JP2001266155A - 指紋照合システムおよび指紋照合方法 - Google Patents

指紋照合システムおよび指紋照合方法

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JP2001266155A
JP2001266155A JP2000071483A JP2000071483A JP2001266155A JP 2001266155 A JP2001266155 A JP 2001266155A JP 2000071483 A JP2000071483 A JP 2000071483A JP 2000071483 A JP2000071483 A JP 2000071483A JP 2001266155 A JP2001266155 A JP 2001266155A
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Kazuyoshi Takazawa
和義 高沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードなど個人認証を行う場合のよう
に、データベースに同一の指紋が存在することを前提と
して指紋照合を行うにすぎなかった。このため、犯罪捜
査における犯人の指紋や国民IDなどに対応する指紋な
どを照合する場合のように、データベース上に同一の指
紋が登録されているか否かが分からないときには適用す
ることができなかった。 【解決手段】 ネットワーク40を介して指紋入力系2
0−1〜20−nによる指紋特徴点データの照合要求が
行われた際、指紋照合系30−1〜30−nでは、照合
要求された指紋特徴点データに該当する指紋の有無を確
認し、該当する指紋特徴点データがあるとき、指紋入力
系20−1〜20−nに対して候補リストを送り出すた
め、犯罪捜査や選挙管理などのために指紋照合を行う場
合であっても、適切に指紋照合を行うことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋照合システム
および指紋照合方法に関し、特に、ネットワーク回線を
介して指紋の照合要求が行われるとき、この照合要求さ
れた指紋と所定の指紋とを照合し、照合結果をネットワ
ーク回線を介して返送する指紋照合システムおよび指紋
照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の指紋照合システムには、図3に示
すように、各地区で指紋入力系100を構成する画像表
示装置100a、指紋入力装置100b、入力制御装置
100cおよびデータベース100dと、指紋照合系2
00を構成する照合制御装置200a、照合装置200
bおよびデータベース200cとが備えられていた。何
らかの理由で他地区に蓄積されているデータベースの照
合を行いたい場合、指紋画像を紙で該当する地区に送付
して照合を依頼するか、または、紙で送付する代わりに
ネットワーク300を介して画像データを送付し、指紋
照合の依頼を行っていた。
【0003】また、別の指紋照合システムとして、複数
地区から入力された指紋情報を照合センタで一括して行
う特開平11−353281号公報に開示された指紋照
合システムや複数地区から入力された指紋情報のうちの
特徴点情報だけを照合センタに送信する特開平11−3
41566号公報に開示された指紋照合システムが知ら
れている。さらに、別の指紋照合システムとして、照合
処理の内容に応じて課金を行う特開平11−35328
1号公報に開示された指紋照合システムが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の指紋照
合システムは、ICカードなど個人認証を行う場合のよ
うに、データベースに同一の指紋が存在することを前提
として指紋照合を行うにすぎなかった。このため、犯罪
捜査における犯人の指紋や国民IDなどに対応する指紋
などを照合する場合のように、データベース上に同一の
指紋が登録されているか否かが分からないときには適用
することができなかった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、該当する指紋が照合要求先に存在するのか否か
が分からない場合であっても指紋照合を行うことの可能
な指紋照合システムおよび指紋照合方法の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1における発明は、指紋の照合要求を行う指
紋照合要求端末と、指紋照合要求端末にて照合要求され
た指紋と所定の指紋とを照合し、照合結果を指紋照合要
求端末に出力する指紋照合端末と、指紋照合要求端末と
指紋照合端末との間に介在された相互通信が可能なネッ
