JP2011501281A - 個人検問システム及び個人検問の実施方法 - Google Patents

個人検問システム及び個人検問の実施方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、個人(3)の通過意志を収集する工程と、個人(3)の検問意志を示すとともに、個人(3)を識別するデータ(IDデータ)を含む通知データを検問部局(7)に伝送する工程と、個人(3)を識別するデータ(IDデータ)と検問データバンク(32)の監査情報を照合して、個人検問に必要な審査データを生成する工程と、審査データを少なくとも一つの検問所(15)の少なくとも一つの検問機器(13)に伝送する工程と、検問機器(13)を用いて、個人(3)の検問情報を収集する工程と、審査データにもとづき検問情報を評価し、検問決定を実施して、その検問決定を出力する工程とを有する個人検問の実施方法及び検問システム(1)に関する。

Description

本発明は、個人の識別情報に関して個人を審査し、その審査した識別情報と、場合によっては、追加の監査情報とにもとづき、領域への入場、領域からの退場又は境界域の検問所の通過に関して通常下される検問決定を実施するための検問システム及び個人検問の実施方法に関する。
個人検問は、通常境界域で行われる。境界域とは、主権の及ぶ境界域及び法人組織の境界域であり、例えば、国内航空便の旅客審査所や建物又は敷地との境界域である。周知の簡単な検問システム又は個人検問方法では、個人の識別文書がリアルタイムで審査されている。更に、識別文書内の個人を識別するデータにもとづき、個人の識別審査が行われている。両方の審査が肯定的であった場合、即ち、識別文書が本物であると検証され、更に、識別文書内の個人識別情報と個人の間での一致が確認された場合に、個人が境界域を通過することを許可する検問決定が下される。それに対して、両方の審査の中の一つが否定的であった場合、個人が境界域を通過することが拒否される。
更に、多くの境界域では、それらの境界域の通過を許可するために、個人の集団を弁別する必要が有る。例えば、国の領土内での犯罪行為が発覚して、そのためにその国から追放された人は、境界域の検問所で、その国の領土に新たに足を踏み入れることを拒否されるべきである。従って、個人を識別するデータは、有利には、例えば、捜査リスト、追放された人や望ましくない人などに関する情報を含む審査情報とも照合される。境界域の通過を許可する個人の集団は、別の手法で制限することもできる。幾つかの国籍の個人に関して、例えば、識別文書内に押されたビザが必要であるとすることもできる。
境界域の検問所での手続を加速し、識別文書内における個人を識別するデータの収集を加速するとともに、十分に誤りの無い形で構成するために、個人を識別する情報の中の少なくとも一部が機械読取可能な形、即ち、検問機器によって収集することが可能な形で構成された識別文書が実現されている。
そうすることによって、セキュリティ文書内に掲載する個人を識別するデータの収集が加速されることで、確かに検問所での手続が加速されているが、有利には、検問データバンクに保存された監査情報とそれらの情報を突き合わせるのに必要な時間が低減されていない。従って、特に、多くの人が同時に、或いは短時間の間に境界域を通過しようとする場合、しばしば、検問される人用の検問所で長い待ち時間が発生している。
本発明の技術的な課題は、個人検問の信頼性を損なうことなく、個人検問に必要な時間を低減することができる検問システム及び検問方法を提示することである。
この技術的な課題は、本発明にもとづく請求項1の特徴を有する検問方法と、本発明にもとづく請求項11の特徴を備えた検問システムによって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項から明らかとなる。
そのために、個人の通過意志を収集する工程と、個人の通過意志を示すとともに、個人を識別するデータ(IDデータ)を含む通知データを検問部局に伝送する工程と、個人を識別するデータ(IDデータ)を検問データバンクの監査情報と照合して、個人検問に必要な審査データを生成する工程と、審査データを少なくとも一つの検問所の少なくとも一つの検問機器に伝送する工程と、検問機器を用いて、個人の検問情報を収集する工程と、審査データにもとづき検問情報を評価して、検問決定を行って、その検問決定を出力する工程とを有する個人検問の実施方法を提案する。通過意志とは、境界域を越えたいとの個人の意志である。それは、検問に先だって、その情報と監査情報の照合を行うことができるように、個人を識別するデータを更に含む通知データの形で検問部局に伝送される。監査情報は、例えば、入国リスト、捜査リスト等を含むことができる。そのような照合によって、それに続く本来の個人検問に必要な所謂審査データが生成される。個人の審査データを検問所に配分することができるように、審査データには、通常監査データとの照合結果及び個人を識別するデータの少なくとも一部が含まれる。審査データは、個人が通過したいと希望する境界域の検問所の少なくとも一つの検問機器に伝送される。そのため、当該の検問所に到着した時には、特に、例えば、個人を識別するデータと監査情報の照合にもとづき、境界域の通過を許可するか、或いは許可しないかに関する情報を含む審査データが存在することとなる。そのため、通常時間のかかる、そのような審査を本来の個人検問に先だって事前に実施しておくことができる。検問所では、検問機器を用いて、個人の検問情報が収集される。それらは、一方では、伝送されて来た審査データを個人に割り付けることを可能にするとともに、識別文書の審査を可能にする、即ち、個人が識別文書内に識別情報が保存又は記載されている本人であるか否かの審査を可能にするために、識別文書から収集される情報である。