JPH0729003A - 指紋照合装置 - Google Patents
指紋照合装置Info
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- JPH0729003A JPH0729003A JP5193004A JP19300493A JPH0729003A JP H0729003 A JPH0729003 A JP H0729003A JP 5193004 A JP5193004 A JP 5193004A JP 19300493 A JP19300493 A JP 19300493A JP H0729003 A JPH0729003 A JP H0729003A
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-
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V40/00—Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
- G06V40/10—Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
- G06V40/12—Fingerprints or palmprints
- G06V40/1365—Matching; Classification
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- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Collating Specific Patterns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指紋照合装置において指紋の照合の処理時間
を短縮する。 【構成】 サーチ指紋とファイル指紋の各々に照合用特
徴点データに対応して付加情報を記憶し、サーチ指紋の
付加情報に対しファイル指紋の対応する付加情報が一致
しないときは当該ファイル指紋の照合処理を省略するこ
ととした。
を短縮する。 【構成】 サーチ指紋とファイル指紋の各々に照合用特
徴点データに対応して付加情報を記憶し、サーチ指紋の
付加情報に対しファイル指紋の対応する付加情報が一致
しないときは当該ファイル指紋の照合処理を省略するこ
ととした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は指紋照合装置、さらに詳
しくは照合の対象となる探索指紋（以下サーチ指紋とい
う）が、既に登録されている複数の指紋（以下ファイル
指紋という）のうちのどれに相当するかを照合する指紋
照合装置に関するものである。
しくは照合の対象となる探索指紋（以下サーチ指紋とい
う）が、既に登録されている複数の指紋（以下ファイル
指紋という）のうちのどれに相当するかを照合する指紋
照合装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】本発明の先行技術としては例えば特開昭
６０−１３４３８６号公報に開示された「指紋照合方
式」がある。この先行技術では指紋のイメージデータか
ら当該指紋の特徴を表す特徴点データを抽出し、この抽
出した特徴点データを複数のファイル指紋についてはフ
ァイル指紋データ記憶部に登録しておき、サーチ指紋に
ついては当該サーチ指紋の特徴点データを新しく抽出し
てサーチ指紋データ記憶部に一旦記憶し、このサーチ指
紋データ記憶部から読み出したサーチ指紋の特徴点デー
タを、ファイル指紋データ記憶部から順次読み出したフ
ァイル指紋の特徴点データと比較し、サーチ指紋の特徴
点データに対し類似度の最も高い特徴点データを持つフ
ァイル指紋を決定している。
６０−１３４３８６号公報に開示された「指紋照合方
式」がある。この先行技術では指紋のイメージデータか
ら当該指紋の特徴を表す特徴点データを抽出し、この抽
出した特徴点データを複数のファイル指紋についてはフ
ァイル指紋データ記憶部に登録しておき、サーチ指紋に
ついては当該サーチ指紋の特徴点データを新しく抽出し
てサーチ指紋データ記憶部に一旦記憶し、このサーチ指
紋データ記憶部から読み出したサーチ指紋の特徴点デー
タを、ファイル指紋データ記憶部から順次読み出したフ
ァイル指紋の特徴点データと比較し、サーチ指紋の特徴
点データに対し類似度の最も高い特徴点データを持つフ
ァイル指紋を決定している。
【０００３】サーチ指紋に対し照合すべきファイル指紋
の数は、一般に多数あり、そのため照合処理には長い時
間を必要とし、この照合処理時間を短縮するために種々