トワーク回線とを備える指紋照合システムにおいて、指
紋照合端末は、照合要求された指紋に該当する指紋の有
無を確認し、該当する指紋があるとき、この該当する指
紋を指紋照合要求端末に出力する構成としてある。すな
わち、指紋照合要求端末がネットワーク回線を介して指
紋の照合要求を行うと、指紋照合端末は、照合要求され
た指紋と所定の指紋とを照合する。
【0007】このとき、指紋照合端末は、照合要求され
た指紋に該当する指紋の有無を確認し、該当する指紋が
あるとき、ネットワーク回線を介して該当する指紋を指
紋照合要求端末に返送する。なお、該当する指紋とは、
照合要求された指紋と同一のものであっても良いし、共
通の特徴を有するにすぎない指紋であっても良い。この
ため、指紋照合端末は、照合要求された指紋と同一の指
紋を照合結果として指紋照合要求端末に返送するもので
あっても良いし、所定の特徴を有する指紋のリストを照
合結果として指紋照合要求端末に返送するものであって
も良い。
【0008】指紋照合要求端末および指紋照合端末の構
成例として、請求項2における発明は、請求項1に記載
の指紋照合システムにおいて、指紋照合要求端末は、複
数の行政地区ごとにそれぞれ配置され、指紋照合端末
は、指紋照合を一括して行い、照合結果を各指紋照合要
求端末ごとに出力する構成としてある。すなわち、複数
の行政地区ごとにそれぞれ配置された指紋照合要求端末
が指紋の照合要求を行うと、指紋照合端末は、指紋照合
を一括して行い、照合結果を各指紋照合要求端末ごとに
出力する。なお、行政地区とは、各都道府県や市町村な
どであっても良いし、各地方や州などであっても良い。
【0009】指紋照合端末における処理効率を向上させ
られるように構成を工夫することも可能であり、この場
合の構成例として、請求項3における発明は、請求項1
または請求項2のいずれかに記載の指紋照合システムに
おいて、指紋照合端末は、指紋照合要求端末にて照合要
求された指紋と所定の指紋とを照合し、照合結果を指紋
照合要求端末に出力する複数の指紋照合装置を備える構
成としてある。すなわち、指紋照合端末では、複数の指
紋照合装置にて指紋の照合を行い、照合結果を指紋照合
要求端末に出力する。すると、指紋照合端末における照
合性能を向上させることが可能となるとともに、障害時
に互いの指紋照合装置をバックアップすることが可能と
なる点で有用となる。
【0010】また、複数の行政地区ごとに指紋照合要求
端末を配置した場合に指紋照合端末の処理効率を向上さ
せるため、付加構成を設けることが可能である。構成の
一例として、請求項4における発明は、請求項3に記載
の指紋照合システムにおいて、指紋照合装置は、照合対
象となる指紋を各行政地区ごとに区分しつつ有する構成
としてある。すなわち、各指紋照合装置は、指紋照合要
求端末にて照合要求された指紋を各行政地区ごとに区分
された所定の指紋と照合する。このため、例えば、犯罪
捜査のために指紋照合を行う場合、指紋が採取された地
区に該当するデータベースに格納された指紋と照合する
ことにより、効率良く照合作業を行うことが可能となる
点で有用となる。
【0011】指紋照合の手法の一例として、請求項5に
おける発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
指紋照合システムにおいて、指紋照合要求端末は、指紋
特徴点データの照合要求を行い、指紋照合端末は、指紋
照合要求端末にて照合要求された指紋特徴点データと所
定の指紋特徴点データとを照合する構成としてある。す
なわち、指紋照合要求端末が指紋特徴点データの照合要
求を行うと、指紋照合端末は、指紋照合要求端末にて照
合要求された指紋特徴点データと所定の指紋特徴点デー
タとを照合し、該当する指紋特徴点データがある場合に
は、照合結果として指紋照合要求端末に返送する。する
と、指紋照合要求端末では、特徴点が共通する指紋が得
られるため、実際に照合を行いたい指紋と具体的に照合
させることにより、最終的な確認が行われる。
【0012】指紋照合要求端末における照合結果の管理
が容易になるように付加構成を設けることも可能であ
る。構成の一例として、請求項6における発明は、請求
項1〜請求項5のいずれかに記載の指紋照合システムに
おいて、指紋照合要求端末は、識別データを付加しつつ
指紋の照合要求を行い、指紋照合端末は、照合結果を該
当する識別データとともに指紋照合要求端末に出力する
構成としてある。すなわち、指紋照合要求端末が識別デ
ータを付加しつつ指紋の照合要求を行うと、指紋照合端
末は、指紋照合を行い、照合結果を該当する識別データ
とともに指紋照合要求端末に返送する。すると、指紋照
合要求端末では、識別データに基づいて照合結果が管理
される。
【0013】指紋照合端末における処理効率を向上させ