更に、個人の識別を可能にする個人に関する情報自体が、検問情報として収集される。最も簡単な実施構成では、検問機器は、そのための入力手段を有し、それによって、検問所で、個人は、識別文書から収集した情報、検問される人に対する質問から得られた情報、或いは検問される人から感じ取った情報、例えば、パスポートの写真と顔の照合結果を含む情報を入力される。検問情報は、審査データを用いて評価され、例えば、個人が境界域を通過することを許可するか否かを表す検問決定が実施される。それは、検問機器から出力される。そのため、個人検問を実行する検問システムは、少なくとも、個人の通過意志を収集するための意志収集機器と、検問部局が、個人の通過意志を示すとともに、個人を識別するデータを含む通知データを伝送することができるように、意志収集機器と情報技術的に接続された検問部局の中央制御機器と、中央制御機器が個人を識別するデータと監査情報の照合を行って、個人検問に必要な審査データを生成するように構成されている、中央制御機器と接続された、検問部局の監査情報を有する検問データバンクと、審査データを受信するために、中央制御機器と情報技術的に接続された少なくとも一つの検問所の少なくとも一つの検問機器とを有し、検問機器は、個人の検問情報を収集するための少なくとも一つの検問情報収集機器と、審査データにもとづき検問情報を評価して、検問決定を下すための評価機器と、検問決定を出力するための出力ユニットとを有する。検問員が検問機器の監視だけでなく、それに続く境界域の通過に関する決定のために配置されている場合、検問機器の検問決定は、検問員のための決定の助言、そのため検問の助言と看做される。
この検問システムによって、個人が検問所に未だ到着する前に、通過意志の通知にもとづき直ちに個人を識別するデータと監査情報の照合を行うことができるので、検問所で個人検問を実施するために必要な時間の明らかな低減が実現されることとなる。個々の人々が検問所の検問機器で待たなければならない時間が低減されるので、検問所の検問能力を低下させることなく、検問所の検問機器の数を削減することができる。検問機器を削減しない場合、この検問システムは、より多くの数の人を検問所で検問することが可能である。個人を識別するデータと監査情報の照合を中央で実行することによって、中央制御機器がそれぞれ最新の監査情報を保有することが保証されている限り、それぞれ最新の監査情報との照合を実施することを簡単に保証することができる。そのような頻繁に変わるデータは、中央制御機器から検問所に伝送する必要はない。照合結果だけを含む、そのため量に関して大幅に削減された審査データだけが、検問所の検問機器に伝送される。
検問される人の通過意志が出来る限り簡単に収集されて、伝送されるべきなので、有利な検問システムは、通過意志収集機器が信用情報機器を介して中央制御機器と情報技術的に接続されており、その信用情報機器は、ID情報データベースを有し、収集した通知データにもとづき、ID情報データベースから個人を識別するデータの少なくとも一部を呼び出して、意志データに付加するように構成されているものと規定する。そのため、通知データの伝送が信用情報機器を介して行われる場合、有利には、それによって、個人を識別するデータの少なくとも一部が、信用情報機器のID情報データベースから呼び出されて、通知データに付加されるものと規定する。そのため、通過意志収集機器から伝送される当初の通知データ内の通過意志は、信用情報機器が境界域を通過したいと希望する個人を識別することができるような情報だけを含めばよいこととなる。そして、監査データとの照合に必要な個人を識別する情報を信用情報機器のデータベースから呼び出して、通知データに付加し、次に、その通知データを検問部局に伝送することができる。
本発明の有利な実施構成では、通過意志は、検問機器から空間的に離れた所に配備された電子通信機器、特に、携帯電話、パーソナルデジタル情報機器(PDA)、ラップトップ、コンピュータ又はそれらと同等の機器を用いて収集される。それは、個人による通過意志を簡単に収集して、送信することができるという利点を提供する。それは、特に、時間的に検問所に到着する前に、即ち、検問所から空間的に離れた所から通知することができる。
有利な実施形態では、携帯電話を用いて通過意志を収集するために、アプリケーションモジュール、例えば、Javaスクリプトとして構成されたモジュールが、例えば、信用情報機器から呼び出されて、携帯電話にインストールされるものと規定する。そのようなモジュールを用いて、快適に携帯電話により通過意志に必要な情報を収集すると同時に、信用情報機器及び/又は検問部局が必要な完全な情報を保証することが可能となる。
本発明の実施構成では、例えば、通過する検問所に関する情報と、例えば、個人を十分に識別するための識別情報及び/又は信用情報機器がID情報データベースからの識別情報を通知データに付加することが可能な識別情報とが必要である。