の方式が提案されている。例えば、前記の先行技術では
照合装置を複数組設け、複数のファイル指紋との照合を
並行して行っている。また、特開平４−５２９７４号公
報で指紋紋様分類装置として公開された装置では、指紋
紋様により指紋を自動的に分類する装置が提案されてい
る。サーチ指紋と同一分類に属するファイル指紋につい
てだけ照合すればよいので、照合処理の時間を短縮する
ことができる。
の数は、一般に多数あり、そのため照合処理には長い時
間を必要とし、この照合処理時間を短縮するために種々
の方式が提案されている。例えば、前記の先行技術では
照合装置を複数組設け、複数のファイル指紋との照合を
並行して行っている。また、特開平４−５２９７４号公
報で指紋紋様分類装置として公開された装置では、指紋
紋様により指紋を自動的に分類する装置が提案されてい
る。サーチ指紋と同一分類に属するファイル指紋につい
てだけ照合すればよいので、照合処理の時間を短縮する
ことができる。
【０００４】図３は従来の指紋照合装置の一例を示すブ
ロック図であり、指紋照合装置１００の外部に、この指
紋照合装置で照合されるデータが格納されている記憶装
置２００と、指紋照合装置１００に対し対話型入力装置
となる入出力装置３００が付属される。指紋照合装置１
００は照合制御部１１０と照合処理部１２０とから構成
され、照合制御部はサーチ指紋データ読み取り部１１１
とファイル指紋データ読み取り部１１２を含む。
ロック図であり、指紋照合装置１００の外部に、この指
紋照合装置で照合されるデータが格納されている記憶装
置２００と、指紋照合装置１００に対し対話型入力装置
となる入出力装置３００が付属される。指紋照合装置１
００は照合制御部１１０と照合処理部１２０とから構成
され、照合制御部はサーチ指紋データ読み取り部１１１
とファイル指紋データ読み取り部１１２を含む。
【０００５】指紋のイメージデータは、たとえば２値信
号に変換され、各部の隆線方向が決定され、特徴点デー
タが抽出され、ファイル指紋については、各指紋から抽
出された特徴点データがファイル指紋データ記憶部２２
０に登録されており、サーチ指紋についてはこの抽出さ
れた特徴点データがサーチ指紋データ記憶部２１０に一
時格納される。
号に変換され、各部の隆線方向が決定され、特徴点デー
タが抽出され、ファイル指紋については、各指紋から抽
出された特徴点データがファイル指紋データ記憶部２２
０に登録されており、サーチ指紋についてはこの抽出さ
れた特徴点データがサーチ指紋データ記憶部２１０に一
時格納される。
【０００６】図４は図３の指紋照合装置１００の動作を
示すフローチャート図であり、３０１〜３１１は各ステ
ップである。図３の記憶装置２００はたとえば磁気ディ
スクのような補助記憶装置であり、照合制御部１１０に
はＲＡＭで構成される主記憶装置が存在し、照合処理部
１２０には対応するデータを比較するため一時格納する
レジスタが設けられているとして説明する。ステップ３
０２は、初期化のステップで、ステップ３０１で照合指
示を受けたサーチ指紋の照合相手となるファイル指紋の
総数Ｎをレジスタに設定し、照合済みのファイル指紋の
累計数ｎ（ｎの初期値は０）をレジスタに設定する。ス
テップ３０３でサーチ指紋データをサーチ指紋データ読
み取り部１１１に読み込み、ステップ３０４で照合処理
部１２０に転送する。ステップ３０５でファイル指紋デ
ータをファイル指紋データ読み取り部１１２に読み取
る。この場合、照合制御部１１０の主記憶に余裕があれ
ば、全部のファイル指紋のデータを一度に読みこんでお
く。
示すフローチャート図であり、３０１〜３１１は各ステ
ップである。図３の記憶装置２００はたとえば磁気ディ
スクのような補助記憶装置であり、照合制御部１１０に
はＲＡＭで構成される主記憶装置が存在し、照合処理部
１２０には対応するデータを比較するため一時格納する
レジスタが設けられているとして説明する。ステップ３
０２は、初期化のステップで、ステップ３０１で照合指
示を受けたサーチ指紋の照合相手となるファイル指紋の
総数Ｎをレジスタに設定し、照合済みのファイル指紋の
累計数ｎ（ｎの初期値は０）をレジスタに設定する。ス
テップ３０３でサーチ指紋データをサーチ指紋データ読
み取り部１１１に読み込み、ステップ３０４で照合処理
部１２０に転送する。ステップ３０５でファイル指紋デ
ータをファイル指紋データ読み取り部１１２に読み取
る。この場合、照合制御部１１０の主記憶に余裕があれ
ば、全部のファイル指紋のデータを一度に読みこんでお
く。
【０００７】ステップ３０６でｎをインクリメントし、
ステップ３０７でｎ＞Ｎの判定をして、ｎがＮを越えな