るために付加構成を設けることも可能であり、構成例と
して、請求項7における発明は、請求項1〜請求項6の
いずれかに記載の指紋照合システムにおいて、指紋照合
要求端末は、入力された指紋に対応する個別情報を付加
しつつ照合要求を行う構成としてある。すなわち、指紋
照合要求端末が入力された指紋に対応する個別情報を付
加しつつ照合要求を行うと、指紋照合端末では、付加さ
れた個別情報に応じた照合が行われる。例えば、照合要
求する指紋に性別が付加されれば、指紋照合端末では、
付加された性別に絞って効率的に照合が行われる。
【0014】上述した指紋照合を有料サービスとして提
供する場合の構成例として、請求項8における発明は、
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の指紋照合システ
ムにおいて、指紋照合端末は、照合結果を出力する指紋
照合要求端末に対して課金を行う構成としてある。すな
わち、指紋照合端末は、照合結果を出力する指紋照合要
求端末に対し、アクセス量などに応じて課金する。この
ため、指紋照合を有料サービスとして提供する場合、課
金装置など個別に設ける必要がない点で有用となる。
【0015】ところで、以上の説明では、指紋照合のみ
を行っているが、指紋照合とともに掌紋照合も同様に行
うことが可能である。この場合の構成例として、請求項
9における発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記
載の指紋照合システムにおいて、指紋照合要求端末は、
掌紋の照合要求を行い、指紋照合端末は、指紋照合要求
端末にて照合要求された掌紋と所定の掌紋とを照合し、
照合要求された掌紋に該当する掌紋があるとき、この該
当する掌紋を指紋照合要求端末に出力する構成としてあ
る。
【0016】すなわち、指紋照合要求端末が指紋の照合
要求とともに掌紋の照合要求を行うと、指紋照合端末
は、指紋照合要求端末にて照合要求された掌紋と所定の
掌紋とを照合し、照合要求された掌紋に該当する掌紋が
あるとき、この該当する掌紋を指紋照合要求端末に出力
する。このため、指紋の照合だけでなく、掌紋の照合も
行うことができる。また、指紋と掌紋とに基づいて照合
を行うことも可能であることから、より正確な照合が実
現される。
【0017】上述したような指紋照合の手法は、必ずし
も実体のある装置に限られる必要もなく、その一例とし
て、請求項10における発明は、ネットワーク回線を介
して指紋の照合要求が行われるとき、この照合要求され
た指紋と所定の指紋とを照合し、照合結果をネットワー
ク回線を介して返送する指紋照合方法において、照合要
求された指紋と所定の指紋とを照合する際、照合要求さ
れた指紋に該当する指紋の有無を確認し、該当する指紋
があるとき、この該当する指紋を指紋照合要求端末に出
力する構成としてある。
【0018】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であり、請求項2〜請求項9
に記載された装置構成を当該方法に対応させることも可
能であることは言うまでもない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にお
ける指紋掌紋照合システムの概略構成をブロック図によ
り示している。指紋照合システム10は、指紋照合要求
地区A1〜Anにおける指紋入力系20−1〜20−
n、指紋照合センターB1〜Bnにおける指紋照合系3
0−1〜30−n、指紋入力系20−1〜20−nと指
紋照合系30−1〜30−nとの間に介在されるネット
ワーク40により構成される。
【0020】ここで、指紋入力系20−1〜20−n、
指紋照合系30−1〜30−nおよびネットワーク40
は、それぞれ本発明にいう指紋照合要求端末、指紋照合
端末およびネットワーク回線を構成する。また、指紋照
合要求地区A1〜Anは、本発明にいう行政地区を構成
し、指紋照合系30−1〜30−nは、個々に本発明に
いう指紋照合装置を構成する。
【0021】指紋入力系20−1〜20−nは、スキャ
ナあるいはCCDカメラなどにより指紋画像を入力する
指紋入力装置20a−1〜20a−n、入力された指紋
画像に画像処理を行って指紋の特徴点を抽出などする入
力制御装置20b−1〜20b−n、指紋画像をデータ
ベースとして蓄積する指紋画像データベース20c−1
〜20c−n、入力された指紋画像あるいは指紋画像デ
ータベース20c−1〜20c−nに蓄積されている指
紋画像の表示を行う画像表示装置20d−1〜20d−
nを備えている。
【0022】また、各装置を複数接続するためのLAN
20e−1〜20e−n、指紋特徴点データをネットワ
ーク40を介して指紋照合センターB1〜Bnに送り出