特に、個人を識別する多くの情報及び/又は複雑な情報、例えば、一つの指紋、複数の指紋、人の片目又は両目の虹彩パターン、顔情報などの生体情報データを検問時に使用する検問部局では、ユーザーがそのような情報を入力することは難しいか、或いは不可能であり、特に、誤りが多くなる。従って、個人を識別する情報を事前に信用情報機器に投入することができるようにして、その機器が後でその情報をデータベースから呼び出して通知データに付加できるようにすることは有利である。有利な検問システムでは、個人を識別可能な情報を導き出すことが可能であるか、或いは導き出すための別の検問情報を収集することが可能である別の検問情報収集ユニットが信用情報機器と接続されている。これらの別の検問情報は、例えば、別の検問情報収集ユニットを用いて、検問される人から直接収集することができる。従って、本発明の実施構成では、検問情報収集ユニット及び/又は別の検問情報収集ユニットは、指紋スキャナ、虹彩スキャナ、3D人間スキャナ、特に、顔スキャナ、ビデオ撮影ユニット、英数字読取ユニット、音声読取機器、音声認識機器、音声分析機器、或いは文書読取機器を有するものと規定する。文書読取機器は、識別文書内に保存された個人を識別するデータを読み取ることができる機器全体とすることができる。そのため、それらは、特に、文書スキャナ、テキスト認識ユニット、RFID読取機器、チップ読取機器等を備えることができる。識別文書、例えば、パスポートにおいて、チップ又はRFID機器内に保存された生体情報データは、不法な読取に対して保護されているので、信用情報機器は、通常別の検問情報収集機器により、そのような生体情報データを個人から直接収集する。そのために、個人が信用情報機器で登録して、そこに個人を識別するデータを保存することができるように、信用情報機器は、様々な場所に空間的に分散して設置された多くの別の検問情報収集ユニットと接続されている。
本発明の有利な実施構成では、登録後検問の意志を通知する時に僅かな量のデータだけを伝送すればよく、その個人自身だけがそのような個人を識別するデータの通知データへの付加を許可することができることを保証するために、信用情報機器は、個人を識別するデータの収集時に、ID情報データベース内における個人を識別するデータの割り付けを可能とするトークンを発生するトークン発生器を備えるものと規定する。このトークンは、例えば、個人識別番号(PIN)とすることができる。境界域の通過意志を通知するためには、意志確認機器、例えば、携帯電話を用いて、そのようなトークンだけを信用情報機器に伝送すればよく、それにもとづき、信用情報機器は、個人を識別することができるとともに、個人を識別するデータを通知データに付加することができる。
検問部局での個人を識別するデータと監査データの照合が、確かに時間的に本来の検問前であるが、出来る限り検問に近い時点で行われることを保証するとともに、出来る限り最新の監査データとの照合が行われることを保証するために、通知データの処理時間に適合した時間スロットが検問部局に付与される。通常の場合、そのような時間スロットは、検問される人が通過意志を通知した場合に、その人が既に検問所への途上に有るとした時間長に設定される。
本発明の有利な改善構成では、検問所全体の中の少なくとも一つの検問所又は検問所のグループは、収集した通過意志及び/又は通知データの伝送からの情報にもとづき自動的に突き止められて、審査データは、そのような検問所の検問機器又は検問所グループの検問機器にのみ伝送されるものと規定する。例えば、携帯電話を用いて、通過意志が収集された場合、携帯電話網業者において、携帯電話の通信データから携帯電話の位置を割り出すことができる。そのような情報は、通知データに付加することができ、その結果信用情報機器は、場所的に最も近い検問所を突き止めることができる。例えば、フェリー上でのコンピュータを用いて、通過意志が収集された場合、そのことから、フェリーの到着港にもとづき、その人が境界域を通過したいと希望する検問所を検出することができる。
特に、多くの検問所を有する国の領土の境界域では、全ての検問所で、それぞれ同じ基準にもとづき個人検問を実施することを保証することは難しい。更に、様々な国で多くの異なる識別文書が作成されているために、個々の識別文書に関する最新の情報と、そのような識別文書の正当性を審査、検証する方法とをそれぞれ個々の検問所で保守しつづけることは難しい。従って、そのような問題を解決するために、検問部局の中央制御機器は、検問と関連した情報が保存された所謂通過制御テーブルデータベースを備えることを提案する。それらは、個人を識別するデータと監査データの照合を正しく実施するために使用することができる。そのため、通過制御テーブルデータベースの情報にもとづき、通知データの照合を行うことは、本発明の目的に適っている。
本発明の別の有利な実施構成では、通過制御テーブルデータを審査データに付加するように、中央制御機器を構成するものと規定する。そのため、その時々の検問と関連する通過制御テーブルデータベースの情報は、実際の検問が行われる各検問所に伝送される。そうすることによって、各検問所で、中央に保存された審査基準にもとづき検問が行われることを保証している。
本発明の特に有利な改善構成では、審査データ内を伝送されて来た通過制御テーブルデータを用いて、検問情報の収集と評価の制御及び/又はコンフィギュレーションを行うことができるように、検問機器を構成するものと規定する。そのようにして、最新の脅威事情及び/又は具体的な検問状況にもとづき検問を中央で制御することが可能となる。安全事情が変化した場合、審査データを中央で変更し、それによって、検問所での個人の検問を制御、調整することができる。例えば、標準的な危険事情である場合、検問情報として、個人の所定の識別指標だけを収集、評価するものと規定することができる。同様に、識別文書の所定の安全指標だけを収集、検証することができる。それに対して、安全事情が変化した場合、審査データに付加する通過制御テーブルデータを簡単に変更することによって、検問情報としての個人の複数及び/又は別の識別指標の収集と、識別文書の別の又は複数の安全指標の収集及び検証とを実施することができる。同様に、個々の識別指標及び/又は安全指標の評価及び/又は検証方式を異なる形態で実施することも考えられる。そうすることによって、個人検問の品質を明らかに向上することができる。検問組織の職員が、例えば、英数字読取ユニット、特に、キーボードによって、個人を識別する指標の一部を収集しなければならない場合にのみ、通過制御テーブルデータにもとづき、検問機器が、職員に正しい識別指標を入力し、それによってそれまでの一般的な検問と比べて、如何なる場合及び如何なるセキュリティ文書に対しても統一した基準を保証することを要求するように実現することができる。そうすることによって、検問機器が、その時々の検問に必要な審査情報を表示して、例えば、検問機器の出力機器に指示を表示することによって、職員を支援するので、検問組織の職員の負荷が軽減されるとともに、職員を訓練する負担が削減されることとなる。