い間は順次Ｎｏ．ｎのファイル指紋データを、照合処理
部１２０に転送して既にステップ３０４で照合処理部１
２０に転送されているサーチ指紋データと比較し両者の
類似度を決定する。ステップ３０６は照合処理部１２０
が動作を開始していない初期状態から入るか、ステップ
３０９で一つのファイル指紋に対する照合が終了した後
から入るので、ステップ３０６の時点では照合処理部１
２０はビジー状態ではない。
ステップ３０７でｎ＞Ｎの判定をして、ｎがＮを越えな
い間は順次Ｎｏ．ｎのファイル指紋データを、照合処理
部１２０に転送して既にステップ３０４で照合処理部１
２０に転送されているサーチ指紋データと比較し両者の
類似度を決定する。ステップ３０６は照合処理部１２０
が動作を開始していない初期状態から入るか、ステップ
３０９で一つのファイル指紋に対する照合が終了した後
から入るので、ステップ３０６の時点では照合処理部１
２０はビジー状態ではない。
【０００８】ステップ３０９で用いられるレジスタ（図
示せず、以後最大値レジスタという）には、これまでの
比較で類似度が最大であったファイル指紋データの番号
とその類似度の値が記憶されているので、この記憶され
ている類似度Ａと今回照合によって算出した類似度Ｂと
を比較し、Ｂ＜Ａの場合はそのままステップ３０６へ戻
り、Ｂ＞Ａの場合は今回照合したファイル指紋データの
番号とＢの値とを最大値レジスタに書き込んだ後ステッ
プ３０６へ戻る。ステップ３０７の判定がＹＥＳであれ
ば、全部のファイル指紋データについての照合が終わっ
たことを意味するので、ステップ３１０に移り最大値レ
ジスタの内容を読み出して送出する。
示せず、以後最大値レジスタという）には、これまでの
比較で類似度が最大であったファイル指紋データの番号
とその類似度の値が記憶されているので、この記憶され
ている類似度Ａと今回照合によって算出した類似度Ｂと
を比較し、Ｂ＜Ａの場合はそのままステップ３０６へ戻
り、Ｂ＞Ａの場合は今回照合したファイル指紋データの
番号とＢの値とを最大値レジスタに書き込んだ後ステッ
プ３０６へ戻る。ステップ３０７の判定がＹＥＳであれ
ば、全部のファイル指紋データについての照合が終わっ
たことを意味するので、ステップ３１０に移り最大値レ
ジスタの内容を読み出して送出する。
【０００９】指紋照合が当該指紋を有する人物を特定す
る目的で行われるような場合、上述の指紋照合において
類似度が最大であるファイル指紋の指紋番号の人物を特
定すべき人物の候補者とし、その候補者に関する付加情
報をデータベースについて検索し、この付加情報とサー
チ指紋の人物に関して得られる付加情報とを比較して不
一致が存在するか否かを確認する。ファイル指紋に関連
してデータベースに登録される付加情報としては、ファ
イル指紋データとして抽出され照合の対象となるデータ
以外のファイル指紋に関する特徴と、当該人物に関する
特徴がある。たとえば、指番号、指紋の紋様種別、十指
紋様組合せ、性別、人種、誕生年などがある。サーチ指
紋の人物に関してはこのような付加情報の全種類が得ら
れるわけではないが、サーチ指紋の人物に関して得られ
た付加情報のうちにファイル指紋に関する付加情報に不
一致点がある場合には、当該ファイル指紋により決定し
た候補者を候補者リストから除外する必要がある。
る目的で行われるような場合、上述の指紋照合において
類似度が最大であるファイル指紋の指紋番号の人物を特
定すべき人物の候補者とし、その候補者に関する付加情
報をデータベースについて検索し、この付加情報とサー
チ指紋の人物に関して得られる付加情報とを比較して不
一致が存在するか否かを確認する。ファイル指紋に関連
してデータベースに登録される付加情報としては、ファ
イル指紋データとして抽出され照合の対象となるデータ
以外のファイル指紋に関する特徴と、当該人物に関する
特徴がある。たとえば、指番号、指紋の紋様種別、十指
紋様組合せ、性別、人種、誕生年などがある。サーチ指
紋の人物に関してはこのような付加情報の全種類が得ら
れるわけではないが、サーチ指紋の人物に関して得られ
た付加情報のうちにファイル指紋に関する付加情報に不
一致点がある場合には、当該ファイル指紋により決定し
た候補者を候補者リストから除外する必要がある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のシ
ステムでは、図４のステップ３０８，３０９の処理を、
Ｎ回繰り返す必要があり、この処理に時間がかかる。ま
た、ファイル指紋データに対応する付加情報は、データ
ベースに格納されておりながら、照合処理の時間を短縮
する目的に、この付加情報が利用されていないという問
題点があった。本発明の目的は従来のシステムにおける