したり、指紋照合センターB1〜Bnから送り返されて
きた候補リストをネットワーク40から受け取る機能を
有する通信制御装置20f−1〜20f−nを備える。
【0023】一方、指紋照合系30−1〜30−nは、
指紋特徴点データをデータベースとして蓄積する指紋特
徴点データベース30a−1〜30a−n、要求者より
送られてきた指紋特徴点データと指紋特徴点データベー
ス30a−1〜30a−nに蓄積されている指紋特徴点
データの照合を行って一致する指紋の候補リストを作成
する照合装置30b−1〜30b−n、各装置を制御す
る照合制御装置30c−1〜30c−n、照合した実績
をカウントし課金を行う課金装置30d−1〜30d−
nなどを備えている。
【0024】また、各装置を複数接続するためのLAN
30e−1〜30e−n、各地区A1〜Anから送られ
てきた指紋特徴点データをネットワーク40から受け取
ったり、各地区A1〜Anに対して候補リストを送り出
す機能を有する通信制御装置30f−1〜30f−nを
備える。
【0025】まず、指紋データの蓄積動作について説明
する。指紋画像データベース20c−1〜20c−nに
登録を行いたい指紋は、指紋入力装置20a−1〜20
a−nで画像データとして入力制御装置20b−1〜2
0b−nに入力される。入力制御装置20b−1〜20
b−nは、入力された指紋を識別するためのIDと対応
させられるように、画像データとともに指紋画像データ
ベース20c−1〜20c−nに登録を行う。ここにい
う指紋を識別するためのIDは、本発明にいう識別デー
タを構成する。
【0026】また、同時に、指紋画像データに画像処理
を行うことでノイズの除去などを行って画像品質を向上
させた上、指紋照合に必要な指紋特徴点データの抽出を
行う。抽出された指紋特徴点データおよび識別IDは、
LAN20e−1〜20e−n、通信制御装置20f−
1〜20f−nおよびネットワーク40を介し、指紋照
合センターB1〜Bnに送出される。指紋照合センター
B1〜Bnでは、通信制御装置30f−1〜30f−n
により指紋特徴点データを受け取り、LAN30e−1
〜30e−nを介して照合制御装置30c−1〜30c
−nに送られる。
【0027】照合制御装置30c−1〜30c−nは、
指紋特徴点データベース30a−1〜30a−nに対し
て指紋を識別するためのIDとともに指紋特徴点データ
を登録する。このとき、指紋がいずれの地区で採取され
たのか分かるように決まったデータベースの領域、ある
いは、識別情報を付加して登録を行う。他にも必要に応
じて付加情報、例えば、性別や指紋の紋様などの情報に
応じて個別に登録することも可能である。ここにいう付
加情報は、本発明にいう個別情報を構成する。
【0028】以上の手順を繰り返し実行することで、指
紋画像データベース20c−1〜20c−nおよび指紋
特徴点データベース30a−1〜30a−nに大量に指
紋データを登録し、データベースを構築していく。な
お、このデータベースの大きさに基づいて地区A1〜A
nに対する課金を行うことも可能である。
【0029】次に、指紋データの照合動作について説明
する。指紋画像データベース20c−1〜20c−nと
照合を行いたい指紋を指紋入力装置20a−1〜20a
−nから読み込ませ、画像データとして入力制御装置2
0b−1〜20b−nに入力する。
【0030】入力制御装置20b−1〜20b−nは、
指紋画像データの画像処理を行って画像品質を向上させ
た上、指紋照合に必要な指紋特徴点データの抽出を行
う。抽出された指紋特徴点データは、LAN20e−1
〜20e−n、通信制御装置20f−1〜20f−nお
よびネットワーク40を介して指紋照合センターB1〜
Bnに送出される。
【0031】指紋照合センターB1〜Bnでは、通信制
御装置30f−1〜30f−nにより指紋特徴点データ
を受け取り、LAN30e−1〜30e−nを介して照
合制御装置30c−1〜30c−nに送られる。照合制
御装置30c−1〜30c−nは、送られてきた指紋特
徴点データを照合装置30b−1〜30b−nに送り込
むと同時に、指紋特徴点データベース30a−1〜30
a−nから各地区A1〜Anの登録指紋特徴点データ
(要求によっては他地区の指紋特徴点データを含む)を
読み込み、照合装置30b−1〜30b−nに送り込
む。
【0032】このとき、あらかじめ照合すべきデータが
絞り込める場合、例えば、性別が判明している場合、相
当する指紋特徴点データだけを照合装置30b−1〜3
0b−nに送り込むこともできる。照合装置30b−1
〜30b−nでは、照合すべき指紋特徴点データと指紋
特徴点データベース30a−1〜30a−nの指紋特徴
点データの照合を行い、特徴が類似している指紋の候補
リストを作成する。
【0033】照合対象となる指紋特徴点データベース3