別の実施構成は、複数の検問部局及び/又は複数の信用情報機器を備えることができる。更に、大きな検問部局は、中央制御機器と、それぞれ互いに同期した形で保守された監査データを有する通過制御テーブルデータベース及び検問データバンクとを複数備えることができる。そうすることによって、窓口の処理能力の向上と中央制御機器の中の一つ又はデータベースの中の一つが故障した時の信頼性に関する冗長性とを実現することができる。
検問決定は、その決定を領域への入場及び/又は領域からの退場を拒否又は許可するゲート手段を駆動するために使用可能な形態で出力することができる。そのような出力は、特に、情報技術的に処理可能な信号の形で行うことができる。即ち、全自動式無人検問機器を検問所に設置することができる。場合によっては、検問所の検問機器を監視するために、人間の検問員を配置することができる。
以下において、有利な実施例にもとづき、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
個人検問の実施方法の模式的なフローチャート 個人検問の実施方法の模式的なフローチャート 検問システムの模式図
以下において、個人検問の実施方法101の模式的なフローチャートを図示した図1aと1b及び検問システム1を模式的に図示した図2にもとづき、有利な検問を説明する。ここで述べる実施例では、人3は、三つの異なる時点t,t及びtにおいて、検問システム1と協力して動作する。人3が境界域5を通過することを許可するか否かの決定は、検問部局7が行う。例えば、境界域5が国境である場合、検問部局7は、国の機関、例えば、国境警備隊、警察、税関又は軍隊である。境界域が人の流れの境界域や、例えば、運動場や職場の境界域である場合、そのような境界域での人の手続に関して責任を持つ別の組織とすることができる。
そのような検問部局7は、人3が境界域5を通過することを許可されるために満たさなければならない基準を決めている。同じ境界域5において、そのような基準は、異なる人3及び異なる時間に対して異なる形で設定することができる。同様に、如何なる方向から人3が境界域5に近付いて来たのかを重視することもできる。例えば、国境である飛行場の境界域5を通過する場合、人が入国して来る国に応じて基準を決めることができる。同じく、一般的な危険事情が、人3が境界域5の通過を許可されるために満たさなければならない基準に影響を及ぼすことができる。これらの全ての情報は、所謂通過制御テーブル(Passage Control Table − PCT)に集約されている。
有利には、通過制御テーブルデータベース9に保存された、そのような通過制御テーブル(PCT)には、更に、境界域5を通過したいと希望する人が携行する識別文書に関する情報が保存されている。そのような識別文書は、例えば、パスポート、身分証明書、個人識別カード、運転免許証、社員証などとすることができる。通常識別文書は、所謂セキュリティ文書である。簡単な複写に対して、識別文書内に保存された情報の模造及び/又は偽造を困難又は不可能とする一つ以上のセキュリティ指標を有する文書が、セキュリティ文書と看做される。識別文書内に保存された情報には、通常特に、氏名、生年月日、生まれた場所、現住所、国籍、体長、眼の色、肌の色、性別、識別文書に掲載された人の画像、特に、パスポート写真、識別文書に掲載された人の生体情報データ、例えば、指紋データ、虹彩情報、顔情報等が含まれる。多くの場合、識別文書は、識別文書に掲載された人を識別する情報に加えて、識別文書自体を識別する情報、例えば、識別番号、特徴的なセキュリティ指標等も有する。
識別文書では、不正な組織による識別文書の偽造及び/又は模造を困難にするために、セキュリティ指標の一部だけを広く公開することが一般的である。しかし、検問部局が識別文書の正当性に関する検証を行えるように、如何なるセキュリティ指標が個々の識別文書に含まれるのか、並びに如何にして文書の正当性に関して調査、検証することができるのかの必要な情報を検問部局に提供しなければならない。更に、そのような全ての情報は、通過制御テーブル(PCT)にも含まれている。
更に、有利な実施構成では、例えば、入国して来る国、安全状況等に応じて個々の監査シナリオを決めるための情報が通過制御テーブル(PCT)に付加されている。更に、個々の安全シナリオに関する指示及び/又は制御情報が有り、それにもとづき、検問部局7の検問所15に有る検問機器13は、境界域5での検問を行うことができる。例示した方法では、方法の工程103において、PCTの作成及び更新が一つの工程として統合されている。
例えば、通過シナリオの如何なる所で如何なる識別文書を携行すべきかを人3に周知するために、検問部局は、有利には、要約した形で、通過制御テーブル(PCT)を公表する。人3に関して、例えば、A国からの入国時に機械読取可能な生体情報データを含まない識別文書を携行すれば十分であるとすることができる。それに対して、B国からの入国時には、同じ境界域5を通過する場合、識別文書11が、その人の機械読取可能な生体情報データを含む文書である必要があるとすることができる。