上述の問題点を解決し、照合処理時間を短縮することが
できる指紋照合装置を提供することを目的としている。
ステムでは、図４のステップ３０８，３０９の処理を、
Ｎ回繰り返す必要があり、この処理に時間がかかる。ま
た、ファイル指紋データに対応する付加情報は、データ
ベースに格納されておりながら、照合処理の時間を短縮
する目的に、この付加情報が利用されていないという問
題点があった。本発明の目的は従来のシステムにおける
上述の問題点を解決し、照合処理時間を短縮することが
できる指紋照合装置を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる指紋照合
装置は、サーチ指紋データ記憶部とファイル指紋データ
記憶部とに付加情報を格納する付加情報記憶部を設け、
指紋照合に際しては、まずサーチ指紋の付加情報とファ
イル指紋の付加情報とを比較し、不一致が検出されるフ
ァイル指紋を照合の相手から除去することによって、総
合的な照合時間を短縮することとした。
装置は、サーチ指紋データ記憶部とファイル指紋データ
記憶部とに付加情報を格納する付加情報記憶部を設け、
指紋照合に際しては、まずサーチ指紋の付加情報とファ
イル指紋の付加情報とを比較し、不一致が検出されるフ
ァイル指紋を照合の相手から除去することによって、総
合的な照合時間を短縮することとした。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図１において、図３と同一符号は同一または相当部分を
示し、本発明の照合制御部１１０には付加情報比較手段
１１３、比較結果にもとづく分岐手段１１４、及び照合
処理スキップ手段１１５を備えている。
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図１において、図３と同一符号は同一または相当部分を
示し、本発明の照合制御部１１０には付加情報比較手段
１１３、比較結果にもとづく分岐手段１１４、及び照合
処理スキップ手段１１５を備えている。
【００１３】図２は、図１に示す装置の動作を示すフロ
ーチャート図であり、図２において図４と同一符号は同
一又は相当ステップを示し、図４に示すフローの他に図
２に示すフローでは、ファイル指紋付加情報転送のステ
ップ３１２と、サーチ指紋付加情報とファイル指紋付加
情報との間の不一致を検出するステップ３１３とが付加
されている。
ーチャート図であり、図２において図４と同一符号は同
一又は相当ステップを示し、図４に示すフローの他に図
２に示すフローでは、ファイル指紋付加情報転送のステ
ップ３１２と、サーチ指紋付加情報とファイル指紋付加
情報との間の不一致を検出するステップ３１３とが付加
されている。
【００１４】図５は本発明で使用する付加情報の構成例
を説明するための図で、図５（ａ）は図３に示す従来の
装置のサーチ指紋データ記憶部２１０またはファイル指
紋データ記憶部２２０に記憶される照合用特徴点データ
４を示し、図５（ｂ）は本発明の図１に示すサーチ指紋
データ記憶部２１０またはファイル指紋データ記憶部２
２０に記憶される内容を示し、照合用特徴点データ４に
付加情報部５が付加された内容を表している。付加情報
部の構成例としては、指番号５１、性別５２、人種５
３、紋様種別５４、１０指紋様組み合わせ５５、誕生年
５６、地域種別５７がある。
を説明するための図で、図５（ａ）は図３に示す従来の
装置のサーチ指紋データ記憶部２１０またはファイル指
紋データ記憶部２２０に記憶される照合用特徴点データ
４を示し、図５（ｂ）は本発明の図１に示すサーチ指紋
データ記憶部２１０またはファイル指紋データ記憶部２
２０に記憶される内容を示し、照合用特徴点データ４に
付加情報部５が付加された内容を表している。付加情報
部の構成例としては、指番号５１、性別５２、人種５
３、紋様種別５４、１０指紋様組み合わせ５５、誕生年
５６、地域種別５７がある。
【００１５】以下、図１，図２，図５を用いて本発明の
動作を説明する。ステップ３０７までの動作は従来と同
様である。ステップ３０６の時点で照合処理部２１０が
ビジーでないことも従来と同様である。またステップ３
０４では、サーチ指紋データのうちの照合用特徴点デー
タは照合処理部に送られ、付加情報部は付加情報比較手
段１１３へ送られる。ステップ３１２ではＮｏ．ｎのフ
ァイル指紋の付加情報部が付加情報比較手段１１３に送
られ、ステップ３１３でサーチ指紋付加情報とファイル
指紋付加情報とが比較され、不一致点が一つでも検出さ
れるとステップ３０６へ戻る。
動作を説明する。ステップ３０７までの動作は従来と同
様である。ステップ３０６の時点で照合処理部２１０が