0a−1〜30a−n全ての指紋特徴点データの照合が
完了した時点で、ネットワーク40を介して候補リスト
を各地区A1〜Anに送り返す。このとき、候補リスト
には、指紋の類似度スコアおよび指紋を識別するための
IDが含まれる。
【0034】送り返された地区A1〜Anでは、入力制
御装置20b−1〜20b−nの制御下、受け取った候
補リストの指紋識別IDに基づいて指紋画像データベー
ス20c−1〜20c−nより指紋画像を取り出し、取
り出された指紋画像と照合したい指紋画像の両方を画像
表示装置20d−1〜20d−nに出力することで、最
終的に同一指紋であるかの確認が行われる。なお、設定
によっては最終確認を省略することも可能である。
【0035】指紋照合センターB1〜Bnでは、何回指
紋照合アクセスが行われたかを課金装置30d−1〜3
0d−nで常に監視しており、照合アクセス頻度に応じ
た課金を地区A1〜Anに対して行うことができる。た
だし、課金方法については、データベース容量に応じた
課金や、アクセス何回までなら固定料金などのさまざま
な課金方法を適用可能である。
【0036】本実施形態では、指紋照合に限定して説明
を行ったが、掌紋照合を同一のシステム内で実行するこ
とも可能である。すなわち、図2に示すように、指紋掌
紋照合要求地区C1〜Cnにおける指紋掌紋入力系50
−1〜50−n、指紋掌紋照合センターD1〜Dnにお
ける指紋掌紋照合系60−1〜60−n、指紋掌紋入力
系50−1〜50−nと指紋掌紋照合系60−1〜60
−nとの間に介在されるネットワーク70により指紋掌
紋照合システムを構成することが可能である。
【0037】このように、ネットワーク40を介して指
紋入力系20−1〜20−nによる指紋特徴点データの
照合要求が行われた際、指紋照合系30−1〜30−n
では、照合要求された指紋特徴点データに該当する指紋
の有無を確認し、該当する指紋特徴点データがあると
き、指紋入力系20−1〜20−nに対して候補リスト
を送り出すため、犯罪捜査や選挙管理などのために指紋
照合を行う場合であっても、適切に指紋照合を行うこと
が可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、該当する
指紋が照合要求先に存在するのか否かが分からない場
合、すなわち、犯罪捜査や選挙管理などのために指紋照
合を行う場合であっても、適切に指紋照合を行うことの
可能な指紋照合システムを提供することができる。ま
た、請求項2における発明によれば、設備や保守人員の
ための費用を削減できるとともに、指紋照合のための施
設増設が容易となる。さらに、請求項3における発明に
よれば、指紋照合端末における処理効率を向上させるこ
とができる。
【0039】さらに、請求項4における発明によれば、
複数の行政地区ごとに指紋照合要求端末を配置した場合
に指紋照合端末の処理効率を向上させることができる。
さらに、請求項5における発明によれば、指紋を画像デ
ータとしてネットワーク回線に出力する場合に比べてデ
ータ量が小さくなるため、アクセススピードを向上させ
ることができ、また、データの不正な読み取りが困難な
ため、セキュリティ面でも有用となる。さらに、請求項
6における発明によれば、指紋照合要求端末における照
合結果の管理を容易にすることができる。
【0040】さらに、請求項7における発明によれば、
指紋照合端末における処理効率を向上させることができ
る。さらに、請求項8における発明によれば、指紋照合
を有料サービスとして提供する場合、個別に課金装置な
どを設ける必要がないため、構成を簡単化することがで
きる。さらに、請求項9における発明によれば、指紋照
合だけでなく、掌紋照合も行うことが可能となる。さら
に、請求項10における発明によれば、該当する指紋が
照合要求先に存在するのか否かが分からない場合、すな
わち、犯罪捜査や選挙管理などのために指紋照合を行う
場合であっても、適切に指紋照合を行うことの可能な指
紋照合方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における指紋照合システムの概略構
成を示すブロック図である。
【図2】変形例における指紋照合システムの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】従来例における指紋照合システムの概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10 指紋照合システム 20−1〜20−n 指紋入力系 20a−1〜20a−n 指紋入力装置 20b−1〜20b−n 入力制御装置 20c−1〜20c−n 指紋画像データベース 20d−1〜20d−n 画像表示装置 20e−1〜20e−n LAN 20f−1〜20f−n 通信制御装置 30−1〜30−n 指紋照合系 30a−1〜30a−n 指紋特徴点データベース 30b−1〜30b−n 照合装置 30c−1〜30c−n 照合制御装置 30d−1〜30d−n 課金装置 30e−1〜30e−n LAN 30f−1〜30f−n 通信制御装置 40 ネットワーク 50−1〜50−n 指紋掌紋入力系 60−1〜60−n 指紋掌紋照合系 70 ネットワーク A1〜An 指紋照合要求地区 B1〜Bn 指紋照合センター C1〜Cn 指紋掌紋照合要求地区 D1〜Dn 指紋掌紋照合センター