そのため、図2に図示されている検問システム1では、通過制御テーブル9の一部が、有利には、電子的に、信用情報機器17に移出されるか、或いは信用情報機器からアクセス可能となっている(工程105)。信用情報機器17は、人3が時間的に境界域5の通過前の時点tでその人3を識別するデータを委託管理のために引き渡すための機関である。それは、方法の工程107に示されている通り、人3を信用情報機器17に登録することを意味する。登録の際に、境界域5での人の検問時に評価、調査することができる全てのデータが収集される(工程109)。それらは、通常識別文書11に印刷技術で、ホログラムにより、電子的に、或いはそれ以外の手法で保存される情報である。データの保護、特に、偽造に対する正当性の保全の理由から、そのようなデータの少なくとも一部は、識別文書11内において暗号化されているか、或いはデータの呼び出しに対して保護されている。従って、通常信用情報機器17は、識別文書11から個人を識別するデータの全体を読み出すことができない。識別文書11内に保存された情報の完全な収集は、検問所15における検問機器13の検問収集ユニット19に委ねられている。しかし、有利には、個人を識別する特徴及びデータを収集することができる別の検問収集ユニット21が信用情報機器17と接続されている。別の検問収集ユニット21は、検問収集ユニット19と同様に、人3自体又はその特徴の収集(工程111)、識別文書5及び/又はそこに保存された情報の収集(工程113)に適した考え得る全ての機器を備えることができる。例えば、検問収集ユニット19と別の検問収集ユニット21は、光学スキャナ、3Dスキャナ、テキスト認識システム、画像認識システム、ホログラム読取機器、バーコードリーダー、指紋スキャナ、ビデオカメラ、虹彩スキャナ等、並びに別の情報を収集するためのシステムを備えることができる。そのような別のシステムは、例えば、キーボード及び/又はマウスを備えた端末、トラックボール、ジョイスティック又はそれらと同等の機器、並びに音声の読取、認識及び/又は分析ユニットを備えることができる。
そのため、人3の典型的な登録時には、その人を識別するデータの一部が、識別文書11から収集され、その文書では、例えば、機械読取可能なゾーン(Machine Readable Zone − MRZ)のデータが、それに対応した読取機器を用いて収集される。更に、例えば、一つ以上の指紋が収集され、片目又は両目の虹彩のスキャンが行われ、3D顔スキャナを用いて、顔の構造が記録され、或いは個人を識別する個々の情報、例えば、氏名、名前、姓名、生まれた場所、生年月日、国籍、性別、肌の色、眼の色等が入力機器により入力、収集される。如何なる情報を収集するか、及び如何にして情報を収集するかは、例えば、信用情報機器17に伝送される通過制御テーブル(PCT)の一部から明らかとなる。更に、登録時に、所定の境界域の通過及び/又は所定の時間帯だけに関係する情報も収集することができる。そのような情報又はデータは、例えば、ビザ又はそれと同等の物と関連付けることができる。出来る限り完璧に登録を実施することができるようにするために、別の検問収集ユニット21による個人を識別するデータの収集は、信用情報機器17に伝送されたPCTデータにもとづき行われる。有利には、PCTデータは、検問機器13を制御するために使用される。
収集された人3を識別するデータを人3に簡単に割り付けることができるとともに、第三者による人3を識別するデータへの不正なアクセスを防止するために、登録時にトークンを生成する(工程115)。このトークンは、人3に対して出力される(工程117)。それは、例えば、電子メール、SMS又はそれらと同等の物を人3の通信機器に伝送することによって、電子的な形で行うことができる(工程117)。個人を識別する情報は、トークンと共にID情報データベース25内に保存される(工程119)。人3は、そのような登録を信用情報機器17に対して時点tで実行する。例えば、ビザなどの、単発の通過プロセスに必要な情報が境界域5の通過に不要である場合、そのような登録は、一回実施され、境界域5及び/又別の境界域の任意の回数の通過に対して使用することができる。
人3による境界域5の通過が間近に迫っている場合、人3は、時点tの後で検問所15での検問の時点tの前の時点tで、そのような通過意志を検問部局7に通知する(通知工程121)。
人3は、通過意志を通知するために意志収集機器27を使用する。それは、有利には、人3に割り付けられた通信機器として構成される。意志収集機器27は、例えば、携帯電話、パーソナルデジタル情報機器(PDA)、パーソナルコンピュータ、さもなければ、人3に直接割り付けられていない通信機器、公衆電話、開放されているコンピュータ、ファックス機器、境界域の通過意志を通知するための特殊な端末等とすることができる。意志収集機器27が、例えば、携帯電話として構成されている場合、人3は、有利には、例えば、Javaスクリプトで実現された収集モジュールを信用情報機器17から呼び出すことができる(工程123)。そのようなモジュールを携帯電話で実行すると、人3は、通過意志を完成するのに必要な情報を入力するように誘導される。そのような意志収集モジュールは、有利には、そのモジュールが信用情報機器17に伝送されたPCTデータを使用して、境界域の通過に必要な情報の全部を収集する(工程125)ように、信用情報機器17によって作られている。信用情報機器17に人3を登録する場合、人3を識別する僅かなデータ、例えば、トークンだけを提示すればよい。具体的な通過意志に関して、例えば、入国して来る国、境界域5を通過する検問所15、及びID情報データベース25内の人3を識別するデータを検索することが可能なトークンを提示することを必要十分条件とすることができる。