ビジーでないことも従来と同様である。またステップ３
０４では、サーチ指紋データのうちの照合用特徴点デー
タは照合処理部に送られ、付加情報部は付加情報比較手
段１１３へ送られる。ステップ３１２ではＮｏ．ｎのフ
ァイル指紋の付加情報部が付加情報比較手段１１３に送
られ、ステップ３１３でサーチ指紋付加情報とファイル
指紋付加情報とが比較され、不一致点が一つでも検出さ
れるとステップ３０６へ戻る。
【００１６】付加情報を例えば図５の５１〜５７のよう
なものとした場合、ファイル指紋に対しては５１〜５７
の情報を全部登録しておくことが可能であるが、サーチ
指紋がたとえば遺留指紋であるような場合、その指紋の
画像写真から得られる情報は指番号５１と紋様種別５４
程度であり、他の捜索結果から性別５２、人種５３、誕
生年５６等の情報がえられるかも知れないが、一般に、
ファイル指紋に対して登録されているすべての種類の付
加情報をサーチ指紋に対して取得することは困難であ
る。したがって、ステップ３０４で付加情報比較手段１
１３へ転送されるサーチ指紋の付加情報は取得された確
実な情報に限定され、ステップ３１３の比較では、１項
でも不一致があればステップ３０６へ戻るように制御さ
れる。サーチ指紋に関して入力のない項は一致と見なさ
れる。
なものとした場合、ファイル指紋に対しては５１〜５７
の情報を全部登録しておくことが可能であるが、サーチ
指紋がたとえば遺留指紋であるような場合、その指紋の
画像写真から得られる情報は指番号５１と紋様種別５４
程度であり、他の捜索結果から性別５２、人種５３、誕
生年５６等の情報がえられるかも知れないが、一般に、
ファイル指紋に対して登録されているすべての種類の付
加情報をサーチ指紋に対して取得することは困難であ
る。したがって、ステップ３０４で付加情報比較手段１
１３へ転送されるサーチ指紋の付加情報は取得された確
実な情報に限定され、ステップ３１３の比較では、１項
でも不一致があればステップ３０６へ戻るように制御さ
れる。サーチ指紋に関して入力のない項は一致と見なさ
れる。
【００１７】ステップ３１３の処理時間とステップ３０
９の処理時間との差を考えてみると、ステップ３１３で
は図５の５１〜５７に示す各項がコード化されて（たと
えば、２進数に）入力され、サーチ指紋に関して入力さ
れたコードとファイル指紋に関して入力されたコードと
の対応部分のどこかに不一致があるか否かを検出すれば
よいので処理時間は極めて短くなる。ステップ３０９で
は双方の対応する特徴点データを比較し、その類似度を
算出し、これを全特徴点に対して実行し、算出した類似
度を全特徴点データに対して累計する必要があり、相当
長い処理時間を必要とする。これに対し本発明による処
理では、全数Ｎのファイル指紋データの大部分が３０６
−３０７−３１２−３１３−３０６のループで処理され
るため、総合的な照合時間を大幅に短縮することができ
る。
９の処理時間との差を考えてみると、ステップ３１３で
は図５の５１〜５７に示す各項がコード化されて（たと
えば、２進数に）入力され、サーチ指紋に関して入力さ
れたコードとファイル指紋に関して入力されたコードと
の対応部分のどこかに不一致があるか否かを検出すれば
よいので処理時間は極めて短くなる。ステップ３０９で
は双方の対応する特徴点データを比較し、その類似度を
算出し、これを全特徴点に対して実行し、算出した類似
度を全特徴点データに対して累計する必要があり、相当
長い処理時間を必要とする。これに対し本発明による処
理では、全数Ｎのファイル指紋データの大部分が３０６
−３０７−３１２−３１３−３０６のループで処理され
るため、総合的な照合時間を大幅に短縮することができ
る。
【００１８】付加情報を用いて、３０６−３０７−３１
２−３１３−３０６のループで処理し３０８−３０９の
ステップをスキップする機能をプリフィルタ機能という
ことができる。以上の説明では、図５に示す付加情報を
用いる場合について述べており、既存のファイル指紋に
関して既に存在する付加情報を用いることが当面の実用
化には便利であるが、プリフィルタ機能を有効にするよ
うな付加情報の項を新たに追加することも可能である。
２−３１３−３０６のループで処理し３０８−３０９の
ステップをスキップする機能をプリフィルタ機能という
ことができる。以上の説明では、図５に示す付加情報を
用いる場合について述べており、既存のファイル指紋に
関して既に存在する付加情報を用いることが当面の実用
化には便利であるが、プリフィルタ機能を有効にするよ
うな付加情報の項を新たに追加することも可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、指