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋の照合要求を行う指紋照合要求端末
    と、 上記指紋照合要求端末にて照合要求された指紋と所定の
    指紋とを照合し、照合結果を上記指紋照合要求端末に出
    力する指紋照合端末と、 上記指紋照合要求端末と指紋照合端末との間に介在され
    た相互通信が可能なネットワーク回線とを備える指紋照
    合システムにおいて、 上記指紋照合端末は、照合要求された指紋に該当する指
    紋の有無を確認し、該当する指紋があるとき、この該当
    する指紋を上記指紋照合要求端末に出力することを特徴
    とする指紋照合システム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の指紋照合システム
    において、 上記指紋照合要求端末は、複数の行政地区ごとにそれぞ
    れ配置され、 上記指紋照合端末は、指紋照合を一括して行い、照合結
    果を各指紋照合要求端末ごとに出力することを特徴とす
    る指紋照合システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合端末は、上記指紋照合要求端末にて照合要
    求された指紋と所定の指紋とを照合し、照合結果を上記
    指紋照合要求端末に出力する複数の指紋照合装置を備え
    ることを特徴とする指紋照合システム。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の指紋照合システム
    において、 上記指紋照合装置は、照合対象となる指紋を各行政地区
    ごとに区分しつつ有することを特徴とする指紋照合シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合要求端末は、指紋特徴点データの照合要求
    を行い、 上記指紋照合端末は、上記指紋照合要求端末にて照合要
    求された指紋特徴点データと所定の指紋特徴点データと
    を照合することを特徴とする指紋照合システム。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合要求端末は、識別データを付加しつつ指紋
    の照合要求を行い、 上記指紋照合端末は、上記照合結果を該当する識別デー
    タとともに上記指紋照合要求端末に出力することを特徴
    とする指紋照合システム。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合要求端末は、入力された指紋に対応する個
    別情報を付加しつつ照合要求を行うことを特徴とする指
    紋照合システム。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合端末は、上記照合結果を出力する指紋照合
    要求端末に対して課金を行うことを特徴とする指紋照合
    システム。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載の指紋照合システムにおいて、 上記指紋照合要求端末は、掌紋の照合要求を行い、 上記指紋照合端末は、上記指紋照合要求端末にて照合要
    求された掌紋と所定の掌紋とを照合し、照合要求された
    掌紋に該当する掌紋があるとき、この該当する掌紋を上
    記指紋照合要求端末に出力することを特徴とする指紋照
    合システム。
  10. 【請求項10】 ネットワーク回線を介して指紋の照合
    要求が行われるとき、この照合要求された指紋と所定の
    指紋とを照合し、照合結果を上記ネットワーク回線を介
    して返送する指紋照合方法において、 上記照合要求された指紋と所定の指紋とを照合する際、
    照合要求された指紋に該当する指紋の有無を確認し、該
    当する指紋があるとき、この該当する指紋を上記指紋照
    合要求端末に出力することを特徴とする指紋照合方法。
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