携帯電話からは、通過意志と個人を識別するデータを含む通知データ、この場合トークンが検問部局7に伝送される(工程127)。そのような伝送は、例えば、ここでは簡略化した受信アンテナで模式的に図示されている携帯電話網業者29と、検問部局7の中央制御機器31と情報技術的に接続された信用情報機器17とを介して行われる。通知データを伝送している間に、プロセッサ制御式計算機を用いて構成することができる、信用情報機器17の通知データ評価ユニット33は、通知データを評価し(工程129)、この場合、トークンを分析して、トークンと関連する人3を識別するデータを個人情報データベース25から呼び出して(工程131)、通知データに付加する(工程133)。この場合、有利には、検問部局7が信用情報機器17に伝送されて来たPCTデータにもとづき境界域5の通過に対して準備するのに必要な人3を識別するデータだけが通知データに付加される。そうすることによって、検問部局7に伝送される通知データのデータ量が効果的に制限される。
検問所15での人の検問の準備を効果的に行うために、中央制御機器31は、通過制御テーブル(PCT)に含まれるデータを考慮して通知データを評価する(工程135)。この場合、個人を識別するデータ等は、例えば、捜査情報を含む監査情報と照合される(工程137)。監査情報は、検問データベース32に保存されている。人3が、例えば、捜査リストにおいて、捜索されている人として掲載されている場合、そのような照合によって、国の組織がその人を捜索していることに気付く。照合の結果として、審査データが生成されて(工程139)、検問所15の検問機器13に伝送される(工程141)。審査データは、境界域5での検問に必要な全ての情報を含む。そのため、有利な実施構成では、検問所での検問機器の制御及び/又は正しく制御された検問の支援に必要な通過制御テーブルの全てのPCTデータが、審査データに付加される。更に、審査データは、監査データとの照合結果と、有利には、検問所15で審査データをその人3に割り付けることができるように、個人を識別するデータの少なくとも一部とを含む。
時間的に時点tとtの後の時点tにおいて、人3は、境界域5の通過前に検問所15で検問される。この場合、検問情報としての特徴が、検問情報収集ユニット19を用いて、人3と、通常識別文書11とから収集される(工程143)。この収集は、検問機器13の検問情報収集ユニット19によって、有利には、自動的に、或いは審査データで伝送されて来たPCTデータにもとづき制御された形で行われる。それらは、人の如何なる特徴を如何にして収集するのか、識別文書11の如何なる特徴を如何にして検証するのかを決定する。個々の収集工程及び/又は検問・検証工程は、(図示されていない)検問員による支援を要求することができる。例えば、信用情報機器17から検問部局7にデータが伝送されて来て出力機器に表示されたパスポート写真にもとづき、信用情報機器17から伝送された来た個人を識別するデータと人3の間の個人識別情報の照合を行うことができる。そこの検問員が、そのような伝送された来たパスポート写真と、場合によっては、更に、識別文書11内のパスポート写真と人の間の識別情報の照合を行って、その識別情報の審査結果をキーボード、スイッチ、及び/又はそれ以外の任意の収集機器、例えば、音声認識機器を用いて収集することができる。それに続いて、検問決定を導き出すために、収集した検問情報は、審査データと、場合によっては、そこに含まれるPCTデータと一緒に評価される(工程145)。検問決定は、評価機器35によって実施されて、出力ユニット37によって出力される(工程147)。無人の検問機器では、例えば、通過許可に関して肯定的な検問決定が下された場合に、人3が境界域5を通過することができるように、(図示されていない)機械式ゲート機器を開くための電子信号を出力することによって、検問決定の出力を行うこともできる。さもなければ、音響、光又はそれ以外の手法により、否定的な検問決定が人3に対して出力される。
領域への入場又は領域からの退場を監視する検問員が検問所に配置されている場合、検問機器の検問決定は、検問員のための検問の勧告又は決定の勧告と看做される。そのような場合、検問員が通過の決定を下す。
個人を識別するデータと監査情報の照合と、如何にして識別文書11のセキュリティ指標を検証する、或いは読み取るのかを示す、場合によっては必要となるPCTデータの入手とが、時間的に検問前に検問所15又は検問機器13に事前に伝送されて来ているか、或いは実施されているので、ここで述べた方法及びここで述べた検問システム1は、時点tにおける検問所15での人3の実際の検問に必要な時間を明らかに低減することができるという利点を提供する。複数の検問機器13を有する検問所15では、境界の通過を通知して来た人3を有利に処理するものと規定することができる。例えば、事前に境界域5の通過を通報又は通知している人3だけが使用できる個別の検問機器13を配備することができる。それ以外の人は、別の検問機器において、時点tで検問している間人3を識別するデータと監査データの照合を実施するのに必要な時間待たなければならない。本発明によるシステムによって、所与の数の検問機器13に対して、個々の人の検問に必要な時間を低減することができ、そのため同じ時間内でより多くの人を検問することができる。さもなければ、検問される人の数が同じ場合、必要な検問機器の数を削減することができる。
本発明の別の実施構成では、通知データ内には、即ち、通過意志の収集時には、具体的な検問所を収集する必要はなく、通知データの伝送時の付随情報にもとづき、信用情報機器17及び/又は検問部局7が自動的に突き止めるものと規定することができる。携帯電話が意志収集機器として使用された場合、通知データを収集した無線塔にもとづき、人3の場所を推定することができる。境界域5での本来の検問前における何らかの時間スロット内に通知を行われなければならないので、通知時点tでの人3の場所と検問所15に関する地理的な情報から、人3が境界域5を通過するために高い確率で移動する検問所15又は検問所15のグループを突き止めることができる。
