるよう工夫されている。走査終了後、このラベル番号
同士の連結処理を行うことで、最終的な連結ラベル画像
の生成、その矩形座標、及び面積を計測することができ
る。
【0054】以下、図9のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態に係る画像処理装置による画像処理
の流れを詳細に説明する。尚、この画像処理の一例の流
れは、本発明の画像処理方法に相当するものである。
【0055】以下では、図1及び図2を適宜参照して説
明を進める。
【0056】撮像部1より画像入力がなされ(ステップ
S1)、副走査方向紙葉類最端点検出部4にて副走査方
向上端点が検出されると(ステップS2)、副走査方向
下端点が検出されるまで、以下の処理がなされる(ステ
ップS3)。
【0057】即ち、主走査線21上の端点が検出され
(ステップS4)、紙葉類22の左端点の座標が主走査
方向紙葉類最端点検出部5により検出され、選択部8を
介して情報メモリ9に記憶される(ステップS5)。そ
して、紙葉類22の中に孔が存在する場合には(ステッ
プS6)、孔の左端、右端座標が主走査方向中間端点検
出部6により検出され、情報メモリ10に記憶される
(ステップS7)。そして、ラベルの連結対が存在する
か否かが判定され(ステップS8)、存在する場合に
は、ラベル番号の対が選択部8を介して情報メモリ9に
記憶される(ステップS9)。
【0058】上記ステップS6で孔が存在しないと判定
された場合、上記ステップS8でラベルの連結対が存在
しないと判定された場合、上記ステップS9の処理の後
は、紙葉類22の右端座標が主走査方向紙葉類最端点検
出部5により検出され、選択部8を介して情報メモリ9
に記憶される(ステップS10)。そして、1走査を終
了すると、上記ステップS4に戻り、上記動作を繰り返
す。
【0059】一方、上記ステップS3にて、副走査方向
紙葉類最端点検出部4にて副走査方向下端点が検出され
ると、連結処理部7は、連結対から連結画像の矩形座標
及び面積を求め(ステップS12)、紙葉類22の左
端、右端座標から紙葉類22の幅、長さ、傾きなどを求
め(ステップS13)、本動作を終了する。
【0060】このように、実施の形態では、走査時に紙
葉類22の左端点座標、右端点座標、孔の左端点座標、
右端点座標、孔の走査線上下の連結対を求め、走査終了
後連結対から孔の連結画像の矩形座標、及びその面積を
求める。また、紙葉類22の端点座標は、紙葉類の幅や
長さ、傾き等の検出に利用される。
【0061】以上説明したように、本発明によれば、紙
葉類の特定された範囲の中でラベル番号を生成し、ラベ
ル番号同士の連結を確保することで、CPU等のプロセ
ッサによる処理を簡易なものとし、処理速度の高速化が
図られる。
【0062】さらに、前走査画像格納のラインバッファ
52に2値メモリを用い2値の出力をラベル番号化する
ことで、メモリの削減が図られる。
【0063】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その主旨を
逸脱しない範囲で種々の改良、変更が可能である。
【0064】例えば、本発明の画像処理装置は、葉書や
手紙などの紙葉類の文字を認識し、区分けする紙葉類処
理装置や、紙幣の画像を認識し、所定の区分けを行う、
紙幣処理装置などに適用可能である事は勿論である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、CPU等のプロセッサ
の処理負担を軽減し処理速度の高速化を図ると共に、メ
モリの効率利用が図れる画像処理装置及び画像処理方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図2】本実施の形態に係る画像処理装置による処理対
象となる画像の一例及びその処理工程を詳細に説明する
ための図である。
【図3】(a)は、情報メモリ9のメモリマップを示す
図であり、(b)は、情報メモリ10のメモリマップを
示す図である。
【図4】実施の形態に係る画像処理装置による画像処置
の流れをより詳細に説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】連結処理部7の構成を具現化して示した図であ
る。
【図6】2*2の走査ウインドウの一例を示す図であ
る。
【図7】ラベル番号の付加と紙葉類22から背景
(孔)、背景(孔)から紙葉類22への変化点の座標を
示す図である。
【図8】(a)は、情報メモリ9のメモリマップを示す
図であり、(b)は、情報メモリ10のメモリマップを
示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る画像処理装置による
画像処理の流れを詳細に説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 撮像部 2 A/D変換部 3 2値化部 4 副走査方向紙葉類最端点検出部 5 主走査方向紙葉類最端点検出部 6 主走査方向中間端点検出部 7 連結処理部 8 選択部 9 情報メモリ 10 情報メモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を撮像し、入力画像を得る撮像手
    段と、 上記入力画像において、紙葉類画像から背景画像への変
    化点及び背景画像から紙葉類画像への変化点を検出し、
    各点の座標情報を検出する検出手段と、 上記背景画像から紙葉類画像への変化点で所定のラベル
    番号を生成するラベル番号生成手段と、 次に背景画像から紙葉類画像に変化するまで、上記ラベ
    ル番号生成手段により生成されたラベル番号を継続保持
    するラベル番号継続保持手段と、 異種ラベル番号同士を関連づけて格納する格納手段と、 上記ラベル番号と上記座標情報をリンクするリンク手段
    と、を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段と、カウンタ手段を更に有し、 前走査時の画像を上記記憶手段に順次格納し、当該記憶