紋照合の時間を短縮し照合の信頼度を向上させることが
できる。また、将来的に新たな付加情報項目が設定され
ればその効果はより大きくなる。
紋照合の時間を短縮し照合の信頼度を向上させることが
できる。また、将来的に新たな付加情報項目が設定され
ればその効果はより大きくなる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の装置の動作を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図３】従来の装置の一例を示すブロック図である。
【図４】図３の装置の動作を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図５】本発明に使用する付加情報の一例を示す図であ
る。
る。
４ 照合用特徴点データ ５ 付加情報部 １１３ 付加情報比較手段 １２０ 照合処理部 ２１０ サーチ指紋データ記憶部 ２２０ ファイル指紋データ記憶部
Claims (4)
- 【請求項１】 指紋画像から照合用特徴点データを抽出
してファイル指紋データ記憶部に登録してある複数の指
紋（以下ファイル指紋という）に対し、照合の対象とす
る指紋画像（以下サーチ指紋という）から前記照合用特
徴点データを抽出し、サーチ指紋から抽出した照合用特
徴点データが前記ファイル指紋データ記憶部に登録され
ているファイル指紋のうちのどのファイル指紋の照合用
特徴点データに対し最高の類似度を有するかを決定する
指紋照合装置において、 前記ファイル指紋データ記憶部内の各ファイル指紋の照
合用特徴点データに対応して当該ファイル指紋に対する
付加情報を複数項に分けて前記ファイル指紋データ記憶
部内に記憶する付加情報部、 前記サーチ指紋の指紋画像からその照合用特徴点データ
を抽出するに際し、前記ファイル指紋データ記憶部内の
付加情報部に記憶される付加情報の各項に対し当該サー
チ指紋について入力可能な項については当該サーチ指紋
の照合用特徴点データに対応する付加情報として前記照
合用特徴点データと共にサーチ指紋データ記憶部に格納
する手段、 前記サーチ指紋データ記憶部内の前記付加情報の各項
と、この各項に対応する前記ファイル指紋データ記憶部
内の読み出し未済のファイル指紋に対する付加情報部の
中の各項とを比較し、何れかの項で不一致点が存在する
か否かを検出する付加情報比較手段、 前記付加情報比較手段において不一致点の存在が検出さ
れたファイル指紋に対しては当該サーチ指紋との照合を
省略する手段、 を備えたことを特徴とする指紋照合装置。 - 【請求項２】 前記付加情報部の各項は、当該指紋の指
紋画像から決定できる項と当該指紋の捺印人物から決定
できる項の両項を含むことを特徴とする請求項第１項記
載の指紋照合装置。 - 【請求項３】 前記付加情報部の各項は、既存のフアイ
ル指紋に対応して既に採取されている付加情報の各項か
ら構成されることを特徴とする請求項第１項記載の指紋
照合装置。 - 【請求項４】 前記付加情報部の各項は、指番号，性
別，人種，紋様種別，１０指紋様組み合わせ，誕生年，
地域種別を含むことを特徴とする請求項第１項記載の指
紋照合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5193004A JPH0729003A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 指紋照合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5193004A JPH0729003A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 指紋照合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729003A true JPH0729003A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16300612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5193004A Pending JPH0729003A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 指紋照合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729003A (ja) |
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