当業者には、検問システム1もここで述べた方法101も修正、拡張することができることは明らかである。特に、ここで述べた方法101に関して、本発明による方法を有利に実施することができるためには、ここで述べた方法の工程の全てを所定の順序で、或いはほぼ同じ順序で行う必要はないことを補足しておきたい。
1 検問システム
3 人
〜t 時点
5 境界域
7 検問組織
9 通過制御テーブルデータベース
11 ID文書
13 検問機器
15 検問所
17 信用情報機器
19 検問収集機器
21 別の検問収集機器
23 トークン発生器
25 ID情報データベース
27 意志収集機器
29 携帯電話網業者
31 中央制御機器
32 検問データベース
33 通知データ評価ユニット
35 評価ユニット
37 出力ユニット
101 方法
103 通過制御テーブル(PCT)の作成、更新、保存
105 PCTの一部の移出、準備(例えば、信用情報機器への伝送)
107 登録
109 別の検問情報(ID情報)の収集
111 人からのデータ収集
113 識別文書からのデータ収集
115 トークンの生成
117 人へのトークンの出力
119 ID情報データベースへのID情報の保存
121 通過意志の通知
123 収集モジュールの呼出し
125 通知データの収集
127 通知データの伝送
129 通知データの評価(トークンの検索)
131 トークンに対応するIDデータのID情報データベースからの呼出し
133 通知データへのID情報の付加
135 PCTデータを考慮した通知データの評価
137 IDデータと監査データの照合
139 審査データの生成(PCTデータの付加)
141 検問所の検問機器への審査データの伝送
143 PCTデータを考慮した検問情報の収集
145 審査データを含む検問情報の評価と検問決定の実施
147 検問決定の出力

Claims (20)

  1. 個人検問の実施方法であって、
    個人(3)の通過意志を収集する工程と、
    個人(3)の検問意志を示すとともに、個人(3)を識別するデータ(IDデータ)を含む通知データを検問部局(7)に伝送する工程と、
    個人(3)を識別するデータ(IDデータ)を検問データバンク(32)の監査情報と照合して、その照合結果と個人を識別するデータの少なくとも一部とを含む、個人検問に必要な審査データを生成する工程と、
    審査データを少なくとも一つの検問所(15)の少なくとも一つの検問機器(13)に伝送する工程と、
    少なくとも一つの検問機器(13)を用いて、個人(3)の検問情報を収集し、その検問情報が、個人から収集した特徴とID文書から収集した特徴とを含む情報である工程と、
    審査データにもとづき検問情報を評価し、検問決定を行って、その検問決定を出力する工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 当該の通知データの伝送が、信用情報機器(17)を介して行われ、個人(3)を識別するデータの少なくとも一部が、信用情報機器(17)のID情報データベース(25)から呼び出されて、通知データに付加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 当該の検問意志が、検問機器(13)から空間的に離れた所に配備された電子通信機器、特に、携帯電話、PDA、ラップトップ又はコンピュータを用いて収集されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 個人(3)を識別するデータは、時間的に検問意志を収集する前に、かつその収集と別に、信用情報機器(17)によって収集されて、ID情報データベース(25)に保存されることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の方法。
  5. 信用情報機器(17)による個人(3)を識別するデータの収集時に、個人(3)の別の検問情報が収集されて、その情報から個人(3)を識別するデータが導き出されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 個人(3)を識別するデータの収集時及び保存時の少なくとも一方において、データベース内での個人(3)を識別するデータの割り付けを可能とするトークンが生成されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 検問意志の収集時に、当該のトークンを収集して、通知データに付加することを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の方法。
  8. 収集した検問意志と通知データの伝送による情報の中の少なくとも一方にもとづき、検問所全体の中から、少なくとも一つの検問所(15)又は検問所のグループを自動的に突き止めて、そのようにして突き止めた検問所(15)又は検問所のグループの検問機器(13)にだけ審査データを伝送することを特徴とする請求項1から7までのいずれか一つに記載の方法。
  9. 通過制御テーブルデータベース(9)には、審査する識別文書のセキュリティ指標に関する情報と、セキュリティ指標の審査に必要な検問工程、個人検問時に、検問状況と制御指示の中の少なくとも一方にもとづき検問工程を実施するための指示に関する情報とが保存されており、それらを用いて、検問機器(13)の個人検問時の制御と個人検問のためのコンフィギュレーションの中の少なくとも一方が行われることを特徴とする請求項1から8までのいずれか一つに記載の方法。