    手段の出力が背景画像から紙葉類画像に変化するとき上
    記カウンタ手段をインクリメントし、上記ラベル番号生
    成手段は当該カウンタ手段のカウント値に基づいてラベ
    ル番号を生成することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を走査し撮像する撮像手段と、 上記撮像手段による走査中に背景画像から紙葉類画像へ
    の変化点を検出し、当該変化点を副走査方向の先端とし
    て検出する副走査方向最端点検出手段と、 上記変化点を主走査方向の先端点として検出し、更に同
    一走査線上で紙葉類画像から背景画像への変化点を主走
    査方向の終点として検出し、両点の座標情報を出力する
    主走査方向最端点検出手段と、 上記主走査方向の先端点及び終点に係る座標情報、及び
    ラベル番号を記憶する第1記憶手段と、 上記第1記憶手段に記憶された座標情報に基づいて処理
    の許可範囲を設定する範囲設定手段と、 上記紙葉類の走査の過程において、背景画像が存在する
    場合、当該紙葉類画像から背景画像への変化点、及び背
    景画像から紙葉類画像への変化点を検出し、両点の座標
    情報を出力する主走査方向中間端点検出手段と、 上記主走査方向中間端点検出手段から出力される座標情
    報を記憶する第2記憶手段と、 上記主走査方向中間端点検出手段による背景画像から紙
    葉類画像への変化点の検出に伴い、ラベル番号をインク
    リメントするラベル番号生成手段と、 上記ラベル番号に基づいて所定の画像処理を行う画像処
    理手段と、を具備することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の記憶手段に格納されたラベル
    番号に2を乗算した値が、上記第2の記憶手段に記憶さ
    れた座標情報のうち当該ラベル番号に対応するアドレス
    に相当することを特徴とする請求項3に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 走査時に紙葉類の左右端点座標を求め、
    上記紙葉類の中に存在する孔の左右端点座標、及び当該
    孔の走査線上下の連結対を求め、上記紙葉類の左右端点
    座標に基づいて、当該紙葉類の幅や長さ、傾きを少なく
    とも検出し、全ての走査が終了した後に、上記連結対に
    基づいて孔の連結画像の矩形座標、及びその面積を求め
    る、ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 紙葉類を撮像し、入力画像を得るステッ
    プと、 上記入力画像において、紙葉類画像から背景画像への変
    化点及び背景画像から紙葉類画像への変化点を検出し、
    各点の座標情報を検出するステップと、 上記背景画像から紙葉類画像への変化点で所定のラベル
    番号を生成するステップと、 次に背景画像から紙葉類画像に変化するまで、上記生成
    されたラベル番号を継続保持するステップと、 異種ラベル番号同士を関連づけて格納するステップと、 上記ラベル番号と上記座標情報をリンクするステップ
    と、を具備することを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 背景画像から紙葉類画像に変化するとき
    カウンタをインクリメントし、カウント値に基づいてラ
    ベル番号を生成することを更に特徴とする請求項6に記
    載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 紙葉類を走査し撮像するステップと、 上記走査中に背景画像から紙葉類画像への変化点を検出
    し、当該変化点を副走査方向の先端として検出するステ
    ップと、 上記変化点を主走査方向の先端点として検出し、更に同
    一走査線上で紙葉類画像から背景画像への変化点を主走
    査方向の終点として検出し、両点の座標情報を出力する
    ステップと、 上記主走査方向の先端点及び終点に係る座標情報、及び
    ラベル番号を記憶するステップと、 上記座標情報に基づいて処理の許可範囲を設定するステ
    ップと、 上記紙葉類の走査の過程において、背景画像が存在する
    場合、当該紙葉類画像から背景画像への変化点、及び背
    景画像から紙葉類画像への変化点を検出し、両点の座標
    情報を出力するステップと、 上記紙葉対の走査の過程において検出された変化点に係
    る座標情報を記憶するステップと、 上記背景画像から紙葉類画像への変化点の検出に伴い、
    ラベル番号をインクリメントするステップと、 上記ラベル番号に基づいて所定の画像処理を行うステッ
    プと、を具備することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記ラベル番号に2を乗算した値が、上
    記当該ラベル番号に対応する座標情報が記憶されている
    アドレスに相当することを特徴とする請求項8に記載の
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 走査時に紙葉類の左右端点座標を求
    め、上記紙葉類の中に存在する孔の左右端点座標、及び
    当該孔の走査線上下の連結対を求め、上記紙葉類の左右
    端点座標に基づいて、当該紙葉類の幅や長さ、傾きを少
    なくとも検出し、全ての走査が終了した後に、上記連結
    対に基づいて孔の連結画像の矩形座標、及びその面積を
    求める、ことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278291A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

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