  10. PCT情報の少なくとも一部が信用情報機器(17)に伝送され、信用情報機器(17)が、個人情報データベース(25)に保存されたデータから個人(3)を識別するデータの中の検問部局(7)が所望する部分を選定して、通知データに付加し、そのようにして、個人(3)を識別するデータの中の必要な部分だけが検問部局(7)に伝送されることを特徴とする請求項1から9までのいずれか一つに記載の方法。
  11. 個人(3)の検問意志を収集するための意志収集機器(27)と、
    検問部局(17)が個人(3)の検問意志を示すとともに、個人(3)を識別するデータ(IDデータ)を含む通知データを伝送することができるように、意志収集機器(27)と情報技術的に接続された、検問部局(17)の中央制御機器(31)と、
    中央制御機器(31)が、個人(3)を識別するデータ(IDデータ)を検問データベースの監査情報と照合して、個人検問に必要な審査データを生成するように構成されている、中央制御機器(31)と接続された、検問部局(17)の監査情報を有する検問データバンク(32)と、
    審査データを受信するために、中央制御機器(31)と情報技術的に接続された少なくとも一つの検問所(15)の少なくとも一つの検問機器(13)と、
    を有する個人検問を実施するための検問システム(1)であって、
    検問機器(13)は、個人(3)の検問情報を収集するための少なくとも一つの検問情報収集機器(19)と、審査データにもとづき検問情報を評価して、検問決定を下すための評価機器(35)と、検問決定を出力するための出力ユニット(37)とを有する検問システム。
  12. 請求項11に記載の検問システム(1)において、
    意志収集機器(27)が、信用情報機器(17)を介して、中央制御機器(31)と情報技術的に接続されており、この信用情報機器が、ID情報データベース(25)を有し、収集した通知データにもとづき、ID情報データベース(25)から個人(3)を識別するデータの少なくとも一部を呼び出して、意志データに付加するように構成されていることを特徴とする検問システム。
  13. 請求項11又は12に記載の検問システム(1)において、
    意志収集機器(27)が、検問機器(13)から空間的に離れた所に配備された通信機器、特に、携帯電話、PDA、ラップトップ又はコンピュータであることを特徴とする検問システム。
  14. 請求項11から13までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    別の検問情報収集ユニット(21)が、信用情報機器(17)と接続されており、その別の検問情報収集ユニットによって、別の検問情報を収集することが可能であり、その別の検問情報から、個人(3)を識別するデータを導き出すことが可能であるか、或いは導き出されることを特徴とする検問システム。
  15. 請求項11から14までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    信用情報機器(17)が、トークン発生器を有し、そのトークン発生器を用いて、個人(3)を識別するデータの収集時にトークンを生成して、そのトークンによって、ID情報データベース内において個人(3)を識別するデータを割り付けることが可能であることを特徴とする検問システム。
  16. 請求項11から15までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    検問情報収集ユニット(19)と別の検問情報収集ユニット(21)の中の少なくとも一方が、指紋スキャナ、虹彩スキャナ、3D人間スキャナ、特に、顔スキャナ、ビデオ撮影ユニット、英数字読取ユニット、音声読取機器、音声認識機器及び音声分析機器の中の少なくとも一つであることを特徴とする検問システム。
  17. 請求項11から16までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    検問部局(7)の中央制御機器(31)が、検問と関連する情報を保存した通過制御テーブルデータベース(9)を有し、通過制御テーブルデータベース(9)の情報にもとづき、通知データと検問データベース(32)の照合が行われることを特徴とする検問システム。
  18. 請求項11から17までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    中央制御機器(31)は、審査データにPCTデータを付加するように構成されていることを特徴とする検問システム。
  19. 請求項11から18までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    検問機器(13)は、検問情報の収集と評価時に、審査データ内に伝送された来たPCTデータを用いた制御とコンフィギュレーションの中の少なくとも一方が行われるように構成されていることを特徴とする検問システム。
  20. 請求項11から19までのいずれか一つに記載の検問システム(1)において、
    収集された通知データが、当該のトークンを含み、そのトークンにもとづき、信用情報機器(17)が、ID情報データベース(25)から個人(3)を識別するデータを呼び出して、通知データに付加することを特徴とする検問システム